NE Express5800/R120i-1M Operating instructions

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Express5800/R120i-1M、R120i-2Mご使用時の注意事項
このたびは弊社製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本製品のご使用において、ご注意いただくことがあります。誠におそれ入りますが、ご使用前に下記内容を
必ずご一読ください。
なお、本書は必要なときにすぐに参照できるよう大切に保管してください。
1) はじめに
2) システムROMの機能に関する注意事項
3) iLO 5の機能に関する注意事項
4) OSに関する注意事項
5) 全般の機能に関わる注意事項
A) ファームウェア変更に伴う変更点
1) はじめに
● 本製品のマニュアルについて
本製品に関する詳細は、以下の Web サイトに掲載しているマニュアルに記載しています。
https://www.support.nec.co.jp/
「NEC サポートポータル内検索」より、以下の ID で検索してください。
R120i-1M : 3170102645 R120i-2M : 3170102646
また、ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentService、エクスプレス通報サービス/エクスプレス通報
サービス(HTTPS)/エクスプレス通報サービス(MG)に関しては、
ESMPRO 日本語ポータルサイト<https://jpn.nec.com/esmsm/>
NEC サポートポータル<https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010102124>
の最新の情報およびバージョンをご確認のうえ、ご利用ください。
● Starter Packについて
本製品で使用する Starter Pack は、以下の Web サイトに最新版が掲載されています。
Web サイトに掲載されている内容を確認し、バージョン S8.10-009.01 以上を適用してください。
https://www.support.nec.co.jp/
(「NEC サポートポータル内検索」より、「S8.10-009」を検索)
● VMware ESXiのドライバ・サービスモジュールについて
本製品で使用する VMware ESXi のドライバ・サービスモジュールは、以下の Web サイトに最新版が掲載されて
います。Web サイトに掲載されている内容を確認し、適切なバージョンを適用してください。
(1) Agentless Management Service および iLO Channel Interface Driver
https://www.support.nec.co.jp/
(「NEC サポートポータル内検索」より、「Agentless Management Service」を検索し、【最新版】と表示され
る「Agentless Management Service および iLO Channel Interface Driver(VMware ESXi 7.0 版)」を適用し
てください)
(2) WBEM プロバイダおよび CLI ツール
https://www.support.nec.co.jp/
(「NEC サポートポータル内検索」より、「WBEM プロバイダ」を検索し、「【最新版】WBEM プロバイダおよび
CLI ツール(VMware ESXi 7.0 版)」を適用してください)
(3) VMware ESXi デバイスドライバ
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140105866
(「PC サーバ/ブレードサーバ(Express5800 シリーズ)」から対象 OS の「デバイスドライバ一覧」を選択)
● 本製品の保守作業時間に関して
本製品は、障害発生時等に伴う保守作業に際し、保守部材と搭載ファームウェア、ドライバの組み合わせに
よっては、保守作業に時間を要することがあります。

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2) システムROMの機能に関する注意事項
● システムデフォルトオプション ご使用時の注意事項
システム設定をデフォルト値に戻す場合は、「Restore Default System Settings」を使用してください。
「Restore Default Manufacturing Settings」メニューを使用した場合、BIOS/Platform Configuration (RBSU)の
設定がデフォルト値に戻るだけでなく、実装されているPCIカード(RAIDコントローラのアレイ構成情報や、ネッ
トワークカードのiSCSI設定情報)もデフォルト値に戻ります。
そのため、RAIDコントローラのアレイ構成にOSをインストールされていた場合、アレイの再構築後OSの再インス
トールが必要となります。
Restore Default System Settings (推奨)
Restore Default Manufacturing Settings (PCIカード含めてデフォルト値に戻す場合のみ)
● Submit Fail For FormのQuestion(質問)ポップアップ表示についての注意事項
システムユーティリティにおいて設定の変更中に、次のSubmit Fail For FormのQuestion(質問)ポップアップが
表示された場合は、「キャンセル」を選択して変更を破棄してください。
さらに、サーバーの再起動を行ってシステムユーティリティに入りなおしてから設定の変更を再度行ってくだ
さい。もし「OK」を押してそのまま設定変更を進めると、装置に記録されているSerial Number、Product IDなど
の設定情報を消失することがあります。
英語表示の場合
日本語表示の場合
● 赤文字画面(RSOD:Red Screen of Death)が表示された場合の対処について
装置の構成変更や設定変更などシステムの状態を変更した場合や、接続デバイスへのアクセスタイミングに
より、OS起動前に稀に赤文字画面(RSOD)が表示され、本製品の操作が出来なくなることがあります。構成変更や
設定変更に伴う一過性の事象の場合があり電源OFF/ONによって回復します。
赤文字画面(RSOD)が表示された場合、装置の電源OFF/ONをお願いします。
問題が解決しないときは、ファーストコンタクトセンターにお問い合わせください。
赤文字画面の例

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● 「Memory Initialization Start」のメッセージでPOST停止した場合の対処について
「Memory Initialization Start」のメッセージで POST 停止した場合、システムメンテナンススイッチの SW6 に
よりシステム設定をデフォルト値に戻すことで復旧することができます。
詳細な手順は、メンテナンスガイド「1 章(7.4.3 システム設定をデフォルト値に戻す)」の項をご参照
ください。
● Server Configuration Lock(SCL)についての注意事項
(1) システム運用中はSCL機能を無効にし、使用しないでください。
(2) SCL機能有効時に設定するパスワードは大切に保管してください。SCLのパスワードを紛失した状態で、SCL機
能によりロック(OSブート前に停止)されると、ロック解除できず、二度とブートできなくなります。
ブート可能状態への復旧/回復は有償にて承ることになります。
なお、SCLのパスワードを紛失した場合、SCLのパスワードをクリアする方法はありません。
(3) 保守を依頼する際は、SCL機能を無効化していただく必要があります。
SCL機能を無効にできない場合、保守は有償にて承ることになります。
(4) RBSUの「Halt on Server Configuration Lock failure detection.」機能は有効化しないでください。もし有
効に設定した場合、SCL機能が回復不能条件の該当を検出し、ロック(OSブート前に停止)されてしまうと、シ
ステムユーティリティも起動できず、二度とサーバー構成ロックを無効にすることができません。
ブート可能状態への復旧/回復は有償にて承ることになります。
SCL機能の回復不能条件
- RBSUの設定変更によりロックされた場合
- ファームウェア更新によりロックされ、元のファームウェア バージョンに戻すことができない場合
- DIMM、またはPCIオプションカードの故障によりロックされた場合
(5) システムROM v1.40 (04/28/2021)の場合、搭載PCIオプションカードの取外し、または故障した際に、SCL機能
によりブートが抑止されますが、POSTエラーメッセージが表示されず、インテグレーテッドマネジメントロ
グ(IML)にもログは記録されません。システムROM v1.52 (09/22/2021)では、ブート抑止の際、POSTエラーメッ
セージが表示され、IMLにもログが記録されます。
●iLOイベントログ(IEL)にIPMI Watchdog Timer Timeoutのログが登録される。
システムROM v1.58 (01/13/2022)が適用されている場合、かつIPMI Watchdog Timerオプションを「Disabled(出
荷時の設定)」に設定している場合、iLOイベントログに下記のIPMI Watchdog Timer Timeoutが登録されること
があります。
以下の手順を実施することで本問題が解消します。
iLO IPMI Watchdog Timer Timeout: Action: None, TimerUse: 0x44, TimerActions: 0x00
イベントクラス: 0x23
イベントコード: 0xB3
復旧手順:
以下の復旧手順1、または2のどちらかを実施していただくことで、本問題が解消できます。
復旧手順1
(1) 装置の電源を切り、電源コードをコンセントから外す。
(2) 30秒以上経過したのち、電源コードをコンセントに接続する。
復旧手順2
システムユーティリティより、IPMI Watchdog Timerオプションの設定を2回変更します。
(1) POST中に<F9>キーを押下し、システムユーティリティを起動する。
(2) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU) > System Options > Server Availability >
IPMI Watchdog Timerオプション を「Enabled」に設定する。
(3) <F12>キーを押下し、設定を保存してシステムを再起動する。
(4) POST中に<F9>キーを押下し、システムユーティリティを起動する。
(5) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU) > System Options > Server Availability >
IPMI Watchdog Timerオプションを「Disabled」に設定する。
(6) <F12>キーを押下し、設定を保存してシステム再起動する。

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● システムユーティリティおよびワンタイムブートメニューの表示について
RAIDコントローラ(N8103-189、N8103-190、N8103-191、N8103-192、N8103-193、N8103-194、N8103-195、N8103-196、
N8103-197、N8103-201、N8103-237、N8103-238)のファームウェアバージョンがv4.11、またはv3.01.04.072の場合、
ワンタイムブートメニューとRBSUのPCIe Device Configurationメニュー(*)に、RAIDコントローラ名が正しく表
示されないことがあります。RAIDコントローラ名表示のみの問題であり、RAIDコントローラに搭載されている
HDD/SSDからのブートには影響しません。
(*)RBSU > PCIe Device Configuration
● TPM Visibilityのヘルプについての注意事項
「TPM Visibility」の設定を変更するには、「Platform Certificate Support」設定が【Disabled】に設定されて
いる必要があります。
システムユーティリティの「TPM Visibility」に関するヘルプ表示(赤字部分)は“プラットフォーム証明書サポ
ートは有効に設定されていません”と表示されますが、正しくは“プラットフォーム証明書サポートは無効に設
定されていません”となります。
RBSU > Server Security > Trusted Platform Module Options > Advanced Trusted Platform Module Options >
TPM Visibility
RBSU > Server Security > Advanced Security Options > Platform Certificate Support

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3) iLO 5の機能に関する注意事項
● iLOの再起動を行う場合の注意事項
サーバー起動からOSの起動完了までの間(POST (Power On Self Test)実行中も含みます)は、iLOの再起動を
行わないでください。
また、システムユーティリティの操作途中も、iLOの再起動を行わないでください。
該当タイミングでiLOの再起動を行うと、期待しない動作となる場合があります。
たとえばシステムユーティリティの設定変更途中にiLOの再起動(※)を行うと、直後のシステム再起動処理
(Reboot)が正常に動作しない場合や、装置に記録されているSerial Number、Product IDなどの設定情報を消失
することがあります。また、POST (Power On Self Test)実行中にiLOの再起動を行うと、iLO Webインター
フェース:[Information] – [Overview]ページにおけるUUID、UUID(論理)が不正な表示になる場合があります。
不正な表示となった場合は、本体装置の電源をオフ、オンしてください。
<対象となるiLOの再起動の方法>
- iLO Webインターフェースなどを利用したネットワーク経由でのiLOの再起動。
- UIDスイッチを使用したiLOの再起動。
※ システムユーティリティの「BMC Configuration Utility」での設定変更後のiLOの再起動については、本書
の「システムユーティリティの「BMC Configuration Utility」の操作についての注意事項」を参照して
操作してください。
● iLOのダウングレードポリシー機能の注意事項
iLOの拡張ライセンスがインストールされている場合、[Security] - [Access Settings] - [Update Service] -
[Downgrade Policy]の設定を『Permanently disallow downgrades』に変更しないでください。
『Permanently disallow downgrades』に設定した場合、ファームウェアのダウングレードを行うことができなく
なります。また、iLOに対して永続的な変更が行われるため、『Permanently disallow downgrades』に設定後は、
iLOの各種インターフェースや各種ユーティリティから本設定の変更を行おうとしても変更することが
できません。
なお、本設定はSet to factory defaultsオプションからiLOを出荷時のデフォルト設定にリセットを行った場合
においても、リセットされず『Permanently disallow downgrades』を維持します。
● iLOのセキュリティ機能の注意事項
iLO Webインターフェースの[Information] - [Security Dashboard]およびiLO Webインターフェース画面の右上部
に リスクが表示される場合があります。
RBSUの設定やiLOの設定の内容によって、iLOセキュリティの状態がリスク状態(赤色)で表示されますので、お客
様のセキュリティポリシーに応じてセキュリティの対処を行ってください。
推奨値などの詳細については、iLO 5ユーザーズガイドを参照してください。
ただし、『Require Host Authentication』設定については、本書内の「iLO Webインターフェースから、[ホスト
認証が必要]設定を有効に設定した場合の注意事項」に記載がありますので、ご確認ください。
iLOの負荷の状態により[Information] - [Security Dashboard]の”全体セキュリティーステータス”が『リスク』
であっても、iLO Webインターフェース画面の右上部の”iLOセキュリティ”アイコンが無色になる場合が
あります。[Information] - [Security Dashboard]の”全体セキュリティーステータス”が現在のセキュリティ
状態を示します。
● iLOの時刻設定について
iLOの時刻設定は、iLO WebインターフェースにてSNTPの設定を行い、ご使用いただくことを推奨します。
iLOのSNTPの設定方法については、iLO 5ユーザーズガイドを参照してください。

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● iLO Webインターフェースから、[ホスト認証が必要]設定を有効(※)に設定した場合の注意事項
(※) [Security] – [Access Setting] – [iLO]にある[ホスト認証が必要/Require Host Authentication]を
『有効』に設定する。
設定を行った場合、次に示す状況が発生します。
・アラートビューアに、“Remote Insight/Integrated Lights-Out 認証されないログイン試行検出”の
メッセージが多数表示されます。
・Starter Pack (Standard Program Package)を適用するとエラーが発生します。
また、次のサービスや機能をご利用頂けません。
・エクスプレス通報サービスにおいてハードウェア障害に関する通報
・RAID 通報サービス
・サーバ診断カルテのハードウェア診断機能
・iLO が収集するハードウェアに関するデバイス情報や設定情報の参照、およびイベントログ採取機能
● iLO WebインターフェースのUUID不正値表示について
POST (Power On Self Test)実行中にiLOの再起動を行うと、iLO Webインターフェースの[Information] - [Overview]
ページのUUID、UUID(論理)の値が稀に不正な表示となることがあります。
不正な表示となった場合は、本体装置の電源をオフ、オンしてください。
● ネットワークブリッジ構成時のiLO Webインターフェースのネットワーク情報の表示について
ネットワークをブリッジ設定で構成してご使用の場合、iLO Webインターフェースの[Information] - [Network] -
[Physical Network Adapters]に表示される内容がOS上の内容と一致しない場合があります。ブリッジ情報の詳細
は、OS上のネッワークアダプタのプロパティにてご確認ください。
● RESTful API ERRORが発生した場合の対処について
POST実行中、稀にRESTful API Errorが発生し、Integrated Management Log (IML)に記録されることがありますが、
iLOリセットを行うことで復旧できます。
問題が解決しない場合は、ファーストコンタクトセンターにお問い合わせください。
● EXPRESSBUILDERやSmart Storage Administrator (SSA)が起動できなくなった場合の対処について
iLO5ファームウェア2.60未満をご使用の場合、
POST画面での<F10>キー押下、もしくは、System Utilities > Embedded ApplicationsなどからEXPRESSBUILDERを起
動しようとしたとき、稀に起動できないことがあります。
また、System Utilities > System Configuration > RAIDコントローラからLaunch Smart Storage Administrator
(SSA)を選択し起動しようとしたとき、稀に起動できないことがあります。
その場合は、EXPRESSBUILDERを再インストールしてください。
本製品で使用するEXPRESSBUILDERは、以下のWebサイトに最新版が掲載されています。
Webサイトに掲載されている内容を確認し、バージョン E8.10-009.01以上にアップデートしてください。
https://www.support.nec.co.jp/
(「NECサポートポータル内検索」から、"E8.10-"を検索します)
※オンライン版の Smart Storage Administrator (SSA)の動作には影響ありません。
● 物理ドライブのステータス変更時のSNMPトラップ通知のロケーション情報欠損に関する対処について
物理ドライブのステータス変更時のSNMPトラップ通知において、ロケーション情報が欠損する場合があります。
ロケーション情報に関しては、iLO5 webインターフェースの[情報]-[インテグレーテッドマネジメントログ]で同
じイベントのロケーション情報をご確認ください。
例:
Abnormal, physical drive status change detection,iLO SNMP Trap,mgr_WIN-U6HIHPNIH1Q,uru-rhel83,192.168.0.57,,2021/10/01
15:22:57,iLO,0xc0000be6,"A physical drive status change has been detected. Current status is 3.
(Location: ot 12 Controller: Slot 12)","If the physical drive status is 'failed(3)', 'predictiveFailure(4)',

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● iLO WebインターフェースのAgentless Management Service (AMS)のステータスについて
iLO Webインターフェースの[System Information] – [Summary] – [Subsystem and Devices]のAgentless Management
Service (AMS)のステータスにおいて、不明(または利用不可能)※と表示された場合、iLOリセットを行ってくだ
さい。また、その後、10分程度経過した後、以下のAgentless Management Service (AMS)の再起動方法の対象OSを
参考に、Agentless Management Service (AMS)を再起動してください。
※ Agentless Management Service (AMS)のステータスが不明(または利用不可能)の状態の場合、iLO Webインタ
ーフェースの[System Information] – [Storage] や [Network]の一部の情報が取得できず、正しく表示され
ません。
< Agentless Management Service(AMS)の再起動方法 >
○ Windowsの場合
Windowsの管理ツール → サービス → "Agentless Management Service" を右クリックし、
再起動してください。
○ Red Hat Enterprise Linux 7.x/8.xの場合
以下のコマンドを実行します。
# systemctl restart smad
# systemctl restart amsd
○ ESXi6.5/6.7の場合
以下のコマンドを実行します。
# /etc/init.d/amsd.sh restart
もしくは
# /etc/init.d/ams.sh restart
※ お使いのAMSバージョンによりコマンドが異なります。
○ ESXi7.0の場合
以下のコマンドを実行します。
# /etc/init.d/amsd restart
● iLO5 Ver2.65以降の注意点
iLOwebインターフェースの「システム情報」>「デバイスインベントリ」で BackPlane(BP)の位置情報が不正にな
る場合がありますが表示だけの問題で動作に影響はありません。
正常時)Slot=#:Port=#I:Box=# ※#は接続先により番号が変わります。
不正時)Slot=#:Port=?I:Box=? 数字の部分が?と表示されます。
または Box=# Box のみ表示されます。

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4) OSに関する注意事項
● Windows Server OS ご使用時の注意事項
32コア(物理コア)を超えるプロセッサを搭載している場合、Windows Server 2016、Windows Server 2019でシス
テム情報(Msinfo32.exe)ツールとタスクマネージャーの[パフォーマンス]タブに、プロセッサのソケット数やコ
ア数、L1キャッシュとL2キャッシュのサイズが正しく表示されません。
詳細は、下記のリンクを参照してください。
Windows Server 2016 サポート情報
<https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140105448>
Windows Server 2019 サポート情報
<https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140106598>
iLO WebインターフェースまたはSystem Utilitiesを使用して正しいCPU情報を確認してください。
● N8104-208を搭載したWindows Server環境にて記録されるイベントについて
N8104-208 を搭載した Windows Server 環境にてシステムイベントログに以下のようなイベントが記録される場
合がありますが、システム運用上問題はございません。
ソース :icea
イベント ID:89
レベル :エラー
説明 :Intel(R) Ethernet Network Adapter E810-XXV-2 xxx
問題:DDP パッケージの読み込み中に不明なエラーが発生しました。セーフモードに切り替え
ます。
対処:アダプターを再起動してください。
問題が解決しない場合は、"http://www.intel.com/support/go/network/adapter/home.htm"
から最新のドライバーをダウンロードしてインストールしてください。
※x の値は環境により異なります。
ソース :icea
イベント ID:91
レベル :エラー
説明 :Intel(R) Ethernet Network Adapter E810-XXV-2 xxx
問題: DDP パッケージの署名が無効なため、読み込めません。セーフモードに切り替えます。
対処:"http://www.intel.com/support/go/network/adapter/home.htm" から最新のドライバーを
ダウンロードしてインストールしてください。
※x の値は環境により異なります。
ソース :icea
イベント ID:1284
レベル :エラー
説明 :Intel(R) Ethernet Network Adapter E810-XXV-2 xxx
問題 : DDP パッケージのエラー。
考えられる解決策: 最新のベースドライバーと DDP パッケージにアップデートします。
※x の値は環境により異なります。
● ESMPRO/ServerManager (Windows版)およびエクスプレス通報サービス(MG)に関する注意事項
本製品の iLO ファームウェアバージョンと、ESMPRO/ServerManager (Windows 版)およびエクスプレス通報
サービス(MG)のバージョンの組み合わせによっては ESMPRO/ServerManager (Windows 版)および iLO 管理機能向け
の受信情報設定ファイルのアップデートが必要になる場合があります。
以下をご参照のうえ、アップデートが必要な場合は、最新バージョンにアップデートしてください。
各バージョンの確認方法については、本注意事項の末尾に記載します。

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◆ESMPRO/ServerManager (Windows 版) に関する発生現象
iLO
ファームウェア
ESMPRO/
ServerManager
(Windows 版)
発生現象
Version
2.10 以上
Version
6.25 未満
・ 構成タブ - サーバー状態
"SNMP 通報設定"が"取得に失敗しました"と表示される
・ リモート制御タブ - iLO 情報 - IML の表示、IML の保存、IML
情報の取得に失敗し、表示および保存ができない
・ アラートビューア
ファームウェアアップデートにともない追加されたハード
ウェアの障害がアラートビューアに"不明タイプ"のアラート
として表示される
Version
6.47 未満
・ アラートビューア
ファームウェアアップデートにともない追加されたハード
ウェアの障害がアラートビューアに表示されない、もしくは
"不明タイプ"のアラートとして表示される
◆ESMPRO/ServerManager Ver.6 (Windows 版)のアップデート方法
(1) 以下の Web サイトより最新版の ESMPRO/ServerManager をダウンロードします。
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010103524
(2)「ESMPRO/ServerManager Ver.6 インストレーションガイド(Windows 編)」の「2 章 インストール」を参照
して ESMPRO/ServerManager をアップデートします。
◆ESMPRO/ServerManager Ver.7 (Windows 版)へのアップデート方法
(1) 以下の Web サイトより ESMPRO Platform Management Kit をダウンロードします。
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010109532
ESMPRO/ServerManager Ver.7 は ESMPRO Platform Management Kit に含まれています。
(2) ESMPRO Platform Management Kit の ESMPRO インストールツールを起動します。
(3) インストールツール画面の説明書をクリックし、Software Manuals から ESMPRO/ServerManager をクリック
します。
(4)「ESMPRO/ServerManager Ver.7 インストレーションガイド(Windows 編)」をクリックします。
(5)「ESMPRO/ServerManager Ver.7 インストレーションガイド(Windows 編)」の「2 章 インストール」を参照
して ESMPRO/ServerManager を Ver.6 から Ver.7 へアップデートします。
◆iLO 管理機能向けの受信情報設定ファイル に関する発生現象
※エクスプレス通報サービス(MG)をご利用されている方が対象です。
iLO
ファームウェア
iLO 管理機能向けの
受信情報設定
ファイル
発生現象
Version
2.10 以上
ilo_jp.mtb Version
1.4.0 未満
iml_jp.mtb Version
1.5.0 未満
※iLO 管理機能向け
の受信情報設定
ファイルは 2 種類
あります。
ファームウェアアップデートにともない追加されたハードウェア
の障害を検知することができない。当該障害を通報することが
できない。
※受信情報設定ファイルをアップデートした場合であっても、
ESMPRO/ServerManager がアップデートされていないときは、上記
と同様に追加されたハードウェア障害の検知および通報ができ
ない。
◆iLO 管理機能向けの受信情報設定ファイルのアップデート方法
(1) 以下の Web サイトより最新版の受信情報設定ファイル(ilo_jp.mtb、iml_jp.mtd)をダウンロードします。
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010100096
ilo_jp.mtb、iml_jp.mtd は MGMTB.zip に包含しています。
(2) 「エクスプレス通報サービス(MG) インストレーションガイド(Windows 編)」の「3.1.5 受信情報の設定」
または「3.2.4 受信情報の設定」を参照して受信情報の設定画面で登録済みの受信情報を削除します。

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(3) (1)でダウンロードした最新版の受信情報設定ファイルを登録します。
「エクスプレス通報サービス(MG) インストレーションガイド(Windows 編)」は以下の Web サイトから
ダウンロードしてください。
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010102124
◆iLO ファームウェアのバージョン確認方法
・Server Health Summary で確認する方法
サーバー本体の UID ボタンを押下して、サーバーに接続されたコンソールに表示される iLO Firmware の
バージョンを確認します(Server Health Summary の詳細は iLO 5 ユーザーズガイド参照)。
・ネットワーク経由で確認する方法
iLO にネットワーク接続可能な場合、ブラウザーから iLO にログインして、メニュー「ファームウェア&OS
ソフトウェア」から iLO のバージョンを確認します。
◆ESMPRO/ServerManager (Windows 版)のバージョン確認方法
(1) ESMPRO/ServerManager にログインします。
(2) 画面右上の「ESMPRO/ServerManager について」のリンクを選択します。
(3) 表示される ESMPRO/ServerManager のバージョン情報を確認します。
◆iLO 管理機能向けの受信情報設定ファイルのバージョン確認方法
「エクスプレス通報サービス(MG) インストレーションガイド(Windows 編)」の「3.1.5 受信情報の設定」また
は「3.2.4 受信情報の設定」を参照して受信情報の設定画面で「詳細情報」が「iLO SNMP Trap」のバージョン
を確認します。
● VMware ESXiでTPMキットを使用する場合の注意事項
N8115-35 TPM キットが搭載されている場合 TPM Mode (*1)は「TPM 2.0」にて、VMWare ESXi をご使用ください。
もし、TPM Mode が「TPM 1.2」に設定されている場合、稀に PSOD (Purple Screen of Death)が発生することが
あります。
(*1) 出荷時の初期設定は「TPM 2.0」です。
TPM Mode の確認および設定変更は下記メニューより確認してください。
・System Utilities > System Configuration > RBSU > Server Security > Trusted Platform Module
Options > Current TPM Type (設定確認)
> TPM Mode Switch Operation (設定変更)
● RAID監視通報方式の変更について
VMware ESXi において、N8103-189/190/191/192/193/194/195/196/201/237/238 RAID コントローラと N8103-239 OS
ブート専用 SSD ボードをご使用されている場合、RAID 監視通報は SNMP Trap による通報に変更になります。
詳細は、下記の Web サイトをご確認ください。
・NEC サポートポータル
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?&id=3140108419
● Linux OSを使用する場合の注意事項
OSが自動的に認識するLOMやオプションNICのデバイス名を使用してください。独自udevルールを追加する際、
PCIアドレスを基準にNICデバイス名を変更したり、固定したりする設定は行わないでください。
また、PCIアドレスを含む/dev/disk/by-path/配下のストレージデバイス名は使用しないでください。
PCIアドレスを基準にしたデバイス名を使った運用が必要な場合は、PCIスロットへのカード増設/抜去、および、
CPU構成変更を行わないでください。PCIバスのアドレス情報が変化し、PCI接続のデバイス名に影響がでること
により、ネットワークやストレージへのアクセスができなくなり、システムが正常に起動できなくなる場合が
あります。

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● Red Hat Enterprise Linux 8 NVMe SSD を搭載環境での注意事項
grub2-efi-x64パッケージをアップデートすると、OSが起動できなくなる場合があります。
NVMe SSDを搭載した対象機種において、RHEL8.3をインストールした環境に、RHEL8.4以降のgrub2-efi-x64パッケ
ージを適用して再起動すると、OSが起動できなくなる問題を弊社評価で確認しているため、grub2-efi-x64パッ
ケージをアップデートしないでください。
◆grub2-efi-x64をアップデートしてOSが起動しなくなった場合は、下記手順でgrub2-efi-x64パッケージを
RHEL8.3に戻してください。
(1) 復旧対象装置からネットワークアクセス可能な場所に、RHEL8.3の下記パッケージを配置します。
grub2-efi-x64-2.02-90.el8.x86_64.rpm
grub2-common-2.02-90.el8.noarch.rpm
grub2-tools-2.02-90.el8.x86_64.rpm
grub2-tools-minimal-2.02-90.el8.x86_64.rpm
grub2-tools-efi-2.02-90.el8.x86_64.rpm
grub2-tools-extra-2.02.90.el8.x86_64.rpm
(2) 弊社提供のインストレーションガイドを参照し、RHEL8.3ブートメディアを作成してRHEL8.3ブートメデ
ィアから起動します。
(3) RHEL8.3ブートメディアの起動メニューから"Troubleshooting"を選択後、"Rescue a Red Hat Enterprise
Linux System"を選択してレスキューモードで起動します。
(4) レスキューモードの起動時メニューで"1) Continue"を選択後、リターンキーを押下してシェルプロン
プトを表示します。
(5) "ip link"コマンドを実行し、ネットワーク接続に使用するネットワークデバイス名を確認します。
実行例: sh-4.4# ip link
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN mode DEFAULT group
default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
2: ens10f0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP mode DEFAULT group
default qlen 1000 ← 接続済みデバイス
link/ether xx:xx:xx:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
3: ens10f1: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc mq state DOWN mode DEFAULT
group default qlen 1000
link/ether xx:xx:xx:xx:xx: xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
4: ens10f2: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc mq state DOWN mode DEFAULT
group default qlen 1000
link/ether xx:xx:xx:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
5: ens10f3: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc mq state DOWN mode DEFAULT
group default qlen 1000
link/ether xx:xx:xx:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
(6) "ifup" マンドを実行し、ネットワークを有効化します。
実行例: sh-4.4# ifup ens10f0
Connection successfully activated (D-Bus active path: /org/freedesktop/NetworkManager/
ActiveConnection/1)
(7) "chroot"コマンドを実行し、インストール済みの環境にrootディレクトリを変更します。
実行例: レスキューモードでは、インストール済みの環境が /mnt/sysroot にマウントされています。
sh-4.4# chroot /mnt/sysroot
bash-4.4#
(8) 手順(1)で準備したパッケージをscpやrsync等のコマンドを実行して任意の場所にコピーします。
実行例: scpを使用し、装置名"server"の /work に配置したパッケージを取得
bash-4.4# scp server:/work/grub2-*.rpm /tmp/
(9) コピーしたパッケージを適用します。
実行例: bash-4.4# rpm -Uvh --oldpackage /tmp/grub2-*.rpm
(10) "chroot"コマンドを終了後、レスキューモードを終了してシステムを再起動し、OSが起動できることを
確認します。
実行例: bash-4.4# exit → chroot終了
sh-4.4# exit → レスキューモード終了

-12-
5) 全般の機能に関わる注意事項
● システムユーティリティの「BMC Configuration Utility」の操作についての注意事項
システムユーティリティの「BMC Configuration Utility」での操作において、以下の(1)のポップアップが表示
された場合は(2)以降の手順を厳守してください。
注意事項に従った操作を実施されない場合、「Memory Initialization Start」のメッセージでPOST停止、あるい
は、装置に記録されているSerial Number、Product IDの消失が発生する場合があります。
(1) システムユーティリティの「BMC Configuration Utility」において設定の変更を行うと、iLOの再起動を行う
ために、次のWarning (注意)ポップアップが表示されることがあります。
英語表示の場合
日本語表示の場合
(2) 「OK」を押して進めます。
(3) 次のWarning (注意)ポップアップが表示されます。
このWarning (注意)ポップアップが表示されている状態にて、必ず1分以上お待ちください。
その間、何も操作しないでください。
英語表示の場合
日本語表示の場合
(4) 1分以上経過後、装置前面のステータスランプが緑色で点灯していることを確認してください。
※ iLOが再起動中 :ステータスランプが緑色で点滅(毎秒1回)
iLOの再起動が完了し正常動作:ステータスランプが緑色で点灯
(5) 再起動の完了が確認できたら、「OK」を押してください。
(6) <ESC>キーを複数回押してシステムユーティリティの画面に戻ります。
(7) システムユーティリティの「Reboot the System」を選択して再起動します。

-13-
● UPS 接続時の注意事項
UPS をシリアルポートに接続して使用する場合は、以下の設定を無効「Disabled」にしてください。
(1) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Options > Serial Port Options >
BIOS Serial Console and EMS > BIOS Serial Console Port を「Disabled」に設定してください。
(2) System Configuration > BMC Configuration Utility > Setting Options > Serial CLI Status を「Disabled」
に設定してください。
● ライザーカード取り付け時の注意事項
本装置に1st/2nd/3rdのライザーカードを取り付ける際は、コネクタ勘合不良を回避するため、ライザーカード
の端子部分とマザーボード上のスロット部分を合わせ、ライザーケージ上面の「Press Here」ラベル部分を必ず
押して、確実に差し込んでください。
このことによりコネクタ勘合不良を回避することができます。
コネクタ勘合不良が起こると、装置前面のStatus LEDが赤点滅します。
赤点滅した場合には本装置を電源OFFしてACケーブルを抜き、ライザーケージ上面の「Press Here」ラベル部分
を押してください。
● 増設ドライブケージ(N8154-151/152/153) ご使用時の注意事項
増設ドライブケージ(N8154-151/152/153)をリアドライブケージとして使用する場合は、安定動作に必要な冷却
を行うため、以下の設定を「Increased Cooling」にしてください。
System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Advanced Options > Fan and Thermal Options
> Thermal Configuration
● N8154-149 2x2.5型ドライブケージ(U.2 NVMe x4) ご使用時の注意事項(2021年12月末出荷開始予定)
(1) N8154-149(2x2.5 型ドライブケージ(U.2 NVMe x4))を増設する際は、StarterPack(S8.10-010.01)以降を適用
した環境でご使用ください。
(2) VMware ESXi7.0 U2 または、ESXi7.0 U3 の OS 環境において、NVMe SSD を Hot-Add にて追加(増設)する際、
操作が正常に完了しない事象が発生することがあります。
また、まれに PSOD(Purple Screen of Death)が発生することがあります。
この事象を回避するため、NVMe SSD を増設する際は装置の電源をオフしてから作業を実施してください。
※Hot-Swap(交換)については、問題ございません。
1st/2nd ライザーカード 3rd ライザーカード
「Press Here」ラベル位置 「Press Here」ラベル位置

-14-
● N8104-208 10/25GBASE 接続 LOM カード(SFP+ 2ch) ご使用時の注意事項
N8104-208 10/25GBASE接続LOMカード(SFP+ 2ch)にてWake On LANを使用しない場合は、必ず以下の手順に従って
設定を変更してください。
本設定を行わない場合、Wake On LANが機能する状態となります。
(1) システムを起動します。
(2) POST中に<F9>キーを押下し、[システムユーティリティ(System Utilities)]に入ります。
(3) [システム構成]に入り、Wake On LANを設定するLANコントローラを選択します。
本製品の場合、以下の名称となります。
・OCP Slot 10 Port 1 : Intel(R) Ethernet Network Adapter E810-XXV-2 for OCP 3.0 - xx:xx:xx:xx:xx:xx
・OCP Slot 10 Port 2 : Intel(R) Ethernet Network Adapter E810-XXV-2 for OCP 3.0 - xx:xx:xx:xx:xx:xx
(4) [NIC 設定] - [Wake On LAN]の値を「無効」に設定します。
(5) [F12:保存して終了]を選択後、[OK]または[はい - 変更の保存]を選択します。
[再起動]ボタンが表示されたら、<Enter>キーを押してシステムを再起動します。
N8104-208 10/25GBASE 接続LOM カード(SFP+ 2ch)にて、Wake On LAN機能を用いて本体装置の起動を行う場合、
マジックパケットは本体装置をシャットダウンして、電源がオフの状態で受信するようにしてください。
本体装置が稼働中にマジックパケットを受信した場合、その後本体装置がシャットダウンされ電源がオフに
移行した後に、自動的に本体装置の電源がオンされてしまいます。
● N8103-184 SAS コントローラ ご使用時の注意事項
N8103-184 SASコントローラを使用する場合、iLO Webインターフェースの[System Information] - [Storage] –
[Storage Controller]のStatusが“不明(Unknown)”と表示される場合がありますが動作に影響はありません。
● EXPRESSBUILDER ヘルプについて
EXPRESSBUILDER のヘルプとメンテナンスガイドで記述が異なる場合は、メンテナンスガイドの記載を優先して
ください。
● サーバ診断カルテについて
サーバ診断カルテは、対象製品の稼働状況を記録し、月ごとに稼働状態の診断カルテを提供するサービスです。
サーバ診断カルテの詳細は、Starter Pack内の「サーバ診断カルテ セットアップガイド」を参照してください。
● サーバ診断カルテの制限事項
・サーバ診断カルテを Windows Server 2022 環境で利用する場合以下の制限があります。
■Windows 対応版
サーバ診断カルテ(Windows 対応版)では、下記項目には対応しておりません。
① ソフトウェアログ情報
② ハードウェア構成情報の下記項目
・製品情報
・物理ディスク情報の累積稼働時間
・RAID 物理ディスク情報の累積稼働時間
※最新のサポート情報は下記の Web サイトをご確認ください。
NEC サポートポータル(Windows 対応版)
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?&id=9010106809
■VMware ESXi 対応版
サーバ診断カルテ(VMWare ESXi 上のゲスト OS 版対応版)では、下記項目には対応しておりません。
① ソフトウェアログ情報
② 仮想マシン登録情報の下記項目
・仮想マシン情報の累積稼働時間
※最新のサポート情報は下記の Web サイトをご確認ください。
NEC サポートポータル(VMware ESXi 対応版)
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?&id=9010107805

-15-
A) ファームウェア変更に伴う変更点
■ BIOS/Platform Configuration (RBSU)メニューの変更について
本製品の搭載ファームウェアの更新に伴い、メニューの一部に変更があります。
下記、変更点を記載します。
本製品の搭載ファームウェアの更新に伴い、メニューの一部に変更があります。
(1) Advanced Performance Tuning Optionsメニュー
システムユーティリティから、「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Power and
Performance Options > Advanced Performance Tuning Options」を選択すると、「Advanced Performance Tuning
Options」メニューが表示されます。
追加のオプションについて、次の表を参照してください。
項目 パラメーター 説明
Enhanced Processor
Performance Profile
Conservative
[Moderate]
Aggressive
プロセッサーパフォーマンス強化のプロファイルを選
択します。
Snoop Response Hold
Off
[0]-15 推奨されたデフォルト設定ではワークロードのパフォ
ーマンスが低下する場合に、I/Oサブシステムのスヌー
プ応答時間を調整するために設定します。
本オプションの設定値を増やした場合、スヌープ要求
を保留できる時間が指数関数的に長くなります。
[ ]: 出荷時の設定
注1:システムROM Version 1.52以降にて利用できるオプションです。
(2) Server Securityメニュー
システムユーティリティから、「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Server Security」
を選択すると、「Server Security」メニューが表示されます。
追加のオプションについて、次の表を参照してください。
項目 パラメーター
説明
Microsoft(R) Secured-
core Support
[Disabled]
Enabled
Microsoft(R) Secured-coreサポートの設定を行います。「Enabled」
に設定すると、以下のオプションが自動的に変更され、「
Enabled
Cores per Processor」オプションがグレーアウトされ、設定でき
なくなります。
- Boot Mode: UEFI Mode
- UEFI Optimized Boot: Enabled
- TPM Mode Switch Operation: TPM 2.0
- TPM Visibility: Visible
- Intel(R) TXT Support: Enabled
- Intel(R) VT-d: Enabled
[ ]: 出荷時の設定
注 1:システム ROM Version 1.52 以降にて利用できるオプションです。
(3) Advanced Trusted Platform Module Optionsメニュー
システムユーティリティから、「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Server Security
> Trusted Platform Module Options > Advanced Trusted Platform Module Options」を選択すると、「Advanced
Trusted Platform Module Options」メニューが表示されます。
追加のオプションについて、次の表を参照してください。
項目 パラメーター
説明
Omit Boot Device Event
[Disabled]
Enabled
ブートデバイスイベント省略の記録を設定します。「Enabled」に
設定すると、PCRブート試行の測定が無効になり、PCR[4]での測定
が記録されなくなります。
[ ]: 出荷時の設定
注 1:システム ROM Version 1.52 以降にて利用できるオプションです。

-16-
(4) Advanced Security Optionsメニュー
システムユーティリティから、「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Server Security
> Advanced Security Options」を選択すると、「Advanced Security Options」メニューが表示されます。
追加のオプションについて、次の表を参照してください。
項目 パラメーター
説明
UEFI Variable Access
Firmware Control (注1)
[Disabled]
Enabled
オペレーティングシステムなど他のソフトウェアによる特定の
UEFI変数の書き込みを、システムBIOSで完全に制御できるように
設定します。「Disabled」が選択されている場合は、すべてのUEFI
変数が書き込み可能です。「Enabled」が選択されている場合、シ
ステムBIOS以外のソフトウェアによって重要なUEFI変数に加えら
れる変更はすべてブロックされます。例えば、オペレーティング
システムが新しいブートオプションをブート順序の最上位に追
加しようとすると、実際にはブート順序の最下位に配置されま
す。注記: UEFI変数アクセスのファームウェアコントロールが有
効になっている場合、オペレーティングシステムの機能の一部が
期待どおりに動作しないことがあります。新しいオペレーティン
グシステムのインストール中にエラーが発生する場合がありま
す。
[ ]: 出荷時の設定
注 1:システム ROM Version 2.54 以降にて利用できるオプションです。
(5) Advanced PCIe Configurationメニュー
システムユーティリティから、「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > PCIe Devices
Configuration > Advanced PCIe Configuration」を選択すると、「Advanced PCIe Configuration」メニュー
が表示されます。
追加のメニューについて、次の表を参照してください。
項目 パラメーター 説明
PCIe Hot-Plug Error
Control
[Hot-Plug Surprise]
eDPC Firmware Control
eDPC OS Control
本オプションは出荷時設定から変更しないでください。
プラットフォームのPCIe (NVMe)ホットプラグサポート
を設定します。「Hot-Plug Surprise」を選択すると、プ
ラットフォームはサプライズリムーバル時にエラーの
発生を防止しようとします。拡張ダウンストリームポー
トコンテインメント(eDPC)をサポートしていない古い
オペレーティングシステムの場合は、このオプションを
選択する必要があります。「eDPC Firmware Control」を
選択すると、プラットフォームファームウェアとOSが正
しくネゴシエートし、すべてのホットプラグイベントを
ログに記録します。このオプションは現在、すべてのオ
ペレーティングシステムでサポートされているわけで
はありません。「eDPC OS Control」を選択すると、ホッ
トプラグイベントはオペレーティングシステムで処理
され、プラットフォームは関与しません。このモードで
は、イベントのログ記録はすべてオペレーティングシス
テムに限定されます。ホットプラグイベントとサプライ
ズリムーバルイベントがプラットフォームで正しく処
理されるようにするには、オペレーティングシステムに
基づいて正しく設定することが重要です。
[ ]: 出荷時の設定
注1:システムROM Version 1.52以降にて利用できるオプションです。

-17-
■本件に関するお問い合わせについて
本書の内容に不明点がありました場合は、下記ファーストコンタクトセンターまでお問い合わせください。
お問い合わせ先:ファーストコンタクトセンター
TEL :0120-5800-72
受付時間 :9:00~12:00 13:00~17:00 月曜日~金曜日(祝日を除く)
※番号をお間違えにならないようお確かめのうえお問い合わせください。
2022年 6月 第5版

-18-
Precautions for Using Express5800/R120i-1M, R120i-2M
Thank you for purchasing our products.
This document provides the precautions on the use of this product.
Please read through the instructions below and keep this document in a safe place for your future reference.
1) Introduction
2) Notice about the function of the System ROM
3) Notice about the function of the iLO5
4) Notice about the OS
5) Notice of the function in general
A) The additional options by firmware update
1) Introduction
● About the manual of this product.
For Starter Pack, the user's guide and the other related documents of this product, please refer to Download on the
following URL. Regarding Starter Pack, it is also provided as an optional product.
< https://www.58support.nec.co.jp/global/download/ >
-> Document & Software
-> Rack
-> (Select your server model)
Please check latest information and versions on ESMPRO portal site before using NEC ESMPRO Manager, NEC
ESMPRO ServerAgentService and Express Report Service / Express Report Service (HTTPS) / Express Report
Service (MG).
< https://www.58support.nec.co.jp/global/download/ >
-> ESMPRO
● About Starter pack
Please see the following website to check the latest Starter Pack.
< https://www.58support.nec.co.jp/global/download/ >
-> Document & Software
-> Rack
-> (Select your server model)
● About service and driver modules for VMware ESXi
Please see the following website to check the latest modules.
(1) Agentless Management Service and iLO Channel Interface Driver
< https://www.58support.nec.co.jp/global/download/ >
-> VMware
(2) WBEM Provider and CLI tool
< https://www.58support.nec.co.jp/global/download/ >
-> Utility
● Notice about service operation time of this product
The service operation hour of this product may require more hours than usual depending on the combination of the
equipped firmware and driver.

-19-
2) Notice about the function of the System ROM
● Precautions when using System default options
To restore the system settings to their default values, use the "Restore Default System Settings" menu.
When using the "Restore Default Manufacturing Settings" menu, not only will the BIOS/Platform Configuration (RBSU)
settings be restore to their default values, but also the installed/mounted PCI cards (array configuration information for
RAID controllers and iSCSI setting information for network cards) will be returned to their default values.
Therefore, if the OS is installed in the array configuration of the RAID controller, it will be necessary to reinstall the OS after
the array is rebuilt.
Restore Default System Settings (Recommended)
Restore Default Manufacturing Settings (only for restoring the default values including PCI cards)
● Caution for the “Submit Fail For Form” Question pop-up
If you encounter the “Submit Fail For Form” Question pop-up while changing the configuration in the System Utilities,
discard the changes by pressing Cancel. To apply the desired changes after that, reboot the server and re-enter the
System Utilities. Selecting OK to continue the changes may cause some server settings such as Serial Number and
Product ID to be lost.
● Caution for recovering from a Red Screen of Death (RSOD) screen
If you have changed the server configuration/settings or the system status, a Red Screen of Death (RSOD) screen
appears in rare cases before starting up the OS. This may cause the server to become uncontrollable. However, the server
may recover from the RSOD by turning off and then on the power again.
To recover from this condition, power off and then on the server again.
If the problem persists, contact your sales representative for maintenance.

-20-
● How to recover stop POST by the message of "Memory Initialization Start"
If the server stops POST by a message of "Memory Initialization Start", recover them by setting to the default value by
SW6 of the system maintenance switch.
Refer to “Chapter 1 - 7.43 Set the System Configuration Back to Default Values” of the maintenance guide.
● Notes on the Server Configuration Lock (SCL)
(1) Set SCL function to disabled and operate the system.
(2) Set the password when the SCL function is enabled and keep the password in a safe place. If you lose your SCL
password and it is locked by the SCL function (stopped before booting the OS), you will not be able to unlock it and
you will not be able to boot the server OS again.
You will be charged for recovery / recovery to the bootable state.
If you lose your SCL password, there is no way to clear it.
(3) When you will be requesting maintenance, it is necessary to disable the SCL function.
If you cannot be disabled the SCL function, maintenance will be a charged one.
(4) Set "Halt on Server Configuration Lock failure detection." option to disabled and operate the system. If it was enabled,
when the SCL function detects an unrecoverable condition and is locked (stopped before the OS boots), the system
utility will not be able to start and the server configuration lock will never be disabled.
You will be charged for recovering to the bootable state.
Unrecoverable conditions of SCL function:
- When the server boot is locked by the SCL function due to change in the RBSU settings.
- When the server boot is locked by the SCL function due to the update of firmware, and the original firmware version
cannot be restored.
- When the server boot is locked by the SCL function due to a failure of the DIMM or PCI option card
(5) When System ROM v1.40 (04/28/2021), if the installed PCI option card is removed or fails, the SCL function
suppresses booting, but the POST error message is not displayed and integrated management. No logs are recorded
in the log (IML) either. When System ROM v1.52 (09/22/2021), POST error message is displayed and IML is recorded
when suppressing boot.
● "IPMI Watchdog Timer Timeout" may be logged in the iLO event log (IEL)
When System ROM is v1.58 (01/13/2022) and the IPMI Watchdog Timer option is set to Disabled (factory setting),
the following "IPMI Watchdog Timer Timeout" may be logged in the IEL:
iLO IPMI Watchdog Timer Timeout: Action: None, TimerUse: 0x44, TimerActions: 0x00.
Event Class: 0x23
Event Code : 0xB3
Recovery procedure:
This problem will be solved by exercising either of the recovery options (A or B) described below.
Recovery option A
1. Power off the server. Then disconnect the plug from the outlet.
2. Wait for 30 seconds. Then plug the server into the outlet again.
Recovery option B
In System Utilities, change the setting of the IPMI Watchdog Timer option two times as follows:
1. Power on the server.
2. During the POST, press the F9 key to start System Utilities.
3. In System Configuration, select RBSU > System Options > Server Availability. Then set the IPMI
Watchdog Timer option to Enabled.
4. Press the F12 key, save the change, and then restart the system.
5. During the POST, press the F9 key to start System Utilities again.
6. In System Configuration, select RBSU > System Options > Server Availability. Then set the IPMI
Watchdog Timer option to Disabled.
7. Press the F12 key, save the change, and then restart the system.
This manual suits for next models
1
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