PRIMERGY PG-DVA102D User manual

J
E
B7FY-1691-01
内蔵 DVD-RAM ユニット取扱説明書
基本 DVD-RAM 変換機構を選択された方へ
DVD-ROM ATAPI User’s Guide
Installing a pre-attached DVD-ROM Conversion kit
(PG-DVA102D/PG-DVA103)

2
はじめに
このたびは、弊社の PRIMERGY(プライマジー)用内蔵 DVD-RAM ユニットをお買い上
げいただき、誠にありがとうございます。
本書は、内蔵 DVD-RAM ユニット(以後、本製品と呼びます)の取り扱いの基本的なこと
がらについて説明しています。
ご使用になる前に本書およびサーバ本体に添付の「PRIMERGY ドキュメント&ツール
CD」内の『ユーザーズガイド』をよくお読みになり、正しい取り扱いをされますようお願
いいたします。
2006 年5月
安全にお使いいただくために
本書には、本製品を安全に正しくお使いいただくための重要な情報が記載されています。
本製品をお使いになる前に、本書を熟読してください。特に、本書の「安全上のご注意」をよくお読みにな
り、理解されたうえで本製品をお使いください。
また本書は、本製品の使用中にいつでもご覧になれるよう大切に保管してください。
本製品のハイセイフティ用途での使用について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業用等の一般的用途を想定して設計・製造されて
いるものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システム
における運行制御、生命維持のための医療器具、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度
な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用
途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造されたものではございません。お客
様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品を使用しないでくだ
さい。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相談ください。
当社のドキュメントには「外国為替および外国貿易管理法」に基づく特定技術が含まれていることがありま
す。特定技術が含まれている場合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づ
く許可が必要となります。

3
J
本書の表記
■ 警告表示
本書ではいろいろな絵表示を使っています。これは装置を安全に正しくお使いいただき、
あなたや他の人々に加えられるおそれのある危害や損害を未然に防止するための目印とな
るものです。その表示と意味は次のようになっています。内容をよくご理解の上、お読み
ください。
また、危害や損害の内容がどのようなものかを示すために、上記の絵表示と同時に次の記
号を使用しています。
■ 本文中の記号
本文中に記載されている記号には、次のような意味があります。
■ コマンド入力(キー入力)
本製品のドライブ名を[CD/DVD ドライブ]で表記しています。入力の際はお使いの環境
に合わせて、ドライブ名を入力してください。
例:[CD/DVDドライブ]:\setup.exe
上記のようなコマンド入力を英小文字で表記していますが、使用する OS がWindows の場
合は英大文字で入力してもかまいません。
警告 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡する可能性
または重傷を負う可能性があることを示しています。
注意 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が損害を負う可能
性があること、および物的損害のみが発生する可能性があることを示
しています。
△で示した記号は、警告・注意を促す内容であることを告げるもので
す。記号の中やその脇には、具体的な警告内容が示されています。
で示した記号は、してはいけない行為(禁止行為)であることを告
げるものです。記号の中やその脇には、具体的な禁止内容が示されて
います。
●で示した記号は、必ず従っていただく内容であることを告げるもの
です。記号の中やその脇には、具体的な指示内容が示されています。
記号 意味
お使いになる際の注意点や、してはいけないことを記述しています。
必ずお読みください。
ハードウェアやソフトウェアを正しく動作させるために必要なことが
書いてあります。必ずお読みください。
→ 参照ページや参照マニュアルを示しています。

4
■ 画面例およびイラストについて
表記されている画面およびイラストは一例です。お使いの機種やディスク、データの種類
によって、実際に表示されている画面やイラストおよびファイル名などが異なることがあ
ります。また、本書に表記されているイラストは説明の都合上、本来接続されているケー
ブル類を省略していることがあります。
■ 連続する操作の表記
本文中の操作手順において、連続する操作手順を、「→」でつなげて記述しています。
■ 製品の呼び方
本文中の製品名称を次のように略して表記します。
例: 「スタート」ボタンをクリックし、「プログラム」をポイントし、「アクセサリ」
をクリックする操作
↓
「スタート」ボタン→「プログラム」→「アクセサリ」の順にクリックします。
製品名称 本文中の表記
Microsoft®Windows Server™ 2003, Standard Edition
Windows
Server 2003
Windows
Microsoft®Windows Server™ 2003, Enterprise Edition
Microsoft®Windows Server™ 2003 R2, Standard Edition
Microsoft®Windows Server™ 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft®Windows Small Business server 2003
Microsoft®Windows Server™ 2003, Standard x64 Edition
Windows
Server 2003 x64
Microsoft®Windows Server™ 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft®Windows Server™ 2003 R2, Standard x64Edition
Microsoft®Windows Server™ 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Microsoft®Windows®2000 Server
Windows 2000
Server
Microsoft®Windows®2000 Advanced Server
Microsoft®Small Business Server 2000
Red Hat®Enterprise Linux®AS v.4
Linux
Red Hat®Enterprise Linux®ES v.4
Red Hat®Enterprise Linux®AS v.3
Red Hat®Enterprise Linux®ES v.3
Red Hat®Enterprise Linux®AS v.2.1
Red Hat®Enterprise Linux®ES v.2.1
Novell®SUSE®LINUX®Enterprise Server 9
内蔵 DVD-RAM ユニット 本製品
基本 DVD-RAM 変換機構

5
J
安全上のご注意
本製品を安全にお使いいただくために、以降の記述内容を必ずお守りください。
■ 本製品の取り扱いについて
警告
注意
・ 絶対に分解したり修理・改造したりしないでください。
レーザー光線による視力障害や感電の原因となります。
内部の点検や修理などは、修理相談窓口にご連絡ください。
・ 梱包に使用しているビニール袋はお子様が口に入れたり、かぶって遊んだりし
ないよう、ご注意ください。
窒息の原因となります。
・ 異物(水・金属片・液体など)が装置の内部に入った場合は、ただちにサーバ
本体の電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから取り外してください。
その後、修理相談窓口にご連絡ください。
そのまま使用すると、感電・火災の原因となります。特にお子様のいるご家庭
ではご注意ください。
・ 開口部(通風孔など)から内部に金属類や燃えやすいものなどの異物を差し込
んだり、落としたりしないでください。
感電・火災の原因となります。
・ 装置をお客様自身で改造しないでください。
感電・火災の原因となります。
・ ひび割れ、変形したディスクは使わないでください。
高速回転しますので、ディスクが飛び散って故障やけがの原因になることがあり
ます。
接着剤などで補修したディスクも同様に使用しないでください。
・ 本製品を分解したり、解体したりしないでください。
・ 本製品は以下の環境で動作させたり、保管したりしないでください。
-極端な低温環境
-極端な高温/多湿環境
-温湿度変化の激しい環境
-磁気の影響を受けやすい場所
-衝撃や振動の加わる場所
-ゴミやほこり(煙草の煙、土埃、排気ガスなど)の多い環境
-直射日光のあたる場所
-発熱器具のそば

6
注意
■ レーザーの安全性について
本製品は、レーザーを使用しています。
クラス 1 レーザー製品
本製品は、クラス 1 レーザー製品について規定している米国の保健福祉省連邦規則(DHHS
21 CFR )Subchapter J に準拠しています。また、クラス 1 レーザー製品の国際規格である
(IEC 60825-1)、CENELEC 規格(EN 60825-1)および、JIS 規格(JISC6802)に準拠しています。
注意
また、本製品には、クラス 3A またはクラス 3B のレーザー・ダイオードを使用しています。
■ リサイクルについて
本製品を廃棄する場合、担当営業員に相談してください。本製品は産業廃棄物として処理
する必要があります。
・ 寒い場所から暖かい場所に移動したり、室温を急に上げたりした直後は、内部
が結露する場合がありますので、お使いにならないでください。
結露したままお使いになると、本製品やディスクを損傷することがあります。
大きな温度変化があった時は、1 時間以上待ってから電源を入れてください。
・ 内部に液体や金属など異物が入った状態で使用しないでください。
何か異物が入った場合は、修理相談窓口にご相談ください。
・ 本製品前面の汚れは、柔らかい布でから拭きするか、布に水または中性洗剤を
含ませて、軽く拭いてください。ベンジンやシンナーなど揮発性のものは避け
てください。
・ レーザー光線をのぞきこまないでください。
本製品は、レーザー光線を遮断する構造になっていますが、万一故障でレー
ザー光線が出ていると、視力障害の原因になることがあります。
・ 衝撃や振動を与えないでください。
故障の原因になることがあります。
・ 本製品のレンズに触れないでください。
故障の原因になることがあります。
・ 本製品をマニュアルに記載された説明や手順以外の方法で使用すると、レー
ザー放射の危険があります。また、本製品を開くと、危険なレーザーを浴びる
可能性があります。本製品は絶対に分解しないでください。
・ 本製品のカバーを開くとクラス 3A またはクラス 3B のレーザーが放射されま
す。レーザー光線を見つめたり、光学機器を使って直接見たりしないでくださ
い。またレーザー放射を直接浴びないようにしてください。

7
J
梱包物の確認
お使いになる前に、次のものが梱包されていることをお確かめください。
万一足りないものがございましたら、担当営業員までご連絡ください。
*)サーバ本体に組み込まれています。
Microsoft、Windows、Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国におけ
る登録商標または商標です。
Red Hat および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国における Red
Hat, Inc. の商標または登録商標です。
会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
その他の各製品は、各社の著作物です。
All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 2006
一般製品 カスタムメイ
ドサービス
PG-DVA102D PG-DVA102D
以外
内蔵 DVD-RAM ユニット ○ ○ *
取扱説明書(本書) ○ ○ ○
DVD-RAM ドライバー CD-ROM ○--
保証書 ○○-
変換 DC ケーブル ○ - -
ドライブ固定用ネジ(M2 ×4) ○--
ドライブ固定用ネジ(M2 ×2) -○-
5インチベイ搭載用固定ネジ(M3 ×4)○--
専用ベイ搭載用フレーム(3種) ○--

8
目次
1 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
1.1 特長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
1.2 使用できるディスク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
1.3 DVD-RAM への書き込み・書き換えについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
2 各部の名称と働き . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
3 サーバ本体への取り付け方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
3.1 PG-DVA103 の場合の取付け方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
3.2 CD-ROM ドライブが搭載されていないサーバへの取り付け方法
(PG-DVA103 の場合を除く). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
3.3 薄型 CD-ROM ドライブが搭載されているサーバへの取り付け方法
(PG-DVA103 の場合を除く). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
3.4 厚型 CD-ROM ドライブが搭載されているサーバへの取り付け方法 . 17
4 ディスクのセット/取り出し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
4.1 ディスクのセット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
4.2 ディスクの取り出し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
5 DVD-RAM ドライバーをインストールする . . . . . . . . . . . . . . . . 21
5.1 DVD-RAM ドライバーについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
5.2 DVD-RAM フォーマッタについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
5.3 ライトプロテクトツールについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
6 運用上の注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
7 Linux で使用する際の注意事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
8 本製品が正しく動作しない場合 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
9 仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30

1 概要 9
J
1
概要
1.1 特長
本製品には、次の特長があります。
■DVD-ROM 機能
既存の CD-ROM からの読み出しに加えて、より大容量のデータを記録した DVD-ROM か
らの読み出しができます。
■DVD-RAM 機能
本製品に添付の DVD-RAM ドライバーをインストールすることにより、DVD-RAM ディス
クにデータを書き込むことができます。
`DVD-RAM ドライバーは、Windows Server 2003、Windows Server 2003 x64 および
Windows 2000 Server のみにインストールできます。
`Linux では DVD-RAM の読み込みはできますが、書き込みはできません。

10
1.2 使用できるディスク
使用できるディスクは、次のとおりです。記載されていないディスクは未サポートとなり
ます。
読み込み 書き込み 書き換え
CD-ROM ○××
音楽 CD ×××
CD-R ○××
CD-RW ○××
DVD-ROM ○××
DVD-Video ×××
DVD-R
(3.95GB/4.7GB)
DVD-R
(8.5GB)DL
○××
DVD-RW ○××
DVD+R(4.7GB)
DVD+R(8.5GB)DL ○××
DVD+RW(4.7GB) ○××
DVD-RAM(*)○○○
○:サポート
×:未サポート
*:書き込み・書き換えは、4.7GB/9.4GB に対応。ただし、Linux では読み込み機能のみサポート。

1 概要 11
J
■ 推奨ディスク
・ 本製品で書き込み/書き換えを行う場合は、次のディスクを推奨します。
- DVD-RAM
・ 松下電器産業株式会社製品
・LM-HB94M(9.4GB、2~5倍速対応、カートリッジ有、取り出し可)
・LM-HB94MP5(9.4GB、2~5倍速対応、カートリッジ有、取り出し可、5枚
パック)
・LM-HB94L(9.4GB、2~3倍速対応、カートリッジ有、取り出し可)
・LM-HB94LP3(9.4GB、2~3倍速対応、カートリッジ有、取り出し可、3枚パッ
ク)
・LM-HB47M(4.7GB、2~5倍速対応、カートリッジ有、取り出し可)
・LM-HC47L(4.7GB、2~3倍速対応、カートリッジ無、取り出し可)
・LM-HC47M(4.7GB、2~5倍速対応、カートリッジ無)
・LM-HC47MW5(4.7GB、2~5倍速対応、カートリッジ無、5枚パック)
・LM-HC47L(4.7GB、2~3倍速対応、カートリッジ無)
・LM-HC47LW5(4.7GB、2~3倍速対応、カートリッジ無、5枚パック)
・ 富士通サプライ品
・ 商品番号[1241101](松下電器 LM-HB47L 相当)
・ 商品番号[1100035](松下電器 LM-HB47M 相当)
・ 商品番号[1241102](松下電器 LM-HB94L 相当)
・ 商品番号[1100036](松下電器 LM-HB94MP5 相当)
・ 商品番号[1241100](松下電器 LM-HC47L 相当)
・ 商品番号[1100037](松下電器 LM-HC47MW5 相当)
富士通サプライ品は、富士通コワーコ株式会社の取扱品です。
問合せ先:富士通コワーコ株式会社 (http://primergy.fujitsu.com).
お客様総合センター:0120-505-279
月~金:9:00 ~17:30(祝日、年末年始除く)
■ ディスクの注意事項
ディスクをお使いになるときは、次の点に注意してください。
・ ケースから取り出すときや本製品にセットするときなど、ディスクは両面とも触れない
でください。
・ ディスクは両面とも指紋やほこり、傷などをつけないでください。
・ ディスクは両面ともラベルを貼ったり、ボールペンや鉛筆などで字を書いたりしないで
ください。
・ 曲げたり、重いものを載せたりしないでください。
`3倍速対応ディスクをお使いの場合は、3倍速モードとなります。
`上記以外のディスクをお使いの場合、書き込み・書き換え速度が低下したり正常に
書き込み・書き換えができない場合があります。
`カートリッジに入れた状態で使用するタイプの DVD-RAM ディスク(Type1)は使
用できません。カートリッジなしタイプ(Type4)、またはカートリッジからディス
クが取り出せるタイプ(Type2)をご購入ください。
Type1 のディスクを無理に取り出して使用しないでください。

12
・ 汚れたり、水滴がついたりしたときは、少し湿らせた布で中央から外側に向かって拭い
た後、乾いた布で拭き取ってください。
シリコンクロスは使用しないでください。ヘアードライヤーなどで乾燥させたり自然乾
燥をさせないでください。
・ ベンジン、シンナー、レコードスプレー、静電気防止剤などで拭かないでください。
・ コーヒーなどの液体がかからないようにしてください。
・ 高温や低温の場所に保管しないでください。
・ 湿気やほこりの多い場所に保管しないでください。
・ 使わないときは、ケースに入れて保管してください。
・DVD-RAM ディスクに書き込み/書き換え中は、サーバ本体の電源を切ったり、再起動
したり、本製品のイジェクトボタンを押したりしないでください。また、【Ctrl】+
【Alt】+【Delete】キーを押す操作もしないでください。
・ 書き込み/書き換え中に DVD-RAM ディスク面に傷や汚れを検出した場合、書き込み/
書き換えを中断することがあります。
・DVD-RAM ディスクに書き込み/書き換え中は、他のアプリケーションを起動しないで
ください。他のアプリケーションを起動している場合は、そのアプリケーションを終了
させてから、書き込み/書き替えを行ってください。
・ サーバ本体の電源を切るときは、ディスクを取り出してください。ディスクを本製品に
セットした状態(記録面が露出した状態)が長く続くと、記録面へのほこりの付着や傷
発生の可能性があり、ディスクが使用できなくなる場合があります。
・ ご使用にならない場合は、本製品からディスクを取り出してください。また、ディスク
をセットしたまま、本製品を持ち運ばないでください。
■ ドライブの注意事項
・ 円形以外(星型やカード型などの変形)のディスクはお使いにならないでください。正
常に読み出しや書き込みが行えなかったり、故障の原因となる場合があります。
・ 傷またはヒビの入ったディスクをお使いになると、ドライブ内部で破損する場合があり
ます。
・ ゆがんだディスク、割れたディスク、ヒビの入ったディスクはお使いにならないでくだ
さい。故障の原因となることがあります。これらのディスクをお使いになり故障した場
合は、保証の対象外になります。
・市販の CD-ROM クリーニングディスクを使ってクリーニングを行うと、レンズにゴミ
などが付着することがあります。CD-ROM クリーニングディスクはお使いにならないで
ください。
・ 規格外の厚さの DVD ディスクはお使いにならないでください。DVD ディスクではディ
スクの厚さを 1.14mm ~1.5mm と規定しています。記録面が薄いディスクなど、一部で
もこの範囲外の厚さになっているディスクをお使いになると故障する場合があります。
規格外の DVD ディスクをお使いになり故障した場合は保証の対象外となります。
・ リージョンコードの変更は 4回まで変更できます。
リージョンコードを 4回変更すると、最後に設定したリージョンコードに固定されま
す。固定されたリージョンコードを変更する方法はありませんのでご注意ください。
・ ご購入時のリージョンコードは、「2. 西ヨーロッパ、日本、南アフリカ」です。
・ 本製品のアクセス LED が点滅中は、振動や衝撃を与えないでください。

1 概要 13
J
1.3 DVD-RAM への書き込み・書き換えについて
■DVD-RAM ディスクについて
DVD-RAM を使用する場合には、あらかじめ DVD-RAM ディスクをフォーマット(初期
化)する必要があります。
9.4GB の両面タイプの DVD-RAM ディスクは、片面ごとにフォーマットしてください。
2.6/5.2GB のDVD-RAM ディスクは、フォーマットできません。
DVD-RAM ディスクのフォーマットには、次のものがあります。
・FAT 形式
Windows の標準フォーマットで、ハードディスクなどでも使用されています。
-FAT32
Windows の標準フォーマットです。
・UDF(Universal Disk Format)形式
DVD の統一標準フォーマットです。UDF 形式でフォーマットした DVD-RAM メディア
では、エラーチェックツールや最適化(デフラグ)ツールは実行できません。
- UDF1.5
DVD-RAM ディスクの標準フォーマットです。
- UDF2.0
DVD フォーラム策定の「ビデオレコーディングフォーマット規格」準拠のフォー
マットです。
■DVD-RAM ディスクに書き込むための準備
DVD-RAM ディスクに書き込む前に、DVD-RAM フォーマッタを使用して、DVD-RAM
ディスクをフォーマットしてください。
`DVD-RAM フォーマッタの使用方法は、「5.2.2 DVD-RAM フォーマッタの使用方法」(→
P. 2 4 )を参照してください。

14
2
各部の名称と働き
各部の名称とその機能について説明します。
■ トレイ
ディスクをセットします。
■ アクセス LED
本LED は装置の状態によって、次の表示となります。
■ イジェクトボタン
ディスクを取り出すときまたはセットするときに、本ボタンを押すことでトレイが開きま
す(→「4 ディスクのセット/取り出し」(P.1 8))。
アプリケーション側からのロックがかかり、本ボタンを押してもトレイが開かない場合が
あります。この場合は、アプリケーションを終了させてから本ボタンを押してください。
■ 手動イジェクト穴
手動イジェクト穴に細いピンなどを差し込むと、手動でトレイを開くことができます。
通常は使用しないでください。
装置の状態 LED 表示
Ready 時またはディスク未挿入時 消灯
アクセス時 点滅
ࠕࠢࠬLED ᚻേࠗࠫࠚࠢ࠻ⓣ
ࠗࠫࠚࠢ࠻ࡏ࠲ࡦ
࠻ࠗ

3 サーバ本体への取り付け方法 15
J
3
サーバ本体への取り付け方法
本製品は、サーバ本体の CD-ROM ドライブベイに取り付けます。標準搭載の内
蔵CD-ROM ドライブがある場合は、それを取り外す必要があります。
インタフェースケーブルや電源ケーブルは、標準搭載の内蔵 CD-ROM ドライブ
に接続されていたものを使用します。
カスタムメイドサービスを利用してご購入された場合は、すでにサーバ本体に搭
載されております。
注意
`薄型 CD-ROM は厚さが約 13mm、厚型 CD-ROM は厚さが約 43mm のものを表します。
3.1 PG-DVA103 の場合の取付け方法
サーバ本体に添付のドキュメント&ツール CD 内の『ユーザーズガイド』の「内蔵オプ
ションの取り付け」を参照してください。
3.2 CD-ROM ドライブが搭載されていないサーバへ
の取り付け方法(PG-DVA103 の場合を除く)
サーバ本体に添付のドキュメント&ツール CD 内の『ユーザーズガイド』の「内蔵オプ
ションの取り付け」を参照して内蔵 DVD-RAM ユニットを取り付けます。
1内蔵 DVD-RAM ユニットを専用フレームに取り付けます。
必ず添付のドライブ固定用ネジ(M2)をご使用ください。使用するネジの個数は
サーバごとに異なります。
専用フレームについては、「■ 専用フレームついて」(→ P. 1 6 )を参照してくださ
い。
2内蔵 DVD-RAM ユニットをサーバ本体に取り付けます。
・ ドライブ破損防止のため、CD-ROM ドライブおよび DVD-RAM ドライブは上下
を持たず、左右をはさんで持ってください。

16
■ 専用フレームついて
RX100 S2 とRX100 S3 の専用ベイ搭載用フレームは形状が異なります。次の図を参照し、
正しい専用ベイ搭載用フレームをご使用ください。
3.3 薄型 CD-ROM ドライブが搭載されているサー
バへの取り付け方法(PG-DVA103 の場合を除
く)
1サーバ本体からカバー類を取り外します。
サーバ本体に添付のドキュメント&ツール CD 内の『ユーザーズガイド』の「内蔵
オプションの取り付け」を参照してください。
2薄型 CD-ROM ドライブをサーバ本体から取り外します。
薄型 CD-ROM ドライブに接続されているインタフェースケーブルと電源ケーブル
を取り外し、枠のつまみの引っ掛かりを外して、枠ごと静かに手前に引き抜きま
す。
3取り外した薄型 CD-ROM ドライブから枠を取り外します。
ネジで取り付けられている場合と突起で取り付けられている場合があります。ネジ
で取り付けられている場合は、すべてのネジを外してください。
4DVD-RAM ドライブを5インチ金具から取り外します。
3本のネジを外して、5インチ金具を取り外します。
5本製品に手順 3で取り外した枠を取り付けます。
・CD-ROM がネジで取り付けられている場合
添付のドライブ固定用ネジ(M2 ×4本)を使用し、取り付けてください。
・CD-ROM が突起で取り付けられている場合
突起をネジ穴に取り付けてください。
㨇RX100 S2ኾ↪ࡌࠗタ↪ࡈࡓ㨉 㨇RX100 S3ኾ↪ࡌࠗタ↪ࡈࡓ㨉
⋓ࠅ߇ߞߡࠆ

3 サーバ本体への取り付け方法 17
J
6本製品をサーバ本体に取り付けます。
手順 2で取り外したインタフェースケーブルと電源ケーブルを、本製品に接続しま
す。
7サーバ本体にカバー類を取り付けます。
3.4 厚型 CD-ROM ドライブが搭載されているサー
バへの取り付け方法
1本製品のコネクタに、添付の変換 DC ケーブルを接続します。
2サーバ本体からカバー類を取り外します。
サーバ本体に添付のドキュメント&ツール CD 内の『ユーザーズガイド』の「内蔵
オプションの取り付け」を参照してください。
3厚型 CD-ROM ドライブをサーバ本体から取り外します。
厚型 CD-ROM ドライブに接続されているインタフェースケーブルと電源ケーブル
を取り外し、左右の取り付けレールの引っかかりを外しながら、取り付けレールご
と静かに手前に引き抜きます。
4取り付けレールを厚型 CD-ROM ドライブから本製品に付け替えます。
取り付けレールは、4本のネジで固定するタイプと突起をネジ穴に挿すタイプがあ
ります。ネジ固定の場合は、添付の 5インチベイ搭載用固定ネジ(M3 ×4本)で
固定します。
5本製品をサーバ本体に取り付けます。
厚型 CD-ROM が搭載されていたベイに本製品を前からカチッと音がするまで押し
込みます。
手順 3で取り外したインタフェースケーブルと電源ケーブルを、本製品に接続しま
す。
電源ケーブルは、変換 DC ケーブルに接続します。
6サーバ本体にカバー類を取り付けます。
ᄌ឵DCࠤࡉ࡞ࠍធ⛯

18
4
ディスクのセット/取り出し
`本製品のトレイは、サーバ本体が動作状態の場合のみディスクのセット/取り出しが可能
です。
`トレイのレンズに手を触れないでください。故障の原因となります。
4.1 ディスクのセット
1サーバ本体の電源が入っていることを確認して、イジェクトボタンを押し
ます。
トレイが少し出ます。
`ディスクはデータの読み出しなどの際、高速で回転するため、使用時に振動や風切
音がすることがあります。
`トレイは、ディスクのセット/取り出しの場合以外は閉めておいてください。ほこ
りが入り、故障の原因となります。
`シールを貼付したディスクなど、重心の偏ったディスクを使用すると、本製品に振
動が発生し、十分な性能が出ない場合や読み込みや書き込みに失敗する場合があり
ます。
イジェクトボタン

4 ディスクのセット/取り出し 19
J
2出てきたトレイを引き出します。
3ディスクをトレイ中央にセットします。
トレイの下側を手で支えて、ディスクをカチッと音がするまではめ込みます。
注意
4トレイを戻します。
トレイを、カチッと音がするまで静かに押し込みます。
`イジェクトボタンを押しながら、トレイを押し込まないでください。
・ ディスクをきちんとはめ込まないと、ディスクがドライブ内部で外れて、トレ
イやドライブ内部、およびディスクを破損する原因となることがあります。
トレイ
トレイ

20
4.2 ディスクの取り出し
「4.1 ディスクのセット」(→ P. 1 8 )の手順 1~2のようにイジェクトボタンを押してトレ
イを引き出した後、トレイ中央の突起を押さえながら、ディスクのふちを持ち上げて取り
出してください。
注意
`トレイを最後まで押し込めない場合は、カシャッという音がするまでトレイを引き出し、
再度押し込んでください。
`サーバ本体の電源が切れた状態では、トレイが閉まらないことがあります。この場合は、
再度電源を入れて、トレイを閉めてください。
`何らかの原因でイジェクトボタンを押してもトレイが出ない場合は、「マイコンピュータ」
アイコンをダブルクリックし、「マイコンピュータ」ウィンドウで、CD/DVD ドライブを
右クリックして「取り出し」をクリックしてください。
それでも出ない場合は、イジェクトボタンの横にある手動イジェクト穴にクリップの先な
どをまっすぐ差し込んで、トレイを引き出してください。
・ トレイを引き出したとき、ディスクがわずかに回転している場合があります。
ディスクの回転が止まってから取り外してください。
故障や破損の原因となります。
イジェクトボタン
Table of contents
Languages: