Sony HDC-900 Series User manual

OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition (Revised 3)
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災
や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよく
お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。
HD COLOR CAMERA
HDC-900
HDC-900/L
HDC-910
HDC-910/L

ソニー製品は安全に十分に配慮して設計されています。しかし、電気製品は
まちがった使い方をすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事
故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
2(J)〜 4(J)ページの注意事項をよくお読みください。
オプション基板の装着について
危険を避けるために、オプション基板の装着はサービストレーニングを受け
た技術者、もしくはソニーのサービス担当者または営業担当者にご依頼くだ
さい。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめ
します。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業
担当者にご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
安全のために
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
異常な音、
におい、煙
が出たら
,1電源供給側の電源を切る。
2光電気複合ケーブルや接続ケーブルを抜く。
3ソニーのサービス担当者または営業担当者に修
理を依頼する。
すぐに電源供給側の電源を切り、消火する。
炎が出たら ,
日本語

1(J)
警告 .............................................................................................................. 2(J)
注意 .............................................................................................................. 3(J)
電池についての安全上のご注意......................................................................... 4(J)
概要 .................................................................................................................... 5(J)
特長........................................................................................................................5(J)
ファイルシステム ....................................................................................................6(J)
システムの基本構成..............................................................................................7(J)
各部の名称と働き .............................................................................................. 8(J)
側面........................................................................................................................8(J)
後面......................................................................................................................11(J)
アクセサリーの取り付け.................................................................................. 15(J)
三脚への取り付け ...............................................................................................15(J)
レンズの取り付け.................................................................................................16(J)
7型ビューファインダーの取り付け ......................................................................17(J)
ビューファインダー画面上の設定メニュー表示.............................................. 20(J)
設定メニューの基本操作....................................................................................21(J)
ビューファインダー画面上の状態表示 ............................................................ 22(J)
ビューファインダー画面上の状態表示の構成 ...................................................22(J)
USERメニューの使いかた ............................................................................. 24(J)
USERメニューに任意のメニューページを設定するには..................................24(J)
USERPAGEに任意の項目を設定するには .....................................................25(J)
USERメニューを表示するには ..........................................................................27(J)
OPERATIONメニューによるセットアップ.................................................. 28(J)
表示項目を選択する...........................................................................................29(J)
！表 示を点灯させる項目を選択する.............................................................30(J)
マーカー表示を設定する.....................................................................................31(J)
ゲイン切り換え値を設定する...............................................................................32(J)
ビューファインダーを設定する ............................................................................32(J)
オートアイリスを設定する.....................................................................................33(J)
電源設定を表示する...........................................................................................33(J)
その他の設定 ......................................................................................................34(J)
オペレーターファイルを操作する ........................................................................35(J)
レンズファイルを表示する...................................................................................35(J)
PAINTメニュー .............................................................................................. 36(J)
仕様 .................................................................................................................. 41(J)
目次
日
本
語
HDC-900シリーズカメラシステムのマニュアル構成
HDC-900シリーズのカメラシステムでは、オペレーションマニュア
ルの他に、インストレーションアンドメンテナンスマニュアル、メン
テナンスマニュアルCD-ROM版、およびシステムマニュアルが用
意されています。
オペレーションマニュアルでは、機器の概要、各部の名称と働き、
および仕様など、その機器固有の機能や特性について説明しま
す。
インストレーションアンドメンテナンスマニュアルは、システム/サー
ビスエンジニアの方々にご使用いただくことを想 定し、納入設置時
に必要な情報、保守に関する情報を記載しています。
メンテナンスマニュアル CD-ROM版とシステムマニュアルには、
システムの構築のしかた、接続、システムとして使用するために必
要な準備、システムとしての操作など、システム全体に関する説明
が記載されています。
オペレーションマニュアルとインストレーションアンドメンテナンスマ
ニュアルは、システムを構成する各機器に付属し、メンテナンスマ
ニュアルCD-ROM版とシステムマニュアルは別売りになっていま
す。

2(J)
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
指定の三脚を使用する
カメラ重量に耐えきれない三脚または三脚以外に取り付けて使用すると、本
機やレンズが落下し、けがをすることがあります。
安定した場所に設置する
ぐらついた台の上や傾いたところなどに三脚・雲台を設置すると、カメラが
落下してけがをすることがあります。
三脚・雲台を確実に固定する
三脚・雲台を確実に固定せずにカメラから離れると、不意にカメラが動いて
けがをすることがあります。
機器や部品の取り付けは正しく行う
別売り機器や部品の取り付け方法を誤ると、機器が落下してけがをすること
があります。下記の機器や部品を取り付けるときは、マニュアルをよく読ん
だうえ、確実に取り付けてください。
•レンズ
•ビューファインダー
•Vウェッジシュー

3(J)
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
外装を外さない、改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部の調整や設定および点検を行う必要がある場合は、必ずサービストレー
ニングを受けた技術者にご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源供給側の電源を切り、光電気複
合ケーブルや接続ケーブルを抜いて、ソニーのサービス担当者または営業担
当者にご相談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置•使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。
指定の CCU(カメラコントロールユニット)を使用する
指定以外の CCU を使用すると、火災や感電の原因となります。
光電気複合ケーブルや接続ケーブルを傷つけない
光電気複合ケーブルや接続ケーブルを傷つけたまま使用すると、火災や感電
の原因となります。
万一、光電気複合ケーブルや接続ケーブルが傷んだら、ソニーのサービス担
当者または営業担当者に交換をご依頼ください。
AC OUT端子には指定以外の機器を接続しない
本マニュアルに記載している以外の機器を接続すると、火災や感電の原因と
なります。
電源を切った後 10分間は側板を開けない
側板を開けスイッチの設定や調整を行うとき、電源部や電源のヒートシンク
部に触れると、火傷の原因となります。側板は、電源を切った後10分間は
開けないでください。
ファンのダクトを塞がない
ファンのダクトを塞いで使用すると、本機内部の温度が上昇します。この状
態で本機内部に触れると、火傷することがあります。

4(J)
電池についての安全上のご注意
ここでは、バックアップ用リチウム電池についての注意事項を記載していま
す。
万一、異常が起きたら
•煙が出たら
光複合ケーブルや接続コードを抜く。
•電池の液が目に入ったら
すぐにきれいな水で洗い、ただちに医師の診療を受ける。
•電池の液が皮膚や衣服に付いたら
すぐにきれいな水で洗い流す。
•バッテリー収納部内で液が漏れたら
よくふき取ってから、新しい電池を接続する。
下記の注意事項を守らないと、破裂•発火•発熱により、死亡
や大けがなどの人身事故になることがあります。
•充電、ショート、分解、変形、加熱、火に入れるなどしない。
•同じ型名または機器製造者指定の同等品と交換する。
•廃棄のときは3極と#極の端子が他の金属や電池に触れないように、テー
プなどを貼り絶縁する。
下記の注意事項を守らないと、破裂•液漏れにより、けがをし
たり周辺の物品に損害を与えたりすることがあります。
•3と#の向きを正しく接続する。

5(J)
多彩なディテールコントロール機能
スキントーンディテール機能
肌色を中心とした色相の色成分からディテールゲート信号を作り出
すことにより、画面内の特定色相/彩度エリアのみに対してのディ
テール量のコントロール(強調/抑制)が可能です。
ディテールブースト周波数コントロール
ブースト周波数を20MHz〜30MHzの範囲で調整し、被写体に応
じてディテールの太さを適切な量に設定することで、より微 妙な 映
像表現が得られます。
H/Vレシオコントロール
HディテールとV ディテールの加わる比率が調整できます。
ホワイト/ブラックリミッター
ホワイト側/ブラック側のディテールを各々独立して抑制(リミット)で
きます。
メニューによる簡単な設定操作
シャッタースピード、ECS、スーパーEVSモード、ビューファインダー
画面の表示項目、映像ゲイン、セーフティゾーンマーカー2)/セン
ターマーカー3)、スクリーンサイズ マーカーなどに関する選択や設定
を、ビューファインダー画面または外部モニター画面に表示される
設定メニューを見ながら、簡単かつ迅速に行えます。
充実したビューファインダー内の表示
ビューファインダー画面には、操作メッセージ、ゼブラパターン4)、
セーフティゾーンマーカー、センターマーカーなどに加え、本機の設
定を文字や記号で表示することができます。さらに、画面の上下に
は、タリーランプ、バッテリー残量警告ランプ、設定が標準状態では
ないことを示すランプなどが配置されています。したがって、本機
の状態を容易に確認することができます。
概要
カラービデオカメラHDC-900/910は、スタジオ用CCDカラービデ
オカメラです。カメラコントロールユニット、ビデオセレクター、マス
ターセットアップ ユ ニット、リモートコントロールパネルなどと組み合わ
せて、HDC-900シリーズのカメラシステムを構成します。また、カメ
ラコマンドネットワークユニットCNU-700により、最大96台までのビ
デオカメラをコントロールするシステムを構成することもできます。
特長
HDC-900/910には、以下のような特長があります。
高画質・高性能
新開発の220万画素、
2/3型1080PhaseIIFIT-CCD（HDC-910
は2/3型1080IT-CCD）と、独自のCCD出力信号プロセス回路お
よび12ビットA/Dコンバーターの採用により、高画質・高性能を実
現しました。
マルチフォーマット対応
HDC-910は60Iおよび50Iシステムに対応します。
HDC-900は、60I、50Iに加え、プログレッシブスキャン(PsF)シス
テムにも対応可能です。
メモリースティック1)
本体にメモリースティックドライブを装備し、メモリースティックによる
セットアップ デ ータの 保 存 や カメラのソフトウェアのバージョンアップ
などが可能です。
ガンマテーブルの選択
複数のガンマテーブルが用意されているため、マルチフォーマット
に加え、自由度の高い画作りが可能です。
..............................................................................................................................................................................................................................................................
1)MemoryStick"および は、ソニ−株式会社の商
標です。
2) セーフティゾーンマーカー
ビューファインダー画面上で、画面面積の80%または90%、92.5%、95%
の領域を示すボックス型のマーカー。
3) センターマーカー
ビューファインダー画面の中心を示す十字マーカー。
4) ゼブラパターン
ビューファインダー画面上に現れる映像レベルが約70%および100%以
上の部分を示すしま模様。被写体の映像レベルの確認に使用します。

6(J)
光デジタル伝送
光電気複合ケーブルを用い、カメラ-カメラコントロールユニット間
で1.5ギガビットデジタル光伝送を行います。
感電防止機能
接続が不完全なとき、HDCU(カメラコントロールユニット)からの高
電圧供給が停止します。
各種入出力コネクターを装備
•光コネクター
•HDSDI出力コネクター
•DC電源入力コネクター
•プロンプター信号出力コネクター
•RCP接続コネクター
•VTR接続コネクター
•ビューファインダー接続コネクター
•インターカムコネクター
•アナログオーディオ入力コネクター
•トラッカーコネクター
•テスト出力コネクター
•リターンコントロールコネクター
•ACOUTコネクター
•大型レンズ接続コネクター
ファイルシステム
本機は、調整したデータをファイルとして内部に保存しておく機能
を備えています。ファイル には 、機 能に 応じて次の3種類があり
ます。
リファレンスファイル：オートセットアップ調整を行う際の基準
値、および標準状態のスイッチデータを保存しておくファイル
です。
シーンファイル：撮影シーンに合わせて、あらかじめペインティ
ングしたデータを保存しておくファイル で す。たとえば、リハー
サル時に特定のシーンに合わせて設定した値をシーンファイ
ルに保存しておき、本番のときそのファイルを呼び出せば、リ
ハーサル時とまったく同じ状況を再現することができます。
レンズファイル：使用するレンズに応じた特性を保存しておく
ファイル で す。標 準 的 なレンズ の場合、工場出荷時に標準
データが保存されています。
ファイル の 作 成、保存、呼び出しは、別売りのマスターセットアップ
ユニットMSU-700A/750、リモートコントロールパネルRCP-700シ
リーズを 使 って 行 い ます 。使う機 器 によって、取り扱い可能なファ
イル の 種 類と数 が 異なります。
◆詳しくは、マスターセットアップユニットまたはリモートコントロールパネル
のマニュアルをご覧ください。
概要
レーザービームについてのご注意
レーザービームはCCDに損傷を与えることがありま
す。レーザービームを使用した撮影環境では、CCD
表面にレーザービームが照射されないように充分注
意してください。

7(J)
システムの基本構成
本機と組み合わせて使用する機器および機材の例を、下図に示し
ます。
フロントカバー(付属)
ズームレンズ
光ファイバーケーブル
FC2-PD250/PD50(別売り)
三脚
屋外用モニターフード
VFH-770 (別売り)
HDカラービデオカメラ
HDC-900、HDC-900/L、HDC-910、HDC-910/L
スクリプトホルダー
BKP-7911/7912
(ライト付き台本立て)
Vウェッジシュー
(三脚に付属)
7型ビューファインダー
HDVF-700A
(標準フード付き)
HDカメラコントロール
ユニットHDCU-900
6型カラービューファインダー
HDVF-C700W

8(J)
1
1
側面
各部の名称と働き
右側面
7アクセサリー
取り付け金具
qh DC OUT端子
qg RET CONTROL端子
qf TRACKER端子
qd REMOTE端子
1アップタリーランプ
2安全ロック
3カメラナンバー表示
4側板止めネジ
1アップタリーランプ
3カメラナンバー表示
4側板止めネジ
5レンズロックとつまみ
6ケーブルクランプ
左側面
qa PROMPTER端子
qs TEST OUT端子
7アクセサリー
取り付け金具
wa HD SERIAL OUT端子
9AUDIO INスイッチ
w; VTR端子
0マイク電源スイッチ
8AUDIO IN CH-1、CH-2端子
2安全ロック
現在は使用しません
5レンズロックと
つまみ
6ケーブルクランプ
qj CCU端子a)
qk DC IN端子
ql AC OUT端子a)
a)ヨーロッパ向けモデルでは、形状が異なります。

9(J)
1アップタリーランプ
レッドタリー 信 号 が 送られると点 灯します。マスターセットアップ ユ
ニットMSU-700A/750またはリモートコントロールパネルRCP-700シ
リーズのCALLボタンを押すと、ランプ が点灯していた場合は消灯
し、消灯していた場合は点灯します。ランプ の 明るさは、メニュー
で調整できます。点灯させたくないときは、後面のUPTALLYス
イッチを OFFにします。
付属のナンバープレート(0 〜 9)を取り付け、カメラナンバーを表示
します。
◆ランプの明るさの調整方法およびナンバープレートの取り付けかたにつ
いては、システムマニュアルを参照してください。
2安全ロック
側板を固定し、不用意に開かないようにしています。側板を開ける
ときは、側板止めネジをゆるめ、安全ロックをレンズ側にスライドさ
せながら手前に開けます。
側板を閉めると、自動的にロックします。
◆詳しくは、システムマニュアルを参照してください。
3カメラナンバー表示
付属のナンバープレート(ライトグレーのプレート)を取り付け、カメラ
ナンバーを表示します。
◆ナンバープレートの取り付けかたについては、システムマニュアルを参
照してください。
4側板止めネジ
側板を固定するネジです。右いっぱいにしっかりと締めておきま
す。
5レンズロックとつまみ
レンズを固定します。レンズの取り付け、取り外しをするときは、つ
まみを左に回してレンズロックが水平になるようにします。固定する
ときは、つまみを右いっぱいに回してレンズロックを垂直にします。
ご注意
大型レンズを取り付けるときは、レンズ側バヨネットマウントに 付 い て
いるピンを外してください。
6ケーブルクランプ
光ファイバーケーブルを固定します。FC2-PD50およびFC2-PD250
に対応しています。
◆ケーブルクランプの使いかたについては、システムマニュアルを参照し
てください。
7アクセサリー取り付け金具
別売りのスクリプトホルダーBKP-7911/7912やフォーカス/ズーム
デマンドなどのアクセサリーを、必要に応じて取り付けます。
◆取り付け方法については、取り付けるアクセサリーの 取扱説明書をご覧
ください。
8AUDIO IN CH-1、CH-2 (オーディオ入力チャンネル1、
チャンネル2) 端子 (XLR 3ピン)
マイクまたはライン信号を入力します。
9AUDIO IN (オーディオ入力切り換え)スイッチ
AUDIOINCH-1、CH-2端子に接続した機器に合わせて切り換え
ます。
MIC:マイクを接 続したとき。
LINE:ライン信号源を接続したとき。
q; マイク電源スイッチ
AUDIOINCH-1、CH-2端子に接続したマイクの電源スイッチで
す。
＋48 V
：外部電源を使うマイクを接続したときこの位置にします。
＋48Vの電源を供給します。
OFF
：マイクに電源を供給する必要がないときこの位置にしま
す。
●
：+12Vの電源をマイクに供給するときこの位置にします。
ご注意
+12V電源を供給するためにはセットの改造が必要です。
◆詳しくは、インストレーション&メンテナンスマニュアルを参照してくださ
い。また、実際の作業はサービス担当者にご依頼ください。
qa PROMPTER (プロンプター)端子(BNC型)
カメラコントロールユニットHDCU-900のPROMPTERINPUT端子
に入力した信号を出力します。
qs TEST OUT (テスト信号出力)端子(BNC型)
後面のビデオ信号切り換えボタンで選択した信号を出力します
(12(J)ページ参照)。RET1またはRET2ボタンを押し込んでいる
ときは、リターンビデオ信号を出力します。
qd REMOTE (リモート) 端子 (8ピン)
別売りのマスターセットアップユニットMSU-700A/750またはリモー
トコントロールパネルRCP-700シリーズを、CCAケーブルを使って接
続します。接続した機器で、本機をコントロールします。

10(J)
qf TRACKER (トラッカー) 端子 (20ピン)
この端子を介して、カメラマンとトラッカーとの通話およびインターカ
ム1、2の送受信ができます。また、アップタリー信 号とプログラム
オーディオ信号を出力します。
qg RET CONTROL (リターンビデオコントロール)端子(6
ピン)
リターンビデオ 1 〜 3 の切り換えとインターカム用マイクの入/切を、
外部からコントロールするための端子です。
qh DC OUT (DC電源出力) 端子 (4ピン)
スクリプトホルダーBKP-7911/7912のスクリプトライトなどに 電 源
(12V、最大5W)を供給します。
qj CCU (カメラコントロールユニット接続) 端子 (光電気マ
ルチコネクター)
カメラコントロー ル ユ ニットHDCU-900のCAMERA端子と光電気
複合ケーブルを使って接続します。光電気複合ケーブル1本で、
電源、コントロール信号、映像信号、音声信号などすべての信号
を、本機とHDCU-900との間で受け渡しできます。
qk DC IN (DC電源入力)端子(4ピン)
本機を単体で使用するとき、DC電源(10.5〜17V)を接続します。
ql AC OUT (AC電源出力)端子
AC電源(最大200VA)を供給します。
w; VTR端子(26 ピン)
本機を単体で使用するとき、HDCZケーブルで、VTRと接続しま
す。但し、カメラ側でのVTRのスタート/ストップ操作には対応して
いません。
wa HD SERIAL OUT 端子
1.5Gbpsの伝送速度を持つシリアルデジタルインターフェースで、
モニターまたはVTRにビデオ信号を送出します。
各部の名称と働き

11(J)
1
1
POWER
RGB RET 1
FILTER LOCAL
ND
234
1
234
1
5
CC
BCD
AE
H-POSI V-POSI
WIDTH HEIGHT STORE CURSOR
VF DETAIL
123
ON
UP TALLY
ON
OFF
16:9
4:3
VF
SCAN
ON
OFF
SCREEN SIZE
MARKER ON
OFF
CENTER
MARKER ON
OFF
ON
OFF
SAFETY
ZONE ON
MENU
DISPLAY
OFF
MENU SELECT
CANCEL ENTER
M EMORY S TICK
CALL
ENG PROD
INTERCOM
OFF
12 12
ON
PGM
ENG PROD
INTERCOM
OFF ON
PGM
MIC MIC
INTERCOM 1 INTERCOM 2
RET 2
234
1
後面
1ビデオ信号切り換えボタン
2POWERインジケーター
3NDフィルターつまみ
4CCフィルターつまみ
5FILTER LOCALボタン
7VF SCANスイッチ
6UP TALLYスイッチ
es INTERCOM 1、2端子
メモばさみ
ed INTERCOM PROD/ENGスイッチ
ef INTERCOM音量調整つまみ
ej MIC ON/OFFスイッチ
eh PGM音量調整つまみ
9CENTER MARKERスイッチ
0SAFETY ZONEスイッチ
qa DISPLAYスイッチ
qs MENU SELECTスイッチ
wd RET 1ボタン
wf RET 2ボタン
wj HEIGHT調整つまみ
wk V-POSI調整つまみ
wl WIDTH調整つまみ
el H-POSI調整つまみ
ea VF端子
eh PGM音量調整つまみ
ej MIC ON/OFFスイッチ
ef INTERCOM音量調整つまみ
ed INTERCOM PROD/ENGスイッチ
qj CALLボタン
qk CURSOR 1〜3ボタン
wh CURSOR ONボタン
wg CURSOR STOREボタン
wa RETURN SELECTつまみ1
ws RETURN SELECTつまみ2
ql バックタリーランプ
qg VF DETAILスイッチ
qd MENU SELECTつまみ
qh VF DETAILつまみ
w; メモリースティック部
eg PGM 1/2選択スイッチ eg PGM 1/2選択スイッチ
qf アサイナブルスイッチ
8SCREEN SIZE MARKERスイッチ

12(J)
各部の名称と働き
1ビデオ信号切り換えボタン
ビューファインダーへのビデオ出力信号(R、G、B)を切り換えます。
R、G、Bボタンは、それぞれ単独で押すことも、複数を同時に押す
こともできます。押したボタンに対応する信号が出力されます。2つ
のボタンを押したときは、両方の信号がミックスされ て 出 力されま
す。
TESTOUT端子に接続したモニターへのビデオ出力信号は、この
ボタンの設定に関わらず常に Y 信号になります。
カラービューファインダー使用時：
•R、G、Bすべてのボタンを押すと、ビューファインダー、モニター
のいずれにもY信号が出力されます。
•R、G、Bいずれのボタンも押さない場合、ビューファインダーには
カラー信 号、モニターには Y信号が出力されます。
2POWER (電源) インジケーター
本機への電源供給の状態により、次のように点灯します。
緑色：本機に電源が供給されているとき。
赤色：MSU-700A/750またはRCP-700シリーズのCAMPWボタ
ンが OFFになっているとき。
黄色：本機には電源が供給されているが、MSU-700A/750また
はRCP-700シリーズのVFPWボタンがOFFになっていて、
ビューファインダーに電源が供給されていないとき。
消灯：本機に電源が供給されていないとき。
3NDフィルターつまみ
FILTERLOCALボタン点灯時に、このつまみでNDフィルターを切
り換えることができます。
4CC (色温度変換) フィルターつまみ
FILTERLOCALボタン点灯時、被写体を照らしている光源に合わ
せて、このつまみで CCフィルターを切り換えることができます。
5FILTER LOCAL (フィルターローカルコントロール) ボ
タン
押すと点灯し、CCフィルターつまみ、およびNDフィルターつまみ
で、色温度変換フィルター、NDフィルターの切り換えが可能になり
ます。再度押すと消灯し、フィルターのコントロールがマスターセッ
トアップユ ニットMSU-700A/750またはリモートコントロールパネル
RCP-700シリーズに移ります。
6UP TALLY (アップタリー) スイッチ
本機にレッドタリー信 号 が供給されているとき、本機のアップタリー
ランプとレンズのタリーランプを 点 灯させ るかどうかを選 択します。
ON：アップタリーランプが点灯する。
OFF：アップタリーランプは点灯しない。
7VF SCAN (ビューファインダースキャン) スイッチ
ビューファインダー画面の表示をコントロールします。
16:9：ビューファインダー画面の表示を16:9にする。
4:3：ビューファインダー画面の表示を4:3にする。
8
SCREEN SIZE MARKER (
スクリーンサイズマーカー
)
スイッチ
スクリーンサイズ マーカーの表示をコントロールします。
ON( )：指定されたスクリーンサイズ以外の部分が暗くなる。
ON( )：
スクリーンサイズ マーカー(白い線)が入る。
OFF：
スクリーンサイズ マーカーは表示されない。
9CENTER MARKER (センターマーカー) スイッチ
センターマーカーの表示をコントロールします。
ON：ビューファインダー画面の中央を示すセンターマーカーを表
示する。
(センターマーカーの位置は、レンズに合わせて調整できま
す。調整した位置を、レンズファイルに登録しておくことが で
きます。)
OFF：センターマーカーは表示されない。
◆詳しくは、システムマニュアルを参照してください。
0SAFETY ZONE (セーフティゾーン) スイッチ
セーフティーゾーンマーカーの表示をコントロールします。
ON：本機で撮影している画面の90%の範囲を示す枠(セーフ
ティーゾーン)を、ビューファインダー画面内に表示する。
(OPERATIONメニューのマーカー設定ページで、表示する
範囲を画面の80%または92.5%,95%に切り換えることもできま
す。)
OFF：セーフティーゾーンは表示されない。
つまみの位置 選択されるフィルター
Aクロスフィルター
B3200K(素通し)
C4300K
D6300K
E8000K
つまみの位置 選択されるフィルター
1素通し
21/4ND
31/8ND
41/16ND
51/64ND

13(J)
qa DISPLAY (ディスプレイ) スイッチ
以下のように機能します。
ON：ビューファインダー画面に本機の設定や動作の状態を示
す文字やメッセージが表示される。
OFF：ビューファインダー画面の表示が全て消える。
MENU：ビューファインダ画面に設定メニューが表示される。
qs MENU SELECT (メニュー選択) スイッチ
以下のように機能します。
ENTER：MENUSELECTつまみで選択したメニューやペー
ジを確定したり、設定値を確定する。
CANCEL：メニュー設定の内容を取り消したり、ページ選択
モードや TOPメニューに戻る。
qd MENU SELECT (メニュー選択) つまみ
ビューファインダー画面に表示されたメニュー項目の選択や設定値
の変更を行います。
qf アサイナブルスイッチ
OPERATIONメニューにより、レンズエクステンダーON/OFFな
どの機能を割り付けることが できます。
◆機能の割り付けの方法については「その他の設定」（34(J)ページ）をご
覧ください。
qg VF DETAIL (ビューファインダー輪郭補正) スイッチ
ON:ビューファインダー内の画像の輪郭を強調します。この位置
にすると VFDETAIL調整つまみでディテール量を調整でき
ます。
OFF:輪郭強調機能がOFFになります。
qh VF DETAIL (ビューファインダーディテール量) 調整つ
まみ
VFDETAILスイッチが ON のときに、ビューファインダーの画像の
ディテール量を調整します。カメラの出力には影響しません。
ご注意
ビューファインダーディテール量調整機能は、リターンビデオ信号に
は働きません。
qj CALL (呼び出し) ボタン
•カメラコントロールユニットHDCU-900、マスターセットアップ ユ ニッ
トMSU-700A/750、またはリモートコントロールパネルRCP-700シ
リーズ のオペレーターを呼ぶときに押します。押すと、本機のレッ
ドタリーランプが、点灯している場合は消灯し、消灯している場合
は点灯します。また、MSU-700A/750、RCP-700シリーズのCALL
ボタンが点灯し、ブザーが鳴ります。
•RCP-700シリーズ、MSU-700A/750のCALLボタンを押すと、この
ボタンが点灯します。
qk CURSOR (カーソルメモリー) 1〜3ボタン
ビューファインダーの画面上に表示されるボックスカーソルの大きさ
と位置を登録します。
1〜3のボタンを使って3種類の設定を登録できます。また、ボタン
を押すだけで、登録した大きさのボックスカーソルを登録した位置
に表示させることができます。
ご注意
CURSOR1〜3ボタンが点灯しているときは、H-POSI、V-POSI、
WIDTH、HEIGHT調整つまみは動作しません。
ql バックタリーランプ
レッドタリー 信 号 が供給されているとき赤点灯します。マスターセッ
トアップユニットMSU-700A/750およびリモートコントロールパネル
RCP-700シリーズのCALLボタンを押すと、ランプが点灯していた
場合は消灯し、消灯していた場合は点灯します。明るさは、本機
内部の調整ボリュームで調整できます。
付属のナンバープレート(0〜9)を取り付け、カメラナンバーを表示
します。グリーンタリー 信 号 が供給されているとき緑点灯します。
◆明るさの調整方法およびナンバープレートの取り付けかたについては、
システムマニュアルを参照してください。
w; メモリースティック部
スロットにメモリースティックを挿 入します。メモリースティックにデー
タを書き込 んだり、メモリースティックからデータを読 み 出していると
きはアクセスランプが点灯します。
◆メモリースティックの操 作については、システムマニュアルを参照してく
ださい。
wa RETURN SELECT (リターン選択) つまみ1
CCUから入力される４種類のリターン信号を選択するつまみです。
RET１ボタンを押し込むことにより、選択されたリターン信号を VF
画面で見ることができます。TESTOUT端子からの出力信号も同
時に切り換わります。

14(J)
各部の名称と働き
ws RETURN SELECT (リターン選択) つまみ2
CCUから入力される４種類のリターン信号を選択するつまみです。
RET２ボタンを押し込むことにより、選択されたリターン信号を VF
画面で見ることができます。
wd RET 1ボタン
このボタンを押し込むと、RETURNSELECTつまみ1で選択され
たリターンビデオ信号をビューファインダー画面で見ることが できま
す。再度ボタンを押すと、ビューファインダーおよびモニターに、再
び本機で撮影中の映像信号が出力されます。
wf RET 2ボタン
このボタンを押し込むと、RETURNSELECTつまみ2で選択され
たリターンビデオ信号をビューファインダー画面で見ることが できま
す。再度ボタンを押すと、ビューファインダーおよびモニターに、再
び本機で撮影中の映像信号が出力されます。
ご注意
RET1、RET2ボタンを両方とも押し込んだ場合は、RET1ボタンが
優先されます。
wg CURSOR STORE (カーソルストア) ボタン
ボックスカーソルの大きさと位置を登録するとき、このボタンを押し
ます。
ご注意
CURSORONボタンが点灯していないと登録できません。
wh CURSOR ON (カーソル) ボタン
押すと点灯し、ボックスカーソルがビューファインダーの画面上に表
示されます。再度押すと消灯し、ボックスカーソルが消えます。
wj HEIGHT (高さ) 調整つまみ
ビューファインダーの画面上に表示されるボックスカーソルの高さ
を、エフェクトエリア（有効画素）の範囲内で調整します。
wk V-POSI (垂直位置) 調整つまみ
ビューファインダーの画面上に表示されるボックスカーソルの垂直方
向の位置を、エフェクトエリア（有効画素）の範囲内で調整します。
wl WIDTH (幅) 調整つまみ
ビューファインダーの画面上に表示されるボックスカーソルの幅を、
エフェクトエリア（有効画素）の範囲内で調整します。
e; H-POSI (水平位置) 調整つまみ
ビューファインダーの画面上に表示されるボックスカーソルの水平方
向の位置を、エフェクトエリア（有効画素）の範囲内で調整します。
ea VF (ビューファインダー) 端子(D-sub 25ピン)
ビューファインダーのCAMERA端子と接続します。
es
INTERCOM 1
、
2 (
インターカム
1
、
2)
端子
(XLR 5
ピン
)
•XLR5ピンタイプのヘッドセットを接続します。INTERCOM1端子
は、カメラコントロー ル ユ ニットHDCU-900側で本機の電源を
OFFにしても通話できます。INTERCOM2端子は、別売りの
RTSインターカムシステムキットBKP-7913を装着するとRTSイン
ターカムシステム対応となり、最大2台の子機を接続できます。
•本機を単体で使用しているときは、VTRの再生オーディオ信号を
モニターできます。
ed INTERCOM PROD/ENG (インターカムプロデュー
サー/エンジニアライン切り換え) スイッチ
インターカム 1または 2 の接続先を、プロデューサーラインとエンジ
ニアラインの間で切り換えます。
PROD
：プロデューサーラインを使うとき。
ENG：エンジニアラインを使うとき。
ef INTERCOM (インターカム) 音量調整つまみ
インターカムの出力レベルを調整します。
eg PGM 1/2 (プログラムオーディオ1、2) 選択スイッチ
プログラムオーディオ1、2を切り換えます。
eh PGM (プログラムオーディオ) 音量調整つまみ
プログラムオーディオの出力レベルを調整します。
ej MIC (インターカム用マイク) ON/OFFスイッチ
ヘッドセットのマイクを入 / 切します。

15(J)
三脚への取り付け
三脚の種類は、用途や目的に応じて各種用意されています。適切
な三脚を選び、次のようにしてカメラを取り付けてください。詳細
は、三脚の説明書をご覧ください。
カメラやレンズの組み合わせと適切な三脚についての詳しい情報
は、ソニーの担当者または三脚メーカーにお問い合わせください。
ここでは、(株)昭特製作所のカムヘッドTE12にHDC-900/910を取
り付ける方法を説明します。取り付けの前に、レンズのタイプや重
さに合った、適切な三脚のカム板を選択してください。
1カメラの底面の三脚板取り付け部に、三脚に付属のVウェッ
ジシューを2 本のネジで取り付ける。
取り付け位置は、カメラとレンズの重量のバランスを考慮して
決めてください。
2三脚のパンロックレバー、チルトロックレバーが 固 定されている
ことを 確認する。
3カメラの両側のハンドルをもって、カメラを三脚に取り付け、固
定する。
4三脚のストッパーで Vウェッジシューが外れないようにする。
Vウェッジシュー
Vウェッジシュー (三脚に付属)
ビデオカメラの底面
HDC-900/910
三脚
ストッパー
HDC-900/910の三脚への取り付けかた
注意
Vウェッジシューや三脚は確実に固定してください。正しく取り付け
られていないと、カメラが落下して、思わぬ事故につながることが
あります。
ご注意
ケーブルクランプ底面の脚が三脚に当たる場合は、脚を取り外して
ください。
アクセサリーの取り付け
3
1
ケーブルクランプ底面の脚の取り外し

16(J)
アクセサリーの取り付け
1
4
2
1
A3
レンズの取り付け
レンズは、ソニー標準のハンガーマウント型のものを使用します。レ
ンズの取り扱いについては、レンズの取扱説明書をご覧ください。
次の手順で取り付けます。
ご注意
レンズを取り付ける前に、次の3点を確認してください。
•三脚のパンロックレバー、チルトロックレバーが固定されている。
•ズーム、フォーカスを押し引き棒で操作するレンズを取り付ける場
合は、押し引き棒が外してある。
•レンズ のA 部にピンがあるときは、外しておく。ピンが外れない場
合は、ソニーの担当者にご相談ください。
HDC-900/910へのレンズの取り付けかた
レンズ
レンズロックつまみ
U字溝
突起部
エッジ
ピン
レンズロック
1レンズロックつまみをゆるめ、レンズロックを左に回して水平に
する。
2レンズ後面のピンをカメラ前面のU字型溝に合わせ、レンズの
エッジをカメラの突起部に引っかける。
3レンズを矢印の方向に押して、カメラと合体させる。
4レンズロックを右に回し、レンズロックつまみをしっかり締める。

17(J)
3
2
1
7型ビューファインダーの取り付け
ビューファインダーの取り付けについて詳しくは、ビューファインダー
の取扱説明書をご覧ください。
次の手順で取り付けます。
ご注意
ビューファインダーを取り付ける前に、HDC-900/910のパンベース
受け台のVF端子がコントロールパネルと直角になっていることを確
認してください。
ビューファインダーの底面 突起部
パンベース受け台
VF端子
HDC-900/910への7型ビューファインダーの取り付けかた
1ビューファインダーのパンベース裏側にあるマウントウェッジが、
カメラのパンベース受け台の V 字型溝の中に入るように、ま
た、パンベース裏側の突起部が図に示す位置にくるように、
ビューファインダーをパンベース受け台にのせる。
2取手を押して、ビューファインダーをパンベース受け台にしっか
りと差し込む。
取手を引っ張り、確実に固定されていることを確認してくださ
い。
3ビューファインダーを所定の位置まで回す。
パンべース
マウントウェッジ
V字型溝
パンフリクション
調整ネジ
ビューファインダーのパンの調整
ビューファインダーを左右に回すときの動きやすさを、パンフリクショ
ン調整ネジで調整することができます。ネジを右に回すと動きにくく
なり、左に回 すと動きやすくなります。
ビューファインダーは確実に固定してください。正しく取り付けられ
ていないと、落下してけがの原因となることがあります。

18(J)
アクセサリーの取り付け
ビューファインダーを取り外すには
取り外す前に、次の2点を確認してください。
•ビューファインダーのリフト解除ノブが一番低い位置にあること。
•ビューファインダーのロックレバーが右いっぱいの位置にあること。
ビューファインダーの取り外しかた
1カメラのパンニングロックレバーを左に回し、パンベース受け
台を時計方向に90°回転させる。
この位置でないと、ビューファインダーは取り外せません。
2つまみを押しながらビューファインダーの取手を手前に引き、
持ち上げて外す。
パンニングロックレバー
リフト解除ノブがこの位置にある。
ロックレバーが右いっぱいの位置にある。
屋内フード、屋外フードを取り付けるには
ここでは、屋 内フードの取り付けかたを説明します。屋外フード
VFH-770も同じ方法で取り付けることができます。
つまみ
フード 溝
ビューファインダーのフードの取り付けかた
1ビューファインダー画面上の溝にフードを引っかけて取り付け
る。
2下のネジを回して、フードを固定する。
1
2
22
21
1
1
2