Sony SRX-T423 User manual

Z:\E\Sony\PT14F058SRX-
T423OI\PT14F0584547935011JP+\4547935011\4547935011SRXT423S
Y\01JP-SRXT423SY\090BCOV.fm
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SRX-T423
4-547-935-01 (1)
Printed in Japan
010COV.book 38 ページ 2014年7月11日 金曜日 午前11時15分
4K Digital Projector
Z:\E\_Sony\PT14F058_SRX-
T423_OI\PT14F058_4547935011_JP+\4547935011\4547935011SRXT423SY\01JP-
SRXT423SY\01COV.fm
masterpage:Right
SRX-T423
SRX-T423
4-547-935-01 (1)
4-547-935-01 (1)
© 2014 Sony Corporation
取扱説明書 JP
Operating Instructions _____ GB
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱いかたを示してあります。
この取扱説明書をよくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、
いつでも見られるところに必ず保管してください。
010COV.book 1 ページ 2014年7月29日 火曜日 午後5時48分
SRX-T423
4-547-935-01 (1)

2
安全のために
ソニー製品は安全に充分配慮して設計されています。しかし、電気製品はまち
がった使いかたをすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事故につ
ながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
4 ページから 5 ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
1 年に一度は、内部の点検をお買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご依頼
ください(有料)。
故障したら使わない
すぐにソニーのお買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
m
a電源スイッチで電源を切る。
bソニーのお買い上げ店またはソニーのサービス窓口に連絡する。
m
すぐに電源を切り、消火する。
•煙が出たら
•異常な音、においがしたら
•内部に水、異物が入ったら
•製品を落としたりキャビネットを破損したときは
炎が出たら
警告表示の意味
取扱説明書および製品では、次の
ような表示をしています。表示の
内容をよく理解してから本文をお
読みください。
この表示の注意事項を守らないと、
火災や感電などにより死亡や大け
がなど人身事故につながることが
あります。
この表示の注意事項を守らないと、
感電やその他の事故によりけがを
したり周辺の物品に損害を与えた
りすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
日本語

目次 3
JP
目次警告 5
警告 .....................................................................................4
注意 .....................................................................................5
3D 映像の視聴についての安全上のご注意..........................5
使用上のご注意........................................................................6
第1章 概要
各部の名称と働き....................................................................7
本体 ............................................................................................................... 7
ControlFunctionMenu(コントロールファンク
ションメニュー)画面................................................... 8
第2章 準備
設置・使用時のご注意.........................................................11
設置に適さない場所 .......................................................................11
使用に適さない状態 .......................................................................12
SRXController をコントロール用 PC にインストール
する............................................................................12
動作環境 ..................................................................................................12
SRXController をインストールする.................................13
コントロール用 PC を接続する .........................................14
イーサネットケーブルで接続する.......................................14
RS-232C 端子に接続する.............................................................15
SRXController を起動する .............................................15
プロジェクターの主電源を入れる.......................................15
SRXController を起動する.......................................................15
接続モードを変更する..................................................................16
投影する機器を接続する .....................................................17
PC を接続する(DVI-D 接続)................................................17
HD-SDI 機器を接続する..............................................................17
HDMI 機器を接続する .................................................................18
第3章 投影
スクリーンに画像を映す .....................................................19
4K 信号を 4 画面モードで映す...............................................20
第4章 SRXController で行う調整
と設定
コントロール画面を表示する .............................................22
PICTURECONTROL(ピクチャーコントロール)
画面............................................................................23
Board(インプットボード)......................................................23
InputSource(入力ソース).....................................................23
3DResolutionFormat
(3D 解像度フォーマット).........................................23
SignalInfo(信号情報)................................................................23
SignalAdjust(信号調整)..........................................................24
COLOR/FRAME(カラー/フレーム)画面..................24
Board(インプットボード)......................................................24
Color(カラー)...................................................................................24
FrameAdjust(フレーム調整).............................................25
INSTALLATION(設置設定)画面 .................................26
LENSCONTROL(レンズコントロール)....................26
ELECTRICSHIFTFUNCTION
(電気的シフト機能)......................................................26
IMAGEFLIP(映像反転).........................................................26
PROGRESSIVEDISPLAYMODE
(プログレッシブディスプレイモード)...........26
SQUEEZE(スクイーズ)...........................................................26
LAMPPOWER(ランプパワー).........................................27
TESTPATTERN(テストパターン)..............................27
SINGLE3DADJUST(シングル 3D 調整).................27
入力信号と調整・設定項目 .................................................27
第5章 その他
ランプ交換の目安.................................................................28
故障かな?と思ったら......................................................... 29
メッセージ ............................................................................30
エラーメッセージ.............................................................................30
情報メッセージ..................................................................................32
本機の性能を保持するために .............................................33
アフターサービス.................................................................33
仕様........................................................................................34
索引........................................................................................36

4警告
規定の電源電圧で使用する
取扱説明書に記されている電源電圧
以外での使用は火災や感電の原因と
なります。
油煙、湯気、湿気、埃の多
い所で使用しない
上記のような場所や、取扱説明書に
記されている使用条件以外の環境で
使用すると、火災や感電の原因とな
ることがあります。
機器周囲温度を仕様に合う
ように制御する
取扱説明書に記されている機器周囲
温度外で使用すると、ランプの破裂
や故障の原因となります。
製品の上にものを置かない
製品の上に重いものを置くと、落下
してけがをすることがあります。
レンズをのぞかない
投影中に本機のレンズをのぞくと光
が目に入り、悪影響を与えることが
あります。
レンズの前にものを置かな
い
レンズの前にものがあると火災の原
因となることがあります。
排気口付近は触らない
排気口付近は、ランプの熱で温度が
高く、手などが触れるとやけどの原
因となります。
排気口、吸気口をふさがな
い
排気口、吸気口をふさぐと内部に熱
がこもり、火災や故障の原因となる
ことがあります。風通しをよくする
ために次の項目をお守りください。
•密閉された狭い場所に押し込めな
い。
•布などで包まない。
•本機の下に布や紙を敷かない。
内部を開けない
内部には電圧の高い部分があり、
キャビネットを開けたり改造したり
すると、火災や感電の原因となるこ
とがあります。内部の調整や設定、
点検、修理はお買い上げ店またはソ
ニーのサービス窓口にご依頼くださ
い。
ランプはアラームが出たら、
交換する
ランプは劣化したまま使用すると、
ランプ破裂の原因となります。ラン
プ交換のアラームが出たら交換して
ください。
定期的に内部の掃除を依頼
する
長い間掃除をしないと内部にほこり
がたまり、火災や感電の原因となる
ことがあります。1 年に一度は、内部
の掃除をお買い上げ店またはソニー
のサービス窓口にご依頼ください
(有料)。
特に、湿気の多くなる梅雨の前に掃
除をすると、より効果的です。
警告

5
注意/3D 映像の視聴についての安全上のご注意
3D 映像の視聴についての
安全上のご注意
•3D映像をご覧になる以外は 3D メガネを使用しないでく
ださい。
•ソニーが認証した 3D メガネ以外は使用しないでくださ
い。
•3D 映像の視聴中に、眼の疲労、疲れ、気分が悪くなるな
どの不快な症状が出ることがあります。視聴中に体調不
良を感じた場合には、ご自身で判断し、すぐに視聴を中
止してください。不快な症状がでたときは、回復するま
で 3D 映像の視聴をやめ、必要に応じて医師にご相談く
ださい。
•お子様(特に 6 歳未満の子)の視覚は発達段階にありま
す。お子様が 3D 映像を視聴する前に小児科や眼科など
の医師にご相談ください。
•大人の監視がない場合、お子様だけのご視聴はなさらな
いでください。
•3D 映像を上映・提供される場合は、上記注意点を守るよ
う監督してください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因とな
ることがあります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに
電源を切り、お買い上げ店またはソニー
のサービス窓口にご相談ください。
製品の上に乗らない
倒れたり、落ちたりして、けがの原因と
なることがあります。
注意

6使用上のご注意
結露について
プロジェクターを設置している室内の急激な温度変化およ
び、寒いところから急に暖かい場所へ持ち込んだときなど
は結露を引き起こすことがあります。
結露は故障の原因となりますので、冷暖房の温度調節には
ご注意ください。
結露が起きたときは、プロジェクターの電源を入れたまま
約 2 時間放置した後でお使いください。
液晶プロジェクターについて
液晶プロジェクターは非常に精密度の高い技術で作られて
いますが、黒い点が現われたり、赤と青、緑の点が消えな
かったりすることがあります。また、すじ状の色むらや明
るさのむらが見える場合もあります。これらは、プロジェ
クターの構造によるもので、故障ではありません。また、
複数台の液晶プロジェクターを並べてスクリーンへ投写す
る場合、プロジェクターごとに色合いのバランスが異なる
ため、同一機種の組み合わせであってもそれぞれ色合いの
違いが目立つ場合があります。
連続点灯の禁止
キセノンランプは 24 時間連続駆動をすると、寿命が短くな
ります(約半分)。必ず、1 時間以上消灯してください。
ランプ破裂時の立ち入り禁止
万一、ランプが破裂した場合、下図に示したゾーンは危険
ですので近づかないでください。
危険ゾーン(x)は、床からプロジェクター底面までの高さ
(y)によって変わります。
例えば、床からプロジェクター底面までの高さ(y)が 800
mm の場合、上の計算式で出した値に基づいた危険ゾーン
(x)は 800mm になります。
使用上のご注意
x=20/3 ×10y+6400
床
左側面図
ランプ破裂時の
飛散放物線
ランプ破裂時
の危険ゾーン y
x
ランプ破裂時の危険ゾーン
上面図
x
x
x

各部の名称と働き 7
第章
第 1 章 概要
1
概要
各部の名称と働き
本体
前面/側面
a排気口(上面)
b吸気口/エアフィルター(右側面)
エアフィルターの交換については、お買い上げ店またはソ
ニーのサービス窓口にお問い合わせください。
cレンズカバー
dレンズ取り付け部
別売のレンズを取り付けるときは、お買い上げ店またはソ
ニーのサービス窓口にお問い合わせください。
eインプットボード取り付け部(本体内部)
用途に応じ、別売のインプットボードを取り付けます。取
り付けるときは、お買い上げ店またはソニーのサービス窓
口にお問い合わせください。
右から順に INPUTA、INPUTB、INPUTC、INPUTD と
なります。
標準装備として INPUTA に HDCPDVI ボード LKRI-005
が装着されています。用途に応じて別のインプットボード
に差し換えることもできます。
DVI-D 端子(DVI コネクター 24 ピン、凸):プログレッシ
ブの DVI 信号および HDCP 対応の DVI 信号を入力します。
AUX 端子(DVI コネクター 24 ピン、凸):拡張信号入力用
です。対応機器については、お買い上げ店またはソニーの
サービス窓口にお問い合わせください。
f排気口(左側面)
後面
aSTATUSMESSAGE(ステータスメッセージ)表示
窓
各種メッセージを表示します。
◆ メッセージの詳細については、30 ページをご覧ください。
bステータスインジケーター
MAIN(メイン)インジケータと LAMP(ランプ)インジ
ケータの組み合わせにより、以下の状態を表示します。
3
4
2
1
6
5
RS-232C
2
1
5
3
4

各部の名称と働き
8
第 1 章 概要
●:点灯 :点滅
c電源スイッチ
プロジェクターの主電源をオン(?)/オフ(a)します。
dRS-232C 端子(D-sub9 ピン、凹)
付属の SRXController(SRX コントローラー)をインス
トールした PC のコネクターと接続します。PC から本機を
操作できます。
eランプ調整窓
ランプを交換した後などに、ランプ位置を微調整するため
の窓です。調整は、お買い上げ店またはソニーのサービス
窓口にお問い合わせください。
ControlFunctionMenu(コント
ロールファンクションメニュー)画面
SRXController(SRX コントローラー)を PC にインス
トールすると、本機の操作を PC の画面で行うことができ
ます。ここでは、スクリーンに画像を投影するために表示
する画面について説明します。画質の調整や設定の変更を
行う画面については、「SRXController で行う調整と設定」
(22 ページ)をご覧ください。
aメニューバー
File(ファイル)メニュー
File メニューから [Quit] を選択すると、SRXController を
終了します。
SaveLog(セーブログ):サービス用です。
詳しくは、ソニーのお買い上げ店またはサービス窓口
にお問い合わせください。
Password(パスワード)メニュー
プロジェクターの設定を行う「SETTING(設定)」画面や、
サービス担当者が調整を行う「SERVICE(サービス)」画
面を表示する際に必要な認証用パスワードをリセットしま
す。
このメニューは、お使いの PC で Administrator(管理者)
権限を持つユーザーが SRXController を起動した場合のみ
表示されます。
◆「SETTING(設定)」画面、「SERVICE(サービス)」画面につ
いて詳しくは、特約店様用設置説明書をご覧ください。
Help(ヘルプ)メニュー
SRXController のバージョン情報および本機のシリアル番
号を表示します。
bSCREENCONTROL(スクリーンコントロール画面)
◆ 詳しくは「SCREENCONTROL(スクリーンコントロール)画
面」(9 ページ)をご覧ください。
c情報表示部
Location:「SETTING(設定)」画面で入力した本機の設
置場所が表示されます。
Name:「SETTING(設定)」画面で入力した本機の名前が
表示されます。
OperationTimer:プロジェクターの累積使用時間(H)が
表示されます。
MAIN
インジケータ
LAMP
インジケータ
本機の状態
●(赤) ●(赤) スタンバイ状態。SRXController
(SRX コントローラー)で本機の電
源を入れることができる。
●(緑) ●(緑) SRXController で電源を入りにし
た。SRXController で本機の操作
ができる。
(緑) (緑) SRXController で電源を切りにし
てスタンバイ状態にした。クーリ
ング中。
1
6
2 3 4
1
67
2345

各部の名称と働き 9
第 1 章 概要
(ランプ)インジケーター:ランプの推奨使用時間に対
する現在の使用時間の割合をバーと数値(%)で表示
します。
WarningInfo:本機に不具合が生じた場合、エラーメッ
セージを表示します。本体後面の STATUSMESSAGE
表示窓にも同じエラーメッセージが表示されます。
dPOWERON/STANDBY(?/1)(電源入/スタンバ
イ)ボタンと POWER インジケーター
本機後面の MAIN インジケーターと LAMP インジケー
ターが赤く点灯しているとき、[ON] ボタンをクリックする
と電源が入ります。両方のインジケーターと PC 画面の
POWER インジケーターが緑色に点灯し、PC 画面で本機の
操作ができます。
電源を切るときは、[STANDBY] ボタンをクリックし、表示
される確認画面で [OK] ボタンをクリックします。本機がス
タンバイ状態になり、本体のインジケーターと POWER イ
ンジケーターが点滅します。スタンバイ状態になっても本
体内部の温度を下げるためファンが回り続けます。ファン
が止まると MAIN インジケーターと LAMP インジケー
ターが赤く点灯します。
eFUNCTION(ファンクション)1 〜 7 ラジオボタン
SRXController の画面で調整・設定した内容をこれらのボ
タンに登録し、あとで登録した設定内容で投影することが
できます。
登録できる設定項目は以下のとおりです。
•「SCREENCONTROL」画面の [INPUTSELECT]、
[MASKINGADJUST] および [CUTOFF] の設定
•「PICTURECONTROL」画面の [InputSource] と [Signal
Adjust] の設定
•「COLOR/FRAME」画面の [Color] の設定
•「INSTALLATION」画面の [ELECTRICVSHIFT
FUNCTION]、[ELECTRICHSHIFTFUNCTION]、
[SQUEEZE]、[PROGRESSIVEDISPLAYMODE]、
[LAMPPOWER] の各項目、ズーム/フォーカスメモ
リー機能付きレンズ装着時の [LENSCONTROL] の設定、
および 3D 画像投影時の [SINGLE3DADJUST] の [3D
GammaSelect] と [PositionAdjust] の設定
◆ 詳しくは、22 ページをご覧ください。
f調整・設定画面
画面切り換えボタンをクリックすると、それぞれの画面が
表示されます。「PICTURECONTROL(ピクチャーコント
ロール)」画面、「COLOR/FRAME(カラー/フレーム)」
画面、「INSTALLATION(設置設定)」画面が表示されま
す。
◆ それぞれの画面について詳しくは、「SRXController で行う調整
と設定」(22 ページ)をご覧ください。
g画面切り換えボタン
調整・設定したい項目に応じて画面を切り換えます。
SCREENCONTROL(スクリーンコント
ロール)画面
aINPUTSELECT(入力信号選択)ラジオボタン
スクリーンに投影したい入力信号を選びます。
InputA:INPUTA に装着されたインプットボード(標準
装備)の端子に接続した機器からの映像を映すとき
InputB:INPUTB に装着されたインプットボード(別売)
の端子に接続した機器からの映像を映すとき
InputC:INPUTC に装着されたインプットボード(別売)
の端子に接続した機器からの映像を映すとき
InputD:INPUTD に装着されたインプットボード(別売)
の端子に接続した機器からの映像を映すとき
Quad-screenMode(4 画面モード):INPUTA 〜 D に装
着されたインプットボードからの各入力信号を 1 画面
に映すとき
Single3D ラジオボタン:3D 画像を映すときに使用しま
す。詳しくは、お買い上げ店またはソニーのサービス
窓口にお問い合わせください
bMASKINGADJUST(マスキング調整)部
スクリーンに合わせて映像の不要な部分に黒いマスキング
をすることができます。
6 か所の調整ポイントそれぞれで調整できます。
1調整ポイントのひとつをダブルクリックする。
調整画面が表示されます。
1 2 4 5
123 4
調整ポイント

各部の名称と働き
10
第 1 章 概要
2[Horizontal](水平)、[Vertical](垂直)の または
ボタンをクリックするか右のテキストボックスに数
値を入力し、画面を見ながら調節する。
設定範囲は、四隅の調整ポイントが 0 〜 950、まん中
の調整ポイントが− 500 〜 500 です。
3各調整ポイントについて、1、2を繰り返して映像にマ
スキングを行う。
[RESET] ボタンを押すと、すべての調整値が工場出荷時の
値にリセットされます。
cMUTING(ミューティング)ON/OFF ボタン
[ON] ボタンをクリックすると、スクリーンの投影画像全体
が一時的に消えます。[OFF]ボタンをクリックすると、
映像が表示されます。
ミューティング機能は、シャッターを併用して光を完全に
遮断し、黒画面を表示します。
dCUTOFF(カットオフ)ON/OFF ボタン
3D 画像を映すときに使用します。詳しくは、お買い上げ店
またはソニーのサービス窓口にお問い合わせください。

設置・使用時のご注意 11
第章
第 2 章 準備
2
準備
設置・使用時のご注意
設置に適さない場所
次のような場所には設置しないでください。本機の故障や
破損の原因となります。
風通しが悪い場所
吸気口、排気口は、内部の温度上昇を防ぐためのものです。
風通しの悪い場所を避け、吸気口および排気口をふさがな
いように設置してください。
排気口をふさぐ場所
本機側面や上面の排気口のそばに物を置くと、排気が吸気
口に回りこみ、内部の温度が上昇して保護回路が動作する
ことがあります。排気をさえぎらないように注意して本機
を設置してください。本機の周囲から 1m 以内には物を置
かないようにしてください。
温度や湿度が高い場所
急激な温度変化のある場所
本機を設置している室内の急激な温度変化は結露を引き起
こし、故障の原因となりますので冷暖房にご注意ください。
ほこりが多い場所

SRXController をコントロール用 PC にインストールする
12
第 2 章 準備
使用に適さない状態
次のような状態では使用しないでください。
本機を横倒しや逆さまにして使用する
本機を左右に傾ける
本機を± 10°以上傾けてお使いになることは避けてくださ
い。色むらやランプの寿命を著しく損ねる原因となること
があります。
吸気口および排気口を覆う
吸気口および排気口をふさぐような覆いやカバーをしたり、
毛足の長いじゅうたんなどの上では使用しないでください。
吸気口および排気口がふさがれると、内部の温度が上昇し
ます。
◆ 吸気口および排気口の位置については、「各部の名称と働き」(7
ページ)をご覧ください。
SRXController をコン
トロール用 PC にインス
トールする
SRXController をコントロール用 PC にインストールする
と、PC から本機を操作できます。
コンピューターに SRXController がインストールされてい
る場合は、事前にアンインストールを行ってください。
動作環境
SRXController を動作させるには、次の条件を備えたコン
ピューターを用意してください。
オペレーティングシステム(OS):
WindowsVistaBusinessSP2(日本語または英語版)
(× 64Edition を除く)
Windows7EnterpriseSP1(日本語または英語版)
CPU:IntelPentiumM1.6GHz 以上、かつ OS が推奨する
CPU
メモリー:256MB 以上、推奨 512MB 以上、かつ OS が推
奨するメモリー
HDD 空き容量:15MB 以上(コンピューターの内蔵ドラ
イブ)
モニター:XGA(1024 × 768)以上
通信:LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、または COM
(RS-232C)
WindowsVista/7 のユーザーアカウント
制御について
WindowsVista/7 ではファイルのセキュリティを高めるた
め、ユーザーアカウント制御(UAC)を搭載しています。
SRXController もこのユーザーアカウント制御に対応して
おり、インストール中や操作中にユーザーアカウント制御
の警告画面が表示されることがあります。
警告画面が表示されたら下記の手順を行ってください。
下記の画面が表示された場合
[ 許可 ] を選択すると作業を続行できます。

SRXController をコントロール用 PC にインストールする 13
第 2 章 準備
[ キャンセル ] を選択するとアプリケーションを実行するこ
とはできません。
管理者パスワードの入力画面が表示された場合
管理者パスワードを入力し、[OK] をクリックします。
SRXController をインストールする
1
インストーラーによってダウンロードされたインス
トールウィザードを起動する。
2
[Next] をクリックする。
ソフトウェア使用許諾条件が表示されます。
3
内容をよく読み、[Iacceptthetermsinthelicense
agreement]を選択して、[Next]をクリックする。
[Idonotacceptthetermsinthelicenseagreement]を
選択した場合は、ソフトウェアのインストールは行わ
れずに、ウィザードが終了します。
4
インストール先のフォルダーを選択し、[Next]をク
リックする。
インストール先を変更する場合は、[Change]をク
リックし、インストールするフォルダーを指定します。
ご注意

コントロール用 PC を接続する
14
第 2 章 準備
5
[Install]をクリックする。
インストールが開始されます。
6
次の画面が表示されたら、[Finish]をクリックする。
[Launchtheprogram]にチェックマークを付けると、
すぐに SRXController を起動できます。
以上で SRXController のインストールは完了です。
SRXController をインストールすると、デスクトップ
に「StartSRXControllerforSRX-Tseries」アイコン
が作成されます。
コントロール用 PC を接
続する
内部接続されているイーサネットケーブル、または
RS-232C 端子のどちらかに PC を接続します。
NETWORK 端子(LAN)と RS-232C 端子(COM)の両方
を一緒に接続すると、通信エラーを起こす可能性がありま
す。どちらか一方での接続にしてください。
イーサネットケーブルで接続する
内部接続されているイーサネットケーブル(付属)を PC
のイーサネット端子に接続します。
イーサネットケーブルの本体への接続は、お買い上げ店ま
たはソニーのサービス窓口にご依頼ください。
PC の IP アドレス取得方法を DHCP に設定してください。
ご注意
ご注意
コントロール用 PC
イーサネットケーブル
(クロスケーブル)(付属)
イーサネット端子へ

SRXController を起動する 15
第 2 章 準備
•安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧を持
つ可能性があるコネクターをこの端子に接続しないでく
ださい。
接続については本書の指示に従ってください。
•イーサネットケーブルを本体に接続せずに本体の電源を
長時間入れたままにしていた場合、イーサネットケーブ
ルを接続し、ネットワーク接続の再設定を行っていると、
STATUSMESSAGE 表示窓に「SonyDataProjector
Initializing...」と表示される場合がありますが、異常では
ありません。
RS-232C 端子に接続する
SRXController を起動
する
プロジェクターの主電源を入れてから、SRXController を
起動して、プロジェクターを起動します。
プロジェクターの主電源を入れる
プロジェクター後面の電源スイッチをオン側(|)に倒し
て、電源を入れます。
主電源が入り、プロジェクターがスタンバイ状態になると、
MAIN インジケーターと LAMP インジケーターが赤色に
点灯します。
プロジェクターのイニシャライズが完了し、ステータス
メッセージ表示部のメッセージが消えてから SRX
Controller を接続してください。
SRXController を起動する
起動する前に
コントロール用 PCに市販のファイアウォールソフトウェ
アをインストールしている場合、Windows のファイア
ウォールを有効にしている場合は、ファイアウォールの設
定を解除する必要があります。
Windows7 の場合
[Windows ファイアウォール]を起動し、[Windows ファ
イアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する]
をクリックして、許可されたプログラム内の SRX
Controller にチェックマークを付けるか、リストにない場
合は[設定の変更]を選択した後、[別のプログラムの許
可]から SRXController を追加してください。
市販のファイアウォールソフトウェアをインストールして
いる場合
ファイアウォールソフトウェアの取扱説明書を参照し、許
可リストに「SRXController」を追加してください。
ご注意
コントロール用 PC
接続ケーブル(別売)
RS-232C 端子へ
RS-232C 端子へ
ご注意

SRXController を起動する
16
第 2 章 準備
SRXController を起動するには
PC 画面上の アイコンをダブルクリックします。
SRXController が起動し、プログラム・ランチャー画面が
表示されます。
プログラム・ランチャー画面について
aメニューバー
File(ファイル)
SRXController を終了するとき、[File] メニューから [Quit]
を選びます。
Connect(接続)
本機とコントロール用 PC との接続モードを選びます。
◆ 詳しくは、「接続モードを変更する」(16 ページ)をご覧くださ
い。
Help(ヘルプ)
[Help] メニューから [Version] を選ぶと、この SRX
Controller のバージョン情報を表示します。
bプロジェクター検出画面
ネットワークに接続されているプロジェクターの情報が表
示されます。
Alert:プロジェクターのエラー情報の有無( :有、 :
無)
ModelName:プロジェクターの機種名
SerialNo.:プロジェクターのシリアル番号
Type:IPv6/IPv4 接続可能なプロトコルのタイプ
IPAddress:プロジェクターの IP アドレス
Connection:ネットワークとの接続状態
この SRXController で選択できるプロジェクターは、
[Connection(接続)] 欄に [Connectable(接続可能)]
と表示されます。
Power:プロジェクターの電源の状態
Region:プロジェクターを設置している地域
Location:プロジェクターの設置場所
Name:任意の名前
SRXController を終了するには
メニューバーの [File] メニューから [Quit] を選びます。
接続モードを変更する
本機とコントロール用 PC がネットワーク接続されている
場合は、IP アドレスを直接指定して接続できます。また、
RS-232C を介して接続することもできます。
イーサネットで IP アドレスを指定して接続する場合
メニューバーの [Connect] メニューから [Network] を選び、
表示されるダイアログにプロジェクターの IP アドレスと機
種名を入力し、[OK] ボタンをクリックします。
ポート番号を変更する場合は、メニューバーの [Connect]
メニューから [PCPortSetting] を選び、表示されるダイア
ログにポート番号を入力し、[OK] ボタンをクリックしま
す。
RS-232C で接続する場合
メニューバーの [Connect] メニューから [COM] を選び、表
示されるダイアログに、プロジェクターと通信する PC の
COM ポート(RS-232C)のポート番号と機種名を入力し、
[OK] ボタンをクリックします。
1 2
12

投影する機器を接続する 17
第 2 章 準備
投影する機器を接続する
接続するときは
•各機器の電源を切った状態で接続してください。
•接続ケーブルは、それぞれの端子に合った正しいものを
選んでください。
•プラグはしっかり差し込んでください。不完全な接続は
画像の乱れの原因になります。抜くときは、必ずプラグ
を持って抜いてください。
•接続する機器の取扱説明書もあわせてご覧ください。
•本機にインプットボードを取り付けるときは、お買い上
げ店またはソニーのサービス窓口にご依頼ください。
•本体内部への接続ケーブルの接続は、お買い上げ店また
はソニーのサービス窓口にご依頼ください。
PC を接続する(DVI-D 接続)
本体内部のインプットボード取り付け部の INPUTA から
INPUTD のいずれかに HDCPDVI ボード LKRI-005 を装
着し、LKRI-005 に接続した DVI ケーブルを PC に接続し
ます。
LKRI-005 から信号を入力する場合、一部の解像度の信号で
は、HDCP(High-bandwidthDigitalContentProtection)
の DVI-D 信号も入力できます。
◆ 詳しくは、LKRI-005 の取扱説明書をご覧ください。
•DVI-D 端子に接続する場合、入力する信号に応じて、
「PICTURECONTROL」画面の [InputSource] の [Signal
Mode] で入力信号を設定してください。(23 ページ)
•長尺ケーブルを使用した場合、信号の減衰により正しく
表示できないことがあります。
•10 ビット信号を入力するときに DVI-D 端子のみで接続す
る場合(10 ビットシングルモード)は、Dual-link 対応の
DVI ケーブルをご使用ください。
HD-SDI 機器を接続する
本体内部のインプットボード取り付け部に別売のインプッ
トボード LKRI-003 を装着し、HD-SDI 機器と接続します。
LKRI-003 装着時は、「PICTURECONTROL」画面の
[InputSource] の [SignalMode] で入力信号の種類を選択し
てください。Single-link で入力する場合は、[YPbPr] または
AUX 端子へ
DVI-D 端子へ
DVI ケーブル
(別売)
PC
ご注意
ご注意
HD-SDI 機器など
HD-SDI 接続ケーブル
(別売)
HD-SDI 出力端子へ

スクリーンに画像を映す 19
第章
第 3 章 投影
3
投影
スクリーンに画像を映す
SRXController をインストールした PC の画面上で操作し
ます。
1
本体後面の電源スイッチをオン側(?)にする。
本体後面の MAIN インジケーターと LAMP インジ
ケーターが赤色に点灯し、スタンバイ状態になります。
2
PC を起動し、画面上の アイコンをダブルクリック
する。
プログラム・ランチャー画面が表示されます。
3
操作したいプロジェクターをダブルクリックする。
SRXController が起動し、「ControlFunctionMenu」
画面が表示されます。
ネットワーク接続の場合、直接 IP アドレスを指定し
て、操作するプロジェクターを選ぶこともできます。
また、RS-232C 端子経由で接続している場合は、RS-
232C のポート番号を指定してください。
◆詳しくは、「接続モードを変更する」(16 ページ)をご覧く
ださい。
4
[POWERON?] ボタンをクリックして電源を入れる。
MAIN インジケーターと LAMP インジケーターが緑色
に点灯します。
5
映像を映す機器の電源を入れる。
LAMP
インジケーター
MAIN
インジケーター
1
3
64
7
プログラム・ランチャー画面
「ControlFunctionMenu」画面
ご注意
8,10 9
「INSTALLATION」画面

スクリーンに画像を映す
20
第 3 章 投影
6
スクリーンに映す映像を選ぶ。
SCREENCONTROL 画面の INPUTSELECT ラジオボ
タンをクリックして入力信号を選びます。
InputA:INPUTA に装着されたインプットボード
(標準装備)の端子に接続した機器からの映像を映
すとき
InputB 〜 InputD:INPUTB 〜 INPUTD に装着され
たインプットボード(別売)の端子に接続した機
器からの映像を映すとき
Quad-screenMode:4 画面モードで映すとき
INPUTA(左上)、INPUTB(右上)、INPUTC
(左下)、INPUTD(右下)の 4 画面が同時に 1 つ
のスクリーンに表示されます。
「PICTURECONTROL」画面で、[InputSource] の
[SignalMode] が正しく設定されていないと映像が乱れ
る場合があります。
◆ 詳しくは、23 ページをご覧ください。
手順 6 で [Quad-screenMode](4 画面モード)を
選んだ場合のご注意
•動画を 4 画面モードで投影する場合は、投影する信号
すべてにゲンロックをかけ、各信号の位相差が 5
μsec 以内になるように同期を合わせてください。同
期が取れていない象限の動画は、こま落ちして見え
ることがあります。4 画面モードでは左上の画像が基
準画像となります。動画と静止画を併せて投影する
場合は、動画を左上の画面に投影するように選択し
てください。
•UXGA、WUXGA など垂直方向の解像度が 1080 を超
える信号を投影すると、画像が一部欠けて表示され
ます。
7
[INSTALLATION] ボタンをクリックする。
「INSTALLATION」画面が表示されます。
8
[LENSCONTROL]の [Focus+/–] ボタンでフォーカス
を調整する。
9
[Zoom+/–] ボタンで画像の大きさを調整する。
10
[Focus+/–] ボタンで再度フォーカスを調整する。
画面全体の映像を消すには
[MUTING] の [ON] ボタンをクリックすると、映像が消え、
スクリーン全体が黒画面になります。[MUTING] の [OFF]
ボタンをクリックすると映像が表示されます。
電源を切るには
1
[POWERSTANDBY1] ボタンをクリックし、表示さ
れる確認画面で [OK] ボタンをクリックする。
MAIN インジケーターと LAMP インジケーターが緑色
に点滅します。本機がランプ温度を検出し、ランプ温
度を下げるため 3 〜 15 分間ファンが回り続けます。
ファンが止まると MAIN インジケーターと LAMP イ
ンジケーターが赤く点灯します。
2
本体後面の電源スイッチをオフ側(a)にする。
ファンが回っている間は、本体の電源スイッチで電源
を切らないでください。電源スイッチを強制的に切る
とファンが止まり、ランプ温度が充分下がらず、故障
の原因となることがあります。
4K 信号を 4 画面モードで映す
4K 信号を 4 枚のインプットボードから分割して入力し、
4K 映像として 4 画面モードで映すことができます。
4K 映像を映すときは、4 つの入力信号すべてにゲンロック
をかけ、各信号の位相差が 5μsec 以内になるように同期
を合わせてください。また、「PICTURECONTROL」画面
の [InputSource] の [SignalMode] と [I/PMode] を、
INPUTA から INPUTD まで同じ設定にしてください。
上記の設定を行ったら、「INSTALLATION」画面の
[PROGRESSIVEDISPLAYMODE] の [On] ラジオボタンを
クリックします。
•[PROGRESSIVEDISPLAYMODE] が有効になるのは、
次の信号が同じリフレッシュレートで入力されている場
合です。
−4 つの 1920 × 1080 信号
−4 つの 2048 × 1080 信号
−4 つの SXGA+(1400 × 1050)信号
上記以外の信号のときは、[PROGRESSIVEDISPLAY
MODE] を選択できません。
•信号の種類によっては、表示に一部、制限があります。
4K 映像に対応している信号かどうかについて詳しくは、
下記の表をご覧ください。
ご注意
ご注意
ご注意
信号 LKRI-003 LKRI-005 LKRI-006
108060i ▲ − ▲
1024 × 768VESA60 − ● ●
1024 × 768VESA70 − − −
1024 × 768VESA75 − − −
1024 × 768VESA85 − − −
1280 × 960VESA60 − ● ●
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