HOWA MACHINERY H3KB User manual

中空形パワーチャック
THROUGH-HOLE POWER CHUCK
H3KB
H3KBH3KB
H3KB
取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
豊和工業株式会社
HOWA MACHINERY, LTD.
重要
重要重要
重要
本取扱説明書をよく読み,内容を十分理解した
上でこの製品を使用してください。
この取扱説明書は大切に保管し,製品の所有者
が変わった場合,この説明書も新しい所有者に
手渡してください。
IMPORTANT
Be sure to read a d u dersta d this
i structio ma ual thoroughly before
operati g this product.
Please save this ma ual. Whe
ow ership of this product is tra sferred,
submit this ma ual to the ew ow er.

目
目目
目
次
次次
次
はじめに
安全についてのインフォメーション
安全のために
1. 構造と作動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
1.1 形番表示・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
1.2 構造と作動・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2.取付け方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2.1 開梱・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2.2 付属品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2.3 準備するもの・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2.4 取付作業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2.4.1 作業を始める前に ・・・・・・・・・・・ 5
2.4.2 ドロースクリュの取外し ・・・・・・・・ 5
2.4.3 ドロースクリュのねじ加工 ・・・・・・・ 5
2.4.4 ドロースクリュの取付け ・・・・・・・・ 6
2.4.5 チャックアダプタの取付け ・・・・・・・ 6
2.4.6 チャックの取付け ・・・・・・・・・・・ 6
2.4.7 点 検 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
2.4.8 バランス ・・・・・・・・・・・・・・・ 8
3.使用上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
3.1 トップジョーの選定・・・・・・・・・・・・・・ 9
3.2 トップジョーの取付け・・・・・・・・・・・・・ 9
3.3 トップジョーの成形・・・・・・・・・・・・・・ 10
3.4 ストッパの取付け・・・・・・・・・・・・・・・ 12
3.5 使用条件の設定・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
3.5.1 許容シリンダ力・・・・・・・・・・・・・ 13
3.5.2 ワークの変形・・・・・・・・・・・・・・ 13
3.6 作業上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
3.6.1 ワークを把握する前に ・・・・・・・・・ 14
3.6.2 ワークを把握するとき ・・・・・・・・・ 14
3.6.3 切削中・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
3.6.4 作業終了・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
4.保守・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
4.1 給油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
4.2 分解と清掃・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
4.3 安全回転数の設定・・・・・・・・・・・・・・・ 17
4.4 パーツリスト・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
5.故障対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
6.仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
6.1 仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
6.2 寸法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
6.3 把握力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
6.4 標準生爪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
6.5 付属品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
限
限限
限定保証
定保証定保証
定保証・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

- 1 -
1.この取扱説明書は,H3KB 形中空形パワーチャックの標準形について説明しています。
2.このチャックをご使用いただく前に,必ずこの取扱説明書を熟読し,取付け・運転・点検・保守について十分
に理解した上でご使用くださるようお願いします。
3.この取扱説明書の記載事項を守らない場合,作業者や周りの人を巻き込んだ重大な事故や機械の破損に結びつ
く事があります。
4.この取扱説明書は常に手元に置き,紛失しないように大切に保管してください。
5.この取扱説明書と,この取扱説明書が対象とする製品についての問い合わせは下記へお願いします。
またこの取扱説明書を紛失したときも下記へ直接請求してください。
豊和工業株式会社
豊和工業株式会社豊和工業株式会社
豊和工業株式会社
機械事業部
機械事業部機械事業部
機械事業部 CE
CE CE
CE 営業
営業営業
営業グループ
グループグループ
グループ
機器
機器機器
機器チーム
チームチーム
チーム
〒452-8601 愛知県清須市須ケ口 1900 番地 1
TEL (052) 408-1254
FAX (052) 409-3766
6.この取扱説明書はSI単位で書かれています。
従来単位による数値は以下の式で求めることができます。
圧力 1MPa=10.197kgf/cm
2
力 1kN =101.97kgf
トルク 1N・m=0.10197kgf・m
この製品を安全にご使用していただくために必要な警告事項を,安全警告シンボルと共に記載してあります。警告
事項を良く読み,十分に理解してください。
この取扱説明書の警告メッセージをより良く理解していただくために,警告シンボルを次のように使い分けてあり
ます。
当社は,あらゆる環境下における運転・操作・点検・保守のすべての危険を予測することはできません。そのため,
この取扱説明書に明記されている警告は,安全のすべてを網羅したものではありません。
また,「できないこと」や「してはいけないこと」は極めて多くあり,この取扱説明書にすべて書く事はできませ
ん。この取扱説明書に「できる」と書いてない限り,「できない」と考えてください。もし,この取扱説明書に書
かれていない運転・操作・点検・保守を行う場合,安全に対する必要な配慮は,すべて自分の責任でお考え願いま
す。
はじめに
安全についてのインフォメーション
この
このこの
この表示
表示表示
表示は
はは
は,
,,
,取扱
取扱取扱
取扱いを
いをいを
いを誤
誤誤
誤った
ったった
った場合
場合場合
場合に
にに
に,
,,
,重傷
重傷重傷
重傷もしくは
もしくはもしくは
もしくは死
死死
死に
にに
に至
至至
至る
るる
る危険
危険危険
危険が
がが
が切迫
切迫切迫
切迫して
してして
して生
生生
生じることが
じることがじることが
じることが
想定
想定想定
想定される
されるされる
される事項
事項事項
事項を
をを
を示
示示
示します
しますします
します。
。。
。
これらの
これらのこれらの
これらの警告
警告警告
警告メッセージには
メッセージにはメッセージには
メッセージには,
,,
,危険
危険危険
危険を
をを
を回避
回避回避
回避するのに
するのにするのに
するのに講
講講
講じなければならない
じなければならないじなければならない
じなければならない予防措置
予防措置予防措置
予防措置が
がが
が含
含含
含ま
まま
ま
れます
れますれます
れます。
この
このこの
この表示
表示表示
表示は
はは
は,
,,
,取扱
取扱取扱
取扱いを
いをいを
いを誤
誤誤
誤った
ったった
った場合
場合場合
場合に
にに
に,
,,
,重傷
重傷重傷
重傷もしくは
もしくはもしくは
もしくは死
死死
死に
にに
に至
至至
至る
るる
る可能性
可能性可能性
可能性が
がが
が想定
想定想定
想定される
されるされる
される事項
事項事項
事項を
をを
を示
示示
示
します
しますします
します。
。。
。
これらの
これらのこれらの
これらの警告
警告警告
警告メッセージには
メッセージにはメッセージには
メッセージには,
,,
,危険
危険危険
危険を
をを
を回避
回避回避
回避するのに
するのにするのに
するのに講
講講
講じなければならない
じなければならないじなければならない
じなければならない予防措置
予防措置予防措置
予防措置が
がが
が含
含含
含ま
まま
ま
れます
れますれます
れます。
この
このこの
この表示
表示表示
表示は
はは
は,
,,
,取扱
取扱取扱
取扱いを
いをいを
いを誤
誤誤
誤った
ったった
った場合
場合場合
場合に
にに
に,
,,
,軽微
軽微軽微
軽微なケガの
なケガのなケガの
なケガの発生
発生発生
発生または
またはまたは
または機械
機械機械
機械の
のの
の損傷
損傷損傷
損傷が
がが
が想定
想定想定
想定される
されるされる
される状
状状
状
態
態態
態を
をを
を示
示示
示します
しますします
します。
。。
。
危険
危険危険
危険
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意

- 2 -
ご使用の前に特に知っておいていただきたいこと,守っていただきたいことをまとめています。必ずお読みくださ
い。
ボルトのサイズと締付けトルクを下表に示します。
締付トルク
ボルトサイズ M5 M6 M8 M10 M12 M16 M20
締付トルク (N・m)
7.1 12.1 29.4 57.9 101 161 251
安全のために
スピンドル
スピンドルスピンドル
スピンドル回転中
回転中回転中
回転中は
はは
は,
,,
,回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの切換弁
切換弁切換弁
切換弁の
のの
の操作
操作操作
操作を
をを
を行
行行
行ってはな
ってはなってはな
ってはな
らない
らないらない
らない。
。。
。
把握したワークが飛散し危険です。
スピンドル
スピンドルスピンドル
スピンドル回転中
回転中回転中
回転中は
はは
は,
,,
,スピンドルカバーの
スピンドルカバーのスピンドルカバーの
スピンドルカバーの中
中中
中に
にに
に体
体体
体の
のの
の一部
一部一部
一部を
をを
を入
入入
入れて
れてれて
れて
はならない
はならないはならない
はならない。
。。
。
回転物に巻込まれ危険です。
回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの電磁弁
電磁弁電磁弁
電磁弁は
はは
は,
,,
,無通電時把握
無通電時把握無通電時把握
無通電時把握する
するする
する回路
回路回路
回路とすること
とすることとすること
とすること。
。。
。
把握したワークが飛散し危険です。
把握中
把握中把握中
把握中は
はは
は,
,,
,回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの油圧力
油圧力油圧力
油圧力を
をを
を一定
一定一定
一定に
にに
に保
保保
保つこと
つことつこと
つこと。
。。
。
把握したワークが飛散し危険です。
チャックの
チャックのチャックの
チャックの取付
取付取付
取付け・
け・け・
け・点検
点検点検
点検・
・・
・保守
保守保守
保守の
のの
の時
時時
時には
にはには
には,
,,
,電源
電源電源
電源を
をを
を切
切切
切ること
ることること
ること。
。。
。
回転物に巻き込まれ危険です。
ボルトの
ボルトのボルトの
ボルトの締付
締付締付
締付けは
けはけは
けは確実
確実確実
確実に
にに
に行
行行
行うこと
うことうこと
うこと。
。。
。
ボルトの緩み,ボルトの破損による部品やワークの飛散が発生するおそれ
があります。
最高使用回転数以内
最高使用回転数以内最高使用回転数以内
最高使用回転数以内で
でで
で使用
使用使用
使用すること
することすること
すること。
。。
。
回転数の増加により把握力が低下するため,ワークが飛散し危険です。
危険
危険危険
危険
警告
警告警告
警告

- 3 -
給油は 8 時間の使用につき 1 回を目安としますが,水溶性切削油を多量に使用する場
合は,4 時間の使用につき 1 回としてください。
推奨油種
モリコート EP グリース (東レ・ダウコーニング (株))
チャ
チャチャ
チャックの
ックのックの
ックの取付
取付取付
取付け
けけ
け取外
取外取外
取外しの
しのしの
しの時
時時
時はアイボルトを
はアイボルトをはアイボルトを
はアイボルトを使用
使用使用
使用すること
することすること
すること。
。。
。
手を滑らしてチャックを落したり,腰をいためたりするおそれがあります。
消耗品
消耗品消耗品
消耗品を
をを
を含
含含
含むすべての
むすべてのむすべての
むすべての部品
部品部品
部品は
はは
は豊和工業
豊和工業豊和工業
豊和工業へ
へへ
へ注文
注文注文
注文してください
してくださいしてください
してください。
。。
。
豊和工業が扱う以外の部品を用いて発生する事故については,その責を負
いかねます。また豊和工業の純正部品を用いない限り,すべての保証は無
効になります。
定期的
定期的定期的
定期的に
にに
に給油
給油給油
給油を
をを
を行
行行
行うこと
うことうこと
うこと。
。。
。
給油を怠ると製品の寿命を著しく縮める結果となることがあります。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意

- 4 -
1
11
1.
..
.構造
構造構造
構造と
とと
と作動
作動作動
作動
1.1
1.11.1
1.1
形番表示
形番表示形番表示
形番表示
中空形パワーチャックは次のように分類されます。
H3K
H3KH3K
H3KB
BB
B
.
..
.
JIS 規格主軸端番号
記号なし :
::
: ストレートインロ付き(標準仕様)
:
::
: アダプタまたはバックプレート付き
主軸端番号:A5,A6,A8,A11
サイズ番号:6,8,10,12
1.2
1.21.2
1.2
構造
構造構造
構造と
とと
と作動
作動作動
作動
中空形パワーチャックは大きく分けてボデー,ウェッジ
プランジャおよびマスタジョーにより構成されていま
す。
ウェッジプランジャとマスタジョーはボデーの回転中
心に対して傾斜したT形断面の溝と突起でかみあって
います。
ウェッジプランジャが後方へ引かれると,マスタジョー
は中心に向かって引寄せられ,トップジョーを介してワ
ークの外径を把握します(外径把握)。
また,ウェッジプランジャが前方へ押されると,マスタ
ジョーは外周方向に移動し,トップジョーを介してワー
クの内径を把握します(内径把握)。
2
22
2.
..
.取付
取付取付
取付け
けけ
け方法
方法方法
方法
2.1
2.1 2.1
2.1 開
開開
開
梱
梱梱
梱
チャックを梱包箱から取出す際は,腰をいためたり,落してけがをする恐れがありますから,手で動かしたり持ち
上げたりせず箱を壊して付属のアイボルトをチャック外周のねじ穴にねじこみ,チェンブロックなどを用いて吊り
上げてください。
注意
注意注意
注意
この取扱説明書の中では,トップジョーが付いている側を前,ドロースクリュが付いている側を後
とします。
図1
注意
注意注意
注意
チャックの
チャックのチャックの
チャックの取付
取付取付
取付け
けけ
け,
,,
,取外
取外取外
取外しの
しのしの
しの時
時時
時はアイボルトを
はアイボルトをはアイボルトを
はアイボルトを使用
使用使用
使用すること
することすること
すること。
。。
。
手を滑らしてチャックを落したり腰をいためたりする恐れがあります。

- 5 -
2.2
2.2 2.2
2.2 付属品
付属品付属品
付属品
梱包箱にはチャック本体の他に、付属品が同梱されていますので確認してください。
( 詳細については,6. 5 付属品の項を参照してください。)
2.3
2.3 2.3
2.3 準備
準備準備
準備するもの
するものするもの
するもの
直装形の H3KB□ A□形チャックを除き,旋盤の主軸にチャックを取付けるためにはチャックアダプタが必要です。
チャックアダプタを設計する上で不明な点がありましたら,当社へ問い合わせてください。
この際,回転シリンダのシリンダストロークがチャックのプランジャストロークよりも長い場合には,チャックア
ダプタの前端面がウェッジプランジャの動きを規制するようにチャックアダプタを設計してください。
チャックを作動させるためには,チャックアダプタの他に回転シリンダ,シリンダアダプタ,コネクチングパイプ
および油圧源または空気圧源が必要ですが,これらについては回転シリンダの取扱説明書を参照して下さい。
当社はご要望があればコネクチングパイプの図面をチェック致します。
2.4
2.4 2.4
2.4 取付作業
取付作業取付作業
取付作業
2.4.
2.4.2.4.
2.4.1
1 1
1 作業
作業作業
作業を
をを
を始
始始
始める
めるめる
める前
前前
前に
にに
に
梱包箱から取出したチャックの表面に付着した防錆油は,布に浸した洗浄油で拭き取ってください。
2.4.2
2.4.2 2.4.2
2.4.2 ドロースクリュの
ドロースクリュのドロースクリュの
ドロースクリュの取外
取外取外
取外し
しし
し
チャックを作動させるにはドロースクリュ
にめねじを加工して,コネクチングパイプと
接続できるようにする必要があります。その
ためには,ドロースクリュをウェッジプラン
ジャから取外さなければなりません。
ドロースクリュは,リテーナを外せば取外す
ことができます。
このとき,ドロースクリュの外周にセットさ
れているスチールボールとスプリングを紛
失しないように注意してください。
2.4.3
2.4.3 2.4.3
2.4.3 ドロースクリュのねじ
ドロースクリュのねじドロースクリュのねじ
ドロースクリュのねじ加工
加工加工
加工
コネクチングパイプのねじ径に合せてドロースクリュに「めねじ」Jを加工します。チャックサイズに対する「め
ねじ」の最大加工可能径は表 1 の通りです。
ねじは,振れが図 3 に示した公差を超えないようにしてください。
図 2
警告
警告警告
警告
コネク
コネクコネク
コネクチングパイプは
チングパイプはチングパイプは
チングパイプは,
,,
,使用
使用使用
使用する
するする
する旋盤
旋盤旋盤
旋盤とチャックに
とチャックにとチャックに
とチャックに適
適適
適したものを
したものをしたものを
したものを使用
使用使用
使用しなければなりませ
しなければなりませしなければなりませ
しなければなりませ
ん
んん
ん。
。。
。
コネクチングパイプの肉厚を強度上十分なものとすることは非常に重要です。
強度が不足して破断すると把握力が一瞬のうちに失われ,ワークの飛散が発生します。

- 6 -
表1
チャックサイズ
6 8 10 12
J
max
M60 M74 M88 M112
2.4.4
2.4.4 2.4.4
2.4.4 ドロースクリュの
ドロースクリュのドロースクリュの
ドロースクリュの取付
取付取付
取付け
けけ
け
ドロースクリュにめねじを加工したら,取外しと逆の順序で取付けます。
リテーナ取付ボルトは,表2の締付トルクで全数均等に締付けてください。
表 2
ボルトサイズ M5 M8 M10
締付トルク (N
・
m) 7.1 29.4 57.9
2.4.5
2.4.5 2.4.5
2.4.5 チャックアダプタの
チャックアダプタのチャックアダプタの
チャックアダプタの取付
取付取付
取付け
けけ
け
チャックアダプタを主軸前端に取付けます。
チャックアダプタのチャック取付インロ部(C)および基準端面は,主軸に
取付けてから加工してください。
チャック取付イン口部 C とチャックアダプタのスキマは直径で 0.040~
0.050 ㎜とします。
2.4.6
2.4.6 2.4.6
2.4.6 チャックの
チャックのチャックの
チャックの取付
取付取付
取付け
けけ
け
① チャックを取付ける前にトップジョーおよびパイロットブッシングを取外します。
② チャックにはボデーの外周にアイボルト穴が設けてありますから,ここに付属のアイボルトをねじ込み,吊り上
げます。
図 4
図 5
図 3
警告
警告警告
警告
コネクチングパイプは
コネクチングパイプはコネクチングパイプは
コネクチングパイプは,
,,
,ねじを
ねじをねじを
ねじを切
切切
切った
ったった
った後
後後
後でも
でもでも
でも十分
十分十分
十分な
なな
な強度
強度強度
強度が
がが
が確保
確保確保
確保できる
できるできる
できる肉厚
肉厚肉厚
肉厚がなけれぱなり
がなけれぱなりがなけれぱなり
がなけれぱなり
ません
ませんません
ません。
。。
。
2.4.3項で示した,ねじ加工を行う上での注意は,ドロースクリュの強度を確保するため
に必ず守らなければなりません。いずれか一方でも確認を怠れば,コネクチングパイプ
またはドロースクリュの破損により把握力が一瞬のうちに失われてしまいます。その結
果,切削中のワークが外れて,作業者や近くにいる人に致命的なけがを負わせるおそれ
があります。
警告
警告警告
警告
リテーナ
リテーナリテーナ
リテーナ取付
取付取付
取付ボルトは
ボルトはボルトは
ボルトは,
,,
,正
正正
正しい
しいしい
しい締付
締付締付
締付トルクで
トルクでトルクで
トルクで締付
締付締付
締付けなければなりません
けなければなりませんけなければなりません
けなければなりません。
。。
。
締付トルクは小さすぎても大きすぎてもボルトやリテーナの破損につながります。
これらが破損すれば把握力は一瞬のうちに失われ,その結果,切削中のワークが外れて,
作業者や近くにいる人に致命的なけがを負わせるおそれがあります。

- 7 -
③ 油圧または空気圧回路を操作してコネクチングパイプを前進端まで前進させます。
この状態における,チャックアダプタ前端面とコネクチングパイプの前端面との間の距離Reは表3の値とします。
表 3
チャックサイズ 6 8 10 12
Re±1(mm)
25 30.5 28.5 31
④ チャックの前側から,付属の専用レンチを挿入して,ドロースクリュを回すことができることを確認します。
⑤ チャックをチェンブロックで保持しながら,コネクチングパイプにドロースクリュを,それ以上回らなくなるま
でねじ込みます。
⑥ チャックボデーを付属のチャック取付ボルトでチャックアダプタに取付けます。
チャックボデーの外周と端面の振れが,表 4 の値以下となるように取付けてください。
表 4
チャックサイズ 6 8 10 12
外周の振れ T.I.R (mm) 0.020
端面の振れ T.I.R (mm) 0.020
チャック取付ボルトの締付トルクは表 5 の値とします。
表 5
ボルトサイズ M10 M12 M16 M20
締付けトルク (N・m)
57.9 101 161 251
Re 寸法が表 3 の値より大きいと,チャックを取付けることができません。
図 6
注意
注意注意
注意
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
コネクチングパイプのねじ
コネクチングパイプのねじコネクチングパイプのねじ
コネクチングパイプのねじ込
込込
込み
みみ
み深
深深
深さ
ささ
さRe
ReRe
Re寸法
寸法寸法
寸法は
はは
は適正
適正適正
適正な
なな
な長
長長
長さとすること
さとすることさとすること
さとすること。
。。
。
Re寸法が表3の値より小さいと,ドロースクリュに対するコネクチングパイプのねじ込
み深さが足りないために,ねじが破損して把握力が一瞬のうちに失われてしまいます。
このような事故が起きれば,切削中のワークが外れて,作業者や近くにいる人に致命的
なけがを負わせるおそれがあります。
チャック
チャックチャック
チャック取付
取付取付
取付け
けけ
け中
中中
中に
にに
に油圧
油圧油圧
油圧または
またはまたは
または空気圧
空気圧空気圧
空気圧回路
回路回路
回路を
をを
を操作
操作操作
操作する
するする
する場合
場合場合
場合には
にはには
には,
,,
,十分注意
十分注意十分注意
十分注意してこれを
してこれをしてこれを
してこれを行
行行
行っ
っっ
っ
てください
てくださいてください
てください。
。。
。
チャック取付け中にこれらを誤って操作すると,チャックボデーとスピンドルの間や,
トップジョーおよびマスタジョーの間に作業者の身体の一部がはさまれてけがをするこ
とがあります。

- 8 -
⑦ 専用レンチを用いてドロースクリュを回し,マスタジョーの位置をウェッ
ジプランジャの位置で調整します。
前進端におけるウェッジプランジャの適正な位置は,図 6 に示すパイロッ
トブッシング取付面からの寸法Aが表 6 となる位置です。
この時,マスタジョーのストロークマークが全ストロークマーク外側の線
に合っていることを確認してください。
なお,ドロースクリュにはクリック(回り止めのスチールボールとスプリ
ング)が設けてありますので,少し回転が重くなった位置で停止させて,
調整してください。
表 6
チャックサイズ 6 8 10 12
A 寸法 (mm) 17.5 21.5 22.5 26
⑧ 最後に,パイロットブッシング,トップジョーを取付けて,作業を終えます。
⑨ アイボルトをチャック外周に取付けて作業を行ったときは,作業終了後必ずこれを取外します。
2.4.7
2.4.7 2.4.7
2.4.7 点
点点
点
検
検検
検
取付に何らかの異状がある場合には作動抵抗が大きく,そのまま使用すると,部品の焼付きや異常摩耗を引き起こ
し,チャックの寿命を著しく縮めます。取付けを終えたら必ず最低作動圧を調べ,これが異常に高い場合にはチャ
ックを取外して原因を取除く必要があります。
2.
2.2.
2.4
44
4.8
.8 .8
.8 バランス
バランスバランス
バランス
追加工や治具取付けによってアンバランスにならないように注意してください。アンバランスがありますと振動な
どが発生して加工精度不良となります。
アンバランスの大きいワークの場合,ワークの偏心質量による遠心力がトップジョーに加わりますので,十分検討
し低い回転速度で加工してください。
本書が対象とするチャックの釣合い良さは,JIS B0905-1992 で定義される釣合い良さ 4mm/s を基準とし,チ
ャック外周における不釣合いの大きさは,表 7 のように規定してあります。
(JIS B0905-1992 の対応国際規格は,ISO1940-1:1986 と ISO8821:1989 です。)
表 7
チャックサイズ 6 8 10 12
不釣合いの大きさ(最大) g 2 3 4 6
アイボルトをチャック
アイボルトをチャックアイボルトをチャック
アイボルトをチャック外周
外周外周
外周に
にに
に取付
取付取付
取付けて
けてけて
けて作業
作業作業
作業を
をを
を行
行行
行なった
なったなった
なったときは
ときはときは
ときは,
,,
,作業終了後必
作業終了後必作業終了後必
作業終了後必ずこれを
ずこれをずこれを
ずこれを取外
取外取外
取外
すこと
すことすこと
すこと。
。。
。
アイボルトを付けたままチャックを回転させると,作業者の体の一部や衣服が巻込まれ,
負傷するおそれがあります。
図 7
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
ボルトの
ボルトのボルトの
ボルトの締付
締付締付
締付けは
けはけは
けは確実
確実確実
確実に
にに
に行
行行
行うこと
うことうこと
うこと。
。。
。
締付トルクが不足したり大きすぎるとボルトが破損して,チャックやワークが脱落する
おそれがあります。このような事故が起きれば,チャックやワークが外れて,作業者や
近くにいる人に致命的なけがを負わせるおそれがあります。

- 9 -
3
33
3.
..
.使用上
使用上使用上
使用上の
のの
の注意
注意注意
注意
3.1
3.1 3.1
3.1 トップジョーの
トップジョーのトップジョーの
トップジョーの選定
選定選定
選定
チャックにはトップジョーとして標準生爪が一組取付けてあります。また,豊和工業では別売品として標準生爪の
ほかに,ご注文に応じて標準硬爪および専用トップジョーを製作致しておりますので,必要な場合は注文してくだ
さい。ただし,豊和工業が扱う以外のトップジョーを用いて発生する事故についてはその責を負いかねます。
3.
3.3.
3.2
22
2
トップジョーの
トップジョーのトップジョーの
トップジョーの取付
取付取付
取付け
けけ
け
① ワークに合ったトップジョーを選定したら,これをチャックに取
付けます。取付ける前に,トップジョーとマスタジョーのセレー
ション,ジョーナットの「はめあい部」を圧縮空気で清掃します。
圧縮空気で飛ばない汚れは,洗浄油で汚れを浮上らせてからブラ
シを掛け,圧縮空気で吹飛ばします。
注意
注意注意
注意
セレーションに
セレーションにセレーションに
セレーションに傷
傷傷
傷が
がが
が付
付付
付いていると
いているといていると
いていると,
,,
,ゴミが
ゴミがゴミが
ゴミが付着
付着付着
付着している
しているしている
している場合
場合場合
場合と
とと
と同様
同様同様
同様,
,,
,トップジョーの
トップジョーのトップジョーの
トップジョーの取付
取付取付
取付けが
けがけが
けが安定
安定安定
安定せず
せずせず
せず,
,,
,精度不良
精度不良精度不良
精度不良
の
のの
の原因
原因原因
原因になります
になりますになります
になります。
。。
。傷
傷傷
傷を
をを
を発見
発見発見
発見した
したした
した場合
場合場合
場合は
はは
は,
,,
,油砥石
油砥石油砥石
油砥石やヤスリで
やヤスリでやヤスリで
やヤスリで修正
修正修正
修正してください
してくださいしてください
してください。
。。
。
消耗品
消耗品消耗品
消耗品を
をを
を含
含含
含むすべての
むすべてのむすべての
むすべての部品
部品部品
部品は
はは
は豊和工業
豊和工業豊和工業
豊和工業へ
へへ
へ注文
注文注文
注文してください
してくださいしてください
してください。
。。
。
豊和工業が扱う以外の部品を用いて発生する事故については,その責を負いかねます。
また豊和工業の純正部品を用いない限り,全ての保証は無効になります。
チャックとともに
チャックとともにチャックとともに
チャックとともに納入
納入納入
納入されるものより
されるものよりされるものより
されるものより重
重重
重いトップジョーは
いトップジョーはいトップジョーは
いトップジョーは使用
使用使用
使用しないでください
しないでくださいしないでください
しないでください。
。。
。
標準生爪や標準硬爪より重量の大きなトップジョーをチャックに取付けて回転させる
と,重量の差に相当する遠心力だけ余分に把握力が失われます。
そのような状態で切削を行うと,ワークが外れて,作業者や近くにいる人に致命的なけ
がを負わせるおそれがあります。
標準生爪
標準生爪標準生爪
標準生爪より
よりより
より高
高高
高いトップジョーを
いトップジョーをいトップジョーを
いトップジョーを用
用用
用いる
いるいる
いる場合
場合場合
場合は
はは
は,
,,
,トップジョーの
トップジョーのトップジョーの
トップジョーの高
高高
高さに
さにさに
さに反比例
反比例反比例
反比例してシリン
してシリンしてシリン
してシリン
ダ
ダダ
ダ力
力力
力を
をを
を下
下下
下げて
げてげて
げて下
下下
下さい
さいさい
さい。
。。
。
チャックの前端面から把握点までの距離 H が,そのチャックの標準生爪の高さ(下図,
または寸法表の中のX寸法)より大きいトップジョーを用いると,カタログや仕様表に
表示した許容シリンダ力以下でチャックを作動させても,トップジョー取付ボルトに許
容値を超える力が作用して破損し,トップジョー自身やワークが外れるおそれがありま
す。
このような事故が回転中に起きれば,作業者や近くにいる人に致命的なけがを負わせる
おそれがあります。
トップジョー取付けボルトが破損しないまでも,このような使用方法のもとではマスタ
ジョーのスライド部に大きな力が作用し寿命を著しく縮めるおそれがあります。
図 8
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告

- 10 -
② トップジョーはマスタジョーのセレーションとかみあって,ジョーナットとボルトにより固定される構造となっ
ています。これは,ある範囲だけトップジョーがマスタジョーに対して移動できるようにしたもので,トップジ
ョーの調整範囲は寸法表に示す "O"寸法以内でなければなりません。(6.1 項,参照)
③ 取付け位置を決めたら,トップジョーをジョーナットとボルトを用いて,マスタジョーに固定します。
ボルトは表 8 に示す締付トルクで締付けてください。
表 8
ボルトサイズ M10 M12 M16
締付けトルク ( N・m )
57.9 101 161
④ トップジョー1個当りの取付ボルトは 2 本です。また,ジョーナットに対するボル
トのねじ込み深さは,標準生爪または標準硬爪を付属の取付ボルトを用いて取付け
る限り,過不足のない値となりますが,それ以外の組合わせの場合には,ボルトの
先端がジョーナットの底面より 2mm 以下となるように,また底面から突出さない
ようにしてください。
3.3
3.33.3
3.3 トップジョーの
トップジョーのトップジョーの
トップジョーの成形
成形成形
成形
トップジョーを取付けたら,これをワークに合せて成形します。
ワークを把握するときのジョーストロークは終端から全ストロークの 1/4 を
除く範囲としてください。これは,ワークの外径を把握するときは,ジョース
トロークの内寄り 1/4,ワークの内径を把握するときは,ジョーストローク
の外寄り 1/4 では把握してはならないことを意味します。(図 10 参照)
No.1 マスタジョーとボデーに示された全ストロークマーク内側の 2 本の線の
範囲内で把握するようにしてください(図 7 参照)。
トップジョー成形時のシリンダ圧力は,ワークを実際に加工するときと同じ圧
力としてください。トップジョーの成形要領は図 11 を参照してください。
トップジョーの
トップジョーのトップジョーの
トップジョーの調整範囲
調整範囲調整範囲
調整範囲を
をを
を超
超超
超えて
えてえて
えて使用
使用使用
使用しないでください
しないでくださいしないでください
しないでください。
。。
。
トップジョーを,半径方向外寄りに調整範囲を超えて取付けると,マスタジョーまたは
ジョーナットが破損してトップジョーやワークが外れる場合があります。
回転中にこのような事故が起きれば,作業者や近くにいる人に致命的なけがを負わせる
おそれがあります。
取付
取付取付
取付ボルトは
ボルトはボルトは
ボルトは正確
正確正確
正確な
なな
な締付
締付締付
締付トルクで
トルクでトルクで
トルクで締付
締付締付
締付けてください
けてくださいけてください
けてください。
。。
。
表 8 に示されたトルクより少ないと,ボルトが緩んでトップジョーやワークが外れるお
それがあります。また,過大なときはトップジョーやマスタジョーが変形して作動不良
を起こしたり,破損してトップジョーやワークが外れることがあります。
トップジョーやワークが外れると,作業者や近くにいる人に致命的なけがを負わせるお
それがあります。
トップジョーは
トップジョーはトップジョーは
トップジョーは1
11
1個当
個当個当
個当り
りり
り 2
22
2 本
本本
本のボルトで
のボルトでのボルトで
のボルトで,
,,
,適正
適正適正
適正な
なな
な長
長長
長さのボルトを
さのボルトをさのボルトを
さのボルトを使用
使用使用
使用して
してして
して下
下下
下さい
さいさい
さい。
。。
。
トップジョーは1個当り 2 本のボルトで締付けてください。1 本だけで締付けるとトッ
プジョーやボルトが破損するおそれがあります。また,トップジョーを取付けるボルト
の,ジョーナットに対するねじ込み深さが浅いとジョーナットが損傷するおそれがあり
ます。またトップジョーを取付けるボルトがジョーナット底面から突出していると,ボ
ルトを締付けてもトップジョーが固定されません。
回転中にこのような事故が起きれば,いずれの場合もトップジョーやワークが外れて,
作業者や近くにいる人に致命的なけがを負わせるおそれがあります。
図 9
図 10
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告

- 11 -
図 11
外径把握
外径把握外径把握
外径把握の
のの
の場合
場合場合
場合
内径把握
内径把握内径把握
内径把握の
のの
の場合
場合場合
場合
1
11
1
●成形プラグを用意します
1
11
1
●成形リングを用意します
2
22
2
●油圧または空気圧回路を操作してマスタジ
ョーを最大に開きます。
●次に,φD 部(成形プラグを把握する部分)
を成形します。
φD 寸法は以下の式で求めます。
成形プラグ外径をφd とすると,
φd<φD≦φd+(ジョーの最大ストローク)
×0.75
2
22
2
●油圧または空気圧回路を操作してマスタジ
ョーを最小に閉じます。
●次に,φD 部(成形リングを把握する部分)
を成形します。
φD 寸法は以下の式で求めます。
成形リング内径をφd とすると,
φd>φD≧φd-(ジョーの最大ストローク)
×0.75
3
33
3
●油圧または空気圧回路を操作してφD 部に
成形プラグを把握します。このとき,成形
プラグが倒れないようチャック前面に成
形プラグを押し付けて把握してください。
3
33
3
●油圧または空気圧回路を操作してφD 部に
成形リングを把握します。このとき,成形
リングが倒れないように注意してくださ
い。
4
44
4
●成形プラグを把握したままの状態で,加工
物把握部(φd')を成形します。
φd'部は加工物の把握部直径と同径(H7 程
度)に,表面粗さは 1.6a 以下に加工してく
ださい。
また最終仕上げ成形の前に成形プラグを再把
握しなおすと,より高精度な仕上げ面を得る
ことができます。
4
44
4
●成形リングを把握したままの状態で,加工
物把握部(φd')を成形します。
φd'部は加工物の把握部直径と同径(h6 程
度)に,表面粗さは 1.6a 以下に加工してく
ださい。
また最終仕上げ成形の前に成形リングを再把
握しなおすと,より高精度な仕上げ面を得る
ことができます。
5
55
5
●成形が終わったら加工物を把握し,ジョー
のストロークと把握精度を確認してくだ
さい。
5
55
5
●成形が終わったら加工物を把握し,ジョー
のストロークと把握精度を確認してくださ
い。
ジョーストロークの
ジョーストロークのジョーストロークの
ジョーストロークの終端付近
終端付近終端付近
終端付近では
ではでは
では把握
把握把握
把握しないでください
しないでくださいしないでください
しないでください。
。。
。
機械加工の行われていない鋳造・鍛造ワークは,外形が不揃いのために安定した把握が
できないことがあります。未加工の鋳造・鍛造ワークをジョーストロークの終端付近で
把握しようとすると,把握力が十分に伝わらず,切削の衝撃でワークがずれて外れるこ
とがあります。このような事故が起きれば,作業者や近くにいる人に致命的なけがを負
わせるおそれがあります。
警告
警告警告
警告
成形プラグを把握するときに
は手をはさまないように十分
に注意してください。誤って
手をはさむとけがを負うおそ
れがあります
。
成形リングを把握するときに
は手をはさまないように十分
に注意してください。誤って
手をはさむとけがを負うおそ
れがあります
。
注意
注意注意
注意
注意
注意注意
注意

- 12 -
参考
参考参考
参考
棒材を加工するときには,ワークが長いことによって発生する振動,小径であることによって発生するトップジョ
ーの剛性不足から,把握の安定性が失われスリップすることがあります。
このような棒材を加工するときは,ワークの軸方向の把握長さを大きく取り,把握の安定性を改善させます。
図 12 と図 13 示す例は,把握する成形プラグの位置をチャック端面近くから,トップジョーの上面に移すことに
よって,ワークの把握長さを長く確保すると共に,成形時のトップジョーの浮き上がりを実際にワークを把握する
ときの状態に近づけ,把握の安定性を増すための成形方法です。
3.4
3.4 3.4
3.4 ストッパの
ストッパのストッパの
ストッパの取付
取付取付
取付け
けけ
け
ワークをチャックの回転軸方向に位置決めをするためには,トップジョーの上面やチャックボデーの前面に押し当
てる以外に,ワークの形状によってはチャックの前面に基準片(ストッパ)を取付ける方法が必要な場合があります。
ストッパを設計する場合は,当社に図面の承認を受けてください。当社が承認しないストッパを使用したときにお
いて発生した事故に対する責は負いかねます。
3.5
3.5 3.5
3.5 使用条件
使用条件使用条件
使用条件の
のの
の設定
設定設定
設定
チャックの使用条件の中には切削力以外に,ワークの把握長さ,ワークの突出長さ,摩擦係数,回転数など数多く
の要素があります。最適な使用条件を決めるためには,これら全てを考慮しなければなりませんが,これにはかな
り手間のかかる計算手順を必要とします。これを行なう上でドイツ技師協会が発行する「VDI 基準 No.3106」が
参考になります。この「VDI 基準 No.3106」は(財)日本規格協会より購入することができます。
当社では「VDI 基準 No.3106」の日本語版を用意しておりますので必要の場合には請求してください。
仕様表
仕様表仕様表
仕様表やカタログに
やカタログにやカタログに
やカタログに示
示示
示すチャックの
すチャックのすチャックの
すチャックの最高使用回転数
最高使用回転数最高使用回転数
最高使用回転数は
はは
は,
,,
,標準生爪
標準生爪標準生爪
標準生爪を
をを
を,
,,
,その
そのその
その外周面
外周面外周面
外周面をマスタ
をマスタをマスタ
をマスタ
ジョーの
ジョーのジョーの
ジョーの外周面
外周面外周面
外周面と
とと
と一致
一致一致
一致する
するする
する位置
位置位置
位置に
にに
に取付
取付取付
取付け
けけ
け,
,,
,マスタジョーのストローク
マスタジョーのストロークマスタジョーのストローク
マスタジョーのストローク中央
中央中央
中央において
においてにおいて
において,
,,
,許容
許容許容
許容
シリンダ
シリンダシリンダ
シリンダ力
力力
力にて
にてにて
にて把握力測定器
把握力測定器把握力測定器
把握力測定器を
をを
を把握
把握把握
把握して
してして
して回転
回転回転
回転させたとき
させたときさせたとき
させたとき,
,,
,把握力
把握力把握力
把握力が
がが
が静止時
静止時静止時
静止時の
のの
の把握力
把握力把握力
把握力の
のの
の 1/3
1/31/3
1/3
になった
になったになった
になった時
時時
時の
のの
の回転数
回転数回転数
回転数として
としてとして
として,
,,
,単
単単
単にガイドとして
にガイドとしてにガイドとして
にガイドとして定義
定義定義
定義しております
しておりますしております
しております。
。。
。
従
従従
従って
ってって
って,
,,
,これは
これはこれは
これは全
全全
全ての
てのての
ての条件
条件条件
条件における
におけるにおける
における安全
安全安全
安全を
をを
を保証
保証保証
保証する
するする
する値
値値
値ではありません
ではありませんではありません
ではありません。
。。
。
この
このこの
この値
値値
値は
はは
は,
,,
,トップジョーの
トップジョーのトップジョーの
トップジョーの形状
形状形状
形状,
,,
,重量
重量重量
重量,
,,
,寸法
寸法寸法
寸法と
とと
と外形
外形外形
外形,
,,
,切削力
切削力切削力
切削力,
,,
,把握力
把握力把握力
把握力およびメンテナンス
およびメンテナンスおよびメンテナンス
およびメンテナンス
の
のの
の状態
状態状態
状態に
にに
に強
強強
強く
くく
く影響
影響影響
影響されます
されますされます
されます。
。。
。これらの
これらのこれらの
これらの要素
要素要素
要素はすべてユーザ
はすべてユーザはすべてユーザ
はすべてユーザ側
側側
側の
のの
の責任範
責任範責任範
責任範囲
囲囲
囲に
にに
に属
属属
属するものです
するものですするものです
するものです。
。。
。
与
与与
与えられた
えられたえられた
えられた条件
条件条件
条件のもとで
のもとでのもとで
のもとで回転数
回転数回転数
回転数が
がが
が高
高高
高すぎるとワークが
すぎるとワークがすぎるとワークが
すぎるとワークが外
外外
外れて
れてれて
れて飛
飛飛
飛び
びび
び出
出出
出し
しし
し,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにい
くにいくにい
くにい
る
るる
る人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるおそれがあります
わせるおそれがありますわせるおそれがあります
わせるおそれがあります。
。。
。
警告
警告警告
警告
チャック端面近くで
成形プラグを把握する方法
トップジョーの上面で
成形リングを把握する方法
図 12 図 13

- 13 -
3.5.1
3.5.1 3.5.1
3.5.1 許容
許容許容
許容シリンダ
シリンダシリンダ
シリンダ力
力力
力
仕様表やカタログに表示された許容シリンダ力は,標準生爪または標準硬爪を用いる限り,それが原因でチャック
が破損することのない最大のシリンダ力です。
許容シリンダ力は,それが必要な場合には加えても差し支えありませんが,常に最大の能力で使用されて,最良の
状態を長期にわたって保つことができる機器はほとんどありません。良好な把握精度を長期にわたって維持するた
めには,加えられる切削力に対してワークを保持するために必要で,しかも十分な把握力に調整することが最も効
果があります。
3.5.2
3.5.2 3.5.2
3.5.2 ワーク
ワークワーク
ワークの
のの
の変形
変形変形
変形
変形しやすいワークの時は,把握力を低くして変形を小さくしなければなり
ません。ただし,回転数が高くなったときに,遠心力の作用でワークを保持
できなくなるおそれがありますから,把握力を小さくするときは特別の注意
が必要です。
変形の問題は,トップジョーをワークを包み込むような形状にすることによ
って,より良い結果が得られます。また,ワークの外径が完全に真円でない
場合には,6 ヶ所の把握点に均等に把握力が加わるように,トップジョーを
首ふり形にすると,より良い結果が得られます。
ただし,当社が承認しない図面に基づいて製作されたトップジョーを用いて
発生した事故に対する責は負いかねます。
3.6
3.6 3.6
3.6 作業上
作業上作業上
作業上の
のの
の注意
注意注意
注意
当社はチャックのメーカですから,チャックが取付けられる旋盤やマシニングセンタの安全性については責任を負
いかねます。全般的な機械の安全な操作に関する規則やガイドは数多くありますが,ANSI B11.6 はその中でも最
も重要なものです。しかし ANSI であれ他の基準であれ,これらに技術面で完全に適合しているとしても,それが安
全を保証するわけではありません。全ての基準は総合的な安全の一部について考慮しているだけですから,それを
守ったとしても最低の基準を満足するにすぎません。
ここでは通常の作業の流れに沿って,一般的に払うべき注意をかいつまんで説明します。以下の説明を超えて行わ
れる作業については,あらゆる面から検討した上でユーザ側の責任において決定してください。
許容
許容許容
許容シリンダ
シリンダシリンダ
シリンダ力
力力
力を
をを
を超
超超
超える
えるえる
える力
力力
力をチャックに
をチャックにをチャックに
をチャックに加
加加
加えるとチャックの
えるとチャックのえるとチャックの
えるとチャックの部品
部品部品
部品やボルトが
やボルトがやボルトが
やボルトが破損
破損破損
破損して
してして
して把握
把握把握
把握
力
力力
力が
がが
が一瞬
一瞬一瞬
一瞬のうちに
のうちにのうちに
のうちに失
失失
失われてしまいます
われてしまいますわれてしまいます
われてしまいます。
。。
。回転中
回転中回転中
回転中このような
このようなこのような
このような事故
事故事故
事故が
がが
が起
起起
起きれば
きればきれば
きれば,
,,
,トップジョー
トップジョートップジョー
トップジョー
やワークが
やワークがやワークが
やワークが外
外外
外れて
れてれて
れて,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるおそれがあります
わせるおそれがありますわせるおそれがあります
わせるおそれがあります。
。。
。
内径把握
内径把握内径把握
内径把握の
のの
の場合
場合場合
場合は
はは
は,
,,
,シリンダ
シリンダシリンダ
シリンダ力
力力
力を
をを
を許容
許容許容
許容シリンダ
シリンダシリンダ
シリンダ力
力力
力の
のの
の 1/2
1/21/2
1/2 以下
以下以下
以下としてください
としてくださいとしてください
としてください。
。。
。
この値を超えるシリンダ力をチャックに加えるとチャックの部品やボルトが破損して把
握力が一瞬のうちに失われてしまいます。回転中にこのような事故が起きれば,トップ
ジョーやワークが外れて,作業者や近くにいる人に致命的なげがを負わせるおそれがあ
ります。
機械全体
機械全体機械全体
機械全体を
をを
を覆
覆覆
覆うカバーを
うカバーをうカバーを
うカバーを設置
設置設置
設置しないとワークなどが
しないとワークなどがしないとワークなどが
しないとワークなどが飛
飛飛
飛び
びび
び出
出出
出したときに
したときにしたときに
したときに,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにい
くにいくにい
くにい
る
るる
る人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるおそれがあります
わせるおそれがありますわせるおそれがあります
わせるおそれがあります。
。。
。
図 14
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告

- 14 -
3.6.1
3.6.1 3.6.1
3.6.1 ワークを
ワークをワークを
ワークを把握
把握把握
把握する
するする
する前
前前
前に
にに
に
注意
注意注意
注意
「
「「
「ANSI B11.6
ANSI B11.6ANSI B11.6
ANSI B11.6-
--
-1984
19841984
1984」
」」
」では
ではでは
では,
,,
,シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの把握側
把握側把握側
把握側に
にに
に圧力
圧力圧力
圧力が
がが
が供給
供給供給
供給されていない
されていないされていない
されていない場合
場合場合
場合には
にはには
には,
,,
,チャックの
チャックのチャックの
チャックの回転
回転回転
回転を
をを
を阻止
阻止阻止
阻止
するインタロック
するインタロックするインタロック
するインタロック回路
回路回路
回路または
またはまたは
または,
,,
,視覚聴覚
視覚聴覚視覚聴覚
視覚聴覚に
にに
に働
働働
働き
きき
き掛
掛掛
掛ける
けるける
ける警報装置
警報装置警報装置
警報装置を
をを
を取付
取付取付
取付けることを
けることをけることを
けることを規定
規定規定
規定しています
していますしています
しています。
。。
。
トップジョーまたはストッパと,刃物台や刃物とが干渉していないことを,低い回転数で確認してから切削してく
ださい。
3.6.2
3.6.2 3.6.2
3.6.2 ワークを
ワークをワークを
ワークを把握
把握把握
把握するとき
するときするとき
するとき
注意
注意注意
注意
「
「「
「ANSI B11.6
ANSI B11.6ANSI B11.6
ANSI B11.6-
--
-1984
19841984
1984」
」」
」では
ではでは
では,
,,
,チャックの
チャックのチャックの
チャックの一部
一部一部
一部とワークの
とワークのとワークの
とワークの表面
表面表面
表面との
とのとの
との隙間
隙間隙間
隙間が
がが
が,
,,
,最
最最
最も
もも
も開
開開
開いた
いたいた
いた時
時時
時に
にに
に 1/4
1/4 1/4
1/4 インチ
インチインチ
インチ(
((
(約
約約
約6
66
6
mm)
mm)mm)
mm)を
をを
を超
超超
超える
えるえる
える場合
場合場合
場合は
はは
は,
,,
,そこに
そこにそこに
そこに作業者
作業者作業者
作業者の
のの
の体
体体
体の
のの
の一部
一部一部
一部が
がが
が入
入入
入らないようなカバーを
らないようなカバーをらないようなカバーを
らないようなカバーを付
付付
付けることを
けることをけることを
けることを規定
規定規定
規定しています
していますしています
しています。
。。
。
作業
作業作業
作業を
をを
を始
始始
始める
めるめる
める前
前前
前に
にに
に,
,,
,チャックを
チャックをチャックを
チャックを作動
作動作動
作動させるための
させるためのさせるための
させるための回転
回転回転
回転シリンダに
シリンダにシリンダに
シリンダに必要
必要必要
必要な
なな
な油圧
油圧油圧
油圧が
がが
が供給
供給供給
供給されて
されてされて
されて
いることを
いることをいることを
いることを確認
確認確認
確認してください
してくださいしてください
してください。
。。
。
圧力
圧力圧力
圧力が
がが
が供給
供給供給
供給されていなかったり
されていなかったりされていなかったり
されていなかったり,
,,
,不十分
不十分不十分
不十分のときは
のときはのときは
のときは,
,,
,切削
切削切削
切削を
をを
を始
始始
始めたときワークが
めたときワークがめたときワークが
めたときワークが外
外外
外れて
れてれて
れて飛
飛飛
飛び
びび
び
出
出出
出し
しし
し,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるおそれがあります
わせるおそれがありますわせるおそれがあります
わせるおそれがあります。
。。
。
このチャックの
このチャックのこのチャックの
このチャックの取付
取付取付
取付けに
けにけに
けに当
当当
当たって
たってたって
たって,
,,
,空気圧
空気圧空気圧
空気圧または
またはまたは
または油圧
油圧油圧
油圧システムが
システムがシステムが
システムが異常
異常異常
異常を
をを
を起
起起
起こしたときに
こしたときにこしたときに
こしたときに圧
圧圧
圧
力
力力
力を
をを
を失
失失
失わないようにするために
わないようにするためにわないようにするために
わないようにするために,
,,
,チャックとの
チャックとのチャックとの
チャックとの接続部分
接続部分接続部分
接続部分にチェックバルブとアキュムレー
にチェックバルブとアキュムレーにチェックバルブとアキュムレー
にチェックバルブとアキュムレー
タを
タをタを
タを設置
設置設置
設置しないと
しないとしないと
しないと,
,,
,ANSI B11.6
ANSI B11.6ANSI B11.6
ANSI B11.6-
--
-1984 section 4.3.2
1984 section 4.3.2 1984 section 4.3.2
1984 section 4.3.2 に
にに
に適合
適合適合
適合しません
しませんしません
しません。
。。
。
また
またまた
また,
,,
,チェックバルブとアキュムレータとともに
チェックバルブとアキュムレータとともにチェックバルブとアキュムレータとともに
チェックバルブとアキュムレータとともに,
,,
,チャックやワークと
チャックやワークとチャックやワークと
チャックやワークと作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにい
くにいくにい
くにい
る
るる
る人
人人
人を
をを
を完全
完全完全
完全に
にに
に隔
隔隔
隔てるカバーの
てるカバーのてるカバーの
てるカバーの設置
設置設置
設置が
がが
が重要
重要重要
重要です
ですです
です。
。。
。これがない
これがないこれがない
これがない場合
場合場合
場合,
,,
,ワークなどが
ワークなどがワークなどが
ワークなどが飛
飛飛
飛び
びび
び出
出出
出した
したした
した
ときに
ときにときに
ときに,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるおそれがあります
わせるおそれがありますわせるおそれがあります
わせるおそれがあります。
。。
。
ワークを
ワークをワークを
ワークを把握
把握把握
把握するときには
するときにはするときには
するときには,
,,
,トップジョーとワークまたはワークと
トップジョーとワークまたはワークとトップジョーとワークまたはワークと
トップジョーとワークまたはワークと機械本体
機械本体機械本体
機械本体との
とのとの
との間
間間
間に
にに
に体
体体
体の
のの
の
一部
一部一部
一部がはさまれないよう
がはさまれないようがはさまれないよう
がはさまれないよう注意
注意注意
注意しなければなりません
しなければなりませんしなければなりません
しなければなりません。
。。
。
作業者
作業者作業者
作業者が
がが
が手
手手
手をは
をはをは
をはさまれてけがをすることがあります
さまれてけがをすることがありますさまれてけがをすることがあります
さまれてけがをすることがあります。
。。
。
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
警告
警告警告
警告
トップジョーまたはストッパと
トップジョーまたはストッパとトップジョーまたはストッパと
トップジョーまたはストッパと,
,,
,刃物台
刃物台刃物台
刃物台や
やや
や刃物
刃物刃物
刃物とが
とがとが
とが干渉
干渉干渉
干渉していないことを
していないことをしていないことを
していないことを確認
確認確認
確認するために
するためにするために
するために,
,,
,
ワークを
ワークをワークを
ワークを把握
把握把握
把握しないで
しないでしないで
しないで,
,,
,低回転
低回転低回転
低回転にて
にてにて
にて加工
加工加工
加工サイクルを
サイクルをサイクルを
サイクルを実行
実行実行
実行してください
してくださいしてください
してください。
。。
。
干渉
干渉干渉
干渉を
をを
を起
起起
起こすとこれらが
こすとこれらがこすとこれらが
こすとこれらが激
激激
激しく
しくしく
しく衝突
衝突衝突
衝突し
しし
し,
,,
,トップジョーやストッパが
トップジョーやストッパがトップジョーやストッパが
トップジョーやストッパが外
外外
外れて
れてれて
れて飛
飛飛
飛び
びび
び出
出出
出し
しし
し,
,,
,作業
作業作業
作業
者
者者
者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるおそれがあります
わせるおそれがありますわせるおそれがあります
わせるおそれがあります。
。。
。

- 15 -
3.6.3
3.6.3 3.6.3
3.6.3 切削中
切削中切削中
切削中
注意
注意注意
注意
「
「「
「A
AA
ANSI B11.6
NSI B11.6NSI B11.6
NSI B11.6-
--
-1984
19841984
1984」
」」
」では
ではでは
では,
,,
,回転部
回転部回転部
回転部に
にに
に作業者
作業者作業者
作業者が
がが
が近付
近付近付
近付くことができないような
くことができないようなくことができないような
くことができないような覆
覆覆
覆い
いい
い,
,,
,柵
柵柵
柵の
のの
の設置
設置設置
設置を
をを
を規定
規定規定
規定しています
していますしています
しています。
。。
。
注意
注意注意
注意
「
「「
「ANSI B11.6
ANSI B11.6ANSI B11.6
ANSI B11.6-
--
-1984
19841984
1984」
」」
」では
ではでは
では,
,,
,チャックが
チャックがチャックが
チャックが回転
回転回転
回転している
しているしている
している時
時時
時はチャックの
はチャックのはチャックの
はチャックの開閉操作
開閉操作開閉操作
開閉操作が
がが
が無効
無効無効
無効になるような
になるようなになるような
になるような安全回路
安全回路安全回路
安全回路を
をを
を
設
設設
設けることと
けることとけることと
けることと,
,,
,開閉操作
開閉操作開閉操作
開閉操作が
がが
が無意識
無意識無意識
無意識の
のの
の操作
操作操作
操作から
からから
から守
守守
守られることを
られることをられることを
られることを規定
規定規定
規定しています
していますしています
しています。
。。
。
また
またまた
また「
「「
「ANSI B11.6
ANSI B11.6ANSI B11.6
ANSI B11.6-
--
-1984
19841984
1984」
」」
」は
はは
は,
,,
,足踏
足踏足踏
足踏みスイッチが
みスイッチがみスイッチが
みスイッチが使
使使
使われている
われているわれている
われている場合
場合場合
場合には
にはには
には,
,,
,誤操作
誤操作誤操作
誤操作から
からから
から守
守守
守ることを
ることをることを
ることを要求
要求要求
要求していま
していましていま
していま
す
すす
す。
。。
。
3.6.4
3.6.4 3.6.4
3.6.4 作業終了
作業終了作業終了
作業終了
ワークの
ワークのワークの
ワークの後端面
後端面後端面
後端面がチャックのストッパ
がチャックのストッパがチャックのストッパ
がチャックのストッパ端面
端面端面
端面から
からから
から離
離離
離れている
れているれている
れている場合
場合場合
場合,
,,
,ワークの
ワークのワークの
ワークの回転中心
回転中心回転中心
回転中心がチャ
がチャがチャ
がチャ
ックの
ックのックの
ックの回転中心
回転中心回転中心
回転中心に
にに
に対
対対
対して
してして
して傾斜
傾斜傾斜
傾斜している
しているしている
している場合
場合場合
場合,
,,
,またはワークが
またはワークがまたはワークが
またはワークが鋳造
鋳造鋳造
鋳造・
・・
・鍛造
鍛造鍛造
鍛造で
でで
で,
,,
,湯口
湯口湯口
湯口やバリが
やバリがやバリが
やバリが
突出
突出突出
突出している
しているしている
している場合
場合場合
場合は
はは
は切
切切
切り
りり
り込
込込
込み
みみ
み量
量量
量が
がが
が予想
予想予想
予想より
よりより
より大
大大
大きくなり
きくなりきくなり
きくなり,
,,
,切削力
切削力切削力
切削力がチャックのワークを
がチャックのワークをがチャックのワークを
がチャックのワークを保持
保持保持
保持
できる
できるできる
できる限界
限界限界
限界を
をを
を超
超超
超え
ええ
え,
,,
,ワークが
ワークがワークが
ワークが外
外外
外れることがあります
れることがありますれることがあります
れることがあります。
。。
。
回転中
回転中回転中
回転中にこのような
にこのようなにこのような
にこのような事故
事故事故
事故が
がが
が起
起起
起きれば
きればきれば
きれば,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるお
わせるおわせるお
わせるお
それがあります
それがありますそれがあります
それがあります。
。。
。このようなことが
このようなことがこのようなことが
このようなことが予想
予想予想
予想されるときには
されるときにはされるときには
されるときには,
,,
,安全
安全安全
安全のために
のためにのために
のために低速
低速低速
低速で
でで
で試験切削
試験切削試験切削
試験切削を
をを
を
行
行行
行ってください
ってくださいってください
ってください。
。。
。
回転中
回転中回転中
回転中のチャックのトップジョーや
のチャックのトップジョーやのチャックのトップジョーや
のチャックのトップジョーや不規則
不規則不規則
不規則な
なな
な形状
形状形状
形状のワークは
のワークはのワークは
のワークは,
,,
,輪郭
輪郭輪郭
輪郭が
がが
が良
良良
良く
くく
く見
見見
見えませんから
えませんからえませんから
えませんから,
,,
,
不注意
不注意不注意
不注意で
でで
で作業者
作業者作業者
作業者が
がが
が触
触触
触れてしまうおそれがあります
れてしまうおそれがありますれてしまうおそれがあります
れてしまうおそれがあります。
。。
。
回転中
回転中回転中
回転中のチャックに
のチャックにのチャックに
のチャックに体
体体
体の
のの
の一部
一部一部
一部が
がが
が巻込
巻込巻込
巻込まれると
まれるとまれると
まれると,
,,
,非常
非常非常
非常に
にに
に深刻
深刻深刻
深刻な
なな
な負傷
負傷負傷
負傷を
をを
を起
起起
起こしますので
こしますのでこしますので
こしますので,
,,
,回転
回転回転
回転
中
中中
中にはだれも
にはだれもにはだれも
にはだれも近
近近
近づくことができないような
づくことができないようなづくことができないような
づくことができないような覆
覆覆
覆い
いい
い,
,,
,柵
柵柵
柵を
をを
を回転部
回転部回転部
回転部の
のの
の周囲
周囲周囲
周囲に
にに
に設
設設
設けなければなりま
けなければなりまけなければなりま
けなければなりま
せん
せんせん
せん。
作業
作業作業
作業が
がが
が終了
終了終了
終了したら
したらしたら
したら,
,,
,ワークをチャックから
ワークをチャックからワークをチャックから
ワークをチャックから外
外外
外してください
してくださいしてください
してください。
。。
。
ワークを
ワークをワークを
ワークを把握
把握把握
把握した
したした
した状態
状態状態
状態で
でで
で放置
放置放置
放置した
したした
した場合
場合場合
場合,
,,
,回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの供給圧力
供給圧力供給圧力
供給圧力の
のの
の低下
低下低下
低下や
やや
や停止
停止停止
停止または
またはまたは
または誤作
誤作誤作
誤作
動
動動
動によってワークが
によってワークがによってワークが
によってワークが外
外外
外れ
れれ
れ,
,,
,機械
機械機械
機械を
をを
を破損
破損破損
破損させるおそれがあります
させるおそれがありますさせるおそれがあります
させるおそれがあります。
。。
。
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
危険
危険危険
危険
スピンドル
スピンドルスピンドル
スピンドル回転中
回転中回転中
回転中は
はは
は,
,,
,回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの切換弁
切換弁切換弁
切換弁の
のの
の操作
操作操作
操作を
をを
を行
行行
行ってはならない
ってはならないってはならない
ってはならない。
。。
。
把握
把握把握
把握したワークが
したワークがしたワークが
したワークが飛散
飛散飛散
飛散し
しし
し危険
危険危険
危険です
ですです
です。
。。
。

- 16 -
チャック
チャックチャック
チャック内部
内部内部
内部に
にに
に切削屑
切削屑切削屑
切削屑がたまると
がたまるとがたまると
がたまると,
,,
,把握力
把握力把握力
把握力の
のの
の低下
低下低下
低下,
,,
,ジョーストロークの
ジョーストロークのジョーストロークの
ジョーストロークの不足
不足不足
不足が
がが
が発生
発生発生
発生し
しし
し,
,,
,そ
そそ
そ
の
のの
の状態
状態状態
状態で
でで
で切削
切削切削
切削を
をを
を行
行行
行うとワークが
うとワークがうとワークが
うとワークが外
外外
外れ
れれ
れ,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるお
わせるおわせるお
わせるお
それがあります
それがありますそれがあります
それがあります。
。。
。
4
44
4.
..
.保守
保守保守
保守
4.1
4.1 4.1
4.1 給油
給油給油
給油
チャックの最も一般的な不具合の原因は潤滑油の不足や不適合です。
潤滑油が不足したり,推奨油種以外の潤滑油を用いると,摩耗が早く進むだけでなく把握力が不足して,切削中に
ワークが外れるなどの危険が生じます。給油は以下のガイダンスに従って確実に行ってください。
給 油 箇 所 推 奨 油 種 給 油 期 間
チャックボデー外周の
グリースニップル モリコート EP グリース
8 時間の使用につき 1 回
ただし,切削水が常時かかる場合には,4 時
間の使用につき 1 回
モリコート EP グリース取扱
東レ・ダウコーニング 株式会社
本店 〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-5-1 ファーストスクエアビル・イースト 23F
TEL 0120-77-6278 FAX 03-3287-1203
4.2
4.2 4.2
4.2 分解
分解分解
分解と
とと
と清掃
清掃清掃
清掃
給油が十分行われていても,微細な切削屑やスケールがチャック内部に侵入して,ジョーガイドやウェッジプラン
ジャの周囲にたまり,円滑な作動を妨げることがあります。
分解清掃は通常の使用条件で,1000 時間の使用につき一回とします。分解清掃を行うときは,部品の摩耗や破損
の状態をよく調べ,必要な場合には交換してください。
潤滑油
潤滑油潤滑油
潤滑油が
がが
が不足
不足不足
不足すると
するとすると
すると,
,,
,把握力
把握力把握力
把握力の
のの
の低下
低下低下
低下,
,,
,異常摩耗
異常摩耗異常摩耗
異常摩耗,
,,
,焼
焼焼
焼き
きき
き付
付付
付きが
きがきが
きが発生
発生発生
発生します
しますします
します。
。。
。
この
このこの
この状態
状態状態
状態で
でで
で切削
切削切削
切削を
をを
を行
行行
行うとワークが
うとワークがうとワークが
うとワークが外
外外
外れ
れれ
れ,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせる
わせるわせる
わせる
おそれがあります
おそれがありますおそれがあります
おそれがあります。
。。
。また
またまた
また,
,,
,指定以外
指定以外指定以外
指定以外の
のの
の潤滑油
潤滑油潤滑油
潤滑油を
をを
を用
用用
用いると
いるといると
いると腐食
腐食腐食
腐食や
やや
や摩耗
摩耗摩耗
摩耗が
がが
が早
早早
早く
くく
く進
進進
進み
みみ
み,
,,
,把握力
把握力把握力
把握力を
をを
を
失
失失
失う
うう
う原因
原因原因
原因となります
となりますとなります
となります。
。。
。
不適切
不適切不適切
不適切な
なな
な潤滑油
潤滑油潤滑油
潤滑油を
をを
を用
用用
用いると
いるといると
いると,
,,
,チャックの
チャックのチャックの
チャックの把握力
把握力把握力
把握力が
がが
が不足
不足不足
不足します
しますします
します。
。。
。
切削中
切削中切削中
切削中にワークが
にワークがにワークが
にワークが外
外外
外れて
れてれて
れて飛
飛飛
飛び
びび
び出
出出
出し
しし
し,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせるおそ
わせるおそわせるおそ
わせるおそ
れがあります
れがありますれがあります
れがあります。
。。
。
防錆効果
防錆効果防錆効果
防錆効果のある
のあるのある
のある切削水
切削水切削水
切削水を
をを
を用
用用
用いないと
いないといないと
いないと,
,,
,チャック
チャックチャック
チャック内部
内部内部
内部に
にに
に発生
発生発生
発生した
したした
した錆
錆錆
錆が
がが
が摩擦
摩擦摩擦
摩擦を
をを
を増加
増加増加
増加させて
させてさせて
させて把握
把握把握
把握
力
力力
力が
がが
が低下
低下低下
低下することがあります
することがありますすることがあります
することがあります。
。。
。
その
そのその
その結果切削中
結果切削中結果切削中
結果切削中のワークが
のワークがのワークが
のワークが外
外外
外れて
れてれて
れて飛出
飛出飛出
飛出し
しし
し,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせ
わせわせ
わせ
たり
たりたり
たり,
,,
,機械
機械機械
機械を
をを
を破損
破損破損
破損させるおそれがあります
させるおそれがありますさせるおそれがあります
させるおそれがあります。
。。
。
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告

- 17 -
4.3
4.3 4.3
4.3 安全回転数
安全回転数安全回転数
安全回転数の
のの
の設定
設定設定
設定
「ANSI B11.6-1984」の section 7.1.9 には,安全回転数の設定についてのガイドラインが設けられています。
安全回転数は,チャックがワークを把握する能力を左右するマスタジョーの摩耗の程度に影響されます。マスタジ
ョーやチャックボデーの案内面が荒れて,把握力が維持できないような状態であれば,適切に修正しなければなり
ません。さらにチャックの使用法によっては,把握力を定期的に測定する必要があります。把握力に変化がなくて
も,ワークを把握するチャックの機能を維持するために,内部の汚れ具合を定期的に検査しなければなりません。
またチャックの回転数は,ワークを供給する速さ,ワークの大きさや重さ,ワークの材質,切削や加工の方法,切
削速度や送りなど,作業内容が変わる度に再検討しなければなりません。
トップジョーやジョーナットをゆるめたままチャックの
トップジョーやジョーナットをゆるめたままチャックのトップジョーやジョーナットをゆるめたままチャックの
トップジョーやジョーナットをゆるめたままチャックの中
中中
中に
にに
に残
残残
残しておいてはいけません
しておいてはいけませんしておいてはいけません
しておいてはいけません。
。。
。
主軸
主軸主軸
主軸が
がが
が起動
起動起動
起動したときにそれらが
したときにそれらがしたときにそれらが
したときにそれらが飛
飛飛
飛び
びび
び出
出出
出し
しし
し,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせ
わせわせ
わせ
るおそれがあります
るおそれがありまするおそれがあります
るおそれがあります。
。。
。
チャックは
チャックはチャックは
チャックは損傷
損傷損傷
損傷がない
がないがない
がない限
限限
限り
りり
り,
,,
,同
同同
同じ
じじ
じ空気圧
空気圧空気圧
空気圧または
またはまたは
または油圧
油圧油圧
油圧のもとでは
のもとではのもとでは
のもとでは一定
一定一定
一定の
のの
の把握力
把握力把握力
把握力を
をを
を維持
維持維持
維持しなければなりません
しなければなりませんしなければなりません
しなければなりません。
。。
。
しかしながらチャックがワークを
しかしながらチャックがワークをしかしながらチャックがワークを
しかしながらチャックがワークを把握
把握把握
把握する
するする
する能力
能力能力
能力は
はは
は,
,,
,爪
爪爪
爪とワークの
とワークのとワークの
とワークの間
間間
間の
のの
の摩擦係数
摩擦係数摩擦係数
摩擦係数を
をを
を低下
低下低下
低下させる
させるさせる
させる原因
原因原因
原因となる
となるとなる
となる爪
爪爪
爪の
のの
の
把握面
把握面把握面
把握面の
のの
の摩耗
摩耗摩耗
摩耗によって
によってによって
によって悪化
悪化悪化
悪化します
しますします
します。
。。
。また
またまた
また爪
爪爪
爪がワークを
がワークをがワークを
がワークを保持
保持保持
保持する
するする
する能力
能力能力
能力はワークそのものに
はワークそのものにはワークそのものに
はワークそのものに依存
依存依存
依存します
しますします
します。
。。
。例
例例
例えば
えばえば
えば
直径
直径直径
直径が
がが
が大
大大
大きく
きくきく
きく重
重重
重いワークは
いワークはいワークは
いワークは大
大大
大きな
きなきな
きな力
力力
力を
をを
を爪
爪爪
爪に
にに
に加
加加
加えることになり
えることになりえることになり
えることになり,
,,
,爪
爪爪
爪がワークを
がワークをがワークを
がワークを保持
保持保持
保持する
するする
する能力
能力能力
能力を
をを
を容易
容易容易
容易に
にに
に超
超超
超えてし
えてしえてし
えてし
まうことがありま
まうことがありままうことがありま
まうことがありますし
すしすし
すし,
,,
,回転数
回転数回転数
回転数が
がが
が高
高高
高くなればワークを
くなればワークをくなればワークを
くなればワークを外
外外
外すような
すようなすような
すような力
力力
力を
をを
を増加
増加増加
増加させることにもなります
させることにもなりますさせることにもなります
させることにもなります。
。。
。汚
汚汚
汚れや
れやれや
れや
錆
錆錆
錆び
びび
び,
,,
,不適切
不適切不適切
不適切な
なな
な潤滑剤
潤滑剤潤滑剤
潤滑剤などメンテナンスの
などメンテナンスのなどメンテナンスの
などメンテナンスの不備
不備不備
不備も
もも
も,
,,
,チャックがワークを
チャックがワークをチャックがワークを
チャックがワークを保持
保持保持
保持する
するする
する能力
能力能力
能力を
をを
を低下
低下低下
低下させる
させるさせる
させる一因
一因一因
一因とな
となとな
とな
ります
りますります
ります。
。。
。最終的
最終的最終的
最終的には
にはには
には,
,,
,旋盤
旋盤旋盤
旋盤やマシニングセンタがワークに
やマシニングセンタがワークにやマシニングセンタがワークに
やマシニングセンタがワークに対
対対
対して
してして
して行
行行
行なう
なうなう
なう加工法
加工法加工法
加工法が
がが
が,
,,
,ワークとチャックの
ワークとチャックのワークとチャックの
ワークとチャックの爪
爪爪
爪に
にに
に
加
加加
加えられるべき
えられるべきえられるべき
えられるべき正確
正確正確
正確な
なな
な力
力力
力と
とと
と,
,,
,それがチャックの
それがチャックのそれがチャックの
それがチャックの爪
爪爪
爪がワークを
がワークをがワークを
がワークを保持
保持保持
保持する
するする
する能力
能力能力
能力を
をを
を超
超超
超えるかどうかを
えるかどうかをえるかどうかを
えるかどうかを決定
決定決定
決定します
しますします
します。
。。
。
従
従従
従って
ってって
って作業内容
作業内容作業内容
作業内容が
がが
が変
変変
変わる
わるわる
わる度
度度
度に
にに
に,
,,
,または
またはまたは
または変
変変
変わらない
わらないわらない
わらない場合
場合場合
場合は
はは
は定期的
定期的定期的
定期的に
にに
に,
,,
,必
必必
必ずチャックがワークを
ずチャックがワークをずチャックがワークを
ずチャックがワークを保持
保持保持
保持する
するする
する能力
能力能力
能力を
をを
を
検討
検討検討
検討しなければなりません
しなければなりませんしなければなりません
しなければなりません。
。。
。チャックがワークを
チャックがワークをチャックがワークを
チャックがワークを保持
保持保持
保持する
するする
する能力
能力能力
能力を
をを
を超
超超
超えるような
えるようなえるような
えるような力
力力
力を
をを
を発生
発生発生
発生する
するする
する加工
加工加工
加工は
はは
は,
,,
,ワーク
ワークワーク
ワーク
を
をを
を外
外外
外れさせる
れさせるれさせる
れさせる原因
原因原因
原因となります
となりますとなります
となります。
。。
。このような
このようなこのような
このような事故
事故事故
事故が
がが
が起
起起
起きれば
きればきれば
きれば,
,,
,作業者
作業者作業者
作業者や
やや
や近
近近
近くにいる
くにいるくにいる
くにいる人
人人
人に
にに
に致命的
致命的致命的
致命的なけがを
なけがをなけがを
なけがを負
負負
負わせ
わせわせ
わせ
るおそれがあります
るおそれがありまするおそれがあります
るおそれがあります。
。。
。
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告

- 18 -
4.4
4.44.4
4.4
パーツリスト
パーツリストパーツリスト
パーツリスト
No.
品 名 数 量
No.
品 名 数 量
1 チャックボデー 1 9 六角穴付ボタンボルト 3
2 パイロットブッシング 1 10
六角穴付ボルト 3 または 6
(注 1)
3 ウェッジプランジャ 1 11
スプリング 1
4 ドロースクリュ 1 12
スチールボール 1
5 リテーナ 1 13
六角穴付ボルト 6 または 9
(注 2)
6 マスタジョー 3 14
六角穴付ボルト 6
7 トップジョー(ソフトジョー)
3 15
グリースニップル 3 または 6
(注 3)
8 ジョーナット 3 16
六角穴付止ネジ 1
注1.6・8 インチは 3 個,10・12 インチは 6 個
2.6・12 インチは 9 個,8・10 インチは 6 個
3.6 インチは 6 個,それ以外のサイズは 3 個
Table of contents