MESA ENGINEERING Fillmore 25 User manual

取扱説明書

Hello from the Tone Farm
この度はFILLMORE™をご購入いただきありがとうございます。そしてMESA/Boogie®ファミリーへよう
こそ!あなたが選んだこのアンプは、ビンテージ・チューブアンプが持つ最上級の品格と、革命的な発明で
あるスイッチングで切替可能なハイゲイン・チャンネルを併せ持ったモデルとして深い伝統をまとっていま
す。このアンプが持つ完璧な機能性を一目みれば、それがあらゆるものをインスパイアするツールを満載し
ながら、その中身はかつてMESAのMARKI™や最初期のモダン・ギターアンプ(偽物にご注意下さい)の革
新的な回路や機能の伝統に基づいています。ですから、我々はあなたの選択をお祝いしたいと思います...い
かなる点でも比類の無い、オリジナルであるこのアンプを演奏すれば誇らしい気持ちになることでしょう!
まさにあなたのように!
我々は45年以上に渡って、素晴らしいものを提供することをミュージシャンに対しての真摯な約束として考
えており、我々自身がそうして欲しいと望むように、1人1人の方に対応しており、選択したアンプについて
本当に納得してもらえることを保証しています。また我々は、あなたの新しいアンプがあなたを微笑ませ、最
初にアンプにプラグインしてからものの数分であなたをインスパイアさせる自信があります。ですが本当に
喜ばしいことは、最初にお金を払ったことが記憶から消し去られた後に、さらにあなたが新しくそしてインス
パイアされるサウンドを発見することであり、FILLMORE™はその真の価値を表し続けるでしょう。
我々は、ご自身のサウンドを実現するためにMESAの製品を選んで下さったことに感謝すると同時に、日々
の努力が報われる手助けが出来ることを願っています。この取扱説明書は、それを実現するのに役立つこと
でしょう。あなたは今、限りない表現力を持つ楽器を手にしているのです。さあ、遥かなる音楽の旅に出か
けましょう。MESA®のスタッフ全員があなたを応援します!

Table of Contents
5-6
6
7
7-8
8-9
9
9
9
9
9-10
10
10
10-11
11
11-12
12
14-15
16-17
18-19
20-23
24
25
使用上の注意
OVERVIEW
____________________________________________________________________________________
1-3
GETTINGSTARTED
______________________________________________________________________________
4
役立つヒント
________________________________________________________________________________
5
FRONTPANEL
GAIN_________________________________________________________________________________________
TREBLE _______________________________________________________________________________________
MID ___________________________________________________________________________________________
BASS
_________________________________________________________________________________________
PRESENCE
____________________________________________________________________________________
MASTER
_______________________________________________________________________________________
CHANNELSELECT
______________________________________________________________________________
MODESELECT
_____________________________________________________
____________________________
POWER
___________________________________________________
____________________________________
STANDBY
___________________________________________________
__________________________________
REARPANEL
ACMAINSSOCKET
_____________________________________________________________________________
FUSE
_________________________________________________________________________________________
EFFECTSLOOP(SERIES)
___________________________________________________
____________________
REVERBFOOTSWITCH
_____________________________________________________
_____________________
REVERB
__________________________________________________
_
_________________________
FACTORYSAMPLESETTINGS
__________________________________________________________________
USERSETTINGS
___________________________________________________
____________________________
TUBETROUBLESHOOTINGGUIDE
____________________________________________________
__________
SPEAKERHOOKUPGUIDE
____________________________________________________________________
TUBETASKCHART
_____________________________________________________________________________
PARTSLIST
___________________________________________________________________________________
SPEAKEROUTPUTS
___________________________________________________
_________________________


PAGE 1
8/29/2018 7:23 AM
REV. 7 MD
WARNING:
Unplug power before
servicing fuse or chassis
AMPLIFIER
44YV
CH 2 REVERB CH 1SEND
120 V~
60 Hz
1.25 A
1.25 A
SLO
BLO
FUSE
POWER
RETURN REV FTSW 8 OHM 4 OHM 4 OHM
TUBE GUIDE
5 x 12AX7
2 x 6V6
FILLMORE25
VACUUMTUBE
AMPLIFIER
HAND-WIRED
INPETALUMA,
CALIFORNIA,USA
™
POWDER COAT: Solar Black
SILKSCREEN: PANTONE COOL GREY 1 C
MESA Part #497788
Fillmore 25 - Front & Rear
SPEAKERSEFFECTS
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
WARNING:
Replace fuse with same type/rating only.
Do not expose to rain or moisture.
CAUTION:
Risk of Electric Shock. Do Not Open.
No user serviceable parts inside.
G
A
T
E
W
A
Y
T
O
T
O
N
E
™
M
E
S
A
/
B
o
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g
i
e
®
L
t
d
.
(USE SHIELDED CABLE) DYNA-WATT™POWER
8/29/2018 7:23 AM
REV. 7 MD
WARNING:
Unplug power before
servicing fuse or chassis
AMPLIFIER
44YV
CH 2 REVERB CH 1SEND
120 V
~
60 Hz
1.25 A
1.25 A
SLO
BLO
FUSE
POWER
RETURN REV FTSW 8 OHM 4 OHM 4 OHM
TUBE GUIDE
5 x 12AX7
2 x 6V6
FILLMORE25
VACUUMTUBE
AMPLIFIER
HAND-WIRED
INPETALUMA,
CALIFORNIA,USA
™
POWDER COAT: Solar Black
SILKSCREEN: PANTONE COOL GREY 1 C
MESA Part #497788
Fillmore 25 - Front & Rear
SPEAKERSEFFECTS
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
WARNING:
Replace fuse with same type/rating only.
Do not expose to rain or moisture.
CAUTION:
Risk of Electric Shock. Do Not Open.
No user serviceable parts inside.
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(USE SHIELDED CABLE) DYNA-WATT™POWER
取扱説明書
OVERVIEW
PAGE 1
FRONTVIEW:FILLMORE™25
REARVIEW:FILLMORE™25
Fillmore™50™は、Boogie®アンプのファミリーから枝分かれした、新しいヴィンテージのボイシングとスタイルをもったアンプです。
ソフトクリップしたサウンドからサチュレーションが効いたゲインサウンドーMESA/Boogie史上最も表現力豊かなクリーンからミディア
ムゲインのサウンドがフィーチャーされています。
このアンプにはいくつかの正反対とも言える特徴が集約されています。トラディショナルなルックスとサウンドのキャビネットデザインなが
ら、それぞれに3タイプのパワフルなモードをもつ全く同じ構造のチャンネルを2つ備えたアンプレイアウトとなっています。基本的な回路
の構造については、1950年代最高のデザインのアンプに敬意を表しながら現代のニーズを満たすためのモディファイやアップデートが
施されており、このクラシックサウンドを最大限に引き出すためのハイパーチューニングによってそのスピリットとキャラクターに満ちたハ
イゲインパフォーマンスを実現しています。瞬間的かつ直感的に欲しいサウンドに辿り着くためのシンプルなコントロールは、機能が豊富
なアンプでしか得ることのできないような汎用性も持ち合わせています。しかし私たちにとっては、 クラシックな アンプの進化におい
てこれは明らかに自然なステップです。
Fillmore™は単にBoogieファミリーに新たに加わったアンプではありません...ニュータイプのBoogieDNAを生まれ持ったアンプな
のです。そして、ソウルフルなサウンドを奏でるこのFillmoreには、MESA/Boogie社草創期に誕生したBoogieアンプのルーツと
も言えるサウンドのDNAが刻み込まれています。RandallSmithが初めて生み出したBoogieアンプもFillmoreと同じ構造に基づ
のサウンドと回路が一躍脚
Fillmoreが、その美しさと本質を蘇らせます。
クラシックロック界の大物たちがライブを行った、アメリカ東海岸―西海岸にあった今や伝説となっているライブハウス
は、非常にレスポンシブで繊細な音のニュアンスを表現し、実際にこの
と呼ばれています。絶妙なサチュレーションは、あなたのプレイスタイルをさらに魅力的に響かせることでしょう。
Markシリーズの成功により、長らく眠り続けてきたBoogieの新しいアンプFillmoreを今すぐに体験してください。このアンプ
がもたらすインスピレーションがないまま、あなたはすでにあまりにも多くの時間を過ごしてしまいました。さらに時間が経っ
た後で情報を得ることもできるでしょう。ですが、MESA/Boogie社は、強い決意とともにFillmoreをMESA製品の中で一番操
作性面で扱いやすいアンプとして生み出しました。
Boogie最高の秘密だったFILLMORE™がついに明かされ、新しいレベルの情熱の火を灯すためにあなたを待っています。私た
ちは、このアンプがあなたをその場所に連れて行けると確信しています。

IDENTICALCHANNELS(同一チャンネル)
THECHANNELMODES
CLEAN
DRIVE
PAGE 2
FILLMORE™は2つの同じレイアウトのチャンネルを備えています。クリーン〜オーバードライブの全てのニーズをカバーする3つのモード
があり、事実上、想像しうる全てのサウンドをその中で見つけることができるでしょう。
私たちは何十年にもわたって、ほとんどのプレーヤー、特にFILLMORE™が目指すスタイルのカテゴリーでは、同じゲインストラクチャーの
わずかなバリエーション、またはサウンド的に密接に関連した異なるゲインストラクチャーを使用する傾向であることを発見しました。
Fillmoreの同一チャンネルのプラットフォームは、非常に幅広いスタイルとプレイヤーのためのフットスイッチで切替可能な2チャンネルの
フォーマットで、最大のフレキシビリティを実現しています。
2つのチャンネルのモードをCLEANに設定し、1つを完全クリーンのコードワーク用に、もう1つをプッシュ、もしくはソフトクリップさせたコ
ードワークやシングルノートでのプレイで使用したり、お好みのオーバードライブペダルと合わせて使用することができます。他にも、いず
れかのゲインモードを使用したクラシックなクリーンとオーバードライブサウンドの組み合わせや、さらに、チャンネル1のDRIVEモードでク
ランチリズムサウンド、チャンネル2のHIモードでハイゲインのリードトーンを設定することもできます。Fillmoreのチャンネルレイアウトと
モード機能によって、サウンドの組み合わせに無限の可能性があるのです。それら全てを探求し、自分に最もマッチするサウンドと切替可能
なオプションをどう使用するかはあなた次第ですが、MESAでは何よりもそれを簡単かつ直観的に行えることがベストであると考えました。
の回路に寄せたデザインとなっていますが、CLEANモードでGAINが半分以下の低い設定のときには、カリフォルニアで長年愛されてきた
レジェンドアンプとも呼ぶべき1960年代のBlackfaceアンプの回路に寄せたサウンドになるようにデザインされています。
GAINコントロ
ールが1時以下の設定のときには、豊かな輝く高域をともなったワイドレンジの美しいクリーンサウンドとなります。
CLEANモードのサウンドのアッパーエンドがクリップするまではこのようなサウンドをキープしますが、3時以降に近づくにつれて実際のク
リッピングサウンドの領域に入ってくると、このアッパーレンジが信じられないほどめまぐるしく変化するレスポンスをもたらします。この高
域の透明なきらめきは、クリッピングしてサチュレートしているときに、サウンドがうるさすぎずかつ薄くもならず完璧なトップエンドにスム
ーズに移行します。歪んでいないのに音がサステインするようなイメージに近くなります。それは私たち全てのギタープレイヤーが夢見るト
ーン、あるいは少なくともソロをプレイするときに欠かせない要素としてサステインを必要とする、全てのプレイヤーのためのトーンです。
この2つの異なるトーンが移行するゾーンは1時〜3時で、トーンの太さ、プッシュ感やカラーをギターのボリュームコントロールで操作すれ
プエンドはしっかりとキープしながらも、サウンドが過度に尖ってしまったり、バズが追加されたりするようなことはありません。この中間の
ゾーンは、さまざまなギターのタイプ、プレイスタイルやオーバードライブペダルと組み合わせても非常にマッチする優れた特性を備えてい
ます。このゾーンよりも下側の設定にあたるピュアクリーンサウンドのゾーンや、その上側のゲインリッチなゾーンよりも幾分狭い範囲にな
りますが、これらのポピュラーともいえるトーンの中間に挟まれたゾーンでローエンドとトップエンドのレスポンスの便利なグラデーションに
なっています。
ンドにおける本来のドライブサウンドのモデルとなっています。このモードでは、CLEANモードでもっとも歪ませたポジション(実際には
す。しかし、より丸みと暖かみのあるHIモードのヴォイシングとは異なり、DRIVEモードではCLEANモードにも似たトップエンドのレスポン
スを備えています。このナチュラルなトップエンドはハーモニクスをもたらし、コンプレッションがほとんどないレスポンスを可能にするため、
コードワークや豊富なダイナミクスを伴ったシングルノートのソロワークに非常に適しています。
CLEANモードと似たキャラクターをもつDRIVEモードでは、GAINコントロールの12時のポジションより下の領域にフィルタリングされて
いないハーモニクス成分を多く含んでいます。そのポジションを超えるとよりオーバードライブしたキャラクターが支配的になり、最終的に
3時のポジションを超えるとさらにサチュレートしたサウンドが生成されます。HIモードとは異なり、この状態になってもアッパーレンジはし
っかりとトップエンドをキープし、用途にもよりますが、スムーズなシングルノートのソロサウンドを求める場合にはTREBLE、MID、
PRESENCEのコントロールが重要になります。これらのトーンコントロールはそれぞれがMID成分を含むトップエンドを備えているので、

HI
PAGE 3
適切なブレンドになるように試してみてください。このコントロールの比率はコードワークにはそれほど重要ではありませんが、GAINコント
歌うようなシングルノートのソロを求めるのであれば、上記の3つのトーンコントロールを低い領域で設定する必要があります。
ードライブまで幅広いサチュレーションサウンドを備えています。DRIVEモードとHIモードのオーバーラップはGAINコントロールのセンタ
ー付近までで、そこから上の領域では、モダンなメタルサウンドを除けばほとんどの場合で十分なサステイン、ハーモニクス、コンプレッショ
ンを引き出し、全ての真空管のサチュレーションをさらに解放し始めます。そのサウンドのテーマは、数多のレコーディングで使用されてき
た70年代後半〜80年代前半のCrunchRhythmやLeadサウンドに敬意を払ったものとなっており、当時のMESA/Boogieアンプのサウ
ンドと、同時に人気のあったクラシックなブリティッシュアンプのサウンドを最高の形で追求したものとなっています。このモードは、50年代
にカリフォルニアで誕生したすばらしいツイードカバーのアンプに近いアメリカンな回路に仕上がっています。GAINコントロールを12時以
HIモードではまた、トップエンドがやや丸くなり、ハーモニクスがより良いシングルノートのレスポンスと歌声のようなキャラクターを生み出
すように形成されています。このヴォイシングはシングルノートのソロプレイに非常によくマッチしているので、メロディーワークでの歌うよ
うなトーンを可能にします。また、TREBLE、MID、PRESENCEを少し高めに設定すると、DRIVEモードのヴォイシングに近くなることがあ
ープンではない"ように聴こえることがあるかもしれません。これは、私たちの仕事においては非常によく知られていますが、必要以上にEQ
を操作することで求めるサウンドを見失ってしまうEQハングオーバーに陥った状態です。明るいサウンドからより暖かみのある、ダークなサ
ウンドに移行するときによく発生しますが、これはミッドレンジ周波数においても発生します。ミックス内のミッドが非常に少ないサウンドで
は、ミッドレンジ成分がそのまま"箱鳴り"または"鼻にかかった"トーンとなります。ほとんどのサウンドでそういった傾向があり、少し時間を
置いて耳を調整した後で聴くことで判別することができるでしょう。
一部のプレイヤーは、楽器側のボリュームコントロールの調整だけで、HIモードでクリーンとオーバードライブサウンドの両方を使い分けて
います。ボリュームポットをロールバックしたときにピックアップのサウンドがどの程度明るくなるかはギターにもよりますが、これは確かに
両方のサウンドを得るのに有効な方法です。しかし、DRIVEモードではトリミングされたハーモニクスが少ないので、最適なオーバードライ
ブサウンドに必要なサチュレーションの量に応じて、全てのゲインストラクチャを網羅するには1つのモードを使用する方がDRIVEモードで
は良い結果が得られます。これは、事実上フィルモアの2チャンネル構成においてさらに別のサウンドオプションを加えることができますが、
同一2チャンネルの仕様においてはお好みのサウンドを別のサウンドのために犠牲にする必要がないことを忘れないでください。
HIモードは、各チャンネルの3つのモードの中で最もハイゲインで、DRIVEモード同様に繊細な表現力のクリップから激しいオーバ

GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
GETTINGSTARTED
サンプルセッティング
PAGE 4
1.アンプを箱から出したら、全ての真空管がソケットにしっかりと取付されていることを確認してください。
2.電源ケーブルを接地された(3ピン)コンセントに接続します。
3.フットスイッチを箱から出して、付属のモノラルケーブルでフロントパネルの一番左のFT.SW.ジャックに接続します。
4.ヘッドタイプの場合は、スピーカーエンクロージャーをリア・パネルの適切なインピーダンスマッチングしたSPEAKEROUTPUTに接
続します。通常は8ΩのSPEAKEROUTPUTジャックに接続します。初めてこのダイナミックで爆発的なレスポンスを誇るアンプを使用す
る場合は、最大限のパワーポテンシャルと最高のトーンバランスを確かめるために8Ωの負荷での使用が望ましいでしょう。コンボタイプは
8Ωスピーカーを内蔵しており、適切なインピーダンスのSPEAKEROUTPUTに既に接続されています。そうでない場合は、スピーカー
ケーブルを8ΩのSPEAKEROUTPUTジャックに接続し直してください。
5.POWERスイッチをONにした後、STANDBYスイッチはSTANDBYのポジションで30秒以上待機します。これにより、真空管内でフィ
ラメントが使用される前にウォームアップされます。このコールドスタートの手順を毎回行うことで真空管の寿命が向上します。
6.エフェクトプロセッサーをEFFECTSLOOPに接続する場合は、ここで接続してください。適切な接続と操作についてはこのマニュアルの
EFFECTSLOOPの項を参照してください。まず最初に、プロセッサーを使用せずにアンプのサウンドをチェックすることをお勧めします。
プロセッサーを使用する前にアンプオンリーのサウンドを聴いてアンプそのもののサウンドを知ることで、プロセッサーがアンプのサウンドを
損ねた場合に気がつくことができるでしょう。Loopを使用する場合は、プロセッサー側のINPUTレベルが中〜低設定かチェックして、
FILLMORE™のSTANDBYをONにしたらレベルをゆっくりと上げていってアンプからのSENDレベルを確認してください。
NOTE:ペダルタイプのプロセッサーには、クリッピングライトを搭載しているものもありますが、入力レベルインジケーターを搭載していな
い場合があります。このようなタイプのペダルにおいては、聴感上の感覚を頼りにレベル調整を行ってください。
7.以下のサンプルセッティングにしたがって、TONEの新しい世界を巡るツアーに出るためにまずはこれらに近い値でコントロールを設定
してください。このセッティング例は、膨大なサウンドの可能性を垣間見るだけのものであり、チャンネルの設定を行うための1つのサンプル
だということを忘れないでください。あなたの思い通りに自由にサウンドを調整してみてください...音色が損なわれることはありませんし、そ
れが最高のサウンドを出すための方法なのです。
8.STANDBYをONにして演奏を楽しんでください!
アンプをまだ演奏していないのであれば、このサンプルセッティングはチャンネルを設定する多くの方法のうち
の1つの例に過ぎません。こちらは、チャンネル1のクリーンサウンドと、チャンネル2のミディアムゲインソロサウンドのサンプルセッティン
グになります。

役立つヒント
FRONTPANEL
GAIN
PAGE 5
NOTE:重複する情報について:このマニュアルを読み進めていくにつれて重複する情報やセクションが出てくると思いますが、これは注意
喚起のために繰り返されています。興味のあるセクションしか読まない方にも注意を向けてもらうことができ、またFILLMORE™について
知っておかなければならない重要なポイントを繰り返している場合もあります。最初から最後まで漏らさず読む方にはご迷惑をおかけしま
すが、将来このマニュアルの特定の部分を素早く参照する際に有効になるはずです。
・DRIVEモードとHIモードでは、特にGAINが高めの設定のときにはBASSコントロールをあまり高く設定しないように注意して下さい。
BASSコントロールを過度に上げると、アタックがぼやけてレスポンスが遅くなります。基本的なルールとしては、GAINを上げるときは
BASSの設定を下げてください。
・各モードにおけるGAINとTREBLEコントロールは、最もよく効くトーンシェイピングコン
トロールであるため、調節の際には注意が必要で
す。それらは全てのモードにおいてアタックの性格やサウンドの方向性のほとんどを決定します。全てのモードで聴くことのできる優れたサ
ウンドの多くは、これら2つのコントロールが真ん中くらいの設定のときに発揮されます。
NOTE:GAINが高めに設定されているときは、真空管のマイクロフォニックによる金属的なノイズを発生させないためにTREBLEの設定を
あまり高く(2時以上)上げないようにして下さい。
・アンプを演奏するときは、少なくとも1台のスピーカーキャビネットをフロアに接地させて、その同じ場所で立って演奏した方がサウンドが
より良く聴こえたり感じたりするかもしれません。アンプ(またはスピーカー)をフロアに置くことで、共鳴効果や、特に低域が伝わることによ
って、アンプのサウンドが太くなり、また弦の感触をしっかり感じ取れます。ステージのような木製のフロアだと本当に素晴らしいので是非
試してみて下さい・・・ギターというのは面白い楽器で、2日続けて同じサウンドに聴こえるということがあまりなく、毎晩、または演奏する環
境によって異なるように感じますので、あらゆるメリットを活かすべきです。この方法は大抵の場合に役立ちますが、1つ例外を挙げるならス
テージ上にたくさんのマイクが設置されているときです。そのような場合は、共鳴したフィードバックを最小限にするためにアンプをステー
ジから高く設定する必要があるでしょう。
・アンプの電源がONの時は、常にSTANDBYスイッチを使用して下さい。セッティングやケーブル接続の合間等、数分でも演奏しない時は
常にです。そうすることで、真空管の寿命を延ばすことが出来ます。
・FILLMORE™のような、MESAの持つもう1つの(MARKではないアンプのような)側面から生み出された回路によって、TREBLEと
PRESENCEの設定を低めに設定するとより暖かみのあるサウンドが得られます。ギターの木材やピックアップ、演奏技術にもよりますが、
これらのコントロールを12時以下に設定すれば実際に素晴らしいサウンドが得られます。必要であればTREBLEやPRESENCEを反時計
回りに回しきってしまい、MIDの帯域がかなり強いトップエンドをカットしたサウンドを得ることも出来ます。
・FILLMORE™では、TREBLE、MID、PRESENCEの各コントロールで異なるトップエンドの周波数が得られます。これらの強力なコント
ロールのそれぞれが、ミックスにおいてバランスを取りながら、さまざまなスタイル、キャラクター、レスポンスなどにフィットするトーンを作
も短い時間で素早く簡単にアンプを設定することができます。
や方向性を決定します。モードに応じて異なるチューブステージのゲインを測定し、インプットステージのヘッドルームを設定します。これ
により、サウンドがクリーンなのかオーバードライブしているのかが決定されます。また、チューブステージのゲインの増減に伴って繊細な
全てのモードには、3つのGAINコントロールの領域があります。8時〜11時半の間のローゲインのゾーン、11時〜2時のより暖かみのあ
るサチュレートしたゾーン、そして2時半〜5時のよりハイゲインなゾーンです。どのゾーンも多様な用途に使用が可能で、全てがコードワ
ークにもシングルノートのソロワークにも対応することができます。GAINコントロールがその領域全体でスイープするので、異なるテクス
チャとトーンキャラクターを発揮します。
一般的に言えば、両方のチャンネルのモードでコントロールが低いとき(8時半から11時半)はサウンドがブライトになり、よりオープンなキ
ャラクターとダイナミクスを生成します。この領域は、CLEANモードの最大のヘッドルームによって歪まない輝きのあるコードワークを可
これは、一連のトーンコントロールの中で最も強力なコントロールです。そのセッティングによって、選択したモードのスタイル

TREBLE
PAGE 6
能とするクリーンサウンドに最適で、トップエンドの倍音が弾けてアタックがとても速くなっています。DRIVEモードとHIモードは、ゲインが
わずかなこのゾーンでスレッショルドサウンドを出力するように調整されていますが、ギターが本来持つキャラクターが損なわれることはあ
りません。サチュレーションによって圧縮されていないダイナミクス豊かなサウンドがそのまま残っているため、DRIVEモードとHIモードで
はクリッピングしたコードワークに使用するのに最適です。
GAINコントロールの中域(11時〜2時)は、もっともバランスが取れたサウンドが得られるところで、暖かみのある豊かなサウンドで、アタッ
クがきめ細かく、良いダイナミクスを持ったサウンドを作り出すことが可能です。CLEANモードでは、素晴らしいコードワークのレスポンス
と豊かさ、そしてまたコシのあるサウンドが得られます。ピックアップの種類や出力の強さにもよりますが、ここはヘッドルームが減少を始め
る、ゲイン的にクロスオーバーするポイントの近くであるため、クリーンサウンドとかすかなサチュレーションの間でクリップしないように注
意しなければなりません。DRIVEモードとHIモードで最も表現力豊かな最高のサウンドのいくつかはこのゲイン領域で得られますが、理由
は音がここから良い感じにこもり始め、美味しいチューブ・オーバードライブのサウンドが得られるからです。DRIVEモードとHIモードで12
時ぐらいに設定すると、コードワークをクリップさせたりシングルノートでのプレイにマッチした十分な歪みが得られますが、コンプレッショ
ン感はそれほど多くはありません。
GAINの一番高めの領域(2時〜5時)は、特にDRIVEモードで、完全に歪んだサウンドとなります。ここからはシグナルがローエンドで太くな
り、トップエンドが減少してよりコンプレッションのかかったサウンドになります。ダイナミクスもより低いピークで少し緩やかになり、よりス
ムーズで滑らかなフィーリングとなります。CLEANモードでGAINコントロールをトップエンドに設定すると、インプットステージが歪み始
めてすばらしいプッシュサウンドを生み出します。GAINコントロールのこの範囲では、CLEANモードをヴィンテージインスパイアされたシ
ングルノートのソロプレイも可能な、魅力的な、表現力豊かなモードへと変化させます。また、ダイオードやチューブベースのオーバードラ
イブペダルとも非常にマッチします。
DRIVEモードとHIモードの両方で、GAINコントロールをトップエンドに設定すると非常にアグレッシブなサウンドになり、Crunch
RhythmやRockサウンドにおけるソロプレイの真価を発揮します。ここにはどんなスタイルにもマッチする豊かなゲインが存在するので、お
そらくモダンメタルを除いては、ハーモニックレイヤーが厚く積み重ねられたコードワークや、非常に表現力豊かでニュアンスのあるオーバ
ードライブのシングルノートまでを生み出します。
GAINを高めに設定すると、TONEコントロールが効果を段々失っていくのに気付くでしょう。1つ1つの音がかなり歪んで、そのキャラクタ
ーはそれぞれのチャンネルのボイシングと、どのようにそのゲインレベルに反応するかでほぼ決定されます。もしアドバイスさせて頂けるな
らば、GAINコントロールは可能な限り必要以上に高く設定しない方がオーバードライブのベストなバランスを得られますし、TONEコント
とができるのです。
FILLMORE™では、TREBLE、MID、PRESENCEの各コントロールで異なるトップエンドの周波数が得られます。これらの強力なコントロ
ールのそれぞれが、ミックスにおいてバランスを取りながら、さまざまなスタイル、キャラクター、レスポンスなどにフィットするトーンを作り
短い時間で素早く簡単にアンプを設定することができます。
キャラクターのシェイピングを行います。残りのTONEコントロールを支配するので、全てのモードにおいて豊かでバランスの取れたサウン
ドにするためにはここのセッティングは非常に重要です。TREBLEの設定はTONEコントロールでハーモニーを形成するのに極めて重要だ
と理解した上で慎重に行わなければなりません。
TREBLEを真ん中の領域で設定した場合は3つの全てのモードにおいてベストなバランスとなり、十分ブライトでありながらそれでいて豊か
で暖かいサウンドとなります。最初はTREBLEを11時からスタートして、お好みのトーンが得られるまで少しずつ上げたり下げたりすること
を低めに設定するとより暖かみのあるサウンドが得られます。ギターに使用されている木材やピックアップそして演奏技術にもよりますが、
それらのコントロールの設定を12時以下、場合によっては非常に低く設定すると実際素晴らしいサウンドが得られますし、必要であれば
TREBLEやPRESENCEを反時計回りに回しきって、MIDの帯域がかなり強いトップエンドをカットしたサウンドを得ることも出来ます。
DRIVEモードとHIモードにおいては、MIDコントロールはTREBLEにいくらか近い領域をカバーし、そのセンターは中高域と中低域と連動
しています。この特異性を有効に使って、TREBLEを"通常"よりも低めに、反対にMIDを少し高めに設定してみて下さい。TREBLEを低め、
または極端に低くしたり反時計回りに回し切ってMIDを高めにすると、とてもクールなサウンドが得られます。これら2つのパワフルなコント
ロールの相互作用をチェックして、頭の中で聞こえるサウンドを現実のものにすることが重要になります。
GAINが最もパワフルなコントロールだとすると、TREBLEは2番目となります。TREBLEコントロールは、チャンネル全体の

MID
BASS
PAGE 7
が伴います。この高域は、TREBLEやPRESENCEのものよりも低い領域ですが、サウンドミックスの中でアンプのサウンドにパンチを与え
たり抜けを良くするときに重要です。
CLEANモードでのバッキング、しかしながら実際は広く全てのチャンネルにおいて、MIDを低めの設定(7時半〜10時)にするとミッドレン
ジのアタックをいくらかカットしボトムエンドをより息づかせ、ハーモニクスがトップエンドに影響してよりきらめく高域が増したオープンな
サウンドとなります。また、この領域は演奏しやすく、弦を弾く際により弾力を感じることでしょう。シングルコイルのギターであれば、タイト
でゴムのようなアタックと弾むような低音のキャラクターが得られ、ブルーズやR&B、カントリーなどほとんどクリーンサウンドのスタイルに
マッチします。
MIDの中間の領域(10時〜1時)では、パンチとアタックが大きくなり、より性急さも加わって、マホガニーギター使用時の抜けを良くしサウ
ンドに輪郭を与えるの最適です。トップエンドがMIDコントロールの範囲の中で姿を現し始め、コードサウンドがより押し出され、パンチの
効いたキャラクターとなって美しく鳴り始めます。
コントロールをさらに上げると(1時〜5時半)アグレッシブなサウンドとなり、MIDの領域内で支配的かつ過激なトーンを生み出します。この
範囲になると、MIDの設定が高すぎて隠れてしまったトーンの豊かさや暖かみを、BASSコントロールを上げて戻そうと試みるかもしれませ
ん。もしMIDのこの領域のアタックや性急さがお好みであれば、他の全てのコントロール(MASTERを除き、サウンドが前に出るように)を高
めに設定してMIDのカーブに追従するようにします。これで良いのですが、プリアンプのヘッドルームがこのトーンの激しい競争によって食
べ尽くされてしまうので、TONEコントロールの設定から来る高いレベルの信号によってプリアンプがクリップし始めます。
DRIVEモードやHIモードのゲインサウンドも、MIDの設定が上がると同じようになります。低めの設定(7時半〜10時半)ではワイドで、跳
ねるようなフィーリングのコードサウンドや、よりまろやかでスムーズなシングルノートのトーンが得られます。ゲイン回路によって作られる
高次倍音はTREBLEによって大きくコントロールされますが、艶のある立体的でハーモニクスに富んだかすみがサウンドにかかり良いフィ
ーリングになります。
MIDが10時を過ぎるあたりから、より豊かなミッドレンジのパンチを伴ってサウンドの抜けが良くなってきます。この領域は、GAINコントロ
ールを中ぐらいに設定するとクラシックなクランチサウンドが得られます。このMIDのキックは過去40年続くロックに不可欠の、アイコン的
なミッド・ゲインのインパクトがあってタイトなサウンドを形成するのに重要な部分です。DRIVEとHI両モードでは、シングルノートのサウ
ンドはスピードや暖かみを伴いながら大きく前へ出てきます。
1時を過ぎると、中域の周波数で抑えられていた激しさが解き放たれ、トップエン
ドが大部分を占めてきます。ここは、TREBLEコントロー
ルよりもより広い範囲で、より前へ出たアグレッシブなアタックが求められる領域です。弦を弾く感触がよりシビアになって、あなたの演奏
が時間軸でより顕著にアウトプットされます。この領域は、ミックスの中でより前へプッシュした、Rockrhythmサウンドに適しています。シ
ングルノートのソロサウンドは小節線のオリジナルの位置に忠実に、聴く人の耳に速く正確に伝わります。
1つお勧めとして、またはより注意事項として―MIDコントロールは、慎重に設定しないと耳に痛い周波数帯を含んでいます。頭をスピーカ
ーキャビネットに近づけて、オーディエンスやマイクにどのように音が拾われているかチェックしてみて下さい。MIDを高めに設定すると、そ
れがどれぐらい衝撃があるのか―もしかしたら耳障りなのか―を知って驚くと思います。人々の耳を傷付けたくないのであれば、それは良い
アイデアではありません。MIDを中〜低めに設定しても、十分なアタックがありなおかつサウンドはバランスが取れて暖かみがあるので、他
の人々はあなたの演奏1音1音に顔をしかめることなく、楽しむことが出来ます。
MIDコントロールはミッドレンジの広い範囲で作用し、TREBLEのセクションで述べたように、かなりの量の"低―高域"の周波数
チが作動し、サウンドスタイルに合わせて低域の周波数と量が変化します。これはそれぞれのサウンドにとって非常に重要で、トーンキャラ
クターの大部分を占めています。
CLEANモードではより低めのBASSの帯域をコントロールして深みや立体感、エアー感をサウンドに加えます。DRIVEとHIGH両モードで
は、BASSのより高めの帯域をコントロールしてレゾナンスを作り出し、追加されたゲインによってサウンドをタイトかつ軽快にします。この
帯域はCLEANモードの低めの帯域と比較すると、おそらくここでは妨げになる帯域となりますが、より大きな割合で使用することができま
す。これらの2つの帯域でそれぞれ異なる設定が出来る
ということが、チャンネル間でバランスよく、フットスイッチ操作によって素晴らしい
サウンドを生み出すのに重要なのです。
BASSコントロールは、サウンドに丸みをつける豊かなボトムエンドをブレンドします。異なるモードが選択されると内部のスイッ

PRESENCE
PAGE 8
CLEANモードでは、サウンドに暖かみや迫力をブレンドするのにBASSコントロールでバランスを取ることが出来ますが、ミックスの中でア
タックやきらめきは強くはありません。GAINの設定によっても異なりますが、GAINをより低めにすると少し高めのBASS設定が可能になり
ます。ベストなポイントについては色々試してみることが必要ですが、大まかなガイドラインとしては、GAINを上げたらBASSは下げたほう
がよいでしょう。このアプローチに従えば、より簡単にすばらしいサウンドを見つけることができるでしょう。
例:
・GAINを12時の位置にする場合―BASSは1時の位置
・GAINを1時の位置にする場合―BASSは12時の位置
・GAINを2時の位置にする場合―BASSは11時の位置
繰り返しますが、これはコントロールにおけるコンセプトの大まかな1つの例です。使用するギター、スピーカーキャビネット、ルーム、ステー
ジ上のライブ、屋内と屋外の違いなどによって、オフセットの差はこの例とは異なることがあります。
DRIVEモードとHIGHモードのBASSコントロールの高めの帯域は、CLEANモードの低域の設定よりもより高い設定が可能です。BASSの
設定を12時から3時ぐらいに設定するのが一般的です。BASSを高めに設定するときはGAINを低めに、GAINを高めに設定するときは
BASSの設定に注意することが必要です。GAINを下げる(9時半〜12時)と、サウンドがよりタイトになり、BASSコントロールによって豊か
なローエンドのエアー感を作り出せます。GAINによって音が歪み始めると(12時〜5時半)、音が分厚くなって低音が薄まり迫力が出て―
ある一定のポイントまで―低音の帯域は落ち着き始め、スタイルによっては妨げになることもあります。
BASSコントロールの素晴らしい点は、他のコントロールの影響を最も受けにくいことです。他のコントロールとの兼ね合いで、実際には最
適なサウンドにならないように考慮する必要があるのはGAINだけです。TREBLE、MID、PRESENCEとは異なり、非常に高いミッドレンジ
からTREBLEの影響をはるかに上回るハーモニクスの範囲まで、ワイドスペクトラムにわたるトップエンドとしての役目を共有しますが、リッ
チなローエンドを調整するという点でBASSは総合的なコントロールです。
下流の、パワーアンプのセクションに位置します。PRESENCEは、パワーアンプを押さえつけて、コンプレッションを加えサウンドをダーク
にしたり、燃えさかるようなアッパーハーモニクスを解放することが出来るコントロールとも考えることが出来ます。また、信号のダイナミク
スを決定したり、アンサンブルのミックスの中での抜け具合を決定するという大変重要な役目も果たしています。
低めの設定(7時半〜10時半)では、コンプレッション感を伴った暖かく丸いサウンドとなり、特に高い設定ではダイナミックなアタックが制
限されます。設定を上げると(11時〜2時半)、トップエンドが支配的になり、コンプレッション感は"抜け感"に取って代わられ、ダイナミクス
のピークが性急になります。コントロールをトップエンド(2時半〜5時半)に設定すると、アッパーハーモニクスが支配した超アグレッシブな
サウンドとなり、音楽的なバランスが取れないと幾分危険な領域となります。ハイノートが勇敢な耳をつんざくかもしれませんので、例えば
スタジオ・レコーディングなどでのサウンドを隔離して処理できるような環境での使用をお勧めします。それでも、低音弦の演奏パートには
非常にマッチしたオプションとなっています。この領域は、特にP.A.で大量のマイクを立てて同時に使用すると非常に危険ですので、注意し
てコントロールしてください。
クリーンサウンドでは、概して少し高め(10時半〜12時半)の設定でより効果が得られますが、どのチャンネルでもオーバードライブが加わ
ります。一旦歪み始めると、PRESENCEコントロールで設定された周波数は鋭く、また注意しないと非常に速いものとなります。オーバー
ドライブしているコードワークは、シングルノートの演奏よりも高めの設定(10時半〜12時半)が適していますが、シングルノートの場合は
通常11時以下あたりに設定した方が丸くフォーカスされて歌うようなサウンドとなります。
NOTE:前述のように、トップエンドのスペクトル全体はTREBLE、MID、PRESENCEの間で共有されています。それぞれの領域、パワー、
およびキャラクターは、トップエンドの全体的な性質に含まれます。サウンドを設定するときは、これらの3つのコントロールすべてを使用し
て、それぞれのモードで全体的なミックスにおけるそれぞれの周波数と量のバランスを取ってください。
このコントロールはTREBLEより上の周波数を調節するもので、通常のトーンコントロールよ
りもシグナルパスのさらに

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を使用すると、プロセッサーのサウンドを損なうことなく、プロセッサーをFILLMORE™とうまく連携させることができます。ただし、シグナ
ます。あなたがこの古いアプローチにこだわるなら、ぜひこの方法でFILLMORE™を使用してみてください。アンプを傷つけることはありま
せん。しかし、GAINとMASTERのコンビネーションセッティングの方法を選択しないことで、アンプ本来の潜在的なサウンドをかなり制限
MASTER
CHANNELSELECT
ールとのコンビネーションでプリアンプの信号強度(チャンネルのパラメーターを含みます)を、演奏する音量に合わせて決定します。使用す
るチャンネルでコントロールの設定が終わったら、MASTERコントロールで各チャンネルの音量のバランスを取って下さい。
チャンネルごとの演奏ボリュームを調整するのに加えて、MASTERは、シグナルパスの上流にあるGAINコントロールと連動して、
EFFECTSLOOPのEFFECTSSENDレベルコントロールの役割も果たします。レベルはSENDで最適化されており幅広いサウンドに対応
しているので、Loopを使用していないときはこれらの3つの要素がシームレスに連携してトーンが損なわれないように保護します。Loop
力回路、エフェクトプロセッサーやエンジンをもったハイクオリティなプロセッサーを使用してみてください。全てのチャンネルにおいての通
常そしてベストなパフォーマンスを得るには、MASTERコントロールの設定を9時半〜1時の範囲に設定します。すばらしいサウンドの多く
は、ステージで使用するのに適切な音量として10時〜12時あたりの設定で得ることができます。
あるヴィンテージ主義の人達は、チャンネルのMASTERをフルの状態にしてGAINコントロールをMASTERとして使う、MASTERコント
プリアンプの出力をパワー・セクションの感度に調整または"チューニング"するために、回路内のその場所にディスクリート抵抗が取付さ
れています。
MASTERコントロールは、設定における可能性を幅を無限に広げる可変抵抗に過ぎず、サウンドの損失は一切なくアンプを使いやすくし
してしまうこととなります。
このコントロールは各モード/チャンネルの全体の音量を決定します(プリアンプ部の最終段に位置します)。GAINコントロ
ます。フットスイッチを使用するには、センターポジションのFT.SW.を選択します。
この3ポジションのミニトグルスイッチで、フットスイッチを使用していないときに2つのチャンネルを選択でき
MODESELECT
POWER
STANDBY
ッチがあります。チャンネルの構成は全く同一です(ただし、実際のポットの値の微妙な個体差は除きます)。
各チャンネルには3つのプリアンプ・モード(CLEAN、DRIVE、HI)のいずれかを選択できるMODESELECTスイ
いることを確認して下さい。アンプを使用していない状態から演奏を開始するときは、STANDBYスイッチの項で述べている手順に従って
下さい。真空管に与える問題を減らし、また真空管の寿命を延ばすことが出来ます。
本機に電源を供給するためのスイッチです。電源のアースがとれていることと、またコンセントにも適正な電圧が供給されて
の暖気を行います。まずPOWERスイッチをONにする前に、STANDBYスイッチがSTANDBYの位置にあることを確かめます。POWER
スイッチをONにしてから最低30秒間そのまま待ち、それからSTANDBYスイッチを"ON"の位置にします。この手順によって、高電圧が冷
えた真空管を直撃することによるダメージを防ぎ、また真空管の寿命を延ばすことが出来ます。
演奏をしていない状態からアンプを使用する際に、このトグルスイッチをSTANDBYの位置にして真空管(特にパワー管)

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8/29/2018 7:23 AM
REV. 7 MD
WARNING:
Unplug power before
servicing fuse or chassis
AMPLIFIER
44YV
CH 2 REVERB CH 1SEND
120 V~
60 Hz
1.25 A
1.25 A
SLO
BLO
FUSE
POWER
RETURN REV FTSW 8 OHM 4 OHM 4 OHM
TUBE GUIDE
5 x 12AX7
2 x 6V6
FILLMORE25
VACUUMTUBE
AMPLIFIER
HAND-WIRED
INPETALUMA,
CALIFORNIA,USA
™
POWDER COAT: Solar Black
SILKSCREEN: PANTONE COOL GREY 1 C
MESA Part #497788
Fillmore 25 - Front & Rear
SPEAKERSEFFECTS
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
WARNING:
Replace fuse with same type/rating only.
Do not expose to rain or moisture.
CAUTION:
Risk of Electric Shock. Do Not Open.
No user serviceable parts inside.
G
A
T
E
W
A
Y
T
O
T
O
N
E
™
M
E
S
A
/
B
o
o
g
i
e
®
L
t
d
.
(USE SHIELDED CABLE) DYNA-WATT™POWER
REARPANEL
電源コネクター(リアパネル下側)
コールドスタート時(演奏していない状態)からの手順:
(アンプの電源を3分以上OFFにするときは、常にこの手順を踏んで下さい)
1.STANDBYスイッチを"STANDBY"の位置にしておきます。
2.POWERスイッチを"ON"に切り替えます。
3.30秒ほど(またはそれ以上)待って、真空管の暖気を行います。
4.STANDBYスイッチを"ON"に切り替えます。
NOTE:このコールドスタートからの手順は真空管の寿命と信頼性を確保するのに重要な部分です。電球のように、最も消耗するのが電源
が入った瞬間(ほんの少しの、最初の数秒)です。また電球のようにもし調光器が付いていて最初の数秒のボルテージを下げられるのであれ
ば、さらに寿命を延ばすことが出来るでしょう。STANDBYスイッチはアンプの調光器のようなもので、上記のような使い方をすれば真空管
(特にパワー管)の寿命を長くし、ベストなパフォーマンスを得ることが出来ます。
付属の電源コードを接続するコネクターです。適正な電圧が供給されているコンセントから、付属の電源コードを使ってここからアンプに
電源を供給します。なお、付属の電源コード以外のご使用は絶対におやめ下さい(アンプや接続機器にダメージを与えることがあります。ま
たその際の保証は行いません)。
FUSE
EFFECTSLOOP(SERIES)
近くに明記されているものと同じ規格のSLO-BLOタイプのフューズに交換して下さい。117V及び100Vバージョンには、1.25AのSlo-
Bloフューズが必要です。パワー管のショートは大抵フューズが切れたことが原因で発生します。アンプの裏側に回って、このマニュアルの
STANDBYスイッチの項に書いてあるコールドスタート時からの手順に従って下さい。それからSTANDBYスイッチをON側にして、パワー
管をチェックします。もしパワー管が良くない状態でONにすると、パワー管がアーク放電して(点滅して)いるのが分かります。その時はすぐ
にSTANBYスイッチをSTANDBY側にして、パワー管を交換します(必要があればフューズも交換して下さい)。
外的要因による電源の過大入力またはパワー管に問題がある場合にフューズが切れることがあります。必ずヒューズホルダーの
ープは基本的にプリアンプの最後からドライバーステージへのブリッジの回路となり、SENDジャックがプリアンプの最後の信号を拾い、
RETURNジャックを通じてドライバーチューブの前のパワーセクションに送られます。
この接続ポイントを使用することによって、最良の外部プロセッサーの信号のノイズ比と音響上のパフォーマンスが得られます。つまり、ここ
はTRIPLECROWNのサーキットパスでは重要な意味を持つ分岐点であり、ここにいかなるものが挿入されてもアンプ全体のパフォーマン
スに影響を及ぼすということです。
エフェクトループはドライ信号とシリーズ(直列)に配線されていますが、つまり全体の信号はここを通過するということであり、そこがループ
から影響を及ぼさない純粋な信号が取り出される、パラレルループとは違うところです。そのため、ループ内で使用する機器の品質とパフォ
ーマンスが、アンプからベストなサウンドとパフォーマンスを得るのに大変重要なのです。我々は、パフォーマンスの面でTRIPLECROWN
これら2つの1/4"ジャックはエフェクター/プロセッサーを接続するポイントとなります。エフェクトル

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REVERBFOOTSWITCH
と良いマッチングが得られるか判断するために、機材を購入する前にチェックしてみることをお勧めします。1つのヒントが価格です。市場価
格で分割すると、大抵の場合は支払う価格に応じて、広い範囲で商品の品質と音響性能が得られるでしょう。テクノロジーの競争は恐ろし
いペースで行われ、機能は常に最先端のものが目指されますが、アンプに求めるサウンドやフィーリングはあなたが決めるものであり、エフ
ェクトプロセッサー機器を選ぶ際、そして・・・結局のところ、ピュアなアナログのチューブアンプの真ん中に何を挿入するかということを、同
様に判断することをお勧めします。
お使いのプロセッサーを接続するには:
1.SEND端子からプロセッサーのINPUTに接続します
2.RETURN端子からプロセッサーのOUTPUTに接続します。
これで接続は完了です。
可能な限り最短のケーブルで接続することを心がけてください。非常に長いケーブルを使用する場合は、バッファーを使用してください。
ア
ンプのエフェクトループがバッファーされていても、ケーブルの長さが長くなればなるほど、サウンドに不具合が発生します。
プロセッサーをエフェクトループに接続するときは、常にシールドされた高品質のケーブルを使用してください。
あなたのプロセッサーの品質をチェックし、またレベルをマッチさせる1つの方法として、以下の簡単なテストを行ってください。:
まず、ループにプロセッサーを接続せずにサウンドを設定します。音をしっかり聴いて、フィーリングを覚えてください。
次にプロセッサーをループに接続します。そして上記と同じくサウンドを聴いてみてください。
FillmoreのSENDとRETURNからケーブルを外し、音が良くなったりレベルが上がったりすると、プロセッサー側のレベル設定が低すぎる
か、クオリティ自体に問題があるか、あるいはその両方であることがわかるかと思います。エフェクトループからケーブルを外して信号レベ
ルを下げる場合は、単にプロセッサーの入力レベルまたは出力レベルを下げます。プロセッサーをエフェクトループに接続したり、エフェク
トループから再度取り外すときに、レベルに差がないか、または差がごくわずかになるまでテストを繰り返してみてください。
ルすることができます。リバーブをコントロールするには、標準的な"tiptoground"ラッチング(モーメンタリではない)タイプの別のフット
スイッチを使用することもできます。ジャックはモノラルのシールドされていないケーブルも使用可能です。
この1/4"ジャックにオプションのフットスイッチを接続して、リバーブのON/OFFをリモートコントロー
REVERB
"Surf"レベルまで、このアンプのヴィンテージインスパイアされたキャラクターを際立たせる瑞々しいアンビエントリバーブエフェクトを生成
します。このコントロールは、アンプ全体で設定を行うのが最も簡単です。ボリュームの相互作用やハーモニクスのレゾナンスの影響を受け
ずに、設定したとおりのサウンドがそのまま得られるエフェクトなので、事実上独立しています。
つまり、BASSと同じように、GAINコントロールの設定が極端に高いほどより注意してリバーブを設定する必要があります。幸いなことに、
ゲインが非常に高いサウンドを使用する多くのプレーヤーは、サウンドに空間の奥行きの特性を追加する主な手法としてReverbよりも
Delayを使用する傾向にあります。
しかし、クリッピングしたクリーンサウンドでは、話が変わってきます。クリーンな設定でアンプの音を出す場合、リバーブタンクのサウンドと
そのスプリングはアナログ回路と共にオーバードライブされ、サウンドにナチュラルさとヴァイブを保つ上で重要不可欠な部分です。このこ
とを理解した上で、CLEANモードを自由に利用し、プリアンプのGAINコントロールを上げ、REVERBをお好みのレベルに設定してくださ
い。覚えておいて頂きたいのですが、リバーブは本質的に、その核の部分で機械的に可動する部分であり、したがってアンプや外部の両方
の振動、特定の周波数の振動などの物理的要素の影響を受けます。振動するものは振動するものと共鳴する可能性があります。これは、リ
FILLMORE™は、アナログのオールチューブスプリングリバーブ回路を採用しており、微かなかかり具合からフルウェットの

バーブが非常に高いレベルで設定されたときに最も顕著となります。もしこのような現象を経験したことがあれば、最初は単純にGAINと
Reverbレベルを抑え目に設定し、またトーンコントロールも個々に調整してサウンドを安定させ、かつフィードバックが起こらないように
します。
SPEAKEROUTPUTS
PAGE 12
になります。先に述べたように、他のスピーカーとの互換性からサウンドに至るまでの数多の理由から、可能な限り8Ωの負荷が好ましく、
そのインピーダンスにおいてアンプが最高のサウンドを出力します。
標準のMESA8Ω4x12または1x12エクステンションキャビネットを使用してコンボまたはヘッドを使用する場合は、8Ωジャックを使用し
てください。ほとんどのMESA2x12キャビネットは8Ωに配線されており、このアウトプットでも使用できます。
2台目の8Ωスピーカーまたはキャビネットを追加する場合、それぞれを4Ωのアウトプットに接続することをお勧めします。現行のMESAキ
ャビネットでは、デイジーチェーン接続を可能にするパラレルジャックも装備しています。この構成は、8Ωスピーカーを別々の4Ωアウトプ
ットに接続するのと同じこととなります。これにより、インピーダンスの整合性が向上し、フルパワーとヘッドルームを確保することができま
す。
4Ωキャビネットを単独で使用する場合は4Ωアウトプットに接続します。
16Ωの4x12キャビネットまたは2x12キャビネットを使用する場合は8Ωアウトプットに接続します。若干最大出力が下がりますが、4つま
たは2つのスピーカーがカバーするため認識できるほどではありません。2台の16Ωキャビネットを8Ωアウトプットで使用すると、より良い
インピーダンスのマッチングとなり、フル・パワーとヘッドルームを得ることができます。
NOTE:2台の4Ωキャビネットの使用はお勧めしません。理由は、そのような使用に対応した設計がされていない本機のアウトプットトラン
スに2Ωの過度な負荷がかかってしまうからです。
以下は、いくつかの一般的かつ正しいスピーカーアウトとの接続例です;
・ 1台の8Ωキャビネット―8Ωのスピーカーアウトに接続します(1台のMESA8Ωキャビネットを使用)。
・ 2台の8Ωキャビネット―それぞれ4Ωのスピーカーアウトに接続するか、または1台のキャビネッ
トをMESAキャビネットのパラレルイ
ンプットに接続し、2台目をMESAキャビの他のパラレルジャックに接続します。
・ 1台の4Ωキャビネット―4Ωのスピーカーアウトに接続します(4Ωキャビネットのいずれかを使用)。
・ 2台の4Ωキャビネット―接続はお勧めしません!本機のアウトプットトランスは2Ω抵抗を接続するようにはセットされていません。
・ 1台の16Ωキャビネット―8Ωのスピーカーアウトに接続します(最大出力が若干下がります)。
・ 2台の16Ωキャビネット―パラレルボックスまたは"Y"コネクターを使用して、8Ωのスピーカーアウトに接続します。
これらの一般的なスピーカーの接続方法は、プレイヤーが行うであろう幅広いセッティングのほとんどをカバーすると思います。またここに
挙げていない他の一般的ではない方法もあり、その内のいくつかは安全かつユニークなサウンドのものもあると思います。接続方法に迷っ
た際は詳しい技術者に確認して、決して自分の判断で接続しないことをお勧めします。
これらはキャビネットへのスピーカーアウト端子で、コンボタイプの場合は内蔵スピーカーへ使用されること

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REST AREA

PAGE 14
CLEAN
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
DRIVE CRUNCH
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
DRIVE
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
BURN
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
FACTORY SAMPLE SETTINGS

PAGE 15
PUSHED CLEAN
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
DRIVE “CLEAN”
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
DRIVE SOLO
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
BLUES HI
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER
GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE
DRIVE
CHANNEL
CLN HI
CLN HI
FACTORY SAMPLE SETTINGS

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USER SETTINGS
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
GAIN
INPUT
FT. SW.
TREBLE MID BASS PRESENCE
POWER
STANDBY
ON
ON
MASTER GAIN TREBLE MID BASS PRESENCE MASTER
FT. SW.
DRIVE DRIVE
CHANNEL
CLN HI CLN HI
Table of contents
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