Sony DXC-9000 User manual

3CCD Color Video Camera
DXC-9000
1996 by Sony Corporation
3-858-071-03 (1)
警告
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱いかたを示し
てあります。この取扱説明書をよくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。
お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
取扱説明書 2ペ−ジ
Operating Instructions Page 64
Mode d’emploi Page 126
DXC 9000

2
故障したら使わない
すぐに、お買い上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓
口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
•煙が出たら
•異常な音、におい
がしたら
•内部に水、異物が
入ったら
•製品を落としたり
キャビネットを破
損したときは
/
1本機が接続されている
専用接続機器の電源を
切る。
2接続ケーブルを抜く。
3お買い上げ店またはソ
ニーの業務用製品ご相
談窓口に連絡する。
ソニー製品は安全に充分配慮して設計されています。しか
し、電気製品は、まちがった使いかたをすると、火災や感電
などにより死亡や大けがなど人身事故につながることがあり、
危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
5〜9ページの注意事項をよくお読みください。製品全般およ
び設置の注意事項が記されています。
57ページの「本機の性能を保持するために（使用上のご注
意）」もあわせてお読みください。
定期点検をする
長期間、安全にお使いいただくために、定期点検をすること
をおすすめします。点検の内容や費用については、お買い
上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓口にご相談くだ
さい。
日本語
安全のために
注意
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会（VCCI）
の基準に基づく第一種情報技術装置です。この装置を家庭環境で
使用すると電波障害を引き起こすことがあります。この場合には使
用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。

3
目次
撮影する................................................................................. 33
撮影の手順..................................................................... 33
ホワイトバランスを自動調整する.................................... 34
外部トリガーシャッター機能を使用する ......................... 37
フリーズ機能を使用して内蔵メモリーに画像を
取り込む .............................................................. 38
スキャンモードを設定する.............................................. 40
カメラ間の画調を合わせる............................................ 42
第3章 設置と接続
設置 ........................................................................................ 43
レンズを取り付ける......................................................... 43
顕微鏡アダプターを取り付ける ..................................... 44
三脚を取り付ける ........................................................... 44
壁面や天井に設置する.................................................. 44
警告
....................................................................................6
注意
....................................................................................7
第1章 概要
特長 ........................................................................................ 10
各部の名称と働き ................................................................. 12
前面・上面・底面 .......................................................... 12
後面 ................................................................................ 13
第2章 操作
メニューで行う調整と設定 .................................................. 16
メニューの構成 .............................................................. 16
メニューの操作方法 ...................................................... 18
メニューの内容 .............................................................. 20
メニューの初期設定一覧 .............................................. 32
日
本
語

4
基本システムの接続.............................................................. 45
コンポジット入力端子を持つ機器との接続................... 46
RGB入力端子またはS映像入力端子を持つ機器との
接続 ..................................................................... 48
カメラを2台以上使う場合の接続 ................................. 49
カメラコントロールユニットとの接続............................... 50
リモートコントロールで操作するための接続 ..................51
リモートコントロールユニットRM-C950との接続 .......... 51
外部パルス信号でリモートコントロールするための
接続 ..................................................................... 54
コンピューターとの接続 ................................................. 55
プリンター／デジタルスチルレコーダーとの接続............56
第4章 付録
本機の性能を保持するために（使用上のご注意）...............57
CCD特有の現象 ................................................................... 58
主な仕様................................................................................. 59
保証書とアフターサービス .................................................. 61
別売りアクセサリー.............................................................. 61
目次

5
警告表示の意味
この取扱説明書および製品では、次のような表示
をしています。表示の内容をよく理解してから本
文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、火災や感電な
どにより死亡や大けがなど人身事故につながるこ
とがあります。
この表示の注意事項を守らないと、感電やその他
の事故によりけがをしたり周辺の物品に損害を与
えたりすることがあります。
注意を促す記号
注意
行為を禁止する記号
火災
行為を指示する記号
警告
注意
禁止
分解禁止
強制

6
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると、火災の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに本機が接続されている電源供給機器の
電源を切り、DC電源ケーブルや接続ケーブルを抜いて、お買い上げ店またはソ
ニーの業務用製品ご相談窓口にご相談ください。
分解や改造をしない
分解や改造をすると、火災やけがの原因となります。
内部の調整や設定、点検や修理は、お買い上げ店またはソニーの業務用製品ご
相談窓口にご依頼ください。
設置は確実に
設置については、必ずお買い上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓口にご
相談ください。
壁面や天井などへの設置は、本機と取り付け金具を含む重量に充分耐えられる
強度があることをお確かめください。充分な強度がないと、落下して、大けがの
原因となります。
また、1年に1度は、取り付けがゆるんでないことを点検してください。
禁止
分解禁止
強制
火災
警告
下記の注意を守らないと、
火災などにより死亡や大けがにつながることがあります。

7
強制
注意
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
指定された電源を使う
この取扱説明書に記されている電源供給機器（カメラアダプターなど）でお使い
ください。規定外の電源でのご使用は、火災の原因となることがあります。
指定されたDC電源ケーブル、接続ケーブルを使う
この取扱説明書に記されているDC電源ケーブル、接続ケーブルを使わないと、
火災や故障の原因となることがあります。
DC電源ケーブルを傷つけない
DC電源ケーブルを傷つけると、火災や故障の原因となることがあります。次の項
目をお守りください。
•設置時に、製品と壁やラック、棚などの間に、はさみ込まない。
•DC電源ケーブルを加工したり、傷つけたりしない。
•重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
•熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
•DC電源ケーブルを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
芯線の露出や断線などでDC電源ケーブルが傷んだら、お買い上げ店またはソ
ニーの業務用製品ご相談窓口に交換をご依頼ください。そのまま使用すると、火
災の原因となります。
強制
禁止

8
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置・使用しない
上記のような場所に設置すると、火災の原因となることがあります。
この取扱説明書に記されている仕様条件以外の環境での使用は、火災の原因
となることがあります。
不安定な場所に設置しない
次のような場所に設置すると、倒れたり落ちたりして、けが の原 因となることがあ
ります。
•ぐらついた台の上
•傾いたところ
•振動や衝撃のかかるところ
また、設置・取り付け場所の強度を充分にお確かめください。
レンズの取り付けは確実に
レンズはマウントレバーをしっかり締めて取り付けてください。
取り付けかたがゆるいと、レンズがはずれて、けがの原因となることがあります。
また、1年に1度は、取り付けがゆるんでいないことを点検してください。
禁止
禁止
強制
注意
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。

9
移動させるときは、DC電源ケーブル、接続ケーブルを抜く
接続したまま移動させると、DC電源ケーブルや接続ケーブルが傷つき、火災の原
因となることがあります。
また、ケーブルに引っかかって転倒するなど、けがの原因となることがあります。
注意
注意
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。

10
特長
DXC-9000は全画素読み出し方式（プログレッシブスキャン）CCD1)を
採用した3CCDカラービデオカメラです。
全画素読み出し方式により、約1/60秒で奇数フィールド、偶数フィール
ドのすべての画素信号を読み出すことができます。これにより、高速で
動く被写体をメカニカルシャッターを使 わ ずに撮 影し、ブレの少ない高
解像度の映像として出力できます。
高品位な画質
33万有効画素の1/2インチ3板式CCDの採用により、高解像度（水
平700TV本、垂直480TV本）、高感度（2000lx、F5.6）、高 S/N（58
dB）、低スミアを 実 現。きめの細かい画像を再現します。
1画素9.9µm×9.9µmの正方格子画素採用
画素ピッチ間が9.9µm×9.9µmの正方格子の画素単位となっているた
め、コンピュータなど画像処理装置でのアスペクト比の補正を行う必要
がありません。動体分析などコンピューターへ画像を入力して計測など
を行うのに最適です。また、コンピューターの合成画像用にも適してい
ます。
............................................................................................................................................................................................................................................
1) CCD
Charge-CoupledDevice
VGAモードに対応
コンピューターの画像フォーマットVGAモード（640×480）に対応するビ
デオ出力を装備していますので、60フレーム／秒のノン・インターレス
信号を出力できます。マルチスキャンモニターやマルチスキャンプリン
ターなどと接続できます。情報量の多い画像を高速で処理することが
できます。
マルチスキャンモニターの入力条件により接続できない場合がありま
す。このような場 合は、ソニーの業務用製品ご相談窓口にお問い合わ
せください。
広範囲な光量調整が可能
低照度撮影時に自動的に感度を8倍までアップするAGC（オートゲイ
ンコントロール）機能に加え、過大な光量が入射したときシャッタース
ピードを調整して4絞り相当まで絞り込めるCCDアイリス機 能を備えて
います。顕微鏡システムではAGCとCCDアイリスを、常設カメラでは、
AGCとCCDアイリスおよびオートアイリスを併用することにより、広範囲
な入射光量に対応できます。

11
電子シャッターによる多彩な撮影方法
シャッタースピードを多段階に切り換えられる電子シャッターを搭載。高
速で動く被写体もブレをおさえて撮影できます。また、暗い被写体も、
明るい静止画として撮影することができます。被写体の明るさに応じて
自動的に蓄積時間をコントロール することもできます。（詳しくは、ソニー
の営業所までお問い合わせください。）
フリッカーレスモード：蛍光灯の照明下でも、ちらつきのない画像が
得られます。
クリアスキャン機能：従来のカメラでは横縞状のノイズが入るパソコ
ンの画面を、ノイズを少なくして撮影することができます。
外部トリガーシャッター機 能：高速移動する被写体を、定位置からブ
レの少ないフレーム画像として捉えることができます。
動画を静止画として撮影するフリーズ機能
フレームメモリーを内蔵していますので、動画を静止画としてメモリー
に取り込むことができます。フレームメモリーに取り込んだ画像を連続
画として出力できます。
RS-232Cインターフェース装備
RS-232Cインターフェースを装備していますので、コンピューターから本
機を制御できます。
小型・軽量
小型（79×72×145mm) ・軽量（約790g）ですので、今まで設置
が難しかった場所にも設置可能です。限られた設置スペースで高度な
性能が要求される常設用カメラに最適です。
•顕微鏡への取り付け用
•ニュースのお天気カメラ用など
•研究室などの常設用
•テレビ会議システムへの取り付け用
第
1
章
概
要

12
各部の名称と働き
前面・上面・底面
1レンズマウント部
ズームレンズや顕微鏡アダプターなどを取り付けます。
2設置用・三脚用ネジ穴（上面・底面）
壁面や天井に本機を設置するときや三脚を使うときは、このネジ穴を
使って固定します。（ネジ1/4インチ、20山）
3カメラ固定用ネジ穴（上面・底面）
設置用・三脚用ネジ穴2を使わずに壁面や天井に本機を設置すると
き、このネジ穴（M3、カメラ部深さ5mm）を使って固定します。
1レンズマウント部 2設置用・三脚取り付け用ネジ穴
（上面にもあります。）
3カメラ固定用ネジ穴
（上面にもあります。）

13
VIDEO OUT
EXT CTRL
DC IN/
REMOTE
CCU
LENS
MENU FUNCTION DATA
UP
WHITE
BARS
RGB/SYNC
VBS
SCAN
DOWN
FREEZE
SOURCE
2RGB/SYNC端子
3FREEZEボタン
7FUNCTION UP/DOWNボタン
8DATA DOWN/SCANボタン
9DATA UP/
WHITEボタン
0LENS端子
!¡CCU端子
!™EXT CTRL端子
!¢ DC IN/ VBS端子 !£ REMOTE端子
4SOURCEボタン
6MENUボタン
1VIDEO OUT
（映像出力）端子 （BNC型）
本機からの映像をコンポジット信号として出力します。
2RGB/SYNC
（RGB信号/同期信号出力）端子 （D-sub
9ピン）
RGB信号とその同期信号を出力します。接続には専用ケーブル
CCXC-9DB/CCXC-9DD/CCMC-9DSを使用してください。
ピン配置図
ピン番号 信号 ピン番号 信号
1 GND（アース） 6 VBS/Y/VD出力
2 GND（アース） 7 SYNC/WEN/HD出力
3 RED出力 8 GND（アース）
4 GREEN出力 9 NC/C出力
5 BLUE出力
後面
5BARSボタン
1VIDEO OUT端子

14
3FREEZE （フリーズ）ボタン
動画を静止画としてメモリーに記憶させたい場合に押します。押した瞬
間の画像が静止画としてフレームメモリーに記憶されます。
4SOURCE
（ソース）ボタン
押すと、フリーズ モードが解徐されます。モニター画面には、カメラが現
在撮っている画像が映し出されます。
ご注意
SOURCEボタン4とFREEZEボタン3は、PAGE3メニューの
「FREEZE」が「INT.CTRL」に設定されているときのみ機能します。
◆詳しくは、「メニューの内容」の「PAGE3メニュー」（27ページ）をご覧
ください。
5BARS
（カラーバー）ボタン
押すと、色調調整用のカラーバー信号を出力します。もう1度押すと、
映像出力に戻ります。
◆ モニターの調整については、お買い上げ店またはソニー業務用製品ご
相談窓口にご相談ください。
6MENU
（メニュー）ボタン
押すと、条件設定用のメニューがモニター画面に表示されます。もう1
度押すと、メニューが消えます。
◆ メニュー操作については「メニューの操作方法」（18ページ）をご覧く
ださい。
7FUNCTION UP/DOWN
（カーソル移動）ボタン
UPボタン：押すと、メニュー表示のカーソルが上に動きます。
DOWNボタン：押すと、メニュー表示のカーソルが下に動きます。
8DATA DOWN/SCAN
（データダウン/スキャンモード切り換
え）ボタン
メニュー表示中：データの設定ができます。押すと、データの値が低
いほうに変化します。
メニューを表示していないとき：スキャンモード切り換えボタンになりま
す。押すごとに、NORnF.S.nVGAと切り換わります。
9DATA UP/ WHITE
（データアップ/ホワイトバランス）
ボタン
メニュー表示中：データの設定ができます。押すと、データの値が高
いほうに変化します。
メニューを表示していないとき：押すと、ホワイトバランスの自動調整
ができます。
各部の名称と働き

15
!¢ DC IN/ VBS
（直流電源入力/映像出力）端子 （12ピ
ン）
カメラアダプターCMA-D2（別売り）を接続します。
カメラアダプターから本機に電源が供給され、本機からビデオ信号を
出力します。
0LENS
（レンズ）端子 （6ピン）
2/3インチズームレンズを取り付けたとき、レンズの接続ケーブルを接
続します。
1/2インチズームレンズのときは接続する必要はありません。
!¡CCU
（カメラコントロールユニット）端子 （20ピン）
カメラコントロールユニットCCU-M5（別売り）を接続します。
!™EXT CTRL
（外部同期信号入力）端子 （BNC型）
PAGE3メニューの「EXT.CTRL(BNC)」の設定により次の信号を入
力します。
「GENLOCK」が選ばれているとき：本機を同期用の基準信号
に同期させて動作させたいとき、同期信号を入力します。
「TRIG.IN」が 選 ば れ ているとき：内蔵メモリー、外部トリガー
シャッターのコントロールパルス信号を入力します。
!£ REMOTE (リモート）端子 （ミニDIN 8ピン）
リモートコントロールユニットRM-C950（別売り）を接続します。

16
メニューで行う調整と設定
本機では、撮影や出力などの設定値をモニター画面に表示されるメ
ニューを見ながら、ボタン操作で変更することができます。
より良質な画像や目的に合う画像効果を得ることができ、カメラの利用
範囲が広がります。
メニューの構成
メニューは全部で4ページあります。
メニューを表示するには
後面パネルのMENUボタンを押します。
±00
OFF
USER PRESET
TR GGER PULSE
R S MODE
MENU SW
>
:A
9600
AUTO
PAGE 4 : NOR
scan
A
OFF
BAUD RATE
PROTECT
I
II
AE LEVEL OFFTR GGER CYCLEI
C. SYNC
NT. CTRL
H. PHASE
G SYNC
D–SUB V
D–SUB S
EXT. CTRL (BNC)
FREEZE
SC PHASE R
> :A
±00
Y / C
PAGE 3 : NOR
scan
±00
0
ON
I
ough
F ine
i deo
ync
>
:A
OFF
OFF
LARGE
AVERAGE
PAGE 1 : NOR
SHUTTER
AE W NDOW
scan
STEP
0dB
GA NI
EXT. TR GGERI
I
DETECT ONI
TR G . N
I I
> :A
±00
±00
ON
ON
PAGE 2 : NOR
M. PEDESTAL
GAMMA
DETA L
scan
AUTO
AWB
C. TEMP
W HT. BAL
I
R P
B P
a nti
a nti±00
LEVEL
±00
PAGE 1メニュー PAGE 2メニュー
PAGE 3
メニュー
PAGE 4
メニュー
DATA UPまたはDATA DOWNボタンを押すごとに
メニューページが切り換わる。

17
メニュー画面の読みかた
実際の操作を始める前にメニュー画面の読みかたを説明します。
1メニューページ
選択されているメニューページを表示します。
カーソルがメニューページの前にあるとき、DATAUP/DOWNボタン
でメニューページが変わります。
2カーソル
設定項目を選択します。FUNCTIONUP/DOWNボタンで上下に動き
ます。
> :A
OFF
OFF
LARGE
AVERAGE
PAGE 1 : NOR
SHUTTER
AE W NDOW
scan
STEP
0dB
GA NI
EXT. TR GGERI
I
DETECT ONI
ill005
2
4
1
3
5
6
3設定項目
各ページで設定できる項目が表示されます。
FUNCTIONUP/DOWNボタンで変更します。
4スキャンモード
現在選択されているスキャンモードを表示します。
◆詳しくは「スキャンモードを設定する」（40ページ）をご覧ください。
5ユーザー設定
ユーザー設定A、B のどちらが選択されているかを表示します。
「PROTECT」が「ON」に設定されているときは、「P」がユーザー設定
「A」または「B」の前に表示され、点滅します。
◆詳しくは「PAGE4メニュー」（30ページ）をご覧ください。
6設定値
現在選択されている設定値を表示します。
DATAUP/DOWNボタンで変更します。
第
2
章
操
作

18
メニューの操作方法
メニュー操作ボタン
メニューは後面パネルのメニュー操作ボタンを使って操作します。
下表にボタンの働きを示します。
ボタン 働き
MENU 押すとメニューが表示される。もう一度押すとメニュー
が消える。
FUNCTIONUP カーソルを上げる。
FUNCTIONDOWN カーソルを下げる。
DATAUP 調整・設定値を上げる。メニューページを切り換える。
DATADOWN 調整・設定値を下げる。メニューページを切り換える。
メニューで行う調整と設定
LENS
MENU FUNCTION DATA
UP
WHITE
BARS
SCAN
DOWN
FREEZE
SOURCE
FUNCTION DOWNボタン
MENUボタン
FUNCTION UPボタン
DATA DOWNボタン
DATA UPボタン
操作手順
メニューで設定を変更するには、次のように操作します。
1MENUボタンを押す。
前回選択したメニューページが表示されます。
> :A
STEP
1/125
OFF
MED UM
PEAK
PAGE 1 : NOR
SHUTTER
AE W NDOW
scan
STEP
0dB
GA NI
SPEED
EXT. TR GGERI
I
DETECT ONI
I
LENS
MENU FUNCTION DATA
UP
WHITE
BARS
SCAN
DOWN
FREEZE
SOURCE
14 32

19
2設定したい項目のあるメニューページを選ぶ。
1FUNCTIONUPボタンを押して、カーソルをメニューページに
合わせる。
2DATAUPまたはDOWNボタンを押して、メニューページを選
ぶ。
> :A
STEP
1/125
OFF
MED UM
PEAK
PAGE 1 : NOR
SHUTTER
AE W NDOW
scan
STEP
0dB
GA NI
SPEED
EXT. TR GGERI
I
DETECT ONI
I
3FUNCTIONUPまたはDOWNボタンを押して、カーソルを変更
したい設定項目の行に合わせる。
:A
STEP
OFF
MED UM
PEAK
PAGE 1 : NOR
SHUTTER
AE W NDOW
scan
STEP
0dB
GA NI
EXT. TR GGERI
I
DETECT ONI
I
SPEED
1/25
>
4DATAUPまたはDOWNボタンを押して、設定値を変更する。
1/125 SPEED
>
:A
STEP
ON
MED UM
PEAK
PAGE 1 : NOR
SHUTTER
AE W NDOW
scan
STEP
0dB
GA NI
EXT. TR GGERI
I
DETECT ONI
I
通常画面に戻るには
MENUボタンを押します。
設定値
メニューページ
カーソル
設定項目

20
メニューの内容
PAGE 1メニュー
PAGE1メニューで設定できる項目について説明します。
項目 設定内容 参照ページ
GAIN ゲイン（映像利得）の調整。 20
SHUTTER 電子シャッターの各種設定。 20
SPEEDa) シャッタースピードの設定。 20
EXT.TRIGGER 外部トリガーシャッターの オン／ オフ。 2 3
AEWINDOW AGC（オートゲインコントロール）、CCDIRIS、 23
オートアイリスのときの測光枠の設定。
DETECTION 設定された測光枠の輝度レベルの検波方法 23
の選択。
a)「SHUTTER」を「STEP」または「VARIABLE」に設定したときに現れ
ます。
> :A
OFF
OFF
LARGE
AVERAGE
PAGE 1 : NOR
SHUTTER
AE W NDOW
scan
STEP
0dB
GA NI
EXT. TR GGERI
I
DETECT ONI
GAIN
ゲイン（映像利得）を調整します。
設定項目 機能
AGC ゲインを自動調整します。（オートゲインコントロール）
被写体の明るさに応じて、ゲインが自動調整されます。被
写体の照度が変化する場合の撮影に適しています。
STEP ゲインを希望する値に設定できます。
暗い場所で撮影する場合など、絞りを開放にしても画像
が暗いときに使います。
0〜18dBまで1dB刻みで設定できます。
SHUTTER
電子シャッターの機能を設定します。
動きの早い被写体を、ブレを少なくして撮影したいときや暗い被写体
を明るい静止画として撮影したいときは、この電子シャッター機 能を 使
用すると便利です。
メニューで行う調整と設定