FujiFilm UA107x88.4BESM-T35 User manual

BB00036246-100
LP530B-T35 2804
技術資料/Technical Drawings/技术资料 中 文 版 ENGLISH 日 本 語
UA107×8.4BESM-T35


この取扱説明書は「日本語版」「英語版」「中文版」「技術資料」から構成されています。
This operation manual is composed of the Japanese version, English version,
Chinese version, and Technical Drawings.
日本語版
中文版
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日本語版
中文版 技术资料
English
version 技術資料
Technical
Drawings
技术资料
English
version
日本語版
JAPANESE VERSION
技術資料/Technical Drawings/技术资料 中 文 版 ENGLISH 日 本 語

MEMO

- i -
目 次
■安全にお使いいただくために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅱ
■ご使用の前に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅳ
・カメラへ取り付ける前に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅳ
・レンズサポータご使用時の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅳ
・乾燥剤の収納・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅳ
・カメラの選択・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅴ
・カメラモードの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅵ
■概説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
■商品構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
■仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
■各部の名称と機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
■取付方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
■フランジバックの調整・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
■アイリスアンプの調整・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
■画角変化補正機能について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
■エンコーダ出力信号仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
4
■
◇
◇
◇
◇
◇
4
5
■
◇
3
◇
◇
◇
フォーカス操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
ズーム操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
アイリス操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
エクステンダ切替操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
マクロ操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
操作方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
日常の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
水分の除去・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
レンズの保管・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
点検・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
保守・点検・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
1
2
3
1
2

安全にお使いいただくために
- ii -
警告 誤った取り扱いをしたときに、人が死亡または重傷を負う可能性が
想定される内容を示します。
注意 誤った取り扱いをしたときに、人が傷害を負ったり、物的損害の発
生が想定される内容を示します。
してはいけない「禁止」の内容を示します。
安全にお使いいただくために
ここでは、製品を安全に正しくご使用いただくために、重要な注意事項を説明しています。
必ずご使用前に読み、記載内容に従って正しくご使用ください。
文章中の表示は次のことを表しています。
レンズには、既定の付属品以外の物を取り付けな
いでください。また、レンズの上には物を載せない
でください。操作時に落下して、重大な事故の原
因となります。
太陽や高輝度の光源をレンズを通して見な
いください。目に障害を負う原因となります。
◆ 取り付け・締め付けは確実に行ってください。高所使用時の落下は重大な事故の原因となります。
警 告
レンズの内部に水が入らないようにしてください。
火災や感電の原因となります。
万一水が入ったときは、すぐにレンズに供給して
いる電源を切ってください。
レンズをカメラに取り付けた状態で、カメラを下方
に45°以上傾けないでください。レンズがカメラより
落下して、重大な事故の原因となります。上記の
姿勢で撮影をする必要がある場合には、落下防
止のために処置をレンズに施してください。
◆ カメラを操作するときは、カメラの動作範囲内に障害物がないか、操作の前に確認してください。
レンズが障害物に強い衝撃で当たると、カメラより落下して重大な事故の原因となります。

安全にお使いいただくために
- iii -
△注 意
◆ 運搬中の落下は、けがの原因となります。落とさないように注意してください。
◆ レンズに供給する電源は、各機器が正しく接続されていることを確認した後に入れてください。
◆
ケーブルを着脱するときは、必ずコネクタ部分を持ってください。ケーブルを傷つけると、火災や感電の原因と
なります。
◆
発煙・異常音・異臭・異物混入などの異常のときは、すぐにレンズに供給している電源を切ってからレンズを
カメラから取り外してください。その後、購入先販売店にご連絡ください。
◆ 分解・改造を行わないでください。製品の機能を損ねたり、感電の原因となります。
一般的な注意
◆ レンズおよびその付属品は精密機械です。決して強い衝撃を与えないでください。
レンズマウントのフランジ面より後方にレンズ部分が突き出ているレンズの場合、取り付け・取り外しの際、レン
ズ部分に衝撃を与えないよう十分に注意してください。
◆ レンズを寒いところから急に、気温と湿気が高いところに持ち込むと、レンズが曇ることがあります。
上記のような環境へレンズを持ち込むときは、前もってレンズを使用環境温度へ適合させるなどの曇り対策を
講じてください。
◆ カメラを操作するときは、レンズの前部に衝撃を与えないよう十分に注意してください。
◆ カメラを使用しないときは、レンズにはレンズキャップを取り付けてください。
◆ 駆動伝達部がある付属品を取り付ける場合、かみ合い部分の形状に異常はないか、異物の付着はないか
十分に点検してください。異物があるときは確実に取り除いてください。形状に異常があるときは、購入先販
売店にご相談ください。
◆ 濃霧・降雨・降雪などの環境で使用するときは、覆いをするなどの対策をして、製品に水分がかからないように
してください。
◆ 輸送時のレンズへの衝撃を最小限にするために、レンズをカメラから取り外す前に、ズームはワイド端に、
フ ォーカスは無限遠側一杯の位置になるように設定してください。

ご使用の前に
- ⅳ -
■カメラへ取り付ける前に
このレンズを、ソニー製スタジオ用カメラ(HDC-2000等)、またはソニー製大型レンズアダプタ(HDLA-1500等)
に取り付けるときは、レンズのバヨネットマウントにあるピンを外し、マウント枠にあるねじ穴に取り付けてくださ
い。他のカメラに取り付ける場合は、ピンを元の位置に戻してください。
ねじ穴
ピン
■レンズサポータご使用時の注意
このレンズをフジノンレンズサポータ(ELH-*)に取り付けて使用する際には、 パワーソース用コネクタ(“各部
の名称と機能”参照)からレンズ側に電源を供給して下さい。 電源を供給しない場合、 正常動作しないことが
あります。
ご 使 用 の 前 に
■
本レンズは、レンズ内部の曇りの原因となる湿気を除去する目的で乾燥剤を収納する機構となっています。工場
出荷時には、あらかじめレンズ内に保存用の乾燥剤を収納していますので、ご使用の前に以下の要領で新しい
乾燥剤と交換してください。
収納箱から乾燥剤を取り出します。乾燥剤は 12 袋入りとなっていますが、このうち 2 袋を使用します。残りは
次の交換の際に使用してください。
レンズ本体の両側にあるカバー取付つまみをゆるめます。カバーを前方に引いて外してください。
乾燥剤収納部の 4 本のねじを外し、ふたを取ります。
収納されている乾燥剤を取り出します。
新しい乾燥剤 2 つをそれぞれ 2 つ折りにし、収納部に入れます。
ふたを取り付け直し、カバーを元に戻します。
注 1. 乾燥剤の収納は、ホコリのない場所で行ってください。
注 2. 湿度の高い地域では、半年に一回程度の交換をお勧めします。乾燥剤がゼリー状になると交換の時期です。
乾燥剤の収納
乾燥剤収納部
新しい乾燥剤
保存用乾燥剤
a.
b.
c.
d.
e.
f.

ご使用の前に
- v -
■カメラの選択
アクセサリのインターカム選択スイッチは、カメラの機種により動作が異なります。レンズ内の A-ボード上に、カメラを選択
するディップスイッチ (S710-7) がありますので、ご使用上不都合な場合には、このスイッチを切り替えてください。
なお、工場出荷時には、TYPE 1 に設定してあります。参考までに、下図に内部の接続を示します。
注. TYPE 2 のカメラの場合、カメラ側のインターカム選択スイッチは、『PD』に設定してください。
『ENG』に設定すると、ズームレートデマンドユニットから『PD』が選択できません。
A-ボード
S710
ディップスイッチ (S710-7) の設定
OFF: Camera Type 1
ON: Camera Type 2
1
2
3
4
5
6
7
8
O
N
Ⅰ. TYPE 1 CAMERA: BVP-270 series (NTSC) and BVP-370 series (NTSC)
INCOM 1 SW ENG
PD
ACCESSORY
(EX. ERD-5A-D01/ERD-5A-D11)
LENS
Ⅱ. TYPE 2 CAMERA: BVP-370 series (PAL)
INCOM SETTING LINE ENG
PD
ACCESSORY
(EX. ERD-5A-D01/ERD-5A-D11)
LENS
INCOM 2 SW
CAMERA
INCOM (1) SW
CAMERA
A-ボード

- vi -
■カメラモードの設定
使用するカメラが、シリアル通信に対応していない場合には、レンズの通信モード(カメラモード)をOFFに設定し
てください。
設定方法
レンズカバーを外すと、(レンズ前玉側から見て)レンズの右側面にAボードがあります。Aボード上にスイッチ
S703がありますので、このスイッチを『OFF』にします。
注. 工場出荷時、S703はONに設定されています。
S703
A-ボード
最初に、レンズカバーを取り外してください。
レンズ本体の両側にあるカバー取付つまみをゆるめ、カバーを前方に引くと外れます。

- 1 -
フジノン TV レンズUA107×8.4シリーズは、 2/3″フォーマット 4K UHD TV用に開発された、高性能ズームレン
ズです。
ズーム比は、107倍という超高倍率。さらに2倍エクステンダを内蔵し、最大焦点距離1800mmの超望遠レンズと
なっています。明るさは、超高倍率化にもかかわらずF1.7(ワイド側)。このような優れた特長を持ちながら小
型軽量化を実現し、屋外用に最適なレンズとなっています。
画面上の像ブレを低減させる防振機構が内蔵されています。レンズ内部の振動検出センサや補正光学系などの
働きにより、風の強い屋外や足場が不安定な場所においても像ブレの少ない、安定した映像を撮影することがで
きます。
このレンズは 32 ビット RISC (Reduced Instruction Set Computer) CPU を搭載したデジタル仕様となっていま
す。RISC CPU を使用して信号をデジタル処理することにより、レンズの各部を高い精度で制御することが可能となり
ました。また、コンピュータと通信するためのインターフェイスを備えていますので、コンピュータを使用して外部から
レンズを制御することもできます。
■標準構成品
概 説
商 品 構 成
1.レンズ本体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
・前レンズキャップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
・後レンズキャップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.清掃用具・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

- 2 -
LENS
項目 UA107×8.4BESM-T35
適用カメラ 2/3” フォーマットカラーカメラ (プリズム型分解光学系)
アスペクト比 16 : 9
画面寸法 9.59 × 5.39 mm (φ11.0 mm)
焦点距離 8.4~ 900 mm [16.8 ~ 1800 mm] *1
ズーム比 107×
(F No.)
最大口径時 F 値 F1.7 (8.4 ~ 340 mm) ~ F4.5 (900 mm) [F3.4 ~ F9.0]
絞り範囲 F1.7 ~ F16、クローズ
フランジバック (in Air)
至近距離 (前玉より)
Fig. 1 参照
3.05 m
画 角
水平 / Hor.
垂直 / Ver.
対角 / Diag.
59゜26’~ 0゜37’ [31゜52’~ 0゜18’]
35゜35’~ 0゜21’ [18゜14’~ 0゜10’]
66゜26’~ 0゜42’ [36゜15’~ 0゜21’]
at Wide End
至近時被写体範囲 at Tele End
3053×1717 mm [1594×896 mm]
30× 17 mm [ 15× 9 mm]
アイリス操作 サーボ
ズーム操作 サーボ (最小作動時間: 約 1 秒 *2) またはマニュアル
フォーカス操作 サーボ (最小作動時間: 約 0.8 秒) またはマニュアル
防振機構部
補正方向
対応周波数
補正量
垂直+水平または垂直のみ
3~10Hz
画面垂直方向で40% (エクステンダ非使用時、テレ端)
マウント Fig. 1 参照
(at 12V DC)
消費電力 9.6 W (静止時)
27 W (最 大)
質 量 23.9 kg (約)
*1 [ ] 内の各数字は、エクステンダ (2倍) を使用した時の数値を表します。
*2 ズーム用ハイスピードモジュールを使用しますと、最小作動時間は約0.6秒になります。
仕 様
チルト操作範囲 ±45°

- 3 -
各 部 の 名 称 と 機 能
⑫マクロコントロール用
コネクタ
⑮防振コントローラ用
コネクタ
⑭レンジセレクタ用コネクタ
⑬エンコーダ出力用コネクタ
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
⑮
タリーライト (2ヵ所)
取 手 (2ヵ所)
レンズの持ち運びの際は、この部分を持ってください。
カバー取付つまみ (2ヵ所)
レンズのカバーを、レンズ本体に固定するためのつまみです。
エクステンダ リモート/マニュアル 切替スイッチ
エクステンダを手動で切り替える場合は、スイッチを『MANU』側へ、
レンズに接続したコントロールユニットで切り替える場合は、『REMO』側に設定してください。
エクステンダ切替つまみ
エクステンダを手動で切り替えるつまみです。
ズーム、アイリス、エクステンダ インジケータ
ズーム、アイリス、エクステンダの各位置を示すインジケータです。
インジケータ ON/OFF 切替スイッチ
このスイッチをOFFにすると、「ズーム、アイリス、エクステンダ インジケータ」のLEDが消灯します。
フード
レンズ内への、余分な外光の侵入を防ぎます。
サーボモジュール (2ヵ所)
サーボコントロールユニットでレンズを制御する場合は、モジュール取付部に、サーボモジュールを取り付け
ます。
マニュアルモジュール (2ヵ所)
マニュアルコントロールユニットでレンズを制御する場合は、モジュール取付部にマニュアルモジュールを取
り付けます。
RS-232C コネクタ
フジノンFINDシステムを使用してレンズの自己診断を行うときや、
コンピュータを使用してレンズを外部から制御するときに、コン
ピュータと通信するためのコネクタです。RS-232Cコネクタは、
レンズの内部にあります。レンズを外部から制御するときは、
レンズの下面にある蓋を外してください。蓋は、4ヵ所のねじを
外すと外れます。(レンズ制御プロトコルに関しては、購入先販
売店にご相談ください。)
レンジセレクタ用コネクタ
レンジセレクタ、アイリスコントロールユニット接続用のコネクタです。
防振コントロール用コネクタ
防振機能の切り替えをカメラマンの手元で行うためのオプティカルスタビライザコントロールユニットを接
続するコネクタです。(オプティカルスタビライザコントロールユニットで防振機能の切り替えを行うとき
は、レンズの防振 H+V/OFF/V 切替スイッチを OFF にしてください。)
注. ○数字は、外観図(Fig. 1)内の各部の番号を示します。
①
②
マクロコントロール用コネクタ
マクロ操作用のコントロールユニットを接続するコネクタです。
エンコーダ出力用コネクタ
アイリス、フォーカス、ズームのエンコーダパルス出力用のコネクタです。
出力信号については、12ページの「エンコーダ出力信号仕様」を参照してください。

- 4 -
⑯
⑰
⑱
⑲
⑳
F.f 調整つまみ
レンズのフランジバックを調整するつまみです。
F.f 固定つまみ
F.f 調整つまみを固定するつまみです。
バヨネットマウント
ポータブルカメラに取り付けるときに使用するマウントです。
ピ ン
カメラに取り付けるとき、カメラ(または、レンズサポータ)のマウント面の穴に差し込みます。
フック
カメラに取り付けるとき、カメラ(または、レンズサポータ)のマウント面のフックに掛けます。
ピ ン
ポータブルカメラに取り付けるとき、カメラのマウント面の穴に差し込みます。
スプリングピン
カメラに取り付けるとき、カメラ(または、レンズサポータ)のマウント面の穴に入り、レンズのがたつきを
防止します。
このスイッチをONにすると、マクロ操作(近接撮影)が可能となります。
タリーライト HIGH/LOW/OFF 切替スイッチ
タリーライトの輝度をHIGH/LOWの2段階で調節することが
できます。スイッチをOFFにするとタリーライトは点灯しません。
フォーカス、ズームコントロール用コネクタ
フォーカスコントロールユニットおよびズームコントロール
ユニット用の接続ケーブルを接続するコネクタです。
パワーソース用コネクタ
カメラから十分な電源の供給が得られない場合に、
DC電源を使用してレンズに電源を供給するための
コネクタです。
防振 H+V/OFF/V 切替スイッチ
スイッチを『H+V』に設定すると防振機能は上下、左右両方向の振動に対して作用し、『V』に設定すると上下方向
のみの振動に作用します。『OFF』にすると、防振機能の作動は停止します。(レンズにオプティカルスタビライザコ
ントロールユニットが接続されている場合は、コントロールユニットにある切替スイッチの設定が優先されます。)
防振機能の防振特性を切り替えるスイッチです。
(レンズにオプティカルスタビライザコントロールユニ ットが接続されている場合は、コントロールユニットにある切
替スイッチの設定が優先されます。また、レンズに接続したコントロールユニットに切替スイッチがない場合は、防
振特性の切り替えはできません。)
電源コネクタのキャップは
横向きに取り付けます
コネクタ ITT キャノン (XLR-4-32-F152)
Pin 1 GND (0V)
Pin 2 NC
Pin 3 NC
Pin 4 +12V(+12~+16V),3A 以上
㉑
㉒
㉓
㉔
㉕
㉖
㉗
㉘
㉙
マクロ ON/OFF 切替スイッチ
カ メ ラ 用コ ネク タ
カメラと接続されるコネクタです。
防振 HIGH/STD. 切替スイッチ
パン・チルト操作
モード あり なし
STD ○◎
HIGH ◎○
◎=最適です。 〇=好適です。

- 5 -
ここでは、スタジオ用カメラへの取り付けについて説明し
ます。
注1. 取り付けの前に、必ずカメラの電源を OFF にしてください。
注2.取付けの後にカメラの電源を ON にすると、防振機構部の初期設定が約 10 秒間、レンズ本体部の初期設定が数秒間、
並行して行われます。
防振機構部の初期設定中は、カメラのパン・チルト操作は行わないでください。オプティカルスタビライザコントロ ール
ユニットをレンズに接続している場合には、初期設定中にユニットのインジケータが点滅します。
本体部の初期設定中は、レンズ本体の各部の操作はできません。ズームは初期設定後、初期設定前に設定されてい
た位置に戻ります。
△警 告
取り付け・締め付けは確実に行ってください。高所使用時の落下は重大な事故の原因となります。
■ スタジオ用カメラへの取り付け
a. レンズを両手で支えながら、レンズのマウント面上部にある位置決めピンが、カメラ側マウントにある溝に入るよ
うに位置を合わせて、レンズのフックをカメラ側マウントのフックにかけます。
b. レンズ前部を静かに下ろし、マウント面をカメラ側マウントに密着させます。このとき、マウント面上のコネクタも同
時に接続されます。
c. カメラ側マウントのレンズマウント固定つまみを時計方向に回して締め付け、レンズを確実に固定してください。
注. レンズを最初にカメラに取り付けたとき、または異なるカメラに取り付けたときには、必ずフランジバックの調整(次
ページ参照)を行ってください。
フック
レンズ カメラ
レンズマウント固定つまみ
取 付 方 法
ポータブルカメラへの取り付けには、レンズサポータを使用します。レンズサポータの説明書を参照してください。

- 6 -
■ 被写体および絞りの条件
1. 被写体: ワイド側でも焦点を合わせやすいような被写体
2. 被写体距離: 約 7.5 m
3. 絞 り: 開放またはできるだけ開放に近い位置
結像面
フランジバック
取付基準面
フランジバックとは、レンズの取付基準面(フランジ)から結像面までの距離をいいます。
レンズの結像面とカメラの撮像面が一致していないと、ズー
ムの操作中に被写体の焦点がずれてしまいます。
これを防ぐために、フランジバックの調整が必要となりま
す。
レンズを最初にカメラに取り付けたとき、または異なるカメラ
に取り付けたときには、必ずこの調整を行ってください。
フランジバックの調整
■調 整
注. 調整を行う場合は、レンズのマクロON/OFF切替スイッチをOFFにしてください。リモートマクロコントロール
ユニット (EA-3A-10A、11A 等) がレンズに接続されいる場合には、リモートマクロコントロールユニットのリ
モートマクロON-OFFスイッチをOFFにしてください。
調整はカメラのモニタを見ながら行います。
フォーカス、ズームの操作方法については、「フォーカス操作」および「ズーム操作」の項(11、12ページ)を参照し
てください。
a. F.f固定つまみを、矢印とは反対方向に回してゆるめます。
b. ズームをワイド端にします。F.f調整つまみを回して焦点を合わせます。
c. ズームをテレ端にします。フォーカスを操作して焦点を合わせます。
d. 正確な調整をするために上記 ‘b’、‘c’ を2~3回繰り返します。
e. 最後に F.f 固定つまみを、矢印の方向に回して締め付けます。
レンズ右側面図
F. f 調整つまみ
L
F. f 固定つまみ
O
C
K

- 7 -
F.fマニュアル調整つまみによる調整 F.fマニュアル調整つまみによる調整
このレンズのフランジバック調整機構は、サーボ駆動方式となっています。
何らかの不具合で調整機構に電源が供給されない場合には、レンズ内部のF.fマニュアル調整つまみにより調整を
行ってください。
a. カバーを取り外します。
b. Fアンプ上のスイッチSW501を、OFF側にセットします。
c. ズームをワイド端にします。マニュアル調整つまみを回して、焦点を合わせます。
d. ズームをテレ端にします。フォーカスを操作して焦点を合わせます。
e. 正確な調整をするために、上記'c'、'd'を2~3回繰り返します。
注.F.f マニュアル調整つまみによる調整のとき以外では、SW501は、『ON』側にセットしておいてください。
F.f マニュアル調整つまみ
IC201 IC202
SW501
F-アンプ F-アンプ
ON (Normal)
OFF(Manual)
レンズ本体の両側にあるカバー取付つまみをゆるめ、カバーを前方に引くと外れます。

- 8 -
*文中のアクセサリの型名については、「オプショナルアクセサリ」の項を参照してください。
◇
1 フォーカス操作
△警告
レンズをカメラに取り付けた状態で、カメラを下方に45°以上傾けないでください。
レンズがカメラより落下して、重大な事故の原因となります。上記の姿勢で撮影をする必要がある場合には、
落下防止のための処置をレンズに施してください。
操 作 方 法
2
◇ ズーム操作
レンズに接続したコントロールユニットより操作を行います。コントロールユニットの操作方法については、コントロール
ユニットの説明書を参照してください。
アイリスは、カメラ側からの信号 (オートアイリスまたはマニュアル) により制御されます。
また、レンズに接続したアイリスコントロールユニット (EIC-*) より操作を行なうこともできます。
アイリスコントロールユニットの操作方法については、アイリスコントロールユニットの説明書を参照してください。
レンズに接続したコントロールユニットより操作を行います。コントロールユニットの操作方法については、コントロール
ユニットの説明書を参照してください。
EPD- *
サーボ操作用コントロールユニット
・ フォーカスポジションデマンドユニット:
マニュアル操作用コントロールユニット
・ フォーカスグリップ :BFH- *
ERD- *
サーボ操作用コントロールユニット
・ ズームレートデマンドユニット :
マニュアル操作用コントロールユニット
・ ズームハンドル :BZH- *
3
◇ アイリス操作
注.ショットボックス(ESB-6A-*)は、使用できません。

- 9 -
◇
4 エクステンダ切替操作
エクステンダ切替操作には、2つの方式があります。レンズのエクステンダ切替つまみを操作する「マニュアル
操作」と、アクセサリを使用する「アクセサリによる操作」です。
■ マニュアル操作
a. レンズのエクステンダリモート/マニュアル切替スイッチを『MANU』側にします。
b. レンズのエクステンダ切替つまみを操作して、エクステンダを切り替えます。
■アクセサリによる操作
レンジセレクタ、またはエクステンダ切替用のスイッチ等を搭載しているアクセサリを使用してエクステンダを切り替
えます。
a. レンズのエクステンダリモート/マニュアル切替スイッチを『REMO』側にします。
b. レンズに接続したアクセサリを操作して、エクステンダを切り替えます。
アクセサリの操作方法については、アクセサリの説明書を参照してください。
5
◇ マクロ操作
マクロ操作 (近接撮影) は、ズーム操作用コントロールユニット (ズームレートデマンドユニット等)、またはリモート
マクロコントロールユニット (EA-3A-10A、11A等) から行うことができます。
■ ズームコントロールユニットによる操作
a. レンズのマクロON/OFF切替スイッチを『ON』に設定します。
b. フォーカス操作用コントロールユニット (フォーカスポジションデマンドユニット等) を操作して、フォーカスを至
近端 (M.O.D.) にします。
c. ズーム操作用コントロールユニットを操作して、被写体に焦点を合わせます。
■リモートマクロコントロールユニットによる操作
注.リモートマクロコントロールユニットでマクロ操作を行う場合には、レンズのマクロON/OFF切替スイッチは
『OFF』に設定しておいてください。
マクロ操作は、レンズに接続したリモートマクロコントロールユニットより行います。
リモートマクロコントロールユニットの操作方法については、リモートマクロコントロールユニットの説明書を参照して
ください。(リモートマクロコントロールユニットを使用しますと、カメラオペレータの手元でマクロ機能のON/OFFを
切り替えることができます。)

- 10 -
RV306
A-ボード
A-ボード
アイリスアンプの調整
カメラとの相性によって、アイリスの作動にハンチングを生じることがあります。このような場合には、下記のゲイン
調整を行ってください。なお、トリマの調整には、小型のマイナスドライバを使用してください。
■ カバーの取り外し
■ ゲイン調整
a. カメラ側で、アイリス動作モードを”オート”に設定します。
b.
最初に、カバーを取り外してください。
レンズ本体の両側にあるカバー取付つまみをゆるめ、カバーを前方に引くと外れます。
ハンチングが起こらない範囲でアイリスゲインが最も高くなるように、A-ボードの『ゲイン調整トリマ』(RV306)を調整
します。
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2
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