FujiFilm FUJINON XA22x7BES-D8 User manual

2G
BB00035315-102
LP258A-D8 2804
富士能电视镜头
XA22x7BES‐D8


日本語版/JAPANESE V.
日本語版
中文版
この取扱説明書は「日本語版」「英語版」「中文版」「技術資料」から構成されています。
This operation manual is composed of the Japanese version, English version,
Chinese version, and Technical Drawings.
本使用手册包含日文版本英文版本中文版本技术资料。
English
version 技術資料
Technical
Drawings
技术资料
技術資料/Technical Drawings/技术资料 中 文 版 ENGLISH 日 本 語


安全にお使いいただくために
E1629/R1
ここでは、製品を安全に正しくご使用いただくために、重要な注意事項を説明しています。必ずご使用前に読み、記
載内容に従って正しくご使用ください。
文章中の△警告や△注意は次のことを表しています。
△警 告
◆ レンズの内部に水が入らないようにしてください。火災や感電の原因となります。
万一水が入ったときは、すぐにレンズに供給している電源を切ってください。
◆ カメラへの取り付けには必ずレンズサポータ(別売り)を使用してください。レンズサポータを使用しないと、カメラと
レンズのマウント部分を損傷したり、レンズがカメラから落下して重大な事故の原因となります。
◆ 取り付け・締め付けは確実に行ってください。高所使用時の落下は重大な事故の原因となります。
◆ レンズをカメラやレンズサポータに取り付けた状態で、レンズの取手部分を持って持ち運ばないでください。取手の
接続部分が破損して機器が落下し、重大な事故の原因となります。
◆ カメラを操作するときは、カメラの動作範囲内に障害物がないか、操作の前に確認してください。レンズが障害物に
強い衝撃で当たると、カメラより落下して重大な事故の原因となります。
◆ レンズには、規定の付属品以外の物を取り付けないでください。また、レンズの上には物を載せないでください。操
作時に落下して、重大な事故の原因となります。
◆ 太陽や高輝度の光源をレンズを通して見ないでください。目にけがをする原因となります。
△注 意
◆ 運搬中の落下は、けがの原因となります。落とさないように注意してください。
◆ ご使用になるカメラが、レンズシステム(レンズとそれに接続されるアクセサリ)の駆動に必要な消費電力を供給す
ることが可能か、ご使用の前に確認してください。レンズシステムに必要な電力を供給できないカメラを使用した場
合、レンズの動作不良またはカメラの破損の原因となります。レンズおよびアクセサリの消費電力は、取扱説明書
の「仕様」欄に記載されています。
◆ レンズをカメラに取り付ける際には、カメラのマウントクランプリングがスムーズに回る状態になるように、レンズの高
さを調整してください。レンズの高さが合っていない状態でマウントクランプリングを締め付けると、レンズとカメラの
マウント部を破損する原因となります。また、この状態で使用すると、レンズの光学性能が低下します。
◆ レンズに供給する電源は、各機器が正しく接続されていることを確認した後に入れてください。
◆ ケーブルを着脱するときは、必ずコネクタ部分を持ってください。ケーブルを傷つけると、火災や感電の原因となり
ます。
◆ 発煙・異常音・異臭・異物混入などの異常のときは、すぐにレンズに供給している電源を切ってからレンズをカメラ
から取り外してください。その後、購入先販売店にご連絡ください。
◆ 分解・改造を行わないでください。製品の機能を損ねたり、感電の原因となります。
△警告 誤った取り扱いをしたときに、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を
示します。
△注意 誤った取り扱いをしたときに、人が傷害を負ったり、物的損害の発生が想定される内
容を示します。
安全にお使いいただくために

安全にお使いいただくために
E1629/R1
◯
25
一般的な注意
◆ レンズおよびその付属品は精密機械です。決して強い衝撃を与えないでください。
レンズマウントのフランジ面より後方にレンズ部分が突き出ているレンズの場合、取り付け・取り外しの際、レンズ部
分に衝撃を与えないよう十分に注意してください。
◆ レンズを寒いところから急に、気温と湿気が高いところに持ち込むと、レンズが曇ることがあります。上記のような環
境へレンズを持ち込むときは、前もってレンズを使用環境温度へ適合させるなどの曇り対策を講じてください。
◆ カメラを操作するときは、レンズの前部に衝撃を与えないよう十分に注意してください。
◆ カメラを使用しないときは、レンズにはレンズキャップを取り付けてください。
◆ 濃霧・降雨・降雪などの環境で使用するときは、覆いをするなどの対策をして、製品に水分がかからないようにして
ください。
◆ 輸送時のレンズへの衝撃を最小限にするために、レンズをカメラから取り外す前にズームはワイド端に、フォーカ
スは無限遠側一杯の位置になるように設定してください。

TB116_ J - 1 -
目 次
■ 概 説 ································································································································· 2
■ 商品構成 ····························································································································· 2
■ 仕 様 ································································································································· 3
■ 各部の名称と機能·················································································································· 4
■ 取付方法 ····························································································································· 7
■ 操作方法 ····························································································································· 8
◇
1フォーカス操作 ·················································································································· 8
◇
2ズーム操作······················································································································· 8
◇
3アイリス操作 ····················································································································· 8
◇
4エクステンダ切替操作·········································································································· 8
◇
5マクロ操作························································································································ 9
◇
6機能&モード切替スイッチについて ·······················································································10
■ 調整方法 ··························································································································· 13
◇
1フランジバックの調整········································································································· 13
◇
2フォーカス操作時の画角変化補正機能について ·······································································13
■ 保守 ・ 点検························································································································14
◇
1日常の整備 ····················································································································14
◇
2水分の除去 ····················································································································14
◇
3レンズの保管 ··················································································································14
◇
4点 検 ···························································································································14
■オプショナルアクセサリ ··········································································································15
■ 技術資料
Fig. 1 外観図
2 結線図

LP258-D_ J / R0 - 2 -
概 説
フジノンTVレンズ XA22×7シリーズは、2/3″フォーマットHDカラーカメラ用に開発された、高性能ズームレンズで
す。
このレンズでは、22 倍の高ズーム比ともにワイド端焦点距離 7 mm を実現しております。また、画面のすみずみまでシ
ャープな映像を作り出す高い光学性能、レスポンスの良いズーム操作性を備えています。さらに、バーチャルシステム
用レンズとしても使用可能なうえ小型軽量化されており、スタジオ用に最適なレンズとなっています。
このレンズは CPU を搭載したデジタル仕様となっています。CPU を使用して信号をデジタル処理することにより、レン
ズの各部を高い精度で制御することが可能となりました。
商 品 構 成
■ 標準構成品
1.
レンズ本体 1
・前レンズキャップ 1
・後レンズキャップ 1
2. 清掃用具 1
3. 収納箱 1

LP258A-D_ J / R1 - 3 -
レンズ
項 目 XA22×7BES-D8
適用カメラ 2/3” フォーマットカラーカメラ (プリズム型分解光学系)
アスペクト比 16 : 9 4 : 3
画面寸法 9.59 × 5.39 mm (φ11.0 mm) 8.8 × 6.6 mm (φ11.0 mm)
焦点距離 7.0 ~ 154 mm [14.0 ~ 308 mm] *1
ズーム比 22 倍
最大口径時 F 値 F1.8 (7.0 ~ 116 mm) ~ F2.4 (154 mm) [F3.6 ~ F4.8]
最大口径時 T 値 T2.0 [T4.0]
絞り範囲 F1.8 ~ F16、クローズ
フランジバック Fig. 1 参照
至近距離 0.8 m (前玉より)
画 角
水 平
垂 直
対 角
68゜49’~ 3゜34’ [37゜49’~ 1゜47’]
42゜07’~ 2゜00’ [21゜48’~ 1゜00’]
76゜19’~ 4゜05’ [42゜54’~ 2゜03’]
64゜18’ ~ 3゜16’ [34゜54’ ~ 1゜38’]
50゜29’ ~ 2゜27’ [26゜32’ ~ 1゜14’]
76゜19’ ~ 4゜05’ [42゜54’ ~ 2゜03’]
至近時被写体範囲 ワイド端
テレ端
1197×673 mm [599×337 mm]
54× 31 mm [ 27× 15 mm]
1099×824 mm [550×412 mm]
50× 37 mm [ 25× 19 mm]
アイリス操作 サーボ
ズーム操作 サーボ (最小作動時間: 約 0.5 秒)
フォーカス操作 サーボ (最小作動時間: 約 1 秒)
マウント バヨネットマウント
消費電力 (DC 12V 時) 静止時
最 大
3 W
12.5 W
質 量 約 6.6 kg
*1 [ ] 内の各数字は、エクステンダ(2 倍)を使用したときの数値を表します。
仕 様

LP258A-D8(A)_ J - 4 -
⑭
①レンズフード
レンズ内への、余分な外光の侵入を防ぎます。レンズフードは、フード全体を時計方向に回すと外れます。
② 取 手
レンズの持ち運びの際は、この部分を持ってください。
③カバー取付つまみ (2 ヵ所)
レンズのカバーを、レンズ本体に固定するためのつまみです。
④インジケータ ON/OFF 切替スイッチ
このスイッチを OFF にすると、「ズーム、アイリス、エクステンダ インジケータ」の LED が消灯します。
⑤エクステンダ リモート/マニュアル 切替スイッチ
エクステンダをマニュアルで切り替える場合は、スイッチを『MANU』側へ、レンズに接続したコントロールユニットで
切り替える場合は、『REMO』側に設定してください。
⑥カメラ用ケーブル
カメラのレンズ用コネクタに接続するケーブルです。
⑦ズーム、アイリス、エクステンダ インジケータ
ズーム、アイリス、エクステンダの各位置を示すインジケータです。
各部の名称と機能
側面図
①②③
④
⑤
⑥
⑦
D.C. 12V
REMO
MANU
EXT
ON
FOF
IND.
O
R
C
A
M

LP258A-D8(A)_ J - 5 -
⑧マウント
カメラに取り付けるときに使用するバヨネットタイプのマウントです。
⑨マクロレバー
マクロ操作(近接撮影)を行うときに操作するレバーです。
⑩ピ ン
カメラに取り付けるとき、カメラのマウント面の穴に差し込みます。
⑪F.f 固定つまみ
レンズのフランジバックを調整するときは、このつまみをゆるめます。
⑫エクステンダ切替つまみ
エクステンダを手動で切り替えるつまみです。
後面図
⑩
⑨
⑧
⑪
⑫

LP258A-D8(A)_ J - 6 -
⑬パワーソース用コネクタ
カメラから十分な電源の供給が得られない場合、DC パワーソース (別売り) を使用してください。
⑭レンズサポータ取付ねじ
このレンズに、レンズサポータを取り付けるためのねじ穴です。
⑮拡張用コネクタ
このコネクタは、次の2つの用途で使用することができます。
・パーソナルコンピュータを使用してレンズを制御するとき。
・バーチャルシステム用としてレンズを使用するとき。(エンコーダ信号を出力します。)
⑯フォーカスコントロール用コネクタ
フォーカスポジションデマンドユニットを接続するコネクタです。
⑰ズームコントロール用コネクタ
ズームレートデマンドユニットを接続するコネクタです。
底面図
D.C. 12V
ZOOM FOCUS EXP
⑬
⑭⑮⑯⑰

EFP-58(B)_ J - 7 -
G 取 付 方 法
カメラへの取り付けには、レンズサポータ (ALH-117C-02A、別売り) を使用します。取付方法については、レンズサポ
ータの説明書を参照してください。
取付状態図
△警 告 レンズをカメラやレンズサポータに取り付けた状態で、レンズの取手部分を持って持ち運ばないでくださ
い。取手の接続部分が破損して機器が落下し、重大な事故の原因となります。
△注 意 レンズをカメラに取り付ける際には、カメラのマウントクランプリングがスムーズに回る状態になるように、レ
ンズサポータのレンズ高さ調整つまみを回して、レンズの高さを調整してください。レンズの高さが合って
いない状態でマウントクランプリングを締め付けると、レンズとカメラのマウント部を破損する原因となりま
す。また、この状態で使用すると、レンズの光学性能が低下します。

EFP-58(B)_ J - 8 -
◇
1 フォーカス操作
レンズに接続したフォーカスポジションデマンドユニット(EPD-4A-E01 等)より操作を行います。フォーカスポジション
デマンドユニットの操作方法については、フォーカスポジションデマンドユニットの説明書を参照してください。
◇
2 ズーム操作
レンズに接続したズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D05A 等)より操作を行います。ズームレートデマンドユニッ
トの操作方法については、ズームレートデマンドユニットの説明書を参照してください
◇
3 アイリス操作
アイリスは、カメラ側からの信号 (オートアイリスまたはマニュアル) により制御されます。
◇
4 エクステンダ切替操作
エクステンダ切替操作には、2つの方式があります。レンズのエクステンダ切替つまみを操作する「マニュアル操作」と、
アクセサリを使用する「アクセサリによる操作」です。
■マニュアル操作
a. レンズのエクステンダリモート/マニュアル切替スイッチを『MANU』側にします。
b. レンズのエクステンダ切替つまみを操作して、エクステンダを切り替えます。
■アクセサリによる操作
エクステンダ切替用のスイッチ等を搭載しているアクセサリ(ERD-10A-D05A 等)を使用して、エクステンダを切り替え
ます。
a. レンズのエクステンダリモート/マニュアル切替スイッチを『REMO』側にします。
b. レンズに接続したアクセサリを操作して、エクステンダを切り替えます。アクセサリの操作方法については、アクセサリ
の説明書を参照してください。
操 作 方 法
エクステンダ リモート/マニュアル
切替スイッチ
EXTENDER REMOTE / MANUAL
SELECT SWITCH
エクステンダ切替つまみ
EXTENDER SELECT KNOB
D.C. 12V
REMO
MANU
EXT
ON
FOF
IND.
O
R
C
A
M

EFP-58(B)_ J - 9 -
◇
5 マクロ操作
マクロ操作 (近接撮影) は、次のようにして行います。
a. フォーカスを操作して、フォーカスを無限遠端にします。
b. マクロレバーを引きながら、マクロリングを矢印の方向一杯に回します。
c. ズームを操作して、焦点を合わせます。
注.マクロリングが中間の位置でも、撮影を行うことができます。この場合、最短撮影距離と撮影範囲は、通常撮影の
場合とマクロ撮影の場合の中間の値となります。
■ 解除方法
マクロリングを矢印とは逆方向に、マクロレバーが自動的に元の位置に戻るまで回します。
MACRO
O
R
C
A
M
F.f
マクロリング
MACRO RING
マクロレバー
MACRO LEVER

EFP-58(B)_ J - 10 -
◇
6 機能&モード切替スイッチについて
レンズ内には、各種の機能とモードを切り替える「機能&モード切替スイッチ」があります。切替スイッチは、レンズ後面
の長円形のゴムキャップを外すと操作することができます。
1-① クイックズームON/OFFスイッチ
ズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D01)から行えるクイックズーム操作の機能を、有効(ON)または無効
(OFF)に切り替えるスイッチです。項目「クイックズーム操作について」(12ページ)を参照してください。
1-② VTR → クイックズーム切替スイッチ
ズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D05A等)にあるVTRスイッチの機能を、クイックズームスイッチまたは
オートクルージングズームスイッチの機能に切り替えるスイッチです。項目「VTRスイッチ、リターンスイッチの設
定について」(12ページ)を参照してください。
1-③ リターン → クイックズーム切替スイッチ
ズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D05A等)にあるリターンスイッチの機能を、クイックズームスイッチまた
はオートクルージングズームスイッチの機能に切り替えるスイッチです。項目「VTRスイッチ、リターンスイッチの
設定について」(12ページ)を参照してください。
1-④ アナログズームデマンド
ズームモード機能ON/OFFスイッチ
アナログズームデマンドコントロールユニット(ERD-T21等)を使用してズーム操作をするときに、ズームモード機
能(ズームコントロール信号に対するズームスピードの変化特性を切り替える機能)を、有効(ON)または無効
(OFF)に切り替えるスイッチです。
機能&モード切替スイッチ
クイックズームON/OFFスイッチ
VTR → クイックズーム切替スイッチ
アナログズームデマンド
ズームモード機能ON/OFFスイッチ
リターン → クイックズーム切替スイッチ
1-①
1-②
1-③
1-④
画角補正ON/OFFスイッチ
ファンクションスイッチ
アイリス補正ON/OFFスイッチ
オートクルージングズームON/OFFスイッチ
1-⑤
1-⑥
1-⑦
1-⑧
カメラ通信ON/OFFスイッチ
ズームモータON/OFFスイッチ
フォーカスモータON/OFFスイッチ
アイリスモータON/OFFスイッチ
2-①
2-②
2-③
2-④
ズームモード切替スイッチ
4
123
ON
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
12345678
ON
レンズ後面図
図は、工場出荷時の設定位置を示します。

EFP-58(B)_ J - 11 -
1-⑤ オートクルージングズームON/OFFスイッチ
ズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D05A等)から行えるオートクルージングズーム操作の機能を、有効
(ON)または無効(OFF)に切り替えるスイッチです。項目「オートクルージングズーム操作について」(12ペー
ジ)を参照してください。
1-⑥ アイリス補正ON/OFFスイッチ
アイリス補正機能を、有効(ON)または無効(OFF)を切り替えるスイッチです。
注. アイリスをリモートモードで操作しているとき(カメラ側からのマニュアル操作時)にエクステンダを使用すると
画面は暗くなりますが、アイリス補正機能を使用するとこれを防ぐことができます。
1-⑦ 画角補正ON/OFFスイッチ
このレンズには、フォーカス操作時に発生する画角の変化を補正する機能があります。この機能を有効(ON)ま
たは無効(OFF)に切り替えるスイッチです。
1-⑧ ファンクションスイッチ
ズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D05A等)から行えるプリセット操作のモードを切り替えるスイッチで
す。
・ OFF: ズームプリセット操作
・ ON: ズーム、フォーカス同時プリセット操作
2-① カメラ通信ON/OFFスイッチ
カメラとのシリアル通信を、有効(ON)または無効(OFF)に切り替えるスイッチです。
注. シリアル通信が原因と思われる不具合が発生した場合には、スイッチをOFFにしてください。
2-② ズームモータON/OFFスイッチ
通常使用するときは、ONに設定してください。
2-③ フォーカスモータON/OFFスイッチ
通常使用するときは、ONに設定してください。
2-④ アイリスモータON/OFFスイッチ
通常使用するときは、ONに設定してください。
•ズームモード切替スイッチ
アナログズームコントロール信号に対するズームスピードの変化特性を選択するスイッチです。特性は、下図の10
通りのモードから選択できます。
最 大
0
No.0
No.4 (一般)
No.9
TW
ズームコントロール信号
No.4 (Normal)
ズームス ピード

EFP-58(B)_ J - 12 -
◎ リターンスイッチ
機能&モード切替スイッチ
の設定
1-③
RET → Q・Z
1-⑤
C・Z ON
リターンスイッチの機能
OFF - リターンスイッチ
ON ON オートクルージングズーム
スイッチ
ON OFF クイックズームスイッチ
◎ VTRスイッチ
機能&モード切替スイッチ
の設定
1-②
VTR → Q・Z
1-⑤
C・Z ON
VTR スイッチの機能
OFF - VTR スイッチ
ON ON オートクルージングズーム
スイッチ
ON OFF クイックズームスイッチ
■ VTRスイッチ、リターンスイッチの設定について
レンズに接続したズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D05A等)のVTRスイッチ、リターンスイッチは、機能&モ
ード切替スイッチの設定の組み合わせによって機能が異なります。次の表を参照してください。
■ オートクルージングズーム操作について
このレンズにズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D05A 等)を接続しますと、オートクルージングズーム操作が行
えます。オートクルージングズーム操作は、ズームを一定のスピードでテレ端またはワイド端まで作動させる操作で
す。この機能は、低速でズーミングスピードを維持したいときに有効に活用することができます。
■ クイックズーム操作について
このレンズにズームレートデマンドユニット(ERD-10A-D01 等)を接続しますと、クイックズーム操作が行えます。クイッ
クズーム操作では、ズームを素早くテレ端まで作動させることができます。次のようなときに、有効に活用することがで
きます。
・ 正確な焦点合わせをするために、ズームを素早くテレ端にしたいとき。
・ ズームインしたときの構図を、素早く確認したいとき。

EFP-58(B)_ J - 13 -
◇
1 フランジバックの調整
■ 被写体および絞りの条件
1. 被写体: Wide 側でも焦点を合わせやすいような被写体
2. 被写体距離: 約 3 m
3. 絞 り: 開放またはできるだけ開放に近い位置
調 整 方 法
■ 調 整
a. F.f 固定つまみをゆるめます。
b. ズームをワイド端にします。
c. F.f 固定つまみを使用してF.f 調整リングを回し、焦点を合わせます。
d. ズームをテレ端にします。
e. フォーカスを操作して焦点を合わせます。
f. 正確な調整をするために、上記 ‘b’ ~ ‘e’ を2、3回繰り返します。
g. 最後に、F.f 固定つまみを確実に締め付けます。
◇
2 フォーカス操作時の画角変化補正機能について
このレンズには、フォーカス操作時に発生する画角の変化を補正するための機能が搭載されています。
この機能は、ズームの操作にデジタル仕様のズームレートデマンドユニット、フォーカスの操作にはデジタル仕様また
はサーボ仕様のフォーカスポジションデマンドユニットを使用している場合に働きます。
注. この機能は、レンズ内部にあるスイッチの設定で解除することができます。スイッチの設定方法については、項目
「機能&モード切替スイッチについて」(10 ページ)を参照してください。
MACRO
O
R
C
A
M
F.f
F.f 固定つまみ
F.f LOCKING KNOB
F.f 調整リング
F.f ADJUSTING RING

EFP-58(B)_ J - 14 -
保 守 ・ 点 検
◇
1 日常の整備
■ レンズの清掃
市販のレンズクリーナまたはアルコールとエーテルを 2 対 8 の割合で混ぜた溶液、そしてレンズクリーニングペーパー
または清浄な柔らかい木綿を用意します。
a. 初めに、レンズ表面のほこりを、柔らかい刷毛やブロアーブラシなどで払い落とします。
b. クリーニングペーパーを適当な大きさに折り、一部を溶液に浸します。ペーパーの湿った部分で、レンズの中心部
から周辺部に向けて、渦巻きを描きながら軽くふきます。
c. 新しいペーパーを使用して、ふき残りがなくなるまで ‘b’ の作業を繰り返してください。
■ 接続コード
ケーブルの外装やコネクタの端子が、ねじれや引っ張り、その他によって傷がついていないかどうか十分に点検をし
てください。
■ 付 属 品
各種の付属品を使用して駆動伝達をさせる場合、お互いにかみ合う部分の全域にわたって形状に異常があったり、
ごみ等の異物の付着や混入があってはいけません。取り付けを行う前に十分に点検をしてください。
異物を発見したときは速やかにこれを取り除いてください。また、形状に異常が認められましたら、早めにサービスを
受けられるようにお勧めします。
■ レンズキャップ
レンズをカメラに取り付けたまま使用を中断する場合は、レンズの表面や撮像管を保護するために、必ずレンズキャッ
プを取り付けてください。
◇
2 水分の除去
空気中の水分が、レンズ本体の内部に入りこんで各部品に付着すると、レンズにはやけを、また、金属部品には錆等
を発生させる原因になります。レンズ本体内部の水分は、次の方法に従って取り除いてください。
1. レンズ本体の外部に付着している水滴をふき取ります。次に、ビニール袋の中にレンズ本体と乾燥剤を入れて密封
し、乾燥剤の吸湿性を利用して水分を取り除きます。
2. レンズ本体の除湿を行うのに十分に時間的余裕のあるときは、外部に付着している水滴をふき取った後、乾燥した
部屋にこれを放置して水分を取り除いてください。
注. レンズ本体の容積、水分の付着の程度、使用する乾燥剤の量等の違いにより放置しておく時間も異なってきます
が、最低でも3時間位は放置しておいてください。また、十分な吸湿効果を得るために乾燥剤は新しいものを使用
してください。
◇
3 レンズの保管
使用後のレンズはよく掃除して、必ずレンズキャップをはめてから収納箱に入れて保管してください。この場合、高温
多湿な所および腐食性ガスや塩分の多い所はさけてください。また、長期間使用しないときは、レンズを時々収納箱
から出して乾燥させてください。
◇
4点 検
ご使用上不都合が生じた場合には、購入先販売店にご相談ください。長期間、高性能を維持していただくために、1
年に1回の定期点検をお勧めいたします。
なお、お客様のご都合で改造等が行われた製品につきましては、点検・修理をお引き受けできないこともありますので
ご注意ください。
Table of contents
Other FujiFilm TV manuals