Solid State Logic PURE DRIVE OCTO User manual

PURE DRIVE OCTO
www.solid-state-logic.co.jp
PURE DRIVE OCTO
User Guide (日本語版)

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© Solid State Logic
All rights reserved under International and Pan-American Copyright Conventions.
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SuperAnalogue™, VHD™, PureDrive™ and PURE DRIVE OCTO™ trademarks of Solid State Logic.
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No part of this publication may be reproduced in any form or by any means, whether mechanical or electronic, without the
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As research and development is a continual process, Solid State Logic reserves the right to change the features and
specifications described herein without notice or obligation.
Solid State Logic cannot be held responsible for any loss or damage arising directly or indirectly from any error or omission in
this manual.
PLEASE READ ALL INSTRUCTIONS, PAY SPECIAL HEED TO SAFETY WARNINGS.
E&OE
Revision 1.2 - November 2023
Initial Release + Minor typo corrections + clocking info updated
Japanese version December 2023
実際の製品構成は写真のものと若干異なる場合があります。
また性能の向上のため仕様を予告なしに変更する場合がありますのでご了承下さい。
日本語版 © Solid State Logic Japan K.K. 2023
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Contents
PURE DRIVE OCTO User Guide
Table of Contents
Overview 4
Introduction 4
3 Flavours, 1 Mic Pre 4
Analogue Obsession 4
Extensive Connectivity 4
Features 5
Installation 5
Unpacking 5
Rack Mounting, Heat and Ventilation 5
Safety Notices 5
Hardware Overview 6
Front Panel 6
Rear Panel 6
Connections Overview 7
Tutorial 8
Power On 8
Front Panel Controls 8
Power, Digital Clock Setup & Metering 11
Rear Panel Connections 14
USB Audio Interface 16
Aggregate Soundcard (Mac only) 17
Re-purposing the Digital Outputs as DAW Outputs 18
Firmware Updates 19
Settings 20
Settings Layout - Overview Map 20
Button Brightness 21
Meters Brightness 21
Relay Feedback 21
Autopower On Enable 22
Auto Standby (Sleep) Mode Enable 22
Auto Standby (Sleep) Timeout 22
Re-purposing the Digital Outputs as DAW Outputs 23
Safe Mode for Ø, +48V, HPF and LINE Push Functions 24
Peak Hold 24
Meter Release 24
Factory Reset 25
Troubleshooting 26
Specications 28
Block Diagram 31
Safety Notices 32

Introduction
4PURE DRIVE OCTO User Guide
Overview
Introduction
(製品紹介)
PURE DRIVE OCTO
は
SSL ORIGIN
コンソールで高く評価されている
PureDrive™
マイクプリアンプ を
8
チャンネ ル
2U
ラックマウ
ントデバイスに搭載し
最先端技術でのパワーアップと柔軟なデジタル接続を実現しました.
3 Flavours, 1 Mic Pre
(1つのマイクプリで3つの音色変化)
つのプリアンプは
それぞれつのモードから選択できますClean
Classic Drive
Asymmetric Drive
です
Clean
は
リニアな超低ノイズプリアンプで
音源を明瞭かつ細部まで完璧に再現します
Classic Drive
は
入力信号を豊かにす
るために
主に奇数倍音を使用した心地よい倍音歪みを付加します
Asymmetric Drive
は
偶数倍音成分を優位にし
より顕著な厚
み
色付け
トランジェントを柔らかくする新しい音色付けを提供します
Analogue Obsession
(アナログへのこだわり)
PURE DRIVE OCTO
は
SSL
の
VHD™
(可変ハーモニックドライブ)*
テ クノ ロ ジ ー
から進化した高性能マイクプリアンプで
SSL
の先進的なアナログ回路設計へのこだわりを継承しています
さらに
PURE DRIVE OCTO
は
外部プロセッシング用のバランスア
ナログ出力/イン サ ートセンド
+24
dBu
A/D
ラインアップレベルの高ヘッドルームイン サ ートリターン/ADC
入力を装備していま
す
ポテンショメーター
メカニカルスイッチ
リレ ー
などの電気機械部品を重要なオーディオ信号経路に使用しないことで
製品の寿
命を延ばし全チャンネルで完璧なレベルマッチングを実現しています
デジタル制御のアナログ回路と
ステップポットや電子スイ
ッチの使用により
設定の呼び出しと精度がさらに簡素化されています
Extensive Connectivity
(幅広い接続性)
PURE DRIVE OCTO
は
幅広い接続性を備えており
可能性を広げます
ワールドクラスのレコーディングスタジオでバンドをト
ラッキングする場合でもホームスタジオのセットアップを拡張する場合でも
あるいはツアーに出かける場合でも
PURE DRIVE
OCTO
はあなたのニーズに最適なオプションを豊富に用意しています
また
ラインレベル入力を使用して
DAW
のステムを通すこ
とで
ステムにアナログの温かみを加えることもできます
さらに
内蔵の
USB
オーディオインターフェースにより最先端の
32-bit
/
192 kHz
変換で
DAW
に直接レコーディングできます
また
AES とADAT
出力を使用して既存のオーディオインターフェースに接続することもできますAES
と
ADAT
出力は
オンボー
ドの
USB
オーディオインターフェースから
(DAW
からの出力として)
個別に利用することもできますデジタル面では堅牢なデジタ
ルクロッキングのため のオートレンジワードクロック入出力 があります
VHD™
(
バリアブルハーモニックドライブ
)
は
2006
年に大型コンソール
SuperAnalogue™
Duality
l
に採用された
もので
革新的な
FET
ベースの回路を搭載し
バルブの暖かさ
から
トランジスタの硬質さ
まで
さまざまな音色の
オプションを提供する回路です

Introduction
5
PURE DRIVE OCTO User Guide
Features
• つの高性能
PureDrive™
マイクプリアンプ
• 48V
ファンタム 電 源
極性反転
300Hz
まで可変可能なハイパスフィルター
• 最大
+65 dB
ゲインまでのステップゲインコントロール
• 1dB
単位で正確な
31
ステップ の
Trim
コントロ ー ル
• 各プリアンプに
3
つ の モード – Clean
Classic Drive
Asymmetric Drive
• マイク
/
ライン入力切替 – マイクは XLR
ラインは
TRS
ジャックま た は
D-Sub
接続から選択
• 4
系統の
Hi-Z
/
DI
インストゥルメント入力をフロントパネルに装備
• 4
種類のマイクプリアンプ入力インピーダンスオプ ション – 12 k
1.2 k
600
400
• 外部プロセッシング用のバランスアナログ出力
/
イン サ ートセンド
• 24
dBu
プ ロ フェッショナ ルラインレベルのインサートリターン
/
ADC
入力
• ADAT
AES
USB
によるアナログ
/
デジタル接続
• DAW
出力
USB
から
ADAT
と
AES
へデジタルオーディオを出力する機能
• USBオー ディオインターフェースは44.1/48 kHzで8入力/24出力8アナログ入力/8 AES + 16 ADAT出力
• ステップポットとデジタル制御のアナログエレクトロニクスにより高精度ステレオマッチングリコールが容易
• 最大
192
kHz
32
ビ ット 変 換
プロ仕様の
I/O
レベル
+24 dBu = 0 dBFS
• 選択可能なオートスリープモード
• オートレンジのワードクロック入出力
Installation
Unpacking
(開梱)
箱の中には以下のものが入っています
➤PURE DRIVE OCTO
本体
➤各国の
IEC
電 源コ ード
➤安全シート
万が一
本機を修理に出す必要がある場合に備えて
元の箱と梱包材を保管しておくことをお勧めします
Rack Mounting, Heat and Ventilation
(ラックの取り付 け熱と換気)
PURE DRIVE OCTO
は
プロデューサーのデスクなどのラックに設置するように設計された
2U
19
イン チ の ラックマ ウント機 器 で
す
PURE DRIVE OCTO
から発生する熱が自然に拡散するように
ユニットの上下に換気スペースを確保することをお勧めします
本機のシャーシ側面には切り込みがありますので
絶対に塞いだり覆ったりしないでください
取り扱いの際は
必ず本体が冷めてか
ら行ってください
.
Safety Notices
(安全に関する注意事項)
PURE DRIVE OCTO
をご使用になる前に
箱の中に入っている安全シートに記載されている安全に関する注意事項を必ずお読みく
ださい
この情報は
このユーザーガイドの
付録
にも記載されています

Hardware Overview
6PURE DRIVE OCTO User Guide
Hardware Overview
このページでは
PURE DRIVE OCTO
ハードウェアの概要を説明します
チュートリアル セクション で は
各コントロールの詳細を説明
します
Front Panel
(フロントパネル)
Rear Panel
(リアパ ネ ル )
4 x HI-Z/DI INSTRUMENT
INPUTS
ギター/ベース/キーボードを
直接接続
CONFIGURATION
インピーダンス切り替え
ドライブモード
インサートイン/アウト
HIGH-PASS FILTER &
LINE INDICATORS
ハイパスフィルター
& LINE切替の表示
18dB/oct 75Hz
STANDBY, INSERT MODE and
DIGITAL CLOCK SETUP
スタンバイのオン/オフ
インサートモード
デジタルクロックのレートとソース
GAIN (COARSE)
11
ポ ジ ション の
ステップコントロールで
最大
+65 dB
のゲイン
POLARITY & +48V
INDICATORS
極性反転オン/オフ
+48Vファンタ ム 電 源
TRIM (FINE)
1dB
刻みで
+/-15dB
の
ゲインを持つ31ポ ジ ション
のステップコ ントロ ー ル
METERING AND STATUS
6セグ メントメーター
サンプルレ ート
クロッキングステータス
LINE INPUTS
D-Subコ ネクター
DB25の専用
ライン入力
INSERT RETURNS
D-Sub コネクタDB25のバランス
アナログインサートリターン/ADC 入力
+24 dBu
USB
内蔵 USB オー ディオ
インターフェイス用の
Cタイプ接続
ANALOGUE INPUTS
XLRソケットによるマイクレベ ル接
続ソケット中央のTRSジャックから
ラインレベル入力
ANALOGUE OUTPUTS/
INSERT SENDS
XLRソケットによるマイクレベ ル
接続ソケット中央のTRSジャッ
クからラインレベル入力
WORDCLOCK
BNCコネクタ経由の
ワードクロック OUT および IN
75終端スイッチ
AES/EBU OUT
1/2 3/4 5/6 7/8
AES/EBU 出力
オートレンジ電源
&
ON/OFF
スイッチ
ADAT OUT
最大8チャンネ ルA/Dモードまたは16チャンネ ル
USB DAW出 力 モ ードのデジタルオ ー ディオ
を提供するオプティカル ADAT OUT

Hardware Overview
7
PURE DRIVE OCTO User Guide
Connections Overview
1 - マイク/ライン入力に接続された
マイク
リアパネルのコンボ
XLR
ソ ケ ット に
XLR
ケーブルで最大
4
本のマイクを接続し
各マイクの負荷に合わせて
8
つのインピーダンス
オプションから最適なものを選択します
また
ソケット中央のジャックからラインレベルのソースを接続することもできます
2 & 3 - オーディオインターフェースと外 部プ ロセッシングを
アウトプット/インサートセンドに接続 SSL 12のADAT INをADAT OUTに接続
PURE DRIVE
のアナログ出力をオーディオインターフェースのラインレベル入力に録音します
または
アナログ出力をアウトボード
コンプレッサーなどの外部プロセッシングデバイスに送ります
4 - SSL 12 の ADAT IN をADAT OUTに接続
PURE DRIVE
を
SSL
12
などの
ADAT
インプットを備えたオーディオインターフェースにデジタル接続し
オンボ ードの
A/D
コンバ
ーターを使用してレコーディングします
5 - USB
に接続された
MAC/WINDOWS
コンピューター
PURE DRIVE
の内蔵オーディオインターフェイスを活用するために
USB
ケーブルを接続し
オンボ ードの
A/D
コンバーターを使用し
て
DAW
に直接録音することができます
6 - マスタークロックデ バイスを
ワードクロックインに 接 続
BNC
コネクターを使用して
PURE DRIVE
をデジタルクロッキングシステムの一部として接続します
7 - AES/EBU
デバイスを
AES/EBU OUT
に接続
ディストリビューションシステムや外部コンバーターなど
AES/EBU
入力に対応した外部機器との接続に便利です
8 - 外部プロセッシングを
インサート・リターンズに接続
外部アナログプロセッサーからの出力を接続します
9 - ラインレベル機器を
ライン入力に接続
ラインレベル機器からの出力を接続します

Tutorial
8PURE DRIVE OCTO User Guide
Tutorial
Power On
(電源オン)
リアパネルのロッカースイッチをオンの位置に動かして電源を入れます起動シーケンスが実行され+48V
ボタンが数秒間点滅後
通常の状態で起動します
Front Panel Controls
(フロントパネルのコントロール)
Pure Drive OCTO
には
8
チャンネルのプリアンプがあり
各チャンネルに同じコントロ ー ル が ありま す
GAIN
(ゲイン)
111
ポジションのステップコントロールですマイクソースには
+5
+65 dB
のゲイン
6 dB
ステップ
ラインソースには
0
+30 dB
のゲイン
3 dB
ステップ
Hi-Z
モードには
+11 dB
+41 dB
3 dB
ステップ
TRIM
(トリム )
31
ポ ジ ション の ステップコ ントロ ー ル により
15 dB
のゲインを
1 dB
単位で調整できます
メインの
GAIN
とは別のゲイン回路です
ヒントプリアンプやアナログデジタルコンバーターの下流の機器にオーバーロードを与えないように
GAIN コントロールで信号をオーバードライブさせ
TRIM
で適切なレベルまで下げます
HPF (ハイパス・フィルター) LED
75Hzの18dB/octのハイパスフィルターはTRIM コントロールを短く押すことでオン/オフすることができます
GAIN
HIGH PASS
FILTER LED LINE INPUT LED
ZΩ
(IMPEDANCE) &
INSERT IN/OUT
DRIVE [TYPE]
TRIM
+48V PHANTOM
POWER LED
Ø
POLARITY
FLIP LED

Tutorial
9
PURE DRIVE OCTO User Guide
POLARITY (Ø LED)
(極性 - ø
LED)
極性反転を示す緑点灯
極性反転の有効/無効は
GAIN コントロールを押して行いますドラムのようなマルチマイクの楽器を扱う
場合
マイクが音波を受信するタイミングが異なるため位相のキャンセルが発生することがあります
特定のチャンネルの極性
また
は位相
を反転させることでこのようなキャンセルを解決することができます
ヒント
-
トップまたはボトムのスネアマイクを反転させることでより太いサウンドを得ることができます
+48V PHANTOM POWER
(+48Vファンタ ム 電 源 )
GAIN コントロールを長押しすると+48Vファンタム電源が供給されます (48V LED が赤く点灯します)これは特定のコンデンサー
マイクや アクティブリボン マイクに 必 要 で すダイナミックマイクロホンやパッシブリボンマイクロホンはファンタム電源を必要としな
いため場合によってはマイクロホンを損傷することがあります疑わしい場合はマイクを接続する前に +48V が無効になっているこ
とを確認してください+48V をオン/オフするとLEDが4秒間点滅しオーディオが一時的にミュートされていることを示します
LINE INPUT
(ラインインプット
LED)
TRIM コントロールを長押しすると入力がラインモードに切り替わりリアパネルの
TRS
ジャックまたは専用
D-Sub
コネクターから
信号が供給されますコネクターは並列に配線されているため
一度につだけを使用することをお勧めしますLINE モ ードで は
+48V とZΩ の機能は無効になり
入力インピーダンスは22kに固定されます
ZΩ
インピーダンスを変更することで
ビンテージマイクを正しくマッチングさせたり
入力信号の音色を変えたりすることができ
レコー
ディング時にさらにクリエイティブなコントロールが可能になりますZΩ ボタンを 押 すと
入力インピーダンスのオプションが切り替わ
りますZΩ
ボタンを長押しすると
選択項目がス イッチ の LEDの色で順次切り替わります
Green
(グリーン)
= 12kΩ Dim White
(暗いホワイト)
= 1.2kΩ Amber
(アンバー)
= 600Ω Red
(レ ッド )
= 400Ω
一般的に言って
コンデンサーマイクやアクティブマイクの場合
マイクのインピーダンスを変えてもサウンドに違いは出ませんので
プ
リアンプ は 工場出荷時のグリーン
Green
(12kΩ)
リボンマイクやダイナミックマイクの場合
イン
ピーダンスは個々のマイクの固有のトーンに影響するため
EQ
のような強力なトーンシェーピングツールとして使用できます
これは
マイクロホンの出力インピーダンスが全周波数帯域で一定ではないという原理に基づいています
• 高い入力インピーダンスを選ぶとマイクロホンの自然なレスポンスからの偏差が少なくなりその結果よりバランスのとれた自然
な響きの周波数レスポンスが得られます一般的な経験則ではプリアンプの入力インピーダンスはマイクロホンの出力インピー
ダンスの少なくとも10倍が望ましいとされています
• 入力インピーダンスが低いほどマイクからのレスポンスが強調されそれぞれのマイクの音色や特徴が引き立ちますマイクの出力
インピーダンスが平均より高い周波数は減衰しインピーダンスが低い周波数はブーストされます
• 入力インピーダンスの高い設定から低い設定に変えるとレベルがわずかに下がりますこれは正常でありマイクの出力インピーダ
ンスとプリアンプの入力インピーダンスの比が大きくなった結果です
INSERT (Secondary function of the ZΩ button)
(イン サ ート (Zボタンの2次機能))
各チャンネルの ZΩ ボタンを使用してインサートリターンを有効/無効にすることができますこれを行うにはまず本体右側の
INSERT ボタン (Standby ボタンのすぐ下にあるボタン) を押しますZΩ ボタンが点滅し始めます次に ZΩ を 押 すと指 定したチ
ャンネルのインサートリターンが有効になります (緑イン サ ートリターンが有効)ZΩ ボタンを通常の動作 インピーダンス切り
替えに戻すには本体右側の INSERT ボタンをもう一度 押しますイン サ ートリターンのポイントはA/D コンバーターの直前の
ためこの信号経路に外部プロセッシング EQやコンプレッサーなどを使用する場合に最適な方法ですまたイン サ ートリターン
を使用してプリアンプステージをバイパスして A/D 変換する事もできますこれは外部プリアンプを使用する場合や単純にアナロ
グデジタル変換が必要な場合に便利です

Tutorial
10 PURE DRIVE OCTO User Guide
DRIVE [TYPE]
(ドライブ
-
タイプ)
3つ の 異 なる マイクプリアンプ モ ードを 切り替えます
Clean
(クリー ン )
Classic Drive
(クラシックドライブ )
Asymmetric Drive
(アシンメトリックドライブ)
Clean (
バックライト点灯
) - リニアで超低ノイズ低 ディストー ション のプリアンプ で 音源を明瞭かつ細部まで完璧に増幅します
Classic Drive (amber
: アンバー
) - 入力信号を豊かにするために主に奇数倍音の歪みを付加しますハーモニックディストーション
はレベル/ゲインに依存します
Asymmetric Drive (green
: 緑
) - 偶数倍音が奇数倍音よりも多くなりますトランジェントの厚みが増しソフト に なりま す 高調波歪み
はレベル/ゲインに依存しますAsymmetricDriveモードにするにはDRIVE ボタンを1秒ほど長押しします
ヒント
-
DRIVE ボタンが赤く点滅したら
メインプリアンプ
または
トリムス テ ー ジ で クリッピ ング
していることを示しますGAIN
(
または
TRIM
)
を下げて調整してください
Classic Drive vs Asymmetric Drive
(Classic Drive とAsymmetric Drive)
以下のグラフはClassic Drive とAsymmetric Drive で発生するハーモニクスの違いを示しています
• 青い (blue) 高調波は Classic Drive 設定によるもので赤い高調波は (Red) Asymmetric Drive モードによるものです
• Asymmetric Drive モードで は 2次高調波がより顕著であることに注意してください
Test tone 200 Hz, 29 dB Gain, input level -14.35 dBu.
Prominent even
harmonic
(Asymmetric Drive)
Prominent odd
harmonic
(Classic Drive)

Tutorial
11
PURE DRIVE OCTO User Guide
Hi-Z/DI - インストゥル メント 入 力
各入力チャンネルには
ギターやキーボードなどのソースを接続するための
1MHi-Z/DI
アンバランスの
インストゥルメント入力を装備しています
これらの入力は自動検出機能を備えており
ジャックをソケットに差し込むと
マイクやラインではなく
Hi-Z/DI
入力が自動的に選択されたソースになります
+48V
LINE
ZΩ ボタンは無効ですがDRIVE モードを使ってシグナルをカラーリングすることができます
Power, Digital Clock Setup & Metering
(電源デジタルクロック設定メーター)
Metering
(メーター)
6セグ メント
LED
メーターは
アナログ-デジタルコンバーター段の信号レベルを
dBu
単位で表示しますピークホールドセグ メントと
リリース は お好みに合わせて調整できます詳細についてはこのユーザーガイドの設定セクションを 参 照してくだ さ い
INSERT MODE
(イン サ ートモ ード)
INSERT MODE ボタンをオンにするとチャンネ ル ZΩ ボタンがインサートリターンのイネーブル/ディセ ーブ ル に なりま す
INSERT MODE ボタンがアクティブ な間ボタンは明るい白色で点滅します
STANDBY MODE METERING
SAMPLE RATE
INSERT MODE
STATUS
CLOCK SOURCE

Tutorial
12 PURE DRIVE OCTO User Guide
STANDBY MODE (SLEEP)
(スタンバイモ ードスリープ)
STANDBY MODE
は
フロントパネルから本機をスリープさせる便利な方法です
STANDBY MODE
ボタンを
1秒間長押しすると
STANDBY MODE
ボタンがゆっくりと点滅するのを除き
すべてのフロントパネルのボタン
と
LED
が消灯します
STANDBY MODE
はユニットを低電力状態にし
スリープから復帰するまでオーディオ
回路をシャットダウンしますSTANDBY MODE
ボタンをもう一度押すと
スリープから復 帰しますSTANDBY
MODE
は一定時間操作がない場合に
自動的にオンになるように設定することもできます
詳しくは
ユーザー
ガイドの設定セクションをご参照ください
RATE
(レ ート)
RATE
ボタンを 押 すと
内蔵アナログ/デジタルコンバーターのサンプルレートを変更することができます
RATE
ボタンを長押しすると
サンプルレートのオプションが逆順に切り替わります
現在のサンプルレートは44.1 と48 (kHz)およびステータスエリアの x2 とx4 のマークの点灯で示されます
FRONT PANEL INDICATION SAMPLE RATE (kHz)
44.1 44.1
48 48
44.1 + x2 88.2
48 + x2 96
44.1 + x4 176.4
48 + x4 192
CLOCK
(クロック)
CLK ボタンを 押 すとクロックソースを変更できます — INT (
インターナル
)
W/C (
ワードクロック
) から選択します
CLK ボタンを長押しすると
クロックソースのオプションが逆順に選択できます
現在のクロックソースはステータスエリアの INT
W/C
のマークが点灯することで示されます
ワードクロックが正常にロックしていない場合
フロントパネルのサンプルレート表示が点滅し
ソースが存在しない
か
使用可能なレートでないことを知らせます

Tutorial
13
PURE DRIVE OCTO User Guide
USB
(USB
表示 : 緑色)
本機が
USB
経由でホストコンピュータに正常に接続されると緑色に点灯します
USB
接続時は
フロントパネルの
RATE
ボタンと
CLK
ボタンは無効となります
サンプルレートとクロックソースの調整はホストコンピュータで行ってください
内蔵
USB
オーディオインターフェースの詳細につい
ては
このユーザーガイドの
USB
オ ー ディオ イン ター フェー ス の セ クション を 参 照してくだ さ い

Tutorial
14 PURE DRIVE OCTO User Guide
Rear Panel Connections
(リアパネルの接続)
Mic/Line Analogue Inputs
(マイク/ラインアナログ入力)
リアパネルのコンボ-
XLR
は
アナログの入力
XLR
経由または
TRS
ジャック経由のラインレベル入力
に使用します
ライン入力と
して
TRS
ジャックを使用する時はフロントパネルの
LINE
スイッチ
(TRIM コントロールの長押し)
で切り替えてください
ライン入力は
D-Sub
DB25
コネクタにもあります
Analogue Outputs / Insert Sends
(アナログ出力/イン サ ートセ ンド )
リアパネルのメス
XLR
からバランスアナログ出力にアクセスでき
外部プロセッシングデバイス
(EQ
コンプレッサー等)
に接続する
ためのインサートセ ンドとして も 使 用 で きま す
Line Inputs
(ライン入力)
リアパネルの
D-Sub
コネクタから専用のラインレベル入力を使用できます
ライン入力をこのコネクタで接続する方が
コンボ
XLR
を抜き差しする手間が省け便利です
TRS
と
DB25
は並列に配線されています
どちらか一方のみを使用し
両方を同時に使用することは避けてください
Insert Returns
(インサートリターン)
リアパネルの
D-Sub
コネクタからインサートリターンにアクセスできます

Tutorial
15
PURE DRIVE OCTO User Guide
ADAT OUT
(ADAT
出力)
ADAT OUT — オプティカル
ADAT
出力は
以下のデジタル伝送を提供します
• 44.1/48kHz
のチャンネ ル
両ポートへ出力
• 88.2/96 kHz
S/MUX
の場合チャンネ ル
つのポートをチャンネル
1-4
に
もうつのポートを
チャンネ ル
5-8
に使用
本体の括弧で囲まれた [1-4] と[5-8] の文字をご参照ください
• 176.4/192 kHz
S/MUX
の場合
チャンネ ル
つのポートをチャンネル
1-2
表記 [1-4]
に
もう つのポートをチャンネル
3-4
表記 [5-8]に使用します
PURE DRIVE
を
USB
オーディオインターフェースとして使用する場合
ADAT
出力を
DAW
の出力として
USB
経由で
供給し
両
方のポートを使用して
44.1/48 kHz
で合計
16
チャンネルのオーディオを供給することができます
詳しくは
18
ページの
デジタ
ル出力を
DAW
出力として利用する
をご参照ください
AES/EBU OUT
(AES/EBU
出力)
AES/EBU
出力は
メス
XLR
コネクター経由で
1/2
3/4
5/6
7/8
ペアで使用できます
AES/EBU
ケ
ーブルは
特定のインピーダンス要件を保証する
ため
標準的な
XLR/マイクケーブルとは構造が異
なりますのでご注意ください
AES/EBU
指定のケ
ーブルをご使用ください
WORDCLOCK
(ワードクロック)
オートレンジのワードクロック入力と出力は
BNC
コネクタで提供されます
75Ω TERM
ボタンはワードクロック入力を終端するスイッチです
ワードクロック入力を
使用して
それがクロッキングチェーンの最後のデバイスである場合はこのボタンをオン
にします
IEC Mains Inlet
(IEC
メインインレット)
PURE DRIVE
はオートレンジ電源を採用しています
IEC
を主電源ソケットに接続しスイッチで電源のオン/オフを切り替えるだけです
USB
USB 'C'
タイプのコネクターから
内蔵
USB
オーディオインターフェースに
アクセスで きますホ ストコンピューター/DAW システムに接 続してください

Tutorial
16 PURE DRIVE OCTO User Guide
USB Audio Interface
USB
内蔵
USB
オーディオインターフェースを使って
PURE DRIVE
の出力を
USB
経由で直接
DAW
に録音できます
PURE DRIVE
本体
の
Setting
メニューでモードの設定変更をしない限り
PURE DRIVE
は出力
0
のオーディオインターフェースとして表示されますので
ご注意ください
Driver Installation
(ドライバーのインストール)
Mac OS - PURE DRIVE
は
Mac Core Audio
に対応しています
Windows - SSL USB ASIO/WDM Audio Driver
をインストールしてください以下の手順に従ってください
Step 1
(ステップ
1)
SSL
の ウェブ サ イト
(ダウンロードページ)
から
SSL USB ASIO/WDM Audio Driver
をダウンロ ードし
インストールしてください
ダウンロードが完了したら
SSL USB Control Panel
アプリケーションを開き
PURE DRIVE
デバイスを選択します
Step 2
お使いのデバイスを選択した状態で
ASIO Device
タブを開き
PURE DRIVE OCTO
を
4
つの
ASIOドライバーのいずれかにリンク
します
Step 3
(ステップ
3)
DAW
でオーディオインターフェイスと同じ
ASIO
ドライバを選択しますこの例ではSSL ASIO Driver 1 を選 択します

Tutorial
17
PURE DRIVE OCTO User Guide
Aggregate Soundcard (Mac only)
PURE DRIVE
には再生用のモニタリングセクションがあり
ませんそのため
PURE DRIVE
を既存のオーディオイン
ターフェースと一緒に使用するには
Mac OS
のアグリゲ
ートデバイス機能の使用を検討するとよいでしょう
右の例
ではSSL 2+
と
PURE DRIVE OCTO
を一緒に使用してい
ますが
これはどのオーディオインターフェースでも可能で
す
アグリゲートデバイスの作成と使用方法の詳細につい
ては
Mac OS
のドキュメントを参 照してください
USB Audio Interface/DAW Inputs
192
kHz
までのすべてのサンプルレートで
DAW
に系統の入力が可能
SOURCE TYPE SOURCE NAME DAW Input (via USB)
ANALOGUE CHANNELS 1-8
Mic/Line/Inst Analogue In 1 1
Mic/Line/Inst Analogue In 2 2
Mic/Line/Inst Analogue In 3 3
Mic/Line/Inst Analogue In 4 4
Mic/Line Analogue In 5 5
Mic/Line Analogue In 6 6
Mic/Line Analogue In 7 7
Mic/Line Analogue In 8 8
(アグリゲ ートサウンドカ ード
Mac
のみ)
(USB
オーディオインターフェース/DAW入力)

Tutorial
18 PURE DRIVE OCTO User Guide
Re-purposing the Digital Outputs as DAW Outputs
(デジタル出力を
DAW
出力として利用する)
通常
AES
と
ADAT
のデジタル出力は
アナログデジタルコンバーターから供給されます
つまりアナログ入力は
ADAT
と
AES
に
変換されます
しかし
AES
と
ADAT
出力を
USB
経由で
DAW
からの出力として使用することが可能です
その方法については
この
ユーザーガイドの
Settings
セクションをご参照ください
USB audio interface/DAW Outputs
(USBオーディオインターフェース/DAW出力)
DAW
で使用可能な出力数は
使用するサンプルレートによって異なります
またAES/EBU
出力が
ADC
から供給されるように設定
されていても
デフォルト設 定
ADAT
出力が
USB
から供給されるように設定されている場合は
本体がコンピュータに
USB
接続
されるとコンピューターのデバイス表示に出力が表示されることにご注意ください
これは出力リストの順序を一定に保つためです
以下サンプルレートごとの対応表です
44.1/48 kHz
DAW Output (via USB) PURE DRIVE CONNECTOR
1/2 AES EBU Out 1/2
AES EBU XLR OUTPUTS
3/4 AES EBU Out 3/4
5/6 AES EBU Out 5/6
7/8 AES EBU Out 7/8
9 ADAT Out 1
ADAT OUT 1-8 [1-4]
10 ADAT Out 2
11 ADAT Out 3
12 ADAT Out 4
13 ADAT Out 5
14 ADAT Out 6
15 ADAT Out 7
16 ADAT Out 8
17 ADAT Out 9
ADAT OUT 1-8 [5-8]
18 ADAT Out 10
19 ADAT Out 11
20 ADAT Out 12
21 ADAT Out 13
22 ADAT Out 14
23 ADAT Out 15
24 ADAT Out 16
ノーマルモード
: AES
と
ADAT
へは
AD
コンバーターより信号が送られる
DAW
からデジタル出力へ信号が送られる
44.1/48kHz
での例

Tutorial
19
PURE DRIVE OCTO User Guide
88.2/96 kHz
DAW Output (via USB) PURE DRIVE CONNECTOR
1/2 AES EBU Out 1/2
AES EBU XLR OUTPUTS
3/4 AES EBU Out 3/4
5/6 AES EBU Out 5/6
7/8 AES EBU Out 7/8
9 ADAT Out 1
ADAT OUT 1-8 [1-4]
10 ADAT Out 2
11 ADAT Out 3
12 ADAT Out 4
13 ADAT Out 5
ADAT OUT 1-8 [5-8]
14 ADAT Out 6
15 ADAT Out 7
16 ADAT Out 8
176.4/192 kHz
DAW Output (via USB) PURE DRIVE CONNECTOR
1/2 AES EBU Out 1/2
AES EBU XLR OUTPUTS
3/4 AES EBU Out 3/4
5/6 AES EBU Out 5/6
7/8 AES EBU Out 7/8
9 ADAT Out 1 ADAT OUT 1-8 [1-4]
10 ADAT Out 2
11 ADAT Out 3 ADAT OUT 1-8 [5-8]
12 ADAT Out 4
Firmware Updates
時折
SSL USB Audio Firmware Updater
アプリケーション
Mac/Windows
を通じてファームウェアのアップデートが 行わ れる
ことが ありま す このような アップ デ ートは
SSL
サ ポ ートサ イト (SSL Support site ) に記載されています
ファームウェアのアップデートを行う際 はUSB
ハブの使用を避けPURE DRIVE
とコンピューターを直接
USB
接続することをお
勧めします

Settings Mode & Factory Reset
20 PURE DRIVE OCTO User Guide
Settings
PURE DRIVE OCTO
には
設定可能な項目がいくつかあります
これらの設定にアクセスするには
CLK
ボタンを押しながら電源をオンにします
どのスイッチがどの設定に影響するかを理解するために
以下のページの情報をお読みください
設定を調整し終えたらSTANDBY
ボタンを長押しすると
通常の動作モードに戻ります
Settings Layout - Overview Map
(設 定 レ イアウト 概要マップ)
以下はどの コントロ ー ル /ボタンが各設定に影響するかを一目で確認するための簡単な図です
CLK
を長押ししながら電源を
ON
にして
セッテイングモードに入る
STANDBY
を長押しで
セッティングモードから出る
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