Sony PCS-DS150 User manual

PCS-DS150/DS150P
Document Stand
PCS-DS150/DS150P
3-203-441-03(1)
1999 Sony Corporation
取扱説明書 2ペ−ジ
Operating Instructions Page 41
Mode d’emploi Page 77
Bedienungsanleitung Seite 113
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の
取り扱いかたを示してあります。この取扱説明書をよくお読みの
うえ、製品を安全にお使いください。お読みになった後は、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。
FR
DE
GB
JP

2
安全のために
ソニー製品は安全に充分配慮して設計されています。しかし、
電気製品は、まちがった使いかたをすると、火災や感電などに
より死亡や大けがなど人身事故につながることがあり、危険で
す。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
4〜5ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検をする
長期間、安全にお使いいただくために、定期点検をすることを
おすすめします。点検の内容や費用については、お買い上げ
店またはソニーのサービス窓口にご相談ください。
故障したら使わない
すぐに、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご連絡く
ださい。
万一、異常が起きたら
•煙が出たら
•異常な音、におい
がしたら
•内部に水、異物が
入ったら
•製品を落としたり
キャビネットを破
損したときは
1電源を切る。
2電源コードや接続コードを
抜く。
3お買い上げ店またはソ
ニーのサービス窓口に連
絡する。
,
警告表示の意味
取扱説明書および製品
では、次のような表示
をしています。表示の
内容をよく理解してか
ら本文をお読みくださ
い。
この表示の注意事項を
守らないと、感電やそ
の他の事故によりけが
をしたり周辺の物品に
損害を与えたりするこ
とがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
日本語

3
目次
日
本
語
JP
................................................................................. 4
本機の性能を保持するために ................................................. 6
本機の特長 ............................................................................. 7
準備する ................................................................................. 8
接続する ........................................................................................ 8
赤外線発光部の向きを調整する ................................................ 9
AVコードレスレシーバーを利用して他の機器と
接続する ............................................................................... 10
カメラヘッド/アームの操作方法 ............................................ 12
ドキュメントスタンドを持ち運ぶときのご注意 .................. 13
電源を入れる/切る................................................................ 14
電源を入れる .............................................................................. 14
電源を切る .................................................................................. 15
映像を切り換える .................................................................. 16
カメラを使用する .................................................................. 17
机上のドキュメントを撮影する .............................................. 17
カメラヘッドをフリップアップして撮影する ...................... 18
カメラを調節する .................................................................. 19
ズームを調節する ...................................................................... 19
フォーカスを調節する .............................................................. 19
画像の明るさを調節する .......................................................... 21
シャッタースピードを変更する .............................................. 23
パーソナルコンピューターの画像を調節する ......................... 24
画質を調節する .......................................................................... 24
画像の明るさを調節する .......................................................... 25
画像を拡大する .......................................................................... 26
リモートコマンダーPCS-R160から操作する ........................ 28
各部の名称と働き ................................................................. 30
故障かな？............................................................................. 34
仕様...................................................................................... 36
保証書とアフターサービス .................................................... 39

4
下記の注意を守らないと、火災や感電により死亡や大けがに
つながることがあります。
不安定な場所に設置しない
ぐらついた台の上や傾いたところに設置すると、倒れたり落ちたりしてけ
がの原因となることがあります。また、設置・取り付け場所の強度を充分
にお確かめください。
移動させるときは電源コード、接続コードを抜く
接続したまま移動させると、コードが傷つき、火災や感電の原因となること
があります。
電源コード、接続コードを接続する場合は、足に
ひっかけないように注意する
電源コードや接続コードに足をひっかけて、本機が落下、転倒すると、カ
メラのレンズが割れて、けがをすることがあります。
アーム収納時に指を挟まないようにする
アームを収 納 するときに、アームに指を挟まれると、けがをすることがあり
ます。
ぬれた手で電源プラグにさわらない
ぬれた手で電源プラグの抜き差しをすると、感電の原因となることがあり
ます。
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることが
あります。

5
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
ぬれた手でACアダプターにさわらない
ぬれた手でACアダプターの抜き差しをすると、感電の原因となることがあ
ります。
指定されたACアダプター、電源コードを使う
取扱説明書に記されているACアダプター、電源コードを使わないと、感
電や故障の原因になることがあります。
注意

6
本機の性能を保持するために
取り扱い上のご注意
使用・保管場所
次のような場所での使用および保管は避けてください。
•極端に寒いところや暑いところ。
•湿気、ほこりの多いところ。
•激しく振 動 するところ。
•強い磁気を発生するものの近く。
•強力な電波を発生する機器やラジオの送信所の近く。
•雑音が多いところ。
お手入れ
キャビネットやパネルの汚れは、乾いた柔らかい布で軽くふきとってくださ
い。汚れがひどいときは、中性洗剤溶液を少し含ませた布で汚れをふき
とり、乾いた布で仕上げてください。アルコール、ベンジン、シンナー、殺
虫剤など、揮発性のものをかけると、変質したり塗装がはげたりすることが
あります。
ご注意
ACアダプターはコンセントの近くでお使いください。本機をご使用中に
不具合を生じたときは、すぐにコンセントから抜き、電源を遮断してくだ
さい。

7
本機はコンパクトコンファレンスパッケージPCS-1600用のドキュメントスタン
ドです。カメラの角度を変えれば、机上のドキュメントだけ でなく、壁に貼
られたものや人物なども通常のカメラのように撮影できます。
赤外線映像伝送機能
直接ケーブルを接続しなくても、赤外線を使ってPCS-1600やAVコードレ
スレシーバー（別売り）などの赤外線受光部に映像を送ることができます。
スキャンコンバーターを内蔵
パーソナルコンピューターのRGB信号（VGA/SVGA/XGA）
1）
をビデオ信
号に変換することができます。パーソナルコンピューターの映像を簡単に
赤外線受光部に送信したり、モニターに映すことができます。
1）VGAとSVGA、XGAは米国InternationalBusinessMachines
Corporationの登録商標です。
リモートコマンダー（PCS-R160）から操作可能
PCS-1600に付属しているリモートコマンダーPCS-R160からドキュメントスタ
ンドのほとんどの機能を操作することができます。
コンパクトなボディー
小型軽量で簡単に持ち運びができます。アームは折りたたみ可能なので、
カメラを使用しないときは、さらにコンパクトになります 。
暗い場所での撮影も可能
シャッタースピードを遅くして、暗い場所でも被写体を明るく撮影することが
できます。
本機の特長

8
準備する
接続する
映像入力用にパーソナルコンピューターやビデオカメラなどを接続するこ
とができます。また、モニター用にモニターテレビを接続することもできま
す。
ご注意
•接続するときは、必ず電源を切ってから行ってください。
•ドキュメントスタンドを付属のACアダプターPCS-AC08を使って電源に接
続すると、ドキュメントスタンドはスタンバイ状態になります。
ドキュメントスタンド
電源コンセント
（AC 100V）へ
DC 8.4Vへ
MONITOR
OUTへ
ACアダプター
PCS-AC08
モニター用テレビ
電源コード
ビデオカメ
ラなど
AUX INへ RGB INへ
パーソナルコン
ピューター

9
赤外線発光部の向きを調整する
赤外線映像伝送機能を使用して、ドキュメントスタンドに入力されている映
像信号を赤外線受光部に送信するときは、ドキュメントスタンドの赤外線発
光部の向きが赤外線受光部と一直線になるように設置してください。赤外
線が届く範囲は最大で約5 mです。
◆設置範囲については、11ページの「設置範囲について（参考）」をご覧く
ださい。
ドキュメントスタンド
PCS-1600
発光部の青色の線が赤外
線の向きを示します。
赤外線 赤外線受光部
赤外線発光部
: 上下方向の調整
: 左右方向の調整

10
AVコードレスレシーバーを利用して他の機器と接続する
別売りの AVコードレスレシーバー（IFT-R20）を用いてPCS-6000やプロ
ジェクターとワイヤレス（赤外線）で接続することができます。
◆ 接続について、詳しくはAVコードレスレシーバー(IFT-R20）の取扱説明書
もご覧ください。
準備する
VIDEO
OUT L AUDIO R OUT DC IN 6V
赤外線
AVコードレスレシーバー
PCS-6000
AVコードレス
レシーバーに付
属のアダプター
プロジェクター

11
15°
30°45°
3.5 m 2.5 m
5 m
設置範囲について（参考）
下図の範囲で映像が乱れる場合は、ドキュメントスタンドの赤外線発光部
を赤外線受光部に向けたまま、赤外線受光部に近づけてください。
ご注意
•ドキュメントスタンドの赤外線発光部の向きと赤外線受光部が一直線にな
るように 設 置し てください。赤外線発光部の向きが5度以上ずれると、画
像が乱れたり、静止したりするなど、正常な受信ができなくなります。
•複数のドキュメントスタンドを同時に使用することはできません。赤外線が
干渉して、どちらの信号も受信できなくなります。
•赤外線映像伝送機能を使用して送信すると、画像の解像度が落ちます。
解像度を落としたくないときは、MONITOROUT端子を使用してPCS-
1600とケーブルで接続してください。
•部屋の状況などにより、赤外線映像伝送機能を使用できないときは、
MONITOROUT端子を使用してPCS-1600とケーブルで接続してくだ
さい。
•他の赤外線発光機器を使用しているときは画像が乱れることがあります。
その機器の使用を中止するか、MONITOROUT端子を使用してPCS-
1600とケーブルで接続してください。
PCS-1600
赤外線
受光部
赤外線
発光部
赤外線
発光部
赤外線
発光部

12
カメラヘッド/アームの操作方法
カメラヘッドとアームを引き出すときは、下記のイラストのようにして引き出
してください。
カメラヘッドとアームを収納するときは、最初にカメラヘッドをアーム側に戻
し、そのあとで本体に収納してください。
収納するときは，手や指をアームに挟まないように注意してください。
2
1
1
2
準備する

13
カメラヘッドの向きを被写体に合わせるには
カメラヘッドは90度単位で回転します。被写体の向きに合わせて、カメラ
ヘッドを回してください。
ドキュメントスタンドを持ち運ぶときのご注意
ドキュメントスタンドを持ち運ぶときは、必ず両手を使って持ち運んでく
ださい。また、カメラヘッドと赤外線送信部を持って持ち運ばないでくだ
さい。
90度単位で、時計回りに180度
まで、反時計回りに90度まで回
転することができます。

14
電源を入れる/切る
ここでは、ドキュメントスタンドの電源を入れる手順、切る手順を説明しま
す。
ご注意
ドキュメントスタンドをリモートコマンダーPCS-R160から操作するときは、リ
モートコマンダーの会議 / 書画 / テレビ切り換えスイッチを「書画」にして
おいてください。
◆リモートコマンダーを使った操作については、「リモートコマンダーPCS-R160
から操作する」（28ページ）をご覧ください。
電源を入れる
ドキュメントスタンドの電源を入れる手順は以下のとおりです。
1ドキュメントスタンドを付属のACアダプターPCS-AC08を使って電源
に接続する。
ドキュメントスタンドの電源ランプ（赤）が点灯し、ドキュメントスタンド
がスタンバイ状態になります。
2I/1スイッチを押す。
ドキュメントスタンドの電源ランプ（緑）が点灯し、ドキュメントスタンド
の電源が入ります。
I/1スイッチ
電源ランプ

15
スタンバイ状態にするには
ドキュメントスタンドの電源が入っているときにI/1スイッチを押します。
ドキュメントスタンドの電源ランプ（赤）が点灯し、ドキュメントスタンドがス
タンバイ状態になります。
電源を切る
付属のACアダプターPCS-AC08の電源プラグを電源から抜きます。
ご注意
ドキュメントスタンドを長期間使わないときは、ACアダプターPCS-AC08の
電源プラグを電源から抜いておいてください。

16
赤外線映像伝送機能を使って送信する映像や、MONITOROUT端子に
接続しているモニターに表示する映像を選びます。
INPUTSELECTボタンを繰り返し押して、映像入力を切り換えます。
ボタンを押すたびに映像入力が下記の順番で切り換わり、選択されてい
る入力のランプが点灯します。
CAMERA:カメラの映像が選ばれているとき。
RGB:RGBIN端子に接続されている機器の映像が選ばれているとき。
対応している信号の種類は、VGAとSVGA、XGAの3種類です。
AUX:AUXIN端子に接続されている機器の映像が選ばれているとき。
ご注意
•RGBIN端子またはAUXIN端子に接続されている機器の映像を選ん
でいるときは、1時間以上信号が入力されないと、節電のため自動的に
電源が切 れ、スタンバイ状態になります。
•RGBIN端子に接続されている機器の映像を選んでいるときは、下記の
ように画質が劣化することがあります。
― XGA75Hz以上の信号を入力すると、解像度が低くなります。なるべ
く60Hzの信号を使用してください。
― 単色やグラデーションのある画像には縞模様が現れることがあります。
映像を切り換える
INPUT SELECTボタン
INPUT SELECTランプ

17
カメラを使用する
カメラには2種類の使用方法があります。
机上のドキュメントを写す、または通常のカメラとして使う、の2種類があ
ります。
カメラを使用するときは、INPUTSELECTボタンを繰り返し押して、
CAMERAランプを点灯させてください。
机上のドキュメントを撮影する
机の上に置いてあるドキュメントなどを撮影することができます。名刺サイ
ズからA4サイズまでのドキュメントに対応しています。
ドキュメントのサイズに合わせて、カメラヘッドとアームの角 度を調 節しま
す。また、ドキュメントの向きに合わせて、カメラヘッドを回してください。カ
メラヘッドは90度単位で回すことができます。

18
カメラヘッドをフリップアップして撮影する
下記のイラストのようにカメラヘッドをフリップアップ すると、通常のカメラの
ようにホワイトボードや人物などを撮影することができます。画像の向きが
正しくないときは、カメラヘッドを回して、画像の向きが正しくなるようにし
てください。
カメラを使用する

19
カメラを調節して、映像を希望の状態にすることができます。ズームと
フォーカス、明るさ、シャッタースピードを調節することができます。
ズームを調節する
ZOOMTボタンを押すと画像が大きくなります。ZOOMWボタンを押すと
画像が小さくなります。希望の画像になるように調節してください。
ご注意
ズーム機能を使った拡大表示は、名刺サイズまで対応しています。それ
より小さな被 写 体を撮 影 するときは、ズーム機能を使用せず、アームを曲
げて、カメラを被写体に近づけて撮影するようにしてください。その場合
は、ズームをW 側にしておいてください。
フォーカスを調節する
フォーカスは自動調節と手動調節から選ぶことができます。
通常は手動調節で使用してください。机上のドキュメントを撮影する場合
は、手動調節にし、FOCUSONEPUSHボタンを押してフォーカスを合わ
せたあと、FOCUSN/Fボタンを使って微調節することをお勧めします。
カメラを調節する
ZOOM Tボタン
ZOOM Wボタン

20
自動調節
フォーカスを自動的に調節します。被写体との距離が頻繁に変わる場合に
使用します。
手動調節
フォーカスを手動で調節します。
ご注意
•自動調節にすると、被写体（単色の被写体、横縞の被写体など）によっ
てはフォーカスが 合 いにくい 場合 があります 。
•自動調節にすると、フォーカス調節用モーターが常時動作するため、
モーターが劣化する原因になります。1時間以上自動調節が続くと、モー
ターを保護するため自動的に手動調節になります。
フォーカスの自動調節と手動調節を切り換えるには
FOCUSMANUAL/AUTOボタンを繰り返し押します。
ボタンを押す度に「自動調節」と「手動調節」が切り換わります。
FOCUSAUTOランプが点灯しているときは、「自動調節」が選ばれてい
ます。FOCUSAUTOランプが消えているときは、「手動調節」が選ばれて
います。
FOCUS MANUAL/
AUTOボタン
FOCUS
AUTOラ
ンプ
FOCUS Nボタン
FOCUS Fボタン
FOCUS ONE PUSH
ボタン
カメラを調節する