Canon F-788dx User manual

関数電卓
使用説明書
保証書付
OPERATION MANUAL
...........
1
.........
57

- 2 -
目次
キー配列...............................................................................................P.3
表示部（2行表示）............................................................................ P.4
ご使用になる前に............................................................................... P.5
電源ON/OFF...........................................................................P.5
表示コントラスト調整.............................................................. P.5
入力容量.....................................................................................P.5
モード選択.................................................................................P.6
表示方法設定.............................................................................P.7
入力編集.....................................................................................P.7
リプレイ、コピー、マルチステートメント........................... P.8
計算スタック数.......................................................................... P.9
演算範囲・演算桁数・精度................................................... P.10
演算の優先順位.......................................................................P.12
エラーメッセージ................................................................... P.13
計算を始める前に...................................................................P.14
基本計算............................................................................................P.15
四則演算.................................................................................. P.15
メモリ計算.............................................................................. P.16
分数計算.................................................................................. P.17
パーセント計算...................................................................... P.18
度分秒（60進数）計算......................................................... P.19
科学定数..................................................................................P.20
単位換算...................................................................................P.24
工学表示計算...........................................................................P.25
小数点以下桁数指定、有効桁数指定、
および内部数値丸め...............................................................P.26
関数計算............................................................................................P.27
2乗、平方根、3乗、3乗根、累乗、累乗根、
逆数、.................................................................................... P.27
角度単位変換...........................................................................P.28
三角関数..................................................................................P.28
対数、自然対数、逆対数、Logab...................................... P.29
座標変換..................................................................................P.30
複素数計算...............................................................................P.30
ｎ進計算と論理演算............................................................... P.32
統計計算............................................................................................P.34
標準偏差...................................................................................P.35
回帰計算...................................................................................P.35
分布計算...................................................................................P.39
順列、組合せ、階乗、乱数発生............................................ P.40
方程式計算........................................................................................P.41
ソルブ機能........................................................................................ P.44
数式一時登録機能.............................................................................P.45
微分計算............................................................................................P.46
積分計算............................................................................................P.47
行列計算............................................................................................P.48
ベクトル計算....................................................................................P.52
電池の交換........................................................................................P.56
仕様....................................................................................................P.56
日本語

- 3 -
キー配列

- 4 -
表示部（2行表示）
＜状態インジケータ＞
S:シフトキー
A:アルファキー
hyp :双曲線キー
M:独立メモリ
STO:変数メモリ保存
RCL:変数メモリ呼び出し
SD :統計計算モード
REG :回帰計算モード
CPLX :複素数計算モード
MATX :行列計算モード
VCTR:ベクトル計算モード
EQN :方程式計算モード
D:ディグリー（度）モード
R:ラジアンモード
G:グラジアンモード
FIX :固定小数点設定モード
SCI :科学指数表示モード
Eng :工学指数表示モード
 :極座標
 :角度値
 :実数部と虚数部の切り替え
:虚数
Disp:マルチステートメント表示
:アンドゥ
延長マーク（隠れた算式があることを表示）
状態インジケータ
仮数部
式（12文字）
次ページ
または
前ページ
指数部マイ
ナスサイン
仮数部マイナ
スサイン
指数部
角
日本語

- 5 -
ご使用になる前に
電源ON/OFF
 最初の操作：
1.電池絶縁シートを引き出してください。計算機の電源を入れるこ
とができるようになります。
2.ボールペン等の先の尖ったもので本体裏面のリセットボタンを
押してください。
（電源ON/クリア）：これを押すと、計算機の電源がオンになります。
（電源OFF）：これを押すと、計算機の電源がオフになります。
 オートパワーオフ機能
本機は約7分間操作を行ないませんと、むだな電源消費を防ぐため
に自動的に電源が切れ、表示が消えます。この場合は、 キーを押
せば、再び電源が入ります。
表示コントラスト調整
を押してください。以下の表示が現れ、液晶ディスプレイのコ
ントラストを調整できます。
を押すと、ディスプレイのコントラストが暗くなります。
を押すと、ディスプレイのコントラストが明るくなります。
調整後 を押すと、計算画面に戻ります。（0. が表示されます。）
調整後 を押すと、演算中の内容が表示されます。
入力容量
F-788dxには、計算を行なうための最大79ステップのエリアがありま
す。数字キー、演算キー、科学計算キー、またはを押すたびに、1ス
テップとなります 。、、のように2つのキー操作によって1つの
機能を呼び出す場合は2キー入力で1ステップとなります。
72番目のステップから、カーソルが[]から[]に変わり、メモリが
残り少なくなっていること知らせます。1つの計算で79ステップを超え
る計算を入力する必要がある場合には、その計算を2つに分けて、計算
を行なってください。

- 6 -
モード選択
を押して計算モードの選択を開始します。以下の表示が現れます。
または を押すと、次（または前）のモード選択ページに行くこ
とができます。
以下の表に、モード選択メニューを示します。
*1Disp：「表示セットアップ 選 択 」オプション
 先頭ページ： [Eng ON]または [Eng OFF]を押して、工学指
数表示をオンまたはオフにします。
 : [ab/c]または [d/c]を押して、帯分数または仮分
数表示を指定します。
 : [Dot]または [Comma]を押して、小数点表示設
定を切り替えます。
[Dot] ： 小数点はドット（点）で、3桁区切りはカンマ
（，）で表示

[Comma] ： 小数点はカンマ（，）で、3桁区切りはドッ
ト（点）で表示
• 計算モードの確認及びクリア方法についてはP14をご参照ください。
操作
液晶ディスプレイイ
ンジケータ
参照
ページ
モード
COMP 通常計算  P15
CPLX 複素数計算 CPLX P30
SD 統計計算 SD P34
REG 回帰計算 REG P35
BASE ｎ進計算 d / h / b / o P32
EQN 方程式計算 EQN P41
MATX 行列計算 MATX P48
VCTR ベクトル計算 VCTR P52
Deg Degree（度・ディグリー ） D P28
Rad Radian（ラジアン） R P28
Gra Gradient（グラジアン） G P28
Fix 固定小数点 FIX P26
Sci 科学指数表示 SCI P26
Norm 工学指数表示  P26
Disp*1 表示セットアップ 選 択
日本語

- 7 -
表示方法設定
本機は、最大10桁の演算結果を表示できます。整数部が10桁を超える
演算結果は、自動的に指数表示されます。
例：1.23 x10-03に関して表示方法を変更する。
入力編集
新しい入力は、上（入力）の行の左から始まります。入力が12桁を超える
と、行が右にスクロールしていきます。 を押すと、上（入力）の行で
カーソルがスクロールし、必要に応じて入力を編集することができます。
例（編集中）：
入力の置換（1234567 1234560）
初期設定：
Norm 1, EngOFF 123 00001 1.23 x10-03
科学表示：
有効桁：51.2300 x10-03
指数表示：Norm 2 0.00123
固定小数桁：7
0.0012300
表示設定 表示（下の行）操作
*Norm1，2についてはP26をご参照ください。
例：1.23 x10-03 = 1.23 m（ミリ）
工学指数表示：ON 123x.00001 m
1.23
工学指数表示のない表示
123x.00001
0.00123
表示設定 表示操作
7が点滅するまで押す
0に置換
表示設定 表示（下の行）操作
1234567 889900
1234560+8899
1234567+8899

- 8 -
• で入力を削除したり、 で入力をクリアした後には、 アイ
コンが表示部に示されます。
• でアンドゥすることによって、最大79の 削除入力を回
復したり、クリアされた部分を元通りにして前の表示に戻ることが
できます。
• ... を押して文字を削除してから表示をクリアした場合、最
後の クリア文字の回復からアンドゥが優先され、その後に削除
文字が続きます。
• 置換及び挿入後のアンドゥはできません。
リプレイ、コピー、マルチステートメント
リプレイ
• 計算式と演算結果を保存できるリプレイメモリ容量は128バイトで
す。
• 計算実行後に、自動的に計算式と演算結果がリプレイメモリに保
存されます。
• （または ）を押すことによって、実行された計算式と演算結果
をリプレイすることができます。
• 以下を行うと、リプレイメモリがクリアされます。
i) （または ） で計算機設定をリセットする。
ii) 計算モードを切り替える。
コピー
• 前の計算式（ステートメント）のリプレイ後に を押すことに
よって 、現計算式とのマルチステートメントを作ることができます。
削除（1234560 134560）
2が点滅するまで押す
アンドゥ（889900）
889900をクリアする、は
まだ点滅している 134560+2
889900を回復する。 560+2889900
挿入（889900 2889900）
8が点滅するまで押す  134560+88990
8と が交互に点滅 134560+88990
2を挿入する、8はまだ点滅 134560+28899
1234560+8899
2が削除される 134560+88990
日本語

- 9 -
計算スタック数
本機は、「スタック」と呼ばれるメモリエリアを用いて、計算時に優先
順位に従って数値（数）と演算命令（関数等）を一時的に保存します。
 数値用スタックは10レベル、演算命令用のスタックは24レベルです。
スタックの容量を超える計算を実行しようとすると、スタックエラー
[Stack ERROR]が発生します。
行列計算では、最大2レベルの行列スタックが利用可能です。行列の
2乗、3乗、および逆行列では、1レベルの行列スタックを使用します。
計算は「演算順序」に従って順番に実行されます。計算された数値又
は演算命令は、スタックの中から消去されます。
マルチステートメント
• コロン を用いることによって、2つ以上の計算式を同時に入
力することができます。
• 最初に実行されたステートメントには、[Disp]インジケータが付き
ます。最後のステートメントの実行後に、[Disp]アイコンが消えま
す。
例：
操作 表示（下の行）表示（上の行）
8 9 8 + 9 17.
5 2 + 6 5 x 2 10.Disp
Ans + 6 16.
9 : 5 x 2 : Ans + 6 17.
8 + 9 17.Disp
5 x 2 10.Disp
Ans + 6 16.

- 10 -
演算範囲・演算桁数・精度
内部演算桁数：最大16桁
精度：原則として1回の計算につき10桁目の誤差,±1
出力範囲：± 1 x 10-99 〜± 9.999999999 x 1099
logx 0< x 9.999999999x1099
lnx
10x-9.999999999x1099 x 99.99999999
ex-9.999999999x1099 x 230.2585092
x 0 x < 1x10100
X2| x | < 1x1050
X3| x | 2.1544346933x1033
1/x | x | < 1x10100; x 0
3x | x | < 1x10100
X! 0 x 69 (x は整数)
sin x Deg 0 | x | 4.499999999x1010
Rad 0 | x | 785398163.3
Grad 0 | x | 4.999999999x1010
cos x Deg 0 | x | 4.500000008x1010
Rad 0 | x | 785398164.9
Grad 0 | x | 5.000000009x1010
tan x Deg | x | =90(2n-1)の時を除いて、sinxと同じ
Rad | x | =π/2(2n-1)の時を除いて、sinxと同じ
Grad | x | =100(2n-1)の時を除いて、sinxと同じ
sin-1x 0 | x | 1
cos-1x
tan-1x 0 | x | 9.999999999x1099
tanhx
sinhx 0 | x | 230.2585092
coshx
sinh-1x 0 | x | 4.999999999x1099
cosh-1x 1 x 4.999999999x1099
tanh-1x 0 | x | 9.999999999 x10-1
 関数 入力範囲
日本語

- 11 -
 関数 入力範囲
nPr 0 n <1x1010, 0 r n（nとrは整数）
1 {n!/(n-r)!} <1 x10100
nCr 0 n <1x1010, 0 r n（nとrは整数）
1 [n!/{r!(n-r)!}] <1 x10100
Pol(x,y) | x |, | y | 9.999999999x1049
(x2+y2) 9.999999999x1099
Rec(r, ) 0 r 9.999999999x1099
: sinx、cosxと同じ
˚ʼʼ | a |, b, c <1x10100
0 b, c
< ˚ʼʼ | x | <1x10100
10進 60進変換
0
o
0
o
0
o
| x | 999999
o
59
o
^(xy) x>0: -1x10100 <y log x <100
x=0: y >0
x<0: y=n,1/(2n+1),（nは整数）,
ただし：-1x10100 <y log | x | <100
x y y>0: x 0
-1x10100 < (1/x) log y <100
y=0: x >0
y<0: x=2n+1,1/n (n 0, nは整数)
ただし： -1x10100 <(1/x) log | y | <100
整数、分子、分母の合計が10桁以下
（除算記号を含む）。
SD | x | <1x1050 ,
(REG) | y | <1x1050 ,
| n | <1x10100
x n, y n, x, y : n 0
x n-1, y n-1,A, B, r, : n 0, 1
Base-n BIN: 正: 0~0111 1111 1111 1111 1111 1111 1111 1111
負: 1000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000~
1111 1111 1111 1111 1111 1111 1111 1111
DEC:正: 0 ~ 2147483647
負: -2147483647 ~ -1
OCT: 正: 0 ~ 177 7777 7777
負: 200 0000 0000 ~ 377 7777 7777
HEX: 正: 0 ~ 7FFF FFFF
負 : 8000 0000 ~ FFFF FFFF
ab c

- 12 -
演算の優先順位
本機は、自動的に演算優先順位を判断します。そのため、書かれてい
る通りに数式を入力することができ、演算優先順位は次のようになりま
す。
1) 座標変換 : Pol(x, y), Rec(r, )
微分・積分 : d/dx, dx
正規分布 : P( , Q( , R(
変数aとbを伴なう対数 : logab(a, b)
ランダム整数生成 : i~Rand(A, B)
2) Ａタイプ 関 数
3乗、2乗、逆数、階乗 : x3, x2, x-1, x!,
o
ʼ
”
工学指数表示
正規分布 : t
統計の推定値の計算 : x, x1, x2, y
角度単位変換 : DRG
単位換算
※Ａタイプ関数を実行する場合は、数値を入力してから、上記の関数
キーを押してください。
3) 累乗と累乗根 :
^(xy), x
4) 分数 : a b/c, b/c
5) π、e（自然対数底）、変数メモリ、科学定数の直前の乗算省略：
2 , 3e, 5A, A , など。
6) Bタイプ関数
, 3, log, ln, ex, 10x, sin, cos, tan, sin-1, cos-1, tan-1, sinh, cosh,
tanh, sinh-1, cosh-1, tanh-1, (‑), d, h, b, o, Neg, Not, Det, Trn, arg,
Abs, Conjg.
※Bタイプ関数を実行する場合は、上記の関数キーを押してから、数
値を入力してください。
7) Bタイプ関数の前の乗算省略：
2 3, Alog2, など。
*1回の計算では、計算誤差は10桁目で±1です。指数表示の場合、誤差は
最下位桁において±1となります。連続計算の場合には誤差が累積され、
そのため誤差がより大きくなることがあります。（^(xy)、x√y、x!、nPr、
nCr等で内部連続計算が実行される場合にも当てはまります。）関数の
特異点と変曲点の近くでは、誤差が累積され、大きくなることがありま
す。
^^ ^^
日本語

- 13 -
エラーメッセージ
本機の容量を超える演算を実行しようとしたり、不適切な入力が行なわ
れた場合、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示
されている間は、本機はロックされ、使用できません。
 を押すと、エラーがクリアされます。
 または を押すと、エラーの下にカーソルが置かれた状態で
計算が表示され、それに応じてエラーを修正することができます。
8) 順列（nPr）、組合せ（nCr）、角度（∠）
9) ドット( • )
10) 乗除算：×,÷
11) 加減算：+,−
12) 論理積：(and)
13) 論理和(or)、排他的論理和(xor)、排他的論理和の否定(xnor)
同じ優先順位の演算は右から左に実行されます。
例：exln 120 ex{ln( 120)}。他の演算は左から右に実行されま
す。
括弧内の演算は最初に実行されます。負数が計算に含まれている場合
には、負数を括弧内に入れる必要がある場合があります。
例：①(-2)4= 16、
②-24= -16
①は後置の関数 X2 の優先順位が、負符号よりも高いため、(-2)4と入力
することが必要です。
エラーメッセージ 原因 処置
Math ERROR •演算結果が許容計算範
囲を超えている。
•許容入力範囲を超える値
を用いて計算を実行しよ
うとした 。
•数学的に誤った演算（0に
よる除算等）を実行しよ
うとした 。
入力値をチェックし、それら
がすべて許容範囲内にある
ことを確認してください 。使用
しているメモリエリアの値に
特に注意してください。

- 14 -
計算を始める前に
 現在の計算モードを確認します
計算を始める前に、現在の計算モード（CPLX、SD等）と角度単位設定
（Deg、Rad、Gra）を示す状態インジケータを必ず確認してください。
 計算モードを初期設定に戻します
(Mode) を押すことによって、計算モードを初期設定
に戻すことができます。
計算モード :COMP
角度単位設定 :Deg
指数表示設定 :Norm 1, Engオフ
複素数表示設定 :a+bi
分数表示設定 :a b/c
小数点表示設定 :Dot
この操作によって、変数メモリがクリアされることはありません。
エラーメッセージ 原因 処置
Stack ERROR 数値用スタックまたは演算
命令用スタックの容量を越
えている。
計算を簡素化してくださ
い。数値用スタックは10レ
ベル、演算命令用スタック
は24レベルです。計算式を2
つ以上に分けてください。
Syntax ERROR 入力した算式に誤りがあ
る。
または を押して、エ
ラー箇所を表示させ、算式
を訂正してください。
Arg ERROR 引数の使い方が不適当。 または を押して、エ
ラー箇所を表示させ、必要
な修正を行ってください。
Solve ERROR 解機能によって計算結果を
得ることができない。
または を押して、エ
ラーの原因の部分を表示
し、必要な修正を行ってくだ
さい。
Dim ERROR •行列またはベクトル計算
で、次元（行、列）が3を超
えている。
•不適切な行列/ベクトル計
算を実行しようとした。
または を押して、エ
ラー箇所を表示させ、次元
を指定し直してください。
日本語

- 15 -
基本計算
四則演算
•負の値（負の指数を除く）を計算する場合は、値を括弧内に入れ
てください。
• 負の値を入力する際は を使用します。
 計算機を初期化します
以下のキー操作を行うことによって、計算機を初期化することができま
す。（すべてのモード、設定が初期状態に戻り、リプレイメモリ、変数メモ
リの内容もクリアされます。）
(All)
基本計算を行う場合は、
 を押してCOMPモードにします。
計算中には、メッセ ー ジ [ PROCESSING]が表示されます。
計算式 表示（計算結果）操作
(-2.5)2
6.25
(4 x 1075)(-2 x 10-79)
-8
x10-04
• 本機は 24レベルの挿入式をサポートしています。
• 計算が または M+ で終わる場合には、閉じ括弧 を省略す
ることができます。
!の数が より多い場合には、[Syntax Error]となります。
計算式 表示（計算結果）操作
(tan - 45) (-2)
0.5
tan (- 45 -2)
0.414213562

- 16 -
メモリ計算
変数メモリ
• データ、演算結果、定数を保存する、20 の変数メモリ（0~9、
A~F、M、X、Y、Z）があります。
• 数値をメモリに保存する場合は、 ＋変数メモリを押します。
• メモリ値を呼び出す場合は、 ＋変数メモリを押します。
• ＋変数メモリを押すことによって、メモリの内容をクリアする
ことができます。
例：23+7（Ａに保存）、サインの計算（メモリＡ）、メモリＡのクリア
独立メモリ
• 独立メモリ は、変数メモリと同じメモリエリアを使用していま
す。これは、累計を計算するのに便利です。 （メモリに数値を加
算）または
 （メモリから数値を減算）を押すだけでよく、計算機
の電源をオフにしてもメモリの内容が保持されます。
• 独立メモリ（M）の内容をクリアする場合は、 と入力し
ます。
! メモリ値をすべてクリアしたい場合は、
(Mcl) を押
してください。
ラストアンサメモリ
• 、 、 、 または を押してから変数メモリ
を押すと、入力値または最新の演算結果が自動的にラストアンサメ
モリに保存されます。
• 続いて以下のキー（+、−、×、÷、x2、x3、x-1、x!、DRG 、∧(xy) 、
x
√、
nPr、nCr）を押すと、表示値が [Ans] とオペレータキーに変更され
ます。そして、直前のラストアンサメモリを使用して新しい計算を実
行することができます。
計算操作 表示（下の行）表示（上の行）
23 7 23+7 A 30.
sin A 0.5
0 0 A 0.
計算操作 表示（下の行）表示（上の行）
1 2 3 4 5 6 123+456M+ 579.
Ans2335,241.
日本語

- 17 -
分数計算
分数、小数点、帯分数、仮分数の間で表示を切り替えることができま
す。
分数計算、分数 小数点表示切り替え
1 2 3
+ 5 6 2 1 2.
2.5 (分数 2.5
小数点) 2 1 2.
例表示（下の行）操作
5.25 5 5 25 5.25
（小数点 帯分数） 5 1 4.
（帯分数 仮分数） 21 4.
例表示（下の行）操作
• を押すことによって、最後に保存されたラストアンサメモリを呼
び出して使用することができます。
• 演算結果の総桁数（整数＋分子＋分母＋除算記号）が 10 を越える
場合には、自動的に小数点表示されます。
• 分数計算に小数が混じっている場合には、演算結果は小数点表示さ
れます。
小数点 帯分数 仮分数表示切り替え
• 表示切り替えには 2秒かかることがあります。
! 演算結果がエラーの場合には、ラストアンサメモリは更新されませ
ん。
計算操作 表示（下の行）表示（上の行）
789900 Ans 789900 Ð Ans 454,659.
1+ =
2
321 2
5
6
21
2
1
4

- 18 -
パーセント計算
以下のパーセント計算を実行することができます。
基本 : ある値のパーセントの計算
(A B).
 : ある値の別の値に対するパーセント
(A B).
820の25%の計算
820 25 820 x 25 % 205.
750の1250に750 1250
対する割合 750 1250 % 60.
例表示（下の行）表示（上の行）操作
割増 : 値AをB%割増(A B)
割引: 値AをB%割引(A B)
増加割合: AをBに加えた場合のBの増加割合は:
  x 100%(A B )
変化率:AがBに変化した場合のAからBの変化率は:
 
%(A B)
820を25%割増 820 x 25 820 x 25 % + 1,025.
820を25%割引 820 x 25 820 x 25 %−615.
例 表示（下の行）表示（上の行） 操作
! 分数計算結果（演算結果が 1より大きい場合）表示を、帯分数また
は仮分数で指定することができます。 [Disp] を押して
から、帯分数で表示させるか仮分数で表示させるかを設定してくだ
さい。
  a b/c ：帯分数
  b/c ：仮分数
! 仮分数 [d/c] 表示を選択して帯分数を入力すると、[Math ERROR]
となります。
A+B
B
B−A
A
日本語

- 19 -
度分秒（60 進数）計算
度（時間）、分、秒キーを用いることによって、60 進（60 進法表記法）
計算を実行したり、60 進数を 10 進数に変換できます。
度分秒 小数点
比率 : 計算式中の各部分の比率
A＋B＋C＝Dの場合
AはDのa%（a＝ ×100%）
例： 25＋85＋90＝200（100%）の場合に各部分の比率を計算すると、
25 の比率は 12.5%、85 の比率は 42.5%、90 の比率は 45%。
操作 表示（下の行）表示（上の行）
25 85 90 25+85+90 A 200.
25 25 A % 12.5.
85 85 A % 42.5.
90 90 A % 45.
例表示（下の行）操作
86o37ʼ34.2”0.7 = 86 37 34.2
123o45’6”0.7 123o45o6o.
123o45’6
123.7516667 123.7516667
2.3456 2o20’442.3456 2o20o44.16
* 値の合計を変数メモリに保存してから、 または と変数メモリを
押すことによって、 値を呼び出して 使 用することができます。
300を750に加え
た場合の750
の増加割合は 300 750 300 + 750 % 140.
25が30に増加
した場合の25
の変化率は 30 25 30−25 % 20.
例表示（下の行）表示（上の行）操作
A
D
*
*
*
*

- 20 -
（メニュー選択ページ）
（選択確定）
35
科学定数
本機は合計 79 の科学定数を内蔵しており、 を押すことによって、
定数選択メニューに入る（またはメニューから出る）ことができます。
以下の表示が現れます。
• または を押すことによって、次または前の定数メニュー選択
ページに移動することができます。
• 定数を選択する場合は、
または を押します。選択カーソルが
左または右にシフトして定数記号に下線を付け、同時に、下線を付
けられた定数記号の値が下の表示行に示されます。
• を押すと、下線を付けられた定数記号が選択されます。
• 選択カーソルが0 0に下線を付けているときに、定数番号（P21~
23 参照）を入力して を押すと、即座に定数値を得ることができ
ます。
操作 表示
0 0 mp mn me
1 Ð 7 9
日本語