Elektron analog drive User manual

Multi-circuit Analog Distortion Unit
User Manual 日本語版
Analog
Drive


はじめに
Analog Drive をお買い上げいただきありがとうございます。そして、おめでとうございます ! Analog
Drive なら、1台で 8種類のアナログディストーションを使用できます。できる限り変わった、特徴的な方
法で信号やトーンを歪ませたいミュージシャンにとって理想的なギターペダルです。
このユーザーマニュアルでは、Analog Drive の機能について説明します。
素敵なアナログ体験をお楽しみください。
- Elektron チーム
Analog Drive

4
重要な安全性とメンテナンスの指示
以下の指示をしっかりとお読みになり、使用上のアドバイスに従ってください。
1. 本製品を水の近くで使用しないでください。
2. LCD 画面やケースを、薬品などでクリーニングしないでください。埃や汚れや指紋を除去する際は、
柔らかく乾いた滑らかなクロスを使用します。汚れが落ちない場合は、水で布を少しだけ湿らせてか
ら、ふき取ってください。クリーニングを行う前には、全てのケーブルを外してください。製品が完全
に乾いてから、ケーブルを再度接続してください。
3. メーカーの指示に従ってインストールしてください。使用を始める前に、本体を安定した場所に設置
する 必 要 が ありま す。
4. 本体の設置場所の近くにあるコンセントに電源アダプターを接続してください。
5. 本体を輸送する場合は、メーカー推奨の付属品または元の箱と緩衝材を使用してください。
6. 本体を、ラジエーター、ヒートレジスター、ストーブ、その他の熱を発生させる機器(アンプを含む)
の近くに設置しないでください。
7. 本体の底面の通気口はふさがないでください。ユニットの保管場所に十分な空気の循環があることを
確認してください。
8. 本製品は、アンプ、ヘッドフォン、スピーカーと組み合わせて使用することで、永久的聴力損失の原
因となりうる大音量を発生する可能性があります。大音量や不快なレベルの音量で長時間使用しない
でください。
9. 電源コードが踏まれたり、プラグ、ソケット、本体の接続部でねじれたりしないようにしてください。
10. メーカー指定の付属品を使用してください。
11. 雷が発生しているとき、長期間使用しないときには、電源アダプターをコンセントから抜いてください。
12. 修理を行うときは、必ず資格のある修理担当者にご相談ください。機器が何らかの損傷を受けた場合、
液体をこぼした場合、異物が機器内部に入った場合、機器に雨や水分がかかった場合、正常に動作し
ない場合、落とした場合には点検修理が必要です。

5
警告
火災、感電、製品破損のリスクを軽減するため、以下の指示に従ってください。
• 本体を雨、霧、水しぶきにさらさないでください。また、花瓶などの液体の入った物を本体の上に置
かないでください。
• 誤動作につながる可能性があるため、機器を直射日光にさらさないでください。
• 分解しないでください。本体内部にユーザーが自身で修理、調整できる部品はありません。必要な場
合は、専門のサービス技術者に修理を依頼してください。
• 電気的仕様で定められている制限を超えないようにしてください。
Elektron の電源アタプター PSU‐3B の安全に関する指示
• アダプターは、屋内用として開発されております。屋外では使用しないでください。
• アダプターの通気性を確保するため、狭い場所には設置しないでください。過熱による感電や火災の
リスクを防止するため、カーテンやその他の物体でアダプターの通気を妨げないでください。
• 直射日光にさらしたり、室温が 40℃を超える環境で使用したりしないでください。
• 本体の設置場所の近くにあるコンセントにアダプターを接続してください。
• 電源コードが接続されているときには、アダプターはスタンバイモードになります。電源コードがコン
セント に接 続 さ れて い る 限 り 、初 期 回 路 は 常 に ア ク テ ィ ブ で す 。電 源 を 完 全 に 遮 断 す る 場 合 は 、電 源 コ ー
ドをコンセントから抜いてください。
• EU では、CE 認可の電源コードのみを使用してください。
アレルギーに関する警告
• Analog Drive下部のゴム製マットには、天然ゴムラテックスが使用されています。ラテックスのアレル
ギーがある場合、注意してください。

6
法的免責事項
この文書の情報は、予告なしに変更されることがあります。また、Elektron による義務とみなされる
べきものではありません。Elektron は、この文書に存在するすべての誤記の責任を負いません。また、
Elektron は、この文書に記載される製品およびプログラムの改善または変更を、通知なしにいつでも
行うことができます。契約、過失、またはその他の行為に関わらず、この情報の使用または実施に伴っ
て生じる、特別な、間接的な、あるいは結果として生じる損害または、使用、データ、または利益の損
失から生じる損害に対する責任を負いません。

7
Elektron 3 年保証
Elektron 機器には、元の購入日から 3 年間の限定保証が付いています。保証サービスを申請するには、
元の購入日を証明できる請求書や領収書が必要です。保証期間中に機器の修理が必要な場合、部品や作
業の料金はかかりません。保証期間内に Elektron 機器を転売した場合、この保証も他の所有者に譲渡す
ること が で き ます。 Elektron Style シ リ ー ズ の 商 品( Tシャツ、ステッカー、ポスターなど)は、本保証の
対象となりません。
本保証は、
(a) 事 故 、過 失 、誤 用 、乱 用 、不 適 切 な 設 置 ま た は 操 作 、本 機 器 の ク イ ッ ク ガ イ ド や 完 全 な ユ ー ザ ー
マニュアルの指示に従わなかった場合、製品の出荷(請求は運送会社に行う必要があります)、Elektron
または認定 Elektron修理センター以外の者による修理または修理しようとしたことに起因する損害、劣化、
故障の場合 (b) 機器が改造された場合や、シリアル番号が改ざん、修正または削除された場合 (c) 通常の
摩耗や定 期的なメンテナンス (d) 汗、腐食性のある環境や、極端な温度や湿度などのその他の外部要因
による劣化 (e) 電気系統のサージまたは関連の電気異常、落雷による破損またはその他不可抗力 (f) 不適
切な接地、認定または認定外の機器の不適切な使用により発生する RFI/EMI(干渉 /雑音)の場合は適
用されません。
小売業者から購入した機器の保証サービスの手順
保証サービスが必要な場合は、サポートにお問い合わせください。手順の進め方をご案内します。
Elektron 3 年間限定保証は、小売店が提供する保証に追加される保証です。
Elektron オンラインショップから購入した機器の保証サービスの手順
保証サービスの必要がある場合は、www.elektron.se のElektron サポートにお問い合わせください。
Elektron の合意がない限り、認定 Elektron 修理センターに機器を送らないでください。保証サービスの
ため機器を認定 Elektron 修理センターに送付する必要がある場合、配送料はお客様の負担となります。
保証期間中のお客様への送料は Elektron が負担します。到着時に機器の電源が入らない場合、または
元の購入日から 2週間以内でのハードウェアの故障の場合は、認定 Elektron 修理センターへの配送料は
Elektron が負 担しま す。

8
目次
1. はじめに .................................................................. 9
1.1 マニュア ルにおける表 記につ い て .......................................................9
2. パネルレイアウトとコネクタ................................................... 10
2.1 フ ロ ント パ ネ ル .....................................................................10
2.2 背面部コネクタ ....................................................................11
3. Analog Drive の接続....................................................... 12
4. 信号の流れ ............................................................... 13
4.1 オーディオ信号の流れ ...............................................................13
5. ユーザ ー インターフェース .................................................... 13
5.1 プ リ セ ット .........................................................................13
5.2 アクティブ .........................................................................15
5.3 マ ニ ュア ル モ ード ...................................................................15
5.4 エ フ ェ クト 回 路 .....................................................................15
5.5 ゲイン ............................................................................16
5.6 EQ ..............................................................................16
5.7 レベル............................................................................16
5.8 エクスプレッション ペ ダ ル /CV 入力 ....................................................16
6. 設定.................................................................... 17
6.1 設定の変更........................................................................17
6.2 設定 .............................................................................17
6.3 OS の アップ グ レ ード ................................................................20
6.4 工場出荷時リセット..................................................................20
7. テクニカルインフォメーション ................................................. 21
8. 著作権表示と連絡先情報..................................................... 22
付録 A: MIDI ...............................................................23

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1. はじめに
1.1 マニュアルにおける表記について
マニュアルでは、以下の表記を使用しています。
フットスイッチ名は、カッコで囲まれ、大文字と太字で表記されます。例えば、メインパネルの「Bypass/
Select」 と ラ ベ ル が 付 い て い るフットスイッ チ は [FOOTSWITCH BYPASS/SELECT] と記 載してい ます。
ノブ名は、大文字、太字、斜体で表記されます。例えば、"Gain" ノブは
GAIN
と記 載して います。
Active LED のような LED インジケータは、<ACTIVE> と表 記 されま す。
メニュー名は、大文字で表記されます。SYメニ ューがこの 例 で す。
太字の大文字は、例えば AL のようなパラメーター設定の選択肢に使用されています。
Analog Drive ユーザーマニュアル。本マニュアルの著作権は © 2016 Elektron Music Machines MAV AB に帰属します。
書 面 による 許可 なく転 載 することはい かなる 場 合で も禁 止しま す。本 マニュアル の 情 報 は 、予 告なく 変 更 する可能 性 が あ
ります。Elektron の製品名、ロゴ、タイトル、単語またはフレーズは、スウェーデンおよび国際法によって登録され保護
されている可能性があります。
その他のすべてのブランドまたは製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
本マニュアルの最終更新日 : 2016 年11 月30 日

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2. パネルレイアウトとコネクタ
2.1 フロントパネル
Manual
Focused Dist
Big Dist
Dirty Drive
Mid Drive
Clean Boost
Harmonic Fuzz
High Gain
Thick Gain
Gain Level
HighMidActiveMid FreqLow
Preset
Out In
Analog Drive
Multi-circuit analog distortion unit
Bypass / Select
1 2 3 4 5
7
815
10121314
9
11
6
1.
GAIN:
エフェクト回路に送信される入力信号のレベルを設定します。
2.
CIRCUIT SELECTOR:
エ フェクト 回 路 を 8 種 類 から選 択しま す。
3.
MANUAL:
フロントパネル上のコントロ ール の 状 態 に合わせ てサ ウンドを 設 定し、 プリセット 機 能を
無 効 にしま す。
4. ディスプ レ イ
5.
PRESET:
保存されているサウンドプリセットを選択します。

11
6. <PRESET INDICATORS>: どちらの方向にノブを回すと、プリセットで設定されている値に対応する
位置が見つかるかを示します。
7.
LEVEL:
ペダル の 全 体 的 な 出 力レ ベ ルを 設 定しま す。
8.
HIGH:
EQ(イコライザー)高周波数のブースト量またはカット量を調整します。
9. [FOOTSWITCH RIGHT]
10.
MID:
EQ 中周波数のブースト量またはカット量を調整します。
11. <ACTIVE>: ペダルがアクティブかバイパスかを示します。
12. [FOOTSWITCH BYPASS/SELECT]
13.
MID FREQ:
パラメトリック EQ 中周波数を調整します。
14. [FOOTSWITCH LEFT]
15.
LOW:
EQ 低周波数のブースト量またはカット量を調整します。
2.2 背面部コネクタ
Input Output Exp Gain Exp Mid MIDI In MIDI Out
12 VDC 1 A
1 2 3 4 5 6 7
8
1. Input: オーディオ入 力。1/4 インチモノラルフォンプラグを使用します。
2. Output: オー ディオ 出 力 。 1/4 インチモノラルフォンプラグを使用します。
3. Exp Gain: エクスプレッションペダルまたは CV を入力し、入力信号のゲインを調整します。CV 信号
用1/4 インチモノラルフォンプラグを使用します。

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3. ANALOG DRIVE の接続
十 分 な ケ ーブ ル ス ペ ース が あ る 床 や 、 丈 夫 な テ ーブ ル な ど の し っ か りし た 土 台 に 、 Analog Drive を 設 置して
ください。Analog Drive を他の装置に接続する前に、全ての装置のスイッチがオフになっていることを確
認してください。
1. 付属の電源アダプタを電源コンセントに接続して、Analog Drive の電源入力に小さいプラグを接続
しま す。
2. ギターを Analog Drive のINPUT ジャックに接 続しま す。
3. Analog Drive のOUTPUT ジャックとギターアンプを接続します。
4. ギターアンプの電源をオンにします。
4. Exp Mid: エクスプレッションペダルまたは CV を入力し、MID FREQ を 調 整しま す。CV 信号用 1/4
インチモノラルフォンプラグを使用します。
5. MIDI In: MIDI データ入 力。標準 の MIDI ケ ーブ ル を 使 用 し て 、 外 部 MIDI 機器の MIDI OUT に接続し
ます。
6. MIDI Out:(MIDI Thru としても機能します)MIDI データ出力。標準の MIDI ケ ーブ ル を 使 用 し て 、
外部 MIDI 機器の MIDI IN に 接 続しま す。
7. ケ ン ジ ントン セ キュリティス ロ ット : ケンジ ントン ロックとケーブル の 接 続 に使 用しま す。
8. 電源入力 : 付属の PSU-3b 電源アダプタを使用して、電源コンセントに接続します。

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4. 信号の流れ
次の図は、Analog Drive の一般的なオーディオの流れを示したものです。各コンポーネントが互いにどの
ように通信しているかを確認できます。
4.1 オーディオ信号の流れ
Input Buffer
Level
Output
Effect
Circuit
Gain
Equalizer
Bypass
5. ユーザー インターフェース
5.1 プ リセット
Analog Drive に は 、 ユー ザ ープ リ セットス ロ ットが 100 個 あ り ま す( 00 〜99)。プリセットからいずれか
のコントロール値を変更すると、ディスプレイの右下隅のドットが消えます。また、このドットは、どのプ
リセット を ロ ード す るか を 選 択 す る 時 に 、 点 灯 状 態 で 現 在 の プ リセット を 示 しま す。 プ リセ ット を 保 存 す る
と、これが、現在聞くことができる状態のプリセットになります。
プ リセ ット の ロ ード
方法 1
1.
PRESET
を回して、目的のプリセットを選択します。ディスプレイが点滅し、プリセットがまだロード
されていないことを示します。
2.
PRESET
を押して、選択したプリセットをロードします。

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方法 2
1. FOOTSWITCH LEFT]
(減少)または [FOOTSWITCH RIGHT](増加)を押して目的のプリセットを
選 択し ま す。 ス ロット の 増 減 は 、 い ず れ か のフットスイッチを 押 した ま ま に する と 10 ずつ進めること
ができます。ディスプレイが点滅し、プリセットがまだロードされていないことを示します。
2. [FOOTSWITCH BYPASS/SELECT] を押してプリセットをロードします。
注意 : 新しいプリセットをロードせずに 30 秒以上が経つと、ディスプレイの点滅が停止し、アクティブな
プ リセット 番 号 に 戻りま す。
プ リセ ット の 保 存
1.
PRESET
を2秒 間 長 押ししま す。最 初 に 、SA とディスプレイに表示されてから点滅し、プリセットが
まだ保存されていないことを示します。
2.
PRESET
を 回 して、 現 在 の サ ウ ンド 設 定 を 保 存 す るプ リ セットス ロット を 選 択 しま す。
3.
PRESET
を押して保 存しま す。
注意 : プ リセット を 保 存 せ ず に 5秒以上が経つと、ディスプレイの点滅が停止し、アクティブなプリセット
番 号 に 戻りま す。
プ リセ ット の イ ン ジ ケ ー タ ー
プリセットを選択すると、リコールされたパラメーターの値と、ノブの現在の物理的な位置が異なる場合
が ありま す。 ノブ を 回 すと、 <PRESET INDICATORS> LED により、プリセットで設定されている値に対
応する位置がノブのどちらの方向に見つかるかが示されます。ノブが、保存されている値に一致する位置
に来ると、両方の LED が短く点灯して、消灯します。
注意 : ノブを回しても、ノブの位置とプリセットの保存されている値が一致するまで、パラメーター値は変
わりません 。

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5.2 アクティブ
入力したサウンドにエフェクトをかけるには、Analog Drive がアクティブになっていなければなりません。
ペダルがアクティブでない場合、エフェクトはかかりません。アクティブ状態のオンとオフを切り替えるには、
[FOOTSWITCH BYPASS/SELECT] を押します。エフェクトがアクティブかそうでないかは、<ACTIVE>
LED で 示されま す。
5.3 マニュアルモード
MANUAL
スイッチを上に切り替えると、マニュアルモードが選択されます。マニュアルモードでは、ディ
ス プ レ イと <PRESET INDICATORS> LED がオフになります。このモードでは、ペダルのコントロールで
直接、パラメーターを制御します。プリセットを保存またはロードすることはできません。マニュアルモー
ド で 作 成し た サ ウ ンド を 保 存 す る 場 合 は 、 最 初 に マ ニ ュ アル モ ード を 終 了して か ら 、 プ リセットス ロット に
保存してください。
5.4 エフェクト 回 路
• CLEAN BOOST
0〜20 dB のブースト範囲で、高い内部電圧で動作するため、十分なヘッドルームがあります。
• MID DRIVE
有名なグリーンストンプボックスのサウンドと同等のサウンドです。低音がもっと必要な場合は、ロー
EQ 設定を高くしてください。
• DIRTY DRIVE
ダーティでスワンピーなサウンドです。低いゲイン設定にするとゲーティッシュな感触が得られます。
ゲイン設定を高くすると、オールドスクールなファジーサウンドになります。
• BIG DIST
強いディストーションがかかりますが、低音域のレスポンスは失われません。パワーアンプのディストー
ションをかけた、MAX 設定の Marshall のスタック 型 アン プ を 参 考 にして い ます。

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• FOCUSED DIST
上中音域を強くフォーカスします。伝説的なギターペダルの拡張版ですが、よりフレキシブルです。
• HARMONIC FUZZ
滑 ら か な 感 触 の オ ク タ ーブ フ ァズ で す。 生 産 中 止 と な っ た フ ァズ を ベ ース に して い ま す( フ ァズ の 名 前 は
非 公 開 で す )。
• HIGH GAIN
高ゲインのクリアなサウンドです。弦の分離が良く、優れたサステインです。
• THICK GAIN
ゲインの荷重を、多くのプリアンプよりも追加します。低音弦をパームミュートした時にクリスプなサ
ウンドが得られ、EQ を使用してトップエンドがいくらか追加されます。
5.5 ゲイン
GAIN:
エフェクト回路に送信される入力信号の量を設定します。
5.6 EQ
各特性回路には、独自のイコライザー特性が設定されています。
LOW:
EQ 低周波数のブースト量またはカット量を調整します。
MID FREQ:
パ ラメトリック EQ 中周波数を調整します。
MID:
EQ 中周波数のブースト量またはカット量を調整します。
HIGH:
EQ 高周波数のブースト量またはカット量を調整します。
5.7 レベル
LEVEL:
ペダ ル の 最 終 的 な 出 力レ ベ ルを 設 定しま す。
5.8 エクスプレッションペダル /CV 入力
エクスプレッション ペ ダ ル や CV 信号ソースを接続するための 2 つ の ジャック が あ り ま す 。 Exp Gain 入力は
プ リ セ ット /パネルの値にゲインを追加します。Exp Mid コントロール入力は周波数範囲全体に作用します。

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6. 設定
Analog Drive には、ペダルの機能をカスタマイズすることができる設定がいくつかあります。これらの設
定は、プリセットの一部ではなくグローバルに保存されます。
6.1 設定の変更
1. [FOOTSWITCH LEFT] および [FOOTSWITCH RIGHT] を2秒間長押ししてセットアップモードにし
ま す。 ディス プ レイに 短 く、 SU と表示され、セットアップモードになったことが示されます。現在の設
定も、ディスプレイに短く表示され、2つまたは 3つの回路 LED でも示されます。次に、選択した設
定 の 値 の 表 示 に 変 わりま す。
2. CIRCUIT SELECTOR を 回して 設 定 を 選 択しま す。
3.
PRESET
を回して、設定の値を変更します。
4. [FOOTSWITCH BYPASS/SELECT] を長押しして、設定を保存し、セットアップモードを終了します。
5. [FOOTSWITCH LEFT] および [FOOTSWITCH RIGHT] を2秒間長押しすると、変更が保存されずに
セットアップモードが終了します。
6.2 設定
以下は、Analog Drive の設定と設定値です。
設定 表示 説明
Input Channel Analog Drive がMIDI データの受信に使用する MIDI チ ャン ネル を 設
定しま す。OF(OFF)に 設 定 す る と 、MIDI データは受信されません(範
囲は 1 〜16、OF)。
Output Channel Analog Drive がMIDI データの送信に使用する MIDI チ ャン ネル を 設
定しま す。OF(OFF)に設定すると、MIDI データは送信されません(範
囲は 1 〜16、OF)

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設定 表示 説明
Output Thru MIDI OUT ポート の 動 作 を 設 定しま す。
OF =
オフ で す。 ペダルか らの デ ー タの み を 送 信しま す。
ON = オンです。MIDI IN から の デー タ を 転 送しま す。
MM = MIDI 統 合で す。 MIDI IN ポートとペダルの両方からのデータ
を 統 合して 送 信しま す。
Expression Mid Exp Mid ジャックを、CV またはエクスプレッションペダルの信号を受
信するように設定します。
E=
エクスプレッション
CU = CV
エクスプレッションペダルの範囲を調整するには、まず エクスプレッ
ションペダルを Exp Mid に 接 続します。 PRESET を押して、エクスプ
レッションペダルを最 大位置にし、次に最小位置にします。
Expression Gain Exp Gain ジャックを、CV またはエクスプレッションペダルの信号を
受信するように設定します。
E = エクスプレッション
CU = CV
エクスプレッションペダルの範囲を調整するには、まず エクスプレッ
ションペダルを Exp Gain に 接 続します。 PRESET を押して、エクス
プレッションペダルを最 大位置にし、次に最小位置にします。
Expression
Destination
Exp Gain とExp Mid からの信号の宛先を設定します。
IE =
内部と外部(MIDI)
–E =
外 部( MIDI)のみ
I– =
内部のみ
–– =
ディス ティネ ー ション なし

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設定 表示 説明
Preset
Destination
PRESETノブ(プログラムチェンジ)の宛先を設定します。
IE =
内部と外部(MIDI)
I– =
内部のみ
Continuous
controllers
Destination
連続コントローラー(ノブ)の宛先を設定します。
IE =
内部と外部(MIDI)
–E = 外 部( MIDI)のみ
I– =
内部のみ
–– =
ディス ティネ ー ション なし
SysEx SysEx 送 受 信 ユー ティリティで す。
注意 : これは機能であり、保存できる設定ではありません。
Sending SysEx
AL =
すべ て のプ リセ ット を 送 信 しま す。
00–99 = 選択したプリセットのみを送信します。
PRESET を 押 すと、 SysEx データの送信が開始されます。
Receiving SysEx
AL = 送 信 さ れ た すべ て のプ リセ ット を、 元 の プ リセット 位 置 で 受 信
しま す。
00–99 = 送信されたすべてのプリセットを受信し、選択したプリセッ
ト位置から数字の大きい方に向かって順に保存します。スロットが 99
まで達したら、00 に進みます。

20
6.3 OS のアップグレード
MIDI In ポートを 使 用して、Analog Drive のオペレーティングシステムを更新することができます。OS
SysEx ファイル を 送 信 するには 、Windows または Mac OS で使 用できる無料の SysEx ユー ティリティソ
フトウェア C6(あるいはその他互換性のある SysEx ソ フトウェア )を 使 用しま す。 OS SysEx ファイルお
よび C6 ソフトウェアは、Elektron のWeb サイトからダウンロードできます。
1. OS SysEx ファイルの送信に使用するデバイスを、Analog Drive のMIDI In に接 続しま す。
2.
PRESET
ノブを押したまま、コンセントに電源アダプタを接続して Analog Drive の電 源をオンにし
ま す。 ディス プ レイに UP と表 示さ れます。
3. OS SysEx フ ァ イ ル を 送 信 し 、デ ィ ス プ レ イ に AA または UE が 表 示 さ れ る ま で 待 ち ま す ( 下 記 参 照 )。
4. Analog Drive を再起動して、通常の使用状態に戻します。
ア ッ プ グ レ ー ド が 成 功 す る と 、デ ィ ス プ レ イ に AAと 表 示 さ れ ま す 。デ ィ ス プ レ イ に UEが 表 示 さ れ た 場 合 、ア ッ
プグレードが失敗しています。再度 Analog Drive を使用するには、OS の ア ップ グ レ ー ド を 再 試 行 す る 必
要 が ありま す。
6.4 工場出荷時リセット
Analog Drive を、 すべ ての 設 定 とプ リ セットが 元 の 工 場 出 荷 時 に 戻 った 状 態 にリ セットしま す。
1. [FOOTSWITCH LEFT] および [FOOTSWITCH RIGHT] を押したまま、コンセントに電源アダプタを
接 続して Analog Drive の電源をオンにします。ディスプレイに最初 FR と表示され、次に YN と表示
されま す。
2.
PRESET
ノブを、Yが点滅を開始するまで回し、
PRESET
を押して工場出荷時リセットを開始します。
Other manuals for analog drive
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