Yamaha VP1 User manual


iVP1OWNER'SMANUAL
ごあいさつ
このたびは、ヤマハバーチャルアコースティックシンセサイザーVP1をお買い
求めいただき、まことにありがとうございます。
VP1は、先進のVA(VirtualAcoustic)音源を搭載した新次元のシンセサイザー
です。
VP1の優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご活
用いただきますようご案内申し上げます。
また、ご一読いただいた後も、不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管い
ただきますようお願い申し上げます。
オーナーズマニュアル

iiVP1OWNER'SMANUAL
特長
世界初のバーチャルアコースティック音源を搭載
バーチャルアコースティック音源(略してVA音源)は、弦楽器や管楽器などの
しくみそのものをもとにして生み出された全く新しい方式の音源です。
今までのシンセサイザーでは、いくつもの発振音を合成したり、メモリーにサ
ンプリングされた波形を加工することで音を作ってきました。しかし、なかな
か思った通りの音が出ない。どうしても存在感のある音が作れない。表現力が
乏しい。一見無意味にも見える多くの数値を変更しないと目的の音にたどりつ
けない。など、プレーヤーにとっては、さまざまな苦労の連続でした。
VA音源は、このようなこれまでの常識を完全にくつがえす音源です。
本機に搭載されているF/VA音源では、加振部(振動を加える部分:ギターでい
うとピックや指にあたります)と振動部(振動する部分:ギターでいうと弦、
フレット、ブリッジなどにあたります)の特性を細かく設定することで音を作
り出します。それは、あたかも本体の中に今までに存在しない、全く新しい楽
器を作り出していく工程にほかなりません。また、作り出された音は、単調な
発振音を疑似的に合成した音ではありませんので、たとえそれが非現実的な幻
想的な音であったとしても存在感のある力強い音色となります。
表現力を無限に拡げるコントローラー群
さらに本機を特長づけるのが、その表現力です。
ギタープレーヤーを例にして考えてみましょう。彼らは決してフレットを押さ
える指と単調なピッキングだけで演奏しているわけではありません。ピックで
弦をはじく強さ、方向、左手を使ったミュート、ビブラート、グリッサンド、ト
リル、右手を使ったミュート、ハーモニクス奏法、あるいはアームなどの各種
奏法を駆使して演奏を行います。
これらのさまざまな表現を、キーボーディストが鍵盤だけで実現しようとして
も無理があります。本機には、鍵盤以外にピッチベンドホイール、2つのモジュ
レーションホイール、2方向で制御するモジュレーションボール、ブレスコン
トローラー、2つのフットコントローラー、2つのフットスイッチ、2つのコン
ティニュアススライダーが用意されています。これらのコントローラーを駆使
して、より表現力のある演奏が可能です。
もちろん、これらのコントローラーを動かしたとき、今までのシンセサイザー
のように特定の1パラメーターだけが上下するような単調な変化では、「表現
力」とは呼べません。本機では、さまざまなパラメーターを効果的にアサイン
したボイスプログラムを提供することにより、電子楽器の壁を打ち破った真の
楽器としての表現力を可能にしているのです。

iiiVP1OWNER'SMANUAL
万華鏡のような音変化を生み出すシーンコントローラー
これらのコントローラーに加えて、全コントローラーの位置をまとめて記憶す
る「シーン」という機能があります。このシーンは3つまで記憶させることがで
き、任意のシーンをボタンひとつで呼び出すことができます。また、シーンコ
ントローラーを使えば、シーン1〜シーン2といったように、シーンを滑らかに
連続して変化させることも可能です。この機能を使えば、今まで誰も経験した
ことのない多次元的でダイナミックな音の変化を生み出すことができます。
高品質なエフェクト群
SPX1000の5台分に相当するリバーブ、フランジャー、ディレイ、コーラスをは
じめとする豊富なエフェクトが用意されています。これらのエフェクトは、各
音色のパラメーターになっていますので、音作りの一部として積極的に活用す
ることができます。
その他
■プロ仕様パラレル出力
本機の出力は、内部のエフェクト処理を行った高品位ステレオ出力となってい
ます。もちろん、モノ出力も可能です。
また、ひとつのボイスを構成する4つのエレメントの独立アウトプットもステ
レオで用意してあります。これを使えば、外部エフェクトやミキシングも自由
自在にセットすることができます。
■世界初の16音ポリフォニックVA音源
VA音源としては世界初の最大同時発音数16音を誇ります。さらに1ボイス4エ
レメント構成となっており、複雑な4レイヤーボイスや4スプリットボイスを設
定することができます。
■充実の豪華仕様
プロのミュージックシーンで定評のあるFS76キーボードを採用。また、コント
ローラーのアサイン状態が一目でわかる3色LEDを各コントローラーに装備し
ています。さらにトップパネルおよびリアパネルには、本当の木材を加工した
素材を使用しています。木の暖かさと、1台1台異なる木目を持つ外観は「プロ
の1台」としての愛着を感じていただけることと思います。
■表現力を身に付けるためには、練習も必要
コントローラーを駆使して思い通りの演奏をするためには、それなりの練習が
必要です。もちろん、その練習の成果は、誰にもまねのできない個性的な演奏
として現れます。

ivVP1OWNER'SMANUAL
マニュアルの使い方
このオーナーズマニュアルは、次の2パートで構成されています。各マニュアルの役割をご理解いただい
た上で、上手にお使いください。
BASICPART
本機をお使いいただく前に覚えておいて欲しいこと、使用上のご注意、接続の方法から、演奏の体験、音
のしくみなどについて説明しています。
■第1章 SetuptheVP1
各部の名称や接続の方法、お使いになる前に覚えておいて欲しいことを説明し
ます。はじめて本機に触れる方は、必ずお読みください。
■第2章 TrytheVP1
演奏の体験、デモ演奏の方法や基本的な操作を説明します。はじめて本機に触
れる方は、必ずお読みください。
■第3章 LearntheVP1
本機の基本的な概念やコントローラーの役割を説明します。はじめて本機に触
れる方は、必ずお読みください。
REFERENCEPART
演奏、ボイスやコントローラーの設定を変更する方法、ディスクとのデータのやりとりなどの機能を説
明しています。必要に応じて、辞書のようにご活用ください。
■第1章 プレイモード
演奏やボイスのエディットの操作について説明します。必要に応じてお読みく
ださい。
■第2章 システムモード
音源やキーボード、MIDI、コントローラーなど総合的な設定を行う操作を説明
します。必要に応じてお読みください。
■第3章 ディスクモード
ディスクにデータを保存したり、ディスクのデータを読み込んだりする操作を
説明します。必要に応じてお読みください。
■付録
エラーメッセージが表示されたり、トラブルが発生したときの対処の方法など
を説明します。必要に応じてお使いください。
また、別冊のパフォーマンスノートには、工場出荷時に用意されているボイスのリストや、機能マップな
どを紹介しています。必要に応じてお使いください。

vVP1OWNER'SMANUAL
CONTROLLERASSIGNTABLE/CONTROLRANGE:
コントロールレンジ
PLAY → F4 (CTbl)→ F1 ([Rng])
コントローラーによるパラメーター変化の特性を設定します。
Max 0〜127
Center 0〜127
Min 0〜127
表記について
本書では、次のようなマークを使って、ボタンや説明内容を表します。
PLAY
パネル上のボタンを示します。枠の中の文字は、パネル上に茶色または赤色
(一部紫色)で印刷されている文字です。紫色の文字の機能を示す場合には、
「1:E1」のようにコロンで区切ってその機能を表記します。また、ファ
ンクションボタン F1 〜F8 に対応する機能も同様に「F1 :Info」の
ように表記します。
注意事項を示します。大切なデータをなくしたりしないよう、必ずお読みくだ
さい。
参考となる記述を示します。応用的な操作や、関連することがらを説明しま
す。必要に応じてお読みください。
手順を示します。その機能を実行するときは、この手順にしたがって操作を進
めてください。
各機能を解説する記述を示します。
「→BASICPART:P.○-○」「→REFERENCEPART:P.○-○」
関連した機能の記載ページを示します。必要に応じて参照してください。
また、リファレンスパートの各機能の説明の先頭では、次のような形式で重要
な項目を表記します。
設定する項目名
(画面に表示される
通りに記載します)
機能の名称 その機能に入るまでの手順 その機能の概要
設定範囲 表示される画面

viVP1OWNER'SMANUAL
目次
ページ番号の「B」はベーシックパート、「R」はリファレンスパートを示します。
BASICPART
安全にお使いいただくために ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥x
第1章 SetuptheVP1
各部の名称と機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-2
トップパネル‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-2
リアパネル‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-6
前面‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-8
接続の方法 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-9
電源コードの接続‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-9
コントローラーの接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-10
アンプなどの機器との接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-12
MIDIの接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-14
付属の音色ディスクについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-16
MIDIについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:1-17
第2章 TrytheVP1
試奏してみる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:2-2
音が出ることを確認する‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:2-2
いろいろなボイスを試す‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:2-3
コントローラーを使う‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:2-4
クイックエディットを使う‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:2-6
デモ演奏を聴く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:2-8
第3章 LearntheVP1
音源について ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-2
F/VA音源の原理 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-2
撥弦楽器のしくみ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-2
ドライバー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-3
ストリング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-3
本機でエディットできる部分‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-3
ボイスの構成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-4
エレメント‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-4
ミキサー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-5
ボイスの種類‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-5

viiVP1OWNER'SMANUAL
目次
メモリーの構成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-6
システムデータ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-6
ボイスデータ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-6
フロッピーディスクとのデータのやりとりについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-7
コントローラーについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-8
コントローラーと音源の関係‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-8
特殊なコントローラー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-9
シーンについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-11
シーンとは ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-11
シーンコントローラー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-12
シーンランプ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-13
コントローラーフック機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-14
コントローラーズランプ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-15
コントローラーイニシャライズ機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-15
クイックエディットについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-16
クイックエディットとは ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-16
クイックエディットの操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-17
クイックエディット後のボイスのストア ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-17
クイックエディットのパラメーター ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-18
MIDIによるクイックエディットのコントロール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-20
カテゴリーについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-21
カテゴリーの種類 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-21
3つのモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-22
プレイモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-22
システムモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-22
ディスクモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-22
操作の基本 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-23
モードを切り換える ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-23
ボイスを切り換える ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-23
機能を選択する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-24
階層をさかのぼる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-24
カーソルを移動する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-24
数値を変更する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-25
設定値を変更する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-25
文字を入力する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-26
ボイスのエディットについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-27
ボイスエディットの進め方 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-27
ストアの操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-28
コンペアの操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-30
コピーの操作について ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-30
エディットをしやすくするための機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥B:3-31

viiiVP1OWNER'SMANUAL
目次
REFERENCEPART
第1章 プレイモード
プレイモードについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-2
プレイモードの便利な機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-3
ここで説明する機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-3
PLAY:プレイ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-4
INFORMATIONDISPLAY:インフォメーションディスプレイ ‥‥‥‥‥‥R:1-5
CONTROLLERVALUEVIEW:コントローラーバリュービユー ‥‥‥‥‥R:1-6
KEYBOARDTRANSMITCHANNEL:
キーボードトランスミットチャンネル
R:1-7
VOICEDIRECTORY:ボイスディレクトリー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-8
ボイスエディットの機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-9
ここで説明する機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-9
CONTROLLERASSIGNTABLE:コントローラーアサインテーブル ‥‥‥R:1-10
CONTROLLERASSIGNTABLE/CONTROLRANGE:
コントロールレンジ ‥
R:1-12
SCENE:シーン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-14
VOICESETUP:ボイスセットアップ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-16
VOICESETUP/ELEMENTSWITCH:エレメントスイッチ ‥‥‥‥‥‥‥R:1-17
VOICESETUP/MAXNOTES:マックスノート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-18
VOICESETUP/RECEIVECHANNEL:レシーブチャンネル ‥‥‥‥‥‥R:1-19
VOICESETUP/KEYASSIGNMODE:キーアサインモード ‥‥‥‥‥‥‥R:1-20
VOICESETUP/VOLUME:ボリューム ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-22
VOICESETUP/DETUNE:デチューン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-23
VOICESETUP/NOTESHIFT:ノートシフト ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-24
VOICESETUP/PANRANGE:パンレンジ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-25
VOICESETUP/NOTELIMIT:ノートリミット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-27
VOICESETUP/MICROTUNING:マイクロチューニング ‥‥‥‥‥‥‥R:1-28
VOICESETUP/PORTAMENTOMODE:ポルタメントモード ‥‥‥‥‥‥R:1-30
VOICESETUP/PORTAMENTORESOLUTION:
ポルタメントレゾリューション ‥
R:1-31
VOICESETUP/PBRANGE:ピッチベンドレンジ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-32
VOICESETUP/PBCURVE:ピッチベンドカーブ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-33
VOICESETUP/ZONEDAFTERTOUCHMODE:
ゾーンドアフタータッチモード ‥
R:1-35
VOICESETUP/ZONEDAFTERTOUCHSPLIT:
ゾーンドアフタータッチスプリット ‥
R:1-36
VOICESETUP/SUSTAIN:サステイン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-37
VOICESETUP/ELEMENTCOPY:エレメントコピー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-38
OUTPUT/MIXER:ミキサー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-41
OUTPUT/EFFECT:エフェクト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-43
各エフェクトタイプの特徴 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-44
各エフェクトタイプのパラメーター ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-45
OUTPUT/EFFECTCOPY:エフェクトコピー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-50
OUTPUT/EQUALIZER:イコライザー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-51
OUTPUT/EQUALIZERCOPY:イコライザーコピー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-53
STORE:ストア ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-54
COMPARE:コンペア ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:1-56

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目次
第2章 システムモード
システムモードについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:2-2
システムモードの機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:2-3
ここで説明する機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:2-3
TONEGENERATORSETTINGS:トーンジェネレーターセッティング ‥‥‥R:2-4
KEYBOARDSETTINGS:キーボードセッティング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:2-6
MIDISETTINGS:MIDIセッティング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:2-8
ASSIGNABLECONTROLLERS:アサイナブルコントローラー ‥‥‥‥‥R:2-10
GREETINGMESSAGE:グリーティングメッセージ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:2-12
MISCELLANEOUSSETTINGS:ミスレイニアスセッティング ‥‥‥‥‥‥R:2-13
第3章 ディスクモード
ディスクモードについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-2
ディスクモードの機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-3
ここで説明する機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-3
LOADALLDATA:ロードオールデータ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-4
LOAD1BANK:ロード1バンク ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-5
LOAD1VOICE:ロード1ボイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-7
SAVEALLDATA:セーブオールデータ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-9
RENAME:リネーム ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-11
FORMAT:フォーマット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:3-12
付録
機能一覧 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:付録-2
故障かな?と思ったら ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:付録-5
エラーメッセージ一覧 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:付録-9
仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:付録-11
MIDIデータフォーマット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:付録-14
MIDIインプリメンテーションチャート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥R:付録-20
索引
アルファベット順索引 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥索引-2
五十音順索引 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥索引-4
ユーザーサポートサービスのご案内 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥巻末
サービスについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥巻末

xVP1OWNER'SMANUAL
安全にお使いいただくために
■設置場所について
直射日光の当たる場所、極端に温度、湿度の高い場所、ホコリの多い場所、振
動の多い場所などで使用することは避けてください。
■電源について
電源は必ず100ボルトを使用してください。長時間ご使用にならない場合や、
落雷の恐れがある場合などは、電源コードをコンセントから抜いておいてくだ
さい。また、極端なタコ足配線はお避けください。
■接続について
電源コードや各種コードの接続は、スピーカーなどの破損を防ぐため、各機器
の電源を切った状態で行ってください。
■取り扱い、移動について
ボタンや鍵盤、スイッチ、入出力端子に無理な力を加えることは避けてくださ
い。
■外装のお手入れについて
外装の手入れには、乾いた柔らかい布を使用してください。ベンジン、シン
ナーなどの揮発油は絶対に使用しないでください。
また、トップパネル、リアパネルには、ヤマハの木工技術を活かした豪華なリ
アルウッドを採用しています。1台1台に使用される材料が異なるため、万一修
理に出された場合、元の模様、色と異なることがあります。
■バックアップバッテリーについて
本機は電源コードがコンセントからはずされている状態でも、ボイスデータや
システムデータを保存するためにバックアップバッテリーを内蔵しています。
このバックアップバッテリーの寿命は約5年です。
バックアップバッテリーが少なくなってくると、画面に「Batterychange!」と表
示されます。バックアップバッテリーの寿命がくると、ボイスデータやシステ
ムデータは消えてしまいますので、早めにデータをフロッピーディスクに保存
し、お買い上げ楽器店、または巻末に記載のヤマハ電気音響製品サービス拠点
にバッテリーの交換をお申しつけください。
なお、バッテリー交換の際には、ボイスデータやシステムデータは消えてしま
いますので、あらかじめフロッピーディスクに保存しておいてください。

xiVP1OWNER'SMANUAL
■大切なデータを守るために
本体内に保存されているデータは、機器の故障、あるいは誤操作などのために
壊れてしまうことがあります。大切なデータは、必ずフロッピーディスクに
バックアップ(保存)しておいてください。
また、このフロッピーディスクも磁気などの影響で壊れてしまうことがありま
す。重要なデータを安全に保存するため、お手数でも二重にバックアップを作
ることをおすすめします。
■他の電気機器への影響について
本機は多くのデジタル回路を使用しているため、近くのラジオやテレビに雑音
などが生じる場合があります。この場合には、十分に距離を離してお使いくだ
さい。
■改造について
本機を改造したり、内部を開けたりすることは、故障や事故につながりますの
で、絶対にしないでください。改造された後の保証はいたしかねます。
■放熱について
リアパネル上部には放熱のための通気孔が設けられています。穴を布などでふ
さがないようにしてください。
■保証書の手続きについて
お買い求めの際、購入店で必ず保証書をお受け取りください。
この保証書に販売店印がありませんと、保証期間中でもサービスが有償になる
ことがあります。
■オーナーズマニュアルの保管について
オーナーズマニュアルはお読みになった後も、保証書とともに大切に保管して
ください。
音のエチケット
楽しい音楽も時と場所によってはたいへん気になる
ものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は
床や壁などを伝わりやすく、思わぬ所で迷惑をかけ
てしまうことがあります。
適度な音量を心がけ、窓を閉めたりヘッドフォンを
ご使用になるのもひとつの方法です。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり
刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
これは日本電子機械工業会「音のエチケット」
キャンペーンのシンボルマークです。
音楽を楽しむエチケット

BASIC
PART

1-1
BASICPART
第1章 SetuptheVP1
第1章
SetuptheVP1
この章では、各部の名称や機能、接続の方法などを説明します。
はじめて本機に触れる方は、必ずお読みください。

1-2
BASICPART
第1章 SetuptheVP1
各部の名称と機能
各部の名称と機能
トップパネル
(1) MODULATIONBALL(モジュレーションボール)
演奏中、音色をコントロールするための全く新しいコントローラーで
す。横方向(X)の変化と縦方向(Y)の変化を連続的にコントロール
することができます。どのように音色が変化するかは、ボイスの設定
によって異なります。(→BASICPART:P.3-9)
(2) PITCH(ピッチ)ベンドホイール
主に音程を連続的に上下させるときに使います。ボイスの設定によっ
ては、音色も変化する場合があります。
(3) MODULATION(モジュレーション)ホイール1
演奏中、音色をコントロールするときに使います。どのように音色が
変化するかは、ボイスの設定によって異なります。
(4) MODULATION(モジュレーション)ホイール2
演奏中、音色をコントロールするときに使います。どのように音色が
変化するかは、ボイスの設定によって異なります。モジュレーション
ホイール1とは異なり、センタークリック付きです。
(5) 各コントローラーのランプ
コントローラーの状態を示します。緑色の点灯はコントローラーが効
いている状態、赤色の点灯はフック待ち状態、赤色の点滅は一部のエ
レメントのみコントローラーが効いている状態、消灯は変化が割り当
てられていない状態を示します。(→BASICPART:P.3-15)
MODULATION BALL
Y
X
PITCH MODULATION 1 MODULATION 2
FOOT
CONTROLLER 1
FOOT
CONTROLLER 2
TOUCH EG
AFTER TOUCH
BREATH
BREATH
CONTROLLERPHONESFDD
CS 1VOLUME
(1)
(2)(3)(4) (5)

1-3
BASICPART
第1章 SetuptheVP1
各部の名称と機能
(6) PLAY(プレイ)ボタン、SYSTEM(システム)ボタン、DISK(ディス
ク)ボタン
「プレイモード」「システムモード」「ディスクモード」という3つの
モードを切り換えるときに使います。また、プレイボタンを押すと、
どこの画面からでもプレイモードの最初の画面に戻ります。(→
BASICPART:P.3-22)
(7) STORE(ストア)ボタン
エディットしたボイスを本体内に保存するときや、ボイスを異なる番
号にコピーするときに使います。(→BASICPART:P.3-28)
(8) COMPARE(コンペア)ボタン
エディット中のボイスと、エディット前のボイスとを聴き比べるとき
に使います。(→BASICPART:P.3-38)
(9) VOLUME(ボリューム)スライダー
音量を調節するときに使います。ただし、エレメント独立アウトプッ
ト端子の出力には影響しません。
(10)CS1、CS2(コンティニュアススライダー1、2)
演奏中、リアルタイムに音色を変化させるときに使います。どのよう
に音色が変化するかは、ボイスの設定によって異なります。
(11)SCENE1、SCENE2、SCENE3(シーン1〜3)ボタン
全コントローラーの位置を記憶させたシーン1〜3を呼び出すときに
使います。
(12)SCENECONTROLLER(シーンコントローラー)
シーン1〜3を連続して変化させるときに使います。シーン2の位置に
センタークリックが付いています。(→BASICPART:P.3-12)
PLAY SYSTEM DISK STORE COMPARE
CS 2CS 1VOLUME
SCENE 1 SCENE 2 SCENE 3
SCENE CONTROLLER
(6) (7)(8) (11)
(9) (10) (12)

1-4
BASICPART
第1章 SetuptheVP1
(13)QUICKEDIT(クイックエディットパネル)の (セレクトキー)
クイックエディットスライダー1〜4の機能(パネルの表示)を切り換
えるときに使います。(→BASICPART:P.3-16)
(14)QS1、QS2、QS3、QS4(クイックエディットスライダー1〜4)
クイックエディットを行うときに使います。各スライダーの右側のラ
ンプはスライダーの位置を示し、センタークリックの位置では、中央
2つのランプが点灯します。(→BASICPART:P.3-17)
(15)C3(C3キーマーク)
トランスポーズを行っていないときには、この鍵盤がC3のノートナン
バーとなります。
(16)ディスプレイ
ボイスネームや操作の状態を表示します。反転表示にすることもでき
ます(→REFERENCEPART:P.2-13)。電源を入れてからの経過時間
に伴って本体の熱によりコントラストが変化します。このような場合
は、下記のコントラスト調節ツマミで調整してください。
(17)F1〜F8(ファンクションボタン)
演奏中やエディット中に、さまざまな機能を選択するときに使いま
す。このファンクションボタンが使えるときには、画面の一番下の行
に、各ボタンに割り当てられている機能名が表示されます。
(18)CONT(コントラスト調節)ツマミ
画面のコントラストを調節するときに使います。見やすいコントラス
トに調節してください。
各部の名称と機能
EQ LOW
AT FOLLOW
LFO DEPTH
EG ATTACK
EQ LO-MID
VEL SENS
LFO SPEED
EG DECAY
EQ HI-MID
POR TIME
LFO DELAY
EG SUSTN
EQ HIGH
EF DEPTH
LFO HOLD
EG RELSE
QS4QS3QS2QS1
QUICK EDIT
F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 CONT
(13) (16)
(14) (17) (18)
▽C3
(15)

1-5
BASICPART
第1章 SetuptheVP1
各部の名称と機能
(19)ダイアル
ボイスを切り換えたり、数値の設定や文字を変更するときに使いま
す。ダイアルを速く回すと値が大きく変化します。
(20)DEC/NO(デクリメント/ノー)ボタン
INC/YES(インクリメント/イエス)ボタン
数値の設定や文字などを1つずつ上下するときや、確認のメッセージ
に対して返答するときに使います。
(21)カーソルボタン
現在の設定項目や、メニュー内での選択項目を示すカーソル(反転表
示)を上下左右に動かすときに使います。
(22)EXIT(エグジット)ボタン
現在設定中の画面を終了し、上の階層の画面に戻るときに使います。
(23)ENTER(エンター)ボタン
機能の選択を確定したり、機能を実行したりするときに使います。
(24)A〜D(バンクボタンA〜D)
ボイスのバンク(A〜D)を切り換えるときに使います。
(25)1〜16(プログラムボタン1〜16)
ボイス番号(ボイスナンバー)を切り換えるときに使います。また、ボ
イスエディット中に、エレメントの選択やエレメントの一時的なオン
/オフにも使います。(→BASICPART:P.3-31)
DEC/NO INC/YES
EXIT ENTER
9
E1
10
E2
11
E3
12
E4
13 14 15 16
2
E2
3
E3
4
E4
1
E1
5678
BCDA
ELEMENT SELECT
ELEMENT ON/OFF
(19) (24)(20)
(22)(21)(23) (25)

1-6
BASICPART
第1章 SetuptheVP1
リアパネル
(1) 電源端子
付属の電源コードを接続します。(付属の電源コード以外のコードは
使用しないでください)
(2) POWER(パワー)スイッチ
電源をオン/オフするためのスイッチです。押し込んだ状態でオンと
なります。
(3) ELEMENT1〜4(エレメント独立アウトプット)端子L/MONO,R
ボイスを構成する各エレメントの音を独立して出力する端子です。
L(左チャンネル)とR(右チャンネル)のステレオ出力です。モノラ
ルで使用する場合には、L/MONOの方を使います。
(4) OUTPUT(アウトプット)端子L/MONO,R
本機の全体の音を出力する端子です。L(左チャンネル)とR(右チャ
ンネル)のステレオ出力です。モノラルで使用する場合には、L/
MONOの方を使います。
各部の名称と機能
YAMAHA MODELVP1
AC INLET POWER
ON/ OFF ELEMENT 4
R L/MONO ELEMENT 3
R L/MONO ELEMENT 2
R L/MONO ELEMENT 1
R L/MONO OUTPUT
R L/MONO
(1) (2) (3) (4)

1-7
BASICPART
第1章 SetuptheVP1
(5) PORTAMENTO、SUSTAIN(ポルタメント、サステイン)端子
フットスイッチ(FC4またはFC5)を接続する端子です。演奏中にダン
パーペダル(サステインスイッチ)として、あるいはポルタメントス
イッチとして使うことができます。
(6) FOOTCONTROLLER1、2(フットコントローラー)端子1、2
フットコントローラー(FC7またはFC9)を接続する端子です。演奏
中、音色をコントロールするときに使います。どのように音色が変化
するかは、ボイスの設定によって異なります。
(7) FOOTVOLUME(ボリュームペダル)端子
ボリュームペダルとして使用するフットコントローラー(FC7または
FC9)を接続する端子です。
(8) SCENE(シーンコントローラー)端子
シーンコントローラーとして使用するフットコントローラー(FC7ま
たはFC9)を接続する端子です。
(9) MIDI端子(IN、OUT、THRU)
MIDIケーブルを接続する端子です。MIDI端子には、IN、OUT、THRU
の3つがあり、INは入力、OUTは出力、THRUはINに入った信号をその
まま送り出す端子です。
参 考
・付属のコントローラーの一般的な接続方法については、「コントローラーの接続」(→
BASICPART:P.1-10)で説明します。
各部の名称と機能
FOOT CONTROLLER
2 1
PORTAMENTO SUSTAIN FOOT VOLUME SCENE MIDI
THRU OUT IN
(5) (6)(7)(8) (9)
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2
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