Cateye MSC 2Dx User manual

チェストベルト心拍センサーの装着
チェストベルト心拍センサーを装着する前に
・ペースメーカーをご使用の方は、絶対にご使用にならないでください。
・チェストベルト心拍センサーは、胸の中央部分に装着してください。また、電極ベルトが肌に接触している必要
があります。
・計測ミスをなくすために、電極部分に水または心電計用の電解質クリームを塗ってから装着することをおすす
めします。
・皮膚の弱い方などは、薄いシャツの上からチェストベルトの電極部分を水で濡らして装着することもできます。
・胸毛が計測を妨害することもあります。
チェストベルト心拍センサーの装着
次の手順に従って装着してください。
サイクロコンピュータの機能を使うためには、自転車のタイヤ周長(タイヤ外周の長さ)の登録が必要です。まず簡易的に
下のタイヤ周長ガイドで、自転車のタイヤサイズから周長を見つけてください。タイヤ周長ガイドにない場合はとりあえず初
期設定数値(2096)をお使いください。 ※タイヤサイズはタイヤの側面に表示されています。
-1- -2- -3- -4-
コードはナイロンタイ5でフォークに止め、ブレーキケーブ
ルに巻き付けてハンドルまで配線します。
部分はハンドルを回したときに、コードが引っ張
られないように長さを調節します。
自転車へ取付けましょう
すでにサイクロコンピュータ(CC-MT300,ED200,ST300,AT100)をお使い
の場合は今までのブラケット・センサーをそのままご使用いただくこともできます。
この場合は2Dxアタッチメントをブラケットのレバーを押しながらスライドして外
し、今お使いのブラケットに装着してください。
前輪右側のスポークにコイン等でマグネット0を仮止め
します。
右側フロントホークに速度センサー2を仮止めします。
仮止めした後、上記の条件ABを満たす位置に速度セ
ンサー2とマグネット0を移動させ調整します。調整した
後、ネジ9とマグネット0をしっかり固定します。
参考
スポークとフロントフォークの間が広い場合はセ
ンサーバンド34を逆向きに付けると、より速 度セ
ンサーがマグネットに近づきます。
!
速度センサー2とマグネット
0の隙間は約5mm。 前輪を回したとき、マグネット0の中心
が速度センサー2の指示線を通る。
AB
#
パーツの取付け
!〜$の手順に従って自転車にパーツを取付けてください。
速度センサーとマグネットの取付けは次の条件を満たす位置に
取付けてください。
8
前方
@
$ブラケット1にバンドホルダー付ゴムパッド8をはめ、ハ
ンドルにはめます。ガタつく時はブラケットゴムパッド7を
重ねることで調節し、ネジでしっかりと固定します。
メインユニットの準備
タイヤサイズ
24x1
24x3/4
Tubular
24x1
-
1/8Tubular
24x1-1/4
24x1.75
24x2.00
24x2.125
26x1(559mm)
26x1(650C)
26x1.25
タイヤサイズ
26x1
-
1/8Tubular
26x1-3/8
26x1-1/2
26x1.40
26x1.50
26x1.75
26x1.95
26x2.00
26x2.10
26x2.125
タイヤサイズ
26x2.35
27x1
27x1-1/8
27x1-1/4
27x1-3/8
650x35A
650x38A
650x38B
700x18C
700x19C
タイヤサイズ
700x20C
700x23C
700x25C
700x28C
700x30C
700x32C
700CTubular
700x35C
700x38C
700x44C
タイヤ周 長(外周長さ)L タイヤ周 長(外周長さ)L
タイヤ周 長(外周長さ)L タイヤ周 長(外周長さ)L
mm
1753
1785
1795
1905
1890
1925
1965
1913
1952
1953
mm
1970
2068
2100
2005
1985
2023
2050
2055
2068
2070
mm
2083
2145
2155
2161
2169
2090
2125
2105
2070
2090
mm
2086
2096
2105
2136
2170
2155
2130
2168
2180
2224
胸回りに合わせて装着ベルトの長さを調節してください。
きつく閉めすぎると、計測中に苦痛になることがあります。
胸の中央部分に装着ベルトのフックを、電極ベルトに引っかけて取り付けてく
ださい。必ず、ベルトの電極部分が身体に密着するようにしてください。
シャツの上から装着するときは、電極部分を濡らすと効果的です。また、冬場皮
膚が乾燥しているときは、直接肌に装着した場合でも計測ミスを起こすことが
あります。このようなときも、電極部分を濡らしてください。
トランスミッターが胸の中心(アンダーバスト部)になるよう、ベルト全体をずら
し調節してください。
!
@
#
$
1装着ベルト
2電極ベルト
3トランスミッター
!
@
#
$
パーツの名称
取付けには以下のパーツが必要です。全てそろっているか確認
してから作業を行ってください。
1ブラケット(2Dxアタッチメント付)
2速度センサー
3センサーバンドA(L/S)
4センサーバンドB
5ナイロンタイ
6センサーゴムパッド
7ブラケットゴムパッド
8バンドホルダー付ゴムパッド
9センサーネジ
0ホイールマグネット
速度単位の選択
タイヤ周長の設定
計測画面「走行時間」
タイヤ周長
(1)初期設定
MSC-2DxにはSET/ATボタン、MODEボタン、LAPボタン、LTボタン、S/Sボタン、ACボタンの
6つのボタンがあります。(!-1)各ボタンの位置及び名称を確認したうえで下記の設定を行っ
てください。
1. ACボタンを押してから、速度単位を設定します。ACボタンを押すとブザー音と共に画面が
いったん全点灯し、「km/h」の速度単位が点滅します。MODEボタンを押すと「km/h」と
「mph」が切替わりますので希望の速度単位を選択してください。(!-2)
2. SET/ATボタンを押します。
SET/ATボタンを押すと速度単位が確定し、タイヤ周長アイコン と共にあらかじめ設定さ
れているタイヤ周長値「2096」が点滅します。(!-3)
3. ここでタイヤ周長を入力します。あらかじめ上の表で見つけたタイヤ周長を表示させます。
・MODEボタンを押すと、数値が増加します。
・LAPボタンを押すと、数値が減少します。
・それぞれのボタンは、押し続けると早送りになります。
今は仮の周長を設定しましたがタイヤ周長を正しく設定することで正確な計測が可
能となります。後で正確な数値に変更する場合は「ユーザーマニュアル13ページ(タ
イヤ周長の変更)」をご覧ください。
4. SET/ATボタンを押します。
SET/ATボタンを押すとタイヤ周長が確定し、上段に「走行速度」、中段に「心拍数」、下段
に「走行時間Tm」が表示された計測画面(!-4)に替ります。
!-1
!-2
!-3
!-4
スタートアップマニュアル
指示線
取付け全体図
フロントフォーク
2Dxアタッチメント
ボタンの名称
この度はCATEYEマルチスポーツコンピュータMSC-2Dxをお買上いただき有難うございま
す。MSC-2Dxは無線式の心拍モニターと有線式のサイクロコンピュータを組み合わせたマル
チスポーツコンピュータです。MSC-2Dxは安定した速度計測を行うことができ、定評あるダブ
ルパルス方式の心拍計測と相まって科学的なトレ ーニングを行うことが 可 能となりました。
マルチスポーツコンピュータMSC-2Dxは数多くの計測機能を持ちますが、このスタートアッ
プマニュアルは初めてお使いになる場合を想定して、できるだけ簡単にお使いいただけるよ
うに複雑な部分を割愛して説明しています。ある程度慣れられてから別冊のユーザーマニュ
アルをご覧になり数々の機能をお試しください。
MSC-2Dxのご使用の前に
・走行速度を計測するためには速度センサーを取付けた自転車に装着する必要があります。
・心拍数を計測するためにはチェストベルト心拍センサーを装着する必要があります。
自転車への速度センサーの取付け方法と心拍センサーの装着の仕方をまず初めに説明しま
す。メインユニットの準備の前に自転車への速度センサー等の部品の取付けを行ってください。
その後メインユニットの準備の(1)〜(6)の手順に従って操作をしてください。それによって
素早く設定が行え、すぐにお使いいただくことができます。設定が終わったら自転車に装着
し乗ってみましょう。心拍数や速度を実際に計ってみてください。しばらくお使いいただくうち
にMSC-2Dxがどの様なものかご理解いただけるでしょう。細かい設定は後で簡単に変更で
きます。ある程度操作に慣れられてから別冊「ユーザーマニュアル」をご覧になりご使用の自
転車に合わせて設定を行ってください。
距離が長い
参考
押す 2Dxアタッチメント
スポーク
電極部分
フック
装着ベルト

(5)センサーの作動テスト
速度センサー
・ブラケットにメインユニットを装着し、速度センサーのチェックを行います。前輪を浮かせて
軽くタイヤを回し、数値が表示されることを確認してください。
数値が0のままのときは速度センサーとマグネットの位置関係が正しくありません。裏面の
「パーツの取付け」のABの条件を満たすように速度センサーとマグネットを調整し直
してください。
チェストベルト心拍センサー
裏のページの説明に従いチェストベルト心拍センサーを身体に装着します。
1.チェストベルト心拍センサーを身体に装着します。
2. 自転車の横に立ってメインユニットを身体の前方にしたとき、中段ディスプレーに心拍ア
イコンが点滅して数値を表示するか確認します。
心拍アイコンが点滅しないときは裏面の説明をよくご覧になり、チェストベルト心拍セン
サーの装着をやり直してください。
センサーの作動テストで異常が無ければ準備は完了です。
(6)その他の機能と操作
しばらく自転車に乗り、基本操作を参考に操作感覚をお確かめください。またMSC-2Dxをご
使用いただく上で次の機能と操作は重要ですのでぜひ覚えてください。
オート機能
このメイン ユニットは自転車の動きを検知して自動的に計測をスタート・ストップする「オート
機能」を持っています。この機能は初めはオフの状態に設定されます。オート機能がオンにな
ると画 面 に アイコンが点灯します。下段ディスプレーが「走行時間Tm」「平均速度AvS」
「走行距離Dst」の時にSET/ATボタンを押すとオン・オフできます。
オート機能をオンにするとボタンを使って計測をスタート・ストップすることはできなくなりま
す。この機能は自転車に装着した時にだけ使える機能といえます。腕に付けて心拍計とし
て使うときはオート機能はオフにしてください。
上段表示の切替
初めは上段ディスプレーには走行速度が表示されますが、上段表示を時刻に替えることが
できます。SET/ATボタンとS/Sボタンを同時に押すと切替わります。上段を時刻にしたときは
下段メインモードの「時刻 」は「走行速度S」に替ります。
オート機能が働いているとき(アイコンが点灯)はS/Sボタンを押すだけで切替えできます。
-5- -6- -7- -8-
平均速度
A
V
S
走行距離
D
ST
最大心拍数
M
X
P
ラップ回数
LP
最高速度
M
X
S
積算距離
O
DO
サブモード
時刻
(走行速度)
(S)
走行時間
T
M
メインモード
SET/AT
LT
LAP
S/S
MODE
計測画面のマップ
MODEボタンによる
下段ディスプレーの切替
2秒間押し続ける
普通に押す
計測画面の切替え
ディスプレーの上段には「走行速度 」が表示されます。中段には「心拍数 」を表示します。下段は好みのデータを切り替
えることができます。MODEボタンは下段ディスプレーを切替えるボタンです。「走行時間Tm」表示からMODEボタンを押す
と「時刻 」表示になります。「時刻 」から「平均速度AvS」へ移ります。さらに「走行距離Dst」に切替わり、もう一 度 押すと
「走行時間Tm」に戻ります。このようにこれら4つのメインモードの切替えはMODEボタンを押すだけで行えます。
メインモードはそれぞれにサブモードを持ちます。「走行時間Tm」のサブモードは「最大心拍数MxP」です。サブモードを表示
するにはMODEボタンを2秒間押し続けます。サブモードの「最大心拍数MxP」からメインモードの「走行時間Tm」に戻るに
はMODEボタンを押します。「時刻 」のサブモードは「ラップ回数LP」です。「平均速度AvS」のサブモードは「最高速度
MxS」で、「走行距離Dst」のサブモードは「積算距離Odo」です。サブモードからサブモードに直接移動することはできません。
この表示モードの切替えは計測のスタート・ストップに関係なく行うことができます。
MODEボタンの押し方を使い分けることによっていつでも好きなデータにアクセスできます。
(3)時計の時刻設定
では時刻がまだセットされていないので、次の説明に従って時間を合わせてみましょう。
速度単位を「km/h」にしたときは24時間時計、「mph」にしたときは12時間時計として機能し
ますので時刻を合わせる場合は注意してください。
1. 中段の「bpm(心拍数単位)」が点滅していないことを確認します。これは「走行時間Tm」
が作動していないことを表します。もし点 滅していたらS / S ボタンを押し , 点滅を止めます。
2. 下段ディスプレーが「時刻 」になるまで数回MODEボタンを押します。#-1
3. SET/ATボタンを押すと「時」の桁が点滅して時刻が入力できます。#-2
・MODEボタンを押すと「時」が+1します。押し 続けると早送りされます。
・LAPボタンを押すと「時」が−1します。押し続けると早 送りされます。
S/Sボタンを押すと点滅する桁が「分」に替ります。#-3
・MODEボタンを押すと「分」が+1します。押し 続けると早送りされます。
・LAPボタンを押すと「分」が−1します。押し続けると早 送りされます。
・S/Sボタンは押すごとに「時」と「分」を切り替えます。
4. SET/ATボタンを押すと確定されて計測画面の「時刻 」表示に戻ります。
(4)メインユニットの装着
ここからはすでに自転車に速度センサー・ブラケットが取付済みであることを前提に説
明しています。取付けがまだの場合は裏面の説明に従い取付けてください。
装着
1. 装着図の様にメインユニットをブラケットに固定します。
まず後方をひっかけ、開 放レ バーを押しながら前 方を押し 込みます。$-1
開放レバーを放すとツメがメインユニットに引っ掛かり、ブラケットに固定されます。
メインユニットがブラケットにしっかり噛みあっているか、確認します。
必ず開放レバーを押しながら装着してください。無理にメインユニットを押し込む
と故障の原因となります。
装着前に、ブラケットとメインユニットの間に異物が無いか確認してください。
2.リストバンドをブラケットに巻き付け、時計をはめる要領で固定します。
走行中は開放レバーに触れないでください。不 意にメインユニットが外れて危険
です。
外し方
リストバンドを外し、ブラケット前方にある開放レバーを押し込みます。$-2
メインユニットがブラケットから外れます。
(2)基本の操作
計測のスタート・ストップ
S/Sボタンを押すとメインユニットは「走行時間Tm」のカウントを始め、同時に「走行距離Dst」
と「平均速度AvS」を計測します。計測中は中段の「bpm(心拍数単位)」が点滅します。もう一
度S/Sボタンを押すと走行時間のカウントが止まり、計測をストップします。
「走行速度 」「心拍数 」「積算距離Odo」「最大心拍数MxP」「最高速度MxS」は走行時
間のスタート・ストップに関係なく計測・表示します。
リセット操作
S/SボタンとMODEボタンを同時に押すと、走行時間、平均速度、最高速度、走行距離、最大心拍
数、ラップで記憶したデータをリセットして0に戻します。
ペース機能
自転車に装着して走行すると下段ディスプレーの右端に上向きや下向きの矢印が表示されます。
これはペースアローです。今の走行速度が平均速度よりも上回るか下回るかを表します。平均速
度が0の時は表示しません。
節電機能
15分間ボタンを押さなかったり、センサーの信号が入らないとメインユニットは時刻表示だけの
節電状態に入ります。LTボタン以外のボタンを押すか、速度信号が検出されると通常の計測画
面に戻ります。
LTボタン
このボタンを押すと、約3秒間画面のバックライトが点灯します。
MSC-2Dxにはこの機能の他に「メモリ計測機能」「心拍目標ゾーン」等の機能がたくさん搭載さ
れています。各計測データの詳細やこれらの機能については別冊のユーザーマニュアルをご覧
ください。
同時押し
$-1
$-2
製造/販売元:
〒546-0041 大阪市東住吉区桑津2丁目8番25号
TEL:06-6719-6863ダイヤルインFAX:06-6719-6033
Copyright© 1999
CAT EYE Co.,Ltd.
MSC2DxSJ-990408 2
Printed in Japan
0687510
ユーザー登録のご案内
お求めいただきました製品は、ユーザー登録が
必要です。
ユーザーマニュアル31ページの説明に従って
必ずユーザー登録を行ってください。
外れる
開放レバー
引っ掛ける
押し込む
開放レバー
#-1
#-2
#-3
装着図
U.S. Pat. Nos. 4633216/4642606/5089775/5226340
and Pat. Pending
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