Yamaha MU100B User manual


1
オーナーズマニュアル
取扱説明書
ごあいさつ
このたびは、ヤマハトーンジェネレーターMU100Bをお買い求めいただきまして、ありがとうございます。
MU100Bは、ヤマハ独自のAWM2音源と最新エフェクターによる高品位な音色を結集し、XGに準拠した音源モ
ジュールです。また、新開発のXGプラグインシステムに対応しており、XGプラグインボードを装着することで
音源システムやエフェクトを自由に拡張することができます。
MU100Bの優れた機能を使いこなしていただくために、是非この取扱説明書をご活用いただきますようご案内申
し上げます。
また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願い申しあげます。

2
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防
止するためのものです。
注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定
される内容を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容です
ので、必ずお守りください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものも
あります。
* お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器の内部を開けたり、内部の部品を分解
したり改造したりしない。
感電や火災、または故障などの
原因になります。異常を感じた
場合など、機器の点検修理は必
ずお買い上げの楽器店または巻
末のヤマハ電気音響製品サービ
ス拠点にご依頼ください。
浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使
用しない。また、本体の上に花瓶や薬品など液
体の入ったものを置かない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源アダプターコード/プラグがいたんだ場
合、または、使用中に音が出なくなったり異常
なにおいや煙が出た場合は、すぐに電源スイッ
チを切り電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、
お買い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品
サービス拠点に点検をご依頼ください。
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤っ
て接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源アダプターは、必ず指定のものPA-5Bを使用
する。
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発火な
どの原因になります。
手入れをするときは、必ず電源プラグをコンセ
ントから抜く。
また、濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほ
こりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
注意
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源アダプターコードをストーブなどの熱器具
に近づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし
ない。また、電源アダプターコードに重いもの
をのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因に
なります。
電源プラグを抜くときは、電源アダプターコード
を持たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災が発生
するおそれがあります。
タコ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント
部が異常発熱して発火したりす
ることがあります。
長期間使用しないときや落雷のおそれがあると
きは、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電、ショート、発火などの原因になります。
安全上のご注意

3
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたし
かねます。
長時間使用しないときは、必ず電源を切りましょう。
オプション機器取り付け作業上のご注意
オプションボードの取り付け方についてご不明な点が
ございましたら、巻末のヤマハ電気音響製品サービス
拠点にご相談ください。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電
源を切った上で行う。また、電源を入れたり
切ったりする前に、必ず機器のボリュームを最
小(0)にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やス
トーブの近くなど極端に温度が高くなるとこ
ろ、逆に温度が極端に低いところ、またほこり
や振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したりす
る原因になります。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品
の近くで使用しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオな
どに雑音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりす
る原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコー
ドなどの接続ケーブルをすべて外した上で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれ
があります。
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、
洗剤、化学ぞうきんなどは絶対に使用しない。
また、本体上にビニール製品やプラスチック製品
などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因になりま
す。お手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
本体の上に乗ったり重いものをのせたりしない。
また、ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理
な力を加えない。
本体が破損したり、お客様がけがをしたりする原因に
なります。
●音楽を楽しむエチケット●
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。
となり近所への配慮を充分にいたしましょう。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁
などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまう
ことがあります。適当な音量を心がけ、窓を閉めたり、
ヘッドフォンをご使用するのも一つの方法です。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激し
ないよう適度な音量でお楽しみください。
これは日本電子機械
工業会「音のエチ
ケット」キャンペー
ンのマークです。
「音のエチケット」
安全上のご注意

4
MU100Bの特長
互換性に優れたマルチメディア用のスタンダード音源
MU100BはXGとGMシステムレベル1に準拠した音源です。XGマークおよびGMマークのついた
ソングデータを忠実に再生することができます。また、MU100Bは2つのマルチ音源モードによっ
て、新旧のコンピューターミュージック用音源に対して幅広い互換性を持っています。このた
め、今まで蓄積してきたソングデータをよりよい音で再生することができます。
32パートで64ポリフォニックの余裕の設計
MU100Bは、32パートで最大同時発音数64音のマルチ音源です。MU100B一台で、ビッグバンド
やフルオーケストラなどの大きなアンサンブルまでも再現することができます。コンピューター
やシーケンサーの音源として最適です。
ノーマルボイス1267音色とドラムセットボイス46音色を内蔵
MU100Bは、AWM2音源による高品位でバリエーション豊かなノーマルボイス1267音色、ドラム
ボイス(ドラムセットボイス)46音色のプリセット音色を内蔵しています。
新開発のXGプラグインシステムに対応
MU100BはXGプラグインシステムに対応しており、内蔵の拡張コネクターによってXGプラグイ
ンボードを装着することができます。
XGプラグインシステムとは、別売のXGプラグインボードを装着することによって音源やエフェ
クトの拡張を行う、まったく新しい音源拡張システムです。XGプラグインボードとして、S/VA
音源を搭載したPLG100-VL、フォルマントシンギング音源を搭載したPLG100-SG、歌声にハーモ
ニーを付加するボーカルハーモニーエフェクトを搭載したPLG100-VHなど、新開発の音源やエ
フェクトを搭載した拡張ボードが多数用意されています。これらの拡張ボードを装着すること
で、MU100Bの機能を飛躍的に拡張することができます。
音楽に合わせた細やかな音色エディットが可能
フィルター、EG、ビブラートなどのパラメーターをエディットすることで、音を自由に作り替え
ることができます。
高性能DSPによる多彩なエフェクト機能を搭載
MU100Bは、音に自然な残響感を与えるリバーブ系、心地よい広がりを与えるコーラス系、多彩
な音楽表現のできる特殊なエフェクトを集めたバリエーション系、インサーション系1、2の5系
統のデジタルエフェクトを内蔵しています。さらに各エフェクトごとに効果を細かく設定するこ
とができるので、曲作りの幅が大きく広がります。
音楽ジャンルに合わせて設定できる5バンドのデジタルイコライザーを装備
MU100Bは、5バンドのデジタルイコライザーを装備し、音場にあわせたサウンドの調整が可能で
す。また、イコライザーにはジャズ、ポップス、クラシックといったジャンルごとのプリセット
が用意されており、演奏するジャンルを選ぶだけで最適な設定にすることができます。
MU100Bの特長

5
16ビットのA/Dインプットを装備
MU100BのA/Dインプット端子から入力された信号は、アナログ/デジタル変換(16ビット)され、
内蔵のエフェクトをはじめ、EQやボリューム、パンなどのデジタルエフェクト処理を受け、
MU100Bの32パートの信号とミキシング出力されます。
この機能を使うと、A/Dインプットにマイクを接続してエコーをかけたり、ギターを接続して
ディストーションやフランジャーを、またベースを接続してコンプレッサーを効かせるなど、
MU100Bにさまざまな楽器を接続することが可能です。
各社コンピューターに対応した、MIDIインターフェース機能を内蔵
MU100Bは、Macintoshシリーズ、PC-9801/9821シリーズ、IBM-PC/AT互換機など、さまざまな種
類のコンピューターに対応したMIDIインターフェース機能を内蔵しています。シリアルケーブル
(別売)でコンピューターと接続するだけで、コンピューターミュージック用の音源として使用し
ていただけるほか、MU100BのMIDIインターフェース機能を使って他のMIDI機器をコンピュー
ターからコントロールすることもできます。
Macintoshはアップルコンピュータ社の商標です。
PC-9801/9821は日本電気株式会社の商標です。
IBM-PC/ATは、インターナショナルビジネスマシーン社の商標です。
その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標および商標です。
GMシステムレベル1
「GMシステムレベル1」とは、メーカーや機種が異なった音源でも、ほぼ同じ系統の音色で演奏が再現され
ることを目的に設けられた、音源の音色配列やMIDI機能に関する一定の基準のことです。
「GMシステムレベル1」に準拠した音源やソングデータには、このGM マークがついています。
XG
「XG」とは、音色の配列に関する「GMシステムレベル1」をより拡張し、時代と共に複雑化、高度化してい
くコンピューター周辺環境にも対応させ、豊かな表現力とデータの継続性を可能とした音源フォーマットで
す。「XG」では、音色の拡張方式やエディット方式、エフェクト構成やタイプ、そしてA/Dインプットに関
する制御方法等を規定して、「GMシステムレベル1」を大幅に拡張しました。XGマークのついた市販のソ
ングデータを、XGマークのついた音源で再生することによって、無数の拡張ボイスやエフェクト機能、さ
らにはA/Dインプットまでも含めた壮大な演奏を手軽に楽しむことができます。
XGプラグインシステムについて
XG音源の可能性を大きく広げていく拡張システムのことです。拡張可能なプラットフォームのXG音源本
体や拡張ツールのプラグインボードなどを総称して「XGプラグインシステム」と呼びます。「XGプラグイ
ンシステム」により、最新のテクノロジーを音源に付加し、高度化/多様化していく音楽制作環境に応える
ことが可能になります。
MU100Bの特長

6
マニュアルの使い方
目的のページの見つけ方
「もくじ」を使う(→P.7)
目的の章や節を捜す場合に有効な方法です。
「各部の名称と機能」を使う(→P.10)
ボタンやつまみの機能がわからなくなったときに有効な方法です。
「索引」を使う(→P.140)
目的の用語を捜す場合に有効な方法です。五十音順索引、アルファベット順索引の2種があ
ります。
表記について
本書では、アイコンというイラストを使用して、内容をわかりやすくしています。
各機能を解説する記述を示しています。
手順を示します。その機能を実行するときは、この手順にしたがって操作を進めてくださ
い。
機能を使用するにあたっての、応用的な操作や関連することがらを示しています。
注意事項を示しています。
(→P.●●)【参照ページ】
関連項目の参照ページを示しています。必要に応じて参照してください。
4
5
マニュアルの使い方
1
2

7
もくじ
ごあいさつ ............................................................................................................1
安全上のご注意.....................................................................................................2
MU100Bの特長.....................................................................................................4
マニュアルの使い方..............................................................................................6
もくじ ...................................................................................................................7
各部の名称と機能 ...............................................................................................10
セットアップ ......................................................................................................12
1. 接続する......................................................................................................12
1-1. コンピューターとの接続................................................................................ 12
1-2. 他のMIDI機器との接続 ................................................................................... 15
1-3. オーディオ機器との接続................................................................................ 16
2. 電源を入れる/切る....................................................................................18
MU100Bの構成と機能 ........................................................................................19
1. サウンドモジュールモード .........................................................................19
1-1. XG(エックスジー)モード .............................................................................. 19
1-2. TG300Bモード ............................................................................................... 19
2. ボイス .........................................................................................................20
2-1. ノーマルボイスとドラムボイス ..................................................................... 20
2-2. 最大同時発音数 .............................................................................................. 21
2-3. 各パートの発音優先順位................................................................................ 21
2-4. マルチとボイスの関係 ................................................................................... 21
3. バンクナンバーとプログラムナンバー .......................................................22
3-1. ボイスの管理方法........................................................................................... 22
3-2. A/Dパートでのバンクナンバーとプログラムナンバーの働き ....................... 24
もくじ

8もくじ
4. システムエフェクトとインサーションエフェクト .....................................26
5. 5 バンドマルチイコライザー ......................................................................27
XGプラグインボードPLG-100-VL/VH/SG(別売)の取り付け方法 .....................28
1. XGプラグインシステムについての解説.....................................................28
1-1. XGプラグインシステムとは........................................................................... 28
1-2. XGプラグインシステムの仕組み ................................................................... 29
1-3. 別売のXGプラグインボードについて ............................................................ 29
1-4. XGworksプラグインシステムについて .......................................................... 30
2. プラグインボードの取り付け .....................................................................31
2-1. プラグインボードを取り付ける前に.............................................................. 31
2-2. プラグインボードの取り付け方法 ................................................................. 31
付 録 ...............................................................................................................34
1. 仕様.............................................................................................................34
2. ケーブル配線図...........................................................................................36
3. 故障かな?と思ったら..................................................................................38
資料 デモ曲リスト............................................................................................39
資料 ボイス関連 ...............................................................................................40
1. XGVoiceList(ノーマルボイス)................................................................40
2. TG300BVoiceList(ノーマルボイス).......................................................68
3. GM128 音について......................................................................................76
4. XGDrumMap(ドラムボイス)..................................................................78
5. TG300BDrumMap(ドラムボイス)..........................................................83

9もくじ
資料 エフェクト関連 ........................................................................................84
1. A/D インプットプリセット .........................................................................84
2. エフェクトタイプリスト ............................................................................85
3. エフェクト LSB/MSB リスト ......................................................................88
4. エフェクトパラメーターリスト..................................................................91
5. エフェクトデータアサインテーブル ........................................................105
資料 MIDI関連 ................................................................................................108
1. MIDIの基礎知識........................................................................................108
2. MIDI データフォーマットの読み方 ...........................................................110
3. MIDIデータフォーマット .........................................................................117
4. MIDIインプリメンテーションチャート....................................................138
索 引 .............................................................................................................140
1. 五十音順索引 ............................................................................................140
2. アルファベット順索引 ..............................................................................141
ユーザーサポートサービスのご案内 ..............................................................142
保証とアフターサービス ................................................................................143

10
■各部の名称と機能
リアパネル
MIDI
THRU OUT IN-A IN-B
MIDI Mac
PC-2 PC-1
HOST SELECT
TO HOST DC IN
SER NO.
R
L
OUTPUT INPUT
123456
1MIDI(ミディ)端子
MIDIケーブルで外部MIDI機器と接続し、MIDI情報をやりとりするための端子です。
・ MIDITHRU(スルー)端子
MIDIIN-A端子に受信した情報をそのまま出力します。MU100B本体の情報は一切付加され
ません。外部MIDI機器から受けた情報を、さらに別の機器に送りたい場合に使用します。
・ MIDIOUT(アウト)端子
MU100B内部の設定や、TOHOST端子に入ってきた情報を出力します。MU100B本体の
データを外部MIDI機器に送ったり、MU100BをコンピューターのMIDIインターフェース
として使う場合に使用します。
・ MIDIIN-A(イン-A)端子
外部MIDI機器からの情報を受信して、MU100B本体の1〜16パートを発音します。
(ホストセレクトスイッチがMIDIのとき)
・ MIDIIN-B(イン-B)端子
外部MIDI機器からの情報を受信して、MU100B本体の17〜32パートを発音します。
(ホストセレクトスイッチがMIDIのとき)
また、受信した情報をTOHOST端子に出力したりします。
(ホストセレクトスイッチがMac/PC-1/PC-2のとき)
1MIDIについてはP.108で詳しく解説します。
2HOSTSELECT(ホストセレクト)スイッチ
MU100BのMIDIインターフェース機能を、TOHOST端子に接続するコンピューターの種類
により選択します。(→P.12)
3TOHOST(トゥーホスト)端子
ホストコンピューターとシリアルケーブルで接続するための端子です。コンピューターの
種類に合ったケーブルをご使用ください。(→P.36)
4DCIN(ディーシーイン)端子
付属のACアダプターPA-5Bを接続する端子です。
2ACアダプターを接続する場合は必ず本体の電源がオフになっていることを確認し、ACア
ダプターをDCIN端子につないでから電源コンセントに接続してください。
ACアダプターは必ず付属のPA-5Bをお使いください。電圧や極性の違うACアダプターを使
用すると故障の原因となります。また、長時間ご使用にならない場合は必ずコンセントか
ら外してください。
各部の名称と機能

11
5OUTPUT(アウトプット)端子 L、R
アンプ内蔵スピーカーやステレオシステムなどの再生装置に接続するための端子です。
(→P.17)
6INPUT(インプット)端子 L、R
他の音源モジュールやCDプレーヤーなど、外部オーディオ信号用の接続端子です。
この端子から入力される信号に、エフェクターやイコライザーをかけることはできません。
フロントパネル
A/D
INPUT
PHONES POWER/VOL MIDI
AB
PUSH ON/OFF
12
34
56
1A/DINPUT(A/Dインプット)端子
マイクをはじめ、ギター、ベース、CDプレーヤーなどの出力を接続する端子です。この端
子から入力された信号は、エフェクターやイコライザーなどを通った後、リアパネルの
INPUT端子からの入力信号とMU100B本体の音源出力とがミックスされ、リアパネルの
OUTPUT端子から出力されます。(→P.16)
接続にはステレオ標準プラグを使用します。モノラル×2→ステレオ変換プラグ(→P.37)を
利用すると、マイクなどのモノラル信号を2チャンネルで接続することができます。モノラ
ル標準プラグを使用すると1チャンネルのみの入力となります。
2A/DINPUT(A/Dインプット)つまみ
A/DINPUT端子から入力された音量を調節します。時計方向に回すと音量が大きくなり、
反対方向で小さくなります。
3PHONES(ヘッドフォン)端子
ステレオミニプラグのヘッドフォンを接続する端子です。ヘッドフォンの音量は、ボリュー
ムつまみで調節します。(→P.17)
4POWER/VOL(パワー/ボリューム)つまみ
電源のオン/オフスイッチと、MU100B全体の音量を調節するつまみです。つまみを奥に押
し込むごとに電源のオン/オフが切り替わります。つまみを時計方向に回すと音量が大き
くなり、反対方向に回すと小さくなります。
5電源ランプ
4POWER/VOLつまみをオンにする(押し込む)と点灯します。
6MIDI(ミディ)ランプA/B
MIDIIN-A/Bでシステムエクスクルーシブ情報およびMIDIノートオン情報などを受信する
と、それぞれ点滅します。
2電源をオンにしたとき、A,B両方のランプが数秒間点灯します。これはMU100Bが内部イ
ニシャライズを行っている状態で、このランプが消灯するとMIDI入力信号を受けるように
なります。 各部の名称と機能

12 セットアップ
1.接続する
1-1. コンピューターとの接続
RS-232C端子やRS-422端子を使った接続
MU100B
(再生音源/インターフェイス)
MIDI
IN
MIDI
OUT
MIDI
OUT
接続ケーブル
(YAMAHA-CCJ-MAC)
接続ケーブル
(YAMAHA-CCJ-PC1)
TOHOST
TOHOST
TOHOST
接続ケーブル
(YAMAHA-CCJ-PC2)
入力用キーボード
YAMAHAMUシリーズ
(再生音源)
STOP CONTINUE START SOUND
OFF MERGE
ON/OFF 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F 0
TRANSPOSE
HEXA
DECIMAL DECIMAL
DCIN
OCTAVE
OCTAVESHIFT
OCTAVE
RESET
PITCH
ASSIGNABLE
IN MIDI OUT
ENTER
DRUM
NUMBER
NRPN
CONTROLLER
RPN
FIXED
VELOCITY
MIDI
CH
PROGRAM
CHANGE
BANK
SELECT
TEMPO
PROGRAM RESET SYSTEM WHEELASSIGNSEQUENCER
POWERON OFF
SHIFT
GM
ON XG
ON
MIDI KEYBOARD CBX-K1
CONTROLLERNUMBER LIST
122COARSE TUNING
(NRPN)
(RPN)
120PITCH BEND SENSITIVITY
121FINE TUNING
123VIBRATO RATE
124VIBRATO DEPTH
125VIBRATO DELAY
126FILTER CUTOFF FREQUENCY
127FILTER RESONANCE
128EG ATTACK TIME
129EG DECAY TIME
130EG RELEASE TIME
131DRUM FILTER CUTOFF FREQUENCY
132DRUM FILTER RESONANCE
133DRUM EG ATTACKRATE
134DRUM EG DECAY RATE
135DRUM PITCH COARSE
136DRUM PITCH FINE
137DRUM LEVEL
138DRUM PAN
139DRUM REVERB DEPTH
140DRUM CHORUS DEPTH
141DRUM VARIATION DEPTH
142CHANNEL PRESSURE
143POLYPHONIC KEY PRESSURE
144MASTER VOLUME
145MASTER BALANCE
146MASTER TUNING
147VELOCITY
148TEMPO
OTHERS
74BRIGHTNESS
84PORTAMENTO CONTROL
91REVERB DEPTH
92TREMOLO DEPTH
93CHORUS DEPTH
94VARIATION DEPTH
95PHASER DEPTH
73ATTACKTIME
1MODULATION DEPTH
5PORTAMENTO TIME
6DATAENTRY
7MAIN VOLUME
8BALANCE CONTROL
10PANPOT
CONTROLCHANGE
2BREATH CONTROL
4FOOT CONTROL 64 HOLD1(DAMPER)
65PORTAMENTO
66SOSTENUTO(CHORD HOLD)
67SOFT PEDAL
69HOLD2 (FREEZE)
71HARMONIC CONTENT
72RELEASE TIME
11EXPRESSION
MIDI
IN-B
HOSTSELECT
MIDI Mac
PC-2 PC-1
Macintoshシリーズとの接続(TOHOST)
HOSTSELECT
MIDI Mac
PC-2
または
PC-1
MIDI Mac
PC-2 PC-1
PC-9801、PC-9821シリーズとの接続(TOHOST)
RS-232C
RS-232C
(DB-9)
HOSTSELECT
MIDI Mac
PC-2 PC-1
IBM-PCシリーズとの接続(TOHOST)
※外部MIDI機器は必ずMIDIIN-B
端子に接続してください。
※MU100Bの音を聴くためには、この他に
オーディオ機器との接続が必要です。(→P.16)
Macintosh
(コンピューター)
PC-9801/PC-9821
(コンピューター)
IBM-PC
(コンピューター)
PC-2
Mac
PC-1または2
51. MU100BのリアパネルのHOSTSELECTスイッチを設定します。
IBM/PCシリーズ :PC-2
PC-9800シリーズ :PC-1(31,250bps)またはPC-2(38,400bps)
注1
Macintoshシリーズ :Mac
注1)PC-9800シリーズの場合、HOSTSELECTスイッチの位置(PC-1または
PC-2)は使用するドライバーによって違います。
詳しくはご使用のソフトウェアのマニュアルをよくお読みください。
2. 指定のケーブル注2を使ってそれぞれの端子を図のように接続します。
注2)市販のケーブルを使用する際は、以下のものをご使用ください。
IBM/PCシリーズ :D-SUB9P→MINIDIN8Pクロスケーブル
PC9800シリーズ :D-SUB25P→MINIDIN8Pクロスケーブル
Macintoshシリーズ :システムペリフェラルケーブル8ピン
セットアップ

13セットアップ
MUシリーズ
MU100B
ここで本機が発音します
MIDI情報の流れ
RS-232C
RS-232C
MIDI
IN MIDI
OUT
MIDI
OUT
MIDI
IN-B
入力用キーボード
Macintosh
(コンピューター)
ECHOBACK=ON
PC-9801/PC-9821
(コンピューター)
ECHOBACK=ON
IBM-PC
(コンピューター)
ECHOBACK=ON
1・ 17チャンネル以上のMIDIチャンネルをコントロールできるアプリケーションソフトウエアをご使用
になる場合
シリアル接続で32パートを使う方法
MU100Bとコンピューターをシリアル接続している場合、ドライバーやシーケンサーソフトに
よって32パートの同時演奏が可能になります。
Windowsをお使いの場合は、マルチポート対応のMIDIシリアルドライバーと32以上のトラック
を持ったシーケンスソフトにより、32トラックの演奏が可能になります。マルチポート対応の
シリアルドライバーとしてはヤマハCBXシリアルドライバーforWindows95などが、32以上のト
ラックを持ったシーケンスソフトとしてXGworksがあります。
Macintoshをお使いの場合は、32以上のトラックを持ち、ポートの設定が可能なシーケンサーソ
フトを用意することで、32トラックの演奏が可能になります。
どちらの場合も、MU100BのA1〜A16はポート1の1〜16チャンネルで、B1〜B16はポート2の1〜
16チャンネルで演奏することができます。
マルチ音源をもう1台用意して、48パートを同時に使う方法
48以上のトラックを持ち、ポートの設定が可能なシーケンサーソフトをお使いの場合は、
MU100Bとは別にマルチ音源(MU100など)をもう1台用意すると48パートをフルに使った演奏が
可能になります。
51. 下図のようにMIDI接続を行います。
MIDI
OUT
ポート3〜8を選ぶ
MIDI
IN
A1〜16=ポート1
B1〜16=ポート2
ポート信号に対応した
アプリケーション
ソフトウェア
または
ドライバー

14 セットアップ
2. MU100BのThruPortでMIDIOUT端子へスルーさせるポート番号を3に設定します。
これで、MU100BのA1〜A16はポート1の1〜16チャンネルで、B1〜B16はポート2の1〜16チャンネル
で、MIDI接続したMU100の1〜16はポート3の1〜16チャンネルで演奏できる状態になりました。
・(PC-9800シリーズ、IBM/PCシリーズ)Windows95をご使用のお客様へ
コンピューターのシリアルポートとTOHOST端子を接続してMU100Bを使用するためには、同梱
のCD-ROMに収められておりますMIDIドライバー「YAMAHACBXDriverforWindows95」をコン
ピューターにインストールする必要があります。
詳しくはXGworksまたはXGworkliteの取扱説明書をお読みください。
2(Macintoshシリーズ)
アプリケーションソフトウェア側で、MIDIインターフェースのクロックを必ず1MHzに設定して
ください。
MIDIインターフェースを使った接続
MIDI
IN-A
MIDI
OUT
MIDI
IN MIDIインターフェース
MIDI
OUT
MIDI
IN
MIDI
OUT
MIDI
OUT
入力用キーボード
MU100B
MIDI
IN-B
HOSTSELECT
MIDI Mac
Macintosh
(コンピューター)
Macintoshシリーズとの接続(MIDI)
HOSTSELECT
MIDI Mac
PC-2 PC-1
PC-9801、PC-9821シリーズとの接続(MIDI)
MIDI
IN
MIDI
OUT
HOSTSELECT
MIDI Mac
IBM-PCシリーズとの接続(MIDI)
STOP CONTINUE START SOUND
OFF MERGE
ON/OFF 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F 0
TRANSPOSE
HEXA
DECIMAL DECIMAL
DCIN
OCTAVE
OCTAVESHIFT
OCTAVE
RESET
PITCH ASSIGNABLE
IN MIDI OUT
ENTER
DRUM
NUMBER
NRPN
CONTROLLER
RPN
FIXED
VELOCITY
MIDI
CH
PROGRAM
CHANGE
BANK
SELECT
TEMPO
PROGRAM RESET SYSTEM WHEELASSIGNSEQUENCER
POWERON OFF
SHIFT
GM
ON XG
ON
MIDI KEYBOARD CBX-K1
CONTROLLERNUMBER LIST
122COARSE TUNING
(NRPN)
(RPN)
120PITCH BEND SENSITIVITY
121FINE TUNING
123VIBRATO RATE
124VIBRATO DEPTH
125VIBRATO DELAY
126FILTER CUTOFF FREQUENCY
127FILTER RESONANCE
128EG ATTACK TIME
129EG DECAY TIME
130EG RELEASE TIME
131DRUM FILTER CUTOFF FREQUENCY
132DRUM FILTER RESONANCE
133DRUM EG ATTACKRATE
134DRUM EG DECAY RATE
135DRUM PITCH COARSE
136DRUM PITCH FINE
137DRUM LEVEL
138DRUM PAN
139DRUM REVERB DEPTH
140DRUM CHORUS DEPTH
141DRUM VARIATION DEPTH
142CHANNEL PRESSURE
143POLYPHONIC KEY PRESSURE
144MASTER VOLUME
145MASTER BALANCE
146MASTER TUNING
147VELOCITY
148TEMPO
OTHERS
74BRIGHTNESS
84PORTAMENTO CONTROL
91REVERB DEPTH
92TREMOLO DEPTH
93CHORUS DEPTH
94VARIATION DEPTH
95PHASER DEPTH
73ATTACKTIME
1MODULATION DEPTH
5PORTAMENTO TIME
6DATAENTRY
7MAIN VOLUME
8BALANCE CONTROL
10PANPOT
CONTROLCHANGE
2BREATH CONTROL
4FOOT CONTROL 64 HOLD1(DAMPER)
65PORTAMENTO
66SOSTENUTO(CHORD HOLD)
67SOFT PEDAL
69HOLD2 (FREEZE)
71HARMONIC CONTENT
72RELEASE TIME
11EXPRESSION
PC-9801/PC-9821
(コンピューター)
IBM-PC
(コンピューター)
MIDI
MIDI
MIDI
51. MU100BのリアパネルのHOSTSELECTスイッチを「MIDI」に設定します。
2. MIDIケーブルやMIDIインターフェースを使ってそれぞれの端子を図のように
接続します。
2(Macintoshシリーズ)
アプリケーションソフトウェア側で、ご使用になるMIDIインターフェースの設定にあわせてMIDI
インターフェースのクロックを設定してください。

15セットアップ
1-2. 他のMIDI機器との接続
MIDIキーボードやシーケンサーとの接続
MU100BはヤマハMIDIキーボードやクラビノーバと接続してMIDI拡張音源として使用する
ことができます。また、シーケンサーの音源として使用することもできます。
QY700
MIDI
IN-A
MIDI
IN-AまたはIN-B
CS1X
MIDI
OUT
MIDI
OUT
QY700との接続
CS1Xとの接続
OCT
DOWN OCT
UP OCT
DOWN OCT
UP
ON
BASS
F#
EFGAB CD
M
add9 M7 add9
a
m
mM7
m6
c
C#D#
REST
TRACK
DOWN TRACK
UP
SOLOMUTE
EDIT
CONTRAST
OUTBOUTAINB
INB
MIDI
MIDI OUTBOUTA
INA
INA
PLAYREC
JOB
LOC2LOC 1
TIE
7(#5)
7(b5) 7(#9) 7
sus4
sus4
SECTION A
GbDbEb7(b9)
m7
(
b5
)
M7(9)
6
6
(9)
7
7
(9)
m7
(9)
m7
dim ZWV
/
HGF
UTSRQPO
#
N
CBA
?
MLK _!S%&
E
)
D
(
_
YX
aug
7(b
13
)
7(13)
7(
#
11)
JI m7(11)
ORG
BASS
CAPS SHIFT SPACE
3
DEL
YESNO
c
G#
Ab
A#
Bb
789
456
123
0-
VOICE
SHIFT F1 F2 F3 F4 F5 F6 SHIFT EXIT
-1 +1
MAX
VOLUME
EFFECT DISK
SONG
PITCH ASSIGNABLE
PATTERN
UTILITY
3
B C D E F G H
FOOTSWRL/MONO
OUTPUT
MUSICSEQUENCER
HOSTSELECT
MIDI Mac
PC-2 PC-1
HOSTSELECT
MIDI Mac
PC-2 PC-1
ATTACK
PHONES L/MONO
OUTPUT
R DCIN POWER FOOT
VOLUME FOOT
CONTROLLER FOOT
SWITCH TOHOST HOST SELECT IN OUT
MIDI
THRU
AMPEG RELEASE ASSIGN 1/DATAVOLUME
CUTOFF
FILTER RESONANCE ASSIGN2
2MW/FC
1
SCENE
ARPEGGIOHOLD SHIFT
OCTAVE
PART/LAYER/ +
PRESET USER
VWX
PROGRAM +
PERFORMANCE STORE
MULTI
PRESET USER ARPEGGIATOR
UTILITY 7YZ'
8&
*9
MNO
4PQR
5STU
6
DEF
1GHI
2JKL
NO/
QUICKPC YES
3
ABC
0SPACE
ENTER
PERFORMANCE MULTI
DEMO
STORE UTILITY
TYPE
BANK
PBEND
RANGE
NOTE
SFT
ATK
TIME
ATK
TIME
MASTER
TUNE
TEMPO
ARPEGGIATOR PERFORM
LEVEL EFECT
PROGRAM
SYSTEM MIDI ASSIGN
PMOD
DETUNE
DCY
TIME
DCY
TIME
KBD
TRANS
SUB
DIVIDE
VOLUME
FMOD
REV
TYPE
CUTOFF
FC PORTA
VEL ASSIGN2
LFO
PEG
CHO
TYPE
VARI
EF
VARI
TYPE
SWITCH
VARI
PARAM
TIME
VARI
DATA
MW
FMOD
LIMIT
LOW
TUNE
AEG
FEG
NOTE
DCY
LEVEL
DCY
LEVEL
VEL
CURVE
PAN
CUTOFF
LIMIT
HIGH
REL
TIME
REL
TIME
VEL
FIX
REV
SEND
LIMIT
LOW
AMOD
INIT
LEVEL
TRANS
CH
CHO
SEND
LIMIT
HIGH
PMOD
ATK
TIME
EFFECT
RCV
CH
VARI
SEND
OFFSET
FMOD
ATK
LEVEL
DEVICE
NO
CUTOFF
FILTER
DEPTH
WAVE
DCY
TIME
LOCAL
REZ
PARAM
SPEED
REL
TIME
BULK
DUMP
PERFORM
NAME
POLY/
MONO
ASSIGN1
PARAM
DATA
PHASE
INIT
REL
LEVEL
CTRL
NO
COMMON
LAYER
UTILITY
PITCH MODULATION
MIDI
MIDI
51. MU100BのリアパネルのHOSTSELECTスイッチを「MIDI」に設定します。
2. MIDIケーブルを使ってそれぞれの端子を図のように接続します。
この場合、MIDIIN-A端子に接続したMIDI機器の信号はMIDIチャンネルA01
〜A16として、またMIDIIN-B端子に接続したMIDI機器の信号はMIDIチャン
ネルB01〜B16として受信します。
1・ MIDIキーボードまたはシーケンサーのみを接続する場合は、以下の様に接続してください。
MIDIキーボードのMIDIOUT端子 → MU100BのMIDIIN-AまたはIN-B
シーケンサーのMIDIOUT端子 → MU100BのMIDIIN-A
・ MU100Bでは、MIDIIN-A/Bにかかわらずパートナンバー0〜31のエクスクルーシブメッセージを受
信すると、パート1〜32をそれぞれ選択します。
2パート1〜16/17〜32を使用している曲データは、それぞれMIDIIN-A/Bで受信するように接続して
ください。
MIDIIN-A/Bを逆の端子で受信すると、MIDIチャンネルメッセージを受信するパートとエクスクルー
シブメッセージ中のパートナンバーで指定するパートが一致しなくなるため、正しく再生されない
場合があります。

16 セットアップ
1-3. オーディオ機器との接続
A/DINPUT端子の接続
フロントパネルのA/DINPUT端子には、マイクやギター、ベースなどの出力レベルの低い楽
器から、キーボードやオーディオ機器のような出力レベルの高い装置まで、さまざまなアナ
ログ信号を入力できます。
この端子を通してMU100Bに入力された信号は、16ビットA/D変換された後、内蔵のエフェク
トをはじめ、イコライザーやボリューム、パンなどのデジタルエフェクト処理を受け、
MU100B本体のサウンドとミックスされてリアパネルのOUTPUT端子から出力されます。
接続には、ステレオ標準プラグを使用します。接続にモノラル×2→ステレオ変換プラグを
使用すると、マイクなどのモノラル信号を2チャンネルで接続することができます。また、
接続にモノラル標準プラグを使用すると1チャンネル(A1パート)のみの入力となります。
2・ 入力ソースの設定を誤ると、耳を痛めたりオーディオ機器が破損したりします。十分にご注意くだ
さい。
・ A/DINPUT端子にプラグを接続するときは、必ずA/DINPUTつまみを最小にしぼってから行ってく
ださい。
A/D
INPUT
PHONES POWER/VOL
PUSH ON/OFF
LR
CDプレーヤー マイクやギターなどの楽器 シンセサイザー
または
ATTACK
PHONES L/MONO
OUTPUT
R DC IN POWER FOOT
VOLUME FOOT
CONTROLLER FOOT
SWITCH TOHOST HOSTSELECT IN OUT
MIDI
THRU
AMPEG RELEASE ASSIGN 1/DATAVOLUME
CUTOFF
FILTER RESONANCE ASSIGN2
2MW/FC
1
SCENE
ARPEGGIO HOLD SHIFT
OCTAVE
PART/LAYER/ +
PRESET USER
VWX
PROGRAM +
PERFORMANCE STORE
MULTI
PRESET USER ARPEGGIATOR
UTILITY 7YZ'
8&
*9
MNO
4PQR
5STU
6
DEF
1GHI
2JKL
NO/
QUICKPC YES
3
ABC
0SPACE
ENTER
PERFORMANCE MULTI
DEMO
STORE UTILITY
TYPE
BANK
PBEND
RANGE
NOTE
SFT
ATK
TIME
ATK
TIME
MASTER
TUNE
TEMPO
ARPEGGIATOR PERFORM
LEVEL EFECT
PROGRAM
SYSTEM MIDI ASSIGN
PMOD
DETUNE
DCY
TIME
DCY
TIME
KBD
TRANS
SUB
DIVIDE
VOLUME
FMOD
REV
TYPE
CUTOFF
FC PORTA
VEL ASSIGN2
LFO
PEG
CHO
TYPE
VARI
EF
VARI
TYPE
SWITCH
VARI
PARAM
TIME
VARI
DATA
MW
FMOD
LIMIT
LOW
TUNE
AEG
FEG
NOTE
DCY
LEVEL
DCY
LEVEL
VEL
CURVE
PAN
CUTOFF
LIMIT
HIGH
REL
TIME
REL
TIME
VEL
FIX
REV
SEND
LIMIT
LOW
AMOD
INIT
LEVEL
TRANS
CH
CHO
SEND
LIMIT
HIGH
PMOD
ATK
TIME
EFFECT
RCV
CH
VARI
SEND
OFFSET
FMOD
ATK
LEVEL
DEVICE
NO
CUTOFF
FILTER
DEPTH
WAVE
DCY
TIME
LOCAL
REZ
PARAM
SPEED
REL
TIME
BULK
DUMP
PERFORM
NAME
POLY/
MONO
ASSIGN1
PARAM
DATA
PHASE
INIT
REL
LEVEL
CTRL
NO
COMMON
LAYER
UTILITY
PITCH MODULATION

17セットアップ
PHONES端子の接続
フロントパネルのPHONES端子にヘッドフォンプラグを接続します。音量はボリュームつま
みで調節します。ヘッドフォンを接続した場合でも、リアパネルのOUTPUT端子からはサウ
ンドが出力されます。
ヘッドフォンは、インピーダンス8〜150Ωで、ステレオミニプラグのものをお使いください。
MU100B
A/D
INPUT
PHONES POWER/VOL MIDI
AB
PUSH ON/OFF
OUTPUT/INPUT端子の接続
リアパネルのOUTPUT端子を再生装置に接続します。再生装置にはアンプ内蔵スピーカー(ヤ
マハCBX-S3など)やオーディオ装置などのステレオ再生できるものをおすすめします。
CBX-S3
ミキサー
MU100B
R
L
OUTPUT INPUT
また、リアパネルのINPUT端子にはCDプレーヤーや他の音源を接続します。接続する機器が
標準端子を装備している場合、RCAピンプラグ→標準プラグの変換アダプターが必要です。
MU100B
R
L
OUTPUT INPUT
disc
A/D
INPUT
PNONES POWER/VOL
PUSHON/OFF
PART MIDI BANK/PGM# VOL EXP PAN REV CHO VAR KEY
XG
TG300B
C/M
PERFORM
PLAY EDIT
UTIL EFFECT
MODE EQ
MUTE/
SOLO
ENTER
EXIT
PART
SELECT
VALUE
ALL

18 セットアップ
2.電源を入れる/切る
51. MU100Bと周辺機器が正しく接続されていることを確認してください。ま
た、再生装置のボリュームを下げてください。
2. コンピューターやMIDIキーボードに続いて、MU100Bの電源スイッチを入れ
てください。
2MU100Bの電源スイッチを入れてから、MIDI信号が受信できる状態になるまで数秒
間かかります。(この間、A,B両方のランプが点灯しています。)
3. 再生装置の電源を入れ、MU100Bのボリュームと再生装置のボリュームを適
切な位置に調節してください。
音量調節
押す
A/D
INPUT
PHONES POWER/VOL MIDI
AB
PUSH ON/OFF
A/D
INPUT
PHONES POWER/VOL
PUSH ON/OFF
4. MU100Bの電源スイッチを切るときは、再生装置の電源を切るかボリューム
を下げてから切ります。
2MU100B内のパラメーターは電源スイッチを切るとすべて初期化されます。

19MU100Bの構成と機能
1.サウンドモジュールモード
サウンドモジュールモードには2種類のマルチ音源モードがあり、モードを切り替えることによって
音源の性格が大きく変わります。
2サウンドモジュールモードを変更すると、MU100B本体内の設定は初期化されてしまいます。
1コンピューターのシーケンスソフトや、シーケンサーでXGやGMのソングデータを演奏するとき、
サウンドモジュールモードの自動切り替えに約0.5秒かかります。制作されるソングデータの先頭
に、若干の空白小節を挿入しておくことをおすすめします。
1-1. XG(エックスジー)モード
4・ MU100BをXGに完全対応したマルチ音源として使用するモードです。
・ XGについてはP.5をお読みください。
・ 使用できるパート数は、32パート+2A/Dパートです。
・ 使用できるボイスは、1074ノーマルボイス+36ドラムボイスです。
1-2. TG300Bモード
4・ MU100BをGMシステムレベル1に準拠したマルチ音源として使用するモードです。
・ このモードでは、TG300のGM-Bモードと同様、他社のコンピューターミュージック用音
源と高い互換性を持ちます。しかし、TG300で作成したデータをそのまま再生すると、
鳴り方が異なる場合があります。
・ 使用できるパート数は、32パート+2A/Dパートです。
・ 使用できるボイスは、614ノーマルボイス+10ドラムボイスです。
MU100Bの構成と機能
Table of contents
Languages:
Other Yamaha Recording Equipment manuals

Yamaha
Yamaha FX550 User manual

Yamaha
Yamaha CD8-mLAN User manual

Yamaha
Yamaha MU10 User manual

Yamaha
Yamaha TG100 Parts list manual

Yamaha
Yamaha MagicStomp User manual

Yamaha
Yamaha MDR-10 User manual

Yamaha
Yamaha QY 300 User manual

Yamaha
Yamaha YDG2030 User manual

Yamaha
Yamaha QY10 User manual

Yamaha
Yamaha VL1-m User manual

Yamaha
Yamaha EMT-10 User manual

Yamaha
Yamaha QX1 User manual

Yamaha
Yamaha MU5 User manual

Yamaha
Yamaha EMP700 User manual

Yamaha
Yamaha FX500B User manual

Yamaha
Yamaha NAI48-ES User manual

Yamaha
Yamaha ProR3 User manual

Yamaha
Yamaha REV100 User manual

Yamaha
Yamaha CDR-HD1500 User manual

Yamaha
Yamaha CS6R User manual