Lenovo ThinkServer RD120 User manual

ThinkServer RD120
Type 6444, 6445, 6446, および 6447
ユーザー・ガイド

ThinkServer RD120
Type 6444, 6445, 6446, および 6447
ユーザー・ガイド

お願い:
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 99 ページの『特記事項』に記載されている一般情報、および ThinkServer
Documentation DVD に収録されている「
保証およびサポート情報 」資料をお読みください。
本装置は、高調波電流規格JIS C 61000-3-2 に適合しています。
本製品およびオプションに電源コード・セットが付属する場合は、それぞれ専用のものになっていますので他の電気機器には使用し
ないでください。
第4版第1刷2009.4
© Copyright Lenovo 2008, 2009.
Portions © Copyright International Business Machines Corporation 2008.
All rights reserved.

目次
安全について ..........................v
第1章ThinkServer RD120 サーバー ................1
関連資料 ............................2
本書で使用する注記 .......................3
機能および仕様 ........................3
サーバーが提供する機能 ......................5
信頼性、可用性、保守容易性の機能 ..................7
ThinkServer EasyStartup ......................8
サーバーのコントロール・ボタン、LED、および電源 ...........9
正面図 ...........................9
背面図 ...........................12
サーバーの電源機能 ......................14
第2章 オプション装置のインストール ...............17
サーバー・コンポーネント.....................17
システム・ボードのオプション装置コネクター ............20
PCI ライザー・カード・アダプターのコネクター ...........21
電源バックプレーン・ボードのコネクター ..............21
システム・ボードの内部ケーブル・コネクター ............22
システム・ボードの外部コネクター ................23
システム・ボードのスイッチとジャンパー ..............24
システム・ボード LED.....................26
ライザー・カード・アセンブリー LED...............27
診断パネル .........................28
取り付けのガイドライン .....................32
システムの信頼性ガイドライン ..................33
電源オンされているサーバーの内部での作業 .............34
静電気の影響を受けやすい部品の取り扱い ..............34
カバーの取り外し ........................35
ライザー・カード・アセンブリーの取り外し ..............37
ライザー・カード・アセンブリーの取り付け ..............38
マイクロプロセッサー・エアー・バッフルの取り外し...........39
マイクロプロセッサー・エアー・バッフルの取り付け...........40
DIMM エアー・バッフルの取り外し .................41
DIMM エアー・バッフルの取り付け .................42
アダプターの取り付け ......................44
アダプターの取り外し ......................48
RAID SAS コントローラーの交換 ..................50
ハード・ディスクの取り付け ....................52
ハード・ディスクの取り外し ....................55
オプション・テープ・ドライブの取り付け ...............56
3.5 型モデル・サーバーへの SATA テープ・ドライブの取り付け .....56
2.5 型モデル・サーバーへの SATA テープ・ドライブの取り付け .....58
マイクロプロセッサーの取り付け ..................60
メモリー・モジュールの取り付け ..................66
メモリー・ミラーリング ....................69
Online-spare メモリー .....................69
メモリー・モジュールの取り外し ..................71
© Lenovo 2008, 2009. Portions © IBM Corp. 2008. iii

ホット・スワップ・パワー・サプライの取り付け ............72
ホット・スワップ・パワー・サプライの取り外し ............75
ファンの取り付け ........................75
ファンの取り外し ........................76
ファン・ブラケット・アセンブリーの取り外し .............77
ファン・ブラケット・アセンブリーの取り付け .............79
CD-RW/DVD ドライブの交換 ...................80
取り付けの完了 .........................81
カバーの取り付け .......................82
ケーブルの接続 ........................83
サーバー構成の更新 ......................84
第3章 サーバーの構成 .....................85
Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの使用 .........86
Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの始動 ........86
Configuration/Setup ユーティリティー・メニュー選択項目 ........87
パスワード .........................92
RAID 構成ユーティリティー・プログラムの使用 ............95
RAID 構成ユーティリティー・プログラムの開始 ...........96
RAID 構成ユーティリティーのメニュー選択 .............96
コントローラーの構成 .....................96
構成の表示 .........................97
ベースボード管理コントローラーの使用................97
ベースボード管理コントローラー・ユーティリティー・プログラムの使用 97
Gigabit Ethernet コントローラーの構成 ................98
付録.特記事項 .........................99
商標 ............................100
重要事項 ...........................100
電気電子機器の廃棄 (WEEE) に関する注記 ..............101
日本におけるリサイクルについて ..................102
バッテリー回収プログラム ....................103
German Ordinance for Work gloss statement ..............104
電波障害自主規制特記事項 ....................104
Federal Communications Commission (FCC) statement ..........104
Industry Canada Class A emission compliance statement .........105
Avis de conformité à la réglementation d’Industrie Canada ........105
Australia and New Zealand Class A statement.............105
United Kingdom telecommunications safety requirement .........105
European Union EMC Directive conformance statement .........105
Taiwanese Class A warning statement................106
Chinese Class A warning statement ................106
情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示 .........106
Lenovo product service information for Taiwan ............106
索引 ............................107
iv ThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド

安全について
Before installing this product, read the Safety Information.
Antes de instalar este produto, leia as Informações de Segurança.
Pred instalací tohoto produktu si prectete prírucku bezpecnostních instrukcí.
Læs sikkerhedsforskrifterne, før du installerer dette produkt.
Lees voordat u dit product installeert eerst de veiligheidsvoorschriften.
Ennen kuin asennat tämän tuotteen, lue turvaohjeet kohdasta Safety Information.
Avant d’installer ce produit, lisez les consignes de sécurité.
Vor der Installation dieses Produkts die Sicherheitshinweise lesen.
Prima di installare questo prodotto, leggere le Informazioni sulla Sicurezza.
Les sikkerhetsinformasjonen (Safety Information) før du installerer dette produktet.
Antes de instalar este produto, leia as Informações sobre Segurança.
© Lenovo 2008, 2009. Portions © IBM Corp. 2008. v

Antes de instalar este producto, lea la información de seguridad.
Läs säkerhetsinformationen innan du installerar den här produkten.
重要:
すべての「注意」と「危険」の注意書きには番号が付いています。この番号は、
ThinkServer Documentation DVD に収録されている「Safety Information」の英語の
Caution とDanger に対応する翻訳文の「注意」と「危険を相互参照するのに使用し
ます。
例えば、「Caution」の注意書きに数字の 1が付いていた場合、「Safety
Information」資料を見ればその注意書きに対応した 1の翻訳文が見つかります。
この資料で述べられている手順を実施する前に「注意」と「危険」の注意書きをす
べてお読みください。 もし、オプションに追加の安全情報がある場合はその装置の
取り付けを開始する前にお読みください。
vi ThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド

安全 1:
危険
電源ケーブルや電話線、通信ケーブルからの電流は危険です。
感電を防ぐために次の事項を守ってください。
v雷雨の間はケーブルの接続や切り離し、または本製品の設置、保守、再構成を
行わないでください。
vすべての電源コードは正しく配線され接地されたコンセントに接続してくださ
い。
vご使用の製品に接続するすべての装置も正しく配線されたコンセントに接続し
てください。
v信号ケーブルの接続または切り離しは可能なかぎり片手で行ってください。
v火災、水害、または建物に構造的損傷の形跡が見られる場合は、どの装置の電
源もオンにしないでください。
v取り付けおよび構成手順で特別に指示されている場合を除いて、装置のカバー
を開く場合はその前に、必ず、接続されている電源コード、通信システム、ネ
ットワーク、およびモデムを切り離してください。
vご使用の製品または接続された装置の取り付け、移動、またはカバーの取り外
しを行う場合には、次の表の説明に従ってケーブルの接続および切り離しを行
ってください。
ケーブルの接続手順:ケーブルの切り離し手順:
1. すべての電源をオフにします。
2. 最初に、すべてのケーブルを装置に接続
します。
3. 信号ケーブルをコネクターに接続しま
す。
4. 電源コードを電源コンセントに差し込み
ます。
5. 装置の電源をオンにします。
1. すべての電源をオフにします。
2. 最初に、電源コードをコンセントから取
り外します。
3. 信号ケーブルをコネクターから取り外し
ます。
4. すべてのケーブルを装置から取り外しま
す。
安全について vii

安全 2:
注意:
リチウム・バッテリーを交換する場合は、製造メーカーが推奨するバッテリーのみ
を使用してください。システムにリチウム・バッテリーが入ったモジュールがある
場合、そのモジュールの交換には同じメーカーの同じモジュール・タイプのみを使
用してください。バッテリーにはリチウムが含まれており、適切な使用、扱い、廃
棄をしないと、爆発するおそれがあります。
次のことはしないでください。
v水に投げ込む、あるいは浸す
v100°C (華氏 212 度)以上に過熱
v修理または分解
バッテリーを廃棄する場合は地方自治体の条例に従ってください。
viii ThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド

安全 3:
注意:
レーザー製品 (CD ドライブ、DVD ドライブ、光ファイバー装置、または送信機な
ど)を取り付ける場合には、以下のことに注意してください。
vカバーを外さないこと。カバーを取り外すと有害なレーザー光を浴びることがあ
ります。この装置の内部には保守が可能な部品はありません。
v本書に記述されていないコントロールや調整を使用したり、本書に記述されてい
ない手順を実行すると、有害な光線を浴びることがあります。
危険
一部のレーザー製品には、クラス 3A またはクラス 3B のレーザー・ダイオー
ドが組み込まれています。次のことに注意してください。
カバーを開くとレーザー光線の照射があります。光線を見つめたり、光学装置を
用いて直接見たり、光線を直接浴びることは避けてください。
安全について ix

安全 4:
≥18 kg ≥32 kg ≥55 kg
注意:
装置を持ち上げる場合には、安全に持ち上げる方法に従ってください。
安全 5:
注意:
装置の電源制御ボタンおよび電源機構 (パワー・サプライ)の電源スイッチは、装置
に供給されている電流をオフにするものではありません。装置には 2本以上の電源
コードが使われている場合があります。 装置から完全に電気を取り除くには給電部
からすべての電源コードを切り離してください。
1
2
xThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド

安全 8:
注意:
電源機構 (パワー・サプライ)のカバーまたは次のラベルが貼られている部分のカバ
ーは決して取り外さないでください。
このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が流
れています。これらのコンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありませ
ん。これらの部品に問題があると思われる場合はサービス技術員に連絡してくださ
い。
安全 12:
注意:
このラベルが貼られている近くには高温になる部品が存在します。
安全 13:
危険
分岐回路に過負荷がかかると発火や感電の危険性が生じます。 このような危険を
避けるためシステムが必要とする電源容量が電源回路の安全容量を超えないこと
を確認してください。 ご使用の装置の電気仕様は装置に付属のマニュアルに記載
されています。
安全について xi

安全 15:
注意:
ラックからサーバーを引き出してもラックが転倒しないようになっていることを確
認してください。
xii ThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド

第1章ThinkServer RD120 サーバー
Lenovo®ThinkServer™RD120 (Type 6444, 6445, 6446, および 6447) サーバーは、
高さが 5-U の高性能サーバーです。このサーバーは、優れたマイクロプロセッサ
ー・パフォーマンスや改良されたシステム管理のほか、柔軟性のあるメモリー管理
とデータ管理を必要とするネットワーク環境に最も適しています。
サーバーには、ハード・ディスク・ベイのサイズと数を基にした 2つのモデルのス
タイルがあります。
v3.5
型 モデルには、3.5 型のホット・スワップ・ハード・ディスク・ベイが 6つ
備わっています。これらのモデルには、3.5 型ドライブのみが取り付け可能で
す。オプションのテープ・ドライブを取り付ける場合、テープ・ドライブは 6つ
ある 3.5 型ドライブ・ベイのうち 2つ分を占有します。
v2.5 型 モデルには、2.5 型のホット・スワップ・ハード・ディスク・ベイが 8つ
と、3.5 型のテープ・ドライブ・ベイが 1つ備わっています。これらのモデルに
は、2.5 型のハード・ディスクと、3.5 型のオプション・テープ・ドライブのみが
取り付け可能です。
この資料の中では、「2.5 型モデル 」と「3.5 型モデル 」の用語を使用して、これら
のサーバーのスタイルを区別します。
サーバーの設計においては、パフォーマンス、使いやすさ、信頼性、および拡張機
能などが重要な考慮事項でした。これらの設計機能を用いることで、現在のニーズ
に応じてシステム・ハードウェアをカスタマイズしたり、将来に備えて柔軟性の高
い機能拡張を準備したりすることができます。
ご使用のサーバーには、限定保証書が付属しています。保証の条件およびサービス
と支援の利用については、「
保証およびサポート情報 」を参照してください。
本サーバー、およびその他の Lenovo サーバー製品の最新情報については、
http://www.lenovo.com/thinkserver から入手できます。
1. 各ラックは、垂直方向に 4.45 cm (1.75 インチ)の増分を単位として測定されます。各増分の単位は「U」と呼ばれます。高さ「1U」
の装置は、1.75 インチの高さがあることを示します。
© Lenovo 2008, 2009. Portions © IBM Corp. 2008. 1

重要:パワー・サプライの取り付けと取り外しおよび電源の接続と切り離しに関す
る本書の情報は、AC パワー・サプライのみが該当します。サーバーに DC パワ
ー・サプライが使用されている場合は、当該パワー・サプライに付属の資料を参照
してください。 DC 電源環境では、DC パワー・サプライへの電源の接続と切り離
し、DC パワー・サプライの取り付けと取り外し作業は、Lenovo サービス技術員以
外ではトレーニングを受けた保守要員のみが許可されています。
関連資料
この「 ユーザー・ガイド 」は、サーバーに関する全般的な情報と、サポートされて
いるオプション装置の取り付け方法やサーバーの構成方法を記載しています。この
サーバーには、次の資料も付属しています。
v
インストール・ガイド
この資料は、ThinkServer Documentation DVD 上に PDF 形式で収められていま
す。この印刷資料には、サーバーのセットアップ用の説明と、一部のオプション
装置を取り付けるための基本手順を記載してあります。
v
保証およびサポート情報
この資料は、ThinkServer Documentation DVD 上に PDF 形式で収められていま
す。保証の条件およびサービスと支援の利用に関する情報が記載されています。
vSafety Information
この資料は、ThinkServer Documentation DVD 上に PDF 形式で収められていま
す。この資料には、注意と危険の注記の翻訳が記載されています。この資料に記
載の注意と危険の注記には番号が付けられており、この番号を使用して自国の対
応する注記を「Safety Information」の中で見つけることができます。
v
ラック搭載手順
この資料は、ThinkServer Documentation DVD 上に PDF 形式で収められていま
す。これらの資料には、サーバーをラックに搭載するための手順が記載されてい
ます。
v
ハードウェア・メインテナンス・マニュアル
この資料の英語版は、PDF 形式で ThinkServer Documentation DVD に収められて
います。「
ハードウェア・メインテナンス・マニュアル 」の最新版は Lenovo
Support Web サイト で入手できます。この資料には、問題をお客様自身で解決す
るための情報、およびサービス技術員向けの情報が記載されています。
ご使用のサーバーのモデルによっては、ThinkServer Documentation DVD に追加資料
が含まれている場合があります。
ご使用のサーバーには、サーバーに付属の資料には記載されていない機能が付いて
いることがあります。この資料は、そうした機能を記載するために更新されたり、
サーバーの付属資料には記載されていない追加情報を提供するために、技術更新情
報が入手可能になる場合があります。このような技術更新は、Lenovo のWeb サイ
トから入手できます。更新資料および技術更新の有無を調べるには、以下のステッ
プを実行してください。
2ThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド

注:Lenovo Web サイトは定期的に変更されます。実際の手順は、当マニュアルに
記載された内容とは少し異なる可能性があります。
1. http://www.lenovo.com/support にアクセスします。
2. 製品番号 (マシン・タイプおよびモデル番号)を入力するか、「Select your
product」リストから「Servers and Storage」を選択します。
3. 「Family」リストから「ThinkServer RD120」を選択して、「Continue」をク
リックします。
本書で使用する注記
本書の注意および危険に関する注記は、ThinkServer Documentation DVD に収められ
ている複数言語による「Safety Information」資料にもあります。各安全に関する注記
には番号が付けられており、「Safety Information」資料で、対応するご使用の言語の
安全に関する注記を参照することができます。
本書では、次のような注記が使用されています。
v注:これらの注記には、重要なヒント、説明、助言が書かれています。
v重要:これらの注記には、不都合な、または問題のある状態を避けるのに役立つ
情報または助言が書かれています。また、これらの注記は、プログラム、装置、
またはデータを損傷するおそれのあることを示します。「重要」の注記は、損傷
を起こすおそれのある指示や状態の記述の直前に書かれています。
v注意:これらの注記は、ユーザーに対して危険が生じる可能性がある状態を示し
ます。「注意」の注記は、危険となりうる手順または状態の記述の直前に書かれ
ています。
v危険:これらの注記は、ユーザーに対して危険が生じる可能性がある状態を示し
ます。「危険」の注記は、致命的あるいはきわめて危険となりうる記述の直前に
書かれています。
機能および仕様
次の表は、ご使用のサーバーの機能と仕様を要約したものです。ご使用のサーバ
ー・モデルによっては、使用できない機能があったり、一部の仕様が該当しない場
合があります。
ラックは、縦方向に 4.45 cm (1.75 インチ)ずつ区切られています。それぞれの増
分をユニット、または「U」と呼びます。1-U の高さの装置は 1.75 インチの高さに
なります。
注:
1. 電力消費量および発熱量は、取り付けたオプション機構の数とタイプ、および使
用する電源管理オプション機構によって異なります。
2. これらのレベルは、管理された音響環境のもとで、米国規格協会 (ANSI) S12.10
および ISO 7779 によって指定された手順に従って測定されたもので、ISO 9296
に従って報告されています。特定の場所における実際の音圧レベルは、室内反響
およびその他の近隣の騒音源によって、ここに示した平均値を超える場合があり
ます。公称音響レベルは、上限を示しており、多数のコンピューターはこれを下
回るレベルで動作します。
第1章ThinkServer RD120 サーバー 3

表 1. 機能および仕様
マイクロプロセッサー:
vIntel®Xeon®FC-LGA 771 デュアル
コア (4 MB レベル 2キャッシュ付
き)またはクワッドコア (8 MB (2x4
MB) レベル 2キャッシュ付き)
v最大 2つまでのマイクロプロセッサ
ーをサポート
vIntel Extended Memory 64 Technology
(EM64T) をサポート
注:
1. マイクロプロセッサーのタイプや速
度を判断するには、
Configuration/Setup ユーティリティ
ー・プログラムを使用します。
2. このサーバーがサポートするマイク
ロプロセッサーのリストについて
は、http://www.lenovo.com/thinkserver
を参照してください。
メモリー:
v12 個の DIMM コネクター
v最小:1GB
v最大:48GB
vタイプ: Fully Buffered DIMM (FBD)
PC2-5300 DIMM のみ
vサイズ:1GB、2GB、または 4GB
(使用可能な場合)をペアで使用
v拡張 ECC サポート
ドライブ:CD/DVD: IDE 24x CD-RW/
8x DVD コンビネーション
拡張ベイ:
vホット・スワップ・ハード・ディス
ク・ベイ: SAS のみ。数とサイズは
サーバー・モデルに依存。次の構成の
いずれか:
–6個の 3.5 型ドライブ・ベイ
–8個の 2.5 型ドライブ・ベイ
–1個の 5.25 型ウルトラベイ・エン
ハンスト・ベイ (CD-RW/DVD ド
ライブが取り付け済み)
拡張スロット:
v2個の PCI Express x8 スロット (x4
レーン)をシステム・ボード上に搭載
(ロー・プロファイル)
v次のいずれのオプションのライザー・
カードもサポートします。
–2個の PCI Express x8 スロット
(x8 レーン)付きのライザー・カー
ド(標準)
–2個の 133 MHz/64 ビット PCI-X
スロット付きのライザー・カード
ホット・スワップ・ファン:
v標準:5個
v最大:10個-リダンダント冷却を提供
ホット・スワップ・パワー・サプライ:
835 ワット (100 - 240 V ac)
v最小:1個
v最大:2個-リダンダント電源を提供
サイズ (2U):
v高さ: 85.4 mm
v奥行き: 705 mm
v幅: 443.6 mm
v質量: 21.09 kg から 29.03 kg (構成によ
って異なる)
内蔵機能:
vベースボード管理コントローラー
(BMC)
v2個の Broadcom 10/100/1000 イーサネ
ット・コントローラー、TCP/IP Offload
Engine (TOE) サポート付き
v1個の RAID コントローラー、8k また
は8k-l SAS コントローラーが取り付け
済みの場合のみアクティブ可能
vシリアル・ポート 1個
v1個のシリアル接続 SCSI (SAS) コント
ローラー
v7個の USB ポート (前面に 2個、背
面に 4個、内部に 1個)、V1.1 をサポ
ートする v2.0
v2個のビデオ・ポート (サーバーの前面
と背面に 1個ずつ)
v1個の内蔵シリアル AGA (SATA) コネ
クター
vリモート管理アダプター II SlimLine の
サポート (オプション)
注:メッセージと資料内で使用する用語の
「
サービス・プロセッサー 」は、ベースボ
ード管理コントローラーあるいはオプショ
ンのリモート管理アダプター II SlimLine
のことを指します。
ビデオ・コントローラー:
vシステム・ボード上の ATI RN50 ビデ
オ
vSVGA および VGA 互換
v16 MB DDR ビデオ・メモリー
放出音響ノイズ:
v公称音響出力、アイドル時: 6.8 ベル
v公称音響出力、動作時: 6.8 ベル
ServeRAID SAS コントローラー:
vServeRAID™-8k-l SAS コントローラー、
RAID レベル 0、1、10 をサポート
vServeRAID-8k SAS コントローラー、256
MB バッテリー・バックアップ付き (RAID
レベル 0、1、1E、5、6、および 10 をサポ
ート)にアップグレード可能
環境:
v室温:
–サーバー電源オン時: 10° から 35°C
高度:0から 914.4 m
–サーバー電源オフ時: 10° から 43°C
最大高度: 2133.6 m
–出荷時: -40° から 60°C
v湿度 (作動時および保管時):
–サーバー電源オン時:8%から 80%
–サーバー電源オフ時:8%から 80%
発熱量:
1時間あたりの英国熱量単位 (Btu) による発
熱量 (近似値):
v最小構成:時間当たり 1230 Btu (360 ワッ
ト)
v最大構成:時間当たり 3312 Btu (970 ワッ
ト)
ホット・スワップ AC パワー・サプライ使用
時の電源入力:
v正弦波入力 (50 または 60 Hz) が必要
v自動選択の入力電圧域
v低電圧入力:
–最低:100VAC
–最高:127VAC
v高電圧入力:
–最低:200VAC
–最高:240VAC
v入力キロボルト・アンペア (kVA) (近似値):
–最小: 0.29 kVA (すべのモデル)
–最大: 1.00 kVA
4ThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド

サーバーが提供する機能
このサーバーは、次の機能とテクノロジーを使用します。
vベースボード管理コントローラー
ベースボード管理コントローラー (BMC) は、基本サービス・プロセッサー環境
モニター機能を提供します。環境条件がしきい値を超えたり、システム・コンポ
ーネントに障害が起きたりすると、ベースボード管理コントローラーは、問題の
診断に役立つよう LED を点灯します。
vThinkServer EasyStartup DVD
ご使用のサーバーに付属の ThinkServer EasyStartup DVD には、サーバーのセッ
トアップおよびオペレーティング・システムのインストールに役立つプログラム
が入っています。EasyStartup™プログラムは、取り付けられたハードウェア装置
を検出して、応答ファイルを作成してオペレーティング・システムおよび関連す
るデバイス・ドライバーの無人インストールを実行するプロセスをガイドしま
す。
ThinkServer EasyStartup DVD についての詳細は、ThinkServer RD120
インストー
ル・ガイド を参照してください。
vEasyManage ソフトウェア
ThinkServer EasyManage ソフトウェアは、高性能を維持しながらダウン時間を抑
える上で役立ちます。単一のコンソールを使用して、セキュリティーおよびパフ
ォーマンスに関するアラートをモニターおよび構成して、ハードウェア障害予知
を実行し、オペレーティング・システムとソフトウェアをデプロイして、ソフト
ウェア・ライセンスをモニターすることができます。EasyManage ソフトウェア
は、Lenovo Support Web サイト (http://www.lenovo.com/support) からダウンロー
ドしてインストールすることができます。EasyManage ソフトウェアのインストー
ルに関する情報は、
インストール・ガイド を参照してください。
v
診断 CD
サーバーに付属の
診断 CD には、サーバーの主要コンポーネントをテストする
ための診断プログラムが収められています。 診断 CD の追加情報については、
ThinkServer Documentation DVD の「
ハードウェア・メインテナンス・マニュア
ル
」を参照してください。
v統合ネットワーク・サポート
このサーバーには、10-Mbps、100-Mbps、または 1000-Mbps のネットワーク接続
をサポートする 2つの内蔵 Broadcom Gigabit Ethernet コントローラーが付属し
ています。詳しくは、 98 ページの『Gigabit Ethernet コントローラーの構成』を
参照してください。
第1章ThinkServer RD120 サーバー 5

v大容量記憶装置とホット・スワップ機能
3.5 型モデル・サーバーは、ホット・スワップ・ベイで最大 6個のスリムハイ
ト、3.5 型のホット・スワップ・ハード・ディスクをサポートします。 2.5 型モ
デル・サーバーは、ホット・スワップ・ベイで最大 8個の 2.5 型ホット・スワ
ップ・ハード・ディスクをサポートします。ホット・スワップ機能により、サー
バーの電源をオフにしなくても、ハード・ディスクの追加、取り外し、交換がで
きるようになります。
vEasy LED 診断
Easy LED 診断機能では、問題の診断に役立つ LED を提供します。詳しくは、
「
ハードウェア・メインテナンス・マニュアル 」の Easy LED 診断に関するセク
ションを参照してください。
vメモリー・ミラーリング
メモリー・ミラーリングは、ミラーリングした DIMM のペアのメイン・メモリ
ーおよびリダンダント・ロケーションに情報を書き込むことによって、メモリー
の信頼性を高めます。
vOnline-spare メモリー
Online-spare メモリーは、障害を起こした DIMM のペアをシステム構成で使用不
可にして、障害を起こしたペアに置き換わる Online-spare DIMM のペアをアクテ
ィブにします。
vPCI Express アダプター機能
このサーバーには、ロー・プロファイル PCI Express x4 アダプター用に 2つの
スロットがあります。これらのスロットは x8 アダプターを受け入れますが、こ
のアダプターは x4 アダプターとして動作します。また、サーバーには、PCI
Express x8 アダプター用の 2つのスロットもあります (ライザー・カード上で、
フルハイト、フルサイズのアダプター用に 1個とフルハイト、ハーフサイズのア
ダプター用に 1個)。
注:PCI Express ライザー・カード・アセンブリーをオプションの PCI-X ライザ
ー・カード・アセンブリーと交換すると、これらの PCI Express x8 スロットを
PCI-X 133 MHz スロットと交換することができます。
vリダンダント接続
オプションのネットワーク・インターフェース・カード (NIC) を追加すると、リ
ダンダント・イーサネット接続にフェイルオーバー機能を提供することができま
す。プライマリー・イーサネット接続に問題が発生すると、このプライマリー接
続に関連するすべてのイーサネット・トラフィックが、自動的にリダンダント
NIC に切り替わります。適切なデバイス・ドライバーをインストールすると、こ
の切り替えはデータ損失なく、ユーザーの介入なしで実行されます。
6ThinkServer RD120 Type 6444, 6445, 6446, および 6447: ユーザー・ガイド