OHM ELECTRIC Cool cabi OCA-S300AC-A100 User manual

・ご使用になる前に必ずお読みください。
・いつも側に置いてお使いください。
注意
取扱説明書
天井取付型
OCA-S300AC-A100
≪目次≫
1.安全に関するご注意………………………………………2
2.制御盤への取付け方法……………………………………3~6
3.配線…………………………………………………………7~8
4.運転…………………………………………………………8~13
5.アラーム・安全機能……………………………………14
6.メンテナンス……………………………………………15~16
7.仕様………………………………………………………17~18
8.保証期間…………………………………………………19
9.フロン回収について……………………………………19
10.廃棄について……………………………………………19

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1.安全に関するご注意
●このクーラは制御盤用クーラです。本来の目的以外では、絶対に使用しないでください。
●ご使用になる前に「安全に関するご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。
●取扱説明書に示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので必ず守ってください。
表示と意味は次のようになっています。
危険
取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷を負う危険が切迫して生じることが想定される場合
注意
取扱いを誤った場合、使用者が損害を負う危険が想定される場合および物的損害のみが想定される場合
「図記号」の意味は次のようになっています。
絶対にしてはいけない「禁止」を意味します。
「回転物注意」を意味します。
気をつけていただく「注意喚起」を意味します。
「感電注意」を意味します。
必ず実施していただく「強制」を意味します。
危険
通電中は端子台に触らないでください。
注意
通電中は前面カバーを外さないでください。ファン回転部に指や異物を入れないでください。
作業は電源を切り、ファンが停止してから行ってください。
→ケガの原因になります。
屋外での使用はできません。
引火性ガス、腐食性ガス、油煙、絶縁を悪くするチリ等が発生または充満する場所では使用できません。
→寿命の低下、損傷の原因になります。
振動・衝撃のある場所では使用できません。
本体の改造・修理は絶対にしないでください。また、修理をする場合はメーカにご相談ください。
冷却回路に密封されている冷媒や油は、環境保護のため専門的な処理が必要です。
廃棄処理をする場合、必ず専門の処理業者によって処理をしてください。
クーラを設置する際、必ず周囲は円滑な空気循環が確保されている場所に設置または取付けてください。
→冷却能力が低下します。
クーラを運搬する場合、必ず傾斜させないで垂直になる様に運搬してください。
また、制御盤に取付けた状態での運搬は絶対にしないでください。
周囲温度が+20℃~+50℃で、周囲湿度が 85%RH 以下(非結露)の範囲で必ず使用してください。
クーラを保管する時は、必ず横および逆さにせず、周囲温度が+70℃を越すような環境では保管しないでくだ
さい。
クーラが納入された時、その梱包状態が損傷していないか確認してください。
→梱包の損傷は、クーラの故障の原因につながりますので、損傷を受けたクーラは絶対に使用しないでくだ
さい。
フィルタは、付属のものを使用してください。
→目の細かなフィルタを使用すると、放熱効率が下がり、冷却能力の低下・故障の原因になります。
クーラは、お子様や身体に何らかの障害を持つ方、又はクーラに関する知識の無い方のご使用はお避けください。
ただし、クーラに関する知識を有する者の監視の下、あるいはご使用に関する教育を受けている場合は、この限
りではありません。

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2.制御盤への取付け方法
2-1 取付けに関するご注意
危険
クーラを制御盤へ取付けるときは、感電防止のため制御盤自体への電源供給を停止させてください。
注意
クーラの設置には、付属品以外のものは使用しないでください。
→故障やケガの原因になります。
取付面(パネルカット)は、規定の寸法で加工してください。
クーラの取付けは、図のように必ず水平・垂直(±2°)に
取付けてください。
→クーラの安定動作を図り、クーラで除湿した水をスムーズに
排出させるためです。
クーラの設置は、円滑な空気循環を確保し、他のユニットまたは壁と
200mm 以上離して設置してください。
また制御盤内の空気循環が、必ず妨げられないようにしてください。
上記が守られないと、空気循環が悪くなり、冷却能力の低下や結露が
生じます。
クーラの使用電源は、必ず銘板に表記してある指定定格電圧を使用してく
ださい。
また、クーラへの電源取入れ口には、必ず適切なブレーカを介して接続し、
漏電による感電防止のため、アース線は必ず接地してください。
クーラの設置には電気工事が必要です。専門業者にご相談ください。
→配線等の設置工事に不備があると感電や火災の原因となります。
クーラを設置後、コンプレッサの保護のため、必ず 30 分以上経過してから通電、運転を開始してください。
設置する制御盤の気密性の確保(シーリング)を充分に行ってください。
→気密性が不充分であると結露が生じ、冷却効果が低下します。
制御盤へ取付面(パネルカット)を加工する際は、キリ粉が盤内機器に入らないよう布等でカバーしてから作業を
行ってください。
ショートサーキットについて
クーラ冷風吹出口付近に制御盤内の機器や障害物がある
場合、冷風がそれにあたりクーラの吸込口へ直接戻ってし
まうことがあります(ショートサーキット)。
この場合、制御盤内に冷気が行き渡らず、盤内機器の故障
の原因となります。
また、クーラの運転にも負荷がかかり、過電流やクーラの
故障の原因となります。
クーラ運転時にショートサーキットが確認された場合は、
整風板の取付けや、攪拌用ファンを設置するなどして冷風
のショートサーキットを防止してください。
クーラ
90°
90°
90°
制御盤
クーラ
200 ㎜以上
200 ㎜以上
制御盤
壁・ユニット等
整風板
攪拌用ファン
制御
機器
クーラ
冷風

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2-2 取付け手順
①各機種の盤外取付けパネルカット図(P.5)に従って、開口部を取付け面に加工してください。
②クーラ底面に付属のパッキンを貼ってください。(下記設置方法参照)
③取付面(パネルカット)に合わせてクーラを設置してください。
④取付穴に付属の取付ボルトを盤外側より差し込んでください。
⑤盤内からワッシャ、ナットを使用して、確実に固定してください。
⑥制御盤の気密性を確保する為に、必要に応じてシーリングを行ってください。
⑦付属の「アラーム説明シール」を見やすい位置へ貼付けてください。
設置方法
アラーム説明シール
取付け面
(パネルカット)
パッキン
本体
ナット
スプリングワッシャ
取付ボルト
ワッシャ

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●盤外取付パネルカット図
OCA-S300AC-A100
<盤外から見た図>

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2-3 ドレンホースの取付け
クーラで除湿され発生した水は、ドレンホースを通して流れます。
ドレンホースは以下の注意点を守り、正しく取付けてください。
注意
正しい取付けをしないと、クーラで除湿され発生した水がドレンホースを流れず、クーラ内
の水受けよりオーバーフローして、クーラ内または盤内に水が浸入します。
・ドレンパイプにドレンホースを差し込む際は抜けないように根元まで差し込んでください。ドレンホースの
先端とドレンパイプの接合部が緩い場合はホースバンドを使用し、確実な固定を行ってください。
・2本のドレンパイプを連結して使用しないでください。
・制御盤の角には付属のL継手を使用して、折れのないようにしてください。
・ドレンホースは折り曲げたり、巻いたりしないで必ず直線になるように取付けてください。
・ドレンホースは、クーラ本体のドレンパイプの位置より高くならないようにしてください。
・ドレンホースの先端は、曲げないでまっすぐ下に向けてください。
・ドレンパイプの口元より横方向 50cm 以内で下におろすようにしてください。
・設置上どうしても横方向に 50cm 以上の引き回しが必要な場合は、必ず下り勾配にて取付けてください。
・ドレンホースの先端が必ずドレン水に浸からない長さにしてください。
・ドレン水があふれ出ないように湿度の高い日などは必ずこまめに捨てて
ください。
注意)ドレンパイプに無理な力を加えないでください!
制御盤
クーラ
L継手
クーラ
クーラ
制御盤
制御盤
50 ㎝以内

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3.配線
注意
・クーラの設置は、設置する国の規則に従ってください。
・電圧は銘板の表示電圧に従ってください。
・クーラの許容電圧は表示電圧の±10%です。電圧変動時も許容電圧内におさまるよう、電源容量に注意して
ください。
・アース(E)は必ず接地してください。
・通電前に使用電圧、配線、接地に問題がないことを確認してから通電してください。
3-1 配線方法(適合電線径 AWG24~12/0.2~2.5mm2)
①電線の被覆を 6~7mm剥いてください。
②マイナスドライバーにて端子台の「接続時押しボタン」を押し込んでください。
③電線差込口に電線を差し込んでください。
④マイナスドライバーを引いてください。
⑤電線が抜けないことを確認してください。
⑥圧着端子を使用する場合はフェニックス・コンタクト社製棒端子を使用してください。
3-2 電気回路図
a接点 240V 1.5A ×2 抵抗負荷
※詳細は P10、11 アラーム出力端子の割当
を参照してください。
◎端子台詳細
図
LNE123
電線差込口
接続時押しボタン
AC100V
IN
アラーム出力端子
アース

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3-3 過電流保護について
注意
クーラ専用の漏電ブレーカを必ず取付けてください。
→専用の漏電ブレーカを入れないと、万が一漏電が発生した場合、制御盤自体の漏電
ブレーカがトリップしてしまいます。
ご使用のクーラに合わせて選定してください。
・クーラは電源投入時および冷却運転開始時に約 1秒間の始動電流が流れます。
この始動電流に誤動作することがなく、その後の過電流を遮断するブレーカを
選定してください。
・漏電ブレーカの定格感度電流は 30mA を目安にしてください。
4.運転
4-1 運転に関するご注意
注意
クーラを設置後、コンプレッサの保護のため、必ず 30 分以上経過してから通電、運転を開始してください。
コンプレッサの頻繁な ON/OFF は、故障の原因になり寿命を短くします。
1時間に 6回以上コンプレッサの ON/OFF を繰り返す様な運転は絶対しないでください。
頻繁な ON/OFF が起こる場合は、P.9 パラメータ設定のディファレンシャルの設定値を大きくして
ください。
クーラの本体内に指を入れる事や、カバーを外したままでの運転は絶対しないでください。
→ケガの原因となります。
制御盤の扉を開放したままで、クーラの運転は絶対にしないでください。
→異常な結露および異常なドレン水の発生を招きます。また盤内に結露水が入る可能性があります。
4-2 操作パネル
4-3 設定温度の変更
注意
設定温度は+35℃を基本とし、むやみに設定温度を下げないでください。
異常な結露および異常なドレン水の発生をまねきます。
①クーラの電源を投入してください。(表示部に現在の盤内温度が表示されます。)
②Set ボタンを押してください。(現在の設定温度が点滅にて表示されます。)
③Up、Down ボタンにて、ご希望の設定温度に変更してください。(初期設定:35℃設定温度範囲:30~45℃)
④Set ボタンを押してください。(設定温度が変更され、通常運転に戻ります。)
4-4 強制冷却運転(クーラ点検時等にご使用ください。)
Up ボタンと Down ボタンを同時に 3秒以上押してください。
運転ランプが点滅し強制冷却運転を開始します。強制冷却運転時間パラメータで設定された時間動作した後、通常運転に戻り
ます。(強制冷却運転時間の初期設定は 30 秒です。)
漏電ブレーカ
(クーラ専用)
クーラ
本体
Set
Down
Up
RUN
ALARM
Down ボタン
表示部(通電時:盤内温度表示)
Up ボタン
運転ランプ(緑)
アラームランプ(赤)
Set ボタン
点灯:冷却運転中
消灯:冷却運転停止中
点滅:強制冷却運転中

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4-5 パラメータ設定
通常、パラメータは設定を変更する必要はありませんが、変更の必要がある場合には下記の方法で変更してください。
○現在の盤内温度が表示されている状態から、Set ボタンを 3秒以上押してください。
以下の順序でパラメータが表示されます。Set ボタンを押すことにより、次パラメータへ移動します。変
更したいパラメータを表示させ、Up ボタン・Down ボタンで設定値を変更し、Set ボタンを押すことによって
パラメータの変更が決定されます。
・ディファレンシャル[表示:dF] 初期設定:5℃設定範囲:3~10℃
説明:(設定温度-ディファレンシャル)の温度に達した場合、コンプレッサが停止します。
注意:このパラメータを変更する際には、1時間に 6回以上コンプレッサが ON/OFF を繰り返さ
ない様な設定温度およびディファレンシャルにしてください。
・強制冷却運転時間[表示:Cd] 初期設定:30 秒設定範囲:0~90 秒
Up Down ボタンを同時に 3秒以上押したときに、強制冷却運転を行う時間です。
・盤内高温アラーム温度[表示:AL] 初期設定:45℃設定範囲:35~51℃
説明:盤内高温アラームが発生する温度です。
・盤内高温アラーム用ディファレンシャル[表示:dA] 初期設定:2℃設定範囲:1~20℃
説明:盤内高温アラーム復帰用ディファレンシャルです。
(盤内高温アラーム温度-ディファレンシャル)の温度に達した場合、アラームが解除されます。
・メンテナンスお知らせ機能[表示:FI] 初期設定:0 設定範囲:0~99
説明:メンテナンスの時期をお知らせする機能です。
0:メンテナンスお知らせ機能を使用しない。
1~99:1 を100 時間としメンテナンス時期をお知らせします。
(制御基板内部では、1時間単位にて時間をカウントしています。)
例:99 設定⇒電源投入後 9900 時間後にメンテナンス時期をお知らせします。
(24 時間稼働の機械で約 412 日後)
・電源投入時に強制冷却運転の動作設定[表示:CS] 初期設定:0 設定範囲:0、1
説明:クーラの電源投入時に、強制冷却運転を行うかを設定します。
0:電源投入時に強制冷却運転しない。
1:電源投入時に強制冷却運転する。
・放熱異常時の冷却運転復帰方法の設定[表示:Pr] 初期設定:0 設定範囲:0、1
説明:放熱異常アラーム発生時の復帰方法を設定します。
0:手動復帰(アラーム解除方法は P.14「5-1 (2)」を参照してください。)
1:自動復帰(アラーム解除方法は P.14「5-1 (2)」を参照してください。)
注意:自動復帰に設定した場合、冷凍回路内の放熱異常検出器が復帰すると冷却運転を再開しま
すが、接点出力およびアラームコード表示はリセットされません。
放熱異常の原因が解消されないまま自動復帰を繰り返すと、クーラが故障する原因となり
ますので、お早めにメンテナンスを行ってください。
・メンテナンスお知らせ機能の出力設定[表示:Fo] 初期設定:1 設定範囲:0、1
説明:メンテナンスお知らせ時間に達した時、アラーム出力端子で OPEN・CLOSE 切替えの有無を設
定します。出力端子の OPEN・CLOSE は次ページのアラーム出力端子の割当表を参考にしてく
ださい。
0:切替えをしない。
1:切替えをする。
※0に設定した場合、メンテナンスお知らせ時間になってもアラーム出力端子からは出力
されません。ただし、表示パネルにはE4と表示されます。
・アラーム出力端子の割当設定[表示:AS] 初期設定:0 設定範囲:0~3
説明:アラームを検出すると、アラーム出力端子から出力されます。アラーム発生時のアラーム出
力端子の割当を設定することができます。
0:アラーム出力の監視
1:冷却動作とアラーム出力の監視
2:アラーム出力時、電源再投入の必要性の監視
3:アラーム発生時、冷却運転継続の監視
※アラーム出力端子の割当設定の詳細は P.10、11 を参照してください。

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※運転モードの詳細は P.12、13 を参照してください。
・アラーム出力端子の切替方法の選択[表示:Ao] 初期設定:0 設定範囲:0、1
説明:出力端子の OPEN・CLOSE の切り替えを反転させることができます。
0:アラーム出力端子の割当設定の通りに出力されます。
1:0の時と逆の動作をします。ただしAS:1の時、端子 2-3 間には働きません。
※アラーム出力端子の割当設定の詳細は P.10、11 を参照してください。
・運転モードの設定[表示:rM] 初期設定:1 設定範囲:0~3
説明:クーラの運転モードを設定します。
0:連続運転
1:省エネ運転①
2:省エネ運転②
3:省エネ運転③
・省エネ運転③の冷却運転時間の設定[表示:t1]
初期設定:7 設定範囲:7~60 分
説明:省エネ運転③に設定した時の冷却運転時間を設定します。
※rM:3の時、表示されます。
・盤外ファン・コンプレッサの停止時間の設定 [表示:t2]
初期設定:3 設定範囲:3~10 分
説明:コンプレッサが停止した後、再び動作できるまでの時間を設定します。コンプレッサの頻繁
なON/OFF を防ぐ為、この間は設定温度以上でも冷却運転を開始しません。
・ソフトウェアバージョンの表示[表示:Sn]
説明:コントローラのソフトウェアのバージョンを表示します。変更はできません。
○設定が終了しましたら、Set ボタンを 3秒以上押してください。現在盤内温度表示に戻り、設定が記憶されます。
○パラメータ変更を行っているとき、30 秒間ボタンを押さなかった場合は設定が記憶されずに盤内温度表示にもどります。
再度パラメータ変更を行う場合は、Set ボタンを 3秒以上長押ししてください。
4-6 アラーム出力端子の割当
アラームを検出すると、アラーム出力端子から出力されます。アラーム発生時のアラーム出力端子を設定することで様々な
動作の監視をすることができます。この設定はパラメータの AS とAo を変更することで機能します。
クーラの電源投入前は端子 1-2 間、端子 2-3 間がともに OPEN となっています。
電源投入後、出力端子が切替るまでに 0.8 秒のタイムラグがあります。
(1)アラーム出力の監視[AS:0] 【初期設定】
各種アラームが発生した場合に出力が切り替わります。
(2)冷却動作とアラーム出力の監視[AS:1]
冷却動作を行っている場合と各種アラームの発生した場合に出力が切り替わります。
(3)アラーム出力時、電源再投入の必要性の監視[AS:2]
各種アラームが発生した場合、解除に電源を再投入する必要があるアラームと、自動復帰または手動復帰により解除す
るアラームを区別することができます。
(4)アラーム発生時、冷却運転継続の監視[AS:3]
各種アラームが発生した場合に冷却運転を継続するアラームと、停止するアラームで区別することができます。

11
アラーム出力端子の割当表[Ao:0]
AS
端子 1-2 間
端子 2-3 間
説明
クーラの状態
接点の状態
説明
クーラの状態
接点の状態
0
いずれかのアラーム
発生の状態により、
接点が切り替わります
アラーム発生無し
CLOSE
いずれかのアラーム
発生の状態により、
接点が切り替わります
アラーム発生無し
OPEN
アラーム発生有り
OPEN
アラーム発生有り
CLOSE
1
いずれかのアラーム
発生の状態により、
接点が切り替わります
アラーム発生有り
CLOSE
冷却運転の状態により、
接点が切り替わります
冷却運転中
CLOSE
アラーム発生無し
OPEN
冷却運転停止中
OPEN
2
電源再投入が必要な
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E5,E8,SE
アラーム発生有り
CLOSE
電源再投入が必要でない
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E1,E3,E4*,E6,E7
アラーム発生有り
CLOSE
E5,E8,SE
アラーム発生無し
OPEN
E1,E3,E4*,E6,E7
アラーム発生無し
OPEN
3
冷却運転を継続しない
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E3,E5,E6,E7,E8,SE
アラーム発生有り
CLOSE
冷却運転を継続する
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E1, E4*
アラーム発生有り
CLOSE
E3,E5,E6,E7,E8,SE
アラーム発生無し
OPEN
E1, E4*
アラーム発生無し
OPEN
※E4 アラームはFo(P.9):0の時、出力されません。
アラーム出力端子の割当表[Ao:1]
AS
端子 1-2 間
端子 2-3 間
説明
クーラの状態
接点の状態
説明
クーラの状態
接点の状態
0
いずれかのアラーム
発生の状態により、
接点が切り替わります
アラーム発生無し
OPEN
いずれかのアラーム
発生の状態により、
接点が切り替わります
アラーム発生無し
CLOSE
アラーム発生有り
CLOSE
アラーム発生有り
OPEN
1
いずれかのアラーム
発生の状態により、
接点が切り替わります
アラーム発生有り
OPEN
冷却運転の状態により、
接点が切り替わります
冷却運転中
CLOSE
アラーム発生無し
CLOSE
冷却運転停止中
OPEN
2
電源再投入が必要な
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E5,E8,SE
アラーム発生有り
OPEN
電源再投入が必要でない
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E1,E3,E4*,E6,E7
アラーム発生有り
OPEN
E5,E8,SE
アラーム発生無し
CLOSE
E1,E3,E4*,E6,E7
アラーム発生無し
CLOSE
3
冷却運転を継続しない
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E3,E5,E6,E7,E8,SE
アラーム発生有り
OPEN
冷却運転を継続する
アラームの発生状態により、
接点が切り替わります
E1, E4*
アラーム発生有り
OPEN
E3,E5,E6,E7,E8,SE
アラーム発生無し
CLOSE
E1, E4*
アラーム発生無し
CLOSE
※E4 アラームはFo(P.9):0の時、出力されません。

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4-7 運転設定
クーラは通電を開始すると、各運転モードで動作します。
初期設定ではクーラの設定温度 35℃、ディファレンシャル 5℃に設定してあります。
したがって、制御盤内の温度が 35℃でコンプレッサが動作、冷却を開始し、30℃で停止します。
運転モードは、連続運転、省エネ運転①、②、③の 4モードから選択することができます。
運転の際の共通注意事項は以下となります。
・通電開始時に盤内の温度が盤内高温アラーム温度以上の場合には、AS、Aoの設定により、P.11 のアラーム出
力端子の割当表に従って、アラームランプが点灯します。
・冷却動作が停止してから一定時間(初期設定:3分)は、制御盤内の温度が設定温度まで上昇しても冷却動作を行
いません。
(1)連続運転
盤内の温度が設定温度で運転し、ディファレンシャル温度で盤外ファン・コンプレッサが停止します。
盤内ファンは常時動作します。( )内の表示は初期設定です。
(2)省エネ運転①【初期設定】
盤内の温度がディファレンシャル温度よりも低くなると盤内ファンが 30 分に 1回、30 秒間の送風運転を行います。この動
作を行うことによって制御盤内の熱だまりを防止することができます。冬場など冷却運転をしていない場合、盤内ファンが
間欠運転となることで省エネとなります。( )内の表示は初期設定です。
【注意】・盤内ファンは冷凍回路保護のため、冷却動作停止してから 5分後に停止します。
・盤内の温度がディファレンシャル温度以上になると盤内ファンは連続動作します。
設定温度(35℃)
ディファレンシャル温度(30℃)
盤内ファン
ON
OFF
盤外ファン・コンプレッサ
ON
OFF
設定温度(35℃)
ディファレンシャル温度(30℃)
盤内ファン
ON
OFF
盤外ファン・コンプレッサ
ON
OFF

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(3)省エネ運転②
盤内ファンの動作が冷却動作と連動します。
冬場など冷却運転をしていない場合、盤内ファンは停止することで省エネとなります。( )内の表示は初期設定です。
(4)省エネ運転③
盤内温度が設定温度以下になるがディファレンシャル温度まで下がらない場合に、冷却動作時間と停止時間を設け、一定の
サイクルでON・OFFする事により、省エネとなります。パラメータ設定t1とt2で冷却動作時間と停止時間を設定す
ることができます。( )内は初期設定です。
※盤外ファン・コンプレッサ間欠運転時の冷却動作時間(7分)
※盤外ファン・コンプレッサの停止時間(3分)
【注意】・盤内ファンが停止する事で空気が循環されないことにより、局所的な温度上昇(熱だまり)が発生する可
能性があります。
・盤内ファンは冷凍回路保護のため、冷却運転停止してから 5分後に停止します。
【注意】・コンプレッサを一定時間で強制的に動作停止させる為、盤内温度が設定温度よりも高くなる場合があり
ます。
また、盤内発熱量が大きい場合、盤内温度が盤内高温アラーム温度以上になる場合があります。
・盤内温度の過上昇防止のため、設定した冷却動作時間で設定温度まで下がらない場合は、盤内温度が設
定温度より低くなるまで冷却動作を継続します。
・盤内ファンは冷凍回路保護のため、冷却動作停止してから 5分後に停止します。
・盤内の温度がディファレンシャル温度以上になると盤内ファンは連続動作します。
設定温度(35℃)
ディファンシャル温度(30℃)
盤内ファン
ON
OFF
盤内ファン
ON
OFF
ディファレンシャル温度(30℃)
設定温度(35℃)
盤内高温アラーム温度(45℃)
盤外ファン・コンプレッサ
ON
OFF
盤外ファン・コンプレッサ
ON
OFF

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5.アラーム・安全機能
5-1 アラーム
(1)E1:盤内高温アラーム
盤内温度が 45℃(初期設定)になると、アラーム出力端子がAS、Aoの設定により(P.11のアラーム出力端子の割当表参
照)出力する時、アラームランプが点灯します。表示部には現在の盤内温度とE1が交互に表示され、盤内温度の高温をお知
らせします。この時、冷却運転は停止しません。
盤内の温度が 43℃(初期設定)以下になると、アラームランプは消灯し、表示部には盤内温度のみが表示されます。
(2)E3:放熱異常アラーム
フィルタやフィンの目詰まり、ファンモータの故障等によりクーラが放熱異常状態になると、冷凍回路内の放熱異常検出器
が作動し、冷却運転を停止させます。この時アラーム出力端子がAS、Aoの設定により(P.11のアラーム出力端子の割当
表参照) 出力する時、アラームランプが点灯します。表示部には現在の盤内温度とE3が交互に表示され、放熱異常をお知
らせします。
フィルタやフィンの清掃およびファンモータの交換を行った後、温度コントローラの Set ボタンを 3秒以上長押しして、ア
ラームを解除してください。クーラは通常運転を再開します。
(3)E4:メンテナンスお知らせ機能
クーラの積算運転時間が、設定されたメンテナンスお知らせ時間に達すると、アラーム出力端子がAS、Ao、Foの設定
により(P.11のアラーム出力端子の割当表参照)出力する時、アラームランプが点灯します。現在の盤内温度とE4を交互に
表示して、メンテナンス時期をお知らせします。この時、冷却運転は停止しません。
フィルタなどのメンテナンスをおこなった後、Set ボタンを押してアラームを解除してください。
メンテナンスお知らせ時間の設定を変更した場合は、それまでの積算時間はリセットされ 1時間よりカウントされます。
(4)E5:温度センサ断線アラーム
何らかの原因で内部温度センサが断線した場合は、冷却運転を停止させます。アラーム出力端子がAS、Aoの設定により
(P.11のアラーム出力端子の割当表参照) 出力する時、アラームランプが点灯します。表示部にはE5のみが表示されます。
クーラの電源を切り、メーカにご連絡ください。
(5)E6:ドレン水異常アラーム
ドレンホースの詰まり等により、ドレン水が排出されなくなると、ドレンパンに取付けられたフロートスイッチが作動し冷
却運転を停止させます。アラーム出力端子がAS、Aoの設定により(P.11のアラーム出力端子の割当表参照) 出力する時、
アラームランプが点灯します。表示部には現在の盤内温度とE6が交互に表示され、ドレン水異常をお知らせします。
ドレンホースの詰まり等を直し、ドレン水が正常に排出されると、クーラは自動復帰により通常運転を再開します。
(6)E7:熱交換器凍結温度アラーム
フィンの目詰まり、盤内ファンの故障等により、冷却側の熱交換器が 0℃以下になった場合には、冷却運転を停止させます。
アラーム出力端子がAS、Aoの設定により(P.11 のアラーム出力端子の割当表参照)出力する時、アラームランプが点灯し
ます。表示部にはE7と現在の熱交換器の温度を交互に表示され、熱交換器の凍結をお知らせします。
フィンの清掃および盤内ファンの交換を行った後、温度コントローラの Set ボタンを 3秒以上長押しして、アラームを解除
してください。クーラは通常運転を再開します。
(7)E8:熱交換器温度センサ断線アラーム
何らかの原因で冷却側の熱交換器温度センサが断線した場合は、冷却運転を停止させます。アラーム出力端子がAS、Ao
の設定により(P.11のアラーム出力端子の割当表参照) 出力する時、アラームランプが点灯します。表示部にはE8のみが
表示されます。クーラの電源を切り、メーカにご連絡ください。
(8)SE:システムエラー
メモリの故障により、パラメータの設定値が正しく読み込めない時に発生します。表示部にはSEのみが表示されます。
クーラの電源を切り、メーカにご連絡ください。
(9)tE:タイプエラー
メーカにご連絡ください。
5-2 安全機能
本製品の安全機能として、異常電流や異常温度の際は運転を停止します。
その時、アラームはE1、またはE3が発生します。
またドレンパンに設けたフロートスイッチにより、ドレンホースが詰まり水位が高くなった場合には冷却運転を停止させ、過
度のドレン水の発生を防ぎます。その時、アラームはE6が発生します。本クーラは二重ドレンパイプ構造になっており、1
次ドレンパイプの詰まりなどにより水が排出されない場合でも2次ドレンパイプにて水を排出させるため、制御盤内に水が浸
入することはありません。
また冷却側の熱交換器に設けた温度センサにより、ファンの故障等で熱交換器が凍結する温度に達した場合には冷却運転を停
止させ、熱交換器の凍結を防ぎます。その時、アラームはE7が発生します。

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6.メンテナンス
注意
メンテナンスを行う時は、必ずクーラの電源を OFF にしてから作業を行ってください。
フィルタを交換する際は、弊社指定のフィルタを使用してください。
→目の細かなフィルタを使用すると、放熱効率が下がり、冷却能力の低下・故障の原因になります。
子供にクリーニングやメンテナンスの作業をさせないでください。
高圧洗浄機等を使用しての清掃はしないでください。
クーラの冷媒回路は製造時に必要な量の冷媒で満たされ、さらにリークテストおよびテスト運転をして出荷していますので、
冷媒回路のメンテナンスの必要はありません。
空気が汚れている環境でフィルタを使用している場合は、1週間に 1度以上は点検・清掃をしてください。フィルタの目詰まり
により冷却能力が低下します。また最悪の場合、コンプレッサに負荷が掛かり、クーラが停止します。
6-1 フィルタのメンテナンス
前面パネルのガイドよりフィルタを外し、清掃・交換を
行ってください。
◎交換用フィルタ
フィルタ型式
適用機種
CF-S1(2枚入り)
OCA-S300AC
6-2 盤外ファンの交換
盤外ファンが故障したときは、以下手順でファンの交換を行ってください。
①前面カバーを取り外してください。(ネジ 8箇所)
②盤外ファンを固定しているネジを 2箇所取り外してください。
③ファン電源コード、端子絶縁ゴム、アース線を外し、ファンを
取り外してください。
④交換する新しいファンの端子部分に端子絶縁ゴムをはめ込み、
アース線、ファン電源コードを取付けた後、ファンをクーラへ
取付けてください。
(※ 取付ける際、電線の挟み込みが無いように注意して
ください。)
⑤前面カバーを取付けてください。
6-3 盤内ファンの交換
盤内ファンが故障したときは、以下手順でファンの交換を行ってください。
①前面カバーを取り外してください。(ネジ 8箇所)
②フタを取り外してください。(ネジ 2箇所)
③整風板を取り外してください。(ネジ 2箇所)
④盤内ファンを固定しているネジを 2箇所取り外してください。
⑤ファン電源コードを外し、ファンを取り外してください。
⑥交換する新しいファンにファン電源コードを差し込んだ後、
ファンをクーラへ取り付けて下さい。
(※ 取付ける際、電線の挟み込みが無いように注意してください。)
⑦整風板、フタ、前面カバーの順に取付けてください。
◎交換用ファン
適用機種
盤内ファン型式
盤外ファン型式
OCA-S300AC-A200
FM-11938P-A100-00
FM-15038M-A100-00
フィルタ(白色)
ネジ(2箇所)
フタ
ネジ(8箇所)
前面カバー
ファン固定ネジ(2箇所)
盤外ファン
整風板
盤内ファン

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6-4 このような時には
現象
原因
対策
・盤内温度が上がりすぎる。
・冷風が出ない。
・盤内高温アラーム(E1)
放熱異常アラーム(E3)
を表示している。
a.ブレーカが切れている。
b.設定温度より盤内温度が低い。
c.設定温度に冷却能力が追い付かない。
d.周囲温度が高すぎる。
e.盤内温度が高すぎる。
f.フィルタが汚れている。
g.盤外ファンが回っていない。
h.盤内ファンが回っていない。
i.ショートサーキットがおきている。
a.ブレーカをONにしてください。
b.設定温度と盤内温度を確認してくださ
い。
c.設定温度を上げてください。
またはクーラを冷却能力が大きい物
に換えてください。
d.周囲温度が+50℃以上の環境では使
用できません。
e.盤内温度が+45℃以上での使用はで
きません。
f.フィルタを清掃してください。
g.設定温度と盤内温度を確認してくださ
い。ファンが故障している場合にはフ
ァンを交換してください。
h.P.8 強制冷却運転にて盤内ファンが
回転するか確認してください。
回転しない場合は、ファンを交換して
ください。
i.P.3 を参考に、ショートサーキットを
改善してください。
・盤内温度が下がりすぎる。
a.設定温度を下げすぎている。
b.内部回路または温度センサの故障。
a.設定温度を上げてください。
b.メーカにご連絡ください。
・ドレン水異常アラーム(E6)
を表示している。
ドレン水が流れていかない。
ドレンホースに詰まりや折れがないか
ご確認ください。
・除湿する水が多い。
制御盤の気密性が悪い。
制御盤の隙間を埋めて、気密性を上げてく
ださい。
・E5を表示している。
内部温度センサの故障。
メーカにご連絡ください。
・E7を表示している。
盤内ファンが回っていない。
ファンを交換してください。
・E8を表示している。
熱交換器温度センサの故障。
メーカにご連絡ください。
・SEを表示している。
メモリの故障
メーカにご連絡ください。
・tEを表示している。
-
メーカにご連絡ください。
・使用中に異常が生じた場合には使用するのをやめ、電源を OFF にしてメーカにご相談ください。
なお、ご相談される場合には、クーラの型式およびご購入時期をお知らせください。
6-5 簡易点検方法について
フロン排出抑制法では、圧縮機の電動機出力が 7.5kW 未満の第 1種特定製品については、
年4回の簡易点検が義務付けられています。
簡易点検の方法は、冷却運転中または強制冷却運転(P8. 4-4 強制冷却運転を参考)を行って、
盤内冷気吐き出し口より冷風が出ていることを確認してください。

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7.仕様
7-1 標準仕様
型式
OCA-S300AC-A100
取付方法
天井取付型
冷却能力 ※1
300/350W
定格電圧
単相 AC100V 50/60Hz
消費電流
※2
定格
2.9/2.6A
最大
3.3/3.1A
始動電流
7.1/6.6A
消費電力
※2
定格
245/255W
最大
300/305W
圧縮機 電動機出力
100W
使用周囲温度 ※3
+20℃~+50℃
使用周囲湿度
85%RH 以下 結露無き事
騒音(特性 A)
61dB
温度設定範囲 ※3
+30℃~+45℃(初期設定温度:35℃)
表示
盤内温度、アラームコード/運転ランプ/アラームランプ
機能
盤内高温異常検出、放熱異常検出、温度センサ断線検出
メンテナンス時期お知らせタイマー、点検時強制冷却運転機能
外部出力
アラーム出力 1a 240V 1.5A×2 出力(COMMON 共通)
耐振動性
振動数 10~150Hz 加速度 1.0G 掃引サイクル 20 回
保護等級
内部循環 IP54 相当
適合規格
EMC 指令
EN61000-6-2、EN61000-6-4 準拠
低電圧指令
EN60335-1、EN60335-2-40、EN62233
環境対応
RoHS2
冷媒
種類、名称
HFC R134a
封入量
135g
塗装色
ベージュ(5Y7/1 相当)
制御基板ヒューズ定格
250V 1A
外形寸法 W×H×D(mm)
450×230×250
本体質量
約16.0kg
※1 盤外温度および盤内温度が+35℃の場合の公称冷却能力です。
※2 「定格」は盤外温度および盤内温度が+35℃の場合、「最大」は盤外温度+50℃、盤内温度が+35℃の場合の公称値です。
※3 温度範囲外では使用できません。

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7-2 梱包内容
名称
OCA-S300AC-A100
クーラ本体
1台
取付ボルト
M6:4 本
ワッシャ
M6:4 個
ナット
M6:4 個
スプリング
M6:4 個
ドレンホース
1本(5m)
L継手
2個
端子台
1個
パッキン
1枚
アラーム説明シール
1枚
取扱説明書
1冊
7-3 外形寸法図
OCA-S300AC-A100
操作パネル
盤外吸入口フィルタ(白)
冷気
端子台
2次ドレンパイプ(外径φ12)
暖気
盤外空気
1次ドレンパイプ(外径φ12)
盤内空気
<上面図>
<正面図>
<下面図>
<側面図>
<裏面図>

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8.保証期間
メーカ出荷後、1年間とします。
ただし、当社責任範囲外による故障は有償にて修理させて頂きます。
9.フロン回収について
盤用クーラには冷媒としてフロン類が使用されており、フロン回収・破壊法(平成 13 年法律第 64 号)における第一種特定
製品として扱われ、フロン類の回収が必要な場合には、改正フロン回収・破壊法(平成 19 年10 月施行)に基づいた処理が必
要となります。フロン回収・破壊法は、地球温暖化やオゾン層破壊の原因となるフロン類の大気中への排出を抑制するための
ものですので、必ず守ってください。
盤用クーラの廃棄に伴うフロン類の回収に関する注意事項とフロン回収・破壊法(抜粋)は下記の通りです。お分かりになら
ない時は、メーカにお問い合わせください。
■地球環境を保護するため、次のことが法律で定められていますので、必ず守ってください。
・何人も、盤用クーラに封入されているフロンを、みだりに大気中に放出してはならない。
■盤用クーラの所有者は、廃棄の際には、以下のことが必要となります。
①都道府県知事の登録を受けたフロン類回収業者にフロン類を引き渡すこと。
②その際には、法律に基づき書面を交付すること。
③フロン類の回収、破壊等に必要な費用を負担すること。
■冷媒番号および封入量は、盤用クーラ本体に貼ってある製品銘板に記載してあります。
■盤用クーラは特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)の適用商品ではありません。
□所有者の管理責任
■機器の点検
盤用クーラは、簡易定期点検が必要です。
日常点検:温度点検、外観点検
年4回以上:異音、製品外観の損傷、腐食、さび、油にじみ、霜付きの確認
尚、点検実施者の制限はございません。
■漏えい防止措置、修理しないままの充填の原則禁止
冷媒漏えいが確認された場合、可能な限り速やかに漏えい箇所の特定・必要な措置を実施する。
漏えいが確認された場合は、メーカまで速やかにご連絡下さい。
■点検等の記録
上記で行われた点検を含め、機器の修理、フロンガスの充填・回収の履歴を記録・保存します。
特に指定書式はありませんので、所有者の通常の点検記録簿に記入し保管下さい。
盤用クーラの修理、フロンガスの充填の必要がある場合は、メーカまでご連絡下さい。
10.廃棄について
盤用クーラを廃棄するときは、充てんされているフロンを回収した後、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に準拠し、必ず
専門の産業廃棄物処理業者に委託して処理してください。

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本社/カスタマーサービスセンター
〒431-1304 静岡県浜松市北区細江町中川 7000-21
TEL:053-522-5572 FAX:053-522-5573
第4版この取扱説明書の内容は 2019 年12 月現在のものです。
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