Sony MJ620 User manual

MJ620
取扱説明書 / Instruction Manual / Bedienungsanleitung
インターポレータ / Interpolator / Interpolator
お買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用の前に、この取扱説明書を必ずお読みください。
ご使用に際しては、この取扱説明書どおりお使いください。
お読みになった後は、後日お役に立つこともございますので、必ず保管してください。
Read all the instructions in the manual carefully before use and strictly follow them.
Keep the manual for future references.
Lesen Sie die ganze Anleitung vor dem Betrieb aufmerksam durch und folgen Sie
beim Betrieb des Geräts den Anweisungen. Bewahren Sie diese Bedienungsanleitung
zum späferen Nachlesen griffbereit auf.

[For U.S.A. and Canada]
THIS CLASS A DIGITAL DEVICE COMPLIES WITH PART15 OF THE FCC
RULES AND THE CANADIAN ICES-003. OPERATION IS SUBJECT TO THE
FOLLOWING TWO CONDITIONS.
(1) THIS DEVICE MAY NOT CAUSE HARMFUL INTERFERENCE, AND
(2) THIS DEVICE MUST ACCEPT ANY INTERFERENCE RECEIVED,
INCLUDING INTERFERENCE THAT
MAY CAUSE UNDERSIGNED OPERATION.
CET APPAREIL NUMERIQUE DE LA CLASSE A EST CONFORME A LA
NORME NMB-003 DU CANADA.
[For EU and EFTA countries]
CE Notice
Making by the symbol CE indicates compliance of the EMC directive of the
European Community. Such marking is indicative meets of exceeds the following
technical standards.
EN 55 011 Group 1 Class A / 91 :
“Limits and methods of measurement of electromagnetic disturbance
characteristics of industrial, scientific and medical (ISM) radio-frequency
equipment”
EN 50 082-2 / 95:
“Electromagnetic compatibility - Generic immunity standard Part 2 : Industrial
environment”
警告
本装置を機械指令(EN60204-1)の適合を受ける機器にご使用の場合は、その規
格に適合するように方策を講じてから、ご使用ください。
Warning
When using this device with equipment governed by Machine Directives EN 60 204-1,
measures should be taken to ensure conformance with those directives.
Warnung
Wenn dieses Gerät mit Ausrüstungsteilen verwendet wird, die von den
Maschinenrichtlinien EN 60 204-1 geregelt werden, müssen Maßnahmen
ergriffen werden, um eine Übereinstimmung mit diesen Normen zu gewährleisten.
[For the customers in Australia]
Australian EMC Notice
This product complies with the following Australian EMC standards.
AS/NZS 4252.1 /94 EMC Generic Immunity Part1
AS/NZS 2064 /92 Emission Standard for ISM Equipment

(J) (1)
安全のために
当社の製品は安全に十分配慮して設計されています。しかし、操作や設置時にま
ちがった取扱いをすると、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身事故につ
ながることがあり、危険です。また、機械の性能を落としてしまうこともありま
す。
これらの事故を未然に防ぐために、安全のための注意事項は必ず守ってください。
操作や設置、保守、点検、修理などを行なう前に、この「安全のために」を必ず
お読みください。
警告表示の意味
このマニュアルでは、次のような表示をしています。表示内容をよく理解してから
本文をお読みください。
警告
この表示の注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身
事故につながることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らないと、感電やその他事故によりケガをしたり周辺の
物品に損害を与えることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
注意 感電注意 指はさみ注意
分解禁止
プラグの取外し

(2) (J)
警告 下記の注意事項を守らないと、死亡、大ケガにつながる
ことがあります。
.表示された電源電圧以外での電圧で使用しないでください。火災や感電の
原因となる恐れがあります。
.濡れた手での取付作業はおやめください。感電の原因となります。
.本体を分解や改造したりしないでください。ケガの恐れや、内部回路が破
損することがあります。
注意 下記の注意事項を守らないと、ケガをしたり周辺の物品
に損害を与えることがあります。
.取付作業を行なう前には、機械や装置の状況をよく確かめて作業の安全を
確保してください。
.電源などの駆動源は必ず切って取付作業をしてください。火災や事故の原
因となります。
.電源などを入れて動かす場合は、周辺機械や装置などに指を挟まれないよ
うに十分注意してください。

(J) i
MJ620
目次
1. ご使用になる前に .......................................................1
1-1. 一般的な注意事項 ..........................................................................................1
1-2. 設置上のご注意 ..............................................................................................1
1-3. 取付場所について ..........................................................................................1
2. 概要 .............................................................................2
3. 使用方法......................................................................3
3-1. 各部の名称 ......................................................................................................3
3-2. スイッチについて ..........................................................................................4
3-3. 分割数および出力位相差について ..............................................................6
3-3-1. 分割数の設定 ...............................................................................7
3-3-2. 出力位相差について ...................................................................7
3-3-3. 方向切替え ...................................................................................8
3-4. 原点の使用方法 ..............................................................................................9
3-4-1. 原点出力原理 ...............................................................................9
3-4-2. 原点出力信号幅の設定 .............................................................10
3-4-3. 原点調整 .....................................................................................10
3-5. 最小位相差設定 ............................................................................................12
3-6. 最大応答速度 ................................................................................................12
3-7. アラーム信号 ................................................................................................14
3-7-1. アラーム解除モード .................................................................14
3-8. ヒステリシスの設定 ....................................................................................15
3-9. 電源の使用方法 ............................................................................................16
3-10. 本体の取付け ................................................................................................17
4. 入出力コネクタ .........................................................18
4-1. エンコーダ信号入力コネクタ ....................................................................18
4-2. 出力コネクタ ................................................................................................19
4-2-1. 出力コネクタ .............................................................................19
4-2-2. 出力ケーブル仕様 .....................................................................20
5. 仕様 ...........................................................................21
5-1. 一般仕様 ........................................................................................................21
6. 外形寸法図 ................................................................23


(J) 1
MJ620
1. ご使用になる前に
1-1. 一般的な注意事項
以下は本製品を正しくお使いいただくための一般的注意事項です。個々の詳細な
取扱上の注意は、本取扱説明書に記述された諸事項および注意を促している説明
事項にしたがってください。
.始業または作業時には、当社製品の機能および性能が正常に作動していること
を確認してからご使用ください。
.当社製品が万一故障した場合、各種の損害を防止するための充分な安全対策を
施してご使用ください。
.仕様に表示された規格以外での使用または改造を施された製品については、
機能および性能の保証はできませんのでご留意ください。
.当社の製品を他の機器と組合わせてご使用になる場合は、使用条件、環境等に
より、その機能および性能が満足されない場合がありますので、充分ご検討の
上ご使用ください。
1-2. 設置上のご注意
本製品を設置されるとき、他機器からのノイズ防止のため以下の点にご注意くだ
さい。
.本製品に結合して使用されるリレー、ソレノイド、モータなどにはノイズ防止
の対策をしてください。
.電源ラインに他機器からのノイズが混入する恐れのある場合、そのノイズ防止
対策をしてください。
.出力ケーブルは、取扱説明書にしたがってシールド処理を正しく行なってくだ
さい。
また、本製品はアース線またはねじ止めによる固定などで、機械本体と共に必
ず接地をとるようにしてください。
.本製品は別売りのケース(MZ5)を使用し、適合規格の確認を行なっています。
本製品をノイズ環境下に設置される場合にはMZ5のご使用を推奨します。
1-3. 取付場所について
.本製品は周囲温度範囲0〜45dC以内で、直射日光や熱源を避けて風通しの良い
場所を選んで使用してください。
.ヘッドケーブルおよび出力ケーブルは動力ラインとは別配線してください。
.インターポレータ本体を水滴等がかかるような場所に設置する場合は、カバー
をかけるなどの防水処理を行なってください。

2(J)
MJ620
2. 概要
この製品は、産業機械用1軸ボード型インターポレータです。
ヘッドPL101シリーズの出力信号を32〜800分割し、1〜25um分解能のA/B相信号
を出力します。
システム構成図
主な特長
.DC4.75〜5.25V単電源で動作します。
.A/B相信号同期原点出力が可能です。
.出力信号には、A/B相信号、原点信号、アラーム信号があります。
出力信号はRS-422準拠出力(AM26C31相当)の電圧差動型ラインドライバを使
用しています。
.PL101シリーズとの接続に小型形状のミニDINコネクタを使用しているため、配
管の中などへの配線も容易に行なうことができます。
PL101シリーズ
(エンコーダ) MJ620 制御機器
A/B相
原点

(J) 3
MJ620
3. 使用方法
3-1. 各部の名称
1MODEスイッチ1、2
分解能の切替えおよび原点調整など、インターポレータとしての機能を決定します。
2ABSランプ
原点入力信号がアクティブのときに点灯します。
3POS.ランプ
原点設定時に使用します。
4LEVELALARMランプ
入力信号が仕様外のレベルのときに点灯します。
SW1 SW2
1MODEスイッチ1.2(SW1,SW2)
5(赤)SPEEDALARMランプ
6エンコーダ信号入力コネクタ
4(赤)LEVELALARMランプ
3(緑)POS.ランプ
2(橙)ABSランプ
7出力コネクタ

4(J)
MJ620
5SPEEDALARMランプ
入力信号の速度超過時に点灯します。
6エンコーダ信号入力コネクタ
エンコーダ信号入力用コネクタです。
7出力コネクタ
電源入力用、各信号出力用コネクタです。
3-2. スイッチについて
MJ620には、本体上面から操作できるMODEスイッチ1、2の2つがあります。
MODEスイッチでは、原点設定や分割数(内挿数)など、機能を設定します。
MODEスイッチ1-1.2(原点POS1.2sw)
本インターポレータはA/B相と同期した原点が出力されます。
しかし、入力される原点ゲート信号とエンコーダ信号の位相関係をあらかじめ設
定する必要があります。
この2つのスイッチで位相関係をセットします。
詳しくは、「3-4.原点の使用方法」の項を参照してください。
MODEスイッチ1-3(原点調整モードsw)
インターポレーションモードと原点調整モードを切替えるためのスイッチです。
通常このスイッチはOFFの状態で使用します。
詳しくは、「3-4.原点の使用方法」の項を参照してください。
MODEスイッチ1-4(原点モードsw)
原点の出力幅を切替えるためのスイッチです。
詳しくは、「3-4-2.原点出力信号幅の設定」の項を参照してください。
SW1
1
2
3
4
5
6
O
NO
N
1
2
3
4
5
6
SW2

(J) 5
MJ620
MODEスイッチ1-5(Dir.sw)
エンコーダ入力信号とA/B相出力信号の位相関係を切替えるためのスイッチです。
詳しくは、「3-3-3.方向切替え」の項を参照してください。
MODEスイッチ1-6およびMODEスイッチ2-1.2(分割数設定1.2.3sw)
分割数設定用スイッチです。
分割数は、3つのスイッチで8通りあります。
詳しくは、「3-3-1.分割数の設定」の項を参照してください。
MODEスイッチ2-3(1分解能ヒスsw)
MODEスイッチ1-6とMODEスイッチ2-1.2で設定された分解能(分解能=1/分割
数)のヒステリシスを有効にするためのスイッチです。
詳しくは、「3-8.ヒステリシスの設定」の項を参照してください。
MODEスイッチ2-4(アラーム.モードsw)
アラーム出力形態を選択するためのスイッチです。
詳しくは、「3-7.アラーム信号」の項を参照してください。
MODEスイッチ2-5.6(最小位相差1.2sw)
出力されるA/B相の最小位相差時間を設定するためのスイッチです。
設定できる位相差時間は4通りあります。
A/B相の位相差が設定された時間より短くなった場合、スピードアラームが発生し
ます。
詳しくは、「3-5.最小位相差設定」の項を参照してください。

6(J)
MJ620
最小位相差:Tw:100ns(最小位相差設定100ns時)
3-3. 分割数および出力位相差について
MJ620は、図3-1に示すようなA/B相、アラーム、原点を出力します。
図3-1
.エンコーダの移動量は100nsごとに検出され、移動量に比例した位相差で出力
されます。
位相差量は、100nsの整数倍で変化します。
.アラーム信号出力時、A/B相はハイインピーダンスとなります。
TwTwTw Tw Tw +Nx100 ns
400 ms
A
B
1/4 Z
Z
AL
N:移動速度により変動
移動方向反転 ハイインピーダンス
設定分解能

(J) 7
MJ620
3-3-1. 分割数の設定
分割数(内挿数)とは入力信号の1波長を分割する数です。
出荷時設定は800分割となります。
分割数(内挿数)を変更したい場合は、MODEスイッチ1-6とMODEスイッチ2-1.2を
それぞれの表のように設定してください。
MODEスイッチ MODEスイッチ MODEスイッチ 分割数 PL101接続時
1-6 2-1 2-2 (内挿数) 分解能
(分割数設定1sw) (分割数設定2sw) (分割数設定3sw) (um)
OFF OFF OFF 800 1
ON OFF OFF 400 2
ON OFF ON 160 5
ON ON OFF 80 10
OFF ON ON 40 20
OFF ON OFF 32 25
3-3-2. 出力位相差について
MJ620の出力位相差は、エンコーダの移動速度により、最小位相差からNx100ns
(N:整数)の幅で連続して変化します。
位相差の定義については図3-1を参照してください。
注意
.A/B相信号の最小位相差が短いため、接続される受信装置が受信できない場合
があります。
受信装置の能力に応じた移動速度でご使用ください。
.A/B相信号の位相差が設定値以下になった時点で、アラームを出力します。設
定値は、MODEスイッチ2であらかじめ設定された4種類から選択することがで
きます。「3-5.最小位相差設定」を参照してください。

8(J)
MJ620
3-3-3. 方向切替え
MODEスイッチ1-5(Dir.sw)で、エンコーダの移動方向に対するA/B相出力信号の
位相関係を切替えることができます。
ヘッドPL101をケーブル引き出し方向と逆に動かしたとき、スイッチONでA相の進
み位相となります。また、この状態でスイッチがOFFの場合、B相が進み位相とな
ります。
図3-2
PL101
移動方向
ON時
A相
B相
OFF時
A相
B相

(J) 9
MJ620
3-4. 原点の使用方法
MJ620は、エンコーダにあらかじめ記録されている原点を、エンコーダ信号入力コ
ネクタからアナログ原点ゲート信号として入力し、A/B相同期原点を出力させるこ
とができます。
3-4-1. 原点出力原理
MJ620は、エンコーダから入力されるSIN-COS信号から1周期基準点を検出しま
す。この1周期基準点は出力されるA/B相と同期しており、MODEスイッチ1-1.2
(原点POS1.2sw)の設定で、エンコーダのSIN信号から見て約45d、135d、225d、
315d の位置に存在します。
1周期基準点は4つの内1つと原点ゲートの論理積
となります。
原点ゲート信号
原点出力
MODEスイッチ1-1.2共にON時
COS信号
SIN信号
MODE1 MODE2
ON ON
約45d
OFF ON
約135d
ON OFF
約225d
OFF OFF
約315d

10 (J)
MJ620
3-4-2. 原点出力信号幅の設定
MODEスイッチ1-4(原点モードsw)の設定で、原点出力信号幅を切替えることが
できます。
MODEスイッチ1-4 原点出力信号幅
(原点モードsw)
ON 1/4Zモード
A相とB相が共にHighレベルの間、同期原点が出力されます。
OFF Zモード
A相1周期の間、同期原点が出力されます。
原点出力信号は、エンコーダの移動方向に対して両方向で出力されるため、移動
方向で原点位置の差異が生じることがあります。
必ず原点設定を行なった原点取込み方向でご使用ください。
3-4-3. 原点調整
MJ620は、A/B相出力と同期した原点を出力させるために、任意位置の原点ゲート
または任意位置に取付けたセンサまたはスイッチとエンコーダの位置関係を設定
する必要があります。これは、原点位置が温度や電気的特性などで微妙にずれた
場合でも、同じSIN-COS信号の基準点で原点信号を出力できるようにするための調
整および設定です。
エンコーダのSIN-COS信号と原点ゲートの位置関係があらかじめ判っている場合
「3-4-1.原点出力原理」を参照し、MODEスイッチ1-1.2(原点POS1.2sw)を設定し
てください。

(J) 11
MJ620
エンコーダのSIN-COS信号と原点ゲートの位置関係があらかじめ判っていない場合
エンコーダや原点センサを取付けた後、原点位置を変更したときは以下の要領で
調整.設定を必ず行なってください。
1. 原点を取込む方向とは逆方向にエンコーダを移動させ、原点を通過させます。
このときABSランプが消灯していることを確認してください。
2. MODEスイッチ1-3(原点調整モードsw)をONにします。原点設定モードにな
り、POS.ランプが全て消灯します。
3. エンコーダを移動し、原点を通過させます。
通過後、POS.ランプが1つ点灯します。
4. 点灯したPOS.ランプに対応するMODEスイッチ1-1.2(原点POS1.2sw)を設定
します。(表1参照)
5. MODEスイッチ1-3(原点調整モードsw)をOFFにします。
LED配列
表1
.同期原点の再現精度をあげるため、原点設定を行なうときと、始業時の原点検
出を行なうときの原点通過速度は、同じ速度にしてください。
ABS
POS.4
POS.3
POS.2
POS.1
L-AL
S-AL
設定
MODEスイッチ1-1 MODEスイッチ1-2
POS.4 OFF OFF
POS.3 ON OFF
POS.2 OFF ON
POS.1 ON ON

12 (J)
MJ620
3-5. 最小位相差設定
MODEスイッチ2-5.6(最小位相差1.2sw)の設定により、A/B相の位相差が最小位
相差設定値以下になると、アラームを出力します。
出荷時設定は100nsです。
MODEスイッチ2-5 MODEスイッチ2-6 最小位相差設定値
(最小位相差1sw) (最小位相差2sw)
OFF OFF 100ns
ON OFF 400ns
OFF ON 2.5us
ON ON 25us
3-6. 最大応答速度
A/B相出力位相差が最小位相差設定値以下になった場合には、応答速度超過で、ス
ピードアラームを出力します。
このアラームを出力する直前の速度を最大応答速度とします。
最大応答速度は分割数(内挿数)で決定され、分割数が小さいほど高くなります。
分割数(内挿数)が120以下では56m/sが上限となり、出力位相差が最小位相差設
定値以上でもスピードアラームを出力します。
最大応答速度(m/s)
分割数 分解能(um) 100ns 400ns 2.5us 25us
800 1 6.4 1.6 0.05 0.005
400 2 16 4 0.5 0.04
160 5 36.8 9.2 1.7 0.16
80 10 56 22 3.8 0.36
40 20 56 44 7 0.7
32 25 56 56 9 0.9

(J) 13
MJ620
最大応答周波数(kHz)
分割数 分解能(um) 100ns 400ns 2.5us 25us
800 1 8 2 0.0625 0.00625
400 2 20 5 0.625 0.05
160 5 46 11.5 2.125 0.2
80 10 70 27.5 4.75 0.45
40 20 70 55 8.75 0.875
32 25 70 70 11.25 1.125
注意
ヘッドPL101シリーズにおける規定範囲内で取付けを行なわなかった場合、入力信
号レベルやオフセットの変動などが生じ最大応答速度を下回ることがあります。

14 (J)
MJ620
3-7. アラーム信号
アラーム信号は以下の場合に出力されます。
.ヘッドPL101シリーズからの信号が最大応答速度を超えた場合
.ヘッドPL101シリーズからのSIN-COS信号レベルが規定値より低い場合
.ノイズなどによる誤動作が生じた場合
アラーム発生時にはアラームランプが点灯し、ALARM出力がHigh、*ALARM出力
がLowになります。このときPCA、*PCA、PCB、*PCB出力は、ハイインピーダン
スとなります。
3-7-1. アラーム解除モード
MODEスイッチ2-4(アラーム.モードsw)の設定により、以下の2つのモードに切
替えることができます。
自動解除モード
約400msの間、アラームを出力します。
この時間内にアラームの原因が排除された場合、アラームは約400ms後に自動的
に解除されます。
約400msの間にアラームの原因が排除されない場合、アラームの原因が排除され
た時点で解除されます。
出荷時設定はこのモードです。
保持モード
アラームを出力した場合、そのアラームの原因が排除されても出力し続けます。
電源を切り、再度投入したときにアラームの原因が排除されていれば、アラーム
は解除されます。
MODEスイッチ2-4 アラームモード
(アラーム.モードsw)
OFF 自動解除モード
ON 保持モード
Table of contents
Languages:
Other Sony Industrial Equipment manuals