Sony PetaSite DMS-B150L User manual

DIGITAL MASS STORAGE SYSTEM
DMS-B150L/B210S
DMS-B80L/B110S
DMS-EX150L/EX210S
OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition (Revised 3)
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災
や人身事故になることがあります。
万一、異常が起きた場合は
このオペレーションマニュアルの「安全のために」に記載された指示に従っ
て電源を切ってください。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよく
お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。

本機は安全に十分に配慮して設計されています。しかし、電気製品はまち
がった使いかたをすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事故
につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
2(J)〜 4(J)ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、当社が指定している定期点検をかな
らず実施してください。定期点検を実施しないと、感電や火災の原因になり
ます。点検の内容、費用については、ソニーのサービス担当者、または営業
担当者にご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
緊急時に電源を遮断するには
BREAKER スイッチを O側（切）にします。
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
•煙が出たら
•異常な音、においが
したら
•内部に水、異物が
入ったら
c1電源を切る。
2ソニーのサービス担当者または営業
担当者に修理を依頼する。
すぐに電源を切り、消火する。
c
炎が出たら
安全のために

1 (J)
日
本
語
注意
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会
(VCCI)の基準に基づくクラスA情報技術装置です。この装置
を家庭環境で使用すると電波障害を引き起こすことがあります。
この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されること
があります。
目次
警告 ........................................................................... 2(J)
注意 ........................................................................... 4(J)
概要 .............................................................................. 5(J)
特長 ............................................................................5(J)
拡張例 ............................................................................7(J)
各部の名称と働き ........................................................... 8(J)
前面および後面 .............................................................8(J)
ディスプレイパネル .......................................................10(J)
IN/OUTポート..............................................................11(J)
操作 ............................................................................ 12(J)
始動 ..........................................................................12(J)
停止 ..........................................................................12(J)
カセットの挿入と取り出し .............................................13(J)
MMTのオンラインヘルプについて ............................14(J)
メニュー操作.................................................................14(J)
仕様 ............................................................................ 16(J)
バーコードリーダの仕様................................................17(J)

2 (J)
外装を外さない、改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感電や大けがまたは死亡の原因となり
ます。内部の調整や設定および点検を行う必要がある場合は、必ずサービス
トレーニングを受けた技術者にご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、ソニーのサービス担当
者または営業担当者にご相談ください。
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の原因となります。
･電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
･重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
･熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
万一、電源コードが傷んだら、ソニーのサービス担当者に交換をご依頼くだ
さい。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置•使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。
表示された電源電圧で使用する
機器に表示されたものと異なる電源電圧で使用すると、火災や感電の原因と
なります。
電源工事は有資格者が行う
電源への接続については、電気工事士の資格が必要ですので、ソニーのサー
ビス担当者または営業担当者にご相談ください。
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。感電火災

3 (J)
安定した場所に設置する
ぐらついた台の上や傾いたところなどに設置すると、製品が転倒して死亡や
大けがの原因となることがあります。
耐震工事をする
耐震工事をしないと、地震が発生したときにコンソールが倒れたり、動いた
りして、死亡や大けがの原因となります。
また、コンソールの設置状況、床面の強度を充分にお確かめください。
詳しくは、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。
規定の床面強度を確保する
コンソールを設置する床の荷重強度が規定に満たない場合、床が破損してコ
ンソールが転倒し、死亡や大けがの原因となります。詳しくは、ソニーの
サービス担当者または営業担当者にご相談ください。
I/Oポ−ト部分に手を入れない
システムの動作中にI/Oポート部の隙間から手や異物を入れると、トランス
ファーに衝突してけがをすることがあります。
下記の注意を守らないと、
事故などにより死亡や大けがにつながることがあります。

4 (J)
通風孔をふさがない
コンソール前面、後面および下部の通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火
災の原因となることがあります。
PCテーブルには乗らない
PCを載せるテーブルの上に乗るとけがの原因となることがあります。
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。

5(J)
PetaSite150シリーズは、デジタルテープストリーマーDTFで使用す
るカセットテープを管理し、大量のデータを高速で保管/検索/記
録/再生するシステムです。
このシリーズは、容量を重視したLカセット専用モデルと、アクセス
性に優れたSカセット専用モデルの2つのモデルで構成されていま
す。
バックアップなど容量重視のシステムではLカセット専用モデル、
HSMやアーカイブなどアクセス性が重視されるシステムでは Sカ
セット専用モデ ルと、用途に応じて最適なシステムを構成できます。
カセット搬送時間は5秒、また1時間あたりのカセット交換数は360
巻（いずれも平均）と、当社従来機種に比べ約2〜6倍の高速ア
クセスを実現しました。これによりデータアクセス開始時間は、Sカ
セット使用時で平均30秒以内、Lカセット使用時で平均1分以内と、
快適なデータアクセスが可能です（いずれもDTF-2搭載時）。
PetaSite80シリーズDMS-B80L/B110S
PetaSite80シリーズはコンパクトな筐体に、最大16.2TB(Lカセッ
ト：DTF2搭載時）もの大容量のデータを収納できます。また、テー
プドライブは最大4台まで搭載可能です。
PetaSite150シリーズDMS-B150L/B210S/EX150L/
EX210S
PetaSite150シリーズは、ベーシックコンソール DMS-B150L/
B210Sと拡張コンソールDMS-EX150L/EX210Sにより構成されま
す。ベーシックコンソールには、別売りの拡張ベルトキットDMSA-
BLT2を使用することにより、拡張コンソールを1〜2台増設するこ
とができます。また、別売りの拡張ベルトキットDMSA-BLT6と別売
りの拡張ケーブルキットDMSA-CBL1を合わせて使用した場合は、
拡張コンソールを3〜６台増設することができます。拡張コンソール
が3〜6台の場合、カセット搬送時間は７秒、１時間あたりのカセッ
ト交換数は300巻（いずれも平均）となります。
また、拡張コンソールには世界中の放送局やプロダクション等で使
用されている業務用ビデオデッキBetaCamファミリー（SDI出力機
能を有する5UのBetaCamVTR）が搭載可能で、DTFと混載して
運用することにより、画像アーカイブ等の様々なアプリケーションに
対応することができます。
概要
特長
大量データの保管を実現
カセットを使用した最大データ収納量は次の通りです。
Lカセット搭載時
機種名 ドライブ カセット DTF-2搭載時
搭載台数 収納数 の容量 (TB)
DMS-B150L
DMS-B150L＋
DMS-EX150L(1台）
DMS-B150L＋
DMS-EX150L(2台）
DMS-B150L＋
DMS-EX150L(3台）
DMS-B150L＋
DMS-EX150L(4台）
DMS-B150L＋
DMS-EX150L(5台）
DMS-B150L＋
DMS-EX150L(6台）
DMS-B80L
1〜3 150 30
4 138 27.6
5 132 26.4
6 126 25.2
1〜4 232 46.4
5 220 44
6 214 42.8
7 208 41.6
8 196 39.2
1〜5 314 62.8
6 302 60.4
7 296 59.2
8 290 58
9 278 55.6
10 266 53.2
1〜6 396 79.2
7 384 76.8
8 378 75.6
9 372 74.4
10〜12 360〜336 72〜67.2
1〜7 478 95.6
8 466 93.2
9 460 92
10 454 90.8
11〜14 442〜406 88.4〜81.2
1〜8 560 112
9 548 109.6
10 542 108.4
11 536 107.2
12〜16 524〜476 104.8〜95.2
1〜9 642 128.4
10 630 126
11 624 124.8
12 618 123.6
13〜18 606〜546 121.2〜109.2
1〜2 81 16.2
3 69 13.8
4 63 12.6

6(J)
Sカセット搭載時
機種名 ドライブ カセット DTF-2搭載時
搭載台数 収納数 の容量 (TB)
DMS-B210S
DMS-B210S＋
DMS-EX210S(1台）
DMS-B210S＋
DMS-EX210S(2台）
DMS-B210S＋
DMS-EX210S(3台）
DMS-B210S＋
DMS-EX210S(4台）
DMS-B210S＋
DMS-EX210S(5台）
DMS-B210S＋
DMS-EX210S(6台）
DMS-B110S
1〜3 218 13
4 206 12.3
5 194 11.6
6 182 10.9
1〜4 341 20.4
5 329 19.7
6 317 19
7 305 18.3
8 287 17.2
1〜5 464 27.8
6 452 27.1
7 440 26.4
8 428 25.6
9 410 24.6
10 392 23.5
1〜6 587 35.2
7 575 34.5
8 563 33.8
9 551 33.1
10〜12 533〜497 32〜29.8
1〜7 710 42.6
8 698 41.9
9 686 41.2
10 674 40.4
11〜14 656〜602 39.4〜36.1
1〜8 833 50
9 821 49.3
10 809 48.5
11 797 47.8
12〜16 779〜707 46.7〜42.4
1〜9 956 57.4
10 944 56.6
11 932 55.9
12 920 55.2
13〜18 902〜812 54.1〜48.7
1〜2 111 6.6
3 99 5.9
4 87 5.2
概要
バーコードによるカセットの管理
バーコードリーダーユニットを内蔵し、カセットに 貼り付 けた バ ーコー
ドによりカセットを管理します。
容易なロボット制御
ロボット制 御インターフェースは、SCSIおよびAPIに対応していま
す。
自己診断機能
ロボットの自己診断のみならず、搭載しているDTFのステータス
を、見やすいGUI（グラフィカルユーザーインターフェース）で表示
します。

7(J)
拡張例
DMS-B150L/B210Sには、拡張コンソールDMS-EX150L/
EX210Sを6台まで増設し、容量を増やすことができます。
DMS-B150L/B210S DMS-EX150L/EX210S
（DMSA-BLT6、DMSA-CBL1を使用して拡張コンソールを6台増設した例）

8(J)
各部の名称と働き
前面および後面
1POWERスイッチ 5トランスファー確認窓
2ディスプレイパネル
4BREAKER
スイッチ
3IN/OUTポート
前面 後面
1POWERスイッチ
5トランスファー確認窓
2ディスプレイパネル
前面 後面
DMS-B150L/B210S
DMS-B80L/B110S
4BREAKER
スイッチ
3IN/OUTポート

9(J)
1POWERスイッチ
本体の電源をON/OFFします。
電源を入れるときはON側を押します。
電源を切るときはOFF側を押します。POWERスイッチをOFFにす
ると、実行中の動作が終了し、トランスファーが原点に戻った後で
自動的に電源が切れるので、しばらく時間がかかります。電源が切
れると、ディスプレイパネルのインジケーターがすべて消えます。
2ディスプレイパネル
本システムの運用状態、ステータス等を表示します。また、システ
ムの初期化や、メニュー操作による構成の確認、アワーズメータの
確認などを行います。
◆詳しくは「 ディスプレイパネル」（10(J)ページ）をご覧ください。
3IN/OUTポート
カセットの出し入れをします。ポートには 5 巻まで カセットを収納でき
るマガジンを、PetaSite150シリーズには2個、PetaSite80シリーズに
は1個搭載できます。また、マガジンはSカセット専 用とL カセット専
用の2つのタイプを用意しています。機種に合ったマガジンを使用
してください。
カセットの向きに注意して確実に投入してください。
◆詳しくは「IN/OUTポート」（11(J)ページ）をご覧ください。
4BREAKER（ブレーカー）スイッチ
緊急時、強制的に電源を遮断します。通常はI側（入）にしておき
ます。火災等の緊急の場合にO側（切）にします。原因を取り除
いてからブレーカースイッチを I側（入）にしてください。動作中に
使用するとトランスファーに負荷がかかりますので、緊急時以外は
使用しないでください。
緊急時、電源を遮断するにはBREAKERスイッチをO側（切）にし
ます。
5トランスファー確認窓
トランスファーの移動状態/停止位置が確認できます。

10(J)
ディスプレイパネル
1INITIAL（イニシャル）ボタン
表示部にInitialRequestまたはFullInitialRequestが表示
され て いるとき、このボタンを押してシステムを初期化します。ボタ
ンを5秒以上押し続けると初期化の動作を開始します。初期化中
はBUSYインジケーターが点灯します。
本システムは、電源投入後は必ず初期化が必要です。
SetUpメニューのAutoInitialを有効にすると、電源投入後に自動
で初期化の動作を行います。
2READY（レディ）インジケーター
本システムが運用可能な状態のとき点灯します。
3BUSY（ビジー）インジケーター
本システムが動作中のとき点灯します。
初期化中も点灯します。
4ERROR（エラー）インジケーター
本システムにエラーが発生すると点灯します。
表示部の表示に従い以下の対応をしてください。
Initial RequestまたはFull Initial Requestが表示されてい
る場合
INITIALボタンを押してシステムを初期化し直してください。
Power off Requestが表示されている場合
一旦電源を切ってから、再投入してください。
以上を実施しても復帰しない場合は、ソニーのサービス担当者に
連絡してください。
5表示部
操作状態や、メニュー操作の項目を表示します。
6MENU
（メニュー）ボタン
このボタンを押すと、表示部に下記のメニュー項目が表示されま
す。表示部が消灯している場合は、表示が点灯します。この場合
はもう一度押してください。
表示する項目は、矢印ボタンを押して選択します。
Hours Meter
Console：電源投入時の合計時間
I/O1（×1000）：上のIN/OUTポート扉の開いた回数
（×1000回）
I/O2（×1000）：下のIN/OUTポート扉の開いた回数
（×1000回）
Access（×1000）：トランスファーの移動回数（×1000回）
X：トランスファーのX軸（横方向）の移動距離(km)
Y：トランスファーのY軸（縦方向）の移動距離(km)
Z：トランスファーのZ軸（奥行き方向）の移動距離(km)
Hand(×1000)：ハンドの開閉数(×1000回)
Program Version
ファームウェアのバージョンを表示します。ファームウェアは
CCC、SV1の2種類あります。
Set Up
SerialNo.（シリアルナンバーの表示）
Date（日付の表示）
Time（時間の表示）
LCDContrast（表示部のコントラストの調整）
AutoInitial（自動初期化の設定）
Configuration
コンソールの構成をアルファベットで表示します。
B：DMS-B150L/B80L
b：DMS-B210S/B110S
E：DMS-EX150L
e：DMS-EX210S
◆詳しくは「メニュー操作」（14(J)ページ）をご覧ください。
7矢印ボタン
メニュー操作時に、点灯しているボタンを押すと、次のメニュー項
目または数値が表示されます。
8ENTER
（エンター）ボタン
メニュー操作で、設定した内容を確定するときに押します。
9ESC/CLR （エスケープ/クリア）ボタン
メニュー操作時に押すと、ひとつ前の状態に戻ります。
各部の名称と働き
POWER
ON
OFF
READY BUSY ERROR
INITIAL MENU ENTER ESC/
CLR
f
F
gG
1INITIALボタン
2READYインジケーター
3BUSYインジケーター
4ERROR インジケーター
5表示部
6MENU ボタン
7矢印ボタン
8ENTER ボタン
9ESC/CLR ボタン

11(J)
IN/OUTポート
1OPEN（オープン）ボタン
カセットを出し入れするときに、このボタンを押して扉を開きます。
扉が開いている間、ボタンは点灯します。
動作状態によって、扉が開くまでに時間がかかる場合があります。
エラーが発生するとボタンは点滅します。
2ファンクションボタン
ソフトウェアで機能を設定します。
3NO MAGAZINE（ノーマガジン）インジケーター
マガジンがマガジンホルダーに入っていないときに赤く点灯します。
4IN/OUT表示
各カセットスロットの状態を表示します。
INのみ点灯： カセットが投入されたことを示します。
OUTのみ点灯： 使用済みのカセットが 排 出され たことを示します。
同時点灯：
カセットのバーコードを読むとINとOUTが点灯します。
使用モードによっては、点灯する前にカセットを取り込むことも
あります。
同時点滅：
カセットにバーコードラベルが貼られていない場合、あ
るいはなんらかの理由で読めない場合にINとOUTが点滅し
ます。
OPEN
1 IN OUT
2 IN OUT
3 IN OUT
4 IN OUT
5 IN OUT
NO MAGAZINE
1OPENボタン
4IN /OUT表示
2ファンクションボタン
3NO MAGAZINEインジケーター

12(J)
操作
始動
始動させる手順は、次の通りです。
1POWERスイッチのON側を押す。
表示部にPowerONが表示された後、InitialRequestに
変わります。
2INITIALボタンを5秒以上押し続ける。
本システムの初期化が始まります。
初期化が終了すると、表示部にINUSEが表示されます。
ご注意
ディスプレイパネルの設定によってはこの手順は不要です。
3PSCを次の手順で立ち上げる。
WindowsNT1)を立ちあげるために、次のように操作します。
1コンピューターの電源を入れる。
数分でログオンのウィンドウが開きます。
以下はMMT（Monitoring&MaintenanceTerminal）ウィン
ドウを開くときの操作です。
2ウィンドウが開いたら、[Ctrl] ＋[Alt]＋[Del]キーを押す。
3インストール時に設定したユーザー名とパスワードを入力し、
最後にOKをクリックする。
4プログラムマネージャーウィンドウのPSCユーティリティーの
中で、PetaSiteControllerをダブルクリックする。
MMTのメインウィンドウが開きます。
ご注意
PSCの初期設定では、コンピューターの電源を入れると、2〜
4の手順が自動で実行されます。
停止
停止させる手順は、次の通りです。
1PSCを次の手順でシャットダウンする。
Windowsの通常のシャットダウンと同じ手順です。
1プログラムマネージャーの左上のアイコン（F）をクリックす
る。
2閉じるをクリックする。
確認メッセージが出ます。
3閉じるをクリックしてからOKをクリックする。
2POWERスイッチのOFF側を押す。
スイッチをOFFにしてから電源が切れるまでしばらく時間（2
〜20秒程度）がかかります。電源がOFFになると、ディスプ
レイパネルのインジケーターがすべて消えます。
カセット移動中の場合は、カセット移動が終了してから電源が
切れます。
1)WindowsNTはマイクロソフト社の登録商標です。
.................................................................................................................................................................................................................................

13(J)
カセットの挿入と取り出し
カセットの挿入と取り出しの手順は、次の通りです。
1IN/OUTポートのOPENボタンを押す。
扉が開きます。
2マガジンホルダーを引き出す。
ご注意
カセットに 衝 撃を 与えな いように 、ゆ っくりとマガジンホルダー
を引き出してください。
3マガジンホルダーからマガジンを取り出す。
4マガジンにカセットの出し入れをする。
入れるときは、カセットのバーコードが見える向きにして入れま
す。
5マガジンをマガジンホルダーに戻す。
マガジンのツメをマガジンホルダーの突起に引っ掛けてくださ
い。
ご注意
マガジンからカセットが 飛 び 出さな いように、静かにマガジンを
ホルダーに引っ掛けてください。
6マガジンホルダーを押し込む。
ご注意
カセットに 衝 撃を 与えな いように 、ゆ っくりとマガジンホルダー
を押し込んでください。
7扉を閉める。
カセット上面
バーコード
OPEN
1
IN OUT
2IN OUT
3
IN OUT
4
IN OUT
5
IN OUT
NO MAGAZINE
マガジンホルダー
マガジン
OPEN/
CLOSE
1
IN OUT
2
IN OUT
3
IN OUT
4
IN OUT
5
IN OUT
NO MAGAZINE
突起
ツメ

14(J)
操作
MMTのオンラインヘルプについて
MMT（ Monitoring & Maintenance Terminal）は、GUI
（GraphicalUserInterface）を使用し、本システムおよび搭載する
ドライブの状態の監視とメインテナンスを行います。MMTは次の機
能を持ってます。
•PetaSiteおよび搭載ドライブのステータス表示
•PetaSite内のカセットについての情報表示
•PetaSiteおよび搭載ドライブのファームウェアバージョン表示
•ドライブの使用状況の監視
•PSCおよびPetaSite、ドライブのログデータの収集および表示
•PSCおよびPetaSiteについての各種設定
•上記機能に対するオンラインヘルプ
各機能の操作方法および表示内容については、オンラインヘルプ
に表示されています。オンラインヘルプは、MMTのウィンドウの
Helpボタンをクリックすると参照することができます。
メニュー操作
ディスプレイパネルのMENUボタンを押すと、表示部に次のメ
ニュー項目が 1つ表示されます。
Hours Meter
Console：電源投入時の合計時間
I/O1（×1000）：上のIN/OUTポートの開いた回数（×1000回）
I/O2（×1000）：下のIN/OUTポートの開いた回数（×1000回）
Access（×1000）：トランスファーの移動回数（×1000回）
Program Version
ROMバージョンを確認することができます。
Set Up
Date（日付）
Time（時間）
LCDContrast（表示部のコントラスト調整）
AutoInitial（自動初期化）
Configuration
コンソールの構成を表示します。
表示する項目を選択するには
表示項目は、矢印ボタンを押して選択します。矢印ボタンが点灯し
ている場合は、さらに表示する項目があります。点灯しているボタ
ンを押してください。
Set Up項目を設定をするには
SetUpメニューの各項目は、必要に応じて次の手順で設定しま
す。
1MENUボタンを押して、表示部にメニューを表示させる。
2矢印ボタンを押して、SetUpの設定したい項目を表示させる。
3矢印ボタンを押して、設定したい数値を表示させる。
4ENTERボタンを押す。
手順3で設定した値が確定します。
手順2〜4を必要なだけ繰り返します。

15(J)
メニュー表示を1つ前の状態に戻すには
ESC/CLRボタンを押します。
メニューから抜けるには
ディスプレイパネルに、HoursMeter、ProgramVersion、
SetUpまたはConfigurationが表示されているときに、ESC/
CLRボタンを押します。

16(J)
一般
電源(DMS-B150L/B210S/B80L/B110S)
AC100V、50/60Hz
AC120V、60Hz
AC220V、50/60Hz
AC230V、50/60Hz
AC240V、50/60Hz
消費電力(DMS-B150L/B210S/B80L/B110S)
10A(AC100V)
8.3A(AC120V)
4.6A(AC220V)
4.4A(AC230V)
4.2A(AC240V)
外形寸法（幅/高さ/奥行き）
DMS-B150L/B210S：
1350×1980×975mm
1350×1980×1100mm
(テ−ブル含む）
DMS-EX150L/EX210S：
620×1980×1025mm
620×1980×1100mm
(テ−ブル含む）
DMS-B80L/B110S：
1100×1600×975mm
1100×1600×1100mm
(テ−ブル含む）
(突起部含まず）
質量 DMS-B150L：460kg
DMS-B210S：465kg
DMS-EX150L：190kg
DMS-EX210S：195kg
DMS-B80L：355kg
DMS-B110S：360kg
発熱量 150kcal/h(175J/S)
性能/容量/その他
データ収納量 DMS-B150L：30Tbyte（Lカセット使用）
DMS-B210S：13Tbyte（Sカセット使用）
DMS-EX150L：16.4Tbyte（Lカセット使
用）
DMS-EX210S：7.3Tbyte（Sカセット使用）
DMS-B80L：16.2Tbyte（Lカセット使用）
DMS-B110S：6.6Tbyte（Sカセット使用）
カセット収納数 DMS-B150L：150巻（Lカセット、ドライブ3
台搭載時）
DMS-B210S：218巻（Sカセット、ドライブ
3台搭載時）
DMS-EX150L：82巻（Lカセット、ドライブ1
台搭載時）
DMS-EX210S：123巻（Sカセット、ドライブ
1台搭載時）
DMS-B80L：81巻（Lカセット、ドライブ2台
搭載時）
DMS-B110S：111巻（Sカセット、ドライブ
2台搭載時）
ドライブ搭載台数 DMS-B150L/B210S 6台まで
DMS-B80L/B110S 4台まで
環境条件
動作温度 ＋10℃〜＋30℃
保存温度 −20℃〜＋60℃（カセットを取り外してお
くこと）
動作湿度 25％〜80％（結露しないこと）
バーコードリーダーの光学仕様 (DMS-B150L/B210S、
DMS-B80L/B110S)
レーザーダイオード特性
波長：670nm
レーザー出力：1mW
スキャン方式 回転型10面ミラー
スキャン比 100 スキャン/ 秒
付属品
DMS-B150L/B210S オペレーションマニュアル（1）
プラグホルダー（2）
ケーブル処理用の配線止め（一式）
DMS-EX150L/EX210Sドライブ脚（4）
拡張用ベルト（一式）
ケーブル処理用の配線止め（一式）
ドライブステージ拡張用部品（一式）
DMS-B80L/B110S オペレーションマニュアル（1）
プラグホルダー（2）
ケーブル処理用の配線止め（一式）
仕様

17(J)
別売りコンポーネント/アクセサリー
拡張ベルトキット DMSA-BLT2（拡張コンソール1〜2台連
結用）
DMSA-BLT6（拡張コンソール3〜6台連
結用）
拡張ケーブルキット DMSA-CBL1（拡張コンソール3〜6台連
結用）
ソニーＳＣＳＩボード DKNB-10S
カセットテープ
GY-8240シリーズ用 GW2-200GL（Lサイズ）
GW2-60GS（Sサイズ）
DIR-240シリーズ用 DI-250GL（Lサイズ）
DI-74GS（Sサイズ）
GY-2120シリーズ用 GW-730L（Lサイズ）
GW-240S（Sサイズ）
クリーニングカセット GW-90LCL（Lサイズ）
GW-90CL（Sサイズ）
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります
が、ご了承ください。
本機は「高調波ガイドライン適合品」です。

18(J)
バーコードリーダの仕様
バーコードリーダ ーユ ニットはCODE39に対応しています。バー
コードラベルの仕様は以下のとおりです。
バーコードラベル
外形寸法 使用するカセットのラベルフレームサイズに
準拠
PCS(印刷差異) 0.8以上
バーの幅 細バー：0.25mm以上
太バー：5mm以下
太バー/細バー比 2.2：1〜3：1
バーの長さ 9mm以上
ストップ / スタートマージン
7mm以上かつ、細バーの10倍以上
桁数 24桁以下
（スタート/ストップコード含まず）
* A B C 0 1 2 *
9 mm以上
ストップマージン
スタートマージン
バーコードラベルの貼りかた
バーコードラベルはカセットのフレーム内に貼り付けます。そのうえ
でバーコードが下記の範囲になるようにします。
単位（mm）
AC DBE F
DTF-S 156 14以上 14以上 25 約8以下 8以下
DTF-L 254 63以上 63以上 25 約8以下 8以下
C
A
D
F
EB
128 mm以下
仕様