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■設置
出力電圧レンジの設定(つづき)
警告
禁止
・除電電極の推奨値以外のレンジには設定しないで下さい。
・電圧レンジ切替スイッチを途中で止めて使用しないでください。
・電圧レンジ切替スイッチのクリック感がない、目盛数字が示されている場所でダイヤルが止まらな
い等の異常を感じた時は、電源を入れないでください。
注意
・出力電圧標識シールを貼付けずに使用しないでください。
・出力電圧標識シールは、出力電圧レンジを切り替えたら直ちに貼り替えてください。
・新たな除電電極を接続する場合、本機と除電電極を別個にお買い求め頂いた場合は使用する
前に必ず出力電圧レンジの設定を確認してください。
・出力切替スイッチ以外は絶対に操作しないでください。
・上蓋のアース線を外したり、傷つけたりしないでください。
・調整後は必ず上蓋を取り付け、上蓋を開けたまま使用しないでください。
出力電圧の微調整
本製品は、電圧レンジの調整後、除電電極に合わせて出力電圧をさらに細かく調整できます。
お手元の本機が除電電極とのセット品である場合は、出力電圧は微調整済みですので調整作業は不要ですが、
既にお持ちの本機に新たな除電電極を接続する場合、本機と除電電極を別個にお買い求め頂いた場合は出力
電圧レンジの設定が終わったら出力電圧の微調整を行ってください。調整範囲は、下表の通りです。
電圧レンジ
調整下限値(
)
調整上限値(
)
4kV 3.5 4.2
5kV 4.2 5.2
7kV 6.0 7.2
①設定前に必ず本体の電源を切ってください。
※除電電極が既に取り付けられている場合、取り外
必要はありません。
②本体内部のアース線に注意しながら、電源
付いている側からゆっくりと本体の上蓋を外し
い。アース線は外したり、傷つけたりしないでください。
③微調整に使用するボリュームは、出力電圧
って異なります。まず、右の図でどのボリュームを
すれば良いかを確認してください。
④調整対象のボリューム位置を把握したら、本書 9
ジの「出力をモニターする(出力モニター端子)」に
ってテスター等の電圧計測器をモニター端子に
してください。
⑤テスター等の電圧計測器が正しくモニター端子に接続されていることを確認してください。
⑥除電電極を接続していない場合は、本書 14 ページの「高電圧ケーブルの配線」を参考にしながら本機に除電
電極を仮接続し、電源を入れて出力電圧を確認してください。電源を投入すると、内部の基板は通電状態と
なります。金属製のものを落下させたり、工具等で誤って触れないよう十分にご注意ください。ボリュームの調
整には、絶縁された工具を使用されることを推奨します(推奨工具:ベッセル 精密ドライバー №9000
+1.7×30)。
⑦テスター等の電圧計測器の表示を確認しながら、内部の出力電圧微調整ボリュームをゆっくりと回して出力電
圧を微調整してください。出力電圧微調整ボリュームは精密な部品です。力を入れすぎないよう注意してくださ
い。また、ボリュームには調整限界値があります。操作中に回転が止まったら、それ以上回転しないでください。
なお、ボリュームは目盛り位置でのクリック感はありません(調整限界位置まで無段階に連続して回ります)。
電圧微調整ボリューム
4kV
5kV
7kV