Yamaha PLG150-AN User manual


2
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するため
のものです。
注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容
を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守りください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
プラグインボードおよびサウンドボード/カード上
の基板部分やコネクター部に無理な力を加えたり、
部品を分解したり改造したりしない。
感電や火災、または故障などの原因になります。
プラグインボードを取り付ける前に、必ず音源本体
の電源プラグを抜く。
電源を接続したまま取り付けを行うと、感電の原因にな
ります。
注意
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
プラグインボードおよびサウンドボード/カードを
持つときは、前もって他の金属に触れるなどして、
静電気が起きないように注意する。
静電気が発生すると、ボード/カードの故障の原因にな
ります。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を
切った上で行う。また、電源を入れたり切ったりす
る前に、必ず機器のボリュームを最小(0)にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストー
ブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温
度が極端に低いところ、極端に湿度の高いところ、
またほこりや振動の多いところで使用しない。
内部の部品が故障する原因になります。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品の近
くで使用しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオなど
に雑音が生じる場合があります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしか
ねます。また、データが破損したり失われたりした場合の
保証はいたしかねますので、ご了承ください。
●音楽を楽しむエチケット●
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。
となり近所への配慮を充分にいたしましょう。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを
伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがありま
す。適当な音量を心がけ、窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用
するのも一つの方法です。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しないよ
う適度な音量でお楽しみください。
・「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
・この取扱説明書に掲載されている会社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
・この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、最終仕様と異なる場合がありますのでご了承ください。
これ は日本電子機械工 業会
「音の エチケット」キャン
ペー ンのマークです。

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はじめに
このたびはヤマハプラグインボードPLG150-ANをお買い上げいただきまして、まことにありがとう
ございます。
PLG150-ANは、ヤマハAN1xコントロールシンセサイザーで好評なアナログフィジカルモデリング
音源(以下AN音源とする)を採用したプラグインボードです。CS6xをはじめとしたモジュラーシン
セシスプラグインシステム対応のシンセサイザーやトーンジェネレーターに装着することにより演奏
することができます。また、MU128をはじめとしたXGプラグインシステムにも対応しております。
アナログシンセサイザーをシミュレートするだけでなく、現在のミュージックシーンに合わせて音色
に関する膨大なパラメーターを簡単な操作で手早くエディットすることができます。
PLG150-ANの優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご活用いただきま
すようご案内申し上げます。また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備えて、大切に保
管いただきますようお願い申し上げます。
モジュラーシンセシスプラグインシステムについて
シンセサイザーや音源の可能性を大きく広げていく拡張システムのことです。拡張可能なシンセ
サイザーや音源本体 (モジュラーシンセシス プラグインプラットフォーム)や拡張ツールのモ
ジュラーシンセシス プラグインボードなどを総称して「モジュラーシンセシス プラグインシス
テム」と呼びます。「モジュラーシンセシス プラグインシステム」により、最新の テクノロジー
をシンセサイザーや音源に付加し、高度化/多様化していく音楽制作環境に応えることが可能に
なります。
XGプラグインシステムについて
XG 音源の可能性を大きく広げていく拡張システムのことです。拡張可能なプラットフォームの
XG音源本体や拡張ツールのプラグインボードなどを総称して「XGプラグインシステム」と呼び
ます。「XGプラグインシステム」により、最新のテクノロジーを音源に付加し、高度化/多様化
していく音楽制作環境に応えることが可能になります。
AN-XGについて
「AN-XG」は、「AN Extension for XG」の省略形です。「AN Extension for XG」とは、「XG」
の拡張部分に Analog Physical Modeling(AN)音源を取り入れたものです。「XG」の基本性能
に比べ、アナログシンセサイザー独特の太くてあたたかみのある音や切れのあるフィルターなど
をよりリアルに再現できるばかりでなく、パラメーターをリアルタイムに変化させた時の音色変
化幅の広さにも特長があります。
また、Free EG や Step SEQなどといったAN音源固有の機能が、音楽制作の幅をよりいっそ
う広げます。

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もくじ
PLG150-ANについて........................................................................................................................ 5
PLG150-ANの特長 ..........................................................................................................................5
PLG150-ANの取り付け................................................................................................................... 5
同梱品................................................................................................................................................... 5
パッケージ以外に必要なもの ............................................................................................................ 6
仕様....................................................................................................................................................... 7
付属のフロッピーディスクについて.................................................................................................7
プラグインソフトウェアのインストールと起動(Windows98/95のみ)................................. 9
AN音源のしくみ....................................................................................................................................11
1. アナログフィジカルモデリング音源の構成 ..............................................................................11
2. AN音源のVCO … 音程と音色を決定する................................................................................12
3. その他のユニットによって音色を変える..................................................................................15
4. AN音源のVCF … フィルターにより音色を加工する/音色の時間的な変化をつける.........16
5. AN音源のVCA … 音量を調節する/音量の時間的変化をつける...........................................16
6. 音を時間的に変化させる … LFOや各種EGを効果的に使い分ける ......................................17
7. さらに音色を加工する … DistortionとEQ.............................................................................18
メモリーバッファー構成....................................................................................................................19
AN音色の選択(モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合).............................................19
ANネイティブパートパラメーターのエディット
(モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合).........................................................................20
ANネイティブシステムパラメーターのエディット
(モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合).........................................................................21
AN音色の選択(XGプラグインシステムの場合)..............................................................................22
パート/パフォーマンスのレイヤーを指定する .............................................................................22
使用する音色を選ぶ..........................................................................................................................23
ANネイティブパートパラメーターのエディット(XGプラグインシステムの場合).......24
ANネイティブシステムパラメーターのエディット
(XGプラグインシステムの場合).........................................................................................................25
パラメーター詳細..................................................................................................................................26
PLG150-ANのネイティブパートパラメーター..........................................................................26
PLG150-ANのネイティブシステムパラメーター......................................................................32
資 料.........................................................................................................................................................35
ボイスリスト......................................................................................................................................35
シグナルフローチャート ..................................................................................................................48
アルペジオタイプリスト ..................................................................................................................49
コントロールマトリクス/フリー EGトラックパラメーターリスト............................................50
パラメーターネーム対応表 ..............................................................................................................51
MIDIデータフォーマット.................................................................................................................52
MIDIインプリメンテーションチャート..........................................................................................70
ソフトウェアのご使用条件 ..............................................................................................................72
ユーザーサポートサービスのご案内...............................................................................................73
保証とアフターサービス ..................................................................................................................75

5
PLG150-ANについて
PLG150-ANの特長
●モジュラーシンセシスプラグインシステム対応のシンセサイザー /音源や、XGプラグインシス
テム対応のXG音源にPLG150-ANを組み込むことにより、パネル上でAN音源固有のパラメー
ターをエディットすることができます。(PLG150-ANは、専用のプラグインコネクターを
使って簡単に取り付けることができます。)
●ヤマハAN1xコントロールシンセサイザーで好評なAN音源を搭載することで、ハイクオリティ
なアナログシンセサイザー音色と音色変化幅の大きいリアルタイムコントロールを可能にしま
した。往年の銘機の音を再現するビンテージサウンドから最新のダンス系音楽で必要なサウン
ドまで幅広くカバーしています。
●付属のANイージーエディターおよびANエキスパートエディターを使うと、アナログシンセサ
イザーを操作するかのように直感的にAN音源をコントロールすることができます。
●特にANエキスパートエディターを使うと、ボイスエディットの操作をリアルタイムにソングに
録音したり、パラメーターの動きを自由自在に記録/再生するフリー EGの形をマウス操作で描
画したり、パターンジェネレーター(アルペジオ/ステップシーケンサー)を思いのままにエ
ディットしたりなど、音楽制作の幅がより一層広がります。
PLG150-ANの取り付け
ボードの取り付け方法については、CS6xやMU128などのシンセサイザーまたは音源などに付属
の取扱説明書をご参照ください。
同梱品
● パッケージの内容
PLG150-ANのパッケージには次のものが同梱されています。ご使用になる前に必ずご確認くださ
い(万一付属品に不足がある場合は、すぐに購入店までご連絡ください)。
PLG150-AN......................................... 1枚
PLG150-AN取扱説明書(本書)........ 1冊
フロッピーディスク............................... 2枚
保証書...................................................... 1枚
愛用者カード .......................................... 1枚
AN for XGシール.................................. 1枚

PLG150-ANについて
6
パッケージ以外に必要なもの
■ モジュラーシンセシスプラグインシステム対応音源/シンセサイザー、または
XGプラグインシステム対応音源
PLG150-ANをお使いいただくためには、モジュラーシンセシスプラグインシステム(=MSPS)
に対応した機種(例:CS6xなど)、またはXGプラグインシステムに対応しXGプラグインプラット
フォーム機能を備えた機種(例:MU128など)が必要となります。
以下のソフトをご用意いただくと、PLG150-ANの機能を簡単な操作でお楽しみいただくことがで
きます。
● XGworks (lite)
シーケンサーソフトとしてヤマハXGworks (lite)をご用意いただくと、次にご紹介するプラグイン
ソフトウェア「ANエキスパートエディター」や「ANイージーエディター」が使えるため、PLG150-
ANのボイスを簡単にエディットすることができます。
XGworks (lite)は、CS6xやMU128に付属のCD-ROMに収められています。
● ANイージーエディター
パートパラメーターを変更して、間接的にPLG150-ANの音色を変更するためのソフトウェアです
(ボイスのパラメーターを直接エディットするわけではありません)。ANイージーエディターでは、
全パートに共通のXGパートパラメーター(XGパラメーター)と、PLG150-AN専用のネイティブ
パートパラメーター(ANパラメーター)の両方をエディットする事ができます。
パラメーターの変更を、ソングにリアルタイムに録音したり、イベントとして挿入する事ができる
ほか、ANパラメーターファイルとして保存することもできます。ANイージーエディターはXGworks
(lite)のプラグインソフトですので、ご使用にあたってはXGworks (lite)が必要です。
ANイージーエディターは、PLG150-ANに付属のフロッピーディスクに収められています。
● ANエキスパートエディター
PLG150-ANのボイスをエディットするためのソフトウェアです。ANエキスパートエディターを
起動するとアナログシンセサイザー音源モジュールのフロントパネルが表示され、ボタンやノブを
マウスで操作する事によりボイスをエディットする事ができます。ボイスのエディットをソングに
リアルタイムに録音することもできます。また、エディットしたボイスデータはファイルとして保
存できるほか、バルクデータとしてトラックに挿入する事もできます。
ANエキスパートエディターは、XGworks (lite)のプラグインソフトですので、ご使用にあたって
はXGworks (lite)が必要です。
ANエキスパートエディターは、PLG150-ANに付属のフロッピーディスクに収められています。

PLG150-ANについて
7
仕 様
音源方式: 音源アナログフィジカルモデリング、2VCO(オシレーターシンク & FM 可
能)、Ring Modulator、Noise、VCF (FEG)、VCA (AEG)、PEG、2LFO、
Arpeggio/Step Sequencer Generator、4 Track FreeEG
最大同時発音数: 5音(後着優先、ポリ拡張可能(*1))
(*1)複数のボードと組み合わせることにより最大40音まで拡張可能。
(ボード8枚の場合)
CS6xの場合は 5×2 = 10音
MU128の場合は 5×3 = 15音
音色数: XG音色: 236音色(AN-XG A/B 音色)
プリセットボイス: 256音色
ユーザーボイス: 128音色
インターフェース: XGプラグインコネクター
エフェクター: Guitar Amp.Simulator (Distortion)
3-Band EQ
XG Part EQ
外形寸法: 138.5(W) x 89.0(D) x 8.5(H) mm
重量: 65g
消費電源: 320mA
付属品: 取扱説明書セット、フロッピーディスク×2、保証書、愛用者カード、
AN for XGシール
* 仕様及び外観は改良のため予告なく変更する場合があります。
付属のフロッピーディスクについて
付属のフロッピーディスクには、ANイージーエディターとANエキスパートエディターといったプ
ラグインソフト、また PLG150-AN の特長を活かしたデモンストレーションソング、そして
PLG150-ANを接続した各種プラットフォームで利用できるプラグインボイスデータやパフォーマ
ンスデータが入っています。
デモンストレーションソングは、XGworksV3.0 や XGworks(lite) などのシーケンスソフトや
QY700などのシーケンサーを使ってお楽しみいただけます(PLG150-ANを接続したプラット
フォーム機器が必要です)。
また、プラグインボイスデータやパフォーマンスデータは、同様の機器でPLG150-ANを接続した
プラットフォーム機器にバルクを送信してお使いください。
フロッピーディスクには以下のデータが入っています。

PLG150-ANについて
8
■ ANイージーエディター
■ ANエキスパートエディター
■ デモンストレーションソング(5曲)
(1) "AN Solo"(MSolo.MID(モジュラーシンセシスプラグインシステム用)、
XSolo.MID(XGプラグインシステム用))
by Katsunori Ujiie (Idecs Inc.)
PLG150-ANの音色のみを使用した曲で、音色をリアルタイムに次から次へと切り替えながら再生
します。AN音源の音色バリエーションや音色変化幅の広さを確認できる1曲です。
●モジュラーシンセシスプラグインシステム対応機器でお聴きになる場合は、CS6xなどを
ボイスモードにし、[PLG1]または[PLG2](PLG150-ANを挿入している方)のバンクを選
択してから曲を再生してください。
●この曲は、プラグインプラットフォーム機器のユーティリティの設定が工場出荷時の状態
(Rcv Ch=1、DeviceNo.=1またはall)であることを想定して作られています。
(2) "R&B"(R&B.MID)… XGプラグインシステム用
by Takashi Morio
今風の R&B 曲です。PLG150-AN の太くてレゾナンスの効いた音色が重めのリズムをうまく演出し
ています。
(3) "Old Tek"(OldTek.MID)… XGプラグインシステム用
by Takashi Morio
約15〜20年前の往年のテクノ曲のイメージです。フレーズは当時を彷彿させますが、サウンド全
体は 今風にやや重めで、面白い仕上がりになっています。
PLG150-ANは、パッドやブラス系の音色、そしてアナログドラムまで、幅広い音色をカバーして
います。
(4) "Progressive Rock"(ProgRock.MID)… XGプラグインシステム用
by Katsumi Nagae (Idecs Inc.)
プログレッシブロックの曲です。オシレーターシンクを利用したリードや、ディストーションのか
かったリフなど、PLG150-ANの音色がリアルタイムに次から次へと変化する様をお楽しみください。
(5) "Trance"(Trance.MID)… MU100、MU100B、MU100R、MU128、SW1000XG/P用
by Katsumi Nagae (Idecs Inc.)
最近のテクノ音楽から、Trance 風の曲を取り上げてみました。短いディケイサウンドでリフを刻み
ながらリアルタイムに音色変化していくPLG150-ANのパートが曲を特徴付けています。
■ プラグインボイスデータ(CS6x、CS6R、S80用)
PLG150-ANのプリセット音色を使って作成した64個のプラグインボイスデータです。
PLG150-ANをPLG1スロットに挿している場合は"PLGvce1.MID"を、PLG2スロットに挿している
場合は"PLGvce2.MID"を再生してください。
プラグインボイスについては、「資料」の「プラグインボイスリスト」を参照してください
(→P46)。
■ パフォーマンスデータ(MU100、MU100R、MU128用)
PLG150-ANのプリセット音色を使って作成した64個のパフォーマンスデータです。
ファイル名は"ANPerf.MID"です。
パフォーマンスについては、「資料」の「パフォーマンスリスト」を参照してください(→P47)。

PLG150-ANについて
9
プラグインソフトウェアのインストールと起動
(Windows98/95のみ)
■ プラグインソフトウェアのインストール
フロッピーディスクの「plg-an」フォルダの中にあるSetup.exeをダブルクリックして、インス
トーラーを起動します。
インストーラーが起動したら、画面の表示に従って[次へ]または[はい]をクリックすると、インス
トールが実行されます。
■ ANイージーエディターの起動
1XGworks (lite)を起動します。
2XGworks (lite)の[プラグイン]メニューから[ANイー
ジーエディター ]を選択します。
▼ [ANパート選択]ダイアログが開きます。
3PLG150-ANを割り当てるパート番
号を設定し、[OK]ボタンをクリック
します。
▼ ANイージーエディターウィンドウ
が開きます。
●ANイージーエディターの操作につ
いては、ANイージーエディターに
付属のヘルプをご覧ください。
●XGworks(lite) のメニュー→プラグイ
ンにANイージーエディターがない
場合は、XGworks(lite)のフォルダ内
に正しくインストールされていない
可能性があります。プラグインソフ
トウェアのインストールを実行てく
ださい。
●モジュラーシンセシスプラグインシステム対応機種をお使いの場合は、モード
やスロットによって割り当てるパート番号が違いますのでご注意ください。
ボイスモードでご使用の場合
パート番号を「1」に設定します。(PLG150-ANをPLG1またはPLG2のどちら
のスロットに挿していても同様です。)
パフォーマンス(マルチ)モードでご使用の場合
PLG150-ANをPLG1スロットに挿しているときはパート番号を「16」に、PLG2
スロットに挿しているときは「15」に設定してください。

PLG150-ANについて
10
■ ANエキスパートエディターの起動
1XGworks (lite)を起動します。
2XGworks (lite)の[プラグイン]メニューから[ANエキス
パートエディター ]を選択します。
▼ [ANパート選択]ダイアログが開きます。
モジュラーシンセシスプラグインシステム対応機種をお使いの場合は、CS6xなどの本体を
ボイスモードにし、[PLG1]または[PLG2](PLG150-ANを挿入している方)のバンクを選択
してから、ANエキスパートエディターを起動してください。
3PLG150-ANを割り当てるパート番号を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
▼ ANエキスパートエディターウィンドウが開きます。
●ANエキスパートエディターの操作については、ANエキスパートエディターに付属のヘ
ルプをご覧ください。
●XGworks(lite)のメニュー→プラグインにANエキスパートエディターがない場合は、
XGworks(lite)のフォルダ内に正しくインストールされていない可能性があります。プラ
グインソフトウェアのインストールを実行してください。
●ANエキスパートエディターはXGworks(lite) ver1.06以上でのみ使用できます。
ver1.06未満をご使用の方は、以下のサイトにてアップデーターをダウンロードできます
ので、ご利用ください。
http://www.yamaha.co.jp/xg/utility/xgwup.html
●モジュラーシンセシスプラグインシステム対応機種をお使いの場合は、モードやスロッ
トによって割り当てるパート番号が違いますのでご注意ください。
ボイスモードでご使用の場合
パート番号を「1」に設定します。
(PLG150-ANをPLG1またはPLG2のどちらのスロットに挿していても同様です。)
パフォーマンス(マルチ)モードでご使用の場合
PLG150-ANをPLG1スロットに挿しているときはパート番号を「16」に、
PLG2スロットに挿しているときは「15」に設定してください。

11
AN音源のしくみ
PLG150-ANのボイスに触れる前に、アナログフィジカルモデリング音源(以下AN音源と呼びます)のし
くみを把握しておきましょう。
1. アナログフィジカルモデリング音源の構成
音は以下の3つで構成されています。
・音程
・音色
・音量
これらを「音の3大要素」といいます。
AN音源は、音の3大要素をコントロールするために、一般的なアナログシンセサイザーと同じように、
・オシレーター(音程・音色をコントロールする)
・フィルター(音色をコントロールする)
・アンプリファイアー(音量をコントロールする)
といった基本的なユニット(回路)を持っています。
アナログシンセサイザーでは各ユニットをボルテージ コントロール(電圧制御)することが一般的
であるため、上記の各ユニットの名称も、
・VCO(ボルテージ コントロールド オシレーター)
・VCF(ボルテージ コントロールド フィルター)
・VCA(ボルテージ コントロールド アンプリファイアー)
と呼んでいます。
AN音源では、これらのユニットをデジタル制御によって作り出していますが、独自のアナログフィ
ジカルモデリングという手法によってアナログシンセサイザーを忠実にシミュレートしているため、
各ユニットもそれに合わせて「VCO」「VCF」「VCA」と呼んでいるのです。
またその他のユニットとして、発音開始から音が消えるまでの時間的な変化を作り出すさまざまな
EG(エンベロープ ジェネレーター)や、ビブラートやトレモロに代表されるように音を周期的に
変化させるLFO、さらに音作りの幅を広げるオシレーターシンクやFM変調、金属的な響きを作り
出すリング モジュレーター、ノイズを加えるためのノイズ オシレーター、音をひずませるディス
トーションなどがあります。
以上のユニットは、次のように接続されています。

AN音源のしくみ
12
●より詳しい構成図については、巻末(→P48)をご覧ください。
2. AN音源のVCO … 音程と音色を決定する
VCO部は、音の3大要素のうち音程と音色を決定します。
AN音源にはVCO1とVCO2という2つのオシレーターがあり、そこで設定したピッチ(オシレー
ターの発振周波数)により音程が決定します。
また、以下に説明する機能によって、さまざまな音色を作ることができます。その際、2つのVCO
の出力レベルのバランスをMIXER部にて調節することにより、より多彩な音色に作り変えること
ができます。
(1)VCOの波形
一般的に、アナログシンセサイザーのVCOの波形は以下の図のように単純な波形で表されます。
FEG AEG
Distortion
Effect
3-Band EQVCF
VCO1
オシレーターシンク
FM オシレーター
シンク
MIXER
LFO1 & LFO2
Ring
Mod.
Noise
Slave
VCO2
Master
PEG
VCA
Feedback
Saw(ノコギリ波) Pulse(矩形波) Triangle(三角波)
基本波形 基本波形 基本波形

AN音源のしくみ
13
波形を分類すると実に単純ですが、往年の銘機と呼ばれるアナログシンセサイザーではそれぞれの
電気回路の性質によるクセ(波形の一部がゆがんでいる、ノイズが混じっている、など)があり、そ
れがかえってその機種を特徴付ける音になっていました。
AN音源はデジタル制御によってVCO波形を作り出していますが、こういった点をふまえて波形を
決定し、かつ次に述べるようなPWやPWM、エッジを変更することで、より多彩な波形を作り出す
ことができるようになっています。
(2)PW(パルス ウィズ)とPWM(パルス ウィズ モジュレーション)
一般的なアナログシンセサイザーでは、VCOの波形がPulse(矩形波)の場合に限り波形の幅(PW)
を変更することができます。その結果、波形に含まれる倍音が変化して、同じ波形を選択していて
も多彩な音色を得ることができます。
また、PWをLFOなどによって周期的に変化させることをPWMと呼んでいます。
AN音源では、VCO波形がPulseの時に限らず、Saw(ノコギリ波)やMix(SawとPulseをミックス
したもの)などの時にも、PWやPWMを使用することができます。
またPWMは、上記のような「倍音の周期的な変化」としてだけではなく、設定しだいでは「コー
ラス効果」(ピッチがわずかに異なる音色がうねりながら多重に鳴っている状態)を作ることもでき
ます。
(3)Edge(エッジ)
VCO波形を微調整します。
Edgeの値が大きいほどとがった感じの波形にな
り、倍音を多く含んだ固い音になります。
また、値が小さいほど丸い感じの波形になり、軟
らかい音になります。(Edgeを最小に設定すると
Sine(正弦波)と同等の波形になります。)
「倍音」とは?
ほとんどの音は、ピッチ(周波数)の異なる複数の音が重ね合ってできています。この複数の音のうち、
音全体の音程を決める音を基音(基本波)、基音以外の音をすべて倍音(高調波)と呼んでいます。
Sine(正弦波)は基音しか持ちませんが、その他の音は(自然界に存在するすべての音と言っても良い
でしょう)必ず倍音を含んでいます。
一般的に、倍音が多くなるほど音色は明るくなります。逆に、倍音が少なくなると音は暗くなります。ま
た倍音の種類やによって音色は大きく変わります。例えば、高い倍音を多く含むとキラキラしていてくっ
きりした音になります。逆に、低い倍音を多く含む音はどっしりとした音になります。
Saw(ノコギリ波)
基本波形 pwを64以外に設定
Pulse(矩形波)
倍音が多い音 最も基本的な矩形波
奇数倍音のみになります。 倍音が多い音
PulseWidthが
小さいとき PulseWidthが
64(50%) PulseWidthが
大きいとき
尖った波形 丸みを帯びた波形 サイン波

AN音源のしくみ
14
(4)オシレーターシンク
一般的に、あるオシレーターの音にもう一方のオシレーターの音を同期させることを「オシレー
ターシンク」と言います。(下図参照)
下図において、オシレーター 1の波形はオシレーター 2の周期で初期位相にリセット(周期の最初
の位置に戻す)されています。
その結果、オシレーター 1の波形は本来よりも複雑な波形になり、オシレーター 1の音には本来
持っていなかった倍音が付加されます。
(下図の例では、オシレーター 1の音は本来の音よりもギラギラした感じの音になります。)
下図の場合、オシレーター 1を「スレーブ オシレーター」、オシレーター 2を「マスター オシレー
ター」と呼びます。マスター オシレーターのピッチを変更すると音全体の音程が変更され、スレー
ブ オシレーターのピッチを変更すると音全体の音色(倍音の付加のしかた)が変更されます。
AN音源では、一般的なアナログシンセサイザーのように、VCO2にVCO1を同期させること(オ
シレーターシンク)に加えて、オシレーターシンク時のみVCO1の内部を2つのオシレーターに分
割することにより、VCO1単独でもオシレーターシンクの音を実現することができます。
オシレーター2
(マスターオシレーター)
オシレーター1
(スレーブオシレーター)
オシレーター
シンクを利用した
倍音を含む音
オシレーター
シンクに関係なく
別の音を加える
(レイヤーする)
ことができます
VCO1
オシレーターシンク
Slave
オシレーター
(音色を決定する)(音程を決定する)
VCO2
Master
オシレーター
オシレーター
シンクを利用した
倍音を含む音
基音が出力され
ます
VCO1
Slaveオシレーター
(音色を決定する)
オシレーターシンク
(a)VCO2→VCO1のオシレーターシンクの場合
一般的なアナログシンセサイザーの方法と同じ
です。
VCO1とVCO2のピッチを関連づけて、音作り
ができます。
(b)VCO1内でのオシレーターシンクの場合
AN音源独自の方法です。
VCO1とVCO2を(オシレーターシンク=OFFの時
同様に)独自なオシレーターとして、音作りができ
ます。
VCO2
Masterオシレーター
(音程を決定する)

AN音源のしくみ
15
(5)FM変調(周波数変調)
一般的に、あるオシレーター(A)の音で別のオシレーター(B)のピッチ(周波数)を動かす(変
調する)ことを「FM変調」といいます。
その際、(A)のオシレーターを「モジュレーター」、(B)のオシレーターを「キャリア」と呼びます。
FM変調の音はキャリア側から出力されますが、この時のモジュレーターとキャリアのピッチ(周
波数)の比率によって、そこに付加される倍音の種類が変わります。
AN音源では、キャリアはVCO1に固定していますが、モジュレーターはVCO2やLFO、各EGなど
に切り替えることができます。
3. その他のユニットによって音色を変える
(1)リング モジュレーター
一般的に、2つのオシレーターの出力をかけ算します。その結果、金属的な(鐘のような)響きを
得ることができます。
AN音源ではVCO1とVCO2の出力をリング モジュレートします。リング モジュレーターの出力と
VCO1およびVCO2の出力がMIXER部にて加算されるしくみになっているので、リング モジュレー
ターの効果がわかりにくい場合にはVCO1またはVCO2のレベルを下げてみましょう。
また、VCO1またはVCO2のいずれかのピッチを極端に低い値に設定すれば、より金属的な(鐘の
ような)響きの音を得ることができます。
(2)ノイズ オシレーター
VCO1や2が発する音程感のある音ではなく、音程感のない雑音(ノイズ)を加えたい時に使用します。
ノイズには、大別してホワイトノイズ(全帯域にわたる周波数特性のもの)とピンクノイズ(ある
帯域に制限したもの)があります。
AN音源ではホワイトノイズを使用しています。
ストリングスやシンセパッドなどの音色では、VCOの音に少しだけ混ぜて使うと効果的です。ま
た、VCF部でレゾナンスの効いたフィルターをかけたり、AEGなどで速く音量を絞るような設定
と組み合わせたりすることも効果的な使い方です。
(3)フィードバック
AN音源の場合、VCAからの出力をMIXER部に戻す信号のことを指します。
フィードバック レベルを上げると、特に低音域が豊かな音(音圧のある音)になります。
フィードバック レベルを極端に上げすぎると、超低域の異常発振が起こり、ご使用のスピーカーを
破損してしまうことがあります。フィードバック レベルは徐々に上げるようにしてください。
また、スピーカーの振動に異常を感じたら、速やかにフィードバック レベルを下げてください。

AN音源のしくみ
16
4. AN音源のVCF … フィルターにより音色を加工する/
音色の時間的な変化をつける
VCF部は、音の3大要素のうち主に音色を決定します。
アナログシンセサイザーにおけるVCF部は、VCOとともに音作りには欠かすことのできない重要
なユニットです。
(1)Cutoff(カットオフ周波数)とResonance(レゾナンス)
VCO部で生み出される豊かな倍音の量を調節したり、ある特定の周波数帯域を通過/遮断したりす
るために、VCF部でフィルターのタイプを選択し、カットオフ周波数を設定します。AN音源のフィ
ルターはデジタル制御によって作り出されていますが、元はといえばアナログシンセサイザーの
フィルターの効果を研究し開発したものです。聴感上、音が全く聴こえなくなるくらい非常に低い
カットオフ周波数から、VCO波形を全く遮断しない高いカットオフ周波数までの広い変化幅を持っ
ています。
また、カットオフ周波数近辺を強調するためのレゾナンスを高く設定したときも、耳障りな感じが
なく、あたかもアナログシンセサイザーのフィルターの様に発振(特定のピッチを自己発振)します。
(2)FEG(フィルターエンベロープジェネレーター)
鍵盤のノートオン/オフに合わせて、フィルターのカッ
トオフ周波数(縦軸)を右の概念図のようにコントロール
します。
特に、カットオフ周波数をやや低めに、レゾナンスを高
めに設定した音にFEGをかけると、いわゆる「レゾナン
スの効いた(クセのある)アナログシンセサイザーのベー
ス音色」などを作ることができます。
また6でも述べているように、AN音源ではFEGをフィ
ルターのカットオフ周波数以外のコントロールにも使用
できるので、より多彩な音作りが可能となります。
5. AN音源のVCA … 音量を調節する/音量の時間的変化をつける
VCA部は、音の3大要素のうち主に音量を決定します。
AN音源が出力する音量を調節するだけでなく、AEGを使用してさまざまな音色を作り出します。
(1)AEG(アンプリチュードエンベロープジェネレーター )
鍵盤のノートオン/オフに合わせて、音量(縦軸)を上の概念図のようにコントロールします。
キーオン キーオフ
Attack ReleaseDecay
時間
レベル
Sustain

AN音源のしくみ
17
6. 音を時間的に変化させる … LFOや各種EGを効果的に使い分ける
(1)LFO1、LFO2(ローフリケンシーオシレーター 1、ローフリケンシーオシレーター 2)
LFOは、比較的低い周波数を発振し、音色パラメーターを時間的に変化させるためのユニットです。
一般的にLFOでコントロールするのは、
・オシレーターのピッチ(PmodまたはVibrato)
・フィルターのカットオフ周波数(Fmod)
・アンプリファイアーの振幅(Amod)
ですが、アナログシンセサイザーではそれに加えて、
・PWM(パルスウィズモジュレーション)
・Sync Pitch(シンクピッチ)
・FM Depth(FMデプス)
などをコントロールすることができます。
もちろん、Pmod(Vibrato)/Fmod/Amodとこれら(PWMなど)を同時にコントロールすることに
よって、より多彩な音作りが可能となります。
AN音源では、LFOの効果先を非常にフレキシブルに選択することができます。詳しくは、巻末の
「シグナルフロー」をご覧ください。
(2)PEGとFEGを各種変調と組み合わせて使う
LFOの効果先をフレキシブルに選択できるのと同様に、PEGやFEGの効果先をオシレーターのピッ
チやフィルターのカットオフ周波数以外に選択することもできます。
最も特徴的な例としては、次ページの図のようにオシレーターシンク時のスレーブオシレーターの
ピッチとフィルターのカットオフ周波数の時間的変化を、FEGによって同時にコントロールするこ
とが挙げられます。
2の(3)で述べたように、オシレーターシンク時にスレーブオシレーターのピッチを変更すること
は、その音色の特徴となる倍音の位置を移動させることになります。しかし、それをFEGでコント
ロールすることによって、フィルターのカットオフ周波数が高くなっている(フィルターが開いて
いる)瞬間に、より極端な倍音を発するようにオシレーターシンクをかける、といったようなこと
ができます。
(例えば、Preset1バンクボイスNo.77の「ANSyncHd」などがその代表的な音色です。)

AN音源のしくみ
18
このように、LFOや各種EGなどの限られた資源をうまく組み合わせることによりそれぞれを単独
で使用した時には得られない音の変化を手に入れることは、アナログシンセサイザーを使用しての
音作りの醍醐味のひとつと言えるでしょう。
7. さらに音色を加工する … DistortionとEQ
(1)Distortion(ディストーション)
出力波形をわざとひずませるためのユニットです。
ドライブというパラメーターを変更することによって、ひずみの度合いを設定することができます。
また2の(1)のVCOの項でも述べたように、往年の銘機と呼ばれるアナログシンセサイザーでもそ
れぞれの電気回路の性質によるクセを利用してひずんだ波形を出力していました。そのような演出
にも使用できるユニットです。
(2)EQ(イコライザー)
3つの帯域(Low, Mid, High)のそれぞれに、カットオフ周波数とその周波数近辺を強調/非強調す
るためのゲインを設定します。
ベース音色より太い音を得るために低域(Low)のゲインを上げたり、シンセパッド音色で中域(Mid)
が少しだけ余分だと感じたらゲインを下げたり、というように使用できます。
FEG
フィルターの
開き具合を
時間変化
倍音の位置を
時間変化
オシレーター
シンク
フィルターカットオフ周波数スレーブオシレーターの
ピッチ(音色を決定)
マスターオシレーターの
ピッチ(音程を決定)
FEG とオシレーターシンクを組み合わせた例

19
メモリーバッファー構成
PLG150-ANのメモリーバッファーは以下のような構成になっています。
AN音色の選択
(モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合)
PLG150-ANの音色もシンセサイザー本体のボイスと同様に選択することができます。
音源の操作説明に使用する以下のディスプレイはCS6xのものです。お使いの音源によって画面が異
なる場合があります。
1[VOICE]キーを押します。
2[PLG1]または[PLG2]のうち、PLG150-ANを挿入している方のキーを押し、[BANK]キーと
[PROGRAM]キーを押して、ANボイスを選択します。
ANNativeSystemパラメーター
Systemパラメーター
Voice
●AN-XGバンク・ボイス236個
MSB=84(AN-XG/A)
LSB= 0,64〜81,
96〜107
PrgNo.=39〜128(1origin)
MSB=100(AN-XG/B)
LSB=0,64〜76
PrgNo.=39〜120(1origin)
Voice 音源パラメーター
VCO1,VCO2,SYNC,FM
MIXER,LFO1,LFO2
PEG,VCF(FEG),VCA(AEG),
DISTORTION,3-BandEQ
Voiceパラメーター
FreeEG
FreeEGパラメーター
FreeEGデータ
PatternGenerator
Arpeggioパラメーター
StepSEQパラメーター
StepSEQパターンデータ
UserStepSEQパターン
StepSEQパラメーター
StepSEQパターンデータ
128個
XGPartパラメーター
ANNativePartパラメーター
Partパラメーター
●カスタムバンク・ボイス
Preset1128個
MSB=36
LSB=0
PrgNo.=1〜128(1origin)
Voice
Preset2128個
MSB=36
LSB=1
PrgNo.=1〜128(1origin)
Voice
User128個
MSB=36
LSB=2
PrgNo.=1〜128(1origin)
※電源投入時にPreset1と
2からの抜粋音色に初期化
されます。
VCE Play) PLG1:001(A01)[--:Killer ]
EQLow-G EQMid-G EQHi-G ------- -------

ANネイティブパートパラメーターのエディット
20
異なるバンクを選択したいときは、PLG150-AN を挿入している方の [PLG] キーを押しながら
ノブCを回して(または[DEC/INC]キーを押して)、任意のバンクセレクトを選びます。
有効なバンクセレクトMSB/LSB については、巻末の「AN-XG ボイスマップ」(→P40)をご
覧ください。
ANネイティブパートパラメーターのエディット
(モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合)
MSPS対応機種でプラグインボイスを作成する際の、ANネイティブパラメーターのエディット方法につい
て説明します。
プラグインボイスの保存方法については、お使いのMSPS対応機種の取扱説明書をお読みください。
以下のパラメーターは、選択しているボイスのパートパラメーターに対して間接的に変更する「オフセットパ
ラメーター」です。よって、選択しているボイスの設定によっては効果がわかりにくいものもあります。また、
「0」に設定したときは選択しているボイスの設定のままとなります。
1「AN音色の選択」(→P19)に従って、ANボイスを選択します。
2[EDIT]キーを押します。
▼ エディットのメニュー画面が表示されます。
3ノブAを回して、画面左下に「Elem」と表示させます。
4[PAGE]ノブを回して、画面左下に「PLG150-AN」と表示させます。
▼ノブCとノブ2の上にANネイティブパートパラメーターが表示されます。
VCE Play) PLG1:001(A01)[--:Killer ]
BANK= 036/000
GEN Name) Pf-Sq a-Z 0-? Cursor
Common [--:Killer ]
OSC Assign) Bank Number
Elem 036/000 1[Killer ]
NTV Param) Unison Sw Arp/SEQ Sw
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