Yamaha MU1000 User manual

TONE GENERATOR


取扱説明書
このたびは、ヤマハトーンジェネレーターMU1000 をお買い求めいただきまして、ありがとうございました。
MU1000は、ヤマハ独自の AWM2音源と最新エフェクターによる高品位な音色を結集し、XG に準拠した音
源モジュールです。また、モジュラーシンセシスプラグインシステムや XG プラグインシステムに対応して
おり、プラグインボードを装着することで音源システムやエフェクトを自由に拡張することができます。
シンセサイザーやキーボードの拡張音源として、またコンピューターやシーケンサーの音源として AWM2
音源のサウンドをお楽しみください。
MU1000の優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご活用いただきますようご案
内申し上げます。
また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願い申し上げ
ます。
TONE GENERATOR

安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に
防止するためのものです。
注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想
定される内容を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な
内容ですので、必ずお守りください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているも
のもあります。
* お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
感電や火災、または故障などの原
因になります。異常を感じた場合
など、機器の点検修理は必ずお買
い上げの楽器店または巻末のヤ
マハ電気音響製品サービス拠点
にご依頼ください。
感電や火災、または故障の原因になります。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、
お買い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製
品サービス拠点に点検をご依頼ください。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発火
などの原因になります。
感電のおそれがあります。
感電やショートのおそれがあります。
注意
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因
になります。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災が発
生するおそれがあります。
音質が劣化したり、コンセント部
が異常発熱して発火したりする
ことがあります。
感電、ショート、発火などの原因になります。

感電または機器の損傷のおそれがあります。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したり
する原因になります。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオ
などに雑音が生じる場合があります。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたり
する原因になります。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそ
れがあります。
本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因になりま
す。お手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
本体が破損したり、お客様がけがをしたりする原因
になります。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたり
する原因になります。
換気が十分でないと、本体内部に熱がこもり、火災
が発生するおそれがあります。
聴覚障害の原因になります。
この機器はバックアップバッテリー(リチウム電池)が内
蔵されていますので、電源コードがコンセントから外され
ても、内部のデータは記憶されています。バックアップ
バッテリーが消耗すると、ディスプレイに "Battery Low!"
が表示されます。バックアップバッテリーがなくなると内
部のデータは消えてしまいますので、すぐにデータをヤマ
ハMIDIデータファイラーMDF3などの外部機器に保存し、
お買い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品
サービス拠点にバックアップバッテリーの交換をお申し
付けください。
感電や火災、または故障などの原因になります。バッ
クアップバッテリーの交換は、必ずお買い上げの楽
器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点
にお申し付けください。
お子様が誤ってバックアップバッテリーを飲み込む
おそれがあります。
作成したデータは、故障や誤操作などのために失わ
れることがあります。大切なデータはヤマハ MIDI
データファイラー MDF3 などの外部機器に保存され
ることをおすすめします。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
オプションボードを取り付ける場合は、本書の取り付け方
の説明と注意をよくお読みください。オプションボードの
取り付け方についてご不明な点がございましたら、巻末の
ヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいた
しかねます。また、データが破損したり失われたりし
た場合の保証はいたしかねますので、ご了承ください。
バックアップバッテリーについて
作成したデータの保存について
オプション機器取り付け作業上のご注意
●音楽を楽しむエチケット●
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になる
ものです。
隣り近所への配慮を充分にいたしましょう。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音
は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷
惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏に
は特に気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッド
フォンをご使用になるのも一つの方法です。
お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
これは日本電子
機械工業会「音
のエチケット』
キャンペーンの
マークです。

MU1000の特長
互換性に優れたマルチメディア用のスタンダード音源
MU1000 は XG と GM システムレベル 2 に準拠した音源です。XG マーク、GM マーク、および
GM2 マークのついたソングデータを忠実に再生することができます。また、MU1000は 2つのマ
ルチ音源モードによって、新旧のコンピューターミュージック用音源に対して幅広い互換性を
持っています。このため、今まで蓄積してきたソングデータをよりよい音で再生することができ
ます。
64パートで 128 ポリフォニックの余裕の設計
MU1000 は、64 パートで最大同時発音数 128 音のマルチ音源です。MU1000 一台で、ビッグバン
ドやフルオーケストラなどの大きなアンサンブルまでも再現することができます。
ノーマルボイス1396 音色とドラムセットボイス58 音色を内蔵
MU1000 は、AWM2 音源による高品位でバリエーション豊かなプリセット音色を内蔵しています。
また、ボイスカテゴリーボタンにより、音色選択をスムーズに行うことができます。
モジュラーシンセシスプラグインシステムおよびXG プラグインシステムを搭載
モジュラーシンセシスプラグインシステムや XG プラグインシステムは、別売のプラグインボー
ドを内蔵の拡張コネクターに装着することによって音源やエフェクトの拡張を行う音源拡張シス
テムです。
モジュラーシンセシスプラグインボードとして、アナログシンセサイザーをシミュレートしたア
ナログフィジカルモデリング音源の PLG150-AN、ピアノ系音色を充実させた PLG150-PF、高度な
表現が可能な S/VA 音源を搭載した PLG150-VL、定評のある DX7 の音を再現する PLG150-DX、
また XG プラグインボードとして、フォルマントシンギング音源により人の歌声を合声できる
PLG100-SGや歌声にハーモニーを付加するボーカルハーモニーエフェクトを搭載した PLG100-VH
など、新開発の音源やエフェクトを搭載した拡張ボードが多数用意されています。
これらの拡張ボードを装着することで、MU1000 の機能を飛躍的に拡張することができます。
MU1000 は拡張コネクターを 3 つ内蔵しており、同時に 3 枚のプラグインボードを装着すること
ができます。また、リアパネルのプラグインシステム拡張スロットはネジ 1 本でふたが開く上、
ガイドレールに沿ってボードを挿入できるなど、装着も簡単です。
音楽に合わせた細やかな音色エディットが可能
フィルター、EG、ビブラートなどのパラメーターをエディットすることで、音を自由に作り替え
ることができます。
高性能DSP による多彩なエフェクト機能を搭載
MU1000 は、音に自然な残響感を与えるリバーブ系、心地よい広がりを与えるコーラス系、多彩
な音楽表現のできる特殊なエフェクトを集めたバリエーション系、インサーション系 1 〜 4 の 7
系統のデジタルエフェクトを内蔵しています。さらに、各エフェクトごとに効果を細かく設定す
ることができるので、曲作りの幅が大きく広がります。エフェクトタイプの種類もかなり強化さ
れ、特にインサーションエフェクトは MU128 の 2 倍以上である 97 タイプものエフェクトを備え
ています。
音楽ジャンルに合わせてワンタッチで設定できる5バンドのデジタルイコライザーを装備
MU1000 は、5 バンドのデジタルイコライザーを装備し、音場にあわせたサウンドの調整が可能で
す。また、イコライザーにはジャズ、ポップス、クラシックといったジャンルごとのプリセット
が用意されており、演奏するジャンルを選ぶだけで最適な設定にすることができます。
MU1000 の特長

MU1000の特長
16ビットの A/D インプット (モノラル2系統)を装備
MU1000 の A/Dインプット端子から入力された信号は、アナログ/デジタル変換 (16 ビット ) さ
れ、内蔵のエフェクトをはじめ、EQ やボリューム、パンなどのデジタルエフェクト処理を受け、
MU1000 の 64パートの信号とミキシング出力されます。
この機能を使うと、A/D インプットにマイクを接続してエコーをかけたり、ギターを接続してディ
ストーションやフランジャーを、またベースを接続してコンプレッサーを効かせるなど、MU1000
にさまざまな楽器を接続することが可能です。
デジタルアウト端子を装備
光出力端子 ( オプティカルアウト ) を装備することにより、MU1000の音色をデジタルデータとし
て出力することができます。
USB端子を装備
USB で接続可能となり、マルチポートの同時演奏でも優れた応答性が得られます。また、コン
ピューターの電源を入れたままケーブルの抜き挿しができます。
各社コンピューターに対応した、MIDIインターフェース機能を内蔵
MU1000 は、Macintosh シリーズ、IBM-PC/AT 互換機のコンピューターに対応した MIDI インター
フェース機能を内蔵しています。シリアルケーブル ( 別売 ) でコンピューターと接続するだけで、
コンピューターミュージック用の音源として使用していただけるほか、MU1000の MIDI インター
フェース機能を使って他の MIDI 機器をコンピューターからコントロールすることもできます。
大型画面とダイアルによるイージーオペレーションを実現
MU1000 は、バックライト付大型液晶ディスプレイとデータエントリー用にダイアルを装備して
います。多くの情報を目で確認しながら、直感的に操作することができます。
「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI) の登録商標です。
Macintoshはアップルコンピュータ社の登録商標です。
IBM-PC/ATは、インターナショナルビジネスマシーン社の商標です。
その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標および商標です。

取扱説明書について
GM システムレベル 1
「 GM システムレベル 1 」とは、メーカーや機種が異なった音源でも、ほぼ同じ系統の音色で演
奏が再現されることを目的に設けられた、音源の音色配列や MIDI 機能に関する一定の基準の
ことです。
「 GMシステムレベル 1 」に準拠した音源やソングデータには、この GM マークがついています。
GM システムレベル 2
「GM システムレベル 2」とは、「GMシステムレベル 1」に対し同時発音数、音色数、音色パラ
メータ、エフェクトなどの機能を拡張して規定することにより、曲データの更なる互換性を向
上させることが可能な一定の基準です。「GM システムレベル 2」に準拠した音源やソングデー
タには、この GM2 マークがついています。
XG
「 XG」とは、音色の配列に関する「 GM システムレベル 1 」をより拡張し、時代と共に複雑化、高
度化していくコンピューター周辺環境にも対応させ、豊かな表現力とデータの継続性を可能と
した音源フォーマットです。「 XG」では、音色の拡張方式やエディット方式、エフェクト構成や
タイプ等を規定して、「 GM システムレベル 1 」を大幅に拡張しました。
XG マークのついた市販のソングデータを、XG マークのついた音源で再生することによって、
無数の拡張ボイスやエフェクト機能までも含めた壮大な演奏を手軽に楽しむことができます。
「GM システムレベル 2」に関しても、XGは「GM システムレベル 2」を含む音源フォーマット
として位置付けます。
モジュラーシンセシスプラグインシステムについて
シンセサイザーや音源の可能性を大きく広げていく拡張システムのことです。拡張可能なシン
セサイザーや音源本体(モジュラーシンセシス プラグインプラットフォーム)や拡張ツールの
モジュラーシンセシス プラグインボードなどを総称して「モジュラーシンセシス プラグインシ
ステム」と呼びます。「モジュラーシンセシス プラグインシステム」により、最新の テクノロ
ジーをシンセサイザーや音源に付加し、高度化/多様化していく音楽制作環境に応えることが可
能になります。
XGプラグインシステムについて
XG 音源の可能性を大きく広げていく拡張システムのことです。拡張可能なプラットフォーム
の XG音源本体や拡張ツールのプラグインボードなどを総称して「XGプラグインシステム」と
呼びます。「XG プラグインシステム」により、最新のテクノロジーを音源に付加し、高度化 /
多様化していく音楽制作環境に応えることが可能になります。
USB
USB とは、Universal Serial Bus(ユニバーサル シリアル バス)の略で、コンピュータと周辺機
器を接続するためのシリアルインターフェースです。従来のシリアルポートとの接続時よりも、
はるかに高速なデータ転送(12Mbps)が可能になります。また、コンピュータの電源を入れた
まま周辺機器との接続ができます。

MU1000の特長
取扱説明書は、次の 2 冊で構成されています。各取扱説明書の役割をご理解いただいた上で、上手にお使い
ください。
●取扱説明書( 本書 )
この取扱説明書は大きく基礎編 ( 第 1 章〜第 2 章 )、リファレンス編 ( 第 3 章〜第 7 章 )、付録編の 3 つ
に分かれています。
基礎編: 「第 1 章 MU1000を使ってみよう」で MU1000 の使い方を体験していただけます。
「第 2 章 基礎知識」で MU1000 の全体像を理解していただけます。
リファレンス編: MU1000の各機能を詳しく説明しています。
付録編: エラーメッセージリストなどの資料を掲載しています。
●リストブック
ボイスリストやエフェクト、MIDI関連の資料をまとめた小冊子です。
・ この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがっ
て、実際の仕様と異なる場合があります。
・ MU1000 は、プラグインボードが挿入されると、一部の画面で表示するメニューが増えるために
画面表示が変更されます。本書ではプラグインボードが挿入されていない状態の画面表示を元に
して説明しています。
取扱説明書について


基礎編.................................
リファレンス編 ....................
付録編.................................
安全上のご注意............................................................................................................4
取扱説明書について....................................................................................................9
目次............................................................................................................................11
各部の名称と機能.....................................................................................................16
第 1章 MU1000 を使ってみよう
1. 音を出す準備.......................................................................................................................22
2. コンピューターミュージックの音源として使う.............................................................27
基礎編

3. キーボードの拡張音源として使う.....................................................................................38
第 2章 基礎知識
1. MIDIの基礎知識.................................................................................................................42
2. MU1000の全体構成を知ろう........................................................................................44
3. ボイス( 音色 ) の区分けと、パートの仕組み..................................................................54
4. エフェクトの仕組み............................................................................................................62
5. A/D パートの仕組み..........................................................................................................65
6. 基本操作...............................................................................................................................66

第 3章 コンピューターミュージックの音源として使う
( サウンドモジュールモード =XG、TG300B)
1. 最大64 パートを同時に再生する (マルチプレイモード ) ...........................................70
2. パートごとに音色を作り替える( マルチパートエディットモード )............................78
3. エフェクトの設定を変更する( エフェクトモード ).......................................................90
4. マルチEQ を設定する( イコライザーモード )...............................................................96
5. その他の設定と操作( ユーティリティモード )...............................................................98
第 4章 キーボードの拡張音源として使う
( サウンドモジュールモード = パフォーマンス )
1. パフォーマンスを選択する ( パフォーマンスプレイモード )....................................110
2. パフォーマンスを細かく作り替える( パフォーマンスエディットモード ) .............118
リファレンス編

3. エフェクトの設定を変更する ( エフェクトモード )....................................................125
4. マルチEQ を設定する ( イコライザーモード ) ...........................................................126
5. その他の設定と操作 ( ユーティリティモード ) ...........................................................126
第 5章 その他の機能
1. MIDIデータを表示する方法 ( ショー機能 ).................................................................128
2. ディスプレイに文字を表示する方法( メッセージウィンドウ ).................................130
3. ディスプレイに絵を表示する方法( ビットマップウィンドウ ).................................131
4. チェックサムの計算方法.................................................................................................133
第 6章 プラグインボード ( 別売 ) の取り付け方法
1. プラグインシステムについて.........................................................................................136
2. プラグインボードの取り付け方法..................................................................................140
第 7章 その他の知識
使い方のヒント.......................................................................................................................146
付録
1. 仕様....................................................................................................................................154
2. ケーブル配線図................................................................................................................156
3. 故障かな?と思ったら ................................................... .................................................157
4. エラーメッセージリスト.................................................................................................159
5. 用語解説............................................................................................................................161
6. 目的別操作一覧表.............................................................................................................170
付録編

索引
1. 五十音順索引....................................................................................................................180
2. アルファベット順索引.....................................................................................................183
3. 表示パラメーター索引.....................................................................................................185
ユーザーサポートサービスのご案内 ......................................................187
保証とアフターサービス ......................................................................188

各部の名称と機能
フロントパネル
qA/D INPUT1、2(A/D インプット 1、2) 端子
マイクをはじめ、ギター、ベース、CD プレーヤーなどの信号を入力する端子です。この端子から
入力された信号は、エフェクターやイコライザーなどを通った後、リアパネルの INPUT端子から
の入力信号と MU1000 本体の音源出力とがミックスされ、リアパネルの OUTPUT端子から出力さ
れます。接続には、モノラル標準プラグを使用します。
wA/D INPUT(A/D インプット ) つまみ
A/D INPUT 端子から入力された音量を調節します。A/DINPUT1、2 共通にかかります。(P25)
eVOLUME(ボリューム) つまみ
MU1000 全体の音量を調節します。(リアパネルの INPUT 端子からの入力音および DIGITAL
OUTPUT 端子からの出力音には効きません。)
rSTAND BY/ON( スタンバイ / オン ) ボタン
電源のオン / オフ ( スタンバイ ) をします。ボタンを奥に押し込むごとに電源のオン / オフ ( スタ
ンバイ ) が切り替わります。
tMIDI IN-A(ミディイン A) 端子(フロントパネル)
外部 MIDI 機器からの情報を受信して、受信チャンネルが A01〜 A16に設定されているパートを
発音します ( ホストセレクトスイッチが MIDI のとき )。また、受信した情報を TO HOST 端子(ホ
ストセレクトスイッチが Mac/PC-2 のとき)や USB 端子(ホストセレクトスイッチが USB のと
き)に出力します。リアパネルの MIDI IN-A 端子とは、ユーティリティモード (P99) で切り替え
て使い分けます。
各部の名称と機能
TONE GENERATOR
XG
TG
300
B
PERFORM
MODE EQ
UTIL EFFECT
PLAY EDIT ALL
MUTE/
SOLO PART PART
SELECT
VALUE
SELECT
VALUE
ENTER
EXIT
SELECT AUDITION
StringsBassGuitarOrgan
Chrom.perc.
Piano
Ensemble Brass Reed Pipe Synth lead Synth pad
DrumModel excl.SFXPercussiveEthnic
Synth effects
PHONESMIDI IN A
STAND BY
ON
VOLUME
2
1
PART VOL EXP PAN
BANK/PGM
REV CHO VAR KEY
A/D INPUT
MU PLG-1 PLG-2 PLG-3
1
4
2
5 6 JLK
39A8 : DEF
G
H
I
BCM
7 N
オフ ( スタンバイ ) の状態でも微電流が流れています。MU1000 を長時間使用しないとき
は必ず電源アダプターをコンセントから抜いてください。

各部の名称と機能
yPHONES(ヘッドフォン) 端子
ステレオミニプラグのヘッドフォンを接続する端子です。ヘッドフォンの音量は、ボリュームつ
まみで調節します。(P23)
uボイスカテゴリーボタン
ボイスカテゴリーを選択します。マルチプレイモードのマルチパートコントロール (P72)、パ
フォーマンスプレイモードのパフォーマンスパートコントロール (P115) でこのボタンを押すと、
ボイスカテゴリーからボイス ( 音色 ) を選択することができます。(P31)
iMODE(モード ) ボタン
サウンドモジュールモードを切り替える画面に入ります。サウンドモジュールモードを切り替え
ると、MU1000 の構成が大きく変更されます。(P44)
oPLAY(プレイ ) ボタン
プレイモードに切り替えます。サウンドモジュールモードに「XG」または「TG300B」が選択さ
れている場合はマルチプレイモード (P70) に、「PFM」が選択されている場合はパフォーマンスプ
レイモード (P110) に切り替わります。プレイモードでは、このボタンを押すたびに画面表示が切
り替わります。
!0 EDIT( エディット) ボタン
エディットモードに切り替えます。サウンドモジュールモードに「XG」または「TG300B」が選
択されている場合はマルチパートエディットモード (P78) に、「PFM」が選択されている場合はパ
フォーマンスエディットモード (P118) に切り替わります。
!1 UTIL(ユーティリティ) ボタン
ユーティリティモード (P98) に切り替えます。
!2 EFFECT( エフェクト) ボタン
エフェクトモード (P90) に切り替えます。MU1000が内蔵している 7種類のエフェクトの設定を行
います。
!3 EQ( イコライザー) ボタン
イコライザーモード(P96)に切り替えます。内蔵のマルチイコライザーの設定を行います。
!4 MUTE/SOLO(ミュート/ ソロ) ボタン
マルチプレイモードやパフォーマンスプレイモードで、各パートのミュートやソロを切り替えま
す。(P71, 111)
!5 ENTER( エンター) ボタン
サブモードに入ったり、コマンドを実行するときに使用します。
!6 EXIT( エグジット ) ボタン
モードやサブモードの階層を 1 つずつ抜けるときに使用します。
!7 PART
-/
+( パート) ボタン
設定を変更するパートを切り替えます。
!8 SELECT
</
>( セレクト )ボタン
パラメーターやサブモードを選択します。
!9 VALUE
-/
+( バリュー) ボタン
数値を入力したり、設定を変更したりします。

各部の名称と機能
@0 ダイアル
VALUE ボタンと同じ機能です。数値を連続的に増減したいときに便利です。
@1 SELECT(セレクト ) ボタン
パートアサイン(P149)で設定されたパートで、MU1000 内蔵のボイスと XG プラグインボード
(音源タイプ)のボイスを切り替えます。選択されたボードは、ディスプレイにアイコンが表示さ
れるほか、対応する下部の LED が 1 回点滅します。音源タイプの XG プラグインボードが装着さ
れていない場合は、このボタンは機能しません。
@2 AUDITION(オーディション ) ボタン
現在選ばれているパートの音色を聴くことができます。(モードの状態によっては使えないことが
あります。)(P32)
音色の音程やベロシティについては、ユーティリティモードで設定します (P98)。
@3 ディスプレイ
MU1000 を操作するときに必要な情報を表示するバックライト付液晶ディスプレイです。
@4 LED
XG プラグインボードが何枚装着されているかを示しています。MU は MU1000 内蔵の音源を示
し、常に点灯しています。PLG-1 〜 PLG-3 は、装着されている XG プラグインボードの枚数に従っ
て PLG-1 から順番に点灯します。SELECT ボタンを押してボードを選択すると、選択されたボー
ドの LED が 1 回点滅します。曲の再生中は、使われている音源(ボードや MU)の LED が、演
奏データに応じて点滅します。

各部の名称と機能
リアパネル
qMIDI(ミディ ) 端子
MIDI ケーブルで外部 MIDI 機器と接続し、MIDI情報をやり取りするための端子です。(P27、28、29)
・ MIDIIN-A( イン -A) 端子
外部 MIDI 機器からの情報を受信して、受信チャンネルが A01 〜 A16 に設定されている
パートを発音します ( ホストセレクトスイッチが MIDI のとき )。
また、受信した情報を TO HOST端子 (ホストセレクトスイッチが Mac/PC-2 のとき )や USB
端子(ホストセレクトスイッチが USB のとき)に出力します。
・ MIDIIN-B( イン -B) 端子
外部 MIDI 機器からの情報を受信して、受信チャンネルが B01 〜 B16 に設定されている
パートを発音します ( ホストセレクトスイッチが MIDI のとき )。
・ MIDIOUT( アウト ) 端子
MU1000内部の設定やTO HOST端子やUSB 端子から入ってきた情報を出力する端子です。
MU1000本体のデータを外部 MIDI機器に送ったり、MU1000をコンピューターの MIDIイ
ンターフェースとして使う場合に使用します。
・ MIDITHRU( スルー ) 端子
MIDI IN-A 端子から受信した情報をそのまま出力する端子です。MU1000 本体の情報は一
切付加されません。外部 MIDI 機器から受けた情報を、さらに別の機器に送りたい場合に
使用します。
wHOST SELECT(ホストセレクト ) スイッチ
接続するコンピューターの種類や接続方法(シリアル /USB) を設定します。( サポートマニュアル
参照 )
スイッチの切り替えは、MU1000 本体の電源を切った状態で行なってください。
eTO HOST( トゥーホスト ) 端子
MU1000 とコンピューターとを接続するための端子です。接続にはコンピューターの種類にあっ
たシリアルケーブルをご使用ください。(P28)
MIDI
THRU OUT IN-A IN-B
HOST SELECT
MIDI USB
PC-2 Mac TO HOST DC IN
OUTPUT INPUT
L
R
USB
SER NO.
DIGITAL OUTPUT
1
0
2 3 4 5 6
7
9 8

各部の名称と機能
rDC IN( ディーシーイン ) 端子
付属の電源アダプター PA-6 を接続する端子です。
tOUTPUT(アウトプット ) 端子 L、R
アンプ内蔵スピーカーやステレオシステムなどのオーディオ機器に接続するための端子です。
(P24)
yINPUT(インプット ) 端子 L、R
他の音源モジュールや CD プレーヤーなど、外部オーディオ機器を接続するための端子です。こ
の端子から入力される信号に、エフェクトやイコライザーをかけることはできません。
uUSB端子
USB ケーブルでコンピューターや USB ハブと接続するための端子です。
iDIGITAL OUTPUT(デジタルアウトプット ) 端子
MU1000 の音声信号をデジタルで出力し、MDなどに録音することができます。(INPUT端子から
入力された音は、DIGITAL OUTPUT 端子から出力されません。)
o電源コードフック
ここに、電源アダプターのコードを図のようにセットします。誤ってコードをひっかけた場合で
も抜けにくくなります。
!0 プラグインシステム拡張スロット
プラグインボードを接続するためのスロットです。通常はフタが銀色のネジで固定されています。
プラグインボードを接続する場合は、フタを外して作業を行います。(P141)
出荷時は少しかためにネジが締めてあります。マイナスドライバーで 1 度ネジを少しゆるめると、
手でネジを締めたり緩めたりできるようになります。
・ 電源アダプターを接続する場合は必ず本体の電源がオフ ( スタンバイ ) になっていることを
確認し、電源アダプターをDC IN 端子につないでから電源コンセントに接続してください。
・ 電源アダプターは必ず付属のPA-6 をお使いください。電流、電圧や極性の違う電源アダプ
ターを使用すると故障の原因となります。また、長時間ご使用にならない場合は必ずコンセ
ントから外してください。
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