
④
人体保護
溶剤、空気・塗料圧力からの保護
吹付作業は、塗装ブースを使用し、換気の良い所で使用してください。換気の不充分な場所
で、塗装や洗浄などの作業を行なうと、有機溶剤中毒を起こしたり、引火の可能性があります。
常に適切な服装、または保護具を着用してください。目や皮膚に洗浄液等が付き炎症を
起こします。 目や皮膚に異常を感じたら、直ちに医師の治療を受けてください。
健康安全上耳栓の着用をお奨めします。使用条件,作業環境により、騒音値が85dB(A)以上
になる場合があります。
洗浄、分解、保守作業をする前、および作業中断時には必ず静電コントローラの電源を切り、塗
料と空気の圧力を逃がしてから行ってください。 圧力が残っていますと、誤作動、洗浄液の飛散
により人体に危険があります。
電気、空気、塗料の圧力を抜く場合には必ずP③の「誤作動の防止」の手順に従って
行ってください。
静電気からの保護
作業者は必ず静電靴(抵抗値 10
5
〜10
8
Ω、JIS T 8103 参照),帯電防止作業服(産業安全研究
所 指針:静電気用品構造基準、JIST8118 参照)を着用してください。人体に静電気が溜まり、
電撃による人身事故を誘発します。
作業者は、時計・キーホルダー等の金属物を着用、または携帯して作業をしないでください。
金属物に静電気が溜まりビリビリ感を感じる場合があります。
金属フレームのメガネを着用し、荷電をさせた静電ガンに極端に近づいた場合、メガネに帯電し
てビリビリ感じる場合があります。
塗装機に近づく場合には、静電コントローラの電源を OFF にしてから行ってください。
作業は必ず静電ガンハンドル部を素手で持つか、手の平に穴のあいた手袋を使用してくださ
い。人体のアースは静電ガンハンドル部を通して接続されるため、手袋等でガンハンドル部を握
った場合、人体に電気が溜まり電撃による人身事故を誘発します。