Hioki 3909 User manual

取扱説明書
インタフェースパック
3909
INTERFACE PACK
INSTRUCTION MANUAL


目次 1
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目 次
はじめに 1
安全について 1
点検 2
ご使用にあたっての注意 3
第1章概要 5
1.1 TEMP ユーティリティーの概要 5
1.2 TEMP ユーティリティーの一般仕様 5
1.3 TEMP ユーティリティーの機能仕様 6
第2章ご使用になる前に 7
第3章接続方法 9
第4章使用方法 11
4.1 パソコンの接続 11
4.2 インストールの方法 12
4.3 メモリデータの読込み(3443 のみ) 12
4.3.1 基本的な使い方 12
4.4 データ処理 15
4.5 ファイルの保存、読み込み、
および印刷 17
4.6 リアルタイム測定(3444、3445)19
4.6.1 リアルタイム測定の方法 20
4.6.2 モニタ測定の方法 25
4.6.3 データ処理 25
4.6.4 ファイルの保存
または読込みと印刷 27
4.6.5 本体の設定 28
4.6.6 グラフ表示 30
第5章プリンタの使用(3443 のみ) 37
5.1 プリンタの接続 37
5.2 温度計のメモリデータを印字する 38

目次 2
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第6章レコーダとの接続(3444、3445)41
6.1 アナログ電圧出力スケールを設定する 42
第7章保守・サービス 45
7.1 故障かなと思ったら 46

1
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警告
この測定器は、測定方法を間違えると人身事故や
機器の故障につながる可能性があります。取扱説
明書を熟読し、十分に内容を理解してから操作し
てください。万一事故があっても、弊社製品が原因
である場合以外は責任を負いかねます。
使用者は、この取扱説明書の中の マークのある
ところは必ず説明を読み、注意する必要があるこ
とを示します。
はじめに
安全について
このたびは、
HIOKI
3909 インタフェースパック をご選定
いただき、誠にありがとうございます。この製品を十分に活
用いただき、末長くご使用いただくためにも、取扱説明書は
ていねいに扱い、いつも手元に置いてご使用ください。
・登録商標について
・Windows は米国マイクロソフト社の登録商標です。
・Excel は米国マイクロソフト社の登録商標です。
・その他の製品名は各社の商標または登録商標です。
この取扱説明書には本器を安全に操作し、安全な状態に保つ
のに要する情報や注意事項が記載されています。本器を使用
する前に下記の安全に関する事項をよくお読みください。
○安全記号

2
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警告 操作や取扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷
につながる可能性があることを意味します。
注意 操作や取扱いを誤ると、使用者が傷害を負う場合、
または機器を損傷する可能性があることを意味し
ます。
注記 製品性能および操作上でのアドバイス的なことを
意味します。
点検
本取扱説明書の注意事項には重要度に応じて以下の表記をし
ています。
○使用前の確認
・使用前には、過酷な保存や輸送による故障がないか、点検と
動作確認をしてから使用してください。故障を確認した場合
は、お買上店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常または破
損がないか点検してからご使用ください。特に付属品および
端子類に注意してください。
万一、破損あるいは仕様どおり動作しない場合は、お買上店
(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。

3
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ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分に活
用いただくために、下記の注意事項をお守りください。
・"TEMP ユーティリティー"は日置電機株式会社の著作物で
す。
放射温度計の制御またはデータを処理する以外の目的で、
"TEMP ユーティリティー"を一部または全部を複製、複写、
改変する事は法律で禁じられております。
・"TEMP ユーティリティー"は改良のため予告なく変更、バー
ジョンアップすることがあります。
・"TEMP ユーティリティー"を引用し書籍を刊行する場合、弊
社による事前の承諾が必要です。また、「HIOKI」の商標の使
用はできません。
・弊社はいかなる場合においてもお客様が"TEMP ユーティリ
ティー"を使用した運用結果に関していっさいの責任を負う
ものではありません。
・"TEMP ユーティリティー"の最新バージョンは、弊社ホーム
ページからダウンロードできます。
http://www.hioki.com/

4
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注意
CD-R の取り扱いについて
・ ディスクに指紋などの汚れを付けないように
するため、また印刷がかすれないようにするた
め、お取り扱いの際は必ずディスクの縁を持つ
ようにしてください。
・ディスクの記録面には決して手を触れないよう
にしてください。また堅いものの上に直接置か
ないようにしてください。
・ディスクのレーベル表示が消える可能性があり
ますので、ディスクを揮発性アルコールや水に
ぬらさないようにしてください。
・ディスクのレーベル面に文字を記入するとき
は、先がフェルトの油性ペンをご使用ください。
ディスクを傷つけ記録内容を破損する危険性が
ありますので、ボールペンやその他の先の堅い
ペンは使用しないでください。また粘着性ラベ
ルも使用しないでください。
・ディスクがゆがんだり記録内容が破損する危険
性がありますので、直射日光や高温多湿の環境
にディスクをさらさないでください。
・ディスクのシミやホコリ、指紋などを取り除く
場合には、柔らかくて乾いた布または CD クリ
ーナーをお使いください。常に内側から外側に
向けてぬぐうようにし、決して輪を描くように
はふかないでください。また、研磨剤や溶剤系
クリーナーは使用しないでください。
・この CD-R のご使用にあたってのコンピュータ
システム上のトラブル、および製品の購入に際
してのトラブルについて、弊社は一切の責任を
負いません。

5
――――――――――――――――――――――――――
第1章 概要
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第1章 概要
1.1 TEMP ユーティリティーの概要
1.2 TEMP ユーティリティーの一般仕様
"TEMP ユーティリティー"はパソコンを使って放射温度計の
データ処理、または操作をするソフトウェアです。
本文中で""
で囲まれているものは画面やボタン等の名称を
表します。
また、[]
はメニュー項目を示します。
メディア
:CD-R 1枚
対応測定器:3443, 3444, 3445 放射温度ハイテスタ
●動作環境
本体
:Windows2000、XP、Vista が動作する
パーソナルコンピュータ
画面表示
:解像度 800×600 ドット、16 色以上
ハードディスク:空き容量 4MByte 以上

6
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第1章 概要
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最大データ数 データ No.64、合計 130 個
ファイル操作 ファイル読み込み、ファイル書き込み(CSV
形式)
印刷 データ表印刷 A3、A4、B4、B5 用紙縦横に
対応
画面 データ No.一覧表、データ表、その他各種設
定画面
統計 最大値、最小値、平均値
測定値判定 上限値、下限値との比較判定
通信 RS-232C より、メモリデータ読み込み、放
射温度計の測定設定等が可能
最大データ数 32000 データ×8CH
ファイル操作 ファイル読み込み、ファイル書き込み(CSV
形式)
印刷 データ表印刷、グラフ印刷 A3、
A4、
B4、
B5
用紙縦横に対応
画面 データ CH 一覧表、データ表、グラフ画面
、
リアルタイム測定画面、その他各種設定画
面
グラフ表示機能 8CH 同時表示 時間軸、温度軸スケール変更
およびズーム可能、
2本のカーソル表示、カ
ーソルデータ表示、カーソル間データ演算
編集 グラフ画面をクリップボードへコピー
統計 最大値、最小値、平均値
通信 RS-232C より、リアルタイム測定、放射温
度計の測定設定等が可能
1.3 TEMP ユーティリティーの機能仕様
●フィールドタイプ用(3443 に対応)
●ラボタイプ用(3444、3445 に対応)

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――――――――――――――――――――――――――
第2章 ご使用になる前に
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3443,3444,
3445 側
フェライトコア
第2章 ご使用になる前に
●フェライトコアの取付け方
電磁波の影響を防ぐため、各ケーブルにフェライトコアを取
り付けることをお薦めします。
注記 CE マーキングの取得は、ケーブルにフェライトコアを
取り付けた状態で行っています。
・モジューラーケーブル
3443,
3444,
3445 にできるだけ近い部分にケーブルを 2重巻
にして取り付けてください。
・その他のケーブル
アナログ出力ケーブルまたはパソコンケーブルについてもモ
ジューラーケーブルと同様にフェライトコア(大)にケーブ
ルを 2重巻にし、拡張ボックス側にできるだけ近い部分に取
り付けてください。

8
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第2章 ご使用になる前に
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9
――――――――――――――――――――――――――
第3章 接続方法
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3443 ACアダプタ(別売)
パソコン
プリンタ
パソコンまたは
プリンタを接続
RS-232Cケーブル(ストレート)
またはクロスプリンタ仕様に
よる
モジューラケーブル
RS-232Cケーブル
(クロス)
拡張ボックス
3444、3445 ACアダプタ(別売)
パソコン
レコーダ
RS-232Cケーブル(クロス)
モジューラケーブル
アナログ電圧出力ケーブル
拡張ボックス
第3章 接続方法
●3443(フィールドタイプ)
●3444、3445(ラボタイプ)

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――――――――――――――――――――――――――
第3章 接続方法
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注意
・RS-232C ケーブルおよびプリンタケーブルは
市販品をお求めください。
・RS-232C ケーブルのクロス接続とストレート
接続のタイプを間違えて使用すると故障の原因
となります。接続前に十分確認してください。

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――――――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
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9ピンオスコネクタ
第4章 使用方法
4.1 パソコンの接続
拡張ボックスの RS-232C と書かれたコネクタとパソコンの
COM ポートとを RS-232C ケーブルで接続します。
RS-232C ケーブルは、パソコンを取り扱っているお店で普通
に購入することができます。
RS-232C ケーブルは、ストレート接続とクロス接続の 2種類
があります。拡張ボックスとパソコンと放射温度計の接続に
はクロス接続のRS-232Cケーブルを使用しますので、間違え
ないよう注意してください。

12
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第4章 使用方法
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注意 Setup.exe を実行中に停電したり、コンピュータ
の電源を切るとハードディスクの内容が破壊され
る可能性があります。
4.3.1 基本的な使い方
4.2 インストールの方法
4.3 メモリデータの読込み(3443 のみ)
1. TEMP ユーティリティーCD-R をCD-ROMドライブに入れ
ます。
2. TEMP ユーティリティーCD-R が入っているCD-ROM ドラ
イブを選択します。
3. [¥Japanese¥Setup.exe]を実行します。
4. 画面の指示に従って TEMP ユーティリティーのインストー
ル作業を行ってください。
5. インストールが正しく行われたことを確認してください。
1.[メモリデータ読み込み]を起動させる。
①スタート→プログラム
→TEMP ユーティリテ
ィーを選択します。
TEMP ユーティリティ
ー[スタートメニュー]画
面が表示されます。

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第4章 使用方法
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②メモリデータ読み込み ボタンを押します。
メモリ読み込みが起動します。
2.通信の設定を行う。
通信ができるようにするために、COM ポートの選択をしま
す。
[設定]−[通信設定]を選択します。
COM1からCOM4まで選択することができるので、放射温度
計を接続した COM ポートを選択してください。
放射温度計を接続した COM ポートがどれか分からない場合、
通常は COM1 かCOM2 のどちらかを選びます。

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――――――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
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3.通信の確認を行う。
放射温度計とパソコンと
の接続が完了し通信設定
も終わりましたら、通信動
作の確認をします。
[設定]−[接続確認]メニュ
ーを選択します。指示に
従って操作すると、通信動
作が確認できます。
正しく接続されていない場合は、COM ポートの選択を変更
して再度確認してください。
4.温度計のメモリデータをパソコンへ読み込む
メモリデータ読み込み ボタンを押してメモリデータ一覧表
に転送されるのを確認します。
注記 パソコン側から、温度計のメモリデータをすべて消去す
ることができます。[メモリデータ]−[メモリデータクリ
ア]を選択します。
5.終了する。
終了 ボタンを押してください。
TEMP ユーティリティーが終了します。

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第4章 使用方法
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No. データ数
タイトル
開始時刻
終了時刻
最大・最小
平均値測定者
4.4 データ処理
●メモリデータ一覧表
3443 のメモリデータはデータ No.というブロックで管理さ
れています。各データ No.には 1〜最大 130 個までのデータ
がメモリできます。データ No.は1〜64 まで使用可能です。
メモリデータはすべてのデータ No.のすべてのメモリデータ
の合計で 130 個までメモリできます。
メモリデータ一覧表ではメモリデータの各データNo.ごとに
測定開始・終了時刻、メモリデータ数、最大値、最小値、平
均値、測定者を表示します。
○測定データにタイトルと測定者を記入する
メモリデータ一覧表でタイトルと測定者を記入することがで
きます。
測定内容としてのタイトルと、測定データの責任者としての
測定者を入力することで測定データの信頼性が高まります。
忘れないうちに記入することをお薦めします。
入力方法は、メモリデータ一覧表で、各データ No.のタイトル
または測定者の項目をダブルクリックするとテキスト入力状
態になりますので、そこで入力を行ってリターンキーを押し
てください。

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第4章 使用方法
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最大値(青色)
最小値(赤色)
●データ表の表示
各データNo.の測定データ
は、データ表を表示するこ
とで見ることができます。
[メモリデータ]-[データ表]
を選ぶことでデータ表の
表示の ON/OFF が切り換
えられます。
○表示するデータ No.の選択
メモリデータ一覧表で表示したいデータ No.のセルをクリッ
クします。
選択された No.は一覧表の一番左の番号の部分の色が変わり
ます。
データ表には選択されたデータ No.の測定データが表示され
ます。
また、データ表には上下のボタンが付いていて、 ▲ボタン
を押すと前のデータNo.、▼ボタンを押すと次のデータNo.
のデータ表の表示になります。
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