Sanwa CAM600S User manual

CAM600S
ANALOG CLAMP METER
本社=東京都千代田区外神田2−4−4・・
電波ビル
郵便番号=101-0021・・
電話=東京(03)3253−4871豎
大阪営業所=大阪市浪速区恵美須西2−7−2
郵便番号=556-0003・・
電話=大阪(06)6631−7361豎
SANWA ELECTRIC INSTRUMENT CO.,LTD.
Dempa Bldg,Sotokanda2-Chome Chiyoda-Ku,Tokyo,Japan
INSTRUCTION MANUAL
取扱説明書

保証書
ご氏名
ご住所 〒
様
TEL
保証期間
ご購入日 年 月より 3 年間
型 名
製造
No.
CAM600S
この製品は厳密なる品質管理を経てお
届けするものです。
本保証書は所定項目をご記入の上保管
していただき、アフターサービスの際
ご提出ください。
※本保証書は再発行はいたしませんの
で大切に保管してください。
本社=東京都千代田区外神田2
−
4
−
4・電波ビル
郵便番号=101-0021・電話=東京(03)3253−4871豎
保証規定
保証期間中に正常な使用状態のもとで、万一故障が発生した場合には無償で修理いたします。
ただし下記事項に該当する場合は無償修理の対象から除外いたします。
記
1. 取扱説明書と異なる不適当な取扱いまたは使用による故障
2. 当社サービスマン以外による不当な修理や改造に起因する故障
3. 火災水害などの天災を始め故障の原因が本計器以外の事由による故障
4. 電池の消耗による不動作
5. お買上げ後の輸送、移動、落下などによる故障および損傷
6. 本保証書は日本国において有効です。
This warranty is valid only within Japan.
年 月 日 修理内容をご記入ください。
※無償の認定は当社において行わせていただきます。
⑦06.07猯

ご使用の前にかならずお読みください〜
【1】はじめに
このたびは三和のクランプメータCAM600Sをお買い上げいただ
き、誠にありがとうございます。
ご使用前には取扱説明書をよくお読みいただき、正しく安全にご
使用ください。また、取扱説明書は製品と一緒にして大切に保管し
てください。
本文中の 警告および 注意の記載事項は、やけど
・・・
や感
・
電
・などの人身事故防止のためかならずお守りください。
1
-
1まず、安全のための警告文をお読みください(右ページ)。
警 告
1
-
2最大過負荷保護入力値
レ ン ジ
ACA6
−
15
ACA60
−
150
ACA600
ACV150、DCV60
ACV300
−
600
Ω×1
−
×100
AC60A(5秒間)
AC600A(5秒間)
AC750A(5秒間)
AC、DC600V(5秒間)
AC750V(5秒間)
AC230V(ヒューズしゃ断)*
最大過負荷入力値
1
-
3安全適合規格
EN61010-2-032:1995(EN61010-1:1993)
1
-
4EMC適合規格
EN50081-1(EN550022):1992
EN61000-3-2:1995
EN61000-3-3:1995
【2】用途
本器は低電圧の小、中容量電路の測定に設計された、交流用のクラ
ンプメータです。電気機器や電源設備の交流電流の測定に適します。
*印. 過負荷電圧を繰返し印加すると、抵抗器などが劣化する。

安全測定のための警告文
下記項目は、やけど
・・・
や感電
・・
などの人身事故を防止するためのもの
です。取扱説明書の記載内容とともにかならずお守りください。
11. 本器は低電圧用のクランプメータですから600V以下の電路
で使用すること。600Vを超える電路での測定は、感電事故
や本器を損傷するおそれがあるので絶対に避けること。
12. AC33Vrms(46.7Vpeak)またはDC70V以上の電圧は人体に危
険ですので注意すること。
13. 最大入力値を超える信号は入力しないこと。
14. 本器に損傷がある場合は使用しないこと。
15. 測定中、本器バリヤの手前側より先へ指を出さないこと。
16. テストリードについて。
・指定の型式のテストリードを使用すること。
・テスト棒、コードに損傷のあるものは使用しないこと。
・測定中はテスト棒のつばより先のテストピン側を持たない
こと。
17. ヒューズを交換する場合には、かならず指定定格、指定形状
のヒューズを使用し、代用品の使用や導線で短絡することは
絶対にしないこと。
18. ケースまたは電池ぶたをはずした状態では使用しないこと。
19. 測定中は他のファンクション、他のレンジに切り換えないこと。
10. 測定ごとのレンジ確認およびファンクションの確認を確実に
行うこと。
11. 本器または手が水などで濡れた状態での使用はしないこと。
12. 電池交換、ヒューズ交換をのぞく修理、改造は行わないこと。
13. 年1回以上の点検をかならず行うこと。
14. 正弦波交流以外の歪んだ波形の交流測定では、表示値が小さ
く表示されるので過負荷状態とならないよう注意すること。
15. 本器は屋内で使用すること。
警 告
注 意
強力な電磁界、静電界のある場所での測定、インバータなど高調波
を多量に含む回路の測定では誤動作することがあります。

・安全上重要項目です。本説明書をよく理解して管理を行って
ください。
・安全と確度の維持のために1年に1回以上は校正、点検を実施
してください。
【3】保守管理について
警 告
3
-
1保守点検 6-1を参照してください。
1)外 観
・落下などにより、外観が壊れていないか?
2)テストリード
・テストリードの握り部分(棒)が折れていないか?
・テストリードのコード部分が傷んだり芯線が露出していな
いか?
3)ヒューズ
・ヒューズは断線してないか?
以上に該当する場合は使用を中止し、修理または新しいものと交
換してください。
(注)予備ヒューズ(電池ぶたの内側に挿着)は常に補充しておいて
ください。
3
-
2校 正
校正、点検は製造元でも行えます。詳細については製造元にお問
い合わせください。
3
-
3保管について
①パネル、メータカバーなどは揮発性溶剤に弱いため、シンナー
やアルコールなどで拭かないこと。手入れは乾いた布などで
軽く拭き取ること。
②パネル、メータカバーなどは熱に弱いため、熱を発するもの
(はんだこてなど)の近くに置かないこと。
③振動の多い所や落下のおそれがある所には保管しないこと。
④直射日光下や高温または低温、多湿、結露のある場所では保
管しないこと。
⑤長期間使用しない場合は内蔵電池をかならず抜くこと。
注 意
以上の注意事項を守り、環境の良い場所(【5】仕様の項参照)に
保管してください。

【4】各部の名称
4
-
1本 体
4-2 テストリード
テストピン
テストリード(赤黒セット)
ピンプラグ
つば 握り部
コード
ハンドストラップ
0目盛線
メータ指針
抵抗測定端子(Ω)
電圧測定端子(V)
+
〜
鉄心開閉用
指かけ
鉄心(CT)
鉄心(CT)先端部
電流較正点目安
バリヤ
ロックレバ ー
FREE
(解放)
LOCK
(固定)
レンジ切換えつまみ
0Ω調整器つまみ
(0ΩADJつまみ)
共通測定端子(COM)
メータ零位調整器
メータカバー

【5】仕 様
測定レンジと許容差(23℃±5℃、80%RH以下)
最大クランプ導体径
φ36mmまたは10×50mm
メータ 可動コイル型、感度183μA、指針長55mm
AC整流方式 半波整流
回路保護 商用電源AC230Vの過負荷をヒューズで保護
(繰返すと、抵抗器が劣化する。)
電源(内蔵電池) 単4(R03) 1本
内蔵ヒューズ 0.5A/250V、φ6.3×30mm 速断ヒューズ
最高使用回路電圧
AC600V
使用温湿度範囲 0〜+40℃ 80%RH以内、結露のないこと。
保存温湿度範囲 −10〜+50℃ 70%RH以内、結露のないこと。
適合規格 IEC1010
−
2、過電圧カテゴリⅢ
*、汚染度Ⅱ
(最高使用電圧AC、DC600V)
耐電圧 電気回路と外箱およびCTコア間 AC5550V
使用高度 海抜2000m以下
寸法・重さ 221(H)×97(W)×43(D)mm・420g
付属品 テストリード(TL21)1、携帯ケース(C-CAM6)1、
予備ヒューズ(本体内蔵)1、取扱説明書 1、
別売付属品 ラインセパレータ(LS-10)、温度プローブ(THP)
測定の種類
交流電流
(ACA〜)
交流電圧
(ACV〜)
直流電圧
(DCV )
抵 抗
(Ω)
温 度
(℃)
レンジ(最大目盛値)
6
−
15
−
60
−
150
−
600
150
−
300
−
600
60
1k
−
100k
(×1)(×100)
(−10〜200)
許容差
最大目盛値の
±3%以内*
但し、300〜600A
は±4%以内
最大目盛値の
±3%以内
最大目盛値の
±3%以内
目盛長さの
±3%以内
目盛長さの
±3.5%以内
備 考
正弦波交流
周波数:□
50、60Hz
中央目盛値 30
−
3k
解放電圧 1.5V
温度プローブ
THP形使用
(別売付属品)
()
(*鉄心中央部にクランプしたとき)

【6】測定方法
6
-
1始業点検
使用前にかならず始業点検を行ってください。
・本体およびテストリードが傷んでいたり、壊れている場合は
使用しないこと。
・テストリードが切れたり、ヒューズがしゃ断していないこと
を確認すること。*
警 告
*抵抗レンジにて、赤黒両テストピンを接っしたとき、メータの指
針が振れれば合格、6
-
7抵抗(Ω)測定の項参照。
但し、内蔵電池が消耗していてメータが振れないこともあるので
要注意。
6
-
2測定準備
①メータ指針のロックを解除します。(ロックレバーをFREEに
する)
②メータ指針が0目盛線(左端の太線)に合っているか確認します。
ずれているときには、メータ零位調整器をネジ回しで回し、合
わせます。
③各測定(ACA、ACV、DCV、Ω、℃)の説明に従って測定をしま
す。
6-3 測定の終了
①テストリードが測定端子に接続されている場合ははずします。
②レンジ切換えつまみをACA600に合わせます。
③メータ指針を固定します。(ロックレバーをLOCKにする)
*過電圧カテゴリⅢ: 固定形機器の中で、信頼性及び有効性が特別な
要求に従う機器。例えば、固定設備に永久的に接続される産業機
器。→ 直接分電盤から電気を取り込む機器の一次側及び分岐部か
らコンセントまでが対象。
ここに掲載した製品の仕様や外観は改良などの理由により、予
告なしに変更することがありますのでご了承ください。

6
-
4交流電流(ACA〜) 最大測定電流AC600A
1)測定対象
家電機器の消費電流、電源設備の電流など、周波数50〜60Hz
の正弦波交流の測定に用います。
2)測定レンジ
6A〜600Aまでの5レンジ。
・感電防止のため、テストリードは測定端子からかならずはず
すこと。
・値の予測できない測定では、一度150または600Aレンジで測
定した後、最適なレンジに切換えること。
警 告
3)測定方法
①レンジ切換えつまみをACAのいずれかのレンジに合わせま
す。(予測値より大きい値のレンジ)
②指かけを押し、鉄心を開き、被測定導体を鉄心中央に挿入
し指かけから指を離し、鉄心を完全に閉じます。
③メータの振れをA目盛で読みとります。
006Aレンジ 目盛0〜60を 0.1倍して読みとる
060Aレンジ 〃 〃 直読する
600Aレンジ 〃 〃 10倍して読みとる
015Aレンジ 目盛0〜15を 直読する
150Aレンジ 〃 〃 10倍して読みとる
④指かけを押し、鉄心を開き、被測定導体からはずします。
導体
大電流測定時に、鉄心が振動音を発しても故障ではありません。

①誤差を生じますから鉄心先端は完全に閉じてください。
②正弦波交流以外では誤差を生じます。
③周波数50、60Hzの範囲外では誤差を生じます。
④被測定導体は1本のみクランプしてください。
2本以上クランプすると正しい測定はできません。
⑤本器を大電流の流れている導体に近づけたり、強磁界の場所
に置くと、被測定導体をクランプしなくても、電流値を指示
することがあります。(誤差を生じる)
⑥被測定導体は、なるべく鉄心の中央部(較正点目安付近)にク
ランプしてください。中央部よりはずれている場合は、最大
で±3%の誤差を生じます。
⑦鉄心先端部は電流測定上、重要な部分です。汚したり、変形
させないようご注意ください。
電流測定上の注意
4)アタッチメントを使っての電流(交流)測定
家電製品など2心コードに流れる電流は、直接クランプメータ
では測定ができません。
クランプメータで電流測定できるように、電路を分離するア
タッチメットがラインセパレータ(LS-10型:別売)です。
5)指針の固定(指針ロック)
指示の読みとりずらい場所(暗い所、狭い所)での測定には、
指針を固定(ロック)して手元で読みとります。(右ページの
「指針ロックレバーの使い方」を参照)
誤
正
コンセント
(AC100V)
感度×10
(指示を1/10して読みとる)
ラインセパレータ
(LS-10) 電気器具
感度×1
(指示を直接読みとる)

6-5 直流電圧(DCV ) 最大測定電圧DC60V
・最大測定電圧60Vを超えた電圧を加えないこと。
・測定中は他のレンジへ切換えないこと。
・測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
・感電の危険があるので、電池ぶたをはずして測定しないこと。
警 告
1)測定対象
電池やバッテリーの電圧、電気機器制御回路の直流電圧など
の測定に使用します。
2)測定レンジ
60V 1レンジのみ。
3)測定方法
①レンジ切換えつまみをDC60Vレンジに合わせます。
(予測値がDC60V以上のときは、測定しないこと)
②テストリードの黒プラグを共通測定端子(COM)にテストリー
ドの赤プラグを電圧測定端子(V )にそれぞれ差込みます。
③被測定回路のマイナス電位側に黒色のテストピンを、プラ
ス電位側に赤色のテストピンを負荷と並列に接触させます。
④メータの振れをV目盛(0〜600)を0.1倍して読みとります。
⑤測定後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
指針ロックレバーの使い方
本器右側面にあるロックレバーを
下方に引き下げると指針は指示点
で固定(LOCK)され、上方に押し
上げると解放(FREE)されます。
+
〜
FREE
ロックレバー
LOCK

6-6 交流電圧(ACV〜)測定 最大測定電圧AC600V
・最大測定電圧600Vを超えた電圧を加えないこと。
・測定中はレンジ切換えをしないこと。
・測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
・感電の危険があるので電池ぶたをはずして測定しないこと。
・値の予測ができない測定では、一度600Vレンジで測定した後、
最適なレンジに切換えること。
警 告
1)測定対象
電灯線電圧などの正弦波交流電圧を測ります。
2)測定レンジ
150、300、600Vの3レンジ。
3)測定方法
①レンジ切換えつまみをACVのいずれかのレンジに合わせま
す。(予測値より大きい値のレンジ)
②テストリードの黒プラグを共通測定端子(COM)に、テスト
リードの赤プラグを電圧測定端子(V )にそれぞれ差し込
みます。
③被測定回路の負荷と並列に赤黒のテストピンを接続(接触)
します。
④メータの振れをV目盛で読みとります。
⑤測定後は被測定物から赤黒のテストピンをはずします。
・正弦波以外の測定波形では指示値に誤差を生じます。
・許容差の保証周波数範囲は50〜60Hzです。
・電圧測定では、かならず負荷と並列に接続して測定してください。
交流電圧測定上の注意
+
〜

6-7 抵抗(Ω)測定 最大測定抵抗100kΩ
警 告
[測定方法]
①レンジ切換えつまみを、以下のように合わせます。
・×1レンジ:0〜200Ω程度の測定に用いる。(目盛を直読)
・×100レンジ:200Ω〜100kΩの測定に用いる。(目盛を100倍
して読みとる)
②テストリードの黒プラグを共通測定端子(COM)に、赤プラグ
を抵抗測定端子(Ω)に、それぞれ差し込みます。
③テストピンの赤黒をショートして、指針が0Ω目盛線に合うよ
うに0Ω調整器つまみを回して合わせます。(指針が0Ωまで振れ
ないときは、内蔵電池の消耗です。内蔵電池を交換してください)
④赤黒テストピンを、被測定抵抗に当てます。
⑤メータの振れをΩ目盛で読みとります。
・端子間の開放電圧は約1.5Vです。
・テストピンに指を触れて測定する
と人体の抵抗の影響で誤差を生じ
ます。
・定格(0.5A)より小さなヒューズや
消弧剤入りヒューズを使用すると、
ヒューズ抵抗の影響で、×1レンジ
の0Ω調整ができなくなったり誤差
を生じます。同定格のヒューズを
ご使用ください。
・Ωレンジの極性は、赤テストピン
がマイナス電位に、黒テストピン
がプラス電位になります。
抵抗測定上の注意
6-8 温度(℃)測定(別売温度プローブTHP形使用)
[測定方法]
①抵抗(Ω)×100レンジに設定し、温度プローブの黒テストピン
を共通測定端子(COM)に接続します。
②温度プローブ本体の先端金属部を抵抗測定端子(Ω)に差込み、
メータの指示を0Ω調整器で0Ω点に合わせます。
③抵抗測定端子(Ω)への接続を、温度プローブの赤テストピンに
差換えます。
④測度プローブの先端金属部を温度測定部に当て、指示が安定し
たら、温度目盛で読みとります。
電圧の加わっている部分の抵抗測定はできませんし、本器を焼
損するおそれがあります。

測定端子に電圧が加わった状態で電池ぶたをはずすと、感電の
おそれがあります。
かならず、テストリードをはずし電圧が加わっていないことを確
認してから作業を行うこと。
【7】電池・ヒューズの交換
7-1 内蔵電池の交換
警 告
①本体裏側の電池ぶたのねじをねじ回しではずします。
②電池ぶたをはずします。
③電池を同形の電池R03(UM-4)と、+−の極性を間違わないよう
に交換します。
④電池ぶたをもとどおり閉じ、ねじ止めします。
注.スペースは 2 本分ありますが、使用する電池は 1 本です。
7-2 ヒューズの交換
①本体裏側の電池ぶたのねじをねじ回しではずします。
②電池ぶたをはずします。
③ヒューズを同形(0.5A/250V、φ6.3×30mm)の新品ヒューズと
交換します。(上図参照)
④電池ぶたをもとどおり閉じ、ねじ止めします。
メモ 予備ヒューズが電池ぶたの内側に挿着してあります。
ご利用ください。
ねじをはずす。
電池ぶたを
はずす。
ヒューズ
0.5A/250V(6.3×30mm)
電池(R03)
〔ヒューズのはずし方〕
ヒューズの金属部
をテストリードの
ピンなどでこじ上
げ、指で引き抜く
。

【8】アフターサービスについて
8-1 保証期間について
本製品の保証期間は、お買い上げの日より3年間です。
但し、日本国内で購入し日本国内でご使用いただく場合に限ります。
また 、製品本体の確度許容差は1年保証、製品付属の電池、ヒューズ、
テストリード等は保証対象外とさせていただきます。
8-2 修理について
1)修理依頼の前に次の項目をご確認ください。
・ヒューズはしゃ断していませんか?
・テストリードは断線していませんか?
・内蔵電池の容量はありますか?装着の極性は正しいですか?
※出荷時の電池について
工場出荷時にモニター用電池が組み込まれておりますので、
記載された電池寿命に満たないうちに切れることがあります。
モニター用電池とは製品の機能や性能をチェックするための電
池のことです。
2)保証期間中の修理
・保証書の記載内容によって修理させていただきます。
3)保証期間経過後の修理
・修理によって本来の機能が維持できる場合、ご要望により
有料で修理させていただきます。
・修理費用や輸送費用が製品価格より高くなる場合もありま
すので事前にお問い合わせください。
・本品の補修用性能部品の最低保有期間は、製造打切後 6 年
間です。補修用性能部品保有期間を修理可能期間とさせて
いただきます。購買部品の入手が不可能になった場合、保
有期間が短くなる場合もありますのでお含みおきください。
4)修理品の送り先
・製品の安全輸送のため、製品の 5 倍以上の容積の箱へテス
トリードと一緒に入れ、十分なクッションを詰めてお送り
ください。
・箱の表面に「修理品在中」と明記してください。
・往復の送料はお客様のご負担とさせていただきます。
[送り先] 三和電気計器株式会社・羽村工場サービス課
〒205
−
8604 東京都羽村市神明台4
−
7
−
15
TEL(042)554
−
0113
FAX(042)555
−
9046

8-3 補修用ヒューズについて
上記サービス課あてにヒューズの形状と定格を明記し、ヒューズ
代金と送料分の切手を同封してご注文ください。
〈形状〉 〈定格〉 〈単価〉 〈送料〉
φ6.3×30mm 500mA/250V ¥40(税込¥42)¥120(10本まで)
8-4 お問い合わせ先
三和電気計器(株)
東京本社 :TEL (03)3253
−
4871 FAX (03)3251
−
7022
大阪営業所 :TEL (06)6631
−
7361 FAX (06)6644
−
3249
三和電気計器(株)ホームページ: http://www.sanwa-meter.co.jp
お客様計測相談室 0120-51-3930
受付時間 9:30〜12:00 13:00〜17:00(土日祭日を除く)

INSTRUCTION MANUAL
CAM600S
ANALOG CLAMP METER

【1】SAFETY INFORMATION
The following are precautions to prevent accidents such as
electrical shocks.
Be sure to read them before using the CLAMP METER.
1-1 Symbols
The following cautionary signs appear on the clamp meter and in this
manual.
Disobediance to instructions with this sign may lead to troubles
of the clamp meter and accidents such as electrical shock.
1-2 Maximum Overload Protection Input (within 5 sec.)
Range
ACA 6
−
15
ACA 60
−
150
ACA 600
ACV 150,DCV 60
ACV 300
−
600
Ω×1
−
×100
AC 60A
AC 600A
AC 750A
AC,DC 600V
AC 750V
230V(fuse blown)
Maximum overload protection input
1-3 Installation Category (Overvoltage Category) Ⅲ.
Ⅲ:Distribution level, fixed installation, with smaller transient
overvoltages than Installation Category (Overvoltage Category) Ⅳ.
1-4 Standards applying
・Safety
EN61010-2-032:1995(EN61010-1:1993)
・EMC
EN50081-1(EN550022):1992
EN61000-3-2:1995
EN61000-3-3:1995
【2】APPLICATION
This is an AC clamp meter designed for measuring small to medium
capacity cable runs of low voltage. It is suitable for measurement of
alternating current in electric equipment and power supplies.

1-5 Precautions for Safety Measurement
To ensure that the meter is used safely, follow all safety and
operating instructions.
11. This meter is a clamp meter exclusive for low voltage. Use it
only for circuits of 600V or below. If it is used for measuring
the circuit exceeding 600V, it may cause electrical shock or
damage to the meter.
12. Pay special attention when measuring the voltage of AC 33
Vrms (46.7V peak) or DC 70V or more to avoid injury.
13. Never apply an input signal exceeding the maximum input value.
14. Never use meter if it is damaged or broken.
15. During testing, never hold the iron core side of the meter
ahead of its barrier.
16. Test leads:
・Be sure to use the specified model of test leads.
・Never use the test bar or cord that is damaged.
・During testing, never hold the test pin side of the test bar
ahead of its finger guard.
17. In case of the models using fuses, be sure to use a fuse of
the specified rating and type.
Never use a substitute of the fuse or never make a short,
circuit with a lead wire.
18. Never use meter in the state that its case or battery cover is
taken off.
19. Be sure to disconnect the test pins from the circuit when
changing the function or range.
10. Before starting measurement, make sure that the function
and range are properly set in accordance with the measurement.
11. Never use meter with wet hands or in a damp environment.
12. Never open meter case except when replacing batteries or
fuses.
13. Do not attempt any alterations of original specifications.
14. To ensure safety and maintain accuracy, calibrate and check
the meter at least once a year.
15. When making an measurement of distorted AC wave shape
other than AC sinusoidal wave.
Pay attention not to become the state of overload, since the
value may be indicated (displayed) less than an actual value.
16. Indoor use.
WARNING

【3】NAME OF COMPONENT UNITS
Test pin (red,black)
Pin plug (red,black)
Finger guard Test lead (red,black)
Hand strap
Zero line
Pointer
Ωterminal
V terminal
Iron core lever
Iron core
Iron core top
Iron core space
centering mark
Barrier
Pointer lock lever
(FREE)
(LOCK)
Range selector knob
0Ωadjuster knob
Common terminal
Zero position adjuster
Meter cover
Printed in Japan
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