Sony DMS-B9WD User manual

OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition (Revised 5)
Serial No. 10001 and Higher
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災
や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよく
お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。
警告
AUTO LOADER
DMS-B9WD/WS

ソニー製品は安全に十分に配慮して設計されています。しかし、電気製品は
まちがった使い方をすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事
故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
2(J)〜3(J)ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめ
します。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業
担当者にご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。
万一、異常が起きたら
安全のために
1電源を切る。
2電源コードや接続コードを抜く。
3ソニーのサービス担当者または営業担当者に修
理を依頼する。
すぐに電源を切り、消火する。
異常な音、に
おい、煙が出
たら
炎が出たら /
/
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
警告
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
火災 感電
禁止
分解禁止
強制
アース線を
接続せよ
注意
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境
で使用することを目的としていますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことが
あります。
取扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。

1 (J)
目次
日
本
語
警告 .....................................................................................................................2(J)
注意 .....................................................................................................................3(J)
概要 .......................................................................................................................4(J)
主な特長............................................................................................................. 4(J)
各部の名称と働き ...................................................................................................5(J)
前面 ................................................................................................................. 5(J)
後面 ................................................................................................................. 7(J)
内部 ................................................................................................................. 9(J)
本機の性能を保持するために ............................................................................. 10(J)
装置の取り扱い............................................................................................... 10(J)
メディアの取り扱い....................................................................................... 10(J)
使用・保管場所について............................................................................... 10(J)
クリーニングについて................................................................................... 10(J)
輸送について................................................................................................... 10(J)
準備 .................................................................................................................... 11(J)
付属品の確認................................................................................................... 11(J)
テープストリーマーの搭載........................................................................... 11(J)
輸送用固定金具を取り外す........................................................................... 11(J)
接続 ............................................................................................................... 12(J)
操作 .................................................................................................................... 14(J)
カセットをビンに入れる............................................................................... 14(J)
ディスプレイ部の表示................................................................................... 15(J)
カセットを取り出す/入れ替える............................................................... 15(J)
シーケンシャルモード................................................................................... 16(J)
オートクリーニング機能............................................................................... 18(J)
スペシャルイジェクトオートクリーニング機能....................................... 21(J)
ソフトウェアスイッチ(CSTM)の設定 ................................................... 25(J)
リカバーおよびイジェクト操作................................................................... 28(J)
バーコードリーダーの操作........................................................................... 29(J)
バーコードリーダーの仕様........................................................................... 30(J)
バーコードラベルのつけかた....................................................................... 31(J)
エラーコード .........................................................................................................32(J)
ワーニング表示............................................................................................... 33(J)
仕様 .....................................................................................................................34(J)
DMS-B9WD/WSについて
DMS-B9WD は WideDifferentialType、DMS-B9WS は WideSingle-ended
TypeのSCSIインターフェースを備えています。ご使用になるホストコ
ンピューターのインターフェースに合わせて、適切なインターフェース
タイプと接続ケーブルをお選びください。異なるタイプの SCSI イン
ターフェースと接続すると、正しい動作は行われません。また、故障の
原因となります。
その他の外観、機能、性能には違いがありません。
このオペレーションマニュアルでは、特に区別する必要がない場合は、
DMS-B9WD/WS の総称として DMS-B9 を使用しています。

2 (J)
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
感電火災
警告
分解禁止
外装を外さない、改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部の調整や設定および点検を行う必要がある場合は、必ずサービストレー
ニングを受けた技術者にご依頼ください。
指定された電源コードを使用する
指定以外の電源コードを使用すると、火災や感電の原因となります。
他の電源コードを使用する場合は、ソニーのサービス担当者または営業担当
者にご相談ください。
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の原因となります。
・電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
・重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
・熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
・電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
万一、電源コードが傷んだら、ソニーのサービス担当者に交換をご依頼くだ
さい。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置 •使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。
強制
禁止
禁止

3 (J)
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
注意
キャスターをロックする
キャスターをロックしないと、本機が不用意に動いてけがの原因となること
があります。
上に水が入ったものを置かない
内部に水が入ると火災や感電の原因となることがあります。
安全アースを接続する
安全アースを接続しないと、感電の原因となることがあります。次の方法で
アースを接続してください。
•電源コンセントが3極の場合
別売りの電源コードを接続することで安全アースが接続されます。
•電源コンセントが2極の場合
別売りの 3 極→ 2 極の変換プラグを使
用し、変換プラグから出ている緑色の
アース線を建物に備えられているアー
ス端子に接続してください。
安全アースを取り付けることができない場合は、ソニーのサービス担当者に
ご相談ください。
変換プラグ
アース線
アース線を
接続せよ
強制
禁止

4 (J)
概要
ソニーオートローダーDMS-B9は、ソニーテープストリーマーのためのDTF(ソニーDigital
TapeFormat)テープライブラリーです。
これにより、大容量データの保管および高速転送が可能となります。
主な特長
•Lカセットまたは S カセットを最大9巻搭載可能
•LカセットとSカセットの混載が可能
•大量データの保管
Lカセットの場合:最大42GByte(非圧縮)×9(巻)=378GByte
最大108GByte1)
(圧縮)×9(巻)=972GByte
Sカセットの場合:最大12GByte(非圧縮)×9(巻)=108GByte
最大31GByte1)
(圧縮)×9(巻)=279GByte
•ランダムアクセス可能
•SCSI-2インターフェース
DMS-B9WD:WideDifferential対応
DMS-B9WS:WideSingle-ended対応
•LCD表示対応
本機内の動作状態を表示します。トラブルが発生したときはエラーコードを表示します。
•バーコードによるカセットの管理
バーコードリーダ ーにより、カセットにバーコードラベルを貼って、バーコードによる管理を
行うことが できます。
•19インチラックマウント対応(オプション)
別売りの19インチラック収納キットによって、19インチラックに 取り付けることが できます 。
1) 圧縮率 1:2.59(ALDC)
..................................................................................................................................................................................................................................

5 (J)
各部の名称と働き
前面
ERROR POWERBUSYI/ODOOR
DOWN SELECTSETUP
4キャスター
3POWERスイッチ
2フロントドア
1ドアキースイッチ
4キャスター
設置固定および移動時に使用します。
移動時はキャスターレバーを
矢印方向に上げてください。
設置場所に固定する場合は、
キャスターレバーを矢印方向に
下げてください。
5ディスプレイパネル
1ドアキースイッチ
POWERスイッチをONにしてから、キーを差し込み右に90度回す
とフロントドアが開きます。
ご注意
POWERスイッチがOFFの状態では、ドアキースイッチを回しても
フロントドアは開きません。
2フロントドア
カセットを交換するとき、次の方法で開くことが できます。
•ドアキースイッチにキーを差し込み、右に 90 度回す。
3POWERスイッチ
電源をON/OFFします。
注意
本機を設置した後は、必ずキャスターレバーを下げて固定してくだ
さい。

6 (J)
SELECTキー
メニュー項目を切り換えます。
メニュー項目には、次の 6 種類があります。
0メインの表示
本機(DMS-B9WD/WS)の動作状態を表示します。
1テープストリーマ ーの 表 示
本機に搭載したテープストリーマーの動作状態を表示します。
2 本機のSCSIIDの表示
>SCSIIDX,Y(X:DMS-B9のID、Y:GY-21210のID)
3 保守メンテナンスの表示
T1: 本機の総通電時間
T2: エレベターによるカセットの運搬など、エレベーターが移動
した回数
T3: エレベーター上のカセットを、ビンやテープストリーマーへ挿
入または取り出しなどをした総ストローク回数
T4: ハンドによるつかむ動作の総回数
T5:
テープストリーマーへカセットを挿入した回数
T6: テープストリーマーのアワーズメーター
T7: 本機の動作時におけるリトライ回数
4 自己診断メニュー(サービス専用です。使わないでください。)
5メンテナンスメニュー
>Mt:Cleaning(ストリー マー のクリー ニング )
>Mt:DrvRcver(緊急時のストリーマーのリカバー)
>Mt:Eject(緊急時のストリーマーのイジェクト)
◆ エラーコードの内容については、「エラーコード」(32(J)ページ)をご覧
ください。
◆ リカバーとイジェクトについての詳細は、「リカバーおよびイジェクト操作」
(28(J)ページ)をご覧ください。
各部の名称と働き
5ディスプレイパネル
本機の動作状態を示します。本機にトラブルが発生した場合には、
エラーコードを表示します。
インジケーター部
POWER:POWERスイッチをON にすると緑色に点灯します。
BUSY:エレベーターがカセットを運搬中、またはカセットの出し
入れのためにハンドが動作しているとき、オレンジ色に点灯し
ます。
I/O
:ホストコンピューターからコントロール信号を受けているとき、
緑色に点灯します。
DOOR:フロントドアが開いているとき、オレンジ色に点灯しま
す。
ERROR:本機にトラブルが発生したとき、赤く点滅します。
輝度つまみ
表示窓の表示状態が環境によって不鮮明なとき、つまみを回して
見やすい状態にします。
UP/DOWNキー
表示窓に表示されるメニュー内容を切り換えます。選択した内容を
確定するには、SETキーを押します。
SETキー
UP/DOWNキーで選択したメニュー内容を確定します。
ERROR POWERBUSYI/ODOOR
DOWN SELECTSETUP
インジケーター部
表示窓
UP/DOWNキー
SELECTキー
SETキー
輝度つまみ

7 (J)
1RS-232C-2端子(D-sub 25ピン)
サービス専用です。
2SCSI端子(Through)
• WDモデル
(68ピン、SCSI Wide Differential)
SCSI-3規定に準拠したPケーブル(Differential)でホストコン
ピューターと接続します。
終端する場合は、ターミネーター(Differential)を接続します。
• WSモデル
(68ピン、SCSI Wide Single-ended)
SCSI-3規格に準拠したPケーブル(Single-ended)でホストコン
ピューターと接続します。
終端する場合は、ターミネーター(Single-ended)を接続します。
3TERM POWER(ターミネーション電力)
インジケーター
SCSIバスに接続されているデバイスのいずれか1つ以上のデバイ
スからSCSI端子のTERMPOWERピンに電力が供給されている
ときに 点 灯します 。
どのデバイスからも電力が供給されていないときは消灯し、このと
きSCSIバスは動作しません。
5TO TAPE STREAMER端子
RS-232C-2
SCSI
SET UP
⁄AC IN
⁄AC IN
BREAKER TO GY-2120
RS-232C-1 TO TAPE STREAMER ID
TERM POWER SCSI
y
3TERM POWERインジケーター
4IDスイッチ
6TO GY-2120端子
1RS-232C-2端子
2SCSI端子
7ブレーカー
!¡ SET UPスイッチ
!º RS-232C-1端子
9AC IN端子
8Revisionラベル
後面

8 (J)
4IDスイッチ
本機のSCSIIDを設定します。
SCSIIDアドレスのスイッチを変更するときは、必ず本機の電源ス
イッチをOFFにして、先の細いマイナスドライバーなどでスイッチを
回してください。
SCSIIDは、0から15まで設定することができます。スイッチのAか
らFは、次のアドレスになります。
スイッチの設定 設定されるアドレス(10進)
A10
B11
C12
D13
E14
F15
設定するアドレスは、ホストコンピューターや他のSCSI機器と重複
しないようにしてください。変更した設定は、電源をONにしたとき
有効になります。
5TO TAPE STREAMER端子(D-sub 25ピン)
本機とテープストリーマー間の通信を行います。
付属ケーブルでテープストリーマーに接続します。
◆接続については、12(J)ページをご覧ください。
6TO GY-2120端子(AC出力線)
テープストリーマーGY-2120シリーズのACIN端子に接続します。
ご注意
他の機器には絶対に接続しないでください。火災や感電の原因に
なります。
7ブレーカー
本機および内部のテープストリーマーに過剰な電流が流れると動作
し、主電源を遮断します。
8Revisionラベル
ファームウェア、ハードウェアのRevisionを表示するラベルです。
9AC IN端子
電源コードでAC電源に接続します。
!º RS-232C-1端子(D-sub 25ピン)
サービス専用です。
各部の名称と働き
!¡ SET UPスイッチ
オペレーションモードの設定用です。
スイッチ番号(機能) ON OFF
1(Reserved) ——
2(バーコードリーダ ー) バーコードリーダー バーコードリーダー
非搭載 搭載
3(Reserved) ——
4(Reserved) ——
5、6(シーケンシャルモード) 下記の表を参照してください
7(Reserved) ——
8(Reserved) ——
工場出荷時はすべてOFFになっています。
スイッチ モード
56
ON ON シーケンシャルモード (Endless)
ON OFF シーケンシャルモード (One-Time)
OFF ON Reserved
OFF OFF 通常
1234
ON5678

9 (J)
内部
3輸送用固定金具
輸送時にエレベーターを固定します。操作時は必ず取り外してくだ
さい。
4ハンド
カセットをビンおよびドライブに挿入するときに働きます。
5バーコードリーダー
ホストコンピューターから命令を受けたとき、バーコードラベ ルを読
みます。バーコードによるカセット管理ができます。
1ビンユニット
カセットテープを収納します。最大 9 巻まで搭載できます。Lカセッ
トとSカセットを混ぜて搭載することも可能です。カセットの出し入れ
は、フロントドアが開いている状態で行ってください。
◆カセットをビンに入れる方法については、14(J)ページをご覧ください。
2エレベーター
カセットテープをビンおよびドライブに移送します。
4ハンド
3輸送用固定金具
5バーコードリーダー
2エレベーター
1ビンユニット

10 (J)
本機の性能を保持するために
万一の故障を防ぎ、高い性能を維持するために、装置(本機およ
びテープストリーマー)、メディア(カセット)の取り扱いの際は、以
下の点にご注意ください。
装置の取り扱い
•振動、衝撃を与えないでください。
本機は精密に作られていますので、振動や衝撃が故障の原因に
なることがあります。
•装置の通風口をふさがないでください。
•背面のエアフィルターと壁の間を10cm以上、左右側面と壁の間
を5cm以上空けてください。
•電源を入れたまま、装置を移動しないでください。
•使用中はテープストリーマー内でテープが高速で走行しています
ので、装置を動かすと、動作が不安定になったり、テープを損傷
するおそれがあります。使用中は、装置を移動しないでください。
•ストリーマー内およびビンにカセットを入れたまま装置を移動しない
でください。装置を使用しないときは、必ずカセットを取り出して
おいてください。
•性能を維持するために、装置の定期点検は必ず受けてください。
メディアの取り扱い
•磁気の強いものに近づけないでください。
•カセット内部のテープに手を触れないでください。
•装置の中に使用しないまま放置しないでください。
•誤って重要な情報を消去しないために、ケース裏面の誤消去防
止タブを使用してください。
使用・保管場所について
装置、メディアともに、次のような場所での使用、保管は避けてく
ださい。
•湿気の多い所
•温度の高い所
•直射日光の当たる所
•ほこりの多い所
•激しい振動のある所
•温度変化の激しい所
•水平でない所
クリーニングについて
外装部はぬるま湯または薄い中性洗剤を湿らせた布で拭き、その
後、から拭きしてください。
シンナー、アルコールなどの溶剤は使用しないでください。塗装部
分を傷めるおそれがあります。
また、テープストリーマーのクリーニング方法に関しては、テープス
トリーマーの取扱説明書をご覧ください。
輸送について
本機を輸送するときはテープストリーマーを取り外し、輸送用固定金
具を取り付けて、必ず専用の梱包材をご使用のうえ輸送してくださ
い。
テープストリーマーの取り外しは、サービストレーニングを受けた技
術者にご依頼ください。

11 (J)
準備
付属品の確認
付属品が揃っていることをご確認ください。
•フロントドア用キー(2個)
•シャッター板(1 枚)
•ネジM4×12(8本)
•コントロールケーブル(1 本)
テープストリーマーの搭載
テープストリーマーの搭載および取り外しは、サービストレーニング
を受けた技術者にご依頼ください。
なお、本機に搭載可能なテープストリーマーは、GY-2120シリーズに
限られます。
輸送用固定金具を取り外す
開梱後、初めて電源を入れる際、輸送時にエレベーターを固定し
ていた金具を取り外す必要があります。
次の手順にしたがって、輸送用固定金具のネジを取り外してくださ
い。
なお、取り外した輸送用固定金具は、次の輸送時のために保管し
ておいてください。
1POWERスイッチが OFF になっていることを確認する。
2電源を接続する。
電源コードで本機後面のACIN端子をACコンセントに接続し
ます。
3ドアキースイッチを「開」の状態にする。
4POWERスイッチを ON にする。
フロントドアが開きます。
5輸送用固定金具のネジを外す。
輸送用固定金具

12 (J)
準備
接続
ご注意
•SCSIケーブルは本機には付属していません。
•SCSIケーブルの長さの合計は、WDモデルの場合は20m以下、WSモデルの場合は2m以下にしてください。
テープストリーマーとの接続
OPTION (25P) へAC INへ
付属ケーブル
TO TAPE STREAMER (25P) へ
RS-232C-2
SCSI
SET UP
⁄AC IN
⁄AC IN
BREAKER TO GY-2120
RS-232C-1 TO TAPE STREAMER ID
TERM POWER SCSI
y
BREAKER
SETUP ID
RS-232C OPTION
TERM POWER

13 (J)
SCSIバスの接続(例)
ご注意
ご使用になるホストコンピューターのインターフェースに合わせて、適切なインターフェースをお選びください。異なるタイプのSCSIインター
フェースと接続すると、正しい動作は行われません。また、故障の原因となります。
接続するSCSIバスがテープストリーマーとオートローダーで異なる場合
接続するSCSIバスがテープストリーマーとオートローダーで同一の場合
ホストコンピューター
SCSIケーブル
(SCSI-Pケーブル)
SCSIターミネーター
SCSIターミネーター
SCSIケーブル
(SCSI-Pケーブル)
SCSIケーブル
(SCSI-Pケーブル)
ホストコンピューター
SCSIケーブル
(SCSI-Pケーブル)
SCSIターミネーター
RS-232C-2
SCSI
SET UP
⁄AC IN
⁄IN
BREAKER TO GY-2120
RS-232C-1 TO TAPE STREAMER ID
TERM POWER SCSI
y
BREAKER
SETUP ID
RS-232C OPTION
TERM POWER
RS-232C-2
SCSI
SET UP
⁄AC IN
⁄IN
BREAKER TO GY-2120
RS-232C-1 TO TAPE STREAMER ID
TERM POWER SCSI
y
BREAKER
SETUP ID
RS-232C OPTION
TERM POWER

14 (J)
操作
LカセットとSカセットの混在が可能です。Sカセットを入れるとき
は、下図のように中央部の振り分けガイド溝 (黄色) に沿って
入れてください。
ビンを前面から見た図
ご注意
•ハンドおよびエレベーター上に障害物がないかを確認してくださ
い。
•カセットの上下または前後を逆に入れると、誤動作の原因になり
ます。
•Sカセットをガイド溝から外れて入れると、誤動作の原因になりま
す。
•カセットを間違って入れた場合は、ストッパー2か所を指で下に押
して、カセットを取り出してください。カセットがバネによって押し
出されて出てきます。
5フロントドアを閉じる。
6ドアキースイッチを「閉」にする。
本機が起動します。
ご注意
ホストコンピューターを起動する前に、必ず本機の電源を入れてお
いてください。
次の手順で本機を起動します。
カセットをビンに入れる
カセットは9巻まで収納することができます。
カセットをビンに入れるには、次のように操作してください。
1電源を接続する。
電源コードで本機後面のACIN端子をACコンセントに接続し
ます。
2POWERスイッチを ON にする。
3ドアキースイッチを「開」の状態にする。
フロントドアが開きます。
4カセットテープをビンに入れる。
カセットテープをビンの所定の位置にストッパーが働くところま
で入れます。
ビンを側面から見た図
CLOSE
O
「開」状態
CLOSE
O
「閉」状態
→
テープ ストッパー
Lカセット Sカセット
ガイド
ガイド溝(黄色)

15 (J)
ディスプレイ部の表示
前ページの操作および起動後の表示は次のとおりです。
動作 表示 内容
電源ON DMS-B9 POWERインジケーター点灯
Rev.XXX.XX リビジョン表示
SCSIID:XZZ SCSIID表示
X:DMS-B9のSCSIID
ZZ: DMS-B9のSCSIイン
ターフェイスの種類
WD:
WideDifferential
WS:WideSingle-ended
キー開にする >Aborting..
フロントパネルを開く >DOOROPEN! DOORインジケーター点滅
フロントパネルを閉める >DOORCLOSED
DOORインジケーター点灯
キー閉にする >Initialize.. BUSYインジケーター点滅
準備完了 >INUSE POWERインジケーターのみ
点灯
SCSIコマンド実行中 >INUSE I/Oインジケーター点灯
エレベーター/ハンド >INUSE BUSYインジケーター点灯
動作中
本機が正常に動作しているときは、以下のような表示が表示窓に
表示されます。
表示 内容
>Aborting.. エレベーターをパーク位置(最下部)へ移動、
ドア開放準備中
>DOOROPEN! ドア開放状態
>DOORCLOSED ドアを閉めたが、未施錠状態
>Initialize.. エレベーター初期化中
>INUSE 使用可能状態
>MediaLocked ドアカギを「開」にしたが、SCSIから
PREVENTALLOWMEDIUMREMOVAL
コマンドでPrevent状態になっており、ドアを
開けることが禁止されている。
>SCSIabort..
電源ONなどでホストからSCSIバスリセットが 送ら
れた
本機が動作しているときに異常が検出されたときは、以下のような
表示が表示窓に表示されます。
表示 内容
>ERROR:XXXXXX 動作を停止するエラー発生
(エラーの詳細は32(J)ページ参照)
>InitCPUI/F ターミナル電力が供給されていない状態など
によるSCSII/Fエラーなどが発生
−−*X 動作を停止しないワーニングエラー発生
(ワーニングの詳細は33(J)ページ参照)
Xは何らかの英数字を表わします。
カセットを取り出す/入れ替える
1ドアキースイッチを「開」の状態にする。
フロントドアが開きます。
2ストッパー2か所を指で下に押す。
カセットがバネによって押し出されて、出てきます。
3必要ならば、新しいカセットを入れる。

16 (J)
シーケンシャルモード
シーケンシャルモードは、ホストコンピューターから制御せずにテープストリーマーのカセット
を入れ換えるモードです。
カセットがテープストリーマーからイジェクトされるたびに、一番上のビンから順番に自動的に
カセットをテープストリーマーに装着していきます。
電源オン時、もしくはドア閉め時、SETUPスイッチ の 設 定により、このモードになります。
スイッチ 56
通常 OFF OFF
シーケンシャル(Endless) ON ON
シーケンシャル(One-Time) ON OFF
設定しないでください OFF ON
シーケンシャルモードには、EndlessとOne-Timeがあります。Endlessでは、一番下のカ
セットまで終わると、一番上のビンへ順番が戻り、動作が続きます。One-Timeは、一番下
のカセットを使い終わると停止し、ERRORインジケーターを点灯します。
ドアを開けると、どちらのモードも途中で停止します。
シーケンシャルモードのときも、スペシャルイジェクトオートクリーニング機能、オートクリーニ
ング機能が利用できます。
基本的に、シーケンシャルモード開始時は、テープストリーマーにカセットが入っていない状
態で、かつ、カセットが一番上のビンから順に隙間なく装填されていなければなりません。
ただし、ビン1から順にカセットが 入って い れば、9巻分全てのビンにカセットが入っていな
くてもか まい ませ ん 。
シーケンシャルモードを開始するには
ビン1 から順に隙間なく1〜9 巻までの巻数のカセットが 入 って い て、テープ ストリーマーに
カセットがない場合は、表示窓に「STARTBIN:1?」と表示されます。
どのビンからシーケンシャルモードを開始するかを下記の方法で設定します。
1UP/DOWNキーを押して開始するビンを選択する。
2SETキーを押して決定する。
ご注意
クリーニングテープ用に設定されたビンの番号は表示されません。
操作

17 (J)
中断したシーケンシャルモードを再開するには
カセットが入っていないビンが 1 つ(そのビンを仮にビンnとする)あるが、その1つ以外は
ビン1 から順に隙間なくカセットが入っており、かつ、テープストリーマーにカセットがある場
合は、次のように操作します。
表示窓に「NEXTBIN:m?」(mはnの次のビン)と表示されるので、SETキーを押す。
SETキーを押すと、以下の動作が行われます。
1排出されているテープストリーマー内のカセットをビンnに戻します。
(カセットが排出されていない場合は、排出されてからカセットをビンn に戻します。)
2ビンm からシーケンシャルモードが開始されます。
ご注意
•SETキー以外のキーは無視されます。
•ビンmから始めたくない場合は、ドアを開けてカセットを元のビンに戻してからドアを閉め、
シーケンシャルモードを開始してください。
上記2項以外の場合
「>ERROR:093B8F」(シーケンシャルモードでカセットが正常にビンに入っていない)と
表示窓に表示して停止します。
ご注意
•シーケンシャルモードでは、異常なテープでテープストリーマーがテープを排出した場合で
も、そのまま次のテープを装填します。
•クリーニングテープは、ソフトウェアスイッチで設定されたビンのみに入れてください。

18 (J)
操作
オートクリーニング機能
テープストリーマーからのクリーニング要求によるオートクリーニング機能
テープストリーマーは 、クリーニングテープによる定期的なクリーニングが必要です。
オートクリーニング機能を有効にすると、テープストリーマーの読み書き中、読み書きのオペ
レーション時間が規定時間に達すると、読み書きが終わってカセットがビンに戻されたとき
に、DMS-B9が自動的にクリーニングテープを挿入してクリーニングを行います。
このため、クリーニング直前のカセット移動コマンドの実行時間は、クリーニング動作の分だ
け余分に時間がかかります。
◆テープストリーマーのクリーニングについて詳しくは、テープストリーマ ーの オ ペレーションマニュアル
をご覧ください。
この機能のON/OFFは、ソフトウェアスイッチ(CSTM)のビット2で行います。
ビット2 : (テープストリーマーからの要求によるオートクリーニングモードの設定)
0:OFF
1:ON
オートクリーニング モードが ONに設定されている場合、テープストリーマーの読み書き中、
読み書きのオペレーション時間が規定時間に達して、かつ読み書きが終わってカセットがビ
ンに戻されたときに、以下の動作が行われます。
1クリーニングテープを自動的にテープストリーマーに挿入する。
2クリーニングテープが排出されたら元のビンに戻す。
ご注意
•クリーニングテープは、ソフトウェアスイッチで指定されたビンに入れてください。
•本機能のON/OFFに関わりなく、テープストリーマーよりクリーニング要求が出されている
場合は、DMS-B9の表示窓の最終桁に「*1」のワーニングを表示します。
•クリーニングしようとしたが、クリーニングテープがビンになかった場合、あるいはクリーニ
ングテープがあったが、クリーニングに失敗した場合 (クリーニングテープが最後まで使
用されていたときなど) は、ワーニング「*1」を表示したまま、通常動作を続行します。
オートクリーニング機能の設定
オートクリーニング機能は、工場出荷時はOFFに設定されています。
設定のON/OFF、および、どのビンにクリーニングカセットを入れるかは、RS-232Cポートか
ら設定します。
1ホストコンピューターの通信ソフトを以下のように設定し、DMS-B9後面のRS232C-1端
子とホストコンピューターをRS-232Cケーブル(クロス)で接続する。
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