Sony HDVF-C35W User manual

HD ELECTRONIC VIEWFINDER
HDVF-C35W
(2)
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取
り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよくお読みのう
え、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつでも見られるとこ
ろに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition (Revised 2)

2
安全のために
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や
大けがなど人身事故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
3、4 ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検をする
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめしま
す。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業担当者に
ご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者、または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
m
aカメラの電源を切る。
b接続ケーブルを抜く。
cソニーのサービス担当者、または営業担当者に修理を依頼する。
m
aすぐにカメラの電源を切り、消火する。
・ 異常な音、におい、煙が出たら
・ 落下させたら
炎が出たら
警告表示の意味
オペレーションマニュアルおよび
製品では、次のような表示をして
います。表示の内容をよく理解し
てから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、
火災や感電などにより死亡や大け
がなど人身事故につながることが
あります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
日本語

3
目次
警告 .............................................................................. 3
概要 ..................................................................................... 4
使用上のご注意 ................................................................... 5
各部の名称と働き ............................................................... 6
前面パネル/底面パネル ......................................... 7
LCD 画面のインジケーター..................................... 8
カメラに取り付ける............................................................ 9
視度と画面を調整する ...................................................... 10
視度を調整するには .............................................. 10
画面を調整するには .............................................. 11
アイピース部を取りはずす ............................................... 12
VF 筒部を取りはずす........................................................13
画像を拡大表示する.......................................................... 14
画面や内部(LCD 画面や本体のミラー)をクリーニングす
る........................................................................... 14
メニューを使う ................................................................. 15
メニューモードの基本操作.................................... 15
メニュー一覧 ......................................................... 17
仕様 ...................................................................................20
分解・改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感
電の原因となります。
ビューファインダー内部の調整や設定お
よび点検を行う必要がある場合は、必ず
サービストレーニングを受けた技術者に
ご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因とな
ることがあります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに
カメラの電源を切り、接続ケーブルを抜
いて、ソニーのサービス担当者または営
業担当者にご相談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの
多い場所では設置・使用しな
い
上記のような場所で設置・使用すると、
火災や感電の原因となります。
ビューファインダーの接眼レ
ンズを太陽に向けて放置しな
い
太陽光が接眼レンズを通してビューファ
インダー内部に焦点を結び、火災の原因
となることがあります。
VF 筒部を回転するときには
手や指を挟まない
VF 筒部を回転するとき、本体と VF 筒
部の間に手や指を挟み、けがの原因とな
ることがあります。
JP
目次 / 警告

概要
4
概要
HD エレクトロニックビューファインダー HDVF-C35W
は、ソニーハイビジョンカラーカメラ用の 3.5 型カラー
ビューファインダーです。
本機には以下のような特長があります。
マルチスキャン
カメラからの制御信号により、60i の他に 24PsF や 50i など
の各種フォーマットに対応します。
マーカー表示
カメラ側でセンターマーカーやセーフティーゾーンマー
カーなどの表示が ON に設定されている場合、本機のス
イッチでマーカー表示を ON/OFF できます。
高解像度・広視覚野
高精細 LCD の採用により、水平解像度 500TV 本以上の高
解像度を実現しています。
大画面 LCD 搭載により、アイピースをはずした状態での快
適な撮影が可能です。
安定した画像
LCD 画面では、画面の明るさが変化してもひずみに影響し
ないため安定した画像が得られます。
高性能ルーペ
非球面を含む 2 群 4 枚構成レンズを使用しているため、ひ
ずみや画ゆれの少ない画像が得られると同時に、広範囲の
視度調整が可能です。
また、市販の φ52 クローズアップレンズを搭載することに
より、視度範囲を遠視側にシフトすることができます。
着脱可能なアイピース部
アイピース部を取りはずすことにより、目を離して撮影を
行うことができます。
着脱可能な VF 筒部・それに対応した LCD
VF 筒部をワンタッチで取りはずし、LCD 部を撮影者側に
向けることにより、LCD 画面を直接見ながら撮影を行うこ
とができます。
画像拡大機能
画像の縦横を 2.25 倍に拡大して、フォーカスを容易に調整
することができます。
グレースケール表示
画面左右に 10 ステップのグレースケールを表示できます。
このグレースケールを基準にして微細なアイリス調整を行
うことができます。
MONO 表示
スイッチ操作により、カラー画像を白黒画像に切り換える
ことができます。
プリセット調整値への切り換え
あらかじめ調整しておいた明るさ、コントラスト、ピーキ
ング、クロマレベルの設定を、アサイナブルスイッチ操作
によって切り換えることができます。
アサイナブルスイッチ
プリセット調整値の切り換えや、機能を任意に割り当てる
ことができるアサイナブルスイッチを 2 つ搭載しています。

使用上のご注意 5
使用上のご注意
•低温でのご使用時には、動解像度と輝度が低下いたしま
す。
•画面の表面からほこりを取り除くときは、ブロアーをお
使いください。
•画面をクリーニングするときは、シンナーなどの溶剤は
いっさい使用しないでください。
液晶画面の輝点・滅点について
本機の液晶パネルは有効画素 99.99%以上の非常に精密度の
高い技術で作られていますが、画面上に黒い点が現れたり
(画素欠け)、常時点灯している輝点(赤、青、緑など)や
滅点がある場合があります。また、液晶パネルの特性上、
長期間ご使用の間に画素欠けが生じることもあります。こ
れらの現象は故障ではありませんので、ご了承の上本機を
お使いください。なお、これらの点が記録されることはあ
りません。

各部の名称と働き
6
各部の名称と働き
aコネクター
カメラの VF 端子に接続します。
bスライドストッパー
本機をカメラに取り付けて左右にスライドさせるとき、本
機がカメラからはずれるのを防ぎます。
cタリーランプ(後面)
カメラにタリー信号が入力されると点灯します。
使わないときは、カバーを閉めて隠すことができます。
dアイカップ
撮影時に外光を遮断します。
経時変化により、ひび割れが生じる場合がありますので、
必要に応じて交換してください。
ソニー部品番号:3-209-288-01
e視度調整リング
画像が最もはっきり見えるように、このリングを回して視
度を調整します。
fタリーランプ(前面)
カメラにタリー信号が入力されると点灯します。前面パネ
ルの TALLY スイッチ(7 ページ)で明るさを調整できま
す。使わないときは、TALLY スイッチを OFF にしておき
ます。
1コネクター
2スライドストッパー
3タリーランプ(後面)
4アイカップ
5視度調整リング
VF 筒部
6タリーランプ(前面)
前面パネル(7 ページ)
底面パネル
(7 ページ)
ビューファインダーケーブル

各部の名称と働き 7
前面パネル/底面パネル
aPEAKING(ピーキング調節)つまみ
画像の輪郭を補正します。カメラの映像出力には影響しま
せん。右に回すと補正量が多くなります。
PRESET メニュー(18 ページ)の「PRESET」が「OFF」
に設定されているときのみ有効です。
bCONTRAST(コントラスト調節)つまみ
画像のコントラストを調節します。カメラの映像出力には
影響しません。右に回すとコントラストが強くなります。
PRESET メニュー(18 ページ)の「PRESET」が「OFF」
に設定されているときのみ有効です。
cBRIGHT(明るさ調節)つまみ
画像の明るさを調節します。カメラの映像出力には影響し
ません。右に回すと画像が明るくなります。
PRESET メニュー(18 ページ)の「PRESET」が「OFF」
に設定されているときのみ有効です。
dASSIGN(アサイナブル)1 スイッチ
主に以下の 2 つの働きをします。
•よく使う機能やプリセット調整値を任意で割り当てるこ
とができます。
◆ 機能の割り当てについて詳しくは、「FUNCTION メニュー」
(17 ページ)をご覧ください。
•メニューモードでは、cマークを上方向に移動するとき、
および数値を大きくするときに使用します。
初期設定では、白黒表示機能が割り当てられています。
eASSIGN(アサイナブル)2 スイッチ
主に以下の 2 つの働きをします。
•よく使う機能やプリセット調整値を任意で割り当てるこ
とができます。
◆ 機能の割り当てについて詳しくは、「FUNCTION メニュー」
(17 ページ)をご覧ください。
•メニューモードでは、cマークを下方向に移動するとき、
および数値を小さくするときに使用します。
初期設定では、画像拡大機能が割り当てられています。押
すたびに、通常表示と拡大表示が切り換わります。拡大表
示では、画面の左上、右上、左下、右下、中央のいずれか
の部分が、縦横 2.25 倍に拡大して表示されます。約 1 秒以
上押し続けると、拡大部分設定モードに拡大表示する部分
を選択することができます。
◆ 画像拡大表示の操作について詳しくは、「画像を拡大表示する」
(14 ページ)をご覧ください。
fTALLY(タリー)スイッチ
タリーランプ(前面)(6 ページ)の明るさをコントロール
します。
HIGH:タリーランプが明るくなる。
OFF:タリーランプは点灯しない。
1PEAKING つまみ
2CONTRAST つまみ
3BRIGHT つまみ
4ASSIGN1 スイッチ
5ASSIGN2 スイッチ
6TALLY スイッチ
7ENTER スイッチ
8MENU スイッチ
9ZEBRA スイッチ
q;ASPECT/DISPLAY スイッチ
前面パネル
底面パネル

各部の名称と働き
8
LOW:タリーランプが暗くなる。
gENTER(確定)スイッチ
選択したメニュー項目を確定します。
◆ メニュー操作について詳しくは、「メニューを使う」(15 ペー
ジ)をご覧ください。
hMENU(メニュー表示)スイッチ
メニューを表示します。
◆ メニュー操作について詳しくは、「メニューを使う」(15 ペー
ジ)をご覧ください。
iZEBRA(ゼブラパターン)スイッチ
ゼブラパターンの表示をコントロールします。
ON:ゼブラパターンを表示する。
OFF:ゼブラパターンを表示しない。
MOMENT:ゼブラパターンが約 5 秒間表示されて消える。
jASPECT/DISPLAY(表示比率/マーカー表示)ス
イッチ
画像の表示比率およびマーカー表示の ON/OFF を切り換
えます。
ASPECT:マスク表示の ON/OFF を切り換える。
DISPLAY:カメラ側でマーカー表示の設定が ON になっ
ているときに、マーカー表示の ON/OFF を切り換え
る。
LCD 画面のインジケーター
LCD 画面の上部と下部には、カメラの状態や拡大表示機能
の動作状態を示すインジケーターがあります。
aグリーンタリーインジケーター
カメラコントロールユニットからグリーンタリー信号を受
信すると緑色に点灯します。
bTALLY/REC(レッドタリー/記録)インジケーター
状況によって赤く点灯または点滅します。
点灯:記録中、またはカメラコントロールユニットから
レッドタリー信号を受信。
点滅:カメラに取り付けた VTR がサーボロックしていな
い。
cBATT(バッテリー)インジケーター
点灯または点滅して、カメラに接続したバッテリーの状態
を示します。
点灯:バッテリー消耗
点滅:バッテリーの電圧低下
カメラの動作中断を防ぐため、このインジケーターが点滅
を開始したらすみやかにバッテリーを交換してください。
◆ 点滅を開始する電圧を、カメラ側で設定することができます。
詳しくは、使用しているカメラのマニュアルをご覧ください。
dSAVE(VTR 節電)インジケーター
カメラに取り付けた VTR が節電状態になっているとき点
灯します。
e予備インジケーター
現在は使用しません。
1グリーンタリーインジケーター
2TALLY/REC
インジケーター
3BATT
インジケーター
画像
4SAVE
インジケーター
5予備
インジケーター
6MAG
インジケーター
7インジケーター

カメラに取り付ける 9
fMAG(拡大表示)インジケーター
ASSIGN2 スイッチ(初期設定時)またはメニュー操作
(15 ページ)によって拡大表示機能を割り当てた ASSIGN1
スイッチを押して画像を拡大表示したときに点灯します。
g (注意)インジケーター
カメラがある特定の状態になったとき点灯します。どの状
態で点灯させるかは、カメラで設定できます。
◆ インジケーターが点灯する条件を設定 / 確認する方法につ
いては、使用しているカメラのマニュアルをご覧ください。
カメラに取り付ける
ビューファインダーを取り付けたあと、接眼レンズを太陽
に向けて放置しないでください。太陽光が接眼レンズを通
してビューファインダー内部に焦点を結び、火災の原因と
なることがあります。
1
カメラの左右位置固定リングをゆるめる。
2
本機裏側の溝をカメラ前面のスライドガイドにはめる。
3
本機を矢印の方向にスライドさせる。
4
本機を左右にスライドして取り付け位置を決め、カメ
ラの左右位置固定リングを締める。
5
コネクターをカメラの VF 端子に差し込む。
ご注意
溝
スライドガイド
左右位置
固定リング
スライドストッパー
コネクター
VF 端子

視度と画面を調整する
10
カメラの VF 端子にコネクターがしっかり差し込まれてい
ることを必ず確認してください。
取りはずすときは
取り付け操作の手順を逆に実行します。本機をカメラから
抜き取るときは、スライドストッパーを引き上げてくださ
い。
キャリングケースに収納するときのご注意
本機をカメラに取り付けた状態でキャリングケースに収納
する場合は、本機とカメラが無理なくケースに収まるよう
にしてください。本機やカメラに無理な力が加わると故障
や破損の原因になります。
視度と画面を調整する
視度を調整するには
視度調整リングを回して、映像が最もはっきり見えるよう
に調整します。
視度範囲を遠視側にシフトするには
下記の手順で、色温度変換フィルターに市販のクローズ
アップレンズをはめ込みます。
1
アイカップホルダーからアイカップをはずす。
2
「アイピース部を分解するには」(14 ページ)の要領
で、色温度変換フィルターをはずす。
3
色温度変換フィルターから保護リングをはずす。
4
色温度変換フィルターのねじ溝にクローズアップレン
ズをねじ込み(1)、クローズアップレンズのねじ溝に
保護リングをねじ込む(2)。
5
クローズアップレンズと保護リングを取り付けた色温
度変換フィルターをアイカップホルダーにねじ込む。
ご注意
視度調整リング
色温度変換
フィルター
クローズアップ
レンズ
保護リング

視度と画面を調整する 11
6
アイカップをはめる。
画面を調整するには
操作の前に、PRESET メニュー(18 ページ)の
「PRESET」が「OFF」に設定されていることを確認して
ください。
「ON」に設定されていると、前面の PEAKING、BRIGHT、
CONTRAST の各つまみの操作および FUNCTION メ
ニューでのクロマレベルの設定が無効になります。
◆ メニュー操作について詳しくは、「メニューを使う」(15 ペー
ジ)をご覧ください。
1
PEAKING つまみを回して、ピーキングを補正する。
輪郭をはっきりさせるには:時計方向に回す。
2
BRIGHT つまみを回して、画面の明るさを調節する。
明るくするには:時計方向に回す。
3
CONTRAST つまみを回して、画面のコントラストを
調節する。
コントラストを強くするには:時計方向に回す。
4
メニュー操作を行い、FUNCTION メニュー(17 ペー
ジ)の「CHROMA」でクロマレベルを設定する。
◆ メニュー操作について詳しくは、「メニューを使う」(15
ページ)をご覧ください。
つまみの誤動作を避けるには
MENU スイッチを 3 秒以上押すと、「VRLOCK」と表示さ
れ、 PEAKING、BRIGHT、CONTRAST の各つまみがロッ
クされて誤動作を防ぐことができます。もう一度 MENU
スイッチを 3 秒以上押すと、「VRUNLOCK」と表示され、
ロックが解除されます。
電源投入後は必ずロックが解除されます。
プリセット調整値を表示するには
メニューを表示していない状態で ENTER スイッチを押し
ます。
PRESET メニュー(18 ページ)の「PRSTBRIGHT」、
「PRSTCONTRAST」、「PRSTPEAKING」の各項目で設
定された値が、LCD 画面の下部に約 3 秒間表示されます。
表示される値は、PRESET メニューの項目の設定によって
以下のように変わります。
1)「PRESET」を「ON」に設定しているときのみ
ご注意
アイカップ
ホルダー
色温度変換フィルター
(クローズアップレンズと
保護リング取り付け済み)
項目 設定 表示される値
PRESET OFF 前面パネルの PEAKING、CONTRAST、
BRIGHT の各つまみで設定された調整値
PRESETSEL 11) 「PRESETSEL1」にて設定された調整値
PRESETSEL 21) 「PRESETSEL2」にて設定された調整値

アイピース部を取りはずす
12
アイピース部を取りはず
す
本機から目を離して撮影するような場合は、アイピース部
を取りはずすと画面全体が見やすくなります。アイピース
部をクリーニングするときも取りはずします。
◆ クリーニングについて詳しくは、「画面や内部(LCD 画面や本
体のミラー)をクリーニングする」(14 ページ)をご覧くださ
い。
1
ロックリングを反時計方向いっぱいに回して、ロック
リングの合いマークと VF筒部の合いマーク ( いずれも
赤い線 ) を合わせる。
2
アイピース部を抜き取る。
アイピース部の LCD 面側を傷つけないようにしてくださ
い。
アイピース部を取り付けるには
1
ロックリングの合いマークと、VF 筒部の合いマークを
合わせる。
2
アイピース部先端の合いマークをロックリングの合い
マークに合わせて、アイピース部を VF 筒部に差し込
む。
パチンとはまるまで差し込んでください。
3
ロックリングを時計方向いっぱいに回し、ロックリン
グの「LOCK」表示の矢印を、VF 筒部の合いマークに
合わせる。
付属の(本機に組み込まれている)接眼レンズ以外のレン
ズは使用しないでください。他のレンズを使用すると、太
陽光などを集光して LCD を焼損するおそれがあります。
ご注意
ロックリング
ロックリングの合いマーク
VF 筒部の合いマーク
アイピース部先端の合いマーク
ご注意
この面を傷つけないように充分注意してください。

VF 筒部を取りはずす 13
VF 筒部を取りはずす
VF 筒部を取りはずして LCD 部を撮影者側に向けると、
LCD画面を直接見ることができます。LCD画面や本体内
部のミラーをクリーニングするときも VF 筒部を取りはず
します。
◆ LCD 画面や本体内部のミラーのクリーニング方法について詳し
くは、14 ページをご覧ください。
1
リリースレバーを押しながら VF筒部を引き上げる。
2
LCD 上部の爪 2 か所から VF 筒部の軸をはずす。
3
必要に応じて、LCD 部を撮影者側に向ける。
VF 筒部を取り付けるには
1
LCD 上部の爪 2 か所に VF 筒部の軸を引っ掛ける。
2
リリースレバーがカチッと音を立てて固定されるまで、
VF 筒部を押し下げる。
VF 筒部の軸が LCD 上部の爪に確実に入っている状態
で VF 筒部を押し下げてください。無理に押し下げる
と、本機の破損の原因となります。
VF 筒部
リリースレバー
ご注意

画像を拡大表示する
14
画像を拡大表示する
画像を縦横 2.25 倍に拡大表示して、フォーカス調整を容易
にすることができます。
画像を拡大表示するには、初期設定状態の ASSIGN2 ス
イッチまたはメニュー操作(15 ページ)によって拡大表示
機能を割り当てた ASSIGN1 スイッチを押します。押すた
びに通常表示と拡大表示が切り換わります。
拡大表示部分を選択するには
拡大表示する部分は、画面の左上、右上、右下、左下、中
央(出荷時設定)のいずれかを選択することができます。
1
ASSIGN2スイッチまたはASSIGN1スイッチを約1秒以
上押したままにする。
LCD 画面下部の MAG インジケーターが点灯し、LCD
画面の表示が拡大表示に切り換わります。
2
ASSIGN2 スイッチまたは ASSIGN1 スイッチを押した
ままにして、画面上の希望の位置が拡大表示されたら
ボタンを離す。
ボタンを押したままにしている間は拡大表示が保持さ
れ、約 1 秒ごとに拡大表示されている部分が左上、右
上、右下、左下、中央の順に切り換わります。
MAGNIFICATION メニュー(18 ページ)の
「POSITION」で、拡大表示する部分を設定することも
できます。
通常表示に戻すには
ASSIGN2 スイッチまたは ASSIGN1 スイッチを押します。
LCD 画面下部の MAG インジケーターが消え、画面が通常
表示に戻ります。
MAGNIFICATION メニュー(18 ページ)の「AUTO
RELEASE」を「AUTO」に設定しているときは、ASSIGN
2 スイッチまたは ASSIGN1 スイッチを押してから約 5 秒
後に自動的に通常表示に戻ります。
画面や内部(LCD 画面や
本体のミラー)をクリー
ニングする
本機の画面や内部(LCD 画面や本体のミラー)をクリーニ
ングするときは、本機をカメラから取りはずし、内部の部
品を傷つけないように充分注意して行ってください。
◆ 本機をカメラから取りはずす方法については、「カメラに取り付
ける」(9 ページ)の手順を参考にしてください。
◆ VF 筒部を取りはずす方法については、13 ページをご覧くださ
い。
画面やミラーの表面からほこりを取り除くときは
ブロアーをお使いください。
レンズやプロテクトフィルターをクリーニングするときは
市販のレンズクリーナーをお使いください。
•シンナーなどの溶剤は、いっさい使わないでください。
•LCD 画面、ミラー、フィルターはガラス製のため、衝撃
を加えないでください。
•防滴と色温度変換フィルターの落下防止のため、アイ
カップは必ず取り付けてください。
•色温度変換フィルターをはずしたまま使用すると、画面
が青みを帯び、防滴性能が低下します。
アイピース部を分解するには
1
本機の VF 筒部から、アイピース部を取りはずす。
◆ アイピース部の取りはずしかたについては、12 ページをご
覧ください。
中央
右上
左上
左下 右下 ご注意
VF 筒部 アイカップ
ホルダー
色温度変換
フィルター
アイ
カップ
保護リング

メニューを使う 15
2
アイカップホルダーからアイカップをはずす。
3
アイカップホルダー内から、色温度変換フィルターを
保護リングごと回してはずす。
特殊環境での使用後のアフターケアについて
海辺やほこりの多い場所、温泉地などで使用した後は、以
下のようにクリーニングや確認を行ってください。
•セットの中に入っている砂やほこりをエアーブラシ等で
慎重に取り除く。
•海水中の塩分や温泉中の硫黄分が外装の非塗装面に付着
した場合は、アルコール等で速やかにクリーニングする。
( 塩分や硫黄分が付着したままにしておくと、その部分が
白く腐食することがあります。)
•コネクターの接続面をクリーニングする。
•上記のクリーニングを行った後に、一般動作チェックを
行い、正常に動作することを確認する。
メニューを使う
本機では、メニューを使って操作全般の設定を行います。
メニューモードの基本操作
1
メニューモードに入る。
MENU スイッチを押す。
メニュー画面が表示されます。
ビューファインダーの画面上にカメラからの映像やメ
ニューが表示されている状態でも、本機のメニューを表
示することができます。このとき、カメラからの映像
やメニュー表示は暗くなり、本機のメニューの後ろに
薄く表示されます。
2
メニューページを選ぶ。
1ページ番号の前に?マークが表示されている状態
(ページ選択モード)で、ASSIGN1 または ASSIGN
2 スイッチを押す。
ページが移動します。
2希望のページを表示させ、ENTER スイッチを押す。
選択したページの設定項目に cマークが表示されま
す(項目選択モード)。
?マーク
ページ選択モード

メニューを使う
16
•ページを選びなおすときは、MENU スイッチを押す
と、ページ選択モードに戻ります。
•設定項目に●マークが、設定値に ? マークがある場合
(設定値変更モード)は、MENU スイッチを押すと
項目選択モードに戻ります。もう一度 MENU スイッ
チを押すと、ページ選択モードになります。
3
項目を選ぶ。
1選択したページの設定項目に cマークが表示されて
いる状態(項目選択モード)で、ASSIGN1 または
ASSIGN2 スイッチを押して、 cマークを移動す
る。
ASSIGN1 スイッチを押すと cマークが上へ移動
し、ASSIGN2 スイッチを押すと cマークが下へ移
動します。
2設定したい項目に cマークを合わせ、ENTER ス
イッチを押す。
cマークが●マークに、設定値の●マークが ? マーク
にそれぞれ変わり、設定画面(設定値変更モード)
になります。
設定項目を選びなおすときは、MENU スイッチを押す
と、項目選択モードに戻ります。
4
設定値を変更する。
設定値に ? マークが表示されている状態(設定値変更
モード)で、ENTER スイッチを押して、設定値を変
更する。
設定値が数字の場合、ASSIGN1 スイッチを押すと数
値が大きくなり、 ASSIGN2 スイッチを押すと数値が小
さくなります。
スイッチを押したままにすると数値が速く変化します。
5
設定値を確定する。
ENTER スイッチを押す。
設定値が確定され、項目選択モードへ移ります。
ENTER スイッチを押す前に、MENU スイッチを押す
と、設定値は変更前の値に戻り、項目選択モードに戻
ります。
6
続けて設定を変更する。
続けて他の設定項目を変更するには、手順 2〜5を繰り
返す。
7
メニューモードから抜ける。
メニュー画面が消えるまで、MENU スイッチを繰り返
し押す。
設定値を標準値に戻すには
標準設定に戻したい設定項目に cマークを移動させ、設定
値に?マークが表示されている状態(設定値変更モード)
で ASSIGN1 スイッチと ASSIGN2 スイッチを同時に押し
ます。
項目選択モード
cマーク
V
MAGNIFICATION
AUTO RELEASE
POSI ITO
MA PE KA
PE
G
KING LEVELA
NIG
N
:
:
:
:
:
UATO
FOF
FOF
0 MAGNIFICATION
F MENU
?
設定値変更モード

メニューを使う 17
メニュー一覧
•項目によっては、前のメニュー項目で「ON」が選択され
ていないと選択できないものがあります。
•選択できない項目は、設定値に「−−−」と表示されま
す。
ご注意
ページ メニュー 項目 設定値([ ] はお買い上
げ時の設定)
機能
01 FUNCTION ASSIGN.1 KNEE/PRST/[MONO]/
MAG/GRAY
ASSIGN1 スイッチに機能を割り当てます。
KNEE:KNEE 補正回路のON/OFF の切り換え
PRST:PRESET のON/OFF を切り換えます。スイッチを 1 秒
以上押したままにすると、PRESET メニューの「PRESET
SEL1」と「PRESETSEL2」にて設定されたプリセット
調整値が切り換わります。
MONO:白黒表示のON/OFF の切り換え
MAG:拡大表示のON/OFF を切り換えます。スイッチを 1 秒
以上押したままにすると、拡大表示する部分が切り換わり
ます。
GRAY:グレースケールのON/OFF の切り換え
各機能の詳細設定はそれぞれのメニューページで設定します。
ASSIGN.2 KNEE/PRST/MONO/
[MAG]/GRAY
ASSIGN2 スイッチに機能を割り当てます。各機能は ASSIGN1 ス
イッチと同じです。
KNEE [OFF]/ON KNEE 補正回路のON/OFF を切り換えます。
MONOCHROME [OFF]/ON カラー表示(OFF)と白黒表示(ON)を切り換えます。
GRAYSCALE [OFF]/ON 画像左右両端にグレースケールを表示するか(ON)、表示しないか
(OFF)を切り換えます。
CHROMA −99 〜 [0] 〜 99 クロマレベルを設定します。
02 TALLYDIM UPTALLYHIGH 1 〜 50 〜 [100] TALLY スイッチを HIGH に設定したときの前面タリーランプの光
量を調整します。TALLY スイッチを HIGH に設定し、タリーラン
プを点灯させてから調整してください。
UPTALLYLOW 1 〜 [50] 〜 100 TALLY スイッチを LOW に設定したときの前面タリーランプの光
量を調整します。TALLY スイッチを LOW に設定し、タリーラン
プを点灯させてから調整してください。
03 INDICATORDIM INDMODE [NOR]/REV LCD 画面のインジケーターの点灯ポジションと光量を切り換えま
す。
NOR:VF 筒部をはずしたときのインジケーターの光量を設定し
ます。
REV:VF 筒部を取り付けたときのインジケーターの光量を設定
します。
GTALLY 1 〜 [50] 〜 100 グリーンタリーインジケーターの光量を調整します。外部制御でグ
リーンタリーインジケーターを点灯させてから調整してください。
RTALLY 1 〜 [50] 〜 100 TALLY/REC インジケーターの光量を調整します。外部制御で
TALLY/REC インジケーターを点灯させてから調整してくださ
い。)
BATTERY 1 〜 [50] 〜 100 BATT インジケーターの光量を調整します。

メニューを使う
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04 INDICATORDIM2 INDMODE [NOR]/REV LCD 画面のインジケーターの点灯ポジションと光量を切り換えま
す。
NOR:VF 筒部をはずしたときのインジケーターの光量を設定し
ます。
REV:VF 筒部を取り付けたときのインジケーターの光量を設定
します。
NONSTANDARD 1 〜 [50] 〜 100 インジケーターの光量を調整します。
MAG 1 〜 [50] 〜 100 MAGインジケーターの光量を調整します。
EXTEND 1 〜 [50] 〜 100 予備インジケーターの光量を調整します。
SAVE 1 〜 [50] 〜 100 SAVE インジケーターの光量を調整します。
05 MAGNIFICATION MAGNIFICATION [OFF]/ON 通常表示(OFF)と拡大表示(ON)を切り換えます。
電源投入後は必ず通常表示(OFF)になります。
POSITION1) [CNT]/UPL/UPR/
LOWR/LOWL
拡大表示時、拡大する部分を選択します。
CNT:中央部分を 2.25 倍に拡大
UPL:左上部分を 2.25 倍に拡大
UPR:右上部分を 2.25 倍に拡大
LOWR:右下部分を 2.25 倍に拡大
LOWL:左下部分を 2.25 倍に拡大
AUTORELEASE [AUTO]/MAN 拡大表示時、拡大表示から通常表示へ戻す方法を設定します。
AUTO:ASSIGN1 または ASSIGN2 スイッチを押して拡大表
示してから、一定時間後に自動的に通常表示に戻る。
MAN:ASSIGN1 または ASSIGN2 スイッチを押して拡大表示
してから、もう一度押すと通常表示に戻る。
MAGPEAKING [OFF]/ON 拡大表示機能に連動してピーキングの設定を使い分ける機能です。
OFF:拡大表示時と通常表示時でピーキングの設定を切り換え
ない。
ON:拡大表示時と通常表示時でピーキングの設定を切り換え
る。
PEAKINGLEVEL 0 〜 [50] 〜 100 「MAGPEAKING」にて「ON」選択時における拡大表示時のピー
キング量を調節します。
06 PRESET PRESET [OFF]/ON 前面パネルの BRIGHT、CONTRAST、PEAKING の各つまみおよ
び FUNCTION メニューで設定されたクロマレベルと、PRESET
メニューの「PRSTBRIGHT」「PRSTCONTRAST」「PRST
PEAKING」「PRSTCHROMA」にて設定されたプリセット値のど
ちらを有効にするかを切り換えます。
OFF:前面パネルのつまみおよび FUNCTION メニューで設定
されたクロマレベルが有効
ON:PRESET メニューの設定値が有効
PRESETSEL [1]/2 「PRESET」にて「ON」選択時に設定するプリセット値を切り換え
ます。
1:「PRESETSEL1」にて設定されたプリセット値を適用
2:「PRESETSEL2」にて設定されたプリセット値を適用
PRSTBRIGHT −99 〜 [0] 〜 99 「PRESET」にて「ON」選択時の画像の明るさを調整します。
PRSTCONTRAST −99 〜 [0] 〜 99 「PRESET」にて「ON」選択時の画像のコントラストを調整しま
す。
PRSTPEAKING [0] 〜 100 「PRESET」にて「ON」選択時のピーキング量を調整します。
ただし、MAGNIFICATION メニューの「MAGPEAKING」にて
「ON」かつ拡大表示時は、「PEAKINGLEVEL」の設定値が有効に
なります。
PRSTCHROMA −99 〜 [0] 〜 99 「PRESET」にて「ON」選択時の画像のクロマレベルを調整しま
す。
ページ メニュー 項目 設定値([ ] はお買い上
げ時の設定)
機能

メニューを使う 19
1) FUNCTION メニューの「ASSIGN.1」または「ASSIGN.2」が
「MAG」に設定されているとき、拡大表示中に ASSIGN1 また
は ASSIGN2 スイッチを押したままにすると、画面に表示され
る拡大部分が、CNT →UPL →UPR →LOW
R →LOWL と切り換わります。
07 STATUSDISPLAY ASSIGN.1 OFF/[ON] ASSIGN1 スイッチに割り当てられている機能の状態変化を表示す
るか(ON)表示しないか(OFF)を選択します。
ASSIGN.2 OFF/[ON] ASSIGN2 スイッチに割り当てられている機能の状態変化を表示す
るか(ON)表示しないか(OFF)を選択します。
BRIGHT OFF/[ON] 前面パネルの BRIGHT つまみの設定を表示するか(ON)表示しな
いか(OFF)を選択します。
CONTRAST OFF/[ON] 前面パネルの CONTRAST つまみの設定を表示するか(ON)表示
しないか(OFF)を選択します。
PEAKING OFF/[ON] 前面パネルの PEAKING つまみの設定を表示するか(ON)表示し
ないか(OFF)を選択します。
08 DISPLAYMODE PANELREV [AUTO]/MAN LCD 画面を上下左右に反転する方法を設定します。
AUTO:VF 筒部をはずすと自動的に左右反転する。
MAN:LCD 画面の上下、左右反転などを個別に設定する。
PANELREV<H> [OFF]/ON 「PANELREV」にて「MAN」設定時に、画面を左右反転するか
(ON)しないか(OFF)を選択します。
PANELREV<V> [OFF]/ON 「PANELREV」にて「MAN」設定時に、画面を上下反転するか
(ON)しないか(OFF)を選択します。
CHARREV<H> [OFF]/ON 「PANELREV」にて「MAN」設定時に、画面に表示される文字を
左右反転するか(ON)しないか(OFF)を選択します。
VSHRINK [OFF]/ON アナモフィックコンバーターレンズ使用時に、画面を上下方向に縮
小するか(ON)しないか(OFF)を選択します。
ページ メニュー 項目 設定値([ ] はお買い上
げ時の設定)
機能

仕様
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仕様
一般
電源 DC10.5 〜 17.0V(カメラから供給)
消費電力 6.3W
使用温度 0゜C 〜+ 45゜C
保存温度 − 20゜C 〜+ 60゜C
質量 850g
外形寸法(単位:mm)
LCD
3.5 型、カラー、TFT 液晶
画像表示部 76.8 × 43.2mm(水平 / 垂直、アスペク
ト比 16:9)
性能
輝度 250cd/m2(typical)
解像度 500 本以上
対応フォーマット
色温度 6500K(VF 筒部、アイピース装着時)
インジケーター表示
グリーンタリー/ TALLY/REC /
BATT / / MAG /予備/
SAVE
入力信号
Pb、Pr 0.7Vp-p、同期なし、75Ω 終端
Y 1.0Vp-p、同期あり、75Ω 終端
接続端子
カメラ端子丸型 20 ピン
付属品
オペレーションマニュアル(1)
別売品
ビューファインダー回転収納機構BKW-401
関連製品
HD カラーカメラ HDC1500 シリーズ
HD カムコーダー HDW-F900R/7501)/750P1)/7301)
1) HDW-750/750P/730 に取り付ける場合は、カムコーダー側の
ROM(AT)のバージョンが Ver.1.50 以上であることが必要で
す。
本機の仕様および外観は、改良のため予告なく変更するこ
とがありますが、ご了承ください。
有効走査線数 フォーマット 水平走査線周波数
(kHz)
垂直走査線周波数
(Hz)
1080 23.98PsF 26.97 47.95
24PsF 27 48
25PsF 28.13 50
29.97PsF 33.72 59.94
30PsF 33.75 60
50i 28.13 50
59.94i 33.72 59.94
60i 33.75 60
お使いになる前に、必ず動作確認を行ってください。故障
その他に伴う営業上の機会損失等は保証期間中および保証
期間経過後にかかわらず、補償はいたしかねますのでご了
承ください。
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