Sony VCL-0716BXA User manual

2001 Sony Corporation
取扱説明書 2ページ
Operating Instructions Page 17
Mode d’emploi Page 29
Bedienungsanleitung Seite 41
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱いかたを示
してあります。この取扱説明書をよくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。
お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
VCL-0716BXA
Zoom Lens
GB
FR
JP
3-206-755-04(1)
DE

2
安全のために
故障したら使用を中止する
すぐに、お買い上げ店またはソニーのサービ
ス窓口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
•煙が出たら
•異常な音、においがしたら
•内部に水、異物が入ったら
•製品を落としたりキャビネットを破損し
たときは
ソニー製品は正しく使用すれば事故が起きな
いように、安全には充分配慮して設計されて
います。しかし、電気製品は、まちがった使い
かたをすると、火災や感電などにより死亡や
大けがなど人身事故につながることがあり、危
険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りくだ
さい。
安全のための注意事項を守る
4ページの注意事項をよくお読みください。製
品全般の注意事項が記されています。5ペー
ジの「お使いになる前に」もあわせてお読みく
ださい。
定期点検を実施する
5年に1度は、内部の点検を、お買い上げ店ま
たはソニーのサービス窓口にご依頼ください
（有料）。
日本語
m
1本機が取り付けられているビデオカメラ
の電源を切る。
2本機をとりはずす。
3お買い上げ店またはソニーのサービス窓
口に連絡する。
警告表示の意味
取扱説明書および製品では、次のよ
うな表示をしています。表示の内容
をよく理解してから本文をお読みく
ださい。
この表示の注意事項を守
らないと、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害を与え
たりすることがあります。
行為を禁止
する記号
行為を指示
する記号

3
日
本
語
........................................................................... 4
お使いになる前に ............................................................. 5
概要 .................................................................................... 5
各部の名称と働き ............................................................. 6
フランジバックを調整する.............................................. 8
アイリスを調整する ..........................................................9
手動調整する ..................................................................9
自動調整する ................................................................10
RM-C950を使用する.....................................................10
フォーカスを調整する ...................................................11
手動調整する ................................................................11
RM-C950で調整する ....................................................11
ズームを操作する ...........................................................12
手動で操作する ............................................................12
RM-C950で操作する ....................................................12
接写 ..................................................................................13
レンズフードをはずす ....................................................14
主な仕様...........................................................................14
保証書とアフターサービス............................................15
目次
JP

4
分解や改造をしない
分解や改造をすると、火災やけがの原因となります。内
部の調整や設定、点検、修理は、お買い上げ店または
ソニーのサービス窓口にご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに本機が取り付け
られているカメラの電源を切り、電源コードや接続ケーブ
ルを抜いて、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口
にご相談ください。
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
レンズの取り付けは確実に
レンズはマウントレバーをしっかり締めて取り付けてくださ
い。取り付けかたがゆるいとレンズがはずれてけがの原
因となることがあります。
指定されたカメラに取り付ける
この取扱説明書に記されているカメラに取り付けてお使
いください。規定外のカメラでのご使用は、火災やけが
の原因となることがあります。
VCL-0716BXAの適応機種
DXC-9000
DXC-990
DXC-990MD

5
レンズ表面に関するご注意
レンズ表面にゴミ、ホコリがついたときは
カメラ用ブロアーで吹き飛ばすか、柔らかい刷毛で軽く払ってください。
レンズ表面に油がついたときは
洗いざらした綿布やレンズクリーニングペーパー（シルボン紙）などに、
市販のレンズクリーナーを少ししみこませて、レンズの中心から周辺へ
向けて、軽く、渦を巻くようにしながら、ぬぐいとってください。
使用環境に関するご注意
湿気の多い場所で使用したあとは
乾いた布で拭き、乾燥剤とともにビニール袋に入れ、十分湿気を取り
除いてください。
雨天で使用するときは
防水対策をご配慮ください。
風の強い日やホコリの多いところでは
レンズの取り付け／取り外しを手早く行い、レンズマウント内にホコリが
入らないようにご注意ください。
お使いになる前に −必ずお読みください。 概要
VCL-0716BXAは、ソニーのCCDカラービデオカメラ用の1/2型手動／
電動16倍ズームレンズです。
VCL-0716BXAをビデオカメラDXC-9000（別売り）、DXC-990（別売り）、
DXC-990MD（別売り）に取り付ける場合は、リモートコントロールユニッ
トRM-C950（別売り）を 使 用し操 作 することもできます。
レンズの取り付けかたは、ビデオカメラDXC-9000、DXC-990、DXC-
990MDの取扱説明書をご覧ください。

6
各部の名称と働き
23 456
7
8
9
0
1

7
各部の名称と働き
1I（アイリス）／Z（ズーム）／F（フォーカス）M／A（手動
／自動・電動）切り換えスイッチ
出荷時はA側に設定されており、アイリス（I）、ズーム（Z）、フォーカス
（F） の調整を別売りのリモートコントロールユニットRM-C950で行うよう
になっています。
RM-C950を使用しない場合は、アイリスの み 自 動 調 整されます。ズー
ム、フォーカスは M 側にして手動調整します。
I、Z、Fを手動で調整する場合は、カバーをはずし、先の尖った物でM
側にします。
2レンズフード
フォーカス操作部
3フォーカスリング
手動で焦点を合わせるときは、M ／ A 切り換えスイッチ 1のFをM側
にし、このリングを回して被写体に焦点を合わせます。
ズーム操作部
4ズームリング
手動でズーミングするときは、M ／ A 切り換えスイッチ1のZをM側に
し、このリングを回してズーミングします。
アイリス操作部
5アイリスリング
手動でアイリスを調整するときは、M ／ A 切り換えスイッチ 1のIをM
側にし、このリングを回して調整します。
マクロ操作部
6MACRO（マクロ）リングとつまみ
接写するときは、つまみをカメラ側に押しながら、MACROリングを矢印
の方向に回します。
レンズマウント部
7マウントピン
8レンズマウント
フランジバック調整部
9Ff（フランジバック）調整リング
フランジバックを調整するとき、回します。調整のしかたについては、8
ページをご覧ください。
0Ff調整リング固定ねじ
フランジバック調整リングを操作するとき、このねじを左に回してゆるめ
ます。フランジバック調 整リングを固定するとき、右いっぱいに回します。

8
フランジバックを調整する
OPERATION MODE
FOCUS ZOOM IRIS
M––A M––A M––A
FI
Z
1
4,6
5
3
7,9
2,10
使用する距離
または約3m
文字や細かい絵柄など、フォーカスが
合っているかどうかが確認しやすい被写体
ここではフランジバック（レンズマウントの取り付け面から、結像面まで
の距離）調整のしかたを説明します。
ズーム操作の際に望遠・広角の両方で焦点が合わない場合、次のよ
うにして調整します。
1使用する距離、または約3mの距離に被写体を設定します。
2M ／ A 切り換えスイッチの I、Z、FをM側にします。
3アイリスリングを左に回し、絞りを1.9（開放）にします。
アイリスが1.9で適正な映像レベルが得られるように周囲の明るさ
を調節してください。
フランジバック調整をするときのご注意
フランジバック調整は必ず絞り開放状態で行ってください。
4ズームリングを左に回し、白線に 117（望遠）を合わせます。
5フォーカスリングを回し、手順1で設定した被写体に焦点を合わせ
ます。
6ズームリングを右に回し、白線に 7.3（広角）を合わせます。

9
フランジバックを調整する
7Ff調整リング固定ねじを左に回してゆるめ、Ff調整リングを回し、
手順1で設定した被写体に焦点を合わせます。
このとき、フォーカスリングを動かさないでください。
8望遠と広角の両方で焦点が合うまで、手順4〜7を繰り返します。
9Ff調整リング固定ねじを右に回して締めます。
10 M ／ A 切り換えスイッチの I、Z、FをA側にします。
これでフランジバック調整は完了です。
カメラを取り換えない 限り、再 調 整 の必要はありません。
アイリスを調整する
手動調整する
1
2
OPERATION MODE
FOCUS ZOOM IRIS
M––A M––A M––A
I
特殊な効果をねらう場合や、明るい空をバックに人物などを撮影する
場合、コントラストの強い場面を撮影する場合などは、手動調整をおす
すめします。
1M ／ A 切り換えスイッチのIをM側にします。
2アイリスリングを回し、調整します。
開放するときは左側に、絞り込むときは右側に回します。

10
自動調整する
アイリスは出荷時、およびM／A切り換えスイッチのI がA 側にあるとき
は、被写体の明るさに応じて自動的に調整されます。
RM-C950を使用する
VCL-0716BXAを別売りのビデオカメラDXC-9000、DXC-990、DXC-
990MDに取り付ける場合は、別 売りのリモートコントロールユニットRM-
C950でアイリスを調整することができます。
調整方法について
VCL-0716BXAのM／A切り換えスイッチのIとRM-C950のAUTO/
MANUAL切り換えスイッチの設定により、調整方法が変わります。
アイリスを調整する
RM-C950で手動調整する
1M／ A切り換えスイッチの Iを A 側にし、RM-C950のAUTO／
MANUAL切り換えスイッチをMANUALにします。
2RM-C950のIRISつまみで調整します。
◆詳しくは、RM-C950の取扱説明書をご覧ください。
OPERATION MODE
FOCUS ZOOM IRIS
M––A M––A M––A
RM-C950
1
2
I
VCL-0716BXAの RM-C950の
M／A切り換え AUTO／MANUAL 調整方法
スイッチの位置 切り換えスイッチ
MAUTO VCL-0716BXAで手動
MANUAL 調整します。
A
AUTO 自動的に調整されます。
MANUAL RM-C950で手動調整し
ます。