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概要
BKPF-105Aの機能
ビデオ/ オーディオマルチプレクサーボードBKPF-105Aは、AES/
EBUフォーマットのデジタルオーディオ信号を、4:2:2コンポーネン
トまたは4fscNTSCコンポジットのシリアルデジタルビデオ信号に多
重化 (マルチプレックス) する基板です。
1台の基板で1系統のビデオ信号に2系統4チャンネルまでのオー
ディオ信号を多重化し、2つの端子に出力します。
シリアルデジタル信号が4:2:2コンポーネントのときは、2台の基板
をカスケード接 続 することにより、さらに2系統4チャンネルを加え、
計4系統8チャンネルのオーディオ信号を多重化できます。
さらに、ワードシンク出力端子も備え、オーディオA/Dコンバーター
ボードBKPF-201などとの同期結合も可能です。
シリアルデジタルビデオ信号の設定
入力するシリアルデジタル信号が4:2:2コンポーネントか 4fsc
NTSCコンポジットかを、基板内部のD1/D2(SDI信号選択)スイッ
チで設定します。
ご注意
信号方式の名称表示には基板スペースの制約からそれぞれ通称を
用い、4:2:2コンポーネント方 式は「D1」、4fscNTSCコンポジット方
式は「D2」で表示されています。
多重化オーディオグループの選択 (4:2:2コンポーネント時)
シリアルデジタルビデオ信号が4:2:2コンポーネントのときは、
AES/EBUIN端子に入力される2系統4チャンネルのデジタル
オーディオ信号をグループ1 (チャンネル1〜4)として多重化する
か、グループ 2 (チャンネル 5〜8) として多重化するかを、基板内
部のGP1/GP2(オーディオグループ選択)スイッチで選択します。
ご注意
すでにグループ1のデジタルオーディオ信号が多重化された4:2:
2コンポーネントSDI信号にかぎり、グループ2のデジタルオーディ
オ信号を多重化することができます。
従ってカスケード接続する場合は、前段の基板をグループ1に、後
段の基板をグループ2に設定して使用します。
多重化オーディオチャンネルの選択
オーディオ信号は、基板内の設定によりチャンネル1/2(グループ
2ではチャンネル5/6)、チャンネル3/4(グループ2ではチャンネル
7/8) ごとに多重化をやめることができます。
注意
ビデオ / オーディオマルチプレクサーボードBKPF-105A、BKPF-
205/205R、ビデオ/オーディオデマルチプレクサーボードBKPF-
106A、BKPF-206/206Rは、デジタルビデオインターフェースユニッ
トPFV-D20、PFV-D50、PFV-D100A、PFV-D200A、PFV-D300に組
み込んで使用します。動作に必要な電源は、インターフェースユ
ニットを介して供給されます。
すべての製品が、EDH(ErrorDetectionandHandling)機能お
よびISR機能(InteractiveStatusReporting)に対応しています。
構造および電源電圧は、デジタルビデオインターフェースユニット
PFV-D20/D50/D100A/D200A/D300用に企画された他の基板と
すべて共通です。これらの基板は、各インターフェースユニットに 任
意の組み合わせで装着して同時運用することができ、柔軟なシス
テム構成が可能になります。
基板上のスイッチの設定については、サービストレーニングを受け
た技術者にご依頼ください。
各製品は以下のものから構成されます。
基板(1)
コネクターパネル(1)
オペレーションマニュアル(1)
インストレーションマニュアル(1)