HOWA MACHINERY C1FB User manual

回転油圧シリンダ
ROTATING HYDRAULIC CYLINDER
C
CC
C1
11
1FB
FBFB
FB
取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
豊和工業株式会社
HOWA MACHINERY, LTD.
重要
重要重要
重要
本取扱説明書をよく読み,内容を十分理解した
上でこの製品を使用してください。
この取扱説明書は大切に保管し,製品の所有者
が変わった場合,この説明書も新しい所有者に
手渡してください。
IMPORTANT
Be sure to read this i structio ma ual
thoroughly before operati g the rotati g
cyli der.
Please save this ma ual. Whe
ow ership of this product is tra sferred,
submit this ma ual to the ew ow er.

目 次
はじめに ······················································ 1
安全についてのインフォメーション ······························ 1
安全のために ·················································· 2
1.構造と作動
1.1 形番表示 ··············································· 4
1.2 構造と作動 ··············································· 4
2.仕様 ······················································ 5
3.取付け方法
3.1 シリンダアダプタ ······································· 6
3.2 コネクチングパイプ ····································· 7
3.3 取付け・回り止め ······································· 8
3.4 配管 ··················································· 9
3.5 ドレンポート ··········································· 9
3.6 油圧ユニット・作動油・油圧回路 ······················· 10
3.7 ストローク規制 ······································· 11
3.8 試運転 ··············································· 12
4.保守・点検
4.1 作動油の点検 ········································· 13
4.2 分解・パーツリスト ··································· 14
限定保証 ···················································· 15

-1-
1. この取扱説明書は,C1FB 形回転油圧シリンダの標準形について説明しています。
2. この回転シリンダをご使用いただく前に,必ずこの取扱説明書を熟読し,取付け・運転・点検・保守について十
分に理解した上でご使用くださるようお願いします。
3. この取扱説明書の記載事項を守らない場合,作業者や周りの人を巻き込んだ重大な事故や機械の破損に結びつく
事があります。
4. この取扱説明書は常に手元に置き,紛失しないように大切に保管してください。
5. この取扱説明書と,この取扱説明書が対象とする製品についての問い合わせは下記へお願いします。
またこの取扱説明書を紛失したときも下記へ直接請求してください。
豊和工業株式会社
豊和工業株式会社豊和工業株式会社
豊和工業株式会社
機械事業部
機械事業部機械事業部
機械事業部
CE
CECE
CE 営業
営業営業
営業グループ
グループグループ
グループ
機器
機器機器
機器チーム
チームチーム
チーム
〒452-8601 愛知県清須市須ケ口 1900 番地 1
TEL (052)408-1254
FAX (052)409-3766
6. この取扱説明書は SI 単位で書かれています。 従来単位による数値は以下の式で求めることができます。
圧 力 1MPa=10.197kgf/cm
2
トルク 1N·m=0.10197kgf·m
この製品を安全にご使用していただくために必要な警告事項を,安全警告シンボルと共に記載してあります。 警告
事項を良く読み,十分に理解してください。
この取扱説明書の警告メッセージをより良く理解していただくために,警告シンボルを次のように使い分けてあり
ます。
当社は,あらゆる環境下における運転・操作・点検・保守のすべての危険を予測することはできません。 そのため,
この取扱説明書に明記されている警告は,安全のすべてを網羅したものではありません。
また,「できないこと」や「してはいけないこと」は極めて多くあり,この取扱説明書にすべて書く事はできません。
この取扱説明書に「できる」と書いてない限り,「できない」と考えてください。 もし,この取扱説明書に書かれ
ていない運転・操作・点検・保守を行う場合,安全に対する必要な配慮は,すべて自分の責任でお考え願います。
はじめに
安全についてのインフォメーション
この表示は,取扱いを誤った場合に,重傷もしくは死に至る危険が切迫して生じることが想
定される事項を示します。
これらの警告メッセージには,危険を回避するのに講じなければならない予防措置が含まれ
ます。
この表示は,取扱いを誤った場合に,重傷もしくは死に至る可能性が想定される事項を示し
ます。
これらの警告メッセージには,危険を回避するのに講じなければならない予防措置が含まれ
ます。
この表示は,取扱いを誤った場合に,軽微なケガの発生または機械の損傷が想定される状態
を示します。
危険
危険危険
危険
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意

-2-
ご使用の前に特に知っておいていただきたいこと,守っていただきたいことをまとめています。 必ずお読みくださ
い。
安全のために
スピンドル
スピンドルスピンドル
スピンドル回転中
回転中回転中
回転中は
はは
は,
,,
,油圧
油圧油圧
油圧ポンプの
ポンプのポンプの
ポンプの電源
電源電源
電源を
をを
を切
切切
切ってはならない
ってはならないってはならない
ってはならない。
。。
。
把握したワークが飛散し危険です。
スピンドル
スピンドルスピンドル
スピンドル回転中
回転中回転中
回転中は
はは
は,
,,
,切換弁
切換弁切換弁
切換弁の
のの
の操作
操作操作
操作を
をを
を行
行行
行ってはならない
ってはならないってはならない
ってはならない。
。。
。
把握したワークが飛散し危険です。
スピンドル
スピンドルスピンドル
スピンドル回転中
回転中回転中
回転中は
はは
は,
,,
,スピンドルカバーの
スピンドルカバーのスピンドルカバーの
スピンドルカバーの中
中中
中に
にに
に体
体体
体の
のの
の一部
一部一部
一部を
をを
を入
入入
入れて
れてれて
れて
はならない
はならないはならない
はならない。
。。
。
回転物に巻き込まれ危険です。
電磁弁
電磁弁電磁弁
電磁弁は
はは
は,
,,
,無通電時把握
無通電時把握無通電時把握
無通電時把握する
するする
する回路
回路回路
回路とすること
とすることとすること
とすること。
。。
。
把握したワークが飛散し危険です。
把握中
把握中把握中
把握中は
はは
は,
,,
,油圧力
油圧力油圧力
油圧力を
をを
を一定
一定一定
一定に
にに
に保
保保
保つこと
つことつこと
つこと。
。。
。
把握したワークが飛散し危険です。
回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの取付
取付取付
取付け・
け・け・
け・点検
点検点検
点検・
・・
・保守
保守保守
保守の
のの
の時
時時
時には
にはには
には,
,,
,電源
電源電源
電源を
をを
を切
切切
切ること
ることること
ること。
。。
。
回転物に巻き込まれ危険です。
回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの外周
外周外周
外周にはカバーを
にはカバーをにはカバーを
にはカバーを付
付付
付けること
けることけること
けること。
。。
。
回転物に巻き込まれ危険です。
スピンドル
スピンドルスピンドル
スピンドル回転中
回転中回転中
回転中は
はは
は,
,,
,スピンドルカバーを
スピンドルカバーをスピンドルカバーを
スピンドルカバーを開
開開
開いてはならない
いてはならないいてはならない
いてはならない。
。。
。
回転シリンダが焼付いた時,部品が飛散し危険です。
使用回転数
使用回転数使用回転数
使用回転数は
はは
は,
,,
,回転
回転回転
回転シリンダおよびチャックの
シリンダおよびチャックのシリンダおよびチャックの
シリンダおよびチャックの最高使用回転数
最高使用回転数最高使用回転数
最高使用回転数の
のの
の
範囲内
範囲内範囲内
範囲内で
でで
で使用
使用使用
使用すること
することすること
すること。
。。
。
破損,焼付きの原因となります。
落
落落
落したり
したりしたり
したり叩
叩叩
叩いたりして
いたりしていたりして
いたりして衝撃
衝撃衝撃
衝撃を
をを
を与
与与
与えないこと
えないことえないこと
えないこと。
。。
。
破損,焼付きの原因となります。
危険
危険危険
危険
警告
警告警告
警告

-3-
取付
取付取付
取付けボルトの
けボルトのけボルトの
けボルトの締付
締付締付
締付けは
けはけは
けは確実
確実確実
確実に
にに
に行
行行
行うこと
うことうこと
うこと。
。。
。
指定の締付けトルクを守らないと,ボルトの緩み,ボルトの破損により
部品,ワークの飛散が発生するおそれがあります。
ボルトのサイズと締付けトルクを下表に示します。
ボルトサイズ
M8 M10 M12
締付けトルク
(N·m)
29.4 57.9 101
使用油圧力
使用油圧力使用油圧力
使用油圧力はチャックの
はチャックのはチャックの
はチャックの仕様
仕様仕様
仕様に
にに
に合
合合
合わせること
わせることわせること
わせること。
。。
。
ただし
ただしただし
ただし回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの最高使用油圧力
最高使用油圧力最高使用油圧力
最高使用油圧力を
をを
を超
超超
超えてはならない
えてはならないえてはならない
えてはならない。
。。
。
過大な圧力を加えると回転シリンダ,またはチャックが破損するおそれ
があります。
コネクチ
コネクチコネクチ
コネクチングパイプは
ングパイプはングパイプは
ングパイプは,
,,
,ねじ
ねじねじ
ねじ部
部部
部に
にに
に接着剤
接着剤接着剤
接着剤を
をを
を塗布
塗布塗布
塗布し
しし
し,
,,
,適正
適正適正
適正なトルク
なトルクなトルク
なトルク
で
でで
で締付
締付締付
締付けること
けることけること
けること。
。。
。
ねじが緩むとチャックのジョーストロークが短くなり,ワーク飛散の原
因となります。
接着剤:スリーボンド 1344 相当品を使用してください。
コネクチングパイプの締付けトルクを下表に示します。
ボルトサイズ M30×1.5 M40×1.5
締付けトルク
(N·m)
120 210
油圧供給
油圧供給油圧供給
油圧供給ライン
ラインライン
ライン(
((
(P1
P1P1
P1,
,,
,P2
P2P2
P2 ポート
ポートポート
ポート)
))
)にはストレーナを
にはストレーナをにはストレーナを
にはストレーナを組込
組込組込
組込むこと
むことむこと
むこと。
。。
。
回転シリンダ内に異物が混入すると,焼付きの原因となります。
20μm以下のストレーナを圧力供給ラインに組込んでください。
消耗品
消耗品消耗品
消耗品を
をを
を含
含含
含むすべての
むすべてのむすべての
むすべての部品
部品部品
部品は
はは
は豊和工業
豊和工業豊和工業
豊和工業へ
へへ
へ注文
注文注文
注文してくださ
してくださしてくださ
してください
いい
い。
。。
。
豊和工業が扱う以外の部品を用いて発生する事故については,その責を
負いかねます。 また豊和工業の純正部品を用いない限り,すべての保
証は無効になります。
回転
回転回転
回転シリンダの
シリンダのシリンダの
シリンダの取付
取付取付
取付け
けけ
け,
,,
,取外
取外取外
取外しの
しのしの
しの時
時時
時,
,,
,吊
吊吊
吊りベルトを
りベルトをりベルトを
りベルトを使用
使用使用
使用すること
することすること
すること。
。。
。
手を滑らして回転シリンダを落したり,腰をいためたりするおそれがあ
ります。
作動油
作動油作動油
作動油を
をを
を給油
給油給油
給油するときは
するときはするときは
するときは,
,,
,電源
電源電源
電源を
をを
を切
切切
切り
りり
り火気厳禁
火気厳禁火気厳禁
火気厳禁のこと
のことのこと
のこと。
。。
。
引火するおそれがあります。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意

-4-
1
11
1.
..
.構造
構造構造
構造と
とと
と作動
作動作動
作動
1.1
1.1 1.1
1.1 形番表示
形番表示形番表示
形番表示
C1FB 形回転油圧シリンダは次のように分類されます。
1.
1.1.
1.2
22
2
構造
構造構造
構造と
とと
と作動
作動作動
作動
C1FB 形回転油圧シリンダは,大きく分けてシリンダ,ピストン,ディストリビュータより構成されており,ディ
ストリビュータから供給された圧油によってシリンダ内をピストンが軸方向に移動します。 そしてピストンの右端
に設けたねじ部にコネクチングパイプを接続することにより,この軸方向の動きをチャックに伝え,爪の開閉とワ
ークの把握を行います。
ディストリビュータ部は,シリンダとともに回転するディストリビュータシャフトと,回転しないディストリビュ
ータから成っており,その隙間から漏れた油はベアリングの冷却と潤滑に使われた後,ドレンポートから回収され
ます。 このようにドレンポートから流出する油の量をドレン量,圧力の加わっているポートから圧力の加わってい
ないポートへ短絡する油の量を内部リーク量と呼んでおり,仕様表に書かれたこれらの合計は油圧ポンプの吐出量
を決める上で必要になってきます。
C1FB 形回転油圧シリンダは逆止弁を内蔵していますから,スピンドル回転中に油圧系統に事故が起きても,内部
圧力の急激な低下が阻止されます。 逆止弁はディストリビュータシャフトの中に組み込まれていますから,ドレン
ポートからの漏れにかかわりなく内部圧力を保持することができます。
リリーフバルブは,封入された油の体積が熱膨張によって増加し,内部圧力の上昇による回転シリンダの破損と,
過大な推力の発生を防止するために組込まれています。
C
CC
C1
11
1FB
FBFB
FB
90
9090
90・
・・
・100
100100
100・
・・
・120
120120
120・
・・
・140
140140
140
サイズ
ディストリビュータ
ディストリビュータシャフト
シリンダ
ピストン
リリーフバルブ
逆止弁

-5-
2
22
2.
..
.仕様
仕様仕様
仕様
・
・・
・仕様
仕様仕様
仕様
C1FB 形式番号
仕様 90 100 120 140
押側 52.3 67.2 101.8 142.6
ピストン面積 (cm
2
)
引側 51.1 66.0 100.5 134.3
ピストンストローク (mm)
20 20 25 30
最高使用回転数 (r/min)
5000 5000 5000 5000
最高使用圧力 (MPa)
3.5 3.5 3.5 3.5
慣性モーメント
(注 1)
(kg·m
2
)
0.017 0.016 0.024 0.044
質量 (kg)
12 12 14 17
総ドレン量
(注 2)
(L/min)
2.4 2.4 2.4 2.4
注 1. この値の4倍が GD
2
に相当します。
注 2. ISO VG32,油圧力:3.0MPa,出口油温:50℃
・
・・
・寸法
寸法寸法
寸法
C1FB
形式番号
記号 90 100 120 140
A 内径 90 100 120 140
B 144 144 157 182
C 145 145 160 184
D 128 128 140 160
E h7 110 110 110 110
F 40 40 40 50
Max. 47 47 52 57
G1 Min. 27 27 27 27
Max. 28 28 33 38
G2 Min. 8 8 8 8
J 85 85 91 99
K 177 177 183 191
M1 M30×1.5 M30×1.5 M30×1.5 M40×1.5
M2 30 30 30 35
M3 H8 25 25 25 35
M4 36 36 36 46
M5 18 18 18 18
N1 M8 M8 M10 M12
N2 14 14 15 19
P 126 126 132 140
8-M5 深サ 10
6-M4 深サ 10
6-M5 深サ 9
7
3-Rc3/8
6-N1
14
3
G2
26
39
2-M5 深サ 10
6 6
92
K
J
P
5
G1
11
M2
P1 P2
M5
M1
N2
20
10
3
64
φ
142
φ
62H7
φ
38
φ
24H7
F
D
M3
B
E
M4
φ
114
C
P2
DR
P1
A:内径
45°
45°
φ31
φ52
DR
P2
P1
φ
20

-6-
3
33
3.
..
.取付
取付取付
取付け
けけ
け方法
方法方法
方法
回転シリンダを取付けるスピンドル後端の形状は,規格統一がされておらず千差万別であるのが実情ですから,最
も代表的な形状を一例として取上げます。
3.1
3.13.1
3.1
シリン
シリンシリン
シリンダアダプタ
ダアダプタダアダプタ
ダアダプタ
回転シリンダの取付け位置は旋盤本体との干渉,配管の方向や位置,通風などを考慮して決めなければなりません。
回転シリンダには,スピンドルの起動,停止,振動による慣性力およびシリンダ出力が加わりますから,これに耐
え得るよう十分な剛性を持ったシリンダアダプタを設計する必要があります。
回転シリンダ取付け時の振れを修正できるように,回転シリンダ取付け用インロ部の寸法公差は F7 で製作してく
ださい。
また,回転シリンダの不つり合いは高度に調整してありますから,これを損なわないようシリンダアダプタのバラ
ンスには十分の注意を払ってください。
シリンダアダプタは,面振れおよびインロの振れが 0.005mm 以下となるようにスピンドル
に取付けてください。 振れが大きいと振動の原因になります。
また,ねじ部の緩みを防止するため,セットスクリュを設けてください。
注意
注意注意
注意
シリンダアダプタ
セットスクリュ
スピンドル
0.005
A
0.005
A
A
公差 F7

-7-
3.2
3.23.2
3.2
コネクチング
コネクチングコネクチング
コネクチングパイプ
パイプパイプ
パイプ
回転シリンダの出力はコネクチングパイプを介してチャックに伝えられ,爪の開閉とワークの把握を行います。
コネクチングパイプをピストンにあらかじめねじ込んでから,回転シリンダを取付け,その後チャックを取付けま
す。
コネクチングパイプは最大推力(ピストン面積×最高使用油圧力)に十分耐えられる強度が必要です。
コネクチングパイプには回転シリンダとの結合部付近にレンチフラットを設けておき,これを利用してピストンロ
ッドに締付けます。
コネクチングパイプのピストンロッドに対する締付け面の振れはコネクチングパイプの過度の傾斜を防ぐために
0.020mmT.I.R.以内としてください。
また,コネクチングパイプの自重による傾斜や振動を防止するためには,スピンドルのチャック取付け部近くに図
示のようなカラーを取付けると有効です。
コネクチングパイプは,ピストンとコネクチングパイプのねじ部を十分脱脂した後,コネクチ
ングパイプのねじ部に接着剤を塗り,適正なトルクで締付けます。
接着剤:スリーボンド 1344 相当品を使用してください。
コネクチングパイプの締付けトルクを下表に示します。
ボルトサイズ M30×1.5 M40×1.5
締付けトルク
(N·m)
120 210
回転シリンダの回り止めは,ピストンロッドに設けたレンチフラットにスパナを掛けて行って
ください。 シリンダ自体を固定してコネクチングパイプを締付けると,締付け力のために内
部の部品を破損することがあります。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
0.020
A
A
インロ部
スピンドル
コネクチングパイプ
カラー
基準面
コネクチングパイプ
ピストンロッド
Oリング
0.1mm
11
1.5
J1
M1
30°
M3
Ra1.6
Ra1.6
C1FB 形式番号
記号 90 100
120 140
J1 39 44
M1 M30×1.5 M40
×1.5
M3 f7 25 35

-8-
3.
3.3.
3.3
3 3
3 取付
取付取付
取付け・
け・け・
け・回
回回
回り
りり
り止
止止
止め
めめ
め
回転シリンダを取付ける上で大切なことは,回転シリンダに無理な力が加わらないようにすることです。
回転シリンダ取付け時の振れは,シリンダ外周で 0.015mm T.I.R. 以下としてください。
取付けボルト穴の傍らには凹印があります。 それ以外は本品を構成しているボルトですので注意してください。
回転シリンダを回転させると,作動油の粘性のためディストリビュータに多少のトルクが生じ
ます。
このトルクによって生じる力を受けるために,配管材に鋼管を用いたり,ディストリビュータ
を旋盤の一部へ固定したりすると,回転シリンダ全体に無理な力が加わり,故障や振動の原因
になります。 ですから,配管材にはフレキシブルホースを使用し,ディストリビュータの回
り止めには図示のような余裕のあるフォークを用いてください。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
回転シリンダの取付けボルトは確実に締付けてください。
ボルトのサイズと締付けトルクを下表に示します。
ボルトサイズ
M8 M10 M12
締付けトルク
(N·m)
29.4 57.9 101
フォーク
凹印
0.015 以下
1~2mm
1~2mm

-9-
3.
3.3.
3.4
4 4
4 配管
配管配管
配管
回転シリンダのディストリビュータ部には油圧供給ポートが 2 ヶ所と,ドレンポートが 1 ヶ所あります。
それぞれのポートの区別はポートの近くに刻印を施して表示してあります。 表示された文字とポートの種類との関
係は以下のとおりです。
P1 油圧供給ポート(ピストンは引側方向へ移動)
P2 油圧供給ポート(ピストンは押側方向へ移動)
DR ドレンポート
3.
3.3.
3.5
5 5
5 ドレンポート
ドレンポートドレンポート
ドレンポート
回転シリンダは回転部にオイルシールを用いていますから,ドレンポートに多少の背圧が加わっても問題ありませ
ん。
油圧回路は,配管内のゴミを完全に取除いてから組付けてください。 配管内にゴミが入ると,
回転シリンダ焼付きの原因となります。 また,回転シリンダの性能を保持するために,必ず
20μm以下のストレーナを圧力供給ラインに組込んでください。
警告
警告警告
警告
ドレンポートに過度の背圧を加えると外部漏れの原因になります。 背圧は 0.015MPa 以下と
してください。
回転シリンダの中心に対するドレンホースの高さは 1.7m 以下としてください。
ドレンホースが折れ曲がっている。
注意
注意注意
注意
1.7m
以上

-10-
3.
3.3.
3.6
66
6
油圧
油圧油圧
油圧ユニット・
ユニット・ユニット・
ユニット・作動油
作動油作動油
作動油・
・・
・油圧回路
油圧回路油圧回路
油圧回路
回転シリンダ専用に油圧ユニットを設置するときには,使用する回転シリンダの大きさ,許容油圧力,および必要
なチャックの把握力などを考慮して仕様を決定してください。 不必要に大きなモータや吐出量の多すぎるポンプを
使用すると,油温が上昇し弊害が発生するおそれがあります。
通常,回転シリンダ用油圧ユニットは,吐出量 25L/min,圧力 3.5MPa,タンク容量 40~60L 程度のものが使
用されます。
取付機械自体に油圧源がある場合,油圧回路を分岐して使用しても差し支えありませんが,回転シリンダの回路に
は必ず専用の減圧弁および圧力計を設けてください。
作動油は,40℃で 32mm
2
/sec(ISO VG32 相当)の粘度で,対摩耗性および消泡性のあるものを推奨します。
不適切な作動油を用いると,製品の寿命を著しく縮めることがあります。
回転シリンダには,スピンドル回転中に油圧系統に事故が起きても,内部圧力の急激な低下を阻止する逆止弁が内
蔵されています。 逆止弁を正しく機能させるために,下図の油圧回路設計をしてください。
油圧源の圧力設定に調圧応答性の悪い減圧弁を用いると,過大なサージ圧が発生し,シリンダ
の作動不良・破損につながりますので,サージ圧を低くおさえるようにしてください。
最低吐出量がドレン量と内部リーク量の合計を下回ると,回転シリンダの内部圧力が保てなく
なりますから,回路設計には十分注意してください。
推奨油種
ダフニースーパーマルチオイル 32
ダイヤモンドルブ RO32
モービル DTE(ライト)
シェルテラスオイル 32
エッソテレッソ 32
作動油を給油するときは,引火を防止するため,電源を切り火気厳禁で実施してください。
注意
注意注意
注意
注意
注意注意
注意
注意
注意注意
注意

-11-
回転シリンダを高速回転で連続使用すると,作動油の油温が上昇します。 高温になるとシール材および作動油の劣
化が急速に進行します。 クーラを使用して,油温が 60℃を超えないようにしてください。
3.
3.3.
3.7
7 7
7 ストローク
ストロークストローク
ストローク規制
規制規制
規制
チャックのプランジャストロークが回転シリンダのストロークよりも短い場合,チャックのプランジャストローク
に合わせて回転シリンダのストロークを規制する場合があります。
実施に当たっては当社にお問合せください。
ピストン動作方向の切換えを 4 ポート 2 位置の電磁弁で行う場合,無通電時にワークを把握す
るように油圧回路を設計してください。 さもないと停電時に逆止弁が正しく機能しないため,
把握したワークが飛散し危険です。
危険
危険危険
危険
注意
注意注意
注意
回転シリンダ後部のタップを使用して,ストロークを規制しないでください。
これらは回転継手やブラケットやカバーを取付けるために設けてあり,シリンダ推力に耐える
構造になっていません。
これらのタップは,シリンダ推力に
耐える構造になっていません。

-12-
3.
3.3.
3.8
8 8
8 試運転
試運転試運転
試運転
① 作動油を油圧ユニットの注油口から油面計の上限まで入れます。
② まず油圧力を 0.5MPa 以下に設定し,作動に異常がないか確認します。 その後,徐々に最高使用圧力まで上昇
させ,各部の油漏れや異常がないか調べます。
③ スピンドルを 200~300r/min で回転させ,各部の振動や異音に注意しながら徐々に回転数を上昇させます。
④ 逆止弁を内蔵しているため,シリンダの封入圧力が上昇して作動しなくなることがあります。 その際は,下記
の操作により対処してください。
(1) まずスピンドルの回転を止めます。
(2) 設定油圧力を,現在の設定油圧力より 0.5MPa 上げて,シリンダの作動を確認します。 シリンダが作動で
きましたら元の設定油圧力に戻します。
(3) 作動しなかった場合は,設定油圧力をさらに上げてシリンダの作動を確認します。 設定油圧力は 0.5MPa
ずつ上げてゆき,上限は 4.5MPa とします。 シリンダが作動できましたら元の設定油圧力に戻します。
(4) これまでの操作を行っても作動しない場合は,設定油圧力を元に戻して電源を切り,回転シリンダを室温ま
で冷却した後,(2),(3)の操作を行います。
(5) それでも作動しない場合は,逆止弁による封入圧力上昇以外の原因が考えられます。 チャックのドロース
クリュを緩めて連結を外し,シリンダの作動を確認してください。
スピンドル回転中は,回転部に不注意に体を近付けたり,回転部に触れたりしないように十分
注意してください。
油圧力を最初に設定した値より降下させるとシリンダは作動しなくなることがあります。
これは内蔵している逆止弁によってシリンダ内部に封入された油圧力が降下後の圧力では開
放できないことが原因であり,異常ではありません。
降下後の油圧力が,シリンダ内部に封入された油圧力の 5 分の 1 以下の時に,この現象がおこ
ります。
油圧力を最初に設定した値より降下させる必要がある場合には,中間の油圧力で一旦シリンダ
を作動させてから目的の油圧力まで降下させてください。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意

-13-
4
44
4.
..
.保守
保守保守
保守・
・・
・点検
点検点検
点検
4
44
4.
..
.1
11
1
作動油
作動油作動油
作動油の
のの
の点検
点検点検
点検
ベアリングの冷却と潤滑はドレンを利用して行われますから,清浄な作動油を使用する限り特別の潤滑油は必要あ
りません。 ですから,作動油を常に点検して清浄に保つことが,この回転シリンダの保守にとって最も大切です。
作動油の点検は次の点に注意して行ってください。
●水分の除去
空気の温度や湿度が高い場合には,水分が油圧ユニットのタンクの底にたまることがありますから,1週間に1
回程度の割合で排出してください。
●ストレーナの洗浄
1ヵ月に1回程度油圧ユニットのストレーナを外し,洗浄油で洗ってから,内側から圧縮空気を吹き込んで異物
を取除いてください。
●作動油の交換
1年に1回程度作動油を交換してください。 交換の際は油温を上げてから行うのが効果的で,古い油はできる
だけ残らないように取出します。 汚れが特にひどい場合は,洗浄油でタンク内部を洗浄すれば効果的です。
4
44
4.
..
.2
2 2
2 分解
分解分解
分解・パーツリスト
・パーツリスト・パーツリスト
・パーツリスト
回転シリンダは,正しく取付けて清浄な作動油を使用していれば,きわめて長い寿命を保つことができます。 しか
しもし何らかの原因で故障が生じた場合には,分解して必要に応じて部品を交換しなければなりません。
☆分解手順
① 取付けボルトを外してシリンダ(A)をディストリビュータシャフト(B)から外します。
② ピストン(C)を抜き出します。
③ 取付けボルトを外してストッパ(D)を外します。
④ ディストリビュータ(E)にギャー抜きなどの工具を掛けて,ベアリング(F),オイルシール(G)とともに抜
出します。
⑤ 残りのベアリング(14)とオイルシール(13)を抜出します。
⑥ カラー(H)を抜出します。
⑦ プラグ(I)を外します。プラグは接着剤で緩み止めが施されていますので注意してください。
⑧ 六角穴付きプラグ(J)を外します。
⑨ 逆止弁(15)とスペーサ(K)を抜出します。逆止弁は本体部分とプランジャ部分が分離しますので注意して
ください。
⑩ 軸止め輪を外してリリーフバルブ(16)を外します。
回転シリンダのシールや構成部品をピストン作動回数 25 万往復毎に細部まで分解点検し,シ
ールの摩耗や部品の損傷がある場合は交換してください。
注意
注意注意
注意

-14-
☆パーツリスト
C1FB
番号
品 名 90 100 120 140 数 量
1
O リング P80
(JIS)
P90
(JIS)
P110
(JIS)
P130
(JIS)
1
2
O リング G95
(JIS)
G95
(JIS)
G115
(JIS)
G135
(JIS)
(*1)
1 or 2
3
ロッドパッキン PS-40
(阪上製作所)
PS-50
(阪上製作所)
1
4
ロッドパッキン PS-38
(阪上製作所)
1
5
ダストシール SER-40
(阪上製作所)
SER-50
(阪上製作所)
1
6
O リング G25
(JIS)
G35
(JIS)
1
7
O リング P8
(JIS)
1
8
O リング P16
(JIS)
2
9
O リング AS568-016 4
10
O リング P9
(JIS)
2
11
O リング S60
(NOK)
1
12
O リング G60
(JIS)
1
13
オイルシール AC3527A1
(NOK)
2
14
ボールベアリング
6812
(JIS)
2
15
チェックバルブ 豊和工業専用部品 2
16
リリーフバルブ 豊和工業専用部品 2
(*1) C1FB90 は 2 個,それ以外は 1 個

-15-
限
限限
限
定
定定
定
保
保保
保
証
証証
証
売り主は製品が,頒布されている仕様条件に従って製造されたもので,材料上および/または仕上げ上欠陥
がないことを保証いたします。
売り主は,工場へ元のまま返品された運送費前払いのもので,売り主が点検して材料および/または仕上げ
に欠陥があると判断した製品は,売り主の自由意志で,修理もしくは交換をいたします。 前記のものにつ
いては,それが売り主の保証違反に対する唯一の救済となるものとします。
売
売売
売り
りり
り主
主主
主は
はは
は,
,,
,これに
これにこれに
これに限定
限定限定
限定されるわけではありませんが
されるわけではありませんがされるわけではありませんが
されるわけではありませんが,
,,
,市場性
市場性市場性
市場性や
やや
や市販性
市販性市販性
市販性に
にに
に関
関関
関する
するする
する保証
保証保証
保証,
,,
,特定
特定特定
特定の
のの
の目的
目的目的
目的または
またはまたは
または用途
用途用途
用途
に
にに
に関
関関
関する
するする
する保証
保証保証
保証,
,,
,もしくは
もしくはもしくは
もしくは特許侵害
特許侵害特許侵害
特許侵害に
にに
に対
対対
対する
するする
する保証
保証保証
保証など
などなど
など本保証条件以外
本保証条件以外本保証条件以外
本保証条件以外のものは
のものはのものは
のものは,
,,
,明示
明示明示
明示の
のの
の保証
保証保証
保証であろうと
であろうとであろうと
であろうと黙示
黙示黙示
黙示の
のの
の
保証
保証保証
保証であろうと
であろうとであろうと
であろうと,
,,
,なんらの
なんらのなんらの
なんらの保証
保証保証
保証もいたしません
もいたしませんもいたしません
もいたしません。
。。
。売
売売
売り
りり
り主
主主
主は
はは
は,
,,
,いかなる
いかなるいかなる
いかなる直接的損害
直接的損害直接的損害
直接的損害,
,,
,付帯的
付帯的付帯的
付帯的もしくは
もしくはもしくは
もしくは間接的
間接的間接的
間接的な
なな
な
損害金
損害金損害金
損害金,
,,
,あるいは
あるいはあるいは
あるいは欠陥製品
欠陥製品欠陥製品
欠陥製品もしくは
もしくはもしくは
もしくは製品
製品製品
製品の
のの
の使用
使用使用
使用に
にに
に起因
起因起因
起因する
するする
する損害金
損害金損害金
損害金または
またはまたは
または費用
費用費用
費用については
についてはについては
については,
,,
,なんら
なんらなんら
なんら責任
責任責任
責任はない
はないはない
はない
ものといたします
ものといたしますものといたします
ものといたします。
。。
。

Table of Co te ts
Precautio s ······························································ 1
For Safe Operatio ···················································· 1
Safety Precautio s ····················································· 2
1. Co structio a d Operatio
1.1 Model Codi g ··················································· 4
1.2 Co structio a d Operatio ································· 4
2. Specificatio s ························································ 5
3. I stallatio
3.1 Cyli der Adaptor ··············································· 6
3.2 Co ecti g Pipe ··············································· 7
3.3 Mou ti g a d A ti-rolli g Guide ··························· 8
3.4 Pipi g ····························································· 9
3.5 Drai Port ························································ 9
3.6 Hydraulic U it, Hydraulic Oil, Hydraulic Circuit ······· 10
3.7 Stroke Co trol ················································· 11
3.8 Trial Operatio ················································· 12
4. Mai te a ce a d I spectio
4.1 Check of Hydraulic Oil ······································· 13
4.2 Overhaul a d Parts List ····································· 14
LIMITED WARRANTY ··············································· 15

- 1 -
1. This i structio ma ual describes model C1FB Rotati g Hydraulic Cyli der Sta dard Model.
2. Please read this ma ual carefully a d fully u dersta d the procedures for i stallatio ,
operatio , i spectio , a d mai te a ce before operati g the rotati g cyli der.
3. Ig ori g a y i structio s i this ma ual may result i a serious accide t or machi e damage,
leadi g to i jury to the operator or perso el ear the machi e.
4. Please save this ma ual a d keep it ha dy at all times.
5. Please co tact us (pho e a d fax umbers are show below) for i formatio regardi g this
ma ual a d the objective product. A other copy of this ma ual is also available from the
followi g address:
HOWA MACHINERY, LTD.
MACHINE TOOL ACCESSORIES TEAM
SALES GROUP
CREATIVE ENGINEERING DIVISION
MACHINERY DEPT
1900-1, SUKAGUCHI, KIYOSU, AICHI, 452-8601 JAPAN
Pho e : I ter atio al access code-81-52-408-1254
Facsimile : I ter atio al access code-81-52-409-3766
6. The values of this ma ual are described i SI u it system. Values of former u it system
ca be obtai ed by followi g calculatio s.
Pressure 1MPa=10.197kgf/cm
2
Torque 1N·m=0.10197kgf·m
This ma ual co tai s war i g messages for safe operatio that are i dicated by Safety Alert
Symbols. Carefully read a d fully u dersta d these messages.
The da ger levels of the Safety Alert Symbols are defi ed below.
It is impossible to predict all hazardous situatio s that may occur duri g operatio , i spectio ,
a d mai te a ce of the rotati g cyli der u der various circumsta ces.
Accordi gly, the war i g messages described i this ma ual do ot cover all hazardous
situatio s.
Also, there are too ma y operatio s that ca ot or should ot be performed usi g the rotati g
cyli der to be completely described i this ma ual.
We ca ot assume a y respo sibility for damage or accide ts caused through operatio ,
i spectio , or mai te a ce of the rotati g cyli der that is ot specified i this ma ual.
Precautions
For Sa e Operation
I dicates a immi e tly hazar
dous situatio which, if ot avoided, will
result i death or serious i jury. These war i g massages i clude the
preve tive actio s those are i dispe sable to avoid da ger.
WARNING
CAUTION
DANGER
I dicates a pote tially hazardous situatio which, if ot avoided, could
result i death or serious i jury. These war i g massages i clude the
preve tive actio s those are i dispe sable to avoid da ger.
I dicates a pote tially hazardous situatio which, if ot avoided, could
result i mi or i jury or machi e damage.

- 2 -
Read a d u dersta d the followi g precautio s before usi g the rotati g cyli der, a d observe
them duri g operatio .
Sa ety Precautions
DANGER
Never turn o the power o the hydraulic pump during spindle ro
tation.
Da ger by discharge of workpiece.
Never
operate the selector valve during spindle rotation
.
Da ger by discharge of workpiece.
Never
enter the spindle cover during spindle rotation
.
Da ger of e ta gleme t with rotati g sectio .
Route solenoid val
ve so as to chuck even i the power is interrupted
.
Da ger by discharge of workpiece.
Keep the hydraulic pressure constant while workpiece is gripped
.
Da ger by discharge of workpiece.
WARNING
Turn o the power be ore installation, inspection, and main
tenance o
the rotating cylinder.
Da ger of e ta gleme t with rotati g sectio .
Cover the periphery o the rotating cylinder
.
Da ger of e ta gleme t with rotati g sectio .
Never open the spindle cover during spindle rotation
.
Da ger by discharge of parts i case of seizure of rotati g cyli der.
Keep the speed o the rotating cylinder and the chuck below the upper
limit.
Da ger by machi e damage or seizure.
Never shock
.
Da ger by machi e damage or seizure.
Table of contents
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