Magnescale MG70-PN User manual

MG70-PN
取扱説明書 / Instruction Manual
PROFINETRTインターフェイスユニットメインモジュール /
PROFINET RT Interface unit Main module
お買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用の前に、この取扱説明書を必ずお読みください。
ご使用に際しては、この取扱説明書どおりお使いください。
お読みになった後は、後日お役に立つこともございますので、必ず保管してください。
Read all the instructions in the manual carefully before use and strictly follow them.
Keep the manual for future references.

使用上の注意
●取扱説明書に示すとおり、正しく接続してくださ
い。正しく接続しないと、故障する恐れがあります。
●次のような環境には設置しないでください。
・日光が直接当たる場所
・周囲温度や相対湿度が仕様値の範囲を超える場
所
・温度の変化が急激で結露するような場所
・腐食性ガス、可燃性ガスのある場所
・ちり、ほこり、塩分、鉄粉が多い場所
・水、酸、油、薬品などの飛沫がかかる場所
・本体に直接振動や衝撃が伝わる場所
●次のような場所で使用する際は、遮蔽対策を充分
に行なってください。
・静電気などによるノイズが発生する場所
・強い電界や磁界が生じる場所
・放射能を被曝する恐れのある場所
・電源線や動力線が近くを通る場所
●製品を落下させたり異常な振動や衝撃を加えたり
しないでください。故障や誤動作の原因となりま
す。
●本製品を輸送するときは、専用の梱包箱を使用し
てください。また、輸送中に過度な振動や衝撃が
加わらないように注意してください。
●取扱説明書に示すとおり、正しく配線してくださ
い。
安全上の注意
●注意表示の意味
注意
正しい取扱いをしなければ、この危険
のために、時に軽症・中程度の傷害を
負ったり、あるいは物的損害を受ける
恐れがあります。
●注意表示
注意
通電中は、端子部に触れたり、本製品を分解
して内部に触れたりしないでください。感電
の恐れがあります。
本製品を分解して修理や改造はしないでくだ
さい。感電の恐れがあります。
●規定された電源電圧以外での電圧で使用し
ないでください。火災や感電の原因となる
恐れがあります。
●濡れた手での取付作業はしないでくださ
い。感電の原因となります。
●本製品を分解、改造しないでください。火
傷やケガの恐れがあります。分解・改造さ
れた製品は保証できません。
●ケーブルを傷つけたり、加工したり、無理
に曲げたり、引張ったりしないでください。
また、重いものをのせたり、熱したりしな
いでください。ケーブルが破損し、火災や
感電の原因となる恐れがあります。
●本製品の取付作業を行なう際や、取付けた装置を
動作させる場合には、充分な安全を確保してくだ
さい。
●信号ケーブルの抜き差しの際は、ケーブルでなく
必ずプラグの部分を持って行なってください。
●本製品は防爆構造になっていませんので、可燃性
ガスの雰囲気中では使用しないでください。火災
の原因となることがあります。
●設置中や操作中に異常(煙・音・匂いなど )が発
生した場合、すぐに接続ケーブルを外して、サー
ビスにご連絡ください。そのまま使用すると火災
や感電、故障の原因となります。
本文中に掲載しているシステム名および製品名は、それぞれ各
社の商標または、登録商標です。
商標

1 (J)
目次
目次............................................................................................................................................ 1
1. はじめに................................................................................................................................ 2
2. 基本情報................................................................................................................................ 3
2.1. 使用機器 ......................................................................................................................... 3
2.2. 各種機器接続構成 .......................................................................................................... 4
3. 必要なファイルのダウンロード ........................................................................................... 5
4. B&R 社: Automation Studio での操作............................................................................... 6
4.1. GSDML ファイルのインポート ...................................................................................... 6
4.2. IP アドレスおよびデバイス名の設定.............................................................................. 8
4.2.1. 本体側 ...................................................................................................................... 8
4.2.2. プロジェクト側 ..................................................................................................... 12
4.3. MG71-CM 用の構成設定............................................................................................... 13
4.4. 通信設定 ....................................................................................................................... 15
4.4.1. マスター側............................................................................................................. 15
4.4.2. スレーブ側............................................................................................................. 15
5. シーメンス社 : SIMATIC STEP 7 での操作....................................................................... 16
5.1. GSDML ファイルのインポート .................................................................................... 16
5.2. IP アドレスおよびデバイス名の設定............................................................................ 18
5.2.1. 本体側 .................................................................................................................... 18
5.2.2. プロジェクト側 ..................................................................................................... 21
5.3. MG71-CM 用の構成設定............................................................................................... 22
6. I/O データのアドレスマップ ............................................................................................... 24
6.1. X20PS9400................................................................................................................... 24
6.2. X20DC11A6_C1............................................................................................................ 25

2 (J)
1. はじめに
MG70-PN は、Bernecker + Rainer Industrie Elektronik(以下、B&R 社と記載)の
PROFINET RT インターフェイスユニット メインモジュールを(株)マグネスケールが販売
するものです。
本マニュアルでは、MG70-PN および MG71-CM、デジタルゲージを導入するにあたり、
各社開発環境(B&R 社製 Automation Studio、シーメンス社製 SIMATIC STEP 7)で必要
な操作について記述します。
MG70-PN やMG71-CM の基本的な情報に関しては、B&R 社のホームページより該当す
る機器の仕様書等をご参照ください。
また、各社開発環境の基本的な情報に関しては、各社のマニュアルや各社開発環境のヘル
プをご参照ください。

3 (J)
2.
基本情報
本節では、本マニュアルの説明で使用するスレーブ(MG70-PN)側の構成機器、および
各種機器の接続構成を示します。
2.1.
使用機器
表2-1 スレーブ側使用機器一覧
Magnescale
モデル番号
B&R
モデル番号
説明
イメージ図
台数
MG70-PN
X20BC00E3
×
1
X20BB80 ×1
X20PS9400 ×1
X20TB12 ×1
PROFINET RT
インターフェ
イスユニット メインモジュー
ル(スレーブ)
1
MG71-CM
X20DC11A6
×
1
X20BM11 ×1
X20TB12 ×1
カウンタモジュール
1
カウンタモジュールとデジタ
ルゲージを接続するための付
属ケーブル
※工場出荷状態では、付属ケー
ブルのバラ線側をカウンタ
モジュールに接続していま
す
1
DK800S Series
or
DK10/25/50/100
Series
デジタルゲージ
- DK800S Series
1
デジタルゲージ
- DK10/25/50/100 Series

4 (J)
2.2. 各種機器接続構成
図 2-1 スレーブ側接続構成図
マスター側と MG70-PN を接続するために用いるイーサネットケーブルには、ご使用の環
境に適したシールド処理が施されたものをご使用ください。MG70-PN 側のコネクタにはシ
ールド付き RJ45(8P8C)をご使用ください。
X20BB80
X20PS9400
X20TB12
X20TB12 X20DC11A6
X20BC00E3
Ethernet ケーブル
(MG70-PN 側RJ45 コネクタ)
DC24V
GND
付属ケーブル
青
黄
橙
灰
緑
紫
赤
白
MG70-PN
マスター側
デジタルゲージ
X20BM11
MG71-CM

5 (J)
3. 必要なファイルのダウンロード
1. B&R 社ホームページ(http://www.br-automation.com/)にアクセスし、
「Downloads」
→「Product Groups:Networks and fieldbus modules」
→「Networks and fieldbus modules:PROFINET」
→「PROFINET:Bus controllers」
→「Bus controllers:X20BC00E3」
と選択し、「Profinet Buscontroller GSD Package」をダウンロードしてください。
2. 適当な場所に保存し、解凍ソフトウェアによって解凍してください。

6 (J)
4. B&R 社: Automation Studio での操作
本節の説明で使用する開発環境は B&R 社の「Automation Studio V4.2.3.159」です。
また、本節の説明ではネットワーク構成要素として B&R 社の X20CP3585(CPU)、
X20IF10E1-1(PROFINET RT マスター)を用います。ネットワークはローカルで構築し、
各要素の IP アドレスを以下のように固定 IP アドレスとして設定します。
表 4-1 B&R 社 : Automation Studio 導入説明用 各種機器 IP アドレス設定
機器名 IP アドレス サブネットマスク値
開発用コンピュータ 192.168.0.1
255.255.255.0
X20CP3585(CPU)192.168.0.11
X20IF10E1-1(PROFINET RT マスター) 192.168.0.20
X20BC00E3(PROFINET RT スレーブ) 192.168.0.101
4.1. GSDML ファイルのインポート
1. Automation Studio を起動し、メニューから「Tools」→「Import DTM Device…」
を選択してください。
その後、ファイル選択ウィンドウが表示されます。
図 4-1 Automation Studio -- GSDML ファイルのインポート -- No.1
2. 3章にてダウンロードした GSDML ファイル
(GSDML-V2.25-BR-X20BC00E3-20160415.xml)を選択してください。
3. DTM カタログのアップデート実行を問うウィンドウが表示されるので、「Yes」ボ
タンを押してください。
図 4-2 Automation Studio -- GSDML ファイルのインポート -- No.2

7 (J)
4. DTM カタログのアップデートが開始されるので、完了するまで待機してください。
図 4-3 Automation Studio -- GSDML ファイルのインポート -- No.3
5. 「Output」ペインに「DTM catalog update successfully finished~」というメッ
セージが表示されれば完了です。
図 4-4 Automation Studio -- GSDML ファイルのインポート -- No.4
6. 以上の作業により、「Hardware Catalog」ペインの「Catalog」タブから
「X20BC00E3」を選択できるようになります。
図 4-5 Automation Studio -- GSDML ファイルのインポート -- No.5

8 (J)
4.2. IP アドレスおよびデバイス名の設定
固定 IP アドレスおよびデバイス名の設定には、本体側、およびプロジェクト側の両方で
の設定が必要となります。
本体側およびプロジェクト側の設定は、どちらも Automation Studio によって行ないます。
4.2.1. 本体側
設定作業を行なう前に、以下の項目を確認してください。
・X20BC00E3 のノード数スイッチを“0x00”としてから電源を供給すること
・開発用コンピュータと X20BC00E3 を接続しておくこと
1. Automation Studio において、「Physical View」上の「Profinet (DTM)」以下に
X20BC00E3 を追加してください。
※本マニュアルでは、コントローラとして X20CP3585、PROFINET RT I/F モジ
ュール(マスター)として X20IF10E1-1 を使用したものとして記述しています。
図 4-6 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.1
2. X20IF10E1-1 以下に表示されている「Profinet (DTM)」を右クリックし、「Device
Configuration」を選択してください。
図 4-7 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.2
3. 新規タブが開かれます。開いた直後は、下図のように表示されます。
「Navigation Area」が「Controller Network Settings」となっていることを確認
してください。ここで表示されている「IP Settings」は、X20IF10E1-1 に関する
設定です。
図 4-8 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.3

9 (J)
4. X20IF10E1-1 の「IP address」「Network mask」に望みの値(実際のネットワー
クで使用したい値)をそれぞれ入力し、「Apply」ボタンを押してください。
※本マニュアルでは例として、「IP address」を「192.168.0.20」、「Network mask」
を「255.255.255.0」としています。
ルータを使用する場合は、「Gateway address」にルータの IP アドレスを設定し
てください。
図 4-9 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.4
5. 「Navigation Area」より「Ethernet Devices」を選択してください。
この時点で、開発用コンピュータ上のイーサネットデバイスが「Use Network
Connections for Scan」リストに表示されます。
図 4-10 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.5
6. X20BC00E3 と接続しているイーサネットデバイスについて、「Device」にチェック
マークを付けてください。
7. 「Search Devices」ボタンを押してください。
この操作により、チェックマークを付けたイーサネットデバイスのネットワーク上
にあるアクティブなデバイスが「Devices Online」に列挙されます。
表示された中の「Device Type」が「B&R PN Bus Controller」と表示されている
ものが X20BC00E3 となります。
※確実に判断したい場合は、「MAC Address」の値と本体にプリントされている
MAC アドレス値が一致することを確認してください。
図 4-11 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.6

10 (J)
8. 工場出荷状態では、X20BC00E3 のデバイス名は未設定となっています。
「Set Name」タブの「New device name」にて適当な文字列を入力後、「Set Name」
ボタンを押してください。
※本マニュアルでは例として、「New device name」を「brpn001」としています。
この操作により、X20BC00E3 のデバイス名が設定されます。
図 4-12 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.7
9. 工場出荷状態では、IP アドレスは未設定となっています。
「Set IP Address」タブを選択し、「Use static IP Address」で「IP Address」、「Subnet
mask」に望みの値(実際のネットワークで使用したい値)をそれぞれ入力し、「Set
Address」ボタンを押してください。
※本マニュアルでは例として、「IP Address」を「192.168.0.101」、「Subnet mask」
を「255.255.255.0」としています。
ルータを使用する場合は。「Gateway」にルータの IP アドレスを設定してくださ
い。
この操作により、X20BC00E3 のIP アドレスが設定されます。
図 4-13 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.8

11 (J)
10. もう一度「Search Devices」ボタンを押し、デバイス名と IP アドレスが正しく設
定されていることを確認してください。
図 4-14 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.9
もしくは、Web ブラウザを開き、アドレスバーに設定した IP アドレスを入力する
ことで X20BC00E3 のWeb server にアクセスできますので、そちらで確認してく
ださい。
図 4-15 Automation Studio -- IP アドレスの設定(本体側) -- No.10

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4.2.2. プロジェクト側
1. X20IF10E1-1 以下の「Profinet (DTM)」の「Device Configuration」を開き、
「Navigation Area」から「Device Table」を選択してください。
表示された中の「Device」が「X20BC00E3」となっているものが X20BC00E3 と
なります。これについて、「Name of station」に 4.2.1 節の手順 8で設定した値を
入力し、「Apply」ボタンを押してください。
図 4-16 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(プロジェクト側) -- No.1
2. 「Navigation Area」から「IP Address Table」を選択してください。
表示された中の「Name of station」が 手 順 1で設定した文字列となっているものが
X20BC00E3 となります。
図 4-17 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(プロジェクト側) -- No.2
3. X20BC00E3 の「IP address」に 4.2.1 節の手順 9で設定した値を入力し、「OK」
ボタンを押してください。
図 4-18 Automation Studio -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(プロジェクト側) -- No.3

13 (J)
4.3. MG71-CM 用の構成設定
4.1 節の作業で「Physical View」に配置可能となった X20BC00E3 は、そのままでは
MG70-PN 部分までの構成となっています。MG71-CM 部分まで構成するために、以下の作
業を行なう必要があります。
1. 「Physical View」の X20BC00E3 を右クリックし、表示されたメニューから「Device
Configuration」を選択してください。
図 4-19 Automation Studio -- MG71-CM 用の構成設定 -- No.1
2. 新規タブが開かれます。開いた直後は、下図のように表示されます。
「Navigation Area」で「Modules」が選択されていることを確認してください。
図 4-20 Automation Studio -- MG71-CM 用の構成設定 -- No.2
3. 「Add Module」ボタンを押してください。
この操作により、モジュールを追加することができます。
※本マニュアルでは 1台のみ追加しますが、MG71-CM を使用する台数に応じて追
加作業を行なってください。
図 4-21 Automation Studio -- MG71-CM 用の構成設定 -- No.3

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4. 追加されたモジュールを選択し、「X20DC11A6_C1」を選択してください。
※リストの下の方にありますので、ご注意ください。
図 4-22 Automation Studio -- MG71-CM 用の構成設定 -- No.4
5. X20DC11A6 のラッチ機能などを使用したい場合は、「X20DC11A6_C1」を展開し
て表示された行を選択してください。すると「Submodule details」がアクティブ
になるので、「Dataset」を「Parameter」にしてください。
この操作により、設定可能なパラメータがリスト表示されます.パラメータ(レジ
スタ)の説明は、X20DC11A6 のデータシートや B&R 社の「PROFINET RT User’s
manual」をご覧ください。
図 4-23 Automation Studio -- MG71-CM 用の構成設定 -- No.5
6. 「OK」ボタン、もしくは「Apply」ボタンを押してください。
この操作により、「Physical View」に配置していた「X20BC00E3」は、MG70-PN
および MG71-CM の構成となります。

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4.4. 通信設定
正しくデータを取得するためには、マスターとスレーブの設定の組み合わせで、片側のみ
リトルエンディアンとなるようにする必要があります。両方ともビッグエンディアン、もし
くは両方ともリトルエンディアンとした場合の取得データは、MSB/LSB が反転したもの
となります。
4.4.1. マスター側
X20IF10E1-1 以下の「Profinet (DTM)」の「 Device Configuration」を開き、「Navigation
Area」の「Controller Settings」を選択してください。
「Process image storage format」より、マスター側のビッグエンディアン/リトルエン
ディアンを切り替えられます。切り替え後は「OK」ボタン、もしくは「Apply」ボタンを押
してください。
図 4-24 Automation Studio --通信設定(マスター側)
4.4.2. スレーブ側
「Profinet (DTM)」以 下 の X20BC00E3 の「 Device Configuration」を開き、「Navigation
Area」の「Modules」を選択してください。
X20BC00E3 を展開して表示された行(X20BC00E3 と表示される行)を選択し、「Dataset」
を「Parameter」にします。
表示された項目中の「IO Endian Format」より、スレーブ側のビッグエンディアン/リ
トルエンディアンを切り替えられます。切り替え後は「OK」ボタン、もしくは「Apply」ボ
タンを押してください。
図 4-25 Automation Studio --通信設定(スレーブ側)

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5. シーメンス社 : SIMATIC STEP 7 での操作
本節の説明で使用する開発環境はシーメンス社の「SIMATIC STEP 7 Basic V13 SP1
Update 9」です。
また、本節の説明ではネットワーク構成要素としてシーメンス社の SIMATIC S7-1200
CPU1211C(CPU,PROFINET RT マスター)を用います。ネットワークはローカルで構
築し、各要素の IP アドレスを以下のように固定 IP アドレスとして設定します。
表 5-1 シーメンス社 : SIMATIC STEP 7 導入説明用 各種機器 IP アドレス設定
機器名 IP アドレス サブネットマスク値
開発用コンピュータ 192.168.0.1
255.255.255.0
SIMATIC S7-1200 CPU1211C
(CPU,PROFINET RT マスター) 192.168.0.12
X20BC00E3(PROFINET RT スレーブ) 192.168.0.101
5.1. GSDML ファイルのインポート
1. SIMATIC STEP 7 を起動し、「Project view」のメニューから「Options」→「Manage
general station description files (GSD)」を選択してください。
図 5-1 SIMATIC STEP 7 -- GSDML ファイルのインポート -- No.1
2. 表示されたウィンドウで、3章にてダウンロードした GSDML ファイルが存在する
フォルダを選択してください。
その後、「Content of imported path」より
「GSDML-V2.25-BR-X20BC00E3-20160415.xml」を選択し、「Install」ボタンを
押してください。
図 5-2 SIMATIC STEP 7 -- GSDML ファイルのインポート -- No.2
1. Select Folder
2. Check
3. Push Button

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3. GSDML ファイルの取り込みが完了するまで待機してください。
その後表示されるウィンドウで「Close」ボタンを押してください。
図 5-3 SIMATIC STEP 7 -- GSDML ファイルのインポート -- No.3
図 5-4 SIMATIC STEP 7 -- GSDML ファイルのインポート -- No.4
4. ハードウェアカタログのアップデートが自動で行なわれるので、待機してください。
図 5-5 SIMATIC STEP 7 -- GSDML ファイルのインポート -- No.5
5. 以上の作業により、「Devices & networks」において「Hardware catalog」ペイン
から「X20BC00E3」を選択できるようになります。
図 5-6 SIMATIC STEP 7 -- GSDML ファイルのインポート -- No.6

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5.2. IP アドレスおよびデバイス名の設定
固定 IP アドレスおよびデバイス名の設定には、本体側、およびプロジェクト側の両方で
の設定が必要となります。
本体側およびプロジェクト側の設定は、どちらも SIMATIC STEP 7 によって行ないます。
5.2.1. 本体側
設定作業を行なう前に、以下の項目を確認してください。
・X20BC00E3 のノード数スイッチを“0x00”としてから電源を供給すること
・開発用コンピュータと X20BC00E3 を接続しておくこと
1. SIMATIC STEP 7 を起動し、「Project view」にて「Online access」を展開し、
X20BC00E3 と接続している開発コンピュータ側のイーサネットインターフェース
をさらに展開し、「Update accessible devices」をダブルクリックしてください。
図 5-7 SIMATIC STEP 7 -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.1
2. 正常に X20BC00E3 を検出すると、「Accessible device [MAC Address]」が追加さ
れます。これを展開し、「Online & diagnostics」をダブルクリックしてください。
図 5-8 SIMATIC STEP 7 -- IP アドレスおよびデバイス名の設定(本体側) -- No.2
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