Magnescale MJ100 User manual

取扱説明書 / Instruction Manual / Bedienungsanleitung
Serial No.200001 and Higher
インターポレータ / Interpolator / Interpolator
MJ100 / MJ110
お買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用の前に、この取扱説明書を必ずお読みください。
この取扱説明書は、シリアル No.200001 〜の MJ100/MJ110 用です。
ご使用に際しては、この取扱説明書どおりお使いください。
お読みになった後は、後日お役に立つこともございますので、必ず保管してください。
Read all instructions in the manual carefully before use and strictly follow them.
Keep the manual for future references.
Lesen Sie die ganze Anleitung vor dem Betrieb aufmerksam durch und folgen Sie beim Betrieb des Geräts den
Anweisungen. Bewahren Sie diese Bedienungsanleitung zum späferen Nachlesen gribereit auf.
デジルーラ
/Digiruler

[For the customers in U. S. A.]
WARNING
This equipment has been tested and found to comply
with the limits for a Class A digital device, pursuant to Part
15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide
reasonable protection against harmful interference when
the equipment is operated in a commercial environment.
This equipment generates, uses, and can radiate radio
frequency energy and, if not installed and used in
accordance with the instruction manual, may cause
harmful interference to radio communications. Operation
of this equipment in a residential area is likely to cause
harmful interference in which case the user will be
required to correct the interference at his own expense.
You are cautioned that any changes or modifications
not expressly approved in this manual could void your
authority to operate this equipment.

(J) i
安全のために
当社の製品は安全に充分配慮して設計されています。しかし、操作や設置時にまちがった取扱い
をすると、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身事故につながることがあり、危険です。
また、機械の性能を落としてしまうこともあります。
これらの事故を未然に防ぐために、安全のための注意事項は必ず守ってください。操作や設置、
保守、点検、修理などを行う前に、この「安全のために」を必ずお読みください。
警告表示の意味
このマニュアルでは、次のような表示をしています。表示内容をよく理解してから本文をお読み
ください。
警告
この表示の注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身事故につながる
ことがあります。
注意
この表示の注意事項を守らないと、感電やその他事故によりケガをしたり周辺の物品に損害を与
えることがあります。

ii (J)
・ 表示された電源電圧以外での電圧で使用しないでください。火災や感電の原因となる恐れが
あります。
・ 濡れた手による取付作業はおやめください。感電の原因となる恐れがあります。
・ 本体を分解や改造をしないでください。ケガの恐れや、内部回路が破損することがあります。
警告
・ 作業を行なう前には、装置の状況をよく確かめて作業の安全を確保してください。
・ 電源などの駆動源は必ず切って作業をしてください。火災や事故の原因となります。
・ 電源などを入れて動かす場合は、周辺機械や装置などに指を挟まれないように十分注意して
ください。
注意

(J) 1
1.ご使用になる前に
このたびは当社製品をお買い上げいただきまことにありが
とうございます。
この説明書を最後までよくお読みいただき、本装置の持つ
機能を十分にご活用ください。また、取扱説明書は大切に
保存してください。
1-1. 一般的な注意事項
以下は当製品を正しくお使い頂くための一般的注意事項で
す。個々の詳細な取扱上の注意は、本取扱説明書に記述さ
れた諸事項および注意を促している説明事項にしたがって
ください。
• 始業または作業時には、当社製品の機能および性能が正
常に作動していることを確認してからご使用ください。
• 当社製品が万一故障した場合、各種の損害を防止するた
めの充分な安全対策を施してご使用ください。
• 仕様に表示された規格以外での使用または改造を施され
た製品については、機能および性能の保証はできません
のでご留意ください。
• 当社の製品を他の機器と組合わせてご使用になる場合
は、使用条件、環境等により、その機能および性能が満
足されない場合がありますので、十分ご検討の上ご使用
ください。
目次
1.ご使用になる前に....................................................1
1-1. 一般的な注意事項...................................................... 1
1-2. 設置上のご注意.......................................................... 2
1-3. 取付場所について...................................................... 2
2. 概要........................................................................ 3
3. 使用方法................................................................ 4
3-1.各部の名称...................................................................... 4
3-2. 分解能および出力位相差について........................... 5
3-2-1. 分解能の設定........................................................ 7
3-2-2. 1/2 分割機能の設定............................................. 7
3-2-3. 方向切り替え........................................................ 8
3-3. 原点の使用方法.......................................................... 8
3-4. 原点設定...................................................................... 9
3-5. 最大応答速度............................................................ 10
3-6. アラーム信号............................................................ 11
3-7. 電源の使用方法........................................................ 11
3-8. 本体の取付け............................................................ 12
3-9. 付属のフェライトコアについて............................. 12
4. 出力コネクタ....................................................... 13
5. 仕様...................................................................... 15
6. 外形寸法図........................................................... 17

2 (J)
1-2. 設置上のご注意
本機器を設置されるとき、他機器からのノイズ防止のため
以下の点にご注意ください。
1. 本機器に結合して使用されるリレー、ソレノイド、
モータなどにはノイズ防止の対策をしてください。
2. 電源ラインに他機器からのノイズが混入する恐れのあ
る場合、そのノイズ防止対策をしてください。
3. 出力ケーブルは、取扱説明書にしたがってシールド処
理を正しく行ってください。
また、本機器はアース線またはネジ止めによる固定な
どで、機械本体と共に必ず接地をとるようにしてくだ
さい。
1-3. 取付場所について
• このセットは周囲温度範囲0 〜 45 C 以内で、直射日光
や熱源を避けて風通しの良い場所を選んで使用してくだ
さい。
• ヘッドケーブルおよび出力ケーブルは動力ラインとは別
配線してください。
• インターポレータ本体を水滴等がかかるような場所に設
置する場合は、カバーをかけるなどの防水処理を行って
ください。

(J) 3
2. 概要
この製品は、産業機械用 1 軸筐体型インターポレータです。
別売りのヘッドユニットPL25 とスケールユニット
SL110、SL130、またヘッドユニット PL60 とスケールユ
ニット SL331 を組み合わせることにより、2 〜 250µm 分
解能の A/B 相信号を出力します。
商品構成図
MJ100 MJ110
インターポレータ部
PL25 PL60
ヘッドユニット部
SL110/SL130
SL331
スケールユニット部
主な特長
• 1 軸筐体型ユニットの組み合わせで簡単に多軸構成がで
きます。
• DC4.5V 〜 6V(MJ100)、DC11V 〜 31V(MJ110)の単
電源で動作します。
• 別売りの SET-P16-1 を接続することにより、A/B 相同
期原点を出力することができます。
• A/B 相信号同期原点出力が可能です。
• 出力信号は、A/B 相信号、U/V/W 相信号(MJ100 のみ ) 、
原点信号、アラーム信号があります。
MJ100 は EIA-422 準拠の電圧差動型ラインドライバ出
力、MJ110 はオープンコレクタ出力を使用しています。
• 検出ヘッドとの接続に小型形状のミニ DIN コネクタを使
用しているため、配管の中などへの配線も容易に行うこ
とができます。

4 (J)
3. 使用方法
3-1.各部の名称
ALM
LEVEL
SPEED
MJ100
OFF OFF
ON OFF
OFF ON
ON ON
ABS
1
12345 678910
2
3
4
5
6
7
8
9
10
MODE
OFFON
❷ABSランプ
❶MODEスイッチ
❸POS.ランプ
❹ALARMランプ
❺出力コネクタ ❼ヘッドケーブルコネクタ
❻原点コネクタ
図 3-1
❶ MODE スイッチ
原点設定、A/B 相の方向性、分解能を
設定します。
❷ ABS ランプ
原点入力信号が ON のとき点灯します。
❸ POS. ランプ
原点設定時に使用します。
❹ ALARM ランプ
アラーム発生時に点灯します。LEVEL
は入力信号のレベルアラーム、SPEED
は速度超過アラームです。
❺ 出力コネクタ
電源入力用、各信号出力用コネクタで
す。
❻ 原点コネクタ
原点信号入力用コネクタです。
❼ ヘッドケーブルコネクタ
ヘッドユニット信号入力コネクタです。

(J) 5
3-2. 分解能および出力位相差について
MJ100/110 は、図 3-2 に示すような A/B 相、アラーム、原点信号を出力します。
最小位相差:Tw(MJ100:100ns、MJ110:1µs)
Tw+N
×
50ns
TwTwTwTw
N:移動速度により変動
A
B
移動方向反転 ハイインピーダンス
(電圧差動型ラインドライバ出力のみ)
1/4Z
Z
AL
400ms
設定分解能(出荷時PL25:10µm、PL60:4µm)
図 3-2
• A/B 相の出力位相差は、50ns の整数倍で変化します。
• MJ100 の電圧差動型ラインドライバ出力の場合、最小位相差は 100ns です。受信装置の能力に応じた移動速度でご使用
ください。
• MJ110 のオープンコレクタ出力の場合、ケーブル長や負荷抵抗により最小位相差が変化します。
MJ110 の最小位相差 1µs は、アラームを出力する最小位相差です。出力ケーブル長 30m で負荷電流 50mA の場合、位
相差は約 2µs でトランジスタが追従しない場合があります。
• アラーム信号出力はアラームが発生してから約 400 ms 以上出力され、アラームとなる原因が排除された時点で自動的に
解除されます。
• アラーム信号出力時、A/B 相はハイインピーダンスになります。(MJ100)

6 (J)
MJ100 は、図 3-3 に示すような U/V/W 相を出力します。
Z
U相
V相
W相
P1 P2 P3 P4 P5
P6
λ
TM(原点出力Zモード時、A相1周期)
各エッジ間の位相
P1〜P6
図 3-3
• λ(PL25:5mm/PL60:2mm) を電気角 360とした出力波形です。
• Z パルス(A 相 1 周期幅 ) のセンターで U 相が立ち下がります。U 相は、A/B 相の A 相と同期します。
• P1 〜 P6 は各エッジ間の位相関係です。P=60 3.6
• アラーム出力時に U/V/W 相はハイインピーダンスにはなりません。

(J) 7
3-2-1. 分解能の設定
分解能とは、A 相のエッジと B 相のエッジの位相差のこと
を指します。MJ100/110 は検出ヘッドからのスケール信号
を 40 〜 1000 分割することができます。
出荷時設定は 500 分割(PL25: 10µm,PL60:4µm) となり
ます。分解能を変更したい場合は MODE スイッチ6〜9を
表 1 のように設定してください。
分割数 分解能(µm) MODE スイッチ
PL25 PL60 6789
1000 5 2 ON ON ON ON
960 OFF ON ON ON
800 2.5 ON OFF ON ON
512 OFF OFF ON ON
500 10 4 ON ON OFF ON
480 OFF ON OFF ON
400 12.5 5 ON OFF OFF ON
256 OFF OFF OFF ON
240 ON ON ON OFF
200 25 10 OFF ON ON OFF
128 ON OFF ON OFF
120 OFF OFF ON OFF
100 50 20 ON ON OFF OFF
80 OFF ON OFF OFF
64 ON OFF OFF OFF
40 125 50 OFF OFF OFF OFF
表 1
3-2-2. 1/2 分割機能の設定
1/2分割機能の設定により表1の分割数を半分(分解能を倍)
にすることができます。
1/2 分割機能の設定は MODE スイッチ 10 で行います。
MODE スイッチ 10 1/2 分割機能
ON 1/2 分割なし
OFF 1/2 分割あり
出荷時設定は ON(1/2 分割なし )となります。
例 :PL25 で分割数 100 のときの分解能
MODE スイッチ 10 分割数 / 分解能
ON 100/50µm
OFF 50/100µm
例 :PL25 で分割数 500 のときの分解能
MODE スイッチ 10 分割数 / 分解能
ON 500/10µm
OFF 250/20µm
注意
1/2 分割機能(MODE スイッチ 10) は、A/B 相同期原点に
関係しません。「3-3.原点の使用方法」をご参照ください。

8 (J)
3-2-3. 方向切り替え
MODE スイッチ 5 の切り替えにより、スケールの移動方向
に対する A/B 相出力の位相関係を切り替えることができま
す。
注意
MJ100 の U/V/W 相は、MODE スイッチ 5 を切り替えても
位相関係は変わりません。
3-3. 原点の使用方法
MJ100/110 は、別売りの原点センサ SET-P16-1 を原点入
力コネクタに接続したとき、A/B 相に同期した原点出力信
号を得ることができます。
MODE スイッチ 4 の設定により原点出力信号幅を次のよう
に切り替えることができます。( 図 3-2 参照 )
MODE スイッチ 4
ON
1/4Z モード
A 相と B 相が共に High レベル
の間、同期原点を出力します。
OFF
Z モード
A 相 1 周期の間、同期原点を出
力します。
SET-P16-1 の原点信号の幅は、約 8mm あります。
原点出力は、スケールの移動方向に対して両方向で出力さ
れるため移動方向で原点位置の差異が生じることがありま
す。
必ず原点設定を行った原点取込み方向でご使用ください。
注意
• 原点の取付けおよび取扱いは原点センサ SET-P16-1 に
付属の取扱説明書をご参照ください。
• 原点検出時の原点通過速度は、1mm/s 以上の速度でご
使用ください。

(J) 9
• 1/2 分割機能(MODE スイッチ 10)は、A/B 相同期原点
に関係しません。原点出力は MODE スイッチ6〜9で
設定された分割時の A 相の周期で決まります。そのため
1/2 分割あり(MODE スイッチ 10OFF)で使用した場合
は A/B 相同期原点になりません。
1/2分割なし
A相
B相
Z相 1/4Zモード
Zモード
Z相 1/4Zモード
Zモード
1/2分割あり
A相
B相
• 1/2 分割あり(MODE スイッチ 10OFF)で、原点出力信
号幅を 1/4Z モードで使用した場合、原点が出力されな
いことがあります。
1/2 分割あり(MODE スイッチ 10OFF)で以下の分解能
設定時には、Z モードでご使用ください。
PL25 接続時分解能:20µm,100µm
PL60 接続時分解能:8µm,40µm
その他の分解能では、原点設定を行った後は常に同じ位
置で原点が出力されます。
3-4. 原点設定
MJ100/110 は A/B 相出力と同期した原点を出力させるた
めに、任意位置に取付けた原点センサとスケールの位置関
係を設定する必要があります。原点を使用する場合は、ス
ケールおよび原点センサを取付けた後、以下の設定を必ず
行ってください。
1. 原点を取込む方向とは逆方向にスケールを移動させ原
点を通過させます。このとき ABS ランプが消灯してい
ることを確認してください。
2. MODE スイッチ3をONにします。原点設定モードに
なり、POS. ランプがすべて消灯します。
3. スケールを移動し、原点を通過させます。
4. POS. ランプが 1 つ点灯します。
5. 点灯した POS. ランプに対応する MODE スイッチ 1、
2 を設定します。(表2参照)
6. MODE スイッチ 3 を OFF にします。
POS. ランプ MODE 設定
12
OFF OFF
ON OFF
OFF ON
ON ON
表2

10 (J)
• 同期原点の再現精度をあげるため、原点設定を行うとき
と、始業時の原点検出を行うときの原点通過速度は、同
じ速度にしてください。
• MJ100/110 に SET-P16-1 を接続したときの原点最大応
答速度は、60m/min です。
• 原点設定時および原点検出時の原点通過速度は、1mm/s
以上の速度でご使用ください。
3-5. 最大応答速度
MJ100 の出力位相差は 100ns から、MJ110 は 1µs から、
それぞれ 50ns ごとにのびる方向に連続して変化します。
最大応答速度は出力位相差と分解能で決定され、図 5-1 の
グラフのような関係となります。
最大応答速度の超過によるアラーム信号は最小位相差が
100ns 以下(MJ110 は、1µs 以下 ) になったとき出力さ
れますが、加速度の超過によるアラーム信号は位相差が
100ns 以上でも出力されることがあります。
注意
MJ110 のオープンコレクタ出力はケーブル長、負荷抵抗値
によって変化しますが、トランジスタの性能上、速いタイ
ミング変化に追従できません。このため速度アラームが出
力される前に A/B 相が正常に出力されず受信装置が受信で
きなくなることがあります。なお、MJ110 は、位相差が
1µs 以下になるとアラームを出力します。(3-2-3.出力位相
差についてを参照 )

(J) 11
3-6. アラーム信号
アラーム信号は、スケールの移動速度が最大応答速度を超
えたとき、検出ヘッドからの信号レベルが規定値より低い
場合、ヘッドケーブルが断線した場合、ノイズなどによる
誤動作が生じた場合などに約 400ms 出力されます。
この時間内にアラームの原因となる要因が排除された場合
アラームは約 400ms 後に自動的に解除されますが、アラー
ム状態が約 400ms 以上続く場合はアラームの原因となる要
因が排除された時点で解除されます。
アラーム発生時にはアラームランプが点灯し、MJ100 は
AL 出力が High、/AL 出力が Low になります。このとき
PCA、/PCA、PCB、/PCB 出力は、ハイインピーダンスと
なります。
MJ110 は、AL 出力が High(OFF)となります。
3-7. 電源の使用方法
電源の供給には、図 3-1. に示す出力コネクタに以下のよう
な電源を入力してください。
MJ100 MJ110
電源電圧 DC4.5V 〜 6V DC11V 〜 31V
本製品の電源投入時における突入電流は、MJ100 で 5V 入
力時最大約 2A、MJ110 で 12 V 入力時最大約 1A あります
ので、短絡保護回路付の電源の使用を推奨します。
MJ100/110 は電源投入後約 0.4 秒間、何も出力しません。
また、電源を切断したとき一時的に信号を出力することが
あり、この信号がシステム全体に誤動作を発生させること
があります。
これを防止するために電源投入、切断の順序は次のように
してください。
電源投入時
1. MJ100/110 の電源をいれます。
2. 受信装置の電源をいれます。
電源切断時
1. 受信装置の電源を切ります。
2. MJ100/110 の電源を切ります。

12 (J)
3-8. 本体の取付け
本体の取付けは、上下の取付け穴に付属の取付けネジ(M4
10)をご使用ください。
取付け穴の寸法については、「6. 外形寸法図」を参照して
ください。またヘッドケーブルコネクタ、原点コネクタ出
力コネクタを接続する場合は図 3-1.に示す各々の位置にカ
チッと音がするまで差し込んでください。
取付けた後はそれぞれのコネクタに不要な力がかからない
ように注意してください。故障や断線の原因となります。
ALM
LEVEL
SPEED
MJ100
OFF OFF
ON OFF
OFF ON
ON ON
ABS
OFF
1
1
2
3
4
5
4
6
7
8
7
9
1
9
1
0
2
3
5
6
8
0
ON
MODE
出力コネクタ
原点コネクタ
ヘッドケーブルコネクタ
注意
• 各コネクタは、所定の位置( 図 3-1. 参照 )に正しく挿入
してください。コネクタを破損する恐れがあります。
• 原点コネクタを接続しない場合には、付属のコネクタ
キャップを必ずコネクタソケットに取付けてください。
3-9. 付属のフェライトコアについて
他の機器からのノイズによる誤動作を防止するため、付属
のフェライトコアをヘッドケーブルに装着してご使用くだ
さい。
装着はインターポレータにもっとも近い位置にしっかりと
固定してください。
延長ケーブルを使用する場合には、延長ケーブルのインター
ポレータ側の端に装着してください。
ALM
LEVEL
SPEED
MJ700
OFFOFF
ON OFF
OFF ON
ON ON
ABS
1
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
2
3
4
5
6
7
8
9
10
OFF
ON
MODE
ヘッドケーブル
フェライトコア
入出力コネクタ

(J) 13
4. 出力コネクタ
使用コネクタ :
レセプタクル : PCR-E20LMDET+( 本多通信工業製 )
付属品
プラグ : PCR-E20FS+( 本多通信工業製 )( 図 4-1)
プラグケース : PCS-E20LPB( 本多通信工業製 )
付属のプラグ(PCR-E20FS+) を使用する場合は図 4-1 を参
考にして接続してください。
MJ100(電圧差動型ラインドライバ出力)
MJ110(オープンコレクタ出力)
2 4 6810
13579
12 14 16 18 20
11 13 15 17 19
/PCA
PCA +Vcc
+Vcc+Vcc0 V
ALM /ALM
PCB PCZ
/PCB /PCZ V W
U
/V /W
/U
0 V0 V
HONDA
2 4 6810
13579
12 14 16 18 20
11 13 15 17 19
+Vcc
+Vcc+Vcc0 V
B
A
AL
Z
0 V0 V
1
11
2
12
3
13
4
14
5
15
6
16
7
17
8
18
9
19
10
20
図 4-1
注意
• 空欄の端子には、ケーブルを接続しないでください。
• +Vcc( 電源電圧 )は MJ100 と MJ110 で異なります。
規定範囲外の電圧は投入しないでください。故障の原因
となります。「3-7.電源の使用方法」をご参照ください。
• 0V は回路 GND です。本体筐体などのフレーム GND に
は接続されていません。

14 (J)
出力仕様図
出力ケーブルについて
出力コネクタに接続するケーブルは、下図のようなシール
ドされたケーブルを使用してください。
ケーブルのインターポレータ側のシールド線は、出力コネ
クタのケースに接続してください。
また、ノイズ混入防止のため、極力短くしてください。
ケーブル断面図 外被
編組シールド
オープンコレクタ出力(MJ110)
• 出力ケーブルは太さを AWG26 または 28 を用い、長さ
を 30m 以下としてください。
• 電源電圧は、インターポレータ入力部で DC11V 〜 31V
を満足するようにしてください。
電圧差動型ラインドライバ出力(MJ100)
• 受信回路には、DS34C86( 相当品 ) を使用してください。
• 電源電圧は、インターポレータ入力部で DC4.5V 〜 6V
を満足するようにしてください。
MJ100
+5V
AWG28以上の太さの
ツイストペア線
出力:
A/B相
原点信号
アラーム信号
U/V/W相
50m以下
受信装置
0V

(J) 15
5. 仕様
分解能 「3-2-1. 分解能の設定」をご参照ください。
最小位相差MJ100:100nsMJ110:1µs
「3-2. 分解能および出力位相差について」をご参
照ください。
接続対象ヘッドおよびスケール
PL25+SL110、SL130
PL60+SL331
接続ヘッドケーブル長
最大 33m
出力信号 図 3-2.図 3-3. をご参照ください。
原点信号 原点信号出力は、設定により A 相信号の 1 周期
(Z モード )、A 相、B 相の信号がともに High
レベルのときに出力するモード(1/4Z モード )
があります。図 3-2 参照
出力回路 MJ100:電圧差動型ラインドライバ(DS34C87
または相当品 )
PCA,PCB,PCZ,ALARM
U,V,W
/PCA,/PCB,/PCZ,/ALARM
/U,/V,/W
受信回路には DS34C86 または相当品を使用し
てください。
MJ110:オープンコレクタ
A,B,Z,AL
最大定格電:31V
最大定格電流:50mA
最大応答速度 応答速度は位相差によって変化します。
「3-5.最大応答速度」、図 5-1.位相差と応答
速度の関係をご参照ください。
外部原点およびケーブル長
SET-P16-1 が使用できます。
最大 31.5m
アラーム信号 「3-6. アラーム信号」をご参照ください。
電源 MJ100:DC4.5V 〜 6V
MJ110:DC11V 〜 31V
消費電力 MJ100:2.5W
MJ110:2.0W
使用温度範囲 0 〜 +45 C
保存温度範囲20 〜 +60 C
質量 350g
付属品 出力コネクタ.........................................一式
コネクタキャップ....................................... 1
取扱説明書.................................................. 1
取付ネジ...................................................... 2
フェライトコア........................................... 1

16 (J)
別売アクセサリ
• ヘッド用延長ケーブル
型名 ケーブル長
CE08-1 1m
CE08-3 3m
CE08-5 5m
CE08-10 10m
CE08-15 15m
• 原点用延長ケーブル
型名 ケーブル長
CE15-3 3m
CE15-5 5m
CE15-10 10m
CE15-15 15m
• 出力コネクタ付きケーブル
型名 ケーブル長
CE16-3 3m
CE16-6 6m
• 出力コネクタ
MZ2
注意
1. 最小位相差は、インターポレータ出力での最小値であ
り、スケールの移動速度、出力ケーブルの長さ、線間
容量などの影響により大きくなることがあります。
2. 最小位相差は、出力ケーブルの長さ、線間容量、受信
機の負荷などの影響により変化します。
3. 最大応答速度は以下のグラフのような関係となってい
ます。
位相差と応答速度の関係
10000
1000
100
10
1
A/B相位相差(µs)
応答速度(m/min)
分解能
5µm 10µm 50µm
10 1001
0.1
図 5-1
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1
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