Snow Peak TP-511 User manual

HDタープシールド
メーヴェL
TP-511
取扱説明書：Ver 2.00

安全上の注意事項 ご使用の前によく読んで予測される事故を回避し安全にご使用ください。
1
明らかに生命にかかわる重大な事故が予測される行為を示します。
危険
●このタープの素材は難燃性ではありません。タープ下では燃焼式のランタンやコンロ、ヒーターなどの熱源や、
マッチ、ローソク、ライター、タバコなどの裸火や炎は絶対に使用しないでください。限られた空間での火気の使
用は火災や酸欠、一酸化炭素中毒などの恐れがあり、大変危険です。
●タープの下で燃料を保管したり、燃料を補給するなど、引火性のあるものを持ち込まないでください。
●ご使用の前に、本製品を点検し各部に異常がないことを確認してください。異常が発見された場合は、直ち
に使用を中止しお買い求めいただいた販売店様、または弊社ユーザーサービス係に点検または修理を依頼
してください 。
●気象条件には常に細心の注意を払い、風の強い時や悪天候が予想されるときは速やかに撤収して安全な
場所へ避難してください。
●高温に加熱された物や発熱性のあるものを持ち込まないでください。天候によりタープ下は高温になり、熱
中症などの危険があります。お子様昼寝など、細心の注意を払ってください。
●風の吹き抜けるような場所や、雪崩、がけ崩れ、急な出水などの恐れのない地盤のしっかりとした水はけのよ
い平坦な場所を選んで設営してください。
●タープは表面積が大きく、体感風量よりはるかに大きな力を受けます。ご使用中はペグや張り綱がしっかりと
繋がれているかどうかを定期的に点検してください。強風かではタープの使用を中止してください。
場合により重大な事故に至る行為を示します。
警告
●本製品は常設用ではありません。
●日差しにより本体表面は低温やけどに発展するほどの高温になります。十分ご注意ください。
●焚火や花火などのそばで組み立てたり、使用しないでください。火の粉を被り、生地に穴をあけてしまう場合
が あります 。
●タープの素材は長時間日光にさらされた場合、退色や生地劣化などの強度低下を起こしますので、常設用
とし て 使 用 し な い で くだ さ い 。
●樹液が付着するときれいに除去することはできません。樹液が垂れそうな木下を避けて設営してください。溶
剤などにより無理に除去すると生地やコーティングを痛めます。
●タープの設営・撤収の際は、風に飛ばされないようポールをしっかりと支え、ペグを確実に打ち込んでくださ
い。ポールが倒れたり、ポールの先端がハネ返るなどして思わぬ事故になりますので周囲の安全を確認して
ください 。
● ペ グとロ ー プ でしっか りとタ ープ を 固 定し てください 。
●薄い生地を使用していますので、生地を引っ張り過ぎると破損する恐れがあります。ご注意ください。
●足もとの設営用ロープやペグにはご注意ください。足を引っかけて、思わぬ事故の原因となります。
ケガや本体破損、物品破損として拡大損害の原因となる行為を示します。
注意
この度は、スノーピーク製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。本製品は、キャンプ用のタープで
す。安全にご使用いただくためにも下記の取扱説明書をよく読んでからご使用ください。また、読み終わった後も
大切に保管してください。説明内容で理解出来ない点及び製品に不具合が確認された際には直ちに使用を中
止しご購入いただきました販売店様もしくは弊社ユーザーサービスまでお問い合わせください。

タープ 本 体
取扱説明書（本書）×1ペグ ケース×1ポール ケース×1
キャリー バッグ× 1
自在 付ロープ
（二又用10ｍ×3、二又用7ｍ×1、3ｍ×2）
セット 内 容
2
セット内容は一般的な条件下での設営を基本としたものです。基本的な設営にはタープ用ポール×3本、ペグ×
10本が別途必要です。上記推奨サイズをご参考のうえ、ご用意ください。また、ペグやロープ自在は消耗品です。常
に予備を携行することをお勧めします。

単位cm
240
メインロープ（10m）
サブロープ（3m）
サブロープ（10m）
メインロープ（7m）
ポール（240cm）
初めてお使いになる前に
3
自在付ロープ・ペグダウンの位置
●品質には万全を期しておりますが、お使いになる前に必ず試し張りを行い、付属品や設営道具を確認してください。
万一不具合や付属品の欠品があった場合は、お買い求めになった販売店様または弊社ユーザーサービスまで
お問い合わせください。
●本製品にはポール・ペグ・ハンマー等は含まれておりません。
□基本的な設営には別売りのウイングポール×3本、ペグ×10本が別途必要です。
下記の推奨サイズをご参考の上、ご用意ください。
□推奨ポール・ペグサイズ
240cmウイングポール×3本
打ち込み長さ25cm以上のペグ×10本（各コーナーのロープに使用）

自在
ロープ 返し部 分
グ ロ メ ット
ペグ
ロープ の 自 在 が 付 いている 返し
部分がペグ側に来るように取り
付 け てください 。
約 45°
約 90°
ロープ
ペグ
サブロープ（10m 二又）
サブポール 240cm
※メインポールとサブポールは、同じポールをご使用ください。
サブポール 240cm
メインポール 240cm
サブロープ（10m 二又）
サブロープ（3m）
サブロープ（3m）
メインロープ
（7m 二又）
メインロープ
（10m 二又） 45°
45°
45° 中心線
4
※二又用ロープのロープ間の角度が上か
ら見て90°以上広い位置でペグダウンす
るとウ イング ポ ー ル に テン ション が 伝 わら
ず、正しく設 営 す ることが できなくなります
の で 注 意し てください 。
※ ペ グダ ウン は タープ からできるだ け 遠くに
行 っ て く だ さ い 。 設 営 し た と き 、ロ ー プ の 角
度が地面に対して約45°となるのが理想
的なペグダウンの 位 置です 。また、ペグを
打 ち 込 む 角 度 は ロ ー プ に 対 し て 9 0 °に な
るように ペ グ ダ ウンします 。
各ロープの固定、ペグダウンの位置は下図のように行ってください。

サブポール
メインロープ
（7m 二又）
メインロープ
（10m 二又）
中心線
〔図 A〕
❶の箇所
❶
❷の箇所
❷
①
②
メイン ポ ー ル
サブポール
設営の手順 より安全に設営するためにも必ず２人以上で設営してください。
タープを地面に広げます。
ポールはあらかじめ組み立てた状態で240cmのものを3本準備してください。
タープ 本 体を平らな場 所にロゴが 上を向くように広げてください 。
1
ロープを取り付けます。
〔図A❶〕の箇所にあるメインコーナーの三角金具にポールの先端を差し込み、その上からメイン用二又
ロープ（10m二又）を掛けます。この時、ロープの返し部分は自在の位置を調整し、全て同じ長さにしてく
ださい 。
〔図A❷〕の箇所にメイン用二又ロープ（7m二又）を直接取り付けます。
※ ポール は 使 用しませ ん 。
2
5
設営・撤収は以下の説明に従い繰り返し練習し、実際のキャンプに備えてください。また、付属品が全て揃っている
か前もってご確認ください。無理な設営・撤収は本体・ポールの破損や事故の原因になります。本書をよくお読みにな
りご 使 用ください 。

二 又ロープ
（7m）
二 又ロープ
（10m）
〔図 B〕
〔図 C〕
中心線
メインポール（240m）
45° 45°
45°
〔図 D〕
二 又ロープ
（10m）
A
A
B
B
二 又ロープ
（10m）
稜線の延長線上
稜線の延長線上
中心線に垂直
90°
90°
中心線に垂直
〔図 E〕
稜線
中心線
稜線
ポール（240m）
ポール（240m）
約 45°
約 90°
ロープ
ペグ
6
メインポールを立ち上げます。
メイン ポ ー ル〔図A❶〕を立ち上げ、〔図A〕の❶
❷を結ぶタープの中心線に対して〔図B〕のよ
うに外 側 に二 又ロープを引き、ロープの返し部
分 に ペ グ ダウンします 。〔図D〕
3
※それぞれのロープ間の角度が90°以上広い位
置 で ペ グ ダ ウン す るとポ ー ル に テ ン ション が 伝
わ ら ず 、正 し く 設 営 す る 事 が で き な く な る の で 注
意してください 。ペグダウンはタープ からできるだ
け遠くに行ってください。設営した時、ロープの
角度がポールに対し45°以上になるのが理想
的 なペグダウン の 位 置 です 。〔図C〕
 ま た 、ペ グ を 打 ち 込 む 角 度 は ロ ー プ に 対 し て 9 0 °
に な るように ペ グ ダ ウンします 。〔図D〕
サブポールを立ち上げます。
手順②と同様、サブポール（240cm）の先端を三角金具に差し込み、その上からサブ用二又ロープ
（10m二又）を取り付けてください。サブポールを稜線方向に立ち上げ、A、Bの 順 でロープを引きペグダウ
ンします 。〔図E〕
ポールの方向、ロープの角度、
ペグダウン の 位 置 は〔図C〕
〔図D〕に 従 っ て く だ さ い 。も う 片
方 のサブポールも同 様 にペグ
ダ ウンし てください 。
4

〔図 F〕
緩み
サブロープ（3m）
平行
平行
サブロープ（3m）
〔図 G〕
中心線
〔図 H〕 〔図 I〕
NG
OK
延ばす
短くす る
延ばす
下げる
7
タープの稜線を緩ませます。
ロープの自在の位置を調整し稜線部分を２割くらい緩ませた状
態 にします 。
※この緩みが完成時の美しい曲線を作ります。〔図F〕
5
各ロープのテンションを調節します。
〔図A〕の❷の箇所が上に上がり過ぎている場合は、〔図H〕に従って自在の位置を調整して形状を整え
てください。最後にすべてのロープをもう一度、均等に少しずつ引き、全体のバランスを整えます。
※ロープの引き過ぎにご注意ください。強く引き過ぎている場合は、その方向に大きなシワが発生します。
シワの出ているコーナーのサブロープを緩めて、全 体のテンションバランスを調整してください。〔図I〕
※タープが緩んだ状態や大きなシワの入った状態で使用すると、風を大きく受けて倒れたり、雨が流れず
溜まってしまうなど、大変危険です。
7
各コーナーにロープを取り付けペグダウン
します 。
〔図G〕に示した位置にサブポール（3m）を取り
付 け てください 。す で に ペ グ ダウンし て い るメイン
用二又ロープ（10m二又）と並行になるように
サブロープ（3m）を引き、ペグダウンします。
※ロープの方向がずれると、シワの原因になり、
正しく設 営 す ることが できなくなりま す の で ご 注
意ください 。
6

サブポール（240cm）を倒し、サブポールとサブロープ（10m二又）をタープから外してください。
1
タープ本体のメインコーナー以外の各コーナーに取り付けているロープのペグを抜き、
ロ ー プ を 取 り 外し てください 。
2
メインポール(240cm)を倒し、メインポールとメインロープ(10m二又、7m二又)をタープから外してください。
3
タープを中心線に沿って二つ折りにした状態で地面に置き、キャリーバッグの長さに合わせて
タ ー プ 本 体 を 折 り た た み 、キ ャ リ ー バ ッ グ の 中 に 入 れ て く だ さ い 。
4
ウイングポールやペグはそれぞれ付属のポールケー
ス、ペグケースに収 納してください 。ポールや ペグをむ
き出しの状態で収納するとタープ本体やインナールー
フの生地を損傷することがあります。
※ ペ グ や ロ ー プ の 置 き 忘 れ に ご 注 意 ください 。
5
LEDランタンループの仕様
タープの中央には、指定のLED照明を吊るすためのランタンループが付いています。
下記の対応機種をご確認のうえ、ご使用ください。〔図J〕
危 険：燃焼式のランタン等の熱を発生させる照明は、絶対に取り付けないでください。火災や思わぬ事故の原因
となります。
注 意：対応機種以外のLED照明を取り付けないでください。ループに負荷が掛かり、製品破損の原因となります。
撤収の手順 必ず２人以上で撤収してください
8
タープの下とLEDランタンループにものがないことを確認してから撤収を始めてください。
①タープ の 中 央 に 向 かい
両端を内側に折ってください。
［タープ 本 体 のたた み 方 ］
②縦に4つ折りし、矢印の
方向に巻いてください。
■対応機種
ES-070：ほおずき/ES-090：スポットほおずき/ES-041：たねほおずき
〔図 J〕

9
ケースへの収納
最初にポールをゆっくり倒し、先端金具とメインロープを外します。ペグを抜いて、それぞれのロープを束ねた後、キャ
リー バッグ の 長さに 合 わ せ てタープ 本 体を 折 りた た み 、キャリー バッグ の 中 に 入 れます 。
ポールやペグはそれぞれ付属の専用ケースにポールの先端部が上になるように入れ、キャリーバッグに収納してくだ
さい。むき出しの状態で収納すると本体生地を損傷することがあります。
結露について
空気中に含まれている水分が急激に冷やされて霧状になったものが結露として現れます。特に狭い空間では、通
常の室内よりも水蒸気の濃度が高くなり、結露の発生する確率が高くなります。原因としては、人体構成要素の約
60％を占める水分が呼吸や汗などにより放出され、水蒸気となり結露が発生します。特に防水性が高い部分に結
露が発生しやすくなります。結露は優れた透湿防水素材でも使用状況により完全に防ぐことは不可能です。
撥水・防水性能について
●本製品はいずれの生地にも高性能の撥水加工を施していますが、生地の特性上、撥水性能（撥水の仕方や耐
久性）に若干の差が見られる場合があります。またご使用を重ねますと撥水性能が低下する場合があります。性
能が低下した場合は市販の撥水スプレー等を、それらの説明書をよくお読みの上ご使用ください。
●防水性の高い生地を使用しておりますが、地面の水溜まりなどへ長時間接触していると雨水が染み込む場合が
あります 。
●農薬などでPUコーティングが破壊され耐水圧が異常低下してしまう場合があります。この症状と診断された
場合、製品の保証が出来なくなりますのでご注意ください。
●撥水剤の影響によりロゴマークが剥離する場合があります。
紫外線の影響について
●本製品の生地にUVカット加工を施しています。UVカット加工は、人体にとって有害は紫外線の透過を抑えると
共に、生地の強度劣化を緩和します。
※UVカット加工は、紫外線による人体の影響や、素材劣化を防止するものではありません。