Sanwa CD721 User manual

CD721
DIGITAL MULTIMETER
取扱説明書
本社=東京都千代田区外神田2
−
4
−
4・・電波ビル
郵便番号=101-0021・・電話=東京(03)3253−4871㈹
大阪営業所=大阪市浪速区恵美須西2
−
7
−
2
郵便番号=556-0003・・電話=大阪(06)6631−7361㈹
SANWA ELECTRIC INSTRUMENT CO.,LTD.
Dempa Bldg.,4-4 Sotokanda2-Chome Chiyoda-Ku,Tokyo,Japan

【1】
安全に関する項目〜ご使用の前に必ずお読みください。〜
このたびはディジタルマルチテスタCD721型をお買い上げいただ
き、誠にありがとうございます。
ご使用前にはこの取扱説明書をよくお読みいただき、正しく安全
にご使用ください。そして常にご覧いただけるように製品と一緒に
して大切に保管してください。
本文中の 警告および 注意の記載事項は、やけどや感
電などの事故防止のため、必ずお守りください。
1-1 警告マークなどの記号説明
本器および『取扱説明書』に使用されている記号と意味について
:安全に使用するための特に重要な事項を示します。
・警告文はやけどや感電などの人身事故を防止するためのもの
です。
・注意文は本器を壊すおそれのあるお取り扱いについての注意
文です。
:直流(DC) Ω:抵抗 :ダイオード :ブザー
〜:交流(AC) :グランド :二重絶縁または強化絶縁
+:プラス−−:マイナス :ヒューズ
1-2 安全使用のための警告文
以下の項目は、やけどや感電などの人身事故を防止するためのもの
です。本器をご使用する際には必ずお守りください。
116kVAを超える電力ラインでは使用しないこと。
12.AC30Vrms(42.4Vpeak)またはDC60V以上の電圧は人体に危険なた
め注意すること。
13.最大定格入力値を超える信号は入力しないこと。
14.最大過負荷入力値を超えるおそれがあるため、誘起電圧、サージ電
圧の発生する(モータ等)ラインの測定はしないこと。
15.
本体またはテストリードが傷んでいたり、壊れている場合は使用しないこと。
16.ケースまたは電池ふたをはずした状態では使用しないこと。
17.ヒューズは必ず指定定格及び仕様のものを使用すること。ヒュー
ズの代用品を用いたり短絡することは絶対にしないこと。
18.測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
19.
測定中は他のファンクションまたは他のレンジに切り換えたりしないこと。
10.測定ごとのレンジ・ファンクション・測定端子の確認を確実に行うこと。
11.本器または手が水などでぬれた状態での使用はしないこと。
12.内蔵電池交換およびヒューズ交換を除く修理・改造は行わないこと。
13.
強力な電磁波を発生するもの、帯電しているものの近くでは使用しないこと。
14.年1回以上の点検は必ず行なうこと。
15.屋内使用
−1−
警 告
・・・ ・
・

V・Ω・
ファンクション 入力端子 最大定格入力値 最大過負荷保護入力値
1-4 最大過負荷保護入力値
DCV
ACV DC1000V
AC750V DC1000V,AC750V
または PEAKMAX1000V
DC・AC500V
または PEAKMAX700V
0.5A/250Vヒューズ保護
0.5A/250Vヒューズ保護
12A/250Vヒューズ保護
電圧・電流
入力禁止
DC2V
DC/AC320mA
DC/AC12A
30秒以内
COM
12Aと
COM
Ω・ ・
DC/AC
32mA、320mA
DC/AC12A
1-3 安全キャップについて
12A端子に誤って電圧を加えると大電流が流れ、本器が焼損したり測定
者がやけどをする危険があります。事故防止のため安全キャップは必ず
12A端子に付けておいてください。12A測定の際は V・Ω・●・●・●・
mA、端子にキャップを移してご使用ください。
−2−
【2】用途と特長
2
-
1用 途
本器は小容量電路の測定用に設計された、携帯用ディジタルマルチメー
タです。小型通信機器や家電製品、電灯線電圧や各種電池の測定などはも
ちろん、付加機能を使って回路分析などにも威力を発揮します。
2-2 特長
・IEC1010に準拠 ・
3200カウント、円弧アナログバーグラフ付き
・
データホールド、レンジホールド機能付き
・
約10分で作動するオートパワーオフ
・電流測定もオート/マニュアル測定可能(mAレンジ)
【3】各部の名称
3-1 本体・テストリード
1. 5 V
1. 5 V
・
1.5V
mA
液晶表示器
データホールド
スイッチ
シフトスイッチ
電源スイッチ兼
ファンクションスイッチ
V・Ω・●・●
●、mA測定端子
レンジホールド
スイッチ
12A測定端子
(セーフティーキャップ付き)
Fig1
1.5V
COM端子
テストピン
プラグ つば
テストプローブ(赤)
テストプローブ(黒)
テストリード(TL-21)
と
ホルスタ
テストリード
固定部

−3−
【4】機能説明
◯電源スイッチ兼ファンクションスイッチ
このスイッチを回して電源のON/OFFおよびV、Ω、●● 、BT、mA、
●12Aのファンクションを切り換えます。
◯シフトスイッチ(SHIFT)
直流/交流(電流ファンクション)の切り換えおよび●●●の切り換えに
●使用します。このスイッチを押すと以下のように切り換わります。
・電流ファンクションの場合:1回押す毎に●→〜→ となります。
・● の場合:1回押す毎に●→ → となります。
◯レンジホールドスイッチ(R.H)
電圧、抵抗、電流(mAのみ)ファンクションの時特定のレンジにしたい
●場合使用します。このスイッチを押すとレンジが固定され、マニュアル
●モードになります。このスイッチを押すたびにレンジが移動しますので、
●表示器の単位と少数点の位置を確認しながら適正なレンジを選択してく
●ださい。オートモードに復帰させる場合は表示器の R.Hが消えるまで
●このスイッチを押しつづけて下さい。
◯データホールドスイッチ(D.H)
表示器に表示されている測定データを固定させる時使用します。このス
●イッチを押すと表示器に D.Hが点灯し、その時点のデータ表示が固定
●され表示は変化しません。再びこのスイッチを押すと表示器の D.Hは
●消え、ホールド状態は解除され、測定状態に戻ります。
◯オートパワーオフ
本器は約10分で自動的に表示が消え、電源の消費を抑えるオートパワー
●オフ機能付きです。オートパワーオフ作動直前に本体より警告音が鳴り
●ますのでそのままご使用になりたい場合は、D.H スイッチを押してくだ
●さい。長時間ご使用にならない場合はファンクションスイッチをOFFに
●してください。
3-2 表示器
直流測定動作表示
レンジホールド動作表示
測定値単位表示
電池消耗警告
高速バーグラフ
導通チェック
動作表示
数値データの
マイナス表示
データホールド
動作表示
交流測定
動作表示
ダイオードテスト
動作表示
バーグラフの
マイナス極性表示
数値表示
小数点 バーグラフスケール Fig2
1. 5 V

表示器の表示が10以下で
ブザーが鳴りますか?
電池消耗表示
は点灯していますか?
*
本体とテスト
リードの外観は破損して
いますか?
【5】測定方法
5-1 始業点検
1.
本体およびテストリードが傷んでいたり、壊れている場合は使用しないこと。
2. テストリードが切れたりしていないことを確認すること。
警 告
点検スタート
黒プラグをCOM
端子に差し込み
ます
赤プラグを●端子
に差し込みます
ファンクション
スイッチを●に
合わせます
①
②
③
赤、黒のテスト
ピンをショート
します
④
点検終了です
感電の恐れがありま
す。使用をやめ修理
してください
電池を交換し、もう
一度点検をやり直し
てください
テストリードを交換
しても良くならない
場合は、修理が必要
です
テストリードを交換
しもう一度やり直し
てください
*電池が消耗しすぎると表示
がまったく出なくなります。
はい
いいえ
はい
いいえ
いいえ
はい
▼
▼
▼
▼
▼▼
▼
▼
▼
▼
▼
−4−
①②
③
④
Fig3
5-2
電圧(V)測定 最大測定電圧 直流電圧 DC1000V,交流電圧 AC750V
1.最大定格入力電圧を超えた入力信号を加えないこと。
2.測定中はファンクションスイッチを切り換えないこと。
3.測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
警 告
1) 測定対象
DCV:電池や直流回路の電圧を測ります。
ACV:電灯線電圧などの正弦波交流電圧を測ります。

2) 測定レンジ
DCV:320mV〜1000Vまでの5レンジ ACV:3.2V〜750Vまでの4レ
●●●ンジ
3) 測定方法
①テストリードの赤プラグをV入力端子に、黒プラグをCOM入力端
●●●●子に差し込みます。
②ファンクションスイッチをDCVまたはACVに合わせます。
③被測定回路のマイナス電位側に黒のテストピンを、プラス電位側
●●●●に赤のテストピンを接触させます。(ACVの場合、極性は関係あ
●●●●りません)
④表示器の表示を読み取ります。
⑤測定後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
●テストリード開放時に表示が変動しますが故障ではありません。
●本器の交流検波方式は平均値方式のため、正弦波以外の測定波形
●●●●では測定値に誤差が生じます。
5-3 抵抗(Ω) 測定 最大測定抵抗 30MΩ
入力端子には外部よりの電圧を絶対に加えないこと。
警 告
1) 測定対象:抵抗器や回路の抵抗を測ります。
2) 測定レンジ:320Ω〜30Mまでの6レンジ
3) 測定方法
①テストリードの赤プラグをΩ入力端子に、黒プラグをCOM入力
●●●●端子に差し込みます。
②ファンクションスイッチをΩに合わせます。
③
被測定物に赤、黒のテストピンをそれぞれ関係なくあてて測定します。
④表示器の表示値を読み取ります。
⑤測定後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
●入力端子間の開放電圧は1.3Vです。
●測定に際しノイズの影響を受ける場合は、被測定物をCOMの電
●●●●位でシールドしてください。
−5−
④
②
①
DCV
⑤③③ ⑤
電池
Battery
Fig4(DCV)
⑤
③
⑤
④
②
①
ACV
コンセント
Outlet
Fig5(ACV)

1) 使用対象:配線の導通確認や選定に用います。
2) 使用方法
①テストリードの赤プラグを●入力端子に、黒プラグをCOM入力
●●●●端子に差し込みます。
②ファンクションスイッチを に合わせます。
③
被測定回路または導線に赤黒のテストピンをあてチェックします。
④ブザーが鳴るか鳴らないかで導通を確認します。
※測定値が320Ω以下の場合は、その時の測定値が表示されます。
⑤測定後は被測定物から赤、黒のテストピンをはずします。
●入力端子間の開放電圧は1.3Vです。
●被測定回路抵抗が約20Ω以下でブザーが発音します。
5-4 導通(● )チェック
入力端子には外部よりの電圧を絶対に加えないこと。
警 告
−6−
④
②
①
Ω
⑤
③③
⑤
Fig6
抵抗器
Resistor
⑤
③
⑤
④
②
①Fig7
③
ピー
延長コード
Extensioncord

1) 測定対象:マンガン電池(単1/R20,単2/R14,単3/R6)やアルカ
●●●●●●●● リ電池(LR20,LR14,LR6)の30Ω負荷時の測定
2) 測定レンジ:1.5V
3) 測定方法
①テストリードの赤プラグを 入力端子に、黒プラグをCOM入力
●●●●端子に差し込みます。
②レンジ切り換えつまみで のレンジに合わせます。
③被測定電池のマイナス電位側に黒のテストピンを、プラス電位側
●●●●に赤のテストピンを接触させます。
④表示器の表示を読み取ります。
⑤測定後は被測定電池から赤黒のテストピンをはずします。
5-5 ダイオード( )テスト
入力端子には外部よりの電圧を絶対に加えないこと。
警 告
1) 使用対象:ダイオードの良否をテストします。
2) 測定方法
●●●①テストリードの赤プラグを 入力端子に、黒プラグをCOM入力
●●●●端子に差し込みます。
②ファンクションスイッチを に合わせ、シフトスイッチで
●●●● にします。
③ダイオードのカソード側に黒のテストピンを、アノード側に赤の
●●●●テストピンを接続します。
④表示器にダイオードの順方向電圧降下が表示されていることを確
●●●●認します。
⑤赤、黒のテストピンを入れ換えテストリード解放時の表示と同じ
●●●●表示になっていることを確認します。
●●●●※④・⑤の確認ができれば、ダイオードは正常です。
⑥測定後は被測定物から赤黒のテストピンをはずします。
●入力端子間の開放電圧は3Vです。
−7−
5-6 電池負荷電圧測定
入力端子には電池電圧(約1.5V)以上の電圧を絶対に加えないこと。
警 告
④
②
①
⑥⑤⑤ ⑥
③③
/
⑤
Fig8
アノード
Anode カソード
Cathode
ダイオード
Diode
1.5V
1. 5 V

5-7-1直流・交流電流(DC・ACmA)最大測定電流 DC/AC320mA
1) 測定対象
直流電流 :電池や直流回路の電流 を測ります。
交流電流 :交流回路の電流 を測ります。
2)測定レンジ:32mA,320mAまでの2レンジ(DC,AC)
3)測定方法
①テストリードの赤プラグをmA入力端子に、黒プラグをCOM入力
●●●●端子に差し込みます。
②ファンクションスイッチをmAに合わせ、シフトスィッチでDC
●●●●またはAC〜のいずれかを選択します。
③被測定回路を切り離し負荷と直列になるように接続します。
④表示器の表示を読み取ります。
⑤測定終了後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
−8−
警 告
5-7 電流(A)測定
1.必ず負荷を通して本器が直列に接続されるようにすること。
2.入力端子には電圧を絶対に加えないこと。
3.最大定格電流を超える入力は加えないこと。
④
②
①
⑤③
Fig9
⑤③
電 池
Battery
Fig10
電源
負荷
電源
負荷
(×) ()
1.5V
注意:長時間測定を行っていま
すと被測定電池を消耗さ
せてしまいますので、短
時間で行って下さい。

1) 測定対象:12A以下の回路電流 を測定できます。
2) 測定レンジ:12Aの1レンジ(DC、AC)
3) 測定方法
①テストリードの赤プラグを12A入力端子に、黒プラグをCOM入力
●●●●端子に差し込みます。
②ファンクションスイッチを12Aに合わせ、シフトスィッチでDC●
● またはAC〜のいずれかを選択します。
③被測定回路を切り離し負荷と直列になるように接続します。
④表示器の表示を読み取ります。
⑤測定終了後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
●入力信号を加えても表示が変化しない場合はヒューズが切れてい
●●●●
る可能性がありますので、ヒューズが切れていないか確認してください。
●交流(AC)での確度保証周波数範囲は40Hz〜400Hzです。
●12Aレンジでは単位記号が表示されません。
−9−
5-7-2 直流・交流電流(DC・AC12A)最大測定電流 DC/AC12A
1.入力端子には電圧を絶対に加えないこと。
2.発熱するため、測定は30秒以内にすること。
3.発熱するため、測定間隔を3分以上とること。
4.リード線は過熱防止のため、伸ばした状態で測定すること。
警 告
●mAレンジでは単位記号が表示されません。
●入力信号を加えても表示が変化しない場合はヒューズが切れてい
●●●●る可能性がありますので、ヒューズが切れていないか確認してく
●●●●ださい。
●32mAと320mAのレンジ間はオートレンジです。レンジホールド
●●●●マニュアル測定も可能です。
●本器の交流検波方式は平均値方式のため、正弦波以外の測定波形
●●●●では測定値に誤差が生じます。
④
②
①
⑤
③
Fig11
⑤
③
電 池
Battery
抵抗器
Resistor
mA

測定方法:①ファンクションスイッチをDCVに合わせ、レンジホールド
●●●●●●スイッチで1000Vレンジにセットします。
②高圧プローブの黒プラグをCOM端子に、赤プラグをV端子に
●●●●●●接続します。
③被測定回路のマイナス側に高圧プローブの黒クリップを接続
●●●●●●し、プラス側に高圧プローブ先端のピンを接触させます。
④表示値を0.1倍してkV単位で読み取ります。
5-8-2 交流電流プローブ(CLー20D)による測定 最大測定電流 AC200A
測定方法:①ファンクションスイッチをACVに合わせ、レンジホールドス
●●●●●●イッチで3.2Vレンジにセットします。
②電流プローブの黒プラグをCOM端子に、赤プラグをV端子に
●●●●●●接続します。
③電流プローブ鉄心を開き、被測定導体をはさみ込みます。
④電流プローブのレンジが20Aレンジの場合は表示値を100倍、
●●●●●● 200Aレンジの場合は1000倍してA単位で読み取ります。
5-8-3
直流・交流電流プローブ(CLー22AD)による測定 最大測定電流 DC/AC200A
測定方法:①ファンクションスイッチをDCVまたはACVに合わせ、レンジ
●●●●●●ホールドスイッチでDCVの場合は320mVレンジにACVの場合
●●●●●●は3.2Vレンジにセットします。
②電流プローブの黒プラグをCOM端子に、赤プラグをV端子に
●●●●●●接続します。
③電流プローブ鉄心を開き、被測定導体をはさみ込みます。
④表示値を下記の倍率をかけてA単位で読み取ります。
DC20A→0.1倍 AC20A→100倍
DC200A→1倍 AC200A→1000倍
5-8-4
直流電流プローブ(CLー33DC)による測定 最大測定電流 DC300A
測定方法:①ファンクションスイッチをDCVに合わせ、レンジホールドス
●●●●●●イッチで320mVレンジにセットします。
②電流プローブの黒プラグをCOM端子に、赤プラグをV端子に
●●●●●●接続します。
③電流プローブ鉄心を開き、被測定導体をはさみ込みます。
④電流プローブのレンジが30Aレンジの場合は表示値を0.1倍、
●●●●●● 300Aレンジの場合は1倍してA単位で読み取ります。
−10−
5-8 別売品による測定
5-8-1 直流高圧プローブ(HVー60)による測定 最大測定電圧 DC30kV
警告:ブラウン菅のアノード電圧等の微小電流回路測定にご使用ください。
Fig12
12A
④
②
①
⑤
③
⑤
③
遮断機
連続測定可能範囲:5A以下
長時間の測定にはクランプ
プローブをお使いください。

6-1 保守点検
1) 外観:落下などにより、外観が壊れていないか?
2) テストリード:・
入力端子にプラグを差し込んだときに緩みはないか?
・テストリードが傷んだり、どこかの箇所から芯線
●●●●●●●●●●●が露出していないか?
以上の項目に該当するものはそのまま使用せず、修理を依頼してください。(5-1参照)
6-2 校正 校正、
点検については三和テスメックス(株)サービス課までお問い合わせください。
6-3 内臓電池・内臓ヒューズの交換
−11−
【6】 保守管理について
1.
この項目は安全上重要です。本説明書をよく理解して管理を行ってください。
2.
安全と確度の維持のために1年に1回以上は校正、点検を実施してください。
警 告
1.入力端子に入力が加わった状態でリヤケースをはずすと感電のおそ
れがありますので必ず入力が加わってないことを確認して作業を行
うこと。
2.交換用ヒューズは同定格のものを使用すること。ヒューズの代用品
を用いたり、短絡することは絶対にしないこと。
3.ヒューズおよび電池以外の内部の部品や配線に手を触れないこと。
警 告
〈内臓電池の交換方法〉
①ホルスタを本体から取りはずし、本体裏側の止めねじをプラスねじ回
しではずします。
②本体下側から開くようにリヤケースをはずします。
③リヤケース内側の消耗した電池をはずします。
④ 、 の極性を間違えぬように注意し、新品の電池と交換します。
⑤リヤケースを取り付けてねじ止めし、ホルスタを取り付けます。
ねじ 単三乾電池
12A/250V
ヒューズ
0.5A/250V
ヒューズ
※リヤケース内側に
あります。
Fig13

7-1 保証期間について:本品の保証期間は、お買い上げ日より3年間です。
ただし、日本国内で購入し日本国内でご使用いただく場合になります。また、製品本体の確度および
許容差は1年保証、製品付属の電池、ヒューズ、テストリード等は保証対象外とさせていただきます。
7-2 修理について
1)修理依頼の前に次の項目をご確認ください。
・内臓電池の容量はありますか?装着の極性は正しいですか?
・テストリードは断線していませんか?
・内臓ヒューズは切れていませんか?
2)
保証期間中の修理:保証書の記載内容によって修理させていただきます。
3)保証期間経過後の修理
・修理費用や運送費用が製品価格より高くなる場合もありますので、
●●●事前にお問い合わせください。
・
本品の補修用性能部品の最低保有期間は、製造打切後6年間です。この
●●●
補修用性能部品保有期間を修理可能期間とさせていただきます。ただ
●●●
し購買部品の入手が製造会社の製造中止等により不可能になった場合
●●●
は、保有期間が短くなる場合もありますのでお含みおきください。
4)修理品の送り先
・
製品の安全輸送にため、製品の5倍以上の容積の箱に入れ、十分なクッ
●●●
ションを詰め、箱の表面に「修理品在中」と明記してお送りください。
・輸送にかかる往復の送料は、お客様のご負担とさせていただきます。
[送り先] 三和電気計器株式会社・羽村工場サービス課
〒205-8604 東京都羽村市神明台 4-7-15
TEL(042)554-0113/FAX(042)555-9046
−12−
<内臓ヒューズの交換方法>
使用ヒューズ定格
0.5A/250V (φ5.2×20mmしゃ断容量300A)
12A/250V (φ6.3×30mmしゃ断容量500A)
1.
パネル、ケース等はシンナーやアルコールなどでふいたりしないでください。
お手入れをする場合は、乾いた柔らかい布などで軽くふきとってください。
2.
振動の多い場所や落下のおそれがある場所には保管しないでください。
3.
直射日光下,高温,低温,多湿,結露のある場所での保管は避けてください。
4.長時間使用されない場合、内臓電池を必ず抜いておいてください。
注 意
①本体裏側の止めねじをプラスねじ回しではずします。
②本体下側から開くようにリヤケースをはずします。
③
基板上のホルダから、溶断したヒューズを抜き取り、新品のヒューズと差し換えます。
④
リヤケースを取り付け、ねじ止めします。交換後、正常に測定できるか確認します。
6-4 保管について
【7】 アフターサービスについて
以上の注意項目を守り、環境の良い場所(【8】参照)に保管してください。

5)補修用ヒューズについて
ヒューズは、上記サービス課あてに機種名とサイズ、定格を明記し、ヒュ
ーズ代金と送料分の切手を同封してご注文ください。
<形状> <定格> <価格> <送料>
φ5.2×20mm 0.5A/250V ¥42
(単価¥40、消費税¥2) ¥120(10本まで)
部品番号 F0301ガラスヒューズ/遮断容量300A
φ6.3×32mm 12A/250V ¥200
(単価¥190、消費税¥10) ¥120(10本まで)
部品番号 F0023消弧剤入りヒューズ/遮断容量500A
7-3 お問い合わせ先
東京本社 :TEL(03)3253-4871 FAX(03)3251-7022
大阪営業所 :TEL(06)6631-7361 FAX(06)6644-3249
E-mail :[email protected]
ホームページ
:http://www.sanwa-meter.co.jp
−13−
【8】 仕様
8-1 一般仕様
作 動 方 法 :二重積分方式
表 示 :数値部 最大 約3200カウント
バーグラフ部 最大 約32セグメント
レンジ切り換え:オートおよびマニュアル
オーバー表示 :表示器にOLと表示
極性切り換え :自動切り換え(一のみ表示)
電池消耗表示 :内部電池が消耗し、電池電圧が低下したとき表
示器に が点灯
サンプルレート :数値部 約2回/秒 バーグラフ部 約12回/秒
確度保証温湿度範囲 :23±5℃ 80%RH以下 結露のないこと
使用温湿度範囲 :0〜40℃ 80%RH以下 結露のないこと
保存温湿度範囲 :−10〜50℃ 70%RH以下 結露のないこと
使用環境条件 :高度2000m以下 環境汚染度Ⅱ
内 臓 電 池 :単3(R6)1.5V×2
消 費 電 力 :約1.8mW TYP.(DCVにて)
使 用 時 間 :約10分(オートパーワーオフ)
内 臓 ヒ ュ ーズ:φ
5.2×20mm0.5A/250V遮断容量300A、ガラス管
φ
6.3×30mm12A/250V遮断容量500A、消弧剤入り
寸 法・重 量 :
165.5(H)×78(W)×41.5(D)mm・約290g(ホルスタ装着時)
付 属 品 :
取扱説明書1、テストリード(TLー21)赤・黒1組、ホルスタ(H-70)
安 全 規 格 :
IEC-1010過電圧カテゴリⅢ保護クラスⅡに準拠(EN61010-1)
(最高使用電圧DC1000V、 AC750Vにおいては過電圧 カテゴリⅡに準拠)
EMC指令 :
EN50082ー1(EN55022)、EN50082ー1(EN61000-4-2)
EN50082ー1(EN61000-4-3)、EN50082(ENV50204)
8-2 別売付属品
・
クリップアダプタ CL-11・高圧プローブ HV- 60
・
ソフトケース C- C7・電流プローブ CL-20D、CL-22AD、CL33DC
BT

−14−
8-3 測定範囲および確度
許容差保証条件:23±5℃ 80%RH以下 結露のないこと
ファンクション
レンジ 確 度 内部抵抗 備 考
直流電圧
DCV
交流電圧
ACV
抵 抗
Ω
直流電流
DCA
320.0mV
3.200V
32.00V
320.0V
1000V
3.200V
32.00V
320.0V
750.0V
320.0Ω
3.200kΩ
32.00kΩ
320.0kΩ
3.200MΩ
30.00MΩ
32.00mA
320.0mA
12.00A
32.00mA
320.0mA
12.00A
±(0.5%rdg+2dgt)
±(0.9%rdg+2dgt)
*
±(1.2%rdg+5dgt)
±(1.2%rdg+2dgt)
±(2.0%rdg+2dgt)
±(5.0%rdg+2dgt)
±(1.4%rdg+2dgt)
±(2.5%rdg+5dgt)
約100MΩ以上
約11MΩ
約10MΩ
約11MΩ
約10MΩ
約5Ω
約0.005Ω
約5Ω
約0.005Ω
確度保証周波
数範囲
AC:40〜400Hz
*開放電圧は約1.3V
*測定電流は被測定抵抗の抵抗
値によって変化します。
交流電流
ACA
バッテリーチェック
導通チェック
*
±(1.8%rdg+5dgt) 確度保証周波
数範囲
AC:40〜400Hz
・約20Ω以下でブザーが発音します。
・開放電圧:約1.3V
・開放電圧:約3V
rdg:reading(読み取り値)dgt:digits(最下位けた)*正弦波交流における確度
◎確度計算方法
例)直流電圧測定(DCmV)
真 値:100.0mV
レンジ確度:320mVレンジ……±(0.5%rdg+2dgt)
誤 差:±(100.0[mV]×0.5%+2[dgt])=±0.7[mV]
表 示 値:100.0[mV]±0.7[mV](99.3〜100.7mVの範囲内)
・概略値(30Ω 負荷時)
ダイオードチェック
ここに掲載した製品の仕様や外観は改良等の理由により、予告なしに
変更することがありますのでご了承ください。
±(2.0%rdg+2dgt)
05.12猯

ご氏名
ご住所
様
TEL
保証期間
ご購入日 年 月より 3 年間
型 名
製造
No.
CD721
この製品は厳密なる品質管理を経てお
届けするものです。
本保証書は所定項目をご記入の上保管
していただき、アフターサービスの際
ご提出ください。
※本保証書は再発行はいたしませんの
で大切に保管してください。
本社=東京都千代田区外神田2
−
4
−
4・電波ビル
郵便番号=101-0021・電話=東京(03)3253−4871㈹
保証規定
保証期間中に正常な使用状態のもとで、万一故障が発生した場合には無償で修理いたし
ます。ただし下記事項に該当する場合は無償修理の対象から除外いたします。
記
1. 取扱説明書と異なる不適当な取扱いまたは使用による故障
2. 当社サービスマン以外による不当な修理や改造に起因する故障
3. 火災水害などの天災を始め故障の原因が本計器以外の事由による故障
4. 電池の消耗による不動作
5. お買上げ後の輸送、移動、落下などによる故障および損傷
6. 本保証書は日本国において有効です。
This warranty is valid only within Japan.
年 月 日 修理内容をご記入ください。
※無償の認定は当社において行わせていただきます。

CD721
DIGITAL MULTIMETER
INSTRUCTION MANUAL

【1】
SAFETY PRECAUTIONS : Before use, read the following safety precautions
This instruction manual explains how to use your multimeter CD721
safely. Before use, please read this manual thoroughly. After reading it,
keep it together with the product for reference to it when necessary.
The instruction given under the heading "●WARNING" "●CAUTION"
must be followed to prevent accidental burn or electrical shock.
1-1 Explanation of Warning Symbols
The meaning of the symbols used in this manual and attached to the
product is as follows.
:Very important instruction for safe use.
・The warning messages are intended to prevent accidents to
operating personnel such as burn and electrical shock.
・The caution messages are intended to prevent damage to the
instrument.
:DC Ω:Resistance :Diode :Buzzer
〜:AC :Glaund :Double insulation
+:Plus −:Minus :Fuse
1-2 Warning Instruction for safe use
−15−
To ensure that the meter is used safely, Be sure to observe the
instruction when using the instrument.
1. Never use meter on the electric circuit that exceed 6k VA.
2. Pay special attention when measuring the voltage of AC 30Vrms
(42.4 Vpeak) or DC 60V or more to avoid injury.
3. Never apply an input signals exceeding the maximum rating
input value.
4. Never use meter for measuring the line connected with equip-
ment (i.e.motors) that generates induced or surge voltage since
it may exceed the maximum allowable voltage.
5. Never use meter if the meter or test leads are damaged or bro-
ken.
6. Never use uncased meter.
7. Be sure to use a fuse of the spesified rating or type. Never use a
substitute of the fuse or never make a short circuit of the fuse.
8. Always keep your fingers behind the finger guards on the probe
when making measurements.
WARNING

−16−
Maximum overload
protection input
Maximum rating
input value
Function Input
9. Be sure to disconnect the test pins from the circuit when
changing the function or range.
10. Be sure to disconnect the test pins from the circuit when
changing the function or range.
11. Never use meter with wet hands or in a damp environment.
12. Never open tester case except when replacing batteries or
fuse. Do not attempt any alteration of original specifications.
13. Do not use the device near an item of strong electromagnetic
generation or a charged item.
14. To ensure safety and maintain accuracy, calibrate and check
the tester at least once a year.
15. Indoor use
1-3 Maximum Overload Protection Input
DCV
ACV
DC1000V
AC750V
DC1000V,AC750V
or PEAK MAX 1000V
DC, AC500V
or PEAK MAX. 700V
0.5A/250V
Fuse protection
0.5A/250V
Fuse protection
12A/250V
Fuse protection
Voltage and current
input prohibited
DC2V
DC/AC 320mA
DC/AC 12A
30sec.
Ω・ ・
、COM
12A、
COM
DC/AC
32mA、320mA
DC/AC 12A
1. 5 V
【2】APPLICATION AND FEATURES
2-1 Application
This instrument is portable multimeter designated for measure-
maent of week current circuit.
2-2 Features
・The instrument has been designed in accordance with the safety
standard IEC 1010-1.
・3200 counts and circular bar graph avaliable.
・Data hold and range hold has adhered.
・The mA range is the auto range. (32mA to 320mA)
・Auto power off (10min.)
・Main unit case and the circuit board is made of fire retarding materi-
als.
V・Ω・
・
1.5V
mA

−17−
Fig2
【3】NAME OF COMPONENT UNITS
3-1 Multimeter, Test leads
Fig1
Display
Shift switch
Power switch and
function switch
V、Ω、●、●、、mA、
input terminal
COM input
terminal 12A input terminal
(with safety cap)
Data hold
switch
Range hold
switch
Plug
Test pin
Finger guards
Test probe (Red)
Test probe (Black)
Test lead (TL-21)
Range hold display
Measurement
unit display
Battery dischage
warning
Hight speed bar
graph
Bar graph scale
DC mearsurement display
Checking countinuity
display
Minus polarity display
for bar graph data
Data hold display
AC measurement
display
Testing diode display
Numeral data display
Decimal point
Minus polarity
display for
numeral data
3-2 Display
1.5V
Test leod fix
Holster
Table of contents
Other Sanwa Multimeter manuals