Sanwa CD771 User manual

CD771
DIGITAL MULTIMETER
取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
DRAWING No. CD771 03-1101 2040 6017
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目 次
【1】安全に関する項目〜ご使用の前に必ずお読みください。〜
1−1 警告マークなどの記号説明 ………………………………001
1−2 安全使用のための警告文 …………………………………001
1−3 過負荷保護 …………………………………………………002
【2】用途と特長
2−1 用 途 ………………………………………………………003
2−2 特 長 ………………………………………………………003
【3】各部の名称
3−1 本体 …………………………………………………………004
3−2 テストリード ………………………………………………004
3−3 表示器 ………………………………………………………005
【4】機能説明 006
4−1電源スイッチ兼ファンクションスイッチ …………………006
4−2 測定機能選択: ……………………………………006
4−3 データホールド: ………………………………006
4−4 バックライト: ………………………………………006
4−5 レンジホールド: ………………………………007
4−6 リラティブ測定(相対値測定):………………007
4−7 オートパワーオフ …………………………………………007
4−8 電池消耗警告表示 …………………………………………007
【5】測定方法
5−1 始業点検 ……………………………………………………008
5−2 電圧測定(VV)………………………………………………009
5−3 抵抗測定()、ダイオードテスト()、導通チェック()…010
5−4 周波数測定(HHzz)……………………………………………011
5−5 静電容量測定()…………………………………………012
5−6 電池負荷電圧測定()…………………………………013
5−7 電流測定(μμAA/mmAA/AA)……………………………………014
【6】保守管理について
6−1 保守点検 ……………………………………………………016
6−2 校正・点検 …………………………………………………016
6−3 保管について ………………………………………………016
6−4 電池、ヒューズの交換 ……………………………………016
【7】アフターサービスについて
7−1 保証期間について …………………………………………018
7−2 修理について ………………………………………………018
7−3 お問い合わせ ………………………………………………019
【8】仕 様
8−1 一般仕様 …………………………………………………020
8−2 測定範囲および確度 ………………………………………021
保 証 書 ……………………………………最終ページにあります
1.5V
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−1−
【1】
安全に関する項目〜ご使用の前に必ずお読みください。〜
このたびはデジタルマルチメータCD771型をお買い上げいただ
き、誠にありがとうございます。
ご使用前にはこの取扱説明書をよくお読みいただき、正しく安全
にご使用ください。そして常にご覧いただけるように製品と一緒に
して大切に保管してください。
本書で指定していない方法で使用すると、本製品の保護機能が損な
われることがあります。
本文中の 警告および 注意の記載事項は、やけど
●●●
や
感電
●●
などの事故防止のため、必ずお守りください。
1-1 警告マークなどの記号説明
本器および『取扱説明書』に使用されている記号と意味について
:安全に使用するための特に重要な事項を示します。
・警告文はやけどや感電などの人身事故を防止するためのものです。
・
注意文は本器を壊すおそれのあるお取り扱いについての注意文です。
:高電圧注意 :グランド
:直流(DC) :周波数
:交流(AC) :コンデンサ
:抵抗 :1.5V 電圧電池
:ダイオード :バックライト
:ブザー :ヒューズ
:二重絶縁または強化絶縁
1-2 安全使用のための警告文
以下の項目は、やけどや感電などの人身事故を防止するため
のものです。本器をご使用する際には必ずお守りください。
1. 6kVAを超える電力ラインでは使用しないこと。
2. AC33Vrms(46.7Vpeak)またはDC70V以上の電圧は人体に危険
なため触れないように注意すること。
3. 最大定格入力値(1-3参照)を超える信号を入力しないこと。
4. 誘起電圧、サージ電圧の発生する(モータ等)ラインの測定は
最大過負荷入力値を超える恐れがあるため使用しないこと。
5. 強力な電磁波を発生するもの、帯電しているものの近くでは
使用しないこと。
警 告
1.5V
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−2−
DC/AC1000V
電圧・電流
入力禁止
DC/AC1000V
0.5A/1000Vヒューズ
遮断容量30kA
ファンクション 入力端子 最大定格入力値
最大過負荷保護入力値
16. 本体またはテストリードが傷んでいたり、壊れていたりして
いる場合は使用しないこと。
17. ケースまたは電池ふたを外した状態では使用しないこと。
18. ヒューズは必ず指定定格および仕様のものを使用すること。
19. 測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
10. 測定する場合は最初に接地側(テストリードの黒)を接続し、
離す場合は最後に接地側を離すこと。
11. 測定中は他のファンクションまたは他のレンジに切り換えた
り、プラグを他の端子へ差し換えたりしないこと。
12. 測定前には、ファンクションおよびレンジ確認を確実に行うこと。
13. 本器または手が水等でぬれた状態での使用はしないこと。
14. テストリードは指定タイプのものを使用すること。
15. 電池交換およびヒューズ交換を除く修理・改造は行わないこと。
16. 年1回以上の点検は必ず行うこと。
17. 屋内で使用すること。
1
-
3過負荷保護
各ファンクション入力端子の最大定格入力値および過負荷保護を定めています。
V
・
Hz
DC2V
DC/AC4000μA
電圧入力禁止
//
・
と
と
1.5V
1.5V
DC/AC400mA
電圧入力禁止
10A/1000Vヒューズ
遮断容量30kA
DC/AC10A
電圧入力禁止
と
10 A
1. トランスや大電流路など強磁界の発生している近く、無線機
など強電界の発生している近くでは正常な測定が出来ない場
合があります。
2. インバータ回路のような特殊な波形では、本器が誤作動や正
常な測定が出来ない場合があります。
注 意
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−3−
【2】用途と特長
2
-
1用 途
本器は CAT.Ⅱ 1000V、CAT.Ⅲ 600V範囲内の測定用に設計され
たデジタルマルチメータです。
2-2 特 長
・IEC61010-1に準拠した安全設計で、電流端子にはセーフティーキャ
ップ付き
・導通チェックは、ブザー音と赤色LEDランプ点灯で確認
・数値が大きく見易い表示器
・周波数測定および静電容量測定機能付
・手に持ちやすいデザイン
・本体にテストプローブを固定可能
・二重成形で、外側は弾力性のあるエラストマー素材を使用
過電圧測定分類
過電圧測定分類(CAT.Ⅰ) :コンセントから電源変圧器(トランス)
等を経由した機器内の二次側電路。
過電圧測定分類(CAT.Ⅱ) :コンセントに接続する電源コード付
き機器の一次側電路。
過電圧測定分類(CAT.Ⅲ) :直接分電盤から電気を取り込む機器
の一次側および分岐部からコンセン
トまでの電路。
過電圧測定分類(CAT.Ⅳ):引き込み線から分電盤までの電路。
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−4−
【3】各部の名称
3-1 本体
セレクトボタン
液晶表示部
レンジホールド
ボタン
リラティブボタン
電源スイッチ兼
ファンクションスイッチ
データホールド/バックライト
ボタン
測定端子
COM(共通)端子
導通ランプ
セーフティーキャップ
測定端子
10A測定端子
3-2 テストリード
着脱式テストピンキャップ
未装着時:CAT.Ⅱ1000V
装着時:CAT.Ⅲ600V
23
1.5V
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−5−
3-3 表示器
① 数値表示
② リラティブモード動作表示
③ 数値データのマイナス極性表示
④ 交流測定ファンクション動作表示
⑤ 直流測定ファンクション動作表示
⑥ オートレンジモード動作表示
⑦ 本器では使用しません
⑧
ダイオードテストファンクション動作表示
⑨ 導通チェックファンクション動作表示
⑩ データホールドモード動作表示
⑪ リラティブモード動作表示
⑫ 電池消耗警告表示
⑬ 測定単位表示
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【4】機能説明
4-1 電源スイッチ兼ファンクションスイッチ
このスイッチを回して電源のON/OFFおよび各測定ファンクション
を切り換えます。
4-2 測定機能選択:
ボタンを押す(→)と、ファンクションは以下のように切り換わります。
・Vポジション:直流電圧( )→ 交流電圧( )→ 直流電圧( )
・ / / ポジション:抵抗測定( )→ ダイオードテスト( )
→導通チェック( )→ 抵抗測定( )
・μAポジション:直流電流()→交流電流()→直流電流()
・mAポジション:直流電流()→交流電流()→直流電流()
・Aポジション:直流電流()→交流電流()→直流電流()
4-3 データホールド:
ボタンを押すと、その時点の表示値を維持します。(表
示器には が点灯します。)測定入力が変動しても表示は変化しま
せん。再度このボタンを押すと、ホールド状態は解除され測定状態
に戻ります。(表示器の は消えます。)
備考:
Hz ファンクションではデータホールドは使用できません。
4-4 バックライト:
ボタンを2秒以上押すとバックライトが点灯します。解除する
には、再度ボタンを2秒以上押します。
備考:
ボタンは ボタンと兼用のため、バックライトを点灯
させるとデータホールドとなります。再度、短くこのボタンを押
し(2秒未満)データホールドを解除して測定してください。
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−7−
4-5 レンジホールド:
ボタンを押すとマニュアルモードとなり、レンジが固定さ
れます。(表示器から が消えます。)マニュアルモードになる
と、このボタンを押すたびにレンジが移動しますので、表示器の単
位と小数点の位置を確認しながら適正レンジを選択してください。
オートレンジに復帰させる場合は、このボタンを1秒以上押してく
ださい。(表示器に が点灯します。)
備考:
ファンクションでは、レンジホールドは使用でき
ません。
4-6 リラティブ測定(相対値測定):
ボタンを押すと、 と が点灯し、押した時点の入力値
を基準とし0と表示します。解除にするにはボタンを再度押してください。
例)DC30.00V入力時にボタンを押した後の表示
備考:
Hzファンクションでは、使用できません。また 以外のファンク
ションでは、リラティブ測定時はレンジが固定されます。
4-7 オートパワーオフ
電源ON時からスイッチやボタン操作が行われないとき、約30分
後に自動的に電源が切れ表示が全て消えます。
復帰する場合はいずれかのボタンを押すか、被測定物を一度DMMか
ら離してファンクションスイッチをOFFにします。再度測定対象に合わ
せてファンクションスイッチを設定し、被測定物を接続してください。
この機能を解除するには、 ボタンを押したままファンクショ
ンスイッチを回し、電源をONにしてください。
4-8 電池消耗警告表示
内蔵電池が消耗し電池電圧が約2.4V以下になったときには、表示
器に マークが表示されます。このマークが点滅または点灯した
ときには、新しい電池(2本共に)と交換してください。
実際の入力値 表示器の数値
DC30.00V DC00.00V
DC35.00V DC05.00V
DC25.00V DC−05.00V
・ ・ ・
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−8−
確認
安全のため、必ず始業点検を行ってください。(導通チェックによる点検)
※表示器に何も表示が出ない場合は、電池の全消耗が考えられます。
点検終了です。
※
5-1 始業点検
1. 電源スイッチを ONしたとき、電池消耗警告表示が点滅また
は点灯していないことを確認すること。点滅または点灯して
いるときは、新しい電池と交換すること。
2. 本体およびテストリードが傷んでいたり、壊れていたりして
いる場合は使用しないこと。
3.
テストリードおよびヒューズが切れていないことを確認すること。
注 意
【5】測定方法
1.
各ファンクションの最大定格入力を超えた入力信号を加えないこと。
2. 測定中はファンクションスイッチを切り換えないこと。
3. 測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
4. 測定後は被測定物からテストリードを離し、ファンクションスイッチ
を 位置に戻すこと。
警 告
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5-2 電圧測定(VV)
ファンクション 最大定格入力 レンジ
DCV DC1000V
400.0mV,4.000V,40.00V,400.0V,1000V
ACV AC1000V 4.000V,40.00V,400.0V,1000V
備考:
本器の交流検波方式は平均値方式です。正の半周期間の電圧また
は電流を平均して値を表示します。入力波形が正弦波で歪のない
波形測定の時には誤差は生じませんが、入力波形が歪正弦波や非
正弦波の時は誤差を生じます。
・テストリード開放時に表示が変動する場合がありますが故障で
はありません。
・AC400.0mVレンジは ボタンで選択できますが、確度
保証はしておりません。
・AC4.000Vレンジは測定端子間をショートしても最大7カウント表
示が残ることがあります。
・ACV測定の確度保証周波数範囲は、40Hz〜400Hzです。
また周波数が1kHzを超える場合は、測定できません。
・インバータ電源回路の測定では誤動作することがあります。
DCVとACV
切替
DCV測定例 ACV測定例
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−10−
5-3 抵抗測定()、ダイオードテスト()、導通チェック()
5-3-1 抵抗測定()
ファンクション 最大定格入力 レンジ
40.00MΩ 400.0Ω,4.000kΩ,40.00kΩ,
400.0kΩ,4.000MΩ,40.00MΩ
5-3-2 ダイオードテスト( )
測定端子には外部から電圧を絶対に加えないこと。
警 告
抵抗器 備考:
測定に際しノイズの影響を
受ける場合は、被測定物を
COM電位でシールドしてく
ださい。また、テストピン
に指を触れて測定すると、
人体の抵抗の影響を受け誤
差を生じます。
測定端子間の開放電圧は約
DC0.4Vです。
抵抗測定
ダイオードテスト
導通チェック
切替
カソード アノード
良品例:順方向電圧
降下表示
不良例:0.000V表示
OL表示
良品例:OL表示
不良例:他の表示
備考:
測定端子間の
開放電圧は約
DC1.5Vです。
順方向テスト 逆方向テスト
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−11−
5-3-3 導通チェック( )
抵抗測定
ダイオードテスト
導通チェック
切替
導通ランプ点灯
備考:
導通ブザー発音および
導通ランプ点 灯 範 囲:
0Ω〜85Ω(±45Ω)
備考:
・Hzファンクションは入力抵
抗が約2kΩと非常に低いの
で、測定時には多くの電流
が流れます。電流容量の小
さい回路や装置の測定は絶
対に行わないでください。
ファンクション 最大定格入力 レンジ
100.0kHz
5.000Hz,50.00Hz,500.0Hz,5.000kHz,
(≦1000Vrms)
50.00kHz,100.0kHz(オートレンジのみ)
5-4 周波数測定 ( )
対接地間の周波数測定は、漏電ブレーカー
等が動作する可能性がありますので、絶対
に行わないでください。
注 意
測定禁止
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−12−
備考:
・
静電容量測定は、測定する
コンデンサを接続する前に
ボタンを押して表示
されている値をキャンセル
(00.00nF)した後に行って
ください。
・静電容量測定ファンクショ
ンはオートレンジのみです。
・
周囲のノイズやテストリード
の浮遊容量の影響で表示が
安定しないことがあります。
5-5 静電容量測定( )
1.コンデンサ内の電荷は測定前に放電すること。
2.本器は被測定コンデンサに電流を加える測定方式のため、漏
れ電流の大きい電解コンデンサなどの測定は誤差が大きくな
るために適しません。
3.
静電容量の大きいコンデンサ測定では、測定時間が長くなります。
注 意
測定前に
表示値を
キャン セル
ファンクション 最大定格入力 レンジ
CAP( ) 100.0μF 50.00nF,500.0nF,5.000μF,
50.00μF,100.0μF(オートレンジ)
備考:
・入力感度:3Vrms以上
・ゼロクロス(+電位 →−電位 → +電位)している周波数が測定で
きます。ロジックパルスのような+電位のみまたは−電位のみ
の周波数は測定できません。
・1Hz未満の測定はできません。
・Hzファンクションではデータホールド及びリラティブ機能は、
使用できません。
測定端子には外部から電圧を絶対に加えないこと。
警 告
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5-6 電池負荷電圧測定( )
1. 入力端子には電池電圧(約1.5V)以上の電圧を絶対に加えない
こと。
2. 長時間測定を行っていますと被測定電池を消耗させてしまい
ますので、短時間で行ってください。
注 意
備考:
・電池負荷電圧測定ファンクション
は、1.5V電池電圧測定専用です。
・測定値は、測定する電池に30Ωの
負荷をつないだ状態での電池電
圧となります。
測定対象電池:
マンガン電池(単1/R20,単2/R14,単3/R6)
アルカリ電池(LR20,LR14,LR6)など
ファンクション
入力端子 使用内蔵ヒューズ
0.5A/1000ヒューズ
遮断容量30kA
1.5V
1.5V
と
1.5V
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−14−
1. 測定端子には電圧を絶対に加えないこと。
2. 最大定格電流を超える入力は加えないこと。
3. 必ず負荷を通して本器が直列に接続されること。
電
源
負
荷
電源
負荷
正しい測定方法 誤った測定方法
ファンクション 最大定格入力 レンジ
DC/ACμA 4000μA 400.0μA,4000μA
DC/ACmA 400mA 40.00mA,400.0mA
DC/ACA010A 4.000A,10.00A
5-7 電流測定(μμAA/mmAA/AA)
警 告
内蔵ヒューズが切れていないかご確認ください。
注 意
DCAとACA
切替
備考:
・
電流測定では、電流レンジの内部抵抗が直
列に入りこの分だけ電流が減少しますので
低抵抗回路では、影響が大きくなります。
・
交流(AC)での確度保証周波数範囲は、
40Hz〜400Hzです。
・
本器の電流レンジ:400.0μA〜4000μA、
40.00mA〜400.0mA、4.000A〜10.00Aのレン
ジ間は、オートレンジです。レンジホールド
ボタンでレンジを固定することも可能です。
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−15−
電
源
負
荷
ファンクション
入力端子 使用内蔵ヒューズ
0.5A/1000Vヒューズ
遮断容量30kA
μμAA・・mmAA測定
と
電
源
負
荷
ファンクション
入力端子 使用内蔵ヒューズ
10A/1000Vヒューズ
遮断容量30kA
AA測定
と
10 A
・入力信号を加えても表示がほとんど変化しない場合や、予想した
電流値より著しく小さい値の場合は、入力端子やファンクション
スイッチの位置が違っていたり、ヒューズが遮断している可能性
がありますので確認を行ってください。
備考:
・測定時間が10秒以内の場合は最大
20Aまで測定可能です。
(但し、測定間隔を10分以上とること。)
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【6】保守管理について
1. この項目は安全上重要です。
本説明書をよく理解した上で管理を行ってください。
2.
安全と確度維持のために1年に1回以上は校正、点検を行ってください。
警 告
6-1 保守点検
1)外観:落下などにより、外観が壊れていないか?
2)テストリード:
・テストリードから芯線が露出していないか?
・入力端子にプラグを差し込んだときに緩みはないか?
以上の項目に該当するものはそのまま使用せず、修理を依頼
してください。
6-2 校正・点検
詳細については三和電気計器(株)までお問い合わせください。
項目7-3を参照。
6-3 保管について
6-4 電池、ヒューズの交換
出荷時の電池について
工場出荷時に組み込まれている電池はモニター用電池ですので
電池寿命が新品電池より短い場合があります。
モニター用電池とは製品の機能や性能をチェックするための電
池のことです。
1.本体は揮発性溶剤に弱いため、シンナーやアルコールなどで
拭かないこと。
2.本体は熱に弱いため、高熱を発するものの近くに置かないこと。
3.振動の多い場所や落下のおそれのある場所に保管しないこと。
4.直射日光や高熱、低温、多湿、結露のある場所での保管は避
けること。
5.長期間使用しない場合は内蔵電池を必ず抜いておくこと。
注 意
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−17−
1. 感電のおそれがあるため、測定端子に入力が加わった状態で
リヤケースを外さないこと。また、ファンクションスイッチが
OFFになっていることを確認し作業を行うこと。
2. 交換用ヒューズは同定格のものを使用すること。ヒューズの
代用品を用いたり、短絡したりすることは絶対にしないこと。
警 告
6-4-1
電池交換
①電池ホルダ固定ネジをプラスドライバーで外します。
②電池ホルダ内の電池を2本共に新品と交換します。
(電池極性にご注意ください。)
③電池ホルダ固定ネジを元どおりネジ止めします。
6-4-2
ヒューズ交換
①本体リアケースのネジをドライバーで外します。
②内部にあるヒューズを取り出し、新しいヒューズと交換します。
③リヤケースを元どおりねじ止めします。
使用
ヒューズ定格
0.5A/1000V(φ6.35×32mm、遮断容量30kA)
10A/1000V(φ10×38mm、遮断容量30kA)
※
リアケース下部に予備ヒューズ収納場所があります。(φ6.35×32mmヒューズ用)
ヒューズ
使用電池
単3電池(R6)2本
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