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4-10 テストリードプラグ誤挿入警告機能
電流測定ファンクション以外の時に mAμA または 測定端
子にテストリードプラグが接続されると、不適切な接続で
あることを警告するために、表示器に「 InErr 」 と表示され、
ブザー音が鳴ります。
備考:
テストリードプラグが正常に接続されていても電池消耗
時には InErr 警告が出ることがあります。
4-11 キャプチャ(ピークホールド)測定機能
(サンプリング時間:0.8 ms)
電圧および電流測定ファンクション時に CAPTURE ボタンを押
すと、キャプチャ(ピークホールド)モードが作動し、0.8 ms 以
上の幅の信号を捉えることが出来ます。表示器には と
MAX が点灯します。MAX( 最大値 ) または MIN( 最小値 ) が更新さ
れる と、 ブ ザーが鳴 ります。 このボタンをさらに押す毎に、MAX (最
大 値 )、 MIN (最小値)を交互に表示することが出来ます。このボ
タンを 1 秒以上押すと、キャプチャモードを終了します。このモー
ドでは、自動レンジ切り換え(上昇方向)はそのままとなり、オー
トパワーセーブは、自動的に無効となります。
4-12 最大値 / 最小値 / 平均値レコード機能
REC ボタンを押すと、MAX/MIN/AVG 記録モードが作動し、表
示器に とMAX, MIN, AVG が点灯します。また、MAX( 最
大値 ) または MIN( 最小値 ) が更新されると、ブザーが鳴りま
す。さらにこのボタンを押すと、MAX(最大値)、MIN(最小値)、
AVG( 平均値 ) を順次表示することが出来ます。このボタンを
1 秒以上押すと、MAX/MIN/AVG 記録モードを終了します。こ
のモードでは、自動レンジ切り換えはそのまま動作しますが、
オートパワーセーブは、自動的に無効となります。
4-13 相対値(リラティブ)測定機能
REL ボタンを押すと表示器に が表示され、リラティブ測
定モードが作動します。このモードでは、本器にオフセット
を与え、ある基準値からの相対値を表示することができます。
REL ボタンを押した時点の測定値がその後の測定
値から差し引かれて表示されるようになります。この
モードを終了するには、再度 REL ボタンを押します。
この機能は MAX/MIN/AVG 記録モード作動中でも機能します。
この機能はメイン表示部のみ有効です。
4-14 バックライト機能
SELECT ボタンを 1 秒以上押すとバックライトが点灯しま
す。(約 15 秒後に自動消灯)
またバックライトを消灯させるときは再度 SELECT ボタン
を 1 秒以上押します。
4-15 用 語
アナログ・バーグラフ
アナログ・バーグラフの使用により従来のアナログメータ
指針と似た視覚表示ができます。
真の実効値 (True RMS)
真の実効値は、高調波を含んだ歪波形と同様、方形波、
鋸歯状波、三角波、パルス列、スパイクなどの波形に
関係なく、事実上の実効値に対して正確に応答するデ
ジタル・マルチメータ(DMM) を指す用語です。本器では、
この真の実効値検出(True-RMS)を採用しています。
クレストファクタ ( 波高率 )
CF( クレストファクタ ) は信号の波高値をその信号の実効
値で割った値で表されます。正弦波や三角波等最も一般的
な波形では相対的にクレストファクタは低くなっていま
す。また、デューティサイクルの低いパスル列に類似した
波形ではハイ・クレストファクタ係数となります。代表的
な各波形の電圧、クレストファクタは表を参考にしてくだ
さい。