NEC Quadro K5200 User manual

NEC Express ワークステーション
Express5800 シリーズ
グラフィックスアクセラレータ
Quadro K5200
ユーザーズガイド

1
このユーザーズガイドは、必要なときにすぐ参照できる様、お手元に置いておくようにしてください。
「使用上のご注意」を必ずお読みください。
使用上のご注意(必ずお読みください)
本製品を安全に正しくご使用になる為に必要な情報が記載されています。
また、本文中の名称についてはユーザーズガイドの「各部の名称と機能」の項をご参照ください。
本製品を安全にお使いいただくために、このユーザーズガイドの指示に従って操作してください。
このユーザーズガイドには装置の何処が危険か、どうすれば危険を避けられるかなどについて説明さ
れています。ユーザーズガイドでは、危険の程度を表す言葉として、[警告]と[注意]という用語を使
用しています。それぞれの用語は次のような意味を持つものとして定義されています。
警告 人が死亡する、または重傷を負う恐れがあることを示します。
注意 火傷や怪我などを負う恐れや物的損害を負う恐れがあることを示します。
危険に対する注意・表示は次の 3 種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次の意味を持つ
ものとして定義されています。
注意の喚起 この記号は危険が発生する恐れがあることを表します。記
号の中の絵表示は危険の内容を図案化したものです。
行為の禁止 この記号は行為の禁止を表します。記号の中や近くの絵表
示は、してはならない行為の内容を図案化したものです。
行為の強制 この記号は行為の強制を表します。記号の中の絵表示は、
しなければならない行為の内容を図案化したものです。危
険を避けるためにはこの行為が必要です。
(ユーザーズガイドでの表示例)
注意を促す記号 危険に対する注意の内容 危険の程度を表す用語
警告
安全に関わる表示について
例:分解禁止
例:感電注意
例:プラグを抜け
ビデオケーブル、変換コネクタ等を接続したら、ねじ止め等のロックを確実に
行ってください。接触不良を起こし、発煙や発火の原因となる恐れがあります。
インターフェースケーブルや本製品の電源ケーブルは確実に固定する

2
ああ
注意の喚起
発煙又は発火のおそれがあることを示し
ます。
感電のおそれのあることを示します。
高温による障害を負うおそれがあること
を示します
特定しない一般的な注意・警告を示しま
す。
行為の禁止
本製品を分解・修理・改造しないでくださ
い。感電や火災のおそれがあります。
水や液体がかかる場所で使用しないで
ください。水にぬらすと感電や発火のお
それがあります。
指定された場所には触らないでください。
感電や火傷などの障害のおそれがありま
す。
特定しない一般的な禁止を示します。
行為の強制
本体装置の電源プラグをコンセントから
抜いてください。火災や感電のおそれがあ
ります。
特定しない一般的な使用者の行為を指
示します。説明に従って操作をしてくだ
さい。
本書およびラベルで使用する記号とその内容

3
全般的な注意事項
注意
装置内に水や異物を入れない
本製品や本体装置内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないで
ください。
火災や感電、故障の原因となります。もし入ってしまったときは、ただちに本体
装置の電源を OFF にして、本体装置の電源プラグをコンセントから抜いてくださ
い。分解しないで販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
安全上のご注意 ~必ずお読みください ~
警告
人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない
本製品は、医療機器・原子力設備や機器、航空宇宙機器・輸送設備や機器など、
人命に関わる設備や機器および高度な信頼性を必要とする設備や機器などへの
組み込みやこれらの機器の制御などを目的とした使用は意図されていません。
これらの設備や機器、制御システムなどに本装置を使用した結果、人身事故、財
産損害などが生じても当社はいかなる責任も負いかねます。
本体装置の警告、注意事項に従う
本製品を使用する際は、必ず本体装置の警告、注意事項に従ってください。
煙や異臭、異音がしたまま使用しない
万一、煙や異臭、異音などが生じた場合は、ただちに本体装置の電源を OFF にし
て、本体装置の電源プラグをコンセントから抜いてください。その後、お買い求
めの販売店または保守サービス会社にご連絡ください。そのまま使用すると火災
の原因となります。

4
設置・保管・接続に関する注意事項
注意
指定以外の場所に設置・保管しない
本製品を次に示す場所や、本体装置で指定している場所以外に置かないでくださ
い。火災の原因となるおそれがあります。
・ほこりの多い場所。
・給湯器のそばなど湿気の多い場所。
・直射日光のあたる場所。
・不安定な場所
腐食性ガスの存在する環境で使用または保管しない
腐食性ガス(二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニア、オゾンな
ど)の発生する場所に設置し、使用しないで下さい。またほこり中に腐食を促進
する成分(塩化ナトリウムや硫黄など)や導電性の金属などが含まれている環境
へも設置しないで下さい。装置内部のプリント版が腐食・ショートし、火災の原
因となる恐れがあります。
もしご使用の環境で上記の疑いがある場合は、販売店または保守サービス会社に
ご相談ください。
本体装置の電源プラグを差し込んだまま本製品や本製品の電源ケーブル、インター
フェースケーブルの取り付けや取り外しをしない
本製品や本製品の電源ケーブル、インターフェースケーブルの取り付け/取り外
しは、本体装置の電源を OFF にして、本体装置の電源プラグをコンセントから抜
いて行ってください。たとえ本体装置の電源を OFF にしても本体装置の電源プラ
グを接続したままケーブルやコネクタに触ると感電したり、ショートによる火災
を起こしたりすることがあります。
指定以外のインターフェースケーブルや電源ケーブルを使用しない
インターフェースケーブルや電源ケーブルは、弊社が指定するものを使用し、接
続するモニタやコネクタを確認した上で接続してください。指定以外のものを使
用したり接続先を誤ったりすると、ショートにより火災をおこすことがありま
す。また、インターフェースケーブルや電源ケーブルの取り扱いや接続について
次の注意をお守りください。
・破損したケーブルコネクタを使用しない。
・ケーブルを踏まない。
・ケーブルの上に物を載せない。
・ケーブルの接続がゆるんだまま使用しない。
・破損したケーブルを使用しない。
インターフェースケーブルや本製品の電源ケーブルは確実に固定する
ビデオケーブル、変換コネクタ等を接続したら、ねじ止め等のロックを確実に行
ってください。接触不良を起こし、発煙や発火の原因となる恐れがあります。
インターフェースケーブルや本製品の電源ケーブルを持って引き抜かない
ケーブルを抜くときはねじ止め等のロックを外し、コネクタ部分を持ってまっす
ぐに引き抜いてください。ケーブル部分を持って引っ張ったりコネクタ部分に無
理な力を加えたりするとケーブル部分が破損し、火災や感電の原因となります。
本製品の電源ケーブルを他の製品や用途に使用しない
本製品の電源ケーブルは本製品に接続し、使用することを目的として設計され、
その安全性が確認されているものです。決して他の製品や用途に使用しないでく
ださい。火災や感電の原因となるおそれがあります。

5
取り扱い・お手入れに関する注意事項
運用中の注意事項
注意
雷がなったら触らない
雷が鳴りだしたら、ケーブル類も含めて本体装置には触れないでください。ま
た、機器の接続や取り外しも行わないでください。落雷による感電のおそれが
あります。
警告
自分で分解・修理・改造はしない
本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造を行ったり
しないでください。本製品が正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災
の危険があります。
注意
高温注意
本体装置の電源を OFF にした直後は、本製品を含め、装置内の部品が高温にな
っています。十分に冷えたことを確認してから取り付け/取り外しを行なって
ください。

6
危険性がある部品やその周辺には警告ラベルがあります。これは本製品を取り扱うとき、考えられる
危険性を常にお客様に意識していただくためのものです(ラベルをはがしたり、塗りつぶしたり、汚
したりしないでください)。もし、このラベルが汚れている、印刷されていないなどのときは、販売
店にご連絡ください。
●警告ラベルの貼りつけについて
高温ラベルが添付されている場合は、本体背面に高温注意ラベルを貼り付けてください。
53Xi
55Xa 56Xg/56Xg-E
警告ラベル
高温注意ラベル貼付位置
高温注意ラベル貼付位置

7
このたびは、グラフィックスアクセラレータ Quadro K5200 をご購入いただきありがとうございま
す。
本製品は当社のワークステーション Express5800 シリーズ上で動作する CAD や映像関連の OpenGL
アプリケーション専用に設計され、 Microsoft Windows 7、Microsoft Windows 8、
Microsoft Windows 8.1 に対応し、搭載されたグラフィックスアクセラレータ・チップ Quadro K5200
によって高速なグラフィックス描画が可能となるグラフィックスアクセラレータ・カードです。
本製品の持つ機能を最大限に引き出すためにも、ご使用になる前に本書をよくお読みになり、装置
の取り扱いを十分にご理解ください。
(1) 本書はグラフィックスアクセラレータ Quadro K5200 の取り扱い方法を説明しています。
本製品以外の機器については、それぞれの製品の説明書をご参照ください。
(2) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。
(3) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
(4) NEC の許可なく複製・改変などを行うことはできません。
(5) 本書は必要な時にすぐ参照できるよう大切に保管してください。
(6) 本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなど
お気づきのことがありましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。
(7) 運用した結果の影響については(6)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。
Microsoft, Windows, Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, MS-DOS は米国 Microsoft Corporation
の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
NVIDIA,Quadro は米国およびその他の国における NVIDIA Corporation の商標または登録商標です。
OpenGL は、Silicon Graphics, Inc.の登録商標です。
その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
本書では、Windows オペレーティングシステムを次のように表記します。
本書の表記 Windows OS の名称
Windows 7 Windows 7 Professional(32-bit)
Windows 7 Professional(64-bit)
Windows 8 Windows 8 Pro(32-bit)
Windows 8 Pro(64-bit)
Windows 8.1 Windows 8.1 Pro(64-bit)
はじめに
ご注意
商標について
オペレーティングシステムの表記
電波障害自主規制について
この装置は、クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを
目的としていますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用される
と、受信障害を引き起こすことがあります。
取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。
VCCI-B

8
単品で出荷時の場合、本製品には保証書がついています。内容をお確かめの上、大切に保管してく
ださい。本体装置組込み出荷時の場合は、本体装置の保証書及び本体装置のユーザーズガイドをご
覧ください。
保障期間後の修理についてはお買い求めの販売店、最寄の NEC または保守サービス会社に連絡して
ください。
・NEC 製以外(サードパーティ)の本体装置、NEC が認定していない装置やインターフェースケー
ブルを使用したために起きた故障については、その責任を負いかねますのでご了承ください。
Express5800 シリーズに関するご質問・ご相談は「ファーストコンタクトセンター」でお受けし
ています。
ファーストコンタクトセンター
TEL.03-3455-5800 (代表)
受付時間/9:00 ~12:00 、13:00 ~17:00 月曜日~金曜日(祝祭日、弊社休日を除く)
またインターネットでも情報を提供しています。
http://www.nec.co.jp/
NEC 製品に関するさまざまな情報が盛りだくさんのホームページです。
本ホームページに製品添付 DVD-ROM のディスプレイドライバのバージョンよりも新しいバ
ージョンが登録されていることがありますので、必要に応じてご確認ください。
http://club.express.nec.co.jp
Express5800 シリーズをご利用のお客様を対象にさまざまな特典やサービスを提供する
ClubExpress のホームページです。お客様登録や、登録の変更も出来ます。
本製品を第三者に譲渡(または売却)するときは、次の注意を守ってください。
・グラフィックスアクセラレータ本体について
本製品を第三者へ譲渡(または売却)する場合には、本書を含めすべての添付品を一緒にお渡し
ください。
・添付のソフトウェアについて
-本製品に添付のソフトウェアを第三者へ譲渡(または売却)する場合には、全てを譲渡し、
譲渡した側は一切の複製物を保持しないこと
-ソフトウェアに添付されているソフトウェアのご使用条件の譲渡、移転に関する条件を満
たすこと
本製品の廃棄については、各自治体の廃棄ルールに従ってください。詳しくは、各自治体へお問い
合わせください。
保証について
情報サービスについて
第三者への譲渡について
製品の廃棄について

9
目次
安全に関わる表示について .................................................................................................................................. 1
本書およびラベルで使用する記号とその内容 ................................................................................................. 2
安全上のご注意 ~ 必ずお読みください ~ ........................................................................................... 3
警告ラベル .................................................................................................................................................................... 6
はじめに ........................................................................................................................................................................ 7
ご注意 ............................................................................................................................................................................. 7
商標について .............................................................................................................................................................. 7
オペレーティングシステムの表記.................................................................................................................... 7
保証について .............................................................................................................................................................. 8
情報サービスについて ........................................................................................................................................... 8
第三者への譲渡について ....................................................................................................................................... 8
製品の廃棄について ................................................................................................................................................ 8
インストールの前に ............................................................................................................................................. 10
付属品の確認 ............................................................................ 10
動作環境の確認 .......................................................................... 10
1. インストレーション ...................................................................................................................................... 11
2. ハードウェアのインストール ................................................................................................................... 12
2.1 カードの取り扱いに関する注意事項 .................................................... 12
2.2 カードの実装 ........................................................................ 13
2.3 カードの取り外し .................................................................... 18
3. ソフトウェアのインストール/アンインストール .......................................................................... 19
3.1 ディスプレイドライバのインストール .................................................. 19
3.2 サウンドの出力先の変更方法 .......................................................... 21
3.3 ディスプレイドライバのアンインストール............................................... 23
4 コンフィグレーション .................................................................................................................................... 25
4.1 [Windows 7/ Windows 8/ Windows 8.1]でのコンフィグレーション .......................... 25
5.トラブルシューティング ............................................................................................................................ 37
5.1 画面が真っ暗で表示されない .......................................................... 37
5.2 起動時にブルーバック画面で止まってしまう ............................................. 37
5.3 ディスプレイドライバをインストールしても、VGAモードで起動してしまう .................. 37
5.4 音が鳴らない ........................................................................ 37
5.5 十分なパフォーマンスが得られない .................................................... 38
5.6 Windows 7/ Windows 8/ Windows 8.1で3Dグラフィックスアプリケーションが正しく動作しない 38
5.7 スタンバイから通常の表示状態に戻らない............................................... 38
5.8 機能制限について .................................................................... 38
6.各部の名称と機能 ........................................................................................................................................... 39
6.1 外観 ................................................................................ 39
6.2 製品仕様 ............................................................................ 40
6.3 画面モード一覧 ...................................................................... 40
6.4 モニタインターフェース・コネクタ仕様 ................................................ 42

10
付属品の確認
本製品に添付されている「スタートアップガイド」を参照して、すべてがそろっているか確認しそれぞ
れ点検してください。万一足りないものや損傷しているものがある場合は、販売店に連絡してください。
動作環境の確認
本体装置
本製品は PCI-Express スロット搭載の当社のワークステーション Express5800 シリーズ上で動作しま
す。
本製品の対応機種、ご利用いただく時の制限事項などにつきましては販売店に確認してください。
また、当社が動作保証していない拡張ボードと本装置を組み合わせた場合には、本製品の動作保証を
致しかねますのでご了承ください。
オペーレーティングシステム
本製品は Windows 7、Windows 8、Windows 8.1 が正常に動作する環境でお使いいただけます。
モニタ
本製品の解像度、リフレッシュレートに適合したモニタをご使用ください。モニタによってはサポー
トする解像度やリフレッシュレートが異なりますのでご注意ください。
インストールの前に

11
本章ではハードウェア/ソフトウェアのインストールについて説明します。インストールを行うシステムに
実装されているグラフィックスアクセラレータの有無によってインストレーションの手順が変わってきます
ので、下記の手順にしたがってインストールを実施してください。
またフリーセレクションでQuadro K5200を実装済みのシステムについても、ディスプレイドライバのインス
トール作業が必要になりますのでご注意ください。
(1)Quadro K5200以外のグラフィックスアクセラレータからQuadro K5200に変更する場合には、インスト
ールを行う前に他のディスプレイドライバをアンインストールしてください。
またディスプレイドライバのアンインストール後には再起動を行い、正常に起動できることを確認し
てください。
※ディスプレイドライバのアンインストール方法がわからない場合には、以下の手順を実施してください。
[Windows 7の場合]
① [コントロールパネル]の[プログラム]配下にある[プログラムのアンインストール]をクリックする。
(クラシック表示の場合は[コントロールパネル]の[プログラムの機能]をクリックする。)
② インストールされているプログラムリストから該当するドライバをダブルクリックしてアンインスト
ールする。
③ Windowsの再起動を行う。
※ 再起動後にWindowsのINBOXディスプレイドライバがインストールされる場合があります。再起動を要求
された場合は、指示に従いもう一度再起動を行ってください。
[Windows 8の場合]
① [コントロールパネル]の [プログラムのアンインストール]をクリックする。
(表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」表示の場合は、[プログラムと機能]をクリ
ックする。)
② インストールされているプログラムリストから該当するドライバをダブルクリックしてアンインスト
ールする。
③ Windowsの再起動を行う。
※ 再起動後にWindowsのINBOXディスプレイドライバがインストールされる場合があります。再起動を要求
された場合は、指示に従いもう一度再起動を行ってください。
[Windows 8.1の場合]
① [コントロールパネル]の [プログラムのアンインストール]をクリックする。
(表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」表示の場合は、[プログラムと機能]をクリ
ックする。)
② インストールされているプログラムリストから該当するドライバをダブルクリックしてアンインスト
ールする。
③ Windowsの再起動を行う。
※ 再起動後にWindowsのINBOXディスプレイドライバがインストールされる場合があります。再起動を要求
された場合は、指示に従いもう一度再起動を行ってください。
(2)基本装置の電源がOFFになっている事を確認して、電源プラグを抜き、 「2. ハードウェアのインス
トール」を参照してQuadro K5200カードを基本装置に取り付けてください。
(3)Windowsのインストール (インストール済みの場合は読み飛ばしてください)
(4)「3.1 ディスプレイドライバのインストール」を参照してディスプレイドライバをインストールして
ください。
以上の手順でインストールを行ってください。
1. インストレーション

12
2.1 カードの取り扱いに関する注意事項
・ 本製品の本体装置への取り付けは、お買い求めの販売店または保守サービス会社に依頼することをお
勧めします。また取り付けの際は本体装置に添付されているユーザーズガイドもあわせてご参照くだ
さい。
・ 本製品に使用されている電子部品は静電気によって破壊される可能性があります。本製品を取り扱う
際には身体の一部をアースする等の静電気対策を行ってください。また部品面やコネクタ類には直接
手を触れないで、リアパネルや基盤の端を保持するようにしてください。
怪我防止のためにも、本製品を取り扱う際には静電気防止手袋を着用して作業してください。
・ 本製品を本体装置に取り付けや取り外しを行う場合、および本製品に接続するケーブル類を取り付け
や取り外しを行う場合は、必ず本体装置及び周辺装置の電源を切り、電源ケーブルをコンセントから
抜いた状態で行ってください。
・ お客さまが本製品の取り付け、取り外しの作業中、万一ネジやクリップなどの導電物質を本体装置内
に落下させ取り出すことが困難な場合は、お買い求めになった販売店または保守サービス会社にご相
談ください。
・ 本製品のそばでは携帯電話や PHS、ポケットベルの電源を OFF にしておいて下さい。電波による誤動
作の原因となります。
注意
電源コードを抜く
本体装置が稼動している場合、本体装置上で動いているアプリケーションをすべて終了さ
せ、本体装置及び周辺装置の電源を切って、電源プラグをコンセントから抜いてください。
高温注意
本体装置の電源を切った直後は、装置内部が高温になっています。充分に冷えたことを確認
してからボードの取り付けを行ってください。
2. ハードウェアのインストール

13
2.2 カードの実装
(1) 本体装置と周辺装置の電源が切れている事を確認して、本体装置の電源プラグを抜く。
(2) 本体装置に添付されているユーザーズガイドにしたがって本体装置のカバーを取り外す。
(3) 本体装置に添付のユーザーズガイドにしたがって、PCI-Express(x16)スロットのスロットカバー、
もしくは実装されている PCI-Express カードを固定しているねじもしくは固定治具を外しスロット
カバーまたは PCI-Express カードを取り外す。
※本体装置によってはカード固定ねじ/固定治具のほかに PCI-Express スロットにカード固定
機構が用意されていますのでご注意ください。
※特に 2 枚幅のカードは、固定機構が直接見えないため、慎重に操作してください。力を加えす
ぎるとロックレバーを破損する恐れがあります。
(4) Quadro K5200 の PCI-Express カードエッジコネクタを本体装置の PCI-Express x16 スロットに奥
まで確実にセットされるように、しっかりと挿し込んでください。
リテーナについて
55Xa へ Quadro K5200 を接続する場合には、下図 1~3 を参考に添付のリテーナを取り付けてから
本体装置へ接続を行ってください。
56Xg/56Xg-E、53Xi へ Quadro K5200 を接続する場合は、本体装置に固定レール(図 2)がないため、
リテーナの取り付け(図 1)は不要です。
図1
注意
高温注意
本体装置の電源を切った直後は、装置内部、PCI-EXPRESS カードが高温になっています。
充分に冷えたことを確認してから PCI-Express カードの取り外してください。
リテーナ

14
図2
図3
※PCI-Express x16 スロットの近くにメモリスロットがある場合は、メモリロックレバーがきちんと
起きていることを確認して接続してください。
※PCI-Express x16 スロットにロックレバーがある場合、接続時にロックレバーが破損する恐れがあ
りますので、ロック部分に十分注意しながら接続してください。
注意
無理な力を加えない
うまくカードが取り付けられない時は、カードを一度取り外してから再度取り付け直してく
ださい。カードに過度の力を加えると破損するおそれがあります。
また実装時にカード上の部品(ヒートシンクやコンデンサ等)に力が加わらないようにして
ください。
メモリロックレバー
PCI-Express x16 スロットロックレバー
[55Xa の場合]
リテーナを本体装置の固定レールに合わ
せながら接続を行う。
PCI-Express カードエッジコネクタを本体
装置の PCI-Express x16 スロットにカード
が奥まで確実にセットされるように、しっ
かりと挿し込む。

15
(5) カードの接続が終わりましたら、ボードがしっかりささっていることを確認してから、取り外し
たねじもしくは固定治具で Quadro K5200 を固定して下さい。
このとき、背面から見て Display-Port コネクタと DVI-I コネクタが本体装置のスロットと平行に
なっていることを確認してください。
※高温注意ラベルが添付されている場合は、本体装置背面に高温注意ラベルを貼り付けて下さい。
本体装置ごとの高温注意ラベルの貼付位置は、警告ラベルの章を参照してください。
(6) Quadro K5200 カード上の PCI-Express 外部電源コネクタ(6ピン)に、電源ユニットから対応コネ
クタを接続してください。なお本体装置の電源ユニットに対応コネクタが用意されていない場合
には、添付の PCI-Express 外部電源ケーブルの6ピン側を Quadr K5200 に接続して、4ピンの電
源コネクタには、対応する本体装置の電源ケーブルを接続してください。
高温注意ラベル
貼付位置
Display-Port コネクタ
DVI-I コネクタ
DVI-D コネクタ
コネクタとスロットが
平行になっていること
PCI-Express 外部電源ケーブル
Quado K5200 の PCI-Express 外部
電源コネクタに接続
本体装置の電源ケーブルに接続

16
また、本体装置の電源ケーブルが不足する場合には別途添付してあります電源分岐ケーブルを使用
して電源コネクタの口を増設してご使用してください。
※ケーブルの長さが余る場合には、コネクタが金属部に接触しないように、またファンや板金等に
噛みこまないようにまとめてください。
※PCI-Express 外部電源ケーブルまた HDD や ODD へ接続する SATA ケーブルのルーティングは下の図
のように行ってください。
本体装置により電源ケーブルの接続方法が異なります。本体装置のユーザーズガイドを参照して
ください。
凸(オス)のコネクタを本体
装置の電源コネクタに
凹(メス)のコネクタは普通
の本体電源コネクタと同様
にご使用いただけます。
電源分岐ケーブル
PCI-Express 外部電源ケーブルは、Quadro
K5200 の上を通してコネクタへ接続して
ください。
HDD や ODD に接続する SATA ケーブルは、
Quadro K5200 のリテーナ付近の下を通し
て各デバイスへ接続してください。

17
(7) モニタケーブルの接続
Quadro K5200 は映像出力用に、DVI-I コネクタを 1 つ、DVI-D コネクタを 1 つ、Display-Port コ
ネクタを 2 つの計 4 つのコネクタを持っています。モニタへの接続方法は、次のように行ってく
ださい。
アナログモニタ(CRT モニタ、LCD モニタ)に接続される場合
アナログモニタの接続は、DVI-I コネクタにしか行えません。
Quadro K5200 カードの DVI-I コネクタに付属の DVI-VGA 変換コネクタを接続して固定用ネジで
本体装置に確実に固定してから、変換コネクタの VGA コネクタにビデオケーブルを接続してビデ
オケーブル固定用ネジで確実に固定してください。
デジタルモニタに接続される場合
①DVI 対応 LCD モニタ
Quadro K5200 カードの DVI-I コネクタ又は DVI-D コネクタに、モニタのビデオケーブルを接
続して固定用ねじで確実に固定してください。
もしくは、Quadro K5200 の Display-Port コネクタに別売りの DP-DVI 変換コネクタを接続し
てロック機構で確実に固定した後、DP-DVI 変換コネクタの DVI-D コネクタにモニタのビデオ
ケーブルを接続して固定用ねじで確実に固定してください。
②Display-Port 対応 LCD モニタ
Quadro K5200 カードの Display-Port コネクタに、モニタからのビデオケーブルコネクタを
接続してください。
※複数画面で使用される場合は、プライマリモニタとセカンダリモニタを「6.4 モニタインターフェー
ス・コネクタ使用」を参考にして接続してください。
※4 つのコネクタすべてにモニタケーブルを接続して 4 画面出力が可能です。
(8) (2)で取り外した本体装置のカバーを元に戻して本体装置の電源ケーブルを接続する。
以上でハードウェアのインストールは完了です。
※電源投入時に「ピーピッピ」または「ピ、ピ、ピ、ピ、ピ」とブザー音がする場合には、Quadro K5200
が正しく認識されていません。その場合にはカードが PCI-EXPRESS スロットに確実に奥まで差し込
まれているか確認して、再度 PCI-EXPRESS スロットに接続しなおしてください。
※Quadro K5200 を 2 枚実装している場合や Tesla K20 と組み合わせて実装している場合には、次の手
順で正しく認識されていることを確認してください。正しく認識されていない場合には、カードが
PCI-EXPRESS スロットに確実に奥まで差し込まれているか確認して、再度 PCI-EXPRESS スロットに
接続しなおしてください。
[Windows 7の場合]
① スタートボタンをクリックし、スタートメニューから[コンピュータ]を右クリックし、[管理]をクリッ
クします。
② コンピュータの管理画面が表示されます。ウィンドウ左の一覧から[デバイスマネージャー]をクリック
します。
③ デバイスマネージャーの一覧から[ディスプレイアダプター]項目の左側にある[▷ ]をクリックして、デ
ィスプレイアダプターの一覧を表示します。
④ Quadro K5200が表示されているか、[?]や[!]が表示されていないか確認します。
[Windows 8/ Windows 8.1の場合]
① スタート画面左下にマウスをあわせて右クリックし、[デバイスマネージャー]をクリックします。
② デバイスマネージャーの画面が表示されます。一覧から[ディスプレイアダプター]項目の左側にある
[▷ ]をクリックします。
③ Quadro K5200が表示されているか、[?]や[!]が表示されていないか確認します。

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2.3 カードの取り外し
※カード取外しの際には、PCI-Express スロットにある固定機構(図1)の解除方法を確認し、正しく
解除した上でカードの取り外しを行う必要があります。
※固定機構が解除されないままカードの取り外しを行うと、固定機構が破損する恐れがありますのでご
注意ください。
(1) 本体装置と周辺装置の電源が切れている事を確認して、本体装置の電源プラグを抜く。
(2) 本体装置と接続しているモニターを外す。
(3) 本体装置に添付されているユーザーズガイドにしたがって本体装置のカバーを取り外す。
(4) Quadro K5200 の PCI-Express 外部電源コネクタに接続している、PCI-Express 外部電源ケーブルを
外す。
(5) Quadro K5200 を固定しているリアブラケットのねじ、もしくは固定治具を外す。
(6) PCI-Express スロットにあるカード固定用機構のロック部分(図 1)を指で矢印の方向に押しなが
ら Quadro K5200 を取り外す。
注意)55Xa は Quadro K5200 のリテーナと本体装置の固定レール(図 3)があるため、ロック部分(図
1)を指で押しながら、Quadro K5200 の平行を保ちながらまっすぐ上に引き抜いて(図 2)、
PCI-Express スロットから取り外す。
図1 図2
図3
(7) PCI-Express(x16)スロットのスロットカバーを付けて、ねじもしくは固定治具で固定する。
(8) 本体装置のカバーを元に戻す。
[55Xa の場合]
Quadro K5200 のリテーナと本体
装置の固定レール
ロック部分

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3.1 ディスプレイドライバのインストール
(1) 添付の「3D Graphics Accelerator nVIDIA Display Driver」DVD-ROM ディスクを用意する。
(2) OS を起動後 Administrator 権限のあるアカウントでログインする。
※OS の PnP 機能により本製品が検出され、[新しいハードウェアの検出ウィザード]が起動すること
があります。この場合には[キャンセル]ボタンをクリックしてウィザードを終了してください。
(3) 用意した DVD-ROM を DVD-ROM ドライブにセットする。
(4) スタートメニューから [すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[エクスプローラ]をクリックする。
(5) Windows 7 32-bit の場合は[Win7]フォルダにある[Setup.exe]を
Windows 7 64-bit の場合は[Win7_64]フォルダにある[Setup.exe]を
Windows 8 32-bit の場合は[Win8]フォルダにある[Setup.exe]を
Windows 8 64-bit の場合は[Win8_64]フォルダにある[Setup.exe]を
Windows 8.1 64-bit の場合は[Win81_64]フォルダにある[Setup.exe]を
ダブルクリックしてディスプレイドライバのインストーラを起動する。
※ご使用の OS に合うファイルを正しく選択してください。異なる OS のドライバをインストールす
ると正常に動作しませんのでご注意ください。
3. ソフトウェアのインストール/アンインストール
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