Oriental motor MSS W Series User manual

1
取扱説明書
お買い上げいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、製品の取り扱いかたや安全上の注意事項を示しています。
・取扱説明書をよくお読みになり、製品を安全にお使いください。
・お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
<目次>
1. 安全上の留意点 ............................................... 2 ページ
2. 現品到着時の確認 ........................................... 4 ページ
3. 取り付け ......................................................... 7 ページ
4. 接続................................................................. 10 ページ
5. 運転................................................................. 18 ページ
6. 特性................................................................. 22 ページ
7. 拘束時のモーター焼損保護機能について ....... 23 ページ
8. 正常に動作しない場合のチェックポイント .... 24 ページ
無接点スピードコントロールモーターユニット
MSS・Wシリーズ
HM-9221-5

2
警告
注意
なお、 に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
【全般】
● 爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気、腐食性の雰囲気、水のかかる場所、可燃物のそばでは使用しないで
ください。
感電、けが、火災のおそれがあります。
● 通電状態で移動、取り付け、接続、点検の作業をしないでください。電源を切ってから作業してください。
感電のおそれがあります。
●取り付け、接続、点検の作業は、専門知識のある人が実施してください。
感電、けが、火災のおそれがあります。
【取り付け】
●モーター、スピードコントロールパックはクラスⅠ機器です。設置するときはモーター、スピードコント
ロールパックに触れないようにするか、保護接地端子を接地してください。感電の原因になります。
【接続】
●接続は接続図に基づき確実に行なってください。
感電、火災のおそれがあります。
● 電源ケーブルやリード線、ケーブルを無理に曲げたり、引っ張ったり、はさみ込んだりしないでください。
感電、火災のおそれがあります。
●入出力信号用端子は、一次側との強化絶縁がされているDC電源を使用してください。
感電のおそれがあります。
【運転】
●活電部が露出した状態で運転はしないでください。
感電のおそれがあります。
●停電したときや過熱保護装置(サーマルプロテクタ)がはたらいたときは、電源を切ってください。
突然の再始動によるけが、装置破損のおそれがあります。
【点検】
●スピードコントロールパック内部には手を触れないでください。
感電のおそれがあります。
● 通電状態および電源を切った後10秒間は、スピードコントロールパックの端子台には触れないでください。
感電のおそれがあります。
1. 安全上の留意点
:取扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受ける
可能性が想定される場合
注意
:取扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の傷害や軽傷を受ける
可能性が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される場合
【全般】
●モーター、スピードコントロールパックの仕様を超えて使用しないでください。
感電、けが、装置破損のおそれがあります。
● スピードコントロールパック内に導電性の異物(切り粉、ピン、電線くずなど)が入らないようにしてください。
火災のおそれがあります。
●濡れた手で操作しないでください。
感電のおそれがあります。
警告
注意
この取扱説明書では、安全注意事項のランクを「警告」「注意」として区分してあります。

3
【開梱】
● 現品が注文通りのものかどうか、確認してください。
間違った製品を設置した場合、けが、火災のおそれがあります。
【運搬】
● 運搬時はモーター出力軸、リード線、ケーブルを持たないでください。
落下によりけがのおそれがあります。
【取り付け】
● モーターは確実に固定してから運転してください。
けが、装置破損のおそれがあります。
● 回転部分に触れないようカバー等を設けてください。
けがのおそれがあります。
● 機械との結合前に回転方向を確認してください。
けが、装置破損のおそれがあります。
● モーター、スピードコントロールパックには乗ったり、ぶらさがったりしないでください。
けがのおそれがあります。
● モーター出力軸(キーみぞ、歯切り部)は、素手でさわらないでください。
けがのおそれがあります。
● モーターとギヤヘッドを組み付ける際または、装置にモーターを組み付ける際は、そのすきまに手を
はさまないようにしてください。
けがのおそれがあります。
【接続】
● 大出力のモーター、ソレノイド、高周波電源、電気溶接機などは、スピードコントロールパックの誤動作の
原因となることがあります。これらとは別電源を用い、また、配線は信号ラインと動力ラインを分離して
ください。
けが、装置破損のおそれがあります。
【運転】
● モーターとスピードコントロールパックは指定された組み合わせでご使用ください。
火災のおそれがあります。
● 装置の故障や動作の異常が発生したときは、装置全体が安全な方向へはたらくよう非常停止装置、または非
常停止回路を外部に設置してください。
けがの原因になります。
● 異常が発生したときは、ただちに運転を停止して、スピードコントロールパックの電源を切ってください。
火災、感電、けがの原因になります。
●通電する際は、CW、CCW入力を「OFF(Hレベル)」にしてください。
モーターが急に回り出し、けがのおそれがあります。
● 長時間拘束されたモーターにはさわらないでください。
やけどのおそれがあります。
● 運転中、回転体(出力軸、冷却ファン等)へは接触しないでください。
巻き込まれ、けがのおそれがあります。
● モーターは通常の運転状態において、表面温度が70℃を超える場合があります。
運転中、そのモーターに接近できる場合には、右図の警告ラベルをはっきり見えるように
貼ってください。
【点検】
● 絶縁抵抗測定、絶縁耐圧試験は、モーターとスピードコントロールパックそれぞれで行なってください。
モーターとスピードコントロールパックを接続した状態で、絶縁抵抗測定、絶縁耐圧試験を行なうと、
けが、装置破損のおそれがあります。
● 絶縁抵抗測定、絶縁耐圧試験を行なうときは、端子に触れないでください。
感電のおそれがあります。
● 運転中、停止直後はモーター、スピードコントロールパックに手や体を触れないでください。
やけどのおそれがあります。
● 修理、分解、改造は、行なわないでください。
感電、けが、火災のおそれがあります。
【その他】
● 製品は、法令または自治体の指示に従って、正しく処分してください。
警告ラベル

4
2.
2.1
以下のものがすべて揃っているか確認してください。
もし、不足している場合や破損している場合は、最寄りの支店・営業所にご連絡ください。
・ モーター ……………………………………… 1台
・ スピードコントロールパック ……………… 1台
・ スピードコントロールパック取付金具
背面取付用 …………………………………… 2個
底面取付用 …………………………………… 2個
取付金具用皿ねじ(M3) …………………… 4個
・ 外部速度設定器 ……………………………… 1個
外部速度設定器本体、ツマミ、目盛板 …… 各 1個
絶縁シート …………………………………… 1枚
・ コンデンサ …………………………………… 1個
・ コンデンサキャップ ………………………… 1個
・ 取扱説明書(本書)…………………………… 1部
CE
モーターおよびスピードコントロールパックは、下記の規格に従って設計、検査を行ない、認証を取得しています。
認証品名は、モーター品名およびスピードコントロールパック品名です。
モーター、スピードコントロールパックは低電圧指令に適合しています。
上記規格で要求される過負荷運転試験および拘束温度上昇試験は、歯切りシャフトタイプはギヤヘッド付、丸シャフトタ
イプは放熱板付の状態で行なっています。放熱板のサイズ、材質は以下のとおりです。
EMC EMC
mm
60
70
80
90 40W
90 60W 90W
mm
115 115
125 125
135 135
165 165
200 200
mm
5
UL L 1004
CSA C22.2 No.100 CSA C22.2 No.77
GB/T 12350
EN 60034-1 EN 60034-5 EN 60664-1 EN 60950-1
UL File No.E64199 6W
No.E64197 15 90W
CQC
Ⅱ2ⅠEN
Ⅲ3
IP54
UL 508
CSA C22.2 No.14
EN 50178 EN 60950-1
UL File No.E91291
∗UL File No.83671 CYWT2
UL File No.E56078 YDTU2
*
VDE License No.112847(コンデンサ定格電圧250VAC タイプ)、114747(コンデンサ定格電圧450VACタイプ)
RoHS指令(2011/65/EU)の規制値を超える物質は含有していません。

5
2.2 品名および組み合わせの確認
MSS・・
・・
・Wシリーズは、モーターとスピードコントロールパックをセットでお届けしています。
製品がお手元に届きましたら、銘板を見てモーターとスピードコントロールパックの組み合わせをお確かめください。
■インダクションモーター(連続定格)
100V/110V/115Vタイプ
䊡䊆䉾䊃ຠฬ
MSS206-401W2J
MSS206-001W2J
MSS206-401W2U
MSS206-001W2U
MSS315-401W2J
MSS315-001W2J
MSS315-401W2U
MSS315-001W2U
MSS425-401W2J
MSS425-001W2J
MSS425-401W2U
MSS425-001W2U
MSS540-401W2J
MSS540-001W2J
MSS540-401W2U
MSS540-001W2U
MSS560-501W2J
MSS560-001W2J
MSS560-501W2U
MSS560-001W2U
MSS590-501W2J
MSS590-001W2J
MSS590-501W2U
MSS590-001W2U
適合ギヤヘッド品名㩿ᄁ䉍㪀∗
2GN□S,2GN□K
2GN□S,2GN□K
3GN□S,3GN□K
3GN□S,3GN□K
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
㩷䉮䊮䊂䊮䉰ຠฬ
䊝䊷䉺䊷ຠฬ
USM206-401W2
USM206-001W2
USM206-401W2
USM206-001W2
USM315-401W2
USM315-001W2
USM315-401W2
USM315-001W2
USM425-401W2
USM425-001W2
USM425-401W2
USM425-001W2
USM540-401W2
USM540-001W2
USM540-401W2
USM540-001W2
USM560-501W-1
USM560-001W-1
USM560-501W-1
USM560-001W-1
USM590-501W-1
USM590-001W-1
USM590-501W-1
USM590-001W-1
MSP-1W
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦
䊌䉾䉪
ຠฬ
CH35FAUL2
CH25FAUL2
CH55FAUL2
CH45FAUL2
CH80CFAUL2
CH65CFAUL2
CH110CFAUL2
CH90CFAUL2
CH200CFAUL2
CH180CFAUL2
CH280CFAUL2
CH200CFAUL2
200V/220V/230Vタイプ
䊡䊆䉾䊃ຠฬ
MSS206-402W2J
MSS206-002W2J
MSS206-402W2E
MSS206-002W2E
MSS315-402W2J
MSS315-002W2J
MSS315-402W2E
MSS315-002W2E
MSS425-402W2J
MSS425-002W2J
MSS425-402W2E
MSS425-002W2E
MSS540-402W2J
MSS540-002W2J
MSS540-402W2E
MSS540-002W2E
MSS560-502W2J
MSS560-002W2J
MSS560-502W2E
MSS560-002W2E
MSS590-502W2J
MSS590-002W2J
MSS590-502W2E
MSS590-002W2E
ㆡว䉩䊟䊓䉾䊄ຠฬ㩿ᄁ䉍㪀∗
2GN□S,2GN□K
2GN□S,2GN□K
3GN□S,3GN□K
3GN□S,3GN□K
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
㩷䉮䊮䊂䊮䉰ຠฬ
䊝䊷䉺䊷ຠฬ
USM206-402W2
USM206-002W2
USM206-402W2
USM206-002W2
USM315-402W2
USM315-002W2
USM315-402W2
USM315-002W2
USM425-402W2
USM425-002W2
USM425-402W2
USM425-002W2
USM540-402W2
USM540-002W2
USM540-402W2
USM540-002W2
USM560-502W-1
USM560-002W-1
USM560-502W-1
USM560-002W-1
USM590-502W-1
USM590-002W-1
USM590-502W-1
USM590-002W-1
MSP-2W
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦
䊌䉾䉪
ຠฬ
CH08BFAUL
CH06BFAUL
CH15BFAUL
CH10BFAUL
CH20BFAUL
CH15BFAUL
CH30BFAUL
CH23BFAUL
CH50BFAUL
CH40BFAUL
CH70BFAUL
CH60BFAUL
∗適合ギヤヘッド品名の□には、減速比の数字が入ります。

6
■レバーシブルモーター(30分定格)
100V/110V/115Vタイプ
䊡䊆䉾䊃ຠฬ
MSS206-411W2J
MSS206-011W2J
MSS206-411W2U
MSS206-011W2U
MSS315-411W2J
MSS315-011W2J
MSS315-411W2U
MSS315-011W2U
MSS425-411W2J
MSS425-011W2J
MSS425-411W2U
MSS425-011W2U
MSS540-411W2J
MSS540-011W2J
MSS540-411W2U
MSS540-011W2U
MSS560-511W2J
MSS560-011W2J
MSS560-511W2U
MSS560-011W2U
MSS590-511W2J
MSS590-011W2J
MSS590-511W2U
MSS590-011W2U
適合ギヤヘッド品名㩿ᄁ䉍㪀∗
2GN□S,2GN□K
2GN□S,2GN□K
3GN□S,3GN□K
3GN□S,3GN□K
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
㩷䉮䊮䊂䊮䉰ຠฬ
䊝䊷䉺䊷ຠฬ
USM206-411W2
USM206-011W2
USM206-411W2
USM206-011W2
USM315-411W2
USM315-011W2
USM315-411W2
USM315-011W2
USM425-411W2
USM425-011W2
USM425-411W2
USM425-011W2
USM540-411W2
USM540-011W2
USM540-411W2
USM540-011W2
USM560-511W-1
USM560-011W-1
USM560-511W-1
USM560-011W-1
USM590-511W-1
USM590-011W-1
USM590-511W-1
USM590-011W-1
MSP-1W
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦
䊌䉾䉪
ຠฬ
CH45FAUL2
CH35FAUL2
CH75CFAUL2
CH60CFAUL2
CH100CFAUL2
CH80CFAUL2
CH160CFAUL2
CH120CFAUL2
CH250CFAUL2
CH200CFAUL2
CH350CFAUL2
CH300CFAUL2
䊡䊆䉾䊃ຠฬ
MSS206-412W2J
MSS206-012W2J
MSS206-412W2E
MSS206-012W2E
MSS315-412W2J
MSS315-012W2J
MSS315-412W2E
MSS315-012W2E
MSS425-412W2J
MSS425-012W2J
MSS425-412W2E
MSS425-012W2E
MSS540-412W2J
MSS540-012W2J
MSS540-412W2E
MSS540-012W2E
MSS560-512W2J
MSS560-012W2J
MSS560-512W2E
MSS560-012W2E
MSS590-512W2J
MSS590-012W2J
MSS590-512W2E
MSS590-012W2E
適合ギヤヘッド品名㩿ᄁ䉍㪀∗
2GN□S,2GN□K
2GN□S,2GN□K
3GN□S,3GN□K
3GN□S,3GN□K
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
4GN□S,4GN□K,4GN□RH,4GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GN□S,5GN□K,5GN□RH,5GN□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
5GU□KB,5GU□KBH,5GU□RH,5GU□RA
㩷䉮䊮䊂䊮䉰ຠฬ
䊝䊷䉺䊷ຠฬ
USM206-412W2
USM206-012W2
USM206-412W2
USM206-012W2
USM315-412W2
USM315-012W2
USM315-412W2
USM315-012W2
USM425-412W2
USM425-012W2
USM425-412W2
USM425-012W2
USM540-412W2
USM540-012W2
USM540-412W2
USM540-012W2
USM560-512W-1
USM560-012W-1
USM560-512W-1
USM560-012W-1
USM590-512W-1
USM590-012W-1
USM590-512W-1
USM590-012W-1
MSP-2W
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦
䊌䉾䉪ຠฬ
CH10BFAUL
CH08BFAUL
CH18BFAUL
CH15BFAUL
CH30BFAUL
CH25BFAUL
CH40BFAUL
CH35BFAUL
CH60BFAUL
CH50BFAUL
CH80BFAUL
CH70BFAUL
200V/220V/230Vタイプ
∗適合ギヤヘッド品名の□には、減速比の数字が入ります。

7
・屋内(この製品は機器組み込み用に設計、製造されたものです)
・ 周囲温度 モーター:−10〜+40℃(凍結しないこと)
ただし、単相100V、200V運転時は−10〜+50℃
スピードコントロールパック:0〜+40℃(凍結しないこと)
・ 周囲湿度 85%以下(結露しないこと)
・ 爆発性雰囲気、有害なガス(硫化ガスなど)、および液体のないところ
・ 直射日光が当たらないところ
・ 塵埃や鉄粉などの少ないところ
・水(雨や水滴)、油(油滴)、およびその他の液体がかからないところ
・ 放熱しやすいこと
・ 連続的な振動や過度の衝撃が加わらないところ
・標高1000m以下
3. 取り付け
取付条件 モーター、スピードコントロールパックは以下の条件のところに取り付けてください。
この範囲外で使用すると、製品が破損するおそれがあります。
3.1 モーターの取り付け
(1)丸シャフトタイプ ①取付板にねじ、モーター寸法にあった穴をあけてください。
②ねじ、ナット、ワッシャを使用しモーターを取付板に固定してく
ださい。このとき、モーター取付面と取付板にすきまがないよう
にしてください。
また、ねじは適当な長さのものを用意して取り付けてください。
注記 取付穴にモーターを斜めに挿入したり、無理に組み付けたりしないでください。
フランジインロー部に傷が付き、モーターが破損するおそれがあります。
①取付板にねじ、ギヤヘッド寸法にあった穴をあけてください。
②別売のギヤヘッド付属のねじを使用し、モーターとギヤヘッドを
組み付けてください。
組み付けは、それぞれのインロー部を案内としてシャフト歯切部
をギヤヘッド側板(金属板)やギヤに強く当てないよう、ギヤヘッ
ドを静かに左右に回しながら行なってください。
③ギヤヘッド付属のねじで取付板に固定してください。
このとき、モーターフランジ面とギヤヘッドインロー端面に
すきまがないように取り付けてください。
取り付けの詳細については、別売りのギヤヘッド取扱説明書を
参照してください。
オプションで取付金具(別売り)を用意しています。
(2)歯切りシャフトタイプ
注記 ・ギヤヘッドはモーターと同じ歯切りタイプのものを使用してください。
適合ギヤヘッドは、「2.2 品名および組み合わせの確認」の表で確認してください。
・歯にキズが付くと異音の原因になることがあります。
䊝䊷䉺䊷
䉩䊟䊓䉾䊄
䉩䊟䊓䉾䊄ઃዻ䈱䈰䈛
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䊪䉾䉲䊞
取付ねじ
モーター取付角寸法
□60mm
□70mm
□80mm
□90mm
ねじサイズ
M4
M5
M5
M6
締付トルク
2.0N·m
2.5N·m
2.5N·m
3.0N·m
オプションで取付金具(別売り)を用意しています。

8
3.2 コンデンサの取り付け
(3)冷却ファン付モーター
冷却ファン付モーターを装置に取り付ける場合には、モーター後
部の冷却吸込口をふさがないように、ファンカバーの後ろを10mm
以上あけるか、換気穴をあけてください。
ๆㄟ
ⵝ⟎
ฯ
10
付属のコンデンサの容量が、モーター銘板に記載されている容量
と合っているかどうか確認してから、コンデンサの取り付けを行
なってください。
コンデンサの取り付けにはM4のねじを使用してください(取付用
のねじは付属していません)。
注記 ・ねじの締付トルクは、取付足の破損防止のため、1N·m以下としてください。
・モーターから10cm以上離して取り付けてください。モーターの熱によりコンデンサの寿命が低減します。
Ø4.3
3.3 スピードコントロールパックの取り付け
(1)スピードコントロールパックの取り付け
スピードコントロールパックは、必ず付属の取付金具を使って装置に取り付けてください。
放熱を良くするために、下図のように縦置きで設置してください。
注記 ・制御盤のように密閉した場所や、近くに発熱体がある場所にスピードコントロールパックを取り付ける場合には、
スピードコントロールパックの過熱防止のため、必ず通気口を設けてください。
スピードコントロールパックの周囲温度が40℃を超える場合は、ファンで強制冷却してください。
・スピードコントロールパックにある取付穴は、付属の取付金具、オプションのDINレール取付プレートを取り付ける
ためのものです。取付金具、DINレール取付プレートの固定以外には使用しないでください。
・スピードコントロールパックの取付金具を固定するときは、必ず付属のねじを使用してください。
ขઃ㊄ౕ↪⋁䈰䈛
4-M3 䋨ઃዻ䋩
ขઃ㊄ౕ↪⋁䈰䈛
4-M3 䋨ઃዻ䋩
4-Ø4.5
91
20
4-Ø4.5
152
20
■背面取付 ■底面取付
取付寸法図[単位:mm]
取付寸法図[単位:mm]

9
(2)複数台使用の場合の取付方法
スピードコントロールパックを複数台並べて設置する場合には、各
スピードコントロールパック間は20mm以上間隔をあけてください。
また、スピードコントロールパック本体と他の機器、あるいは構造
物とは25mm以上あけて設置してください。
25mmએ 20mmએ
ⓨ᳇䈏ᛮ䈔䉎䉋䈉䈭ടᎿ䉕ᣉ䈚䈩䈒䈣䈘䈇䇯
■DINレールへの取り付け
オプションのDINレール取付プレート(品名:PADP01)を、スピードコントロールパックの背面にねじで取り付けます。
ねじは、DINレール取付プレートに付属しています。
DIN䊧䊷䊦ขઃ䊒䊧䊷䊃↪䈱
ขઃⓣ䋨M3 3䈎ᚲ䋩
DIN䊧䊷䊦ขઃ䊒䊧䊷䊃
ขઃ䈰䈛䋨M3䋩
注記 DINレール取付プレートを固定するときは、必ず
付属のねじを使用してください。スピードコント
ロールパック表面から3mm以上中に入るねじを
使用すると、スピードコントロールパックが破損
する原因になります。

10
4.1 スピードコントロールパック各部の名称とはたらき
図はMSP-1Wの場合です。
※図中の①〜⑱の端子のはたらきは次のとおりです。
SPEED
SS
SD
SPEED CONTROLLER
MSP-1W
CAPACITOR
CN1
MB
ON
FREE
CW
CCW
SPEED
SET
FREE
VR
NC
SPEED
OUT
+
−
24V−IN
…
POWER
CW
CCW
SET
FREE
L
N
FG
100V〜
110V〜
115V〜
㽲䍂㽳䇭ାภ↪㔚Ḯജ┵ሶ
DC24V䉕ធ⛯䈚䉁䈜䇯
㽴CW
㽵CCW
㽶SPEED SET
㽷FREE
㽸䍂㽹 VR
㽺NC
㽻䍂㽼 SPEED OUT
ᤨ⸘ᣇะ࿁ォജ
ᤨ⸘ᣇะ࿁ォജ
ㅦᐲ⸳ቯེಾᦧജ
േ⸃㒰ജ
ㅦᐲ⸳ቯജ
䉴䊏䊷䊄ജ
䋨
䊧䊷䊃䉳䉢䊈䊧䊷䉺ାภ
䋩
㽴䌾㽼䇭ജାภ↪┵ሶ
䇭ฬ⒓䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭䇭 䇭䇭䇭㩷ାภฬ
㽽䇭䊝䊷䉺䊷↪䉮䊈䉪䉺
㾃䇭⼔ធ┵ሶ㩷㩷㩷㩷㩷䋨䈰䈛䉰䉟䉵䋺M4䋩
㽾䍂㽿䇭䉮䊮䊂䊮䉰ធ⛯↪┵ሶ
㾂 䊐䊧䊷䊛䉫䊤䊮䊄┵ሶ
㾀䍂㾁䇭㔚Ḯജ↪┵ሶ
POWER
CW
CCW
SET
FREE
✛
✛
✛
✛
✛
㔚Ḯ␜
ାภജ
␜
ାภജ
␜
ㅦᐲ⸳ቯ
ᣇᑼ␜
ାภജ
␜
AC㔚Ḯ䇮DC㔚Ḯ䈱ᣇ䈏
ജ䈘䉏䈩䈇䉎䈫䈐
CW䈮ାภ䈏ജ䈘䉏䈩
䈇䉎䈫䈐
CCW䈮ାภ䈏ജ䈘䉏䈩
䈩䈇䉎䈫䈐䇭
SPEED SET䈮ାภ䈏ജ
䈘䉏䈩䈇䉎䈫䈐
FREE䈮ାภ䈏ജ䈘䉏䈩
䈇䉎䈫䈐
LED␜
ౝㇱㅦᐲ⸳ቯེ
䉴䊨䊷䉴䉺䊷䊃䊶䉴䊨䊷䉻䉡䊮ᤨ㑆⸳ቯེ
␜䇭䇭㩷⦡䇭䇭㩷㩷 ᯏ⢻䇭䇭䇭䇭䇭䇭㩷㩷㩷㩷㩷㩷㩷㩷ὐἮ᧦ઙ
ㅦᐲ⸳ቯེಾᦧജ䈪ౝㇱ䈮䈚䈢႐ว䈮↪䈚䉁䈜䇯
䋨P. 14ෳᾖ䋩
䉴䊨䊷䉴䉺䊷䊃䊶䉴䊨䊷䉻䉡䊮䈱ᤨ㑆⸳ቯ䈮↪䈚䉁䈜䇯
䋨P. 20ෳᾖ䋩
䈖䈱䉴䉟䉾䉼䈲↪䈚䉁䈞䉖䇯
⩄ᤨ䈱⸳ቯ䍀ON䍁䈱䉁䉁䈪䈗↪䈒䈣䈘䈇䇯
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪 䊐䊨䊮䊃䊌䊈䊦
4. 接続
■信号用電源入力端子
①24V−IN+(信号用電源)
信号入力用電源として外部直流電源(DC24V)の+を接続します。
②24V−IN−(信号用電源)
信号入力用電源として外部直流電源(DC24V)の−を接続します。
■入出力信号用端子
③CW(時計方向回転入力)
モーター出力軸側から見て時計方向に回転ON(Lレベル)/停止OFF(Hレベル)します。
④CCW(反時計方向回転入力)
モーター出力軸側から見て反時計方向に回転ON(Lレベル)/停止OFF(Hレベル)します。
⑤SPEED SET(速度設定器切替入力)
ON(Lレベル)時に内部速度設定器、OFF(Hレベル)時に外部速度設定器または、外部直流電圧による速度設定を選
択します。
⑥FREE(制動解除入力)
OFF(Hレベル)時に、CW(時計方向回転入力)、CCW(反時計方向回転入力)を同時にOFF(Hレベル)にすると自動的
に電子ブレーキがはたらき、モーターは瞬時停止します。
ON(Lレベル)時に、CW(時計方向回転入力)、CCW(反時計方向回転入力)を同時にOFF(Hレベル)にすると自然停
止します。
…
…

11
⑦、⑧VR(速度設定入力)
付属の外部速度設定器または、外部直流電圧により速度制御するときに接続する端子です。
⑨NC
何も接続しません。
⑩、⑪SPEED OUT(スピード出力)
モーターの回転速度をモニタするときに使用します。
■モーター用コネクタ
⑫モーターのコネクタを接続します。
■コンデンサ接続用端子
⑬、⑭CAPACITOR
付属の進相用コンデンサを接続します。
AWG20(0.5mm2)以上の線を使用してください。
■電源接続
⑮、⑯L、N(電源入力用端子)
MSP-1Wは単相100V±10% 50/60Hz、単相110V±10% 60Hz、単相115V±10% 60Hzの電源に接続します。
MSP-2Wは単相200V±10% 50/60Hz、単相220V±10% 50/60Hz、単相230V±10% 50/60Hzの電源に接続します。
⑰FG(フレームグランド)
⑱保護接地用端子
AWG18(0.75mm2)以上の線材を使用し、接地してください。

12
4.3 モーターとスピードコントロールパックの接続
モーターのコネクタを、スピードコントロールパックのモーター用コネクタに差し込みます。
モーターとスピードコントロールパック間の配線を延長するときは、オプションの延長ケーブル(別売り)を使用してください。
最大延長距離は10mです。
4.2 接続例
注記 ・接続図中、太線は動力用、細線は信号用を表わします。太線の部分には大きな電流が流れますので、AWG18(0.75mm2)
以上の電線を使用し、細線とは離して配線してください。
・1台のモーターに1台のスピードコントロールパックをご使用ください。
・接続後は、端子台カバーを必ず取り付けてください。
SPEED
SS
SD
SPEED CONTROLLER
MSP-1W
CAPACITOR
MB
ON
FREE
L
N
FG
100V〜
110V〜
115V〜
POWER
CW
CCW
SET
FREE
CW
CCW
SPEED
SET
FREE
VR
NC
SPEED
OUT
+
−
24V−IN
…
ᄖㇱ⋥ᵹ㔚Ḯ
DC24V
0.1Aએ
ᤨ⸘ᣇะ࿁ォജ䋨L: CWㆇォ䇭H:䉴䊃䉾䊒䋩
ᤨ⸘ᣇะ࿁ォജ䋨L: CCWㆇォ䇭H:䉴䊃䉾䊒䋩
ㅦᐲ⸳ቯེಾᦧജㆬᛯ䋨L: ౝㇱ䇭H:ᄖㇱ䋩
േ⸃㒰ജ䋨L : FREE䇭H:േ䋩
䋫䋭
1
2
3
4
5
6
䉮䊮䊂䊮䉰
䊝䊷䉺䊷
ᑧ㐳䉬䊷䊑䊦䋨ᄁ䉍䋩
㔚Ḯធ⛯
න⋧100V㫧10% 50/60Hz䇮
න⋧110V㫧10% 60Hz䇮
න⋧115V㫧10% 60Hz䈱㔚Ḯ䈮ធ⛯䈚䉁䈜䇯
䇭200V᭽䈲
න⋧200V㫧10% 50/60Hz䇮
න⋧220V㫧10% 50/60Hz䇮
න⋧230V㫧10% 50/60Hz䈱㔚Ḯ䈮ធ⛯䈚䉁䈜䇯
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
13ᄖㇱㅦᐲ⸳ቯེ 20kΩ1/4W
䋨ઃዻຠ䋩
7
8
2
A
B
C
D
187䉲䊥䊷䉵 䉺䊑 コンデンサ内部の結線は左図のようになります。
コンデンサの端子は電気的には2端子で、AとB、CとDは内部で接続しています。
結線の簡単な圧着端子を使用する場合は、以下の端子をお使いください。
TEࢥࢿࢡࢸࣅࢸ
FASTONTerminal 187シリーズ
リード線との接続は、1個の端子に1本のリード線としてください。
■コンデンサの接続
䉬䊷䊑䊦㐳䈘䋨㫄䋩
1
2
3
4
5
7
10
ຠฬ
CC01SU05
CC02SU05
CC03SU05
CC04SU05
CC05SU05
CC07SU05
CC10SU05
䉬䊷䊑䊦㐳䈘䋨㫄䋩
1
2
3
4
5
7
10
ຠฬ
CC01SU07
CC02SU07
CC03SU07
CC04SU07
CC05SU07
CC07SU07
CC10SU07
図はMSP-1Wの場合です。
■MSS206、MSS315、MSS425、MSS540タイプ用 ■MSS560、MSS590タイプ用
注記 延長ケーブルを使用する場合には、複数の延長ケーブルを継ぎ足しての延長はしないでください。誤動作の原因となり
ます。

13
4.6
0.3
4.4
AWG18 0.75mm 2
FG AWG18 0.75mm 2
6 8mm
AWG28 16 0.08 1.5mm 2
0.22 0.25N·m
AI 0.25-6 AWG26 24 0.14 0.2mm2
AI 0.34-6 AWG22 0.35mm2
AI 0.5-6 AWG20 0.5mm2
AI 0.75-6 AWG18 0.75mm2
M3
0.8N·m
3.2mm
4.5
M4
1.0 1.3N·m
AWG18 0.75mm 2

14
60Hz
50Hz
࿁ォㅦᐲ䈀r/min䈁
ㅦᐲ⸳ቯᛶ᛫୯䈀kΩ䈁
ㅦᐲ⸳ቯᛶ᛫୯-࿁ォㅦᐲ․ᕈ䋨ઍ୯䋩
05101520
500
1000
1500
2000
■外部速度設定器
SPEED SET(入出力信号用端子⑤)をOFF(Hレベル)にすると
外部速度設定器が使用できます。
付属の外部速度設定器のツマミを反時計方向に回しきり、
速度設定を0r/minにしてから接続してください。
外部速度設定器と接続用リード線を使用して、下図のように
接続します。接続用リード線は付属しておりませんので、
ご用意ください。
外部速度設定器のツマミを時計方向に回すと高速回転に
設定できます。
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
ജାภ↪┵ሶ
7
8
VR
ᄖㇱㅦᐲ⸳ቯེ 20kΩ1/4
W
3
2
1
1
3
B․ᕈ
(2)接続方法
■内部速度設定器
SPEED SET(入出力信号用端子⑤)をON(Lレベル)にすると
内部速度設定器が使用できます。
工場出荷時の速度設定は、反時計方向に回しきった、
0r/min設定になっています。
時計方向に回すと高速運転に設定できます。
内部速度設定器
現品に目盛の数字は表示されていません。
0
10
࿁ォㅦᐲ䈀r/min䈁
ౝㇱㅦᐲ⸳ቯེ ⋡⋓
ౝㇱㅦᐲ⸳ቯེ ⋡⋓-࿁ォㅦᐲ․ᕈ䋨ઍ୯䋩
60Hz
50Hz
0246810
500
1000
1500
2000
4.7 速度設定の種類と接続
(1)速度設定
速度設定方法は、以下の3種類があります。可変速範囲は50Hzで90〜1400r/min、60Hzで90〜1600r/minです。
■内部速度設定器
スピードコントロールパックのフロントパネルにある内部速度設定器(SPEED表示)を回すことにより、モーターの速度を
変えることができます。頻繁にモーターを変速しない場合や2速度制御する場合(P.20参照)に使用します。
■外部速度設定器(付属品)
外部速度設定器をスピードコントロールパックの端子台(入出力信号用端子 ⑦、⑧)に接続することにより、速度設定を
遠隔操作で行なうことができます。
制御盤などから変速する場合に適しています。
■外部直流電圧
DC0〜5Vの直流電圧でモーターを変速することができます。マイコンなどから制御する場合に適しています。
10mA以上の直流電源をご用意ください。

15
〈外部速度設定器端子のはんだ付け〉
外部速度設定器端子とリード線のはんだ付けは、以下のような方法で行なってください。
①リード線をはんだ付け端子穴に通し、2〜3回まわ
してください。
②リード線と端子をはんだ付けしてください。
③はんだ付け部に熱収縮チューブを被せ、絶縁処理
をしてください。
䉿䊙䊚
ᄖㇱㅦᐲ⸳ቯེᧄ ⋡⋓᧼
ขઃ᧼
䊥䊷䊄✢
⛘✼䉲䊷䊃
䊥䊷䊄✢
䈲䉖䈣ઃ䈔┵ሶ
ᾲ❗䉼䊠䊷䊑
䈲䉖䈣ઃ䈔䋨䊥䊷䊄✢䉕
2䌾3࿁䉁䉒䈜䋩
■外部直流電圧
SPEED SET(入出力信号用端子⑤)をOFF(Hレベル)にすると
外部直流電圧が使用できます。
プラスを⑦、マイナスを⑧に接続します。
外部直流電源の直流電圧を高くすると高速回転に設定できます。
012345
࿁ォㅦᐲ䈀r/min䈁
60Hz
50Hz
⋥ᵹ㔚䈀V䈁
⋥ᵹ㔚-࿁ォㅦᐲ․ᕈ䋨ઍ୯䋩
500
1000
1500
2000
ᄖㇱ⋥ᵹ㔚Ḯ
DC0䌾5V
10mA એ
䋫䋭
1kΩ1/4W
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
ജାภ↪┵ሶ
7
8
VR
注記 直流電源の極性を間違えないでください。
誤動作やスピードコントロールパック破損の原因に
なります。
〈外部速度設定器の取付手順〉
①図のように、絶縁シートを使用し、外部速度設定器を取付板の穴に差し込んでください。
②目盛板、菊座金を入れ、ナットで締め付けてください。(締付トルク0.45N·m以下)
③ツマミを取り付け、止めねじ(M4)で固定してください。(締付トルク0.4N·m以下)
Ø3
7.5㫧0.4
外部速度設定器の取付例
取付穴参考寸法図[単位:mm]
Ø10
ᄖㇱㅦᐲ⸳ቯེ ขઃ᧼
䉿䊙䊚
ᱛ䉄䈰䈛
䋨
ⷺⓣઃ䊗䊦䊃 䉰䉟䉵 : M4
䋩
⛘✼䉲䊷䊃
50
60
40
40
70
80
90
30
30
20
10
1
1
0
0
0
0
0
⋡⋓᧼
䊅䉾䊃
⩵ᐳ㊄

16
4.9 入力信号用端子への接続
CW(時計方向回転入力)、CCW(反時計方向回転入力)、SPEED SET(速度設定器切替入力)、FREE(制動解除入力)の
4つの入力信号用端子に信号を入力することでモーターの動きを制御することができます。
4.7kΩ
䋫24Vജ
ᤨ⸘ᣇะ࿁ォജ
ᤨ⸘ᣇะ࿁ォജ
ㅦᐲ⸳ቯಾᦧജ
േ⸃㒰ജ
ౝㇱ࿁〝
4.7kΩ
4.7kΩ
4.7kΩ
(1)MSP-1W(MSP-2W)の内部等価回路図
CW(時計方向回転入力)、CCW(反時計方向回転入力)、
SPEED SET(速度設定器切替入力)、FREE(制動解除入力)
は、フォトカプラ入力になっており、内部の等価回路は
左図のようになっています。
・信号用電源入力端子 ①、②にDC24Vを接続します。
・0.1A以上の容量の直流電源を使用してください。
4.8 信号用電源の接続
フォトカプラを動作させるための信号入力用電源として外部直流電源( DC24V)が必要です。
次のように接続します。
䋫䋭
DC24V
0.1Aએ
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
ାภ↪㔚Ḯജ┵ሶ
1
2
䋫
䋭
24V䋭IN
㵺
(3)多段階変速したい場合
外部速度設定器や内部速度設定器を使います。多段階変速をするには、以下のような2種類の方法があります。
■外部速度設定器を2つ以上使う場合
外部速度設定器を複数個使うことにより、その個数分の多段階変速を行なうことができます。
SW1
SW2
ON
OFF
VR1
VR1+VR2
VR1+VR3
VR1+VR2+VR3
ON
SW2
SW1OFF
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
ജାภ↪┵ሶ
7
8
VR
VR2
1
2
3
VR1
1
2
3
VR3
1
2
3
・SW1ON、SW2ONで低速の速度をVR1で設定
・SW1OFF、SW2ONで中速の速度をVR2で設定
・SW1OFF、SW2OFFで高速の速度をVR3で設定
VR1、VR2を変えると他の速度も変化します。
■内部速度設定器と外部速度設定器を併用する場合
内部速度設定器と外部速度設定器の切り替えによって、多段階変速ができます。
・SPEED SET(入出力信号用端子⑤)をON(Lレベル)にすると内部速度設定器が使用できます。
・SPEED SET(入出力信号用端子⑤)をOFF(Hレベル)にすると外部速度設定器が使用できます。

17
(2)小容量リレー・スイッチなどによる制御
4.10 ノイズ対策
(1)外部ノイズからの保護
外部から過大なノイズがスピードコントロールパックに侵入すると、誤動作を起こすことがあります。
ノイズによるトラブルを未然に防ぐために、次のような対策を行なってください。
■電源ライン
・ノイズ源(溶接機、放電加工機など)の電源とスピードコントロールパックの電源ラインを別にしてください。
・スピードコントロールパックと電源ラインの間に、ラインフィルタやノイズカットトランスを挿入するのが効果的
です。なるべくスピードコントロールパックの近くに接続してください。
■信号ライン(I/O)
・延長は2m以内とし、できるだけ短く配線してください。
・外部速度設定器または直流電圧により速度設定を行なう場合は、シールドされた信号ラインを使用してください。
・大電流の流れるケーブルから30cm以上離してください。
■モーターのケーブル
モーターケーブルは大電流の流れるケーブルから30cm以上離して設置してください。
■接地
フレームグランド端子(FG)は必ず接地し、できるだけ短く配線してください。接地には、AWG18(0.75mm2)以上の線材を
使用してください。
(2)放射ノイズからの保護
スピードコントロールパックが発生するノイズで、ノイズの影響を受けやすい(センサや無線、コンピュータ等)他の機器が誤
動作を起こすことがあります。
ノイズによるトラブルを未然に防ぐために、次のような対策を行なってください。
■電源ライン
・スピードコントロールパックの電源とノイズの影響を受け易い機器の電源を別にしてください。
・スピードコントロールパックと電源ラインの間に、ラインフィルタやノイズカットトランスを挿入するのが効果的
です。なるべくスピードコントロールパックの近くに接続してください。
■モーターのケーブル
ノイズの影響を受け易い機器の近くに設置する場合は、スピードコントロールパックを接地された金属ケースに収納し、
モーターのケーブルを金属配管としてケースに接続すると、効果的です。
■接地
フレームグランド端子(FG)は必ず接地し、できるだけ短く配線してください。
接地には、AWG18(0.75mm2)以上の線材を使用してください。
(3)トランジスタ出力タイプのプログラマブルコントローラによる制御
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
䊒䊨䉫䊤䊙䊑䊦䉮䊮䊃䊨䊷䊤
䋫24V
GND
CW
CCW
SPEED
SET
FREE
䈮ㅢ
24V䋭IN䋫
㵺
䋭
0V
スイッチ容量:DC24V 10mA以上
CW
CCW
SPEED
SET
FREE
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
ାภ↪㔚Ḯജ┵ሶ
ജାภ↪┵ሶ
1
2
3
4
5
6
䋫
䋭
24V䋭IN
㵺
ᄖㇱ ౝㇱ
ᱛ
േ
ᱛ
CW
FREE
CCW
䋫䋭
DC24V
0.1Aએ

18
(3)CW運転、CCW運転
CW入力またはCCW入力をON(Lレベル)にすると、スロースタート時間設定器(P.19「5.2 スロースタート・スローダウン
運転」参照)で設定された時間で立ち上がり運転します。
CW入力とCCW入力を同時に入力している場合は、CW入力が優先されCW(時計方向)に回転します。
これにより、CCW入力をONにしておき、CW入力をON/OFFすることにより瞬時逆転も可能です。(レバーシブルモーターのみ)
ただし、電源電圧や負荷条件によっては逆転に時間がかかることもあります。
注記 モーターにギヤヘッドを組み付けて使用する際、ギヤヘッドの出力軸は減速比によってモーターと逆方向に回転
する場合があります。
ギヤヘッド出力軸の回転方向については、ギヤヘッド取扱説明書をご覧ください。
(4)瞬時停止と自然停止
制動解除入力が「OFF(Hレベル)」のとき、CW入力、CCW入力をともに「OFF(Hレベル)」にすると、自動的に制動がかかり
ます。制動時には0.2〜0.4秒の間、制動電流が流れ、モーターは瞬時停止します。
制動解除入力を「ON(Lレベル)」のとき、CW入力、CCW入力をともに「OFF(Hレベル)」にすると、自然停止します。
(5)モーターの速度切り替え
モーターの速度切り替えを行なう場合、SPEED SET(速度設定器切替入力)入力は下表のとおりです。
モーターの速度切り替えは運転中も可能で、切り替え時の加速または減速はスロースタート・スローダウン設定時間に応じて
変化します。
SPEED SET䋨ㅦᐲ⸳ቯེಾᦧജ䋩
OFF䋨"H"䊧䊔䊦䋩
ON䋨"L"䊧䊔䊦䋩
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50Hz䈪90䌾1400r/min䇮60Hz䈪90䌾1600r/min
5.1 モーターの運転
5. 運転
CW信号、CCW信号、制動解除信号で、運転、停止、回転方向切替、瞬時停止のすべてが制御できます。
(1)信号入力のモード表
(2)制御入力シーケンス
CWᣇะㆇォ
CCWᣇะㆇォ
⍍ᤨᱛ
⥄ὼᱛ
ON䋨"L"䊧䊔䊦䋩
OFF䋨"H"䊧䊔䊦䋩
OFF䋨"H"䊧䊔䊦䋩
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ON䉁䈢䈲OFF
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OFF䋨"H"䊧䊔䊦䋩
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䊧䊔䊦
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㜞ㅦ
ૐㅦ
H
L
CW
CCW CCW
CW CW CW
േ⸃㒰ജ
H
L

19
5.2 スロースタート・スローダウン運転
起動時や停止時、変速時に負荷に衝撃がかからないように加減速したい場合、加減速の時間を調整できます。
スピードコントロールパックのフロントパネルにあるスロースタート・スローダウン時間設定器( SS表示およびSD表示)で、
それぞれ設定します。ただし、負荷慣性が大きい場合、自然停止させたときの時間より短くスローダウン時間を設定すること
はできません。
スロースタートは起動時および2速度制御で高速に切り替えた
ときにはたらきます。
スロースタートさせないときは、スロースタート時間設定器を
「0」にします。
(1)スロースタート
図はインダクションモータータイプの場合です。
スローダウンは、2速度制御で低速に速度を切り替えたときに
はたらきます。スローダウン停止は、速度設定方法によって使
用方法が異なります。P.21の〈使用例2〉を参照してください。
また、2速度制御では低速に切り替えたときにはたらきます。
スローダウンさせないときは、スローダウン時間設定器を「 0」
にします。摩擦負荷が小さい場合は、モーター自身の慣性によ
り、自然停止の時間がかなり長くなり、スローダウン時間もそ
れより長くなります。
(2)スローダウン
図はインダクションモータータイプの場合です。
現品に目盛の数字は表示されていません。
出荷時は「0」に設定されています。
現品に目盛の数字は表示されていません。
出荷時は「0」に設定されています。
0
10
スローダウン時間設定器
0246810
5
10
15
䉴䊨䊷䉴䉺䊷䊃ᤨ㑆⸳ቯེ䇭⋡⋓䋨ઍ୯䋩
䉴䊨䊷䉴䉺䊷䊃ᤨ㑆䈀sec/1000r/min䈁
᧦ઙ䋺50Hz䇮100V䇮ή⽶⩄
0246810
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スロースタート時間設定器
0
10

20
■外部直流電圧を使用して速度設定している場合
電圧を0Vに設定するとスローダウン停止します。
〈使用例1〉 2速度制御(停止位置精度を高める方法)
外部速度設定器と内部速度設定器を使用して2速度制御を行なうときにスロースタート・スローダウンを用いる場合は、次のよ
うになります。ここでは外部速度設定器で高速を、内部速度設定器で低速を設定しています。この例のように、スローダウンで
速度を十分低速にさげた後、停止させると停止時の衝撃を抑えることができるほか、停止位置精度を高めることができます。
ᤨ⸘ᣇะ࿁ォജ
䉴䊨䊷䉴䉺䊷䊃 䉴䊨䊷䉻䉡䊮
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ㅦᐲ⸳ቯེಾᦧജ
േ⸃㒰ജ
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
〈使用例2〉 スローダウン停止
スローダウンは高速から低速に速度を切り替えたときにはたらきますので、低速の速度設定を0r/minにすればスローダウン停止し
ます。
■内部速度設定器を使用して速度設定している場合
⍴⛊
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾
䉪
ജାภ↪┵ሶ
7
8
VR
左図のように速度設定入力端子 ⑦、⑧をあらかじめ短絡してお
き、速度設定器切替入力を「OFF(Hレベル)」(外部速度設定器
を選択した状態)にするとスローダウン停止します。
その場合、回転入力は運転状態のままにしておきます。
再起動は速度設定器切替入力を「ON(Lレベル)」にします。
䉴䊏䊷䊄䉮䊮䊃䊨䊷䊦䊌䉾䉪
ജାภ↪┵ሶ
7
8
VR
ᄖㇱㅦᐲ⸳ቯེ 20kΩ1/4
W
B․ᕈ
3
2
1
1
3
ㆇォ ᱛ
■外部速度設定器を使用して速度設定している場合
左図のように ⑦、⑧端子間にスイッチを設け、スイッチを閉じる
とスローダウン停止します。
このとき回転入力は運転状態のままにしておきます。
再起動はこのスイッチを開放にします。
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