Tone 8-150P User manual

Readthisinstructionmanualbeforeuseandoperatewrenchafterfullunderstandingofthecontents.
Preservetheinstructionmanualatdesignatedplacesothatitmaybereferredagainatanytimeupon
necessity.
●
製品をご使用される前に、取扱説明書をお読みいただき、理解していただいた上でご使用く
ださい。
●取扱説明書は、いつでも読めるように所定の場所に大切に保管してください。
2008
要保管
TOBE
PRESERVED

ご使用上の注意
内容品・ご使用になる前に
ご使用方法・点検・修理
仕様
2 〜5
6 〜11
1 2 〜17
1 8 〜20
目次
Cautions for us e
C ontents of pac king&P art name
Method of us e&Re pairand Ins pec tion
S pec ific ations
Beforeuse
2 2 〜26
2 7 〜28
2 9 〜37
3 8 〜41
TABLEOFCONTENTS

−1−
このたびは「TONE強 力パワーレンチ」および
「TONE強 力パワーレンチ(トルクレンチ付)」をお買上げいただき、誠に有り難うございます。
■本製品はトネ独自の遊星歯車機構により、小さな入力トルクで大きな出力トルクを得ることが
可 能なパワーレンチです。また、入力側にクラッチを装着していますので、締め付け効率が向上
しています。
■高精度に加工された本製品は軽量・小型で作業負担を軽減し、作業効率と安全性を向上させて
います。
■入力用にトルクレンチを使用することによりトルク管理が可能となりました。
「強力パワーレンチ(トルクレンチ付)」
■まず、下記項目をご確認ください。
●輸送中に破損した箇所がないか。
●ねじ・ボルトに脱落・緩みがないか。
●内容品は、全部揃っているか。(P.6)
■製品をご使用される前に、取扱説明書をお読みください。
■お読みになられた後は、いつでも読めるように大切に保管してください。
■万一、取扱説明書および警告ラベルを紛失・汚損された場合、または保管用として別途、取扱
説明書をご入用の方は、弊社までお申し付けください。
警告 誤った取扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負う可能性
が想定される内容のご注意。
誤った取扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が想定される
内容および物的損害の発生が想定される内容のご注意。
注意
危険 誤った取扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負う危険が
切迫して生じることが、想定される内容のご注意。
お使いになる人や、他の人への危害や財産への損害を未然に防止するため、必ずお守りいただく内容を次
の要領で説明しています。
■説明内容を無視し、誤った使い方をしたときに生じる危険や損害の程度を下の表示で区分し、説明して
います。
注意文の警告マークについて
お買い求めの製品や取扱説明書の内容について、不明な点がございましたら、お買い求
めの販売店、あるいは弊社営業所までお問い合わせください。
尚 に区分した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。
いずれも安全に関する重要な内容を記載してありますので守ってください。
注意

−2 −
ご使用上の注意 必ずお守りください。
■この製品は大型ボルト・ナット類の締め付け、又は緩め作業専用です。
この目的以外の作業には使用しないでください。
レンチが落下し、人身事故の原因になります。
人身事故の原因になります。
●高所では必ず落下防
止の処置をしてくだ
さい。
●ラチェットハンドル又
はトルクレンチの回
転半径内に身体を入
れないでください。
危険
人身事故の原因になります。
正しいトルクが出力されない
だけでなく、レンチの故障や
ケガの原因になります。
●使用前に必ず、取扱
説明書をお読みくだ
さい。
●動力工具での入力は
できません。
警告
○『ご使用方法』および『ご使用上の
注意事項』を熟読してださい。
○過大入力、不適切な反力の取り方
などにより、レンチが破損または
反力受が外れたとき、大変危険で
す。
○作業場の下に人がいないことを確
認し、作業をしてください。
○本製品は手動用の強力パワーレ
ンチです。入力に動力工具(インパ
クトレンチ・電動レンチ)を使用し な
いでください。
○入力作業後、クラッチ部チェンジダイヤルの切り替えをすると
き、ラチェットハンドル(又はトルクレンチ)が逆回転する場合が
ありますのでハンドルから急に
手を離さないでください。
○作業周辺に人がいないことを
確認し、作業をしてください。
強力パワーレンチ
取扱説明書

−3 −
●クラッチ部チェンジダ
イヤルの切り替えが
固い場合、チェンジダ
イヤル突起部をハン
マーでたたかないで
ください。
●ソケットを出力角の根
元まで完全に差し込
んでください。
●作業中は、反力受に手
や指及び足などを近
づけないでください。
●アタッチメント類を使
用しないでください。
反力受取り付けボルトの破損・変形やレンチの破損、
焼付きなどの原因になります。
●反力受は固くて( 変形
しない)丈 夫な部材に
あててください。
破損・故障、けがの原因になります。
手や指及び足をはさむ危険があり、原因になります。
出力角の破損・けがの
原因になります。
作業中パワーレンチが倒れ込んだり、
アタッチメント類が破損するなどによるけがの原因になります。
ご使用上の注意 必ずお守りください。
警告
○反力受をあてる部材は出力トルク
とほぼ同じ負荷を受けますので、
固くて変形しない箇所を選んでく
ださい。
○P14 及びP16 の操作を行うとき、
クラッチ部チェンジダイヤルの切
り替えが固く、動かないほど荷重
がかかっている場合もあり、往々
にしてクラッチ部をハンマーなど
の打撃による荷重解除をされるこ
とがあります。
○反力受はボルトの回転方向に対
し、逆方向に回転しますのでご注
意ください。
○差し込みが不十分ですと、ソケット
が落下したり規格以下のトルクで
出力角が破損します。
○パワーレンチの出力角とソケット
との間にアタッチメント類(エクス
テンションバー、ジョイント、アダプ
ター)を接続しないでください。
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
板
衝
緩
反力受回転方向
出力角
回転方向
L
R
すき間
L
R
L
R

−4 −
○能力範囲内で使用してくだ
さい。
○作業中はヘルメット、保護
めがね、安全靴などを着用
することをお薦めします。
○故障及び事故やけがの原因
となります。
○ソケット、レンチ本体、反力
受に割れ、変形、磨耗がない
かを確認してください。
○ソケット、反力受が正しく
取り付けられているかを
確認してください。
○誤った装着をされますと、
移動及び作業中にソケット
が落下する場合がありま
す。
○分解・改造は故障、けがの
原因になります。
◆但し、次の消耗品は必要に
応じて交換してください。
反力受/ラチェットハンドル
●出力角とソケットの結
合がOリング仕様の
場合、正しくピン・Oリ
ングを装着してくださ
い。
●分解・改造をしないで
ください。
●無理に使用しないで
ください。
●危険防止のため保護
具の着用をお薦めし
ます。
●修理のご用命は、お
買い求めの販売店、
あるいは弊社営業所
までご連絡ください。
けがの原因になります。
●ご使用前に右記の点
検を行ってください。
けがの原因になります。
破損、けがの原因になります。
故障、けがの原因になります。
ご使用上の注意 必ずお守りください。
警告

−5 −
作業
指示書
●工具は本来の使用目
的以外に使用しない
でください。
●L形反力受使用時は
A 寸法を超える位置
で受けるようにセット
してください。
●作業場をいつもきれ
いに保ってください。
●作業者以外は近づけ
ないでください。
●作業に適した機種選
定をしてください。
ご使用上の注意 必ずお守りください。
注意
A
L形反力受
塗りつぶして
いる箇所で反力
を受けてくださ
い。
製品番号 A(mm)
8-150P
8-300P
12-450P
12-600P
110
130
145
150
―
12-1200P
すき間
○事故、けがの原因になります。
○「締め付けトルク」と「ねじの締め
付け力」の関係は、ねじの状態や
構造、摩擦係数などによって異な
ります。
○A寸法を超えない位置で反力を受
けますと可負荷により、反力受取り
付けボルトの破損や出力軸の焼き
付きなどの原因となります。
○不十分ですとボルト・ナットを痛め
たり、レンチが外れけがの原因に
なります。
○ちらかった場所での作業は、事故
の原因になります。
○作業者以外に、パワーレンチを触
れさせないでください。
○レンチの出力トルク範囲内で使用
してください。
○乾燥した場所で、子供の手の届か
ない所に鍵を掛けて保管してくだ
さい。
○常に足場をかため、身体の安全を
確保して作業を行ってください。
○作業場は、明るくしてください。
●ソケットは完全にボル
ト・ナットが隠れるまで
差し込んでください。
●作業をする場所の安全
を確認してください。
●使用しない場合はケー
スに収納し所定の場所
に保管してください。
●作業指示書や作業標
準書をよく読んで正し
い作業をしてください。

−6 −
ONLY
内容品
8-150P
強力パワーレンチ本体
ストレート形反力受
L形反力受
六角棒L形レンチ
ラチェットハンドル
収納ケース
製品番号
内容品
取扱説明書
○(5mm)
471S
○
注)1 2 −6 0 0 P、1 2 −12 0 0 Pには吊ワイヤーが装着してあります。
8-300 P 12-450 P 12-600 P 12-1200P
○
○
○(6mm)
471S
○
○
○
○(6mm)
471
○
○
○
○(6mm)
471
○
○
○
○
(5m m/8 mm)
471
25. 4 25.4 38. 1 38. 1 38.1/63.5
○
検査合格書 ○ ○ ○ ○ ○
○
−
強力パワーレンチ
強力パワーレンチ(トルクレン チ付)
出力角(mm)
○ ○ ○ ○ ○
上記内容品とトルクレンチの2梱包になります。
製品番号
内容品
強力パワーレンチ
8-150 P 8-300 P 12-450 P 12-600 P 12-1200P
8-150P T 8-300P T 12-450P T 12-600P T 12-1200PT
トルクレンチ
T6MN30 0 T6MN30 0 T6MN30 0 T6L420 N T6MN300
●強力パワーレンチ本体
●ストレート形反力受
●L形反力受
●ラチェットハンドル
(471S又は471)
●六角棒L形レンチ
●ケース
●取扱説明書
●ストレート形反力受
●トルクレンチ
(トルクレンチ付きパワーレンチのみ)
●63.5mm出力角
(12-1200P、
12-1200PTのみ)
(12-1200P、
12-1200PTのみ
オプションです)
(12-1200P、
12-1200PTのみ)
(8-150P〜12-600P
8-150PT〜12-600PTのみ)
ケース ケース ケース ケース ケース
●検査合格書

−7 −
ご使用になる前に
8 -15 0P 〜12 -6 0 0 P
銘板
ストレート形反力受
クラッチ部
(チェンジダイヤル)
クラッチ部
(チェンジダイヤル)
入力差込角
角軸ナット
(19.0mm角)
移動角軸
(38.1mm)
強力パワーレンチ(トルクレンチ付)は
トルクレンチの取扱説明書をご参照ください。
注意シール
反力受取り付けボルト
12 -12 0 0 P
反力受取り付けボルト
出力角
ラチェットハンドル(4 7 1S 、4 7 1 )
角ドライブ
本体
切替ハンドル
ハンドル
止めビス
銘板
注意シール
出力角
ストレート形反力受
座金
入力差込角

−8−
強力パワーレンチの能力範囲
強力パワーレンチ(トルクレンチ付)の能力範囲
強力パワーレンチ(トルクレンチ付)の能力範囲
緩め作業のご注意
ご使用になる前に
最小出力トルク 最小入力トルク 最大出力トルク 最大入力トルク
能力範囲(N・m)
能力
製品番号
能力範囲(N・m)
能力
製品番号
500 122 1500 366
8 -1 5 0 P
1000 95 3000 286
8 -3 0 0 P
1500 110 4500 331
12 -4 5 0 P
2000 147 6000 441
12 -6 0 0 P
4000 109 12000 328
12 -1 2 0 0 P 12000 328 18000 492
本製品は左表の能力範囲で、ご使用く
ださい。
1 2−120 0Pは付属の63. 5 mm出力
角に交換すれば1800 0N・mまでご使
用になれます。
本製品は左表の能力範囲で、ご使用く
ださい。
最大出力トルク及び最大入力トルクの
数値はセット内容のトルクレンチを使用
した場合の数値です。
最小出力トルク 最小入力トルク 最大出力トルク 最大入力トルク
500 122 1230 300
8-150PT
1000 95 3000 286
8-300PT
1500 110 4080 300
12-450PT
2000 147 571 2 420
12-600PT
4000 109 10980 300
12-1200PT
《参考》 =K・D・N
T
T:締付けトルク(N・m)K:トルク係数 D:ボルトの軸径(m)N:ボルトの軸力(N)
締め付けようとするボルト・ナットのトルクを作業指示書で確認してください。
指示トルクがない場合、ボルトメーカーに問い合わせするか、ねじの資料で
お客様にてご使用になるトルクを決定してください。
緩め作業の場合、ボルト・ナットのサビ、変形などの悪条件により締め付けトルクの2 倍以上のト
ルクが必要となる場合があります。
強力パワーレンチの出力能力上限に近い締め付けトルクで作業
された場合は、緩め作業時に能力が不足する場合がありますか
ら、緩め作業も考えられる場合は、更に能力の大きい機種をご
使用ください。尚、サビがひどい場合には市販の「ねじ緩め用
スプレー(浸透潤滑剤)」をご使用ください。
潤滑剤が浸透してねじが緩みやすくなります。再締め付けの場
合は、潤滑剤を完全に拭き取ってから作業してください。

−9−
入力トルクの算出
●トルクレンチの設定方法はトルクレンチの取扱説明書を参照してください。
●ラチェットハンドルの場合、入力する目安の荷重を次式より算出してください。
244N・m
・
・
700N 荷重点はどこに荷重をかける
かの目安の寸法です。お客様
にてお決めください。
・
・
ご使用になる前に
ラチェットハンドル又はトルクレンチで入力するトルクを算出します。お客様にて決められた
トルクを出力させるために見いだします。
『算出例』
方法は2通りあります。
出力トルク 入力トルク レンチの倍率
=×
レンチ:8−150P トルク:1000N・m
以上のことから1000N・mの出力トルクを得るには
244 N ・m
の入力トルクが必要となります。
以上のことからラチェットハンドル(471S )で244N ・m得るには
700 N
の目安となる荷重を荷重点にかける必要があります。
出力トルク 入力トルク レンチの倍率
=
= = =
×
出力トルク
入力トルク
レンチの倍率 4. 1
100 0
= =
0.35
244
の式より
トルク 荷重(N ) 距離(m)
=
荷重(N)
トルク
距離(m)
=
×の式より
①
法
方
の
《例》
②
法
方
の
350mm
荷重点
なるほど!
《例》
Inputtorque(N・m)
Outputtorque(N・m)
100 200 300 400
500
1000
1500
①本取扱説明書P.18の入力・出力線図またはパワーレンチ本体の貼り付けの銘板より算出
する方法があります。しかし、これらの入力・出力線図の倍率は、およその値ですので、より
正確な値を求められる場合は、②の方法により算出してください。
②付属の検査合格書で、使用される出力トルクに近い測定点のレンチの倍率を確認し、
の式より算出してください。
※レンチの倍率は、使用頻度、使用状況によって変化します。
ご購入後のレンチの倍率測定については、ご購入の販売店または
弊社営業所にお申し付けください。
●作業前に数回のウォーミングアップをしてください。
出力トルクのバラツキの原因になります。
注意
■作業のはじめの数回は、安定した出力トルクが得られないことがあります。

−10−
ご使用になる前に
ボルト・ナットに適合するソケットの確認
反力受の交換
●反力受を交換するときは、強力パワーレンチ
を立てたまま放置しないでください。
レンチが倒れけがの原因になります。
注意
図のように強力パワーレンチの出力角側に反力受取り付け
ボルト(六角穴付きボルト)がありますので、付属の六角棒L形
レンチを使って反力受を取り外し、ご使用になる反力受を
取り付け六角棒L形レンチで反力取り付けボルト(六角穴付き
ボルト)をしっかりと締め付けてください。
5
mm
6
mm
8
mm
ストレート形反力受
使用する工具
六角棒L形レンチ
反力受取付ボルト
(六角穴付きボルト)
ボルト・ナット
二面幅
六角
ソケット
二面幅
六角
または
十二角
ソケット
差込角
出力角
●8-150P
●12-1200P
ボルト
出力角
強力パワーレンチ本体
出力角
=
●8-300P
12-450P
12-600P
ソケット
=
○ボルト・ナットの二面幅寸法(六角部対辺)
と、ソケットの二面幅寸法が適合している
こと。
○強力パワーレンチ本体の出力角とソケット
差込角が適合していることを確認してくだ
さい。

−11−
5
ご使用になる前に
出力角の交換(12-1200P、12-1200PTのみ)
ソケットの組み付け
落下しないように、ご使用になるボルト・ナットに適合するソケットを組み付けてください。な
お、出力角とソケットとの結合は、8 -1 5 0 P・1 2 -3 0 0 P はボール、それ以外の機種はOリン
グ仕様(ピン・Oリング)になっています。
セット内容品の63.5mm出力角に交 換
するこ と により、最大出力トルク
18000N・ mまで使用可能となりま
す。交換方法はあらかじめ装着されて
います38.1 mm出力角先端に穴があ
いており、その奥に六角穴付きボルト
で出力角を固定していますので、六角
棒レンチなどで六角穴付きボルトを緩
め出力角を取り外し、63.5mm出力 角
を取り付け、六角棒レンチなどでしっ
かりと締め付けください。
5
mm
ボール
8-150 P・12-300P
8-150PT・12-300PT
12-450 P 〜12-1200P
12-450P T〜 12-1200PT
貫通穴
ピン
Oリング
「ピン・Oリング装着完図」
63. 5 mm
出力角
38. 1 mm
出力角
M6×55
出力角 出力角
穴
穴
[ ] [ ]

−12 −
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
ご使用方法
クラッチについて
①クラッチの目的
ラチェットハンドルで入力する、かなりの部分が歯車のバックラッシュ(歯車相互のすき間)
や材料の弾性変形に吸収されるため、ロスが生じます。このロスを防ぎ、作業効率を向上さ
せるため、クラッチを設けています。
②クラッチの名称
③クラッチの操作
チェンジダイヤルを切り替える。
●作業前には必ず、出力角の回転方向と
クラッチの方向が合致しているか確認して
から作業を行ってください。
クラッチ部が破損する原因になります。
注意
「出力角が右回転方
向でクラッチ方向
がL位置の場合」
「出力角が左回転方向
でクラッチ方向がR位置の場合」
チェンジダイヤル(黄色)
方向表示R
方向表示L
基準線
「出力角を右回転方向(時計回り)」
に回す場合 基準線を『R』の位置
「出力角を左回転方向(反時計回り)」
に回す場合 基準線を『L』の位置

−13 −
L
R
L
R
L
R
L
R
拡
大
す
る
と
反
力
受
回
転
方
向
出
力
角
回
転
方
向
ラ
チ
ェ
ッ
ト
ハ
ン
ド
ル
ま
た
は
ト
ル
ク
レ
ン
チ
に
よ
る
入
力
方
向
L
R
空
転
方
向
L
R
L
ご使用方法
右回転(時計回り)
反 力を受 ける 部 材は
出力トルクとほぼ同じ
負荷を受けますので、
固くて変形しない箇所
を選んでください。
③本体の出力角とラチェットハンドル又はトルクレンチは「右回転」、反力受は「左回転」となり
ます。レンチ本体にソケット、ラチェットハンドル(又はトルクレンチ)を組み付け、ボルト・ナ
ットに確実にセットしてください。このとき、反力を確実に取るため、反力受を固くて変形し
ない部材にあたるようセットしてください。
●トルクレンチをご使用の場合は、あらかじめ設定されたトルクに
達しますと「カチッ」という音と手に軽い「ショック」でお知らせします。
①付属のラチェットハンドル又は
トルクレンチの切り替えハンド
ル又は切り替えレバーを図の
位置にセットしてください。
●トルクレンチを使用する場合は
事前にトルクレンチのトルク
設定を行っておいてください。
②クラッチのチェンジダイヤルを『R』 にセットしてください。
「ラチェットハンドル」 「トルクレンチ」
切替ハンドル
切替レバー
チェンジダイヤル

−14−
A
B
④入力作業完了(レンチの外し方)
入力作業完了後、レンチをボルト・ナットから取り外す
ことが困難な場合があります。これはレンチ内部から
発生した弾性力による荷重が、反力受とボルト・ナット
の間にかかっていることによるものです。この場合は、
次の手順で取り外してください。
ラチェットハンドル(又はトルクレンチ)を入力した
まま保持、クラッチ部チェンジダイヤルを『L』位置
に切り替えてください。
このとき、ラチェットハンドル(又はトルクレンチ)が
逆回転する場合がありますので、切り替えが完了す
るまで保持している力を抜かないでください。
ご使用方法
●クラッチ部チェンジダイヤルの切り替えが固い場合、
ハンマーでたたかないでください。
破損及び故障、けがの原因になります。
注意
●
作業中は、反力受に手や指及び足などを近づけないでください。
けがの原因になります。
警告
●ラチェットハンドルの回転半径内に身体を入れないでください。
○入力作業後、クラッチ部チェンジダイヤルの切り替えをする時、
ラチェットハンドル(又はトルクレンチ)が逆転する場合があります
ので、ハンドルから急に手を離さないでください。
○上記ABの操作を行うとき、クラッチ部チェンジダイヤルの切り替えが固く、
動かないほど荷重がかかっている場合もあり、往々にしてクラッチ部をハンマー
などの打撃による荷重解除をされることがあります。
人身事故の原因になります。
危険
A
B
○反力受は出力角の回転方向に対し、逆方向に回転します。
反力受負荷方向
出力角
回転方向
L
R
L
R
L
R

−15−
L
R
L
R
L
R
拡
大
す
る
と
L
R
L
R
L
反
力
受
回
転
方
向
出
力
角
回
転
方
向
ラ
チ
ェ
ッ
ト
ハ
ン
ド
ル
に
よ
る
入
力
方
向
空
転
方
向
L
R
ご使用方法
右ねじの場合は緩め作業、左ねじの場合は締め付け作業となります。
●
トルクレンチは左回転(反時計方向) では使用できまん。
付属のラチェットハンドルを使用してください。
警告
左回転(反時計回り)
②クラッチのチェンジダイヤルを『 L 』 にセットしてください。
①付属のラチェットハンドルの切り替えハンドル
を図の位置にセットしてください。
「ラチェットハンドル」
切り替えハンドル
トルクレンチの機構上右回転方向(時計回り)以外のご使用はできません。
トルクレンチの破損、けがの原因になります。
反力を受ける部材は出
力トルクとほぼ同じ負
荷を受けますので、固
くて変形しない箇所を
選んでください。
③本体の出力角とラチェットハンドルは「左回転」、反力受は「右回転」となります。レンチ本体
にソケット、ラチェットハンドル、を完全に組み付け、ボルト・ナットに確実にセットしてくだ
さい。この時、反力を確実に取るため、反力受を固くて変形しない部材にあたるようセットし
てください。

−16−
A
B
A
B
反力受負荷方向
出力角
回転方向
L
R
L
R
L
R
④入力作業完了(レンチの外し方)
入力作業完了後、レンチをボルト・ナットから取り外す
ことが困難な場合があります。これはレンチ内部から発
生した弾性力による荷重が、反力受とボルト・ナットの
間にかかっていることによるものです。この場合は、次
の手順で取り外してください。
ラチェットハンドルを入力してまま保持、クラッチ部
チェンジダイヤルを『R 』位置に切り替えてください。
このとき、ラチェットハンドルが逆回転する場合があ
りますので、切り替えが完了するまで保持している
力を抜かないでください。
ご使用方法
●クラッチ部チェンジダイヤルの切り替えが固い場合、
ハンマーでたたかないでください。
破損及び故障、けがの原因になります。
注意
●作業中は、反力受に手や指及び足などを近づけないでください。
○反力受は出力角の回転方向に対し、逆方向に回転します。
警告
●ラチェットハンドルの回転半径内に身体を入れないでください。
○上記ABの操作を行うとき、クラッチ部チェンジダイヤルの切り替えが固く、
動かないほど荷重がかかっている場合もあり、往々にしてクラッチ部をハンマー
などの打撃による荷重解除をされることがあります。
人身事故の原因になります。
危険
けがの原因になります。
○入力作業後、クラッチ部チェンジダイヤルの切り替えをする時、ラチェ
ット ハンドル(又はトルクレンチ)が逆転する場合がありますので、
ハンドルか ら急に手を離さないでください。

−17−
保守点検
修理・検定
故障診断方法
■使用後は、故障・サビの原因となるゴミ、ほこり、油、水分などを取り除いてください。
■作業終了後は、ケースに入れて乾燥した場所に保管してください。
■修理の詳細につきましては、お買い求めの販売店、あるいは弊社営業所へお問い合わせ
ください。その際は機種・故障状況など詳しくご報告ください。
■末長くご使用いただくために、最低年1回の分解修理をお薦めします。(有償)
■レンチの倍率は『ご購入時の状態』です。使用状況によって若干変化します。
■本製品には、性能・品質について万全を期しておりますが、万一異常と思われる場合には、
下記の表を目安に診断されると便利です。
状 況 箇 所 原 因 診断要領 対策〈備考〉
●チェンジダイヤル ●チェンジダイヤル位置
が逆になっている
●チェンジダイヤル位置
を正しく確認する
●クラッチの操作方法の
項を参照してください
(P12)
●クラッチの内部機構 ●破 損
●破 損
●破 損
●焼き付き
★分解しないで修理依頼
★分解しないで修理依頼
★分解しなしで修理依頼
★分解しないで修理依頼
●増力機構部
●入力軸又は出力軸
摺動面
●増力機構部
入力軸が回らない
入力軸が回るが
出力軸が回らない
チェンジダイヤルの
切り替えができない
●出力を発生しているか
●反力によって、チェン
ジダイヤルが固定され
ている
●反力受が部材に接して
いる
●入力方向に力を加える
ながらチェンジダイヤ
ルを回す
●クラッチの内部機構 ●破損又は変形 ★分解しないで修理依頼
正規の出力トルクが
得られない
(出力にムラがある)
●チェンジダイヤル
●反力の保持方法
●トルクレンチのトルク
設定及び精度
●入力軸又は出力軸摺動
面
●増力機構部
●チェンジダイヤル位置
がニュートラルになっ
ている
●反力受が充分に保持さ
れていない
●トルク設定ミス・精度
不良
●焼き付き
●ギヤ・ニードルゲージ
などの磨耗・破壊
●チェンジダイヤル位置
を確認する
●反力受は適正か
★分解しないで修理依頼
★分解しないで修理依頼
★分解しないで修理依頼
●グリス不足
出力軸の破損
●出力角にソケット
が適合していない
●過大入力
●反力受の保持方法の
不適合
●入力トルクのチェック
●チェンジダイヤルのセ
ットを確実にする
●ご使用方法の項を参照
(P13)
●設定値の確認及び精度
のチェック
●出力軸その他部品の
交換
●ご使用方法の項を参照
(P13)
反力受取り付けボルト
の破損
故障はクラッチ操作間違い、反力受のあて方、過大入力が主な原因となっています。

−18−
強力パワーレンチの入力・出力線図
出力トルク 入力トルク
レンチの倍率
=×
入力トルク(N・m)
出力トルク(N・m)
出力トルク(N・m)
出力トルク(N・m)
12-450P
100 200 300 400
500
1000
1500
100 150 200 300
1000
2500
1500
2000
250
3000
入力トルク(N・m)
100
4000
150 200 250 300 350
1500
2000
2500
3000
3500
4500
150
2000
2500
3000
3500
4000
4500
5000
5500
6000
200 250 300 350 400 450
12-600P
100
9000
150 200 250 300 350
4000
5000
6000
7000
8000
10000
11000
12000
350 400 450 500
18000
12000
13000
14000
15000
16000
17000
300
入力トルク(N・m)
(倍率13.6) (倍率13.6)
12-1200Pは付属の63.5mm出力角に交換
することにより18000N・mまでの
トルクがご使用になれます。
※上記のグラフの倍率は、およその値です。
倍率は、レンチの固体差、使用頻度、使用状況によって変化します。
お買い上げいただいた製品の新品時の倍率は、検査合格書でご確認ください。
ご購入後のレンチの倍率測定については、ご購入または弊社営業所に
お申し付けください(有償)。
出力トルク(N・m)
出力トルク(N・m)
出力トルク(N・m)
入力トルク(N・m) 入力トルク(N・m)
入力トルク(N・m)
8-150P 8-300P
12-1200P
(倍率4.1) (倍率10.5)
(倍率36.6)
150P
300P
1200P
This manual suits for next models
9
Table of contents
Other Tone Power Tools manuals
Popular Power Tools manuals by other brands

Global Industrial
Global Industrial 257272 user manual

Parkside
Parkside PDSP 1000 A1 SANDBLASTER GUN Operation and safety notes translation of original operation manual

Sears
Sears Craftsman 113.239201 owner's manual

Asist
Asist AE9BS09DN Instructions for use

Parkside
Parkside PEC 200 SE - 6 Operation and safety notes

Milwaukee
Milwaukee M18 FORCELOGIC HCCT109/42 Operator's manual