HKS HIPERMAX G+ LIFT UP User manual

80270-AS004
取扱説明書
適合車両
本書は取付け作業前・ご使用前に必ずお読みください。
取付けは必ず専門業者に依頼してください。
お読みになった後は、大切に保管してください。
商 品 名 HKS HIPERMAX G+ LIFT UP
用 途 自動車専用部品
コード№
80270-AS004 FULL KIT
80271-AS004 FRONT FULL SET
80272-AS004 REAR FULL SET
80273-AS004 FRONT DAMPER SET
80274-AS004 REAR DAMPER SET
製品説明書品番 E04415-S80020-00
車 名 スズキ ジムニー シエラ
型 式 JB74W
エンジン形式 K15B
年式2018/7~
備考
・純正バンプラバーをご使用ください。
(ショートバンプラバー使用不可)
・減衰力調整については、P15減衰力調整方法をご参照ください。
本製品は下記に示す車両のみ取付け可能です。装着車種と適合車種を確認してください。
LIFT UP

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目次
●目 次
●用語の説明
●改訂の記録
●本製品の取扱いについて
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
安全上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
お使いいただく前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
取付け時の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
取付け後の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
減衰力の調整 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
維持・管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
異常・故障時の対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
アフターサービス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
廃却について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
●本製品の取付けについて
セット内容の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
サスペンションASSY構成図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
フロントサスペンションASSY取外し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
フロントサスペンションASSY取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
リアサスペンションASSY取外し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
リアサスペンションASSY取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
減衰力調整方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
開発車両データ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
用語の説明
改訂の記録
専門業者 :お買い上げ販売店及び取付けを依頼する整備工場・ショップ
コードNo. :HKS製品及び部品を注文する際に使用する番号
点検・整備 :本製品と自動車全体を安全に運転するために機能・性能を確認し、不具合部位を修理・調整すること
日常点検 :自動車を運行する人が、一日一回運行前に行う点検
(日常点検及び点検項目は、メーカー発行のユーザーマニュアルに従って作業を行ってください。)
ノーマル車両 :車両購入時の状態アフターパーツを取付けていない車両、事故を起こしたことのない車両
メーカー :車両の製造メーカー
整備書 :メーカー発行の整備書
誤使用 :加工及び分解・改造・用途外使用を含む誤使用
ASSY :Assembly(アッセンブリ)の略
改訂No. 発行月 記載変更内容
3-1.01 2020/3 初版

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本製品の取扱いについて
この度はHKS HIPERMAX SERIESをお買い上げいただき誠にありがとうございます。
本製品を安全にご使用いただき、機能を充分に発揮させるために本書をお読みください。
取付け終了後は本書に記載されている内容を守り、安全に使用してください。
本書は取付けを行う前に必ず読み、よく理解したうえで作業を行ってください。
はじめに
●本書は本製品を安全に取付けていただき、お客様または第三者への危険や損害を未然に防止するため、守っていただきたい
注意事項を示しています。
●本製品はノーマル車両、HKS製品取付け車両を基準に開発されております。
適合車両以外に取付けた場合は、本製品の機能・性能及び安全性について保証いたしかねます。
●お客様または第三者が本製品及び付属品を誤使用したことにより受けた損害については、当社は一切責任を負いかねます。
●本製品の仕様は付属品を含め、改良のため予告なく変更することがあります。
●本書は予告なく改版することがあります。
●本書はお読みになった後も、本製品の側に置いてご活用ください。
安全上の注意
本書では、下記のような記号を使用しお客様への危険レベルを示しています。
作業者または使用者が、死亡または重傷を負う可能性がある場合
作業者または使用者が、傷害を負う危険が想定される場合(人損)拡大物損の発生が想定される場合
(拡大物損とは、当該製造物が原因で誘発された物的損害(例えば車両の破損及び焼損))
警告
注意
●シリンダーの継ぎ目部分からオイルがにじむ場合がありますが、組立て時にOリングの外側に微量のオイルが残ったための
にじみで異常ではありません。
●倒立タイプのサスペンションの底部分からグリスが出てくることがありますが、組立て時のグリスが残ったもので異常では
ありません。そのまま使用されても問題はありませんが、気になる場合はウエス等で拭き取ってください。
●汚れがついている場合は市販されているブレーキクリーナ等をウエスにつけて拭き取ってください。
お使いいただく前に
本製品を正しくお取扱いいただくために、下記の注意事項を必ず厳守してください。
警告
・本製品の交換、車高の調整に際して、車載ジャッキを使用した車体の持ち上げは絶対に行わないでください。
必ず自動車専用リフトかガレージジャッキとリジッドラックを使用してください。
車載ジャッキを使用すると車体が不安定な状態となり、車両が落下してケガをしたり、最悪の場合は死亡する恐れが
あります。
・本製品には窒素ガスが封入されています。分解したり、火に入れないでください。
また、地面に落とす等の強い衝撃は与えないでください。分解・衝撃等で爆発する恐れがあります。
注意
・本キット装着により、衝突被害軽減ブレーキ等の運転支援システムが正しく機能しない可能性があります。
・本キット装着による誤作動や不具合に関して責任を負いかねます。

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取付け時の注意
●本製品の取付けは、必ず専門業者に依頼してください。
●本製品の加工、改造は絶対に行わないでください。
●ガス封入口から窒素ガスを抜いたり、充填しないでください。
●本製品を交換する際は必ず左右(2本)同時に交換してください。
●スプリング脱着作業には、スプリングコンプレッサーを使用してください。
●スプリング脱着作業時は、スプリングコンプレッサーの引っ掛かり状態を確認して作業してください。
●サスペンションのアッパーマウントの取付け・取外しの際に、インパクトレンチは使用しないでください。
やむをえず使用する場合は、スプリングの反発力及びバネ下重量がサスペンションに掛かり、サスペンションが伸び切った
状態での作業は避け、スプリングが遊んでいる状態でサスペンションを縮めて作業するか、もしくはジャッキ等を用い
サスペンションを縮めた状態で作業してください。
インパクトレンチの誤った使用により、内部部品の脱落または異音の発生する原因となる可能性があります。
●本書及び整備書に従ってノーマルサスペンションASSYを取外してください。
取外したサスペンションASSYや純正部品は廃棄せず大切に保管してください。
●本書に従って車両に本製品を取付けてください。
(サスペンションに左右があるものは、左右を区別するためのステッカーが貼付けてあります。)
●各ボルト・ナットを本書及び整備書に記載されている規定トルクで締付けてください。
規定トルクで締付けない場合、ボルト・ナットのネジ部破損や、ゆるみ、ショックアブソーバ内部破損の原因になります。
●スプリングは、本キット以外のスプリングを使用しないでください。
警告
・本製品のシャフトを工具等でつかまないでください。油漏れの原因になります。
・六角穴付き皿ボルトをゆるめたり外したりしないでください。高圧ガスが噴出し、ショックアブソーバの機能が
失われます。
・スプリングが圧縮されている状態でスプリングコンプレッサーが脱落すると不測の方向に各部品が飛散し、負傷する
恐れがあります。
取付け後の確認
●下記の項目を確認してください。
・各ボルト・ナットが本書及び整備書に記載されている規定トルクで締付けられているか。
・ブレーキホースやABSセンサハーネス等が、他の部品と干渉やこすれがないか。
(オプションパーツとして汎用ブラケット:1799-SA010を設定してあります。)
・本製品にタイヤやホイール等、他の部品が接触していないか。
●タイヤ及びホイールは、いかなる場合でもサスペンション本体と干渉しないものを使用してください。本製品にタイヤや
ホイール等、他の部品が接触・干渉した状態で使用を続けると、油漏れや作動不良の原因になります。
●チェーン装着に関して、車高が下がることに伴い、タイヤサイズや使用するチェーンによっては、フェンダーと干渉しやすく
なる可能性があります。
●走行中に異音や異常な振動等の異変が生じた場合は、ただちに車両を停止し、取付けを依頼した専門業者へ点検を依頼して
ください。
減衰力の調整
●減衰力ダイヤルは30段あります。右回しに締込み、止まったところからクリック感が最初に感じられるところまで戻したところ
が0段となります。締込む際、クリック感に比べ過度に締込むと内部部品が破損し、調整不能になる恐れがあります。
●製品によっては30段以上戻る場合がありますが戻さないでください。内部部品の破損に繋がる恐れがあります。
●ダイヤル位置は左右同じ位置に調整してください。左右で異なるとハンドリングに悪影響を及ぼす恐れがあります。

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維持・管理
●快適に運転していただくために、必ずお車を運転する前に日常点検を行ってください。
日常点検はドライバーの責任です。必ず実施してください。
●本製品取付け後は、ならし運転が必要です。50km前後を目安に速度を抑えて走行してください。
●本製品使用期間中は、定期的に各部の締付け・車高・汚れ等を確認し、必要に応じて増し締め・調整・清掃を行ってください。
●経年変化によりピロボール・シャフト等が磨耗し、サスペンションの性能の低下や音が発生する場合があります。
異常・故障時の対応
アフターサービス
●故障の修理はお客様ご自身では対処せず、必ず専門業者に依頼してください。
●走行中、異音・異臭・振動等の異変があった場合は、ただちに車両の運転を中止し、専門業者に修理を依頼してください。
●本製品に関するお問い合わせ及びオプションパーツ・紛失部品の購入・オーバーホールのご依頼は、お買い上げの販売店に
お問い合わせください。
●本製品取付け後に修理・オーバーホール等が生じた場合、本製品(サスペンション単体)のみをお預かりさせていただく場合が
あります。
修理・オーバーホール作業期間中にお車を使用される場合の為に、本製品取付け時に取外したサスペンションや純正部品は
廃棄せず大切に保管してください。
廃却について
●廃却する場合はお客様ご自身で対処せず、必ずお買い上げの販売店または専門業者に依頼してください。
●オイルが飛散する場合がありますので、必ず安全メガネを着用し、作業してください。

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本製品の取付けについて
セット内容の確認
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◎取付け作業前に必ずお読みください。
取付け前に、下記のセット内容の有無・数量を確認してください。
フロントショックアブソーバASSY 2
リアショックアブソーバASSY 2
フロントコイルスプリング 2
リアコイルスプリング(右側) 1
リアコイルスプリング(左側) 1
六角レンチ(3.0 ㎜) 1
ゴムキャップ 2
エクステンションボルト 2
スペーサー 2
保証書 1
取扱説明書(本書) 1

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サスペンションASSY構成図
イラストと実際の製品とは形状が異なる場合があります。
- 6 -
フロント リア
フランジナット(同梱品)
プレート(同梱品)
カラースフェリカル(同梱品)
締付トルク:35N・m
ボディ
プレート(同梱品)
ダストブーツ(同梱品)
バンプストッププレート
(同梱品)
プレートの向きに注意して取付
けてください。(溝(凹み)の
ある側をCリングに向けてくだ
さい。)
Cリング(同梱品)
バンプラバー(同梱品)
フロントショックアブソーバ
ASSY(同梱品)
フロントコイルスプリング(同梱品)
リアコイルスプリング
(同梱品)
(右側)(左側)
リアショックアブソーバ
ASSY(同梱品)
減衰力調整ダイヤル(同梱品)
※リアコイルスプリングは車高適正化のため自由長が
左右で異なっています。
取付けの際はリアコイルスプリングの左右識別ラベ
ルを確認してください。
また左側用リアコイルスプリングの端面に赤いペイント
マークが施してあるので、合わせてご確認ください。
フロントショックアブソーバ
クッション(純正部品)
エクステンションボルト(同梱品)
スペーサー(同梱品)
バンプストッパ(純正部品)
締付トルク:50N・m
締付トルク:50N・m

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1. 車両をジャッキアップし、タイヤを取外してください。
2. ジャッキを使用してフロントアクスルを支えてください。
3. フロントショックアブソーバASSYのロッド先端部を固定し、
①フロントショックアブソーバASSYアッパー取付ナット
フロントショックアブソーバクッションリテーナ
フロントショックアブソーバクッション
を取外してください。(図1-1)
※本製品取付けの際
①フロントショックアブソーバASSYアッパー取付ナット
フロントショックアブソーバクッションリテーナ
は使用しません。
4. ②フロントショックアブソーバASSYロア取付ボルト・ナット
を取外してください。(図1-2)
5. フロントショックアブソーバASSYを車両から取外してください。
フロントサスペンションASSY取外し
- 7 -
警告
本製品の交換に際して、車載ジャッキを使用した車体の持ち上げは絶対に行わないでください。
車載ジャッキを使用すると車体が不安定な状態となり、調整中に車両が落下してケガをしたり、最悪の場合は死亡する
恐れがあります。必ず自動車用リフトか、ガレージジャッキとリジッドラックを使用してください。
6. ③スタビライザリンク取付ナットを取外し、
スタビライザリンクを切離してください。(図1-3)
図1-1
①
②
図1-2
③
図1-3
7. ④ABSセンサ取付ボルトを取外し、ABSセンサ
を取外してください。(図1-4)
8. ブレーキホースを取付けたまま
⑤キャリパピンボルトを取外し、フロントブレーキキャリパ
を取外してください。(図1-4)
※ブレーキホースに負担が掛からないように、S字フックなどを
利用してキャリパを保持してください。
④
⑤
図1-4
フロントショックアブソーバASSYを取外す際、ブレーキホー
ス・ABSセンサハーネスを引っ張らないようにしてください。
引っ張った場合、ブレーキの故障・破損の原因となります。
注意

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注意
・スプリングを取外す際、ブレーキホース・ABSセンサハーネスを引っ張らないようにしてください。引っ張った場合、
ブレーキの故障・破損の原因となります。
・アッパーマウントを取外す際、インパクトレンチは使用しないでください。
・ネジ部を破損変形させないよう注意してください。
・フロントショックアブソーバトップのフランジナットを取外す際、六角ソケット・ヘキサゴンレンチは充分に差し込
んで作業を行ってください。
11.⑦フロントラテラルロッド取付ボルトを取外し、
ラテラルロッドを車両から切り離してください。(図1-6)
※この時、ボルトの抜け止めピンを抜いてから
取外してください。
フロントサスペンションASSY取外し
- 8 -
9. エアロッキングハブのバキュームホースを切り離してください。
(図1-5)
10.⑥ABSセンサハーネス取付ボルトを取外し、
フロントアクスルからABSセンサハーネス
を取外してください。(図1-5・1-6)
12.⑧フロントプロペラシャフト取付ボルトを取外し、
プロペラシャフトを切離してください。(図1-7)
※この時、フランジにマーカーペン等で合わせマークを付けてから
取外してください。
13.フロントアクスルを支えているジャッキをゆっくり下げながら、
スプリングを車両から取外してください。
図1-7
⑧
図1-5
⑥
切り離す
図1-6
⑥
⑦

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- 9 -
・取付けは取外しと逆の手順で行います。
フロントサスペンションASSY取付け
1. フロントアクスルをジャッキで支えながら、
フロントコイルスプリング(同梱品)
を取付けてください。
※フロントコイルスプリング下部の端末をフロントアクスル段付部
に合わせて取付けてください。(図2-1)
また、フロントコイルスプリングの上下を間違えないよう、ロゴ
マークの向きを確認して取付けてください。
2. 自動車メーカー発行の整備要領書に従って、
P6「サスペンションASSY構成図」を参考に
フロントショックアブソーバクッション(純正部品)を
フロントショックアブソーバASSY(同梱品)
に取付けてください。
3. ②フロントショックアブソーバASSYロア取付ボルト・ナット
を仮締めして、フロントショックアブソーバASSYを車両
に取付けてください。(図2-2)
注意
各部の締付トルクは、本説明書指定値またはメーカー発行の整備要領書に従ってください。
指定値に従わない場合ボルト・ナットのネジ部破損やショックアブソーバ内部破損の原因になります。
図2-3
⑨
4. ⑨フランジナット
フロントショックアブソーバクッション(純正部品)
プレート
を仮締めしてください。(図2-3)
図2-1
フロントコイルスプリング合わせ位置
②
図2-2
図2-4
⑧
5. ⑧フロントプロペラシャフト取付ボルト(締付トルク:50N・m)
を使用し、プロペラシャフトを取付けてください。(図2-4)
※この時、フランジに付けた合わせマークの位置に合わせて
取付けてください。

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- 10 -
フロントサスペンションASSY取付け
6. ⑦フロントラテラルロッド取付ボルト(締付トルク:160N・m)
を使用し、ラテラルロッドを車両に取付けてください。
(図2-5)
※ボルトに抜け止めピンを入れてください。
図2-5
⑥
⑦
図2-6
⑥
差し込む
7. エアロッキングハブのバキュームホースを差し込んでください。
(図2-6)
8. フロントアクスルにABSセンサハーネスを取付け、
⑥ABSセンサハーネス取付ボルト (締付トルク:8.8N・m)
を取付けてください。(図2-5・2-6)
9. ⑤キャリパピンボルト (締付トルク:22N・m)
を使用し、フロントブレーキキャリパ
を取付けてください。(図2-7)
※ブレーキホースがねじれないよう注意して取付けてください。
10.④ABSセンサ取付ボルト (締付トルク:8.8N・m)
を使用し、ABSセンサを取付けてください。(図2-7)
④
⑤
図2-7
③
図2-8
11.③スタビライザリンク取付ナット (締付トルク:50N・m)
を使用し、純正スタビライザリンクを取付けてください。
(図2-8)
12.仮締めしていた
②フロントショックアブソーバASSYロア取付ボルト・ナット
(締付トルク:60N・m)
⑨フランジナット (締付トルク:35N・m)
を本締めしてください。(図2-2・2-3)

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注意
・タイヤを取付け後、本製品がタイヤやホイール等、他の部品に接触していないことを確認してください。
接触していると、油漏れや作動不良の原因になります。
・本製品に交換後は車高の変化に伴いアライメントに狂いが生じます。アライメントの狂いは走行安定性の低下や
タイヤの偏磨耗などの悪影響を及ぼしますので、交換後は必ずアライメントを適正値に調整してください。
- 11 -
フロントサスペンションASSY取付け
図2-9
⑩
13.P15「減衰力調整方法」を参考に減衰力の調整を行ったら、
⑩ゴムキャップ(同梱品)
を取付けてください。(図2-9)
14.アクスルを支えているジャッキをおろしてください。
15.タイヤを取付け、車両をジャッキからおろしてください。

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- 12 -
リアサスペンションASSY取外し
警告
本製品の交換に際して、車載ジャッキを使用した車体の持ち上げは絶対に行わないでください。
車載ジャッキを使用すると車体が不安定な状態となり、調整中に車両が落下してケガをしたり、最悪の場合は死亡する
恐れがあります。必ず自動車用リフトか、ガレージジャッキとリジッドラックを使用してください。
1. 車両をジャッキアップし、タイヤを取外してください。
2. ※LEDヘッドランプ仕様車の場合
①車高センサ取付ボルトを取外し、車高センサ
を取外してください。(図3-1)
3. ジャッキを2台使用して、リアアクスルを左右で支えてください。
4. ②リアショックアブソーバASSYアッパー取付ボルト
を取外してください。(図3-2)
5. ③リアショックアブソーバASSYロア取付ボルト・ナット
を取外してください。(図3-3)
6. リアショックアブソーバASSYを車両から取外してください。
7. リアアクスルを支えているジャッキをゆっくり下げながら、
スプリングを車両から取外してください。
※この時、ジャッキは左右片側ずつ下げてください。
図3-3
③
図3-2
②
図3-1
①
図3-4
④
8. ④バンプストッパ
を取外してください。(図3-4)
・リアショックアブソーバASSYとスプリングを取外す際、
ブレーキホース・ABSセンサハーネスを引っ張らないように
してください。引っ張った場合、ブレーキの故障・破損の原因と
なります。
・リアアクスルを必要以上に下げると、ブレーキホースを損傷させ
る恐れがあります。
・ネジ部を破損変形させないよう注意してください。
注意

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- 13 -
リアサスペンションASSY取付け
・取付けは取外しと逆の手順で行います。
1. P6「サスペンションASSY構成図」を参考に、
エクステンションボルト(同梱品) (締付トルク:50N・m)
を車両に取付け、
スペーサー(同梱品)
④バンプストッパ(純正部品) (締付トルク:50N・m)
を取付けてください。(図4-1)
2. リアアクスルをジャッキで支えながら、
リアコイルスプリング(同梱品)
を取付けてください。
※リアコイルスプリングには左右があります。
P6「サスペンションASSY」構成図を参考にラベル、
ペイントマークを確認してください。
※リアコイルスプリング下部の端末をリアアクスル段付部に
合わせて取付けてください。(図4-2)
また、リアコイルスプリングの上下を間違えないよう、ロゴ
マークの向きを確認して取付けてください。
3. ③リアショックアブソーバASSYロア取付ボルト・ナット
を仮締めして、リアショックアブソーバASSYを車両
に取付けてください。(図4-3)
※減衰力調整ダイヤルが下向き内側になるよう取付けてください。
4. ②リアショックアブソーバASSYアッパー取付ボルト
を仮締めしてください。(図4-4)
5. ※LEDヘッドランプ仕様車の場合
①車高センサ取付ボルト (締付トルク:10N・m)
を使用し、車高センサを取付けてください。(図4-5)
6. ③リアショックアブソーバASSYロア取付ボルト・ナット
(締付トルク:45N・m)
②リアショックアブソーバASSYアッパー取付ボルト
(締付トルク:70N・m)
を本締めしてください。(図4-3・4-4)
7. アクスルを支えているジャッキをおろしてください。
8. タイヤを取付け、車両をジャッキからおろしてください。
注意
各部の締付トルクは、本説明書指定値またはメーカー発行の整備要領書に従ってください。
指定値に従わない場合ボルト・ナットのネジ部破損やショックアブソーバ内部破損の原因になります。
図4-2
リアコイルスプリング合わせ位置
図4-3 ③
減衰力調整ダイヤル
下向き内側に
図4-4
②
図4-1
④
エクステンションボルト
(同梱品) スペーサー
(同梱品)

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- 14 -
リアサスペンションASSY取付け
図4-5
①
注意
・タイヤを取付け後、本製品がタイヤやホイール等、他の部品に接触していないことを確認してください。
接触していると、油漏れや作動不良の原因になります。
・本製品に交換後は車高の変化に伴いアライメントに狂いが生じます。アライメントの狂いは走行安定性の低下や
タイヤの偏磨耗などの悪影響を及ぼしますので、交換後は必ずアライメントを適正値に調整してください。

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- 15 -
減衰力調整方法
本製品は、フロントサスペンションASSYが標準タイプ、リアショックアブソーバASSYが横調整タイプとなっています。
フロントの減衰力調整は、ゴムキャップ(同梱品)を外して行ってください。(図2-9)
リアの減衰力調整は、リアショックアブソーバASSY下部側面の減衰力調整ダイヤルで行ってください。
減衰力の調整と範囲
●標準タイプ
・シャフト上端部にダイヤルが取付けられているものは、そのダイヤルで調整してください。
・シャフト上端部に穴の空いているものは、同梱の減衰力調整六角レンチを差込んで調整してください。
●ストラットタイプ
・サスペンション底面に取付けられているダイヤルで調整してください。
●横調整タイプ
・サスペンション下部側面に取付けられているダイヤルで調整してください。
※最強を0クリックとする
最弱出荷時 最強※
MAX G+ LIFT UP 最強より30段
戻した位置
最強より15段
戻した位置
軽く右回りに一杯締込み
左回りに少し戻し
クリックした位置
コンフォート性重視の場合 出荷時より5段戻し、20段あたりを目安に調整してください。
スポーツ性重視の場合 出荷時より5段締込み、10段あたりを目安に調整してください。
●ワンポイントアドバイス
・フワフワする場合・・・減衰力ダイヤルを締込み、減衰力を強くしてください。
・ゴツゴツする場合・・・減衰力ダイヤルを戻して、減衰力を弱くしてください。
●減衰力ダイヤルは30段あります。右回しに締込み、止まったところからクリック感が最初に感じられるところまで戻した
ところが0段となります。締込む際、クリック感に比べ過度に締込むと内部部品が破損し、調整不能になる恐れがあります。
●製品によっては30段以上戻る場合がありますが戻さないでください。内部部品の破損に繋がる恐れがあります。
●ダイヤル位置は左右同じ位置に調整してください。左右で異なるとハンドリングに悪影響を及ぼす恐れがあります。
標準タイプ(同梱六角レンチ使用)
左回り 右回り
横調整タイプ
左回り 右回り

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- 16 -
開発車両データ
本製品の開発に使用した車両データは下記のとおりです。
車高データは、開発時の社内実測値です。車両の仕様や個体差などにより差が生じることがあります。
また、なじみにより取付後しばらくして車高が変化することがあります。
589 kg 518 kg
45.1 ( 4.6 ) N/mm (kgf/mm) 39.4 ( 4.0 ) N/mm (kgf/mm)
N N
アライメント テスト時
(トー/キャンバー) 基準値
スズキ ジムニー シエラ(JB74W) 仕様 : K15B
項目
FRONT
REAR
タイヤサイズ (空気圧)
195 / 80 - 15 ( 180 )
195 / 80 - 15 ( 180 )
車重
5.5 JJ × 15 inset + 5
5.5 JJ × 15 inset + 5
ホイールサイズ
スプリングレート
in 4 ± 2 mm / 0°30' ± 1°
0 ± 5 mm / -0°00' ± 1°
ガソリン残量
減衰力 伸/縮 (0.1m/s時)
471 / 422
353 / 265
FULL
4.4 mm / -0°08'
0 mm / -0°12'
車両アップ量
+ 25 mm
+ 20 mm

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80270-AS004
- 18 -

80270-AS004
株式会社エッチ・ケー・エス
〒418-0192 静岡県富士宮市北山7181
http://www.hks-power.co.jp/
(禁無断複写、転載) (株)エッチ・ケー・エス
改訂No. 発行月
3-1.01 2020/3
Table of contents
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