Makita FT Series User manual

Makita Industry Tool Settings
for FT/FL series
JP ユーザーマニュアル ························ 2
EN User’s Manual ····························· 26
F Mode d’emploi ···························· 50
D Gebrauchsanleitung ···················· 74
I Manuale d’uso····························· 99
NL Gebruikershandleiding················124
E Manual de Usuario······················149

2
日本語
目次
1. はじめに............................................................................................................................3
1-1. 「Makita Industry Tool Settings for FT/FL series」について................................................ 3
1-2. 注意事項 ................................................................................................................................. 3
1-3. 利用規約 ................................................................................................................................. 3
2. インストール ....................................................................................................................4
3. 操作手順............................................................................................................................5
3-1. マキタ製品の接続................................................................................................................... 5
3-2. アプリの立ち上げ................................................................................................................... 6
3-3. 画面の概要.............................................................................................................................. 8
3-4. 表示言語の変更 ...................................................................................................................... 8
3-5. 製品への設定書き込み時のパスワード設定.......................................................................... 9
3-6. “Product Information” (製品情報)への記録(NOTE1、NOTE2)...................................... 10
3-7.
製品への設定情報の書き込み(設定変更)(共通設定、正逆転切り替えレバーの設定)
... 11
3-8. 製品からの製品設定情報の読み出し................................................................................... 16
3-9. 製品の設定情報の閲覧 ......................................................................................................... 17
3-10. 設定情報の PC への保存...................................................................................................... 18
3-11. PC に保存した設定情報の読み出し .................................................................................... 20
3-12. 製品の設定情報の初期化 ..................................................................................................... 21
3-13. メンテナンス情報の設定 ..................................................................................................... 22
3-14. マキタ製品の取り外し ......................................................................................................... 24
補足.旧バージョンのアプリに対応した製品のご使用に関して ................................................. 25

3
1. はじめに
1-1. 「Makita Industry Tool Settings for FT/FL series」について
「Makita Industry Tool Settings for FT/FL series」は、PC とマキタ製充電式工具を USB ケーブルで接続し
て、充電式工具の動作を設定することができるシステムです。自動車工場をはじめとした組立工場での締結
作業でお役立て頂ければ幸いです。
1-2. 注意事項
アプリケーションソフト(以下、アプリと記載)を使用する前に、以下の内容をお読みください。
本アプリは、マキタ製品専用のアプリになります。
本アプリの使用・利用に起因してユーザーに生じた損害(直接損害、特別損害、付随的な損害、懲役的な
損害、罰金、データの損失、逸失利益を含む結果的な損害、または代替品を調達する費用を含む)につい
て、 一切責任を負いません。
本アプリの取扱説明書のイラストと、お客様の端末に表示されるイラストが異なる場合がありますので、
ご了承ください。
本アプリの取扱説明書の一部、または全部を無断で複写、複製、改変、引用、転載することはしないでく
ださい。
1-3. 利用規約
「Makita Industry Tool Settings」フォルダ内の利用規約を参照してください。
USB ケーブル
「Makita Industry Tool Settings」インストール PC

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2. インストール
「Makita Industry Tool Settings」フォルダ内の「Install Manual」を参照してください。

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3. 操作手順
本アプリはマキタ製品と接続することで、本機の設定が可能です。その手順を説明します。
3-1. マキタ製品の接続
製品とパソコンを接続して、設定及び設定変更を行います。
まず、製品にバッテリを挿入してください。
USB 端子の位置は、製品の取扱説明書を参照してください。
注意! バッテリは満充電に近いバッテリを使用してください。
続いてパソコン(アプリは起動していない状態)とマキタ製品を USB ケーブルで接続してください。
接続すると、製品 LED(表示ランプ)が黄色点滅しますので、次の手順に進んでください。
注意! パソコンにアプリをインストールした後で製品と接続してください。
USB ケーブル
本機
USB カバー
LED(表示ランプ)

6
3-2. アプリの立ち上げ
パソコン画面上の「Makita Industry Tool Settings.exe」ファイルをダブルクリックしてください。
数秒後にアプリが立ち上がり、“FT/FL series”用と“TD/TW series”用のアプリの選択画面が表示されます。
“FT/FL series”用のアイコンをクリックすると下記の画面が立ち上がり、自動で製品の通信がはじまります。
アプリと製品の接続が完了すると、製品 LED(表示ランプ) が黄色点滅から緑色点滅に変わります。緑色
点滅しているときは、製品と通信可能であることを示します。
注意! 黄色で点滅しているときは通信ができていない状態ですので、再度 3-1 、または「Makita Industry
Tool Settings」フォルダ内の「Install Manual」の補足を参照してドライバの再インストールを行って
ください。それでも通信できない場合は、最寄りのマキタ営業所にご連絡ください。

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通信完了後、製品に記録されている“Product Information” (製品情報)が自動で表示されます。
注意! PC/USB 接続中は、製品はスイッチの引金を操作しても起動しません。
注意! アプリと製品の接続が正常に完了した製品 LED(表示ランプ)の緑色点滅表示は、PC/USB 接続中
は、常に緑色点滅します。

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3-3. 画面の概要
下図の画面を操作することで、製品の設定変更等が可能となります。
3-4. 表示言語の変更
画面の文字を以下の言語に変更できます。
・“日本語”
・“ENGLISH” (英語)
・“FRANÇAIS” (フランス語)
・“DEUTSCH” (ドイツ語)
・“Italiano” (イタリア語)
・“Nederlands” (オランダ語)
・“ESPAÑOL” (スペイン語)
・“ČEŠTINA” (チェコ語)
・“SLOVENSKÝ” (スロバキア語)
・“MAGYAR” (ハンガリー語)
・“POLSKI” (ポーランド語)
製品の設定情報 操作ボタン
正逆転切り替えレバーの設定情報
USB 接続している製品情報
言語の切替、パスワード設定、バージョン情報
正転時 逆転時

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3-5. 製品への設定書き込み時のパスワード設定
パスワード設定を ON にすることで、製品への書き込み時にパスワードを要求することが可能です。
入力可能な文字列は、半角英数字 8 文字までです。
パスワード設定を ON にして“Access to Tool” (工具にアクセス)の「Write」(書込み)ボタンをクリックすると、
製品に設定を転送する前にパスワードの入力を要求します。
また「Change Password」(パスワード変更)をクリックすると、パスワードを変更することができます。
古いパスワードと新しいパスワードを入力し「OK」ボタンをクリックしてください。
重要! パスワードの要求はアプリ起動して最初の製品への書き込み時のみ行われます。パスワードの入力
をせずに「x」ボタンをクリックした場合は製品に設定情報は転送されません。
重要!パスワードの ON/OFF の切り替えには、パスワードの入力が必要です。
注意! アプリをインストールした初期パスワードは“0000”が設定されています。パスワードが分からなくな
った場合、添付の「Install Manual」を参照して一旦アプリをアンインストールし、再度インストー
ルしてください。

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3-6. “Product Information” (製品情報)への記録(NOTE1、NOTE2)
“Product Information” (製品情報)に、ユーザーがお好みの文字列を記録できます。
所定の欄に文字列を入力し、「Write NOTE」(NOTE 書込み)ボタンをクリックすることで、製品に記録がで
きます。
入力する文字列は、半角英数字記号 32 文字までです。

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3-7. 製品への設定情報の書き込み(設定変更)(共通設定、正逆転切り替えレバーの
設定)
製品の動作に関して、下記の内容の変更が可能です。
重要!製品に設定を転送するには、対応する項目について、ボタンをクリックもしくは入力をした後、
“Access to Tool” (工具にアクセス)の「Write」(書込み)をクリックしてください。クリックしな
いと、製品の設定は変更されません。
重要!“Access to Tool” (工具にアクセス)の「Write」(書込み)をクリックしたときは、設定変更完了の
メッセージが表示されるまで USB ケーブルを取り外さないでください。設定が反映されないだ
けでなく、製品が正しく動かなくなる恐れがあります。
そのような状態になった場合は、製品を USB ケーブルで接続し、再度設定の書き込みを完了し
てください。
設定項目:“Common Settings” (共通設定)
1. “Lighting” (照明ライト)
製品のライトの設定が可能です。
(
“
Bright” (
点灯
(
明
))
または
“
Dim” (
点灯
(
暗
))
を選択した場合はトリガ操作に連動して残照機能が動作します。)
“Bright” (点灯(明))
“Dim” (点灯(暗))
“OFF” (消灯)
2. “Buzzer” (ブザー音)
ブザー音の ON/OFF 設定が可能です。
“ON” (ON)
“OFF” (OFF)
3. “Brake(Switch OFF)” (ブレーキ(スイッチ OFF 時))
スイッチの引金を OFF した時のブレーキの ON/OFF 設定が可能です。
“ON” (ON)
“OFF” (OFF)
重要!製品の設定を変更するには、“Access to Tool” (工具にアクセス)
の「Write」(書込み)をクリックしてください。

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4. “Enable F/R lever Setting” (正逆転切り替えレバー設定)
製品の正逆転切り替えレバーの正転設定/逆転設定のどのモードを有効にするかを設定します。
“Fwd & Rev” (正逆転設定有効)
“Fwd” (正転設定のみ有効)
“Rev” (逆転設定のみ有効)
5. “OK/NOK Indication” (OK/NOK 表示)
締結ネジが右ネジか左ネジかを設定します。
本設定により、締付完了オートストップ、締付未完了警告を作動させる締結方向を選択します。
“Fwd & Rev” (正逆転設定有効)
“Fwd” (正転設定のみ有効)
“Rev” (逆転設定のみ有効)
設定項目:“Restart Delay”(再駆動許可時間)
締付完了後または締付未完了後、次の作業ができるまでの時間をそれぞれ個別で設定できます。
この機能により、設定した時間はモータが駆動しなくなるため、不意の再締め付けを防ぐことが可能です。
小数第一位まで入力可能です。
設定項目:“Gear Ratio”(ギヤ比)
製品のギヤ比が表示されます。ギヤ比を変更する場合は、“User” (ユーザー)の欄の設定変更をしてください。
小数第二位まで入力可能です。
1
2
3
4
5

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設定項目:“F/R lever: Forward position” (正逆転切り替えレバー:正転)、“F/R lever: Reverse position” (正
逆転切り替えレバー:逆転)
スイッチの引金を操作している間、最大 7フェーズでお好みに変更可能です。これらのセットアップをこの
項目で行います。
タブの切り替えで正転設定/逆転設定のそれぞれの設定画面を表示します。
製品の正逆転切り替えレバーを正転にセットした場合、“F/R lever: Forward position” (正逆転切り替えレバ
ー:正転)で設定された動作をします。
正逆転切り替えレバーを逆転にセットした場合、“F/R lever: Reverse position” (正逆転切り替えレバー:逆転)
で設定された動作をします。
正転設定/逆転設定のそれぞれの設定画面の中のタブの切り替えで1~7フェーズのそれぞれの設定画面を
表示します。
1. “Initialize” (初期化)
正転設定/逆転設定のそれぞれの設定を工場出荷時の状態に初期化したい場合は、「Initialize」(初期化)ボタ
ンをクリックしてください。
(このとき、画面に表示されている設定が初期化されるのみで、製品の設定は変更されていません。)
2. “Phase Parameter” (フェーズ設定)
2-1. “Direction” (回転方向)
回転方向の設定を行います。
・“CW” (右回り(正転))
・“CCW” (左回り(逆転))
2-2. “Speed” (回転数)
回転数の設定を行います。
2-3. “Ignored Torque Time” (トルク設定無効時間)
“Pass Criteria for Phase” (フェーズパス判定条件) / “Failure Criteria for Phase” (フェーズエラー判定条
件)に“Torque” (トルク)を設定した場合、このフェーズが動作開始してから条件判定しない時間の設定が
可能です。
2-4. “Slowstart” (スロースタート)
このフェーズが動作開始してから“Speed” (回転数)に設定した回転数に到達するまでの時間の設定が可
能です。

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3. “Pass Criteria for Phase” (フェーズパス判定条件)
3-1. “Condition” (条件)
このフェーズをいずれの条件で動作するかを設定します。
・“Clutch” (クラッチ)
クラッチ作動を検出しパス判定します。
・“Angle” (回転角度)
設定した回転角度まで製品が回転したことを検出しパス判定します。
・“Time” (時間)
設定した時間を経過したことを検出しパス判定します。
・“>Torque” (>トルク)
製品が動作中に設定したトルク(負荷)を超えたことを検出しパス判定します。
・“<Torque” (<トルク)
製品が動作中に設定したトルク(負荷)を下回ったことを検出しパス判定します。
3-2. “OK judgement” (OK 判定)
締付作業完了(OK)を判定するフェーズを設定します。
正転設定/逆転設定それぞれ各1フェーズのみ設定することが可能です。
4. “Failure Criteria for Phase” (フェーズエラー判定条件)
チェックボックスを選択することで設定可能になります。
このフェーズが動作中に異常締付(フェーズエラー)を判定する条件を設定できます。
4-1. “Clutch” (クラッチ)
パス判定する前に、クラッチを検出した場合にエラー判定します。
4-2. “>Angle” (>回転角度)
パス判定する前に、設定した回転角度を製品が回転した場合にエラー判定します。
4-3. “<Angle” (<回転角度)
パス判定した際に、設定した回転角度を製品が回転していない場合にエラー判定します。
4-4. “>Time” (>時間)
パス判定する前に、設定した時間を経過した場合にエラー判定します。
4-5. “<Time” (<時間)
パス判定した際に、設定した時間を経過していない場合にエラー判定します。
4-6. “>Torque” (>トルク)
パス判定する前に、設定したトルク(負荷)を超えた場合にエラー判定します。
4-7. “<Torque” (<トルク)
パス判定した際に、設定したトルク(負荷)を下回っていた場合にエラー判定します。
5. “Shift to the next Phase” (次フェーズに移行)
5-1. “Final Phase” (最終フェーズ)
正転設定/逆転設定のそれぞれの設定の最終フェーズを設定します。
5-2. “Phase Brake” (フェーズブレーキ)
このフェーズがパス判定し、次のフェーズに移行する際にブレーキをかけて一旦製品を停止させるか選
択可能です。
・“ON” (ON)
・“OFF” (OFF)
5-3. “Waiting Condition” (待機条件)
このフェーズがパス判定し、次のフェーズに移行する際に製品を停止させたまま待機させる設定が可能
です。

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・“Switch” (スイッチ操作)
スイッチの引金を放し、再度引くと次のフェーズに移行します。
・“Time” (時間)
設定した時間が経過すると次のフェーズに移行します。
・“OFF” (OFF)
待機せずにそのまま次のフェーズに移行します。
5-4. “Waiting Indication” (待機中表示)
“Waiting Condition” (待機条件)に“Switch”(スイッチ操作)または“Time” (時間)が設定されており、製品が
待機状態であることを製品 LED(表示ランプ)の緑色にてお知らせします。
・“ON” (点灯)
・“Flashing” (点滅)
・“OFF” (OFF)
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5-3 4-7
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3-8. 製品からの製品設定情報の読み出し
製品に設定されている製品設定情報を読み出すには、“Access to Tool” (工具にアクセス)の「Read」(読出し)
ボタンをクリックしてください。
クリックすると、製品に設定されている情報が表示されます。
重要!“Access to Tool” (工具にアクセス)の「Read」(読出し)をクリックしたときは、読み出しが完了
し、設定情報が更新されるまで USB ケーブルを取り外さないでください。設定情報が読み出さ
れないだけでなく、製品が正しく動かなくなる恐れがあります。
そのような状態になった場合は、製品を USB ケーブルで接続し、再度設定情報の読み出しを完
了してください。
重要!製品の設定を読み出すには、“Access to Tool” (工具にアクセス)
の「Read」(読出し)をクリックしてください。

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3-9. 製品の設定情報の閲覧
画面に表示されている設定を、グラフに表示することが可能です。“Graph Display of Settings”(グラフ表示)
の「View」(表示)ボタンをクリックすると、グラフ Window が表示され、設定情報の確認が可能です。
・現在の設定は実線、前回の設定は点線で表示されます。
この画面を閉じるには、Window 右上の「X」ボタンをクリックしてください。
現在の設定は実線、前回の設定は点線で表示
重要!製品の設定を閲覧するには、“Graph Display of Settings” (グラ
フ表示)の「View」(表示)をクリックしてください。

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3-10. 設定情報の PC への保存
画面表示されている設定を PC に保存することが可能です。
“Access in PC” (PC にアクセス)の「Save」(保存)をクリックすると、ファイル保存のウィンドウが開きま
すので、お好みのファイル名を入力し、「OK」(OK)ボタンをクリックして保存してください。保存先を設
定するウィンドウが開きますので、パスを確認して保存してください。
“Set Date/Time” (時間情報入力)のチェックを入れると、入力したファイル名の後ろに現在の日付と時刻が
追加されます。
また、Save 画面上に表示されている設定情報は、選択した状態で「Delete」(削除)をクリックすると削除
することができます。
製品設定情報のパソコン保存は、“Access in PC” (PC にアクセス)の「Save」
(保存)をクリックしてください

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3-11. PC に保存した設定情報の読み出し
PC に保存されている設定情報の読み出しが可能です。
“Access in PC” (PC にアクセス)の「Load」(読込)をクリックすると、保存してある設定ファイルの一覧が表
示されます。その中から読み出したいファイルを選択することで、設定情報の読み出しが可能です。
また、Save 画面上に表示されている設定情報は、選択した状態で「Delete」(削除)をクリックすると削除す
ることができます。
製品設定情報のパソコンからの読み出しは、“Access in PC” (PC にアクセ
ス)の「Load」(読込)をクリックしてください
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