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概要
ユニバーサルコントロールユニットBKS-R1608/R3209は、S-BUS
データリンクに接続してスイッチャー(デジタルビデオルーティング
スイッチャーDVS-V6464B、オーディオルーティングスイッチャー
DVS-A3232、タイムコードルーティングスイッチャーDVS-TC3232な
ど)の入力信号(ソース)を切り換え、指定した出力(デスティネー
ション)に送り出します。さらに、DVS-V3232B、DVS-V6464Bにモ
ニターボードBKDS-V3292Bを装着して入出力をモニターしている
場合は、そのモニター信号を切り換えることができます。S-BUS
データリンクの1次局に接続したコントロールターミナ ル であらかじ め
機能を割り当てておいた選択ボタンを使って、ソースまたはデス
ティネーション、モニター信号を切り換えます。
特長
色分類表示ができる使い易い大型のボタン
前面パネルには大型の自照式ボタンを採用し、操作性の良いデザ
インになっています。選択ボタンは、緑色または橙色の薄い点灯、
明るい点灯により、ボタンの機能、ソースやデスティネーションの現
在の選択状況がひとめでわかります。
ソース選択/デスティネーション選択の両方に使える選択ボ
タン
前面パネル上の選択ボタンはすべて、コントロールターミナルの設
定によりソース選択ボタン/デスティネーション選択ボタンのどちらに
でも使うことが できます。ボタン点灯時の色により現在どちらに設定
されているか、ひとめで識別できます。
キーラベルによるスイッチ名称の表示
各ボタンのキーラベルに、コントロールターミナルで設定したソース
やデスティネーションの名称を記入しておくことが できます 。キーラ
ベルは付属の引き抜き治具を使って簡単に交換できますので、設
定の変更にも容易に対応できます。
コントロール範囲の拡張可能 (選択ボタン数の拡張)
複数台のBKS-R1607/R1608/R3209/R3210を組み合わせ、コント
ロール できるソース / デスティネーション数を拡張することができま
す。最大253台までのコントロールユニットを組み合わせ、あたかも
一台のユニットのように操 作 できます 。また、ひとつのシステムにこ
のような組み合わせのコントロールユニットを最大10組まで組み込
むことができます(ただし使用できるコントロールユニットの数は、10
組の合計で最大253台です)。
スイッチャーの入力拡張をサポートするルート機能
カスケード接続機能がないデジタルビデオスイッチャーDVS-7000
などでソースを拡張したとき、拡張したスイッチャーのクロスポイン
トを検出し、そこで切り換えたソース名称を表示することができま
す。
8レベル1) のコントロールが可能
コントロールターミナルでの設定により、最大8レベル(8種類の信
号)のコントロールができます。
レベルごとに異なるソースの選択が可能 (ブレークアウェイ
機能)
BKS-R3210と組み合わせて使用すると、各レベルごとに異なる
ソースを選択/表示できるブレークアウェイ機能を備えています。
1回の操作で複数のクロスポイントの切り換えができるファ
ントム機能 (サルボ機能)
コントロールターミナルを使ってあらかじめ複数のクロスポイントを選
択してファントム名称を設定しておくと、1つのボタンを押すだけで
ファントム名称に設定したすべてのクロスポイントを切り換えることが
できます。
ケーブル1本でコントロール可能
75Ω同軸ケーブル1本で本機とソニールーティングスイッチャーを
接続し、S-BUSデータリンクを用いてコントロールします。
自己診断機能
電源を入れたときのパネルの点灯テストをはじめ、通信状態の監視
などの自己診断を行います。診断結果は、表示部に表示されます。
電源切り換え不要
電源電圧は、電圧切り換えなしでAC100V〜240Vに対応してい
ます。
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1) レベル
多種類の信号を同時に扱う場合、それぞれの信号別にルーティングスイッ
チャーが必要になります。たとえば、VTRで記録を行うために必要な信号 には、ビデオ、オーディオ1、オーディオ2、タイムコード、リモートコントロー
ルがあります。これらを総称してレベルと呼びます。