Seiko S822 User manual

6 .6-6$
PRINTEDINCHINA
取扱説明書
S822 高度・気圧・温度・方位計測機能付き
ソーラーデジタルウオッチ
D-8
※金属バンドの調整は、お買い上げ店にご依頼ください。
ご贈答、ご転居などにより、お買い上げ店での調整が受けられない場合は、
弊社お客様相談窓口へご依頼ください。お買い上げ店以外では有料もしくは
お取扱いいただけない場合があります。
※商品に傷防止用の保護シールがはられている場合があります。
必ずはがしてお使いください。はられたままにしておくと、汚れ、汗、ゴミ、
水分などが付着してさび発生の原因となります。
この度は弊社製品をお買い上げいただき、
誠にありがとうございました。
ご使用の前にこの説明書をよくお読みの上、
正しくご愛用くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、この説明書はお手元に保管し、必要に応じてご覧ください。

目次
1. この製品について
製品取扱上のご注意 …………………………4
特長 ……………………………………………8
ボタンの名称と表示の切替 …………………9
この製品でできること……………………… 10
各種マークの説明 ………………………… 12
2.ご使用の前に
登山の前に ………………………………… 13
充電について ……………………………… 14
(1)充電のしかた ……………………… 14
(2)充 電にかかる時間のめやす ……… 15
(3)表示と電池残量について ………… 16
■電池残量について ……………… 16
■
パワーセーブ・スリープ機能について
… 18
3.時計機能について
時計・カレンダーモードの使いかた……… 20
(1)ボタンの名称とはたらき ………… 20
(2)時刻・カレンダー・都市名・
サマータイムの合わせかた ……… 21
(3)コントラスト調整のしかた ……… 23
(4)パワーセーブ設定のしかた ……… 24
(5)
アラーム音の試し聞き、報時並びに
操作確認音のセットと解除のしかた
…25
ストップウオッチモードの使いかた……… 26
(1)ボタンの名称とはたらき ………… 26
(2)ストップウオッチの使いかた……27
アラームモードの使いかた………………… 28
(1)ボタンの名称とはたらき ………… 28
(2)アラームの使いかた ……………… 29
(3)アラームを鳴らしたい場合、
鳴らしたくない場合 ……………… 30
(4)鳴って いるアラームを止めるには…30
ワールドタイムモードの使いかた………… 31
(1)ボタンの名称とはたらき ………… 31
(2)都市選択のしかた ………………… 31
(3)サマータイムのセットのしかた…… 32
(4)都市と時差の比較表 ……………… 33
4.センサー機能について
高度計(ALTI) モードの使い方 ………… 34
(1)ボタンの名称とはたらき ………… 35
(2)表示の説明 ………………………… 35
(3)高度補正のしかた ………………… 36
2
製品取扱上のご注意
警告
取り扱いを誤った場合に、重症を負うなどの重大な結果になる危険性が想定されることを示します。
・乳幼児の手の届くところに、時計本体や部品を置かないでください
部品を乳幼児が飲み込んでしまうおそれがあります。
万が一飲み込んだ場合は、身 体に害があるため、ただちに医師にご相談ください。
・次のような場合、ご使用を中止してください
○時計本体やバンド が腐食などにより鋭利になった 場合
○バンドのピンが飛び出してきた場合
※すぐに、お 買い上げ店・弊社お客様相談窓口にご連絡ください。
・時計から二次電池を取り出さないでください
※二次電池について →使用電源について P.69
二次電池の交換には専門知識・技 能が必要ですので、お買い上げ店にご依頼ください。
一般の酸化銀電池が組み込まれると、破裂・発 熱・発火などのおそれがあります。
・本機の計測機能は、専門的な計測器としての用途を目的に製造されたものではあり
ません。次の目的でのご使用はできませんので、絶対に使用しないでください
○危険を伴う行動や重要な状況判断をする時。
※重要な計測には正規の公的規格等に適合する専用計測器をご使用ください。
この製品について
1
4
注意
取り扱いを誤った場合に、軽症を負う危 険性や物質的損害をこうむることが想定されることを示します。
・以下の場所での携帯・保管は避けてください
○揮発性の薬品が発散しているところ(除光液などの化粧品、防虫剤、シンナーなど)
○5℃〜35℃を外れる温度に長期間なるところ ○高湿度なところ
○磁気や静電気の影響があるところ ○ホコリの多いところ
○強い振動のあるところ
・アレルギーやかぶれを起こした場合
ただちに時計の使用をやめ、皮膚科など専門医にご相談ください。
・その他のご注意
○金属バンドの調整は専門知識・技能が必要ですので、お買い上げ店にご依頼ください。
手や指などにけがをする可能性があるほか、部品を紛失する可能性があります。
○商品の分解・改造はしないでください。
○乳幼児に時計が触れないようにご注意ください。
けがやアレルギーをひき起こすおそれがあります。
○使用済み電池の処理は自治体の指示に従ってください。
○提げ時計やペンダント 時計の場合、ひもやチェーンの取り扱いにご注意ください。
衣類や手・首 などを傷つけたり、首を締めたりするおそれがあります。
この製品について
1
5

警告
この時計はスキューバダイビングや飽和潜水には
絶対に使用しないでください
スキューバダイビングや飽和潜水用の時計に必要とされる
過酷な環境を想定した様々な厳しい検査を行って いません。
専用のダイバーズウオッチをご使用ください。
直接蛇口から水をかけることは避けてください
水道水は非常に水圧が高く、日常生活用強化防水の
時計でも防水不良になるおそれがあります。
注意
この製品について
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6
注意
時計内部に水分が入ることがあります。
水分のついたまま、りゅうずやボタンを
操作しないでください
※万が一、ガラス内面にくもりや 水滴が発生し、長 時間消えない場合は防水不良です。
お早めに、お買い上げ店・弊社お客様相談窓口にご相談ください。
防水時計でもガラスの接着面・パッキンの劣化やステンレスが
さびることにより、防水不良になるおそれがあります。
水や汗、汚れが付着したままにしておくのは
避けてください
入浴やサウナの際はご使用を避けてください
蒸気や石けん、温 泉の成分などが防水性能の劣化を早める
ことがあります。
この製品について
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7
特長
■高度、気圧、温度、方位計測機能
…内蔵されたセンサーにより高度、気 圧、温度、方 位を計測します。
また、高度をもとに登高スピードや消費エネルギーも算出します。
■登山データ記録機能
…計測した登山データを最大15回分まで記録できます。
■ソーラー充電機能
…文字板上のソーラーパネルで光を電気エネルギーに換え、充電します。
フル充電後、光が当たらない状態でも、約5か月間の動作が可能です。
※光のあたるところに置く、保管するなど日常的に十分な充電を心がけましょう。
■パワーセーブ・スリープ機能
…光が当たらず、ボタン操作がない状態が一定時間以上続くと、無駄なエネルギー消費を抑
えるために節電機能がはたらきます。
■電池残量表示
…おおまかな電池残量を表示します。充電の目安となります。
■時刻・カレンダー機能
…2013 年〜2062年のフルオートカレンダーです。
この製品について
1
8
ボタンの名称と表示の切替
・ボタンの名称は、左下から時計回りにボタンⒶ〜ボタンⒻと割り振られています。
・ボタンⒶでセンサー機能を、ボタンⒸで時計機能を切り替えます。
・各ボタンの近くにはそのボタンの主な機能を表記しています。
・各モードで使用頻度の高いボタンにはガイダンスマーク(▲)が点灯しますので、操作時の
参考としてください。
DA
T
A
ボタンⒸ
ボタンⒷボタンⒺ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒻ
ソーラーパネル
外側の表記:主に時計機能で使うための説明
内側の表記:主にセンサー機能で使うための説明
【ご注意】
本製品の操作ボタンは側面に設けられ
ています。本製品装着時に同時に登山
用ポールのストラップなどを手首に巻
きつけている場合、誤ってボタンが押
されることがあります。手首に何か巻
いてご使用になる場合は操作ボタンに
ぶつからないようにご注意ください。
※各表記やデザインはモデルによって異なる場合があります。
この製品について
1
9

〈時刻・カレンダーモード〉
〈ストップウオッチモード〉
〈アラームモード〉
〈ワールドタイムモード〉
〈高度計モード〉
センサー機能(ボタンⒶ)
時計機能(ボタンⒸ)
〈高度記録呼び出しモード 〉〈気圧・温度計モード〉
〈方位計モード〉〈セットモード〉
Ⓒ
Ⓐ
Ⓐ
Ⓐ
Ⓒ
Ⓐ Ⓐ Ⓐ
Ⓒ
Ⓒ Ⓒ
この製品でできること
・ボタンⒶ、ボタンⒸを押すごとに次の順序で表示を切り替えます。
この製品について
1
10
上段初期表示
機能
参照ページ
時計機能
時刻カレンダーモード TIME
時刻、日付、曜日の設定と表示、カレンダー設定範囲:2013 年〜 2062 年
ホーム都市選択、サマータイム(DST)設定、コントラスト 調整、
パワーセーブの設定、時報の設定、アラーム音の試し聞き
ストップウオッチ モード CHR ストップウオッチ 計測(1/100 秒単位)
最大計測時間:9 時間 59分59秒99
アラームモード ALM1 デイリーアラーム(3チャンネル)
センサー機能
ワールド タイムモードWT7大陸最高峰+富士山+世界36 都市の都市コード、
月、日、時刻の表示
高度計モード ALTI 現在の高度及び登高スピードを表示
高度補正、登山データの記録と記録中データの表示
高度記録呼び出しモード LOG 記録した登山データの呼び出し
(記録日付と所要時間、平均登高スピード 、積算高度、記録開始・
終了高度とその時刻、消費エネルギー、最高・最低高度と到達時刻)
気圧・温度計モード BARO 現在の気圧と温度の表示
過去およそ20 時間分の気圧傾向グラフ表示
方位計モード COMP 12 時方向の方位計測と真北表示、磁気偏角補正
セットモード SET
P.20
P.26
P.28
P.31
P.34
P.45
P.50
P.53
P.60体重と単位の設定
この製品について
1
11
電池残量表示 :現在の電池残量の概略をグラフィックで表します。
パワーセーブマーク:パワーセーブ状態であることを表します。
スリープマーク :スリープ状態であることを表します。
要充電表示 :電池の残量が少なくなった時に点灯します。
このマークが点灯した時は積極的に光に当てて充電
してください。
記録中マーク :登山データ記録中に点滅します。
サマータイムマーク:時刻表示のサマータイム設定がONの時、点灯します。
アラームマーク :アラームの設定がONの時、点灯します。
報時マーク :操作確認音の設定がONの時、点灯します。
操作確認音ONの時は毎正時に報時します。
各種マークの説明
この製品について
1
12
登山の前に
登山の前には次のことを確認してください。
■充電がフル充電になっていること →「充電について」P.14 参照
■時刻およびカレンダーが正しくセットされていること
→
「時刻・カレンダーの合わせかた」P.20 参照
■体重が設定されていること→「セット モードの使いかた」P.60 参照
■単位が設定されていること→
「セット モードの使いかた」P.60 参照
【ご注意】体重は体重と荷物を合わせた重量を設定してください。消費エネルギーを正しく計
算するために必要です。
【ご注意】専門的な計測器ではありませんので計測機能は目安としてお使いください。
方位計を本格的な登山などでご使用になるときは必ず予備のコンパスを携帯してく
ださい。
【ご注意】正しい計測をするために高度・方位を計測する前には補正をしてください。
→高度補正のしかたP.36 磁気偏角補正のしかたP.56
2
ご使用の前に
13

(1)充電のしかた
ソーラーパネルに光を当てて充電してください。
充電について
※充電の際は、時計が高温にならないようにご注意ください(作動温度範囲は−10℃〜+60℃です)。
※使いはじめ、または充電不足で停止していた時計を駆動させるときは、次ページの「充電にかかる時間のめ
やす」を参考に十分な充電をしてください。
快適にご使用いただくために、
十分な充電をすることを心がけましょう。
以下の状況では充電不足によりエネルギーが切れ、
時計が止まる可能性が高くなります。
・時計が衣類のそでの中に隠れている
・光の当たりにくい環境での使用や保管が続く
ソーラーパネル
2
ご使用の前に
14
(2)充電にかかる時間のめやす
下記の時間を参考に、充電を行ってください。
この時計は一度フル充電すると、以 下の状況で使用した場合、その後光が当たらない状態でも
約5ヶ月間、動き続けます。
・アラーム音………20秒間/日 ・高度計……10時間/月
・ライト点灯………1回(5秒間)/日 ・方位計……10回/週
・パワーセーブ……6時間/日
※ライト(内部照明)をたくさん使うと、電池が早く減りますのでご注意ください。
環境1 晴れた日の屋外
10万ルクス
約2分
環境2 晴れた日の窓際
1万ルクス
約24分
環境3 くもりの日の窓際
5000ルクス
約48分
環境4 蛍光灯下の屋内
500ルクス
約8時間
約2時間
約16時間
約33時間
約2時間
約24時間
約48時間
約1時間
約11時間
約22時間
約1時間
約10時間
約20時間
約200時間
電池残量表示 全消灯 一日分の
充電時間 2
ご使用の前に
15
(3)表示と電池残量について
■電池残量について
液晶パネルの表示でおおまかな電池残量が分かります。
❶
❷
❸
電池残量表示
十分
操作・機能の制限 そのときは
ありません そのままお使いください
中くらい
ありません 充電を心がけてください
→充電のしかたP.14
少ない
CHARGE:チャージ(要充電)
ありません
電池残量が少なくなって
います。
積極的に充電を心がけて
ください
→充電のしかたP.14
2
ご使用の前に
16
❹
❺
❻
操作・機能の制限 そのときは
①の状態になるまで十分な充電をしてください。
※
万が一、異常な動きになったときは、システム
リセットをしてください。
→システムリセットのしかたP.76
①の状態になるまで十分な充電をしてください。
※万が一、異常な動きになったときは、システムリセットをしてください。
→システムリセットのしかたP.76
※この状態になると、保存されているログデータが消去されます。
または正しく表示されないことがあります。
・センサー計測停止
・バックライト停止
・アラーム音停止
①の状態になるまで、十分な
充電をしてください。充電後
は、そのままお使いください。
→充電のしかたP.14
動作中のストップ
ウオッチ 停止
全機能停止
CHARGE:チャージ(要充電)
電池残量表示
極少
2
ご使用の前に
17

■パワ−セーブ・スリープ機能について
パワーセーブ機能:光が当らず、ボタン操作がない状態が設定した時間以上経過するとパワー
セーブ機能( 節電機能)がはたらきます。
スリープ機能 :パワーセーブ状態に入って から約72時間が経過すると、自動的にスリープ
機能がはたらきます。
❶
❷
状況 操作・機能の制限 そのときは
機能制限はありません。
光に当てる、
またはいずれ
かのボタンを
押すと、
パワーセーブ・
スリープ機能が
解除されます。
「PS」マーク点滅
光が当たらずにボタン
操作がない状態が設定
時間を越えた
・アラーム音…停止
・1 時間毎の気圧計測
…停止
「SL」マーク点滅
PSモードに入った後、
光が当たらずにボタン
操作がない状態が、
さらに約3日間続いた
パワーセーブ中の表示と機能
スリープ中の表示と機能
2
ご使用の前に
18
・パワーセーブ設定のしかた
「時刻・カ レンダーの合わせかた」で OFFまたはONの時間設定を行います。
時間設定は30分、1時 間、2時間、4時間から選ぶことができます。
初期設定は30分です。
P.24の「パワーセーブ設定のしかた」を参照してください。
※暗いところでセンサー機能を使うときは、パ ワーセーブをOFFまたは使用時間より長い時間に設定し
ていただくことをおすすめします。
通常はパワーセーブをONにしてお使いください。
※次の状態ではパワーセーブ及びスリープ状態には入りません。
・電池残量が十分( )の 時
・高度計モードで登山データ記録中
・ストップウオッチ動作中
2
ご使用の前に
19
時刻・カレンダーモードの使いかた
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒸを押して時刻・カ レンダーモードに切り替えてください。上段に「 TIME」と表示した
後、アルファベット3文字で曜日を表示します。
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:センサー機能への切替
ボタンⒷ(長押し):時刻カレンダー合わせ状態の
呼び出し
ボタンⒸ:ストップウオッチモードへの切替
/修正箇所の選択
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:都市名の呼び出し
/修正箇所の合わせ(進み)
ボタンⒻ:報時・操作確認音のセット/解除
/修正箇所の合わせ(戻り)
時計機能について
3
20
(2)時刻・カレンダー・都市名・サマータイムの合わせかた
①ボタンⒷを長押しすると「時刻・カレンダー合わせ」状 態になります。現 在設定されている都
市名を表示します。
②ボタンⒸを1回押すごとに合わせたいところ(点滅)を選ぶことができます。
※年月日をセットすると「曜日」は自動的に設定されます。
※都市名をGMTにすると「DST」の「onまたは−−」は表示
しません。
※「DST」を「on」に設定すると「DST」(サマータイム)
マークが点灯し、時間が1時間進みます。
HOME
(都市名)
秒
Ⓒ分 時 日 月 年 12/24HDST(サマータイム)
のon/−−
コントラスト
調整
パワーセーブ
設定
(分修正状態) Ⓔ
Ⓕ
Ⓒ
時計機能について
3
21

③ボタンⒸを押して「秒」を点滅状態にし、時報と同時にボタンⒺまたはボタンⒻを押すと「00」
に合います。
※秒表示が 30〜59 秒の時、ボタンⒺまたはボタンⒻを押すと1分繰り上がって「00」に合います。
※時刻合わせは、電話の時報サービス(TEL.117)が便利です。
④ボタンⒸを押して合わせたいところを選択した後、ボタンⒺを1回押すごとに点滅している
数字・都市名が1つずつ進みます。
反対にボタンⒻを押すごとに1つ ずつ戻ります。(「秒」を除く。)
※ボタンⒺまたはボタンⒻを長押しすると早送りができます。
⑤「時刻・カレンダー合わせ」が終わりましたら、ボタンⒷを押してください。修正状態を解
除して「時刻・カレンダー表示」へ戻ります。
※カレンダーはフルオートカレンダー機能を搭載しています。2013 年から 2062 年までの年・月・日・
曜日がプログラムされていますので、この間は月の大小や、うるう年でも修正する必要はありません。
※サマータイム(DST)をセットした都市は、「ワールドタイム表示」で同じ都市を選択するとサマータ
イムの表示になります。
※時刻修正の途中で「全点灯表示」になることがありますが、故障ではありません。
その場合はいずれか1つのボタンを押して、「時刻・カレンダー表示」に戻してください。次に改めて、
(2)の①から合わせなおしてください。
時計機能について
3
22
(3)コントラスト調整のしかた
表示のコントラスト(濃薄)の調整ができます。出荷時及びシステムリセットの後の設定は0
となります。
・ボタンⒸを押して「時刻・カレンダー表示」状態にしてください。
①ボタンⒷを長押しすると現在設置されている都市名が表示され、「時刻・カレンダー合わ
せ」状態になります。
②ボタンⒸを繰り返し押して「コントラスト調整」状態(CONT)にしてください。
③ボタンⒺ、またはⒻを押してコントラストを調整します。
④調整が終わりましたら、ボタンⒷを押して「時刻・カレンダー表示」に戻してください。
押し忘れた場合でも2〜3分後には「時刻・カレンダー表示」状態へ自動的に戻ります。
薄 コントラスト 濃
−2 −1 0 1 2
コントラストレベル「0」
Ⓔ
Ⓒ
Ⓕ
時計機能について
3
23
※パワーセーブは光が当たらない状態で一定時間ボタン操作が無い時、表示を消して消費電力を低減する
機能です。光を当てるか、いずれかのボタンを押すことで元の表示状態に戻ります。
④調整が終わりましたら、ボタンⒷを押して「時刻・カレンダー表示」に戻してください。
押し忘れた場合でも2〜3分後には「 時刻・カ レンダー表示」状 態に自動的に戻ります。
(4)パワーセーブ設定のしかた
パワーセーブ時間の設定ができます。出荷時は30分に設定されています。
・ボタンⒸを押して「時刻・カレンダー表示」状態にしてください。
①ボタンⒷを長押しすると現在設定されている都市名を表示します。
②ボタンⒸを繰り返し押して「パワーセーブ設定」状態(P-SAVE)にしてください。
③ボタンⒺまたはボタンⒻを押して時間設定またはOFF設定を選択します。
パワーセーブ1時 間の時
Ⓔ
Ⓕ
Ⓒ
パワーセーブOFFの時
OFF 30分 1時間 2時間 4時 間
Ⓔ
Ⓕ
Ⓒ
時計機能について
3
24
(5)アラーム音の試し聞き、報時並びに操作確認音のセットと解除のしかた
・「時刻・カレンダー表示」でボタンⒻを押すごとに報時・操 作確認音のセットと解除ができます。
・また、ボタンⒹとボタンⒻを同時に押し続けると「アラーム音の試し聞き」ができます。
報時ONの時点灯
報時OFFの時消灯
Ⓓ
Ⓕ時計機能について
3
25

ストップウオッチモードの使いかた
1/100秒単位で計測し、最 大計測時間9時間59分59秒99です。
表示の下段には現在時刻を表示します。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒸを押してストップウオッチモードに切り替えてください。このとき上段には「CHR」
と表示されます。
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:センサー機能への切替
ボタンⒷ:機能はありません
ボタンⒸ:アラームモードへの切替
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:リセット
ボタンⒻ:スタート/ストップ
時計機能について
3
26
(2)ストップウオッチの使いかた
①リセット状態でボタンⒻを押すと、ストップウオッチの計測をスタートします。
②計測状態でボタンⒻを押すと、ストップウオッチの計測をストップします。
③停止状態でボタンⒺを押すと、ストップウオッチをリセットします。
※途中ボタンⒻを押して、ストップ・再 スタートを繰り返すことができます。
※計測中に表示( モード)を切り替えても、ストップウオッチの計測は継続されます。
※計測時間が9時間59分59秒99に達すると、ストップウオッチは自動で停止します。
スタート
Ⓕ
ⒻⒻⒻ
再スタート
ストップ
Ⓕ
リセット
リセット状態 計測状態 停止状態 リセット状態
Ⓔ
Ⓔ
Ⓕ時計機能について
3
27
アラームモードの使いかた
設定した時刻(時・分)で毎日報知する3チャンネルのデイリーアラームです。
チャンネル毎に、アラームのon/--(セット/解除)切り替えができます。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒸを押してアラームモードに切り替えてください。このとき上段に、アラームチャンネル
「ALM1」〜「 ALM3」を表示します。
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:センサー機能への切り替え
ボタンⒷ(長押し):アラーム修正状態の呼び出し
ボタンⒸ:ワールドタイムモードへの切り替え
/修正箇所の選択
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:アラームチャンネルの切替
/修正箇所の合わせ(進み)
ボタンⒻ:アラームのON/OFF切替
/修正箇所の合わせ(戻り)
時計機能について
3
28
(2)アラームの使いかた
・3 チャンネルとも、使いかたは同じです。
例:「アラーム1」に おいて、アラーム時刻を「 午前6時30分」に設定する場合
①ボタンⒺを押して「ALM1」を呼び出します。ボタンⒷを長押しすると「 アラーム時刻設定」
状態になり、「時」が 点滅します。
②ボタンⒸを押すと「時」の点滅表示と「分」の点滅表示が入れ替わります。
設定する箇所をボタンⒸで選択してください。
③設定する箇所を点滅させたあと、ボタンⒺを1回押すごとに点滅している数字が1つずつ進
みます。(ボタンⒻを押すごとに1つ ずつ戻ります。)
※ボタンⒺまたはボタンⒻを長押しすると、早送りできます。
④設定が終わりましたらボタンⒷを押して設定状態を解除します。
忘れた場合でも2〜3分でアラーム1表示に自動的に戻ります。
※設定状態を解除すると、アラームが自動的にセット(ON) されます。
(時:午前6時)
ⒸⒸ
Ⓒ
Ⓔ
Ⓕ
Ⓔ
Ⓕ
(分:30分)
時計機能について
3
29

(3)アラームを鳴らしたい場合、鳴らしたくない場合
・「アラーム表示」でボタンⒻを押すごとにセット( on)と解除( −−)ができます。
※3チャンネルのうちいずれかがセットされていると、アラームマークが点灯します。
※アラームが設定されている場合はどのモードでもアラームマークが表示されます。
(4)鳴っているアラームを止めるには
・アラームは設定した時刻になると、20秒間鳴り続けます。
鳴っているアラームを途中で止めたい場合は、いずれかのボタンを押してください。
※どの表示の時でも、この操作は可能です。
(報知します。) (報知しません。)
アラームOFF
アラームマーク消灯
アラームON
ⒻⒻ
アラームマーク 点灯
【ご注意】時刻、カレンダーモードで表示される時刻と一致した場合に、アラームが鳴ります。
ワールドタイムモ ード で設定した時刻では鳴りません。
時計機能について
3
30
ワールドタイムモードの使いかた
世界35都市(GMTを含む)に加え、世界7大陸最高峰と富士山の時刻を表示します。
各都市または山ごとにサマータイム(DST)の 設定ができます。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒸを押してワールドタイムモードに切り替えてください。上 段に「WT」と表示した後、
都市名を表示します。
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:センサー機能への切替
ボタンⒷ:サマータイムのセット/解除
ボタンⒸ:時刻・カレンダーモードへ切替
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:都市選択(進み)
ボタンⒻ:都市選択(戻り)
(2)都市選択のしかた
・ボタンⒺまたはボタンⒻを押して都市名を変更します。
※ボタンⒺまたはボタンⒻを長押しすると早送りができます。
時計機能について
3
31
(3)サマータイムのセットのしかた
・「ワールドタイム 表示」でボタンⒷを押すごとにセットと解除がで
きます。
サマータイムセット時は「 DST」マークが点灯し、時間が1時間
進みます。
・「ワールドタイム 表示」でサマータイムをセットした都市は、「時
刻・カレンダー表示」で同じ都市を選択した場合、サマータイム
を表示します。
また「時刻・カレンダー表示」でサマータイムをセットした都市は、
「ワールドタイム 表示」で同じ都市を選択した場合、サマータイム
を表示します。
(サマータイムセット時)
DST
Ⓑ
※GMTを選択した場合、サマータイムの設定は出来ません。
・サマータイム:DST(DaylightSavingTime)
夏時間のことです。夏の日照時間の長いときに、時刻を1時間進めて昼間の時間を長くす
る制度です。欧米を中心に世界の約80ヶ国で実施されています。サマータイムの実施時
期や実施地域は国によって様々です。
※各地域の時差、およびサマータイムは、国または地域の都合により変更される場合があります。
※ごく一部の地域では15分、30分単位で時差が設定されている場合があります。
時計機能について
3
32
No. 表記 都市/山 名 GMT との時差[h] No. 表記 都市/山 名 GMT との時差[h]
1 GMT グリニッジ標準時 00:00 23 HKG ホンコン + 08:00
2 LON ロンドン 00:00 24 BJS 北京 + 08:00
3 PAR パリ + 01:00 25 SEL ソウル + 09:00
4 BER ベルリン + 01:00 26 MtFuji 富士山 + 09:00
5 ATH アテネ + 02:00 27 TYO 東京 + 09:00
6 CAI カイロ + 02:00 28 ADL アデレード + 09:30
7 MtKili キリマンジャロ山 + 03:00 29 MtKos コジオスコ山 + 10:00
8 MOW モスクワ + 03:00 30 SYD シドニー + 10:00
9 JED ジッダ + 03:00 31 NOU ヌーメア + 11:00
10 THR テヘラン + 03:30 32 WLG ウェリントン + 12:00
11 MtElb エルブルス山 + 04:00 33 HNL ホノルル − 10:00
12 DXB ドバイ + 04:00 34 MtMcK マッキンリー山 − 09:00
13 KBL カブール + 04:30 35 ANC アンカレッジ − 09:00
14 KHI カラチ + 05:00 36 LAX ロサンゼルス − 08:00
15 DEL デリー + 05:30 37 DEN デンバー − 07:00
16 KTM カトマンズ + 05:45 38 CHI シカゴ − 06:00
17 MtEvK エベレスト山(ネパール側) + 05:45 39 MtVin ヴィンソン・マシフ山 − 06:00
18 DAC ダッカ + 06:00 40 NYC ニューヨーク − 05:00
19 RGN ヤンゴン + 06:30 41 SCL サンティアゴ − 04:00
20 BKK バンコク + 07:00 42 MtAco アコンカグア山 − 03:00
21 LXA ラサ + 08:00 43 RIO リオデジャネイロ − 03:00
22 MtEvL エベレスト山(中国チベット自治区側) + 08:00 44 PDL アゾレス諸島 − 01:00
※世界7大陸最高峰と富士山には「Mt」標記をつけています。 (2014年11月現在)
※ヴィンソン・マシフ山の時差は経度に準じて設定しています。
(4)都市と時差の比較表
(GMT は、グリニッジ標準時を示しています。+は GMT より進み、−は遅れを表します。)
時計機能について
3
33

高度計(ALTI)モードの使いかた
現在の高度と登高スピードを計測し、表示します。
計測は10秒ごとに行い、12時間を経過すると計測を停止します。ボタンⒻを押すと、再計測
できます。
平均登高スピードや消費エネルギー等の登山データを最大15 回、1回24時間まで記録すること
ができます。
また記録した登山データは「高度記録(ALTI-L0G)呼び出しモード」で確認することができます。
【ご注意】高度を計測するときに時計の温度が変化すると、計測に誤差が生じます。時計を腕
にはめる等、温度変化の影響を受けにくい状態で計測してください。
センサー機能について
4
34
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:高度記録呼び出しモードへの切替
ボタンⒷ(長押し):高度補正状態への切り替え
ボタンⒸ:時計機能へ切替
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:
(データ記録中)記録中のデータ表示への切り替え
/プラス修正
ボタンⒻ:再計測/データ記録ON/OFF/マイナス修正
登高スピード:10秒ごとに表示を更新します。
表示範囲 −9999〜9999m/h、−9999〜9999ft/h
高 度:10秒ごとに表示を更新します。(単位の設定→P.60)
表示範囲 −699〜9164m、−2290〜30065ft
現在時刻:現在時刻を表示します。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒶを押して高度計モードに切り替えてください。上段に「ALTI」と表示したのち、上
段に登高スピード、中段に現在の高度を表示します。
(2)表示の説明
※表示例の単位は初期設定の状態です。
センサー機能について
4
35
高度の補正について
本製品の高度計は気圧を基に算出します。気圧の変化や大気や標高差による温度変化が原因
で、誤差が生じる場合があります。そのため登山の際は登山口や登山道の途中など、正しい
高度が分かる地点で高度補正を行ってください。
高度の情報は、地図やインターネット等によっても調べることが出来ます。
①ボタンⒷを長押しして、高度の補正画面(ADJ)に切替えます。このとき高度表示が点滅します。
②ボタンⒺまたはボタンⒻで高度を補正してください。
単位を[m]に設定している場合(1m単位で設定できます)
・ボタンⒺで1m増加し、ボタンⒻで1m減少します。
・ボタンⒺまたはボタンⒻを長押しすると、10mずつ早送りします。
単位を[ft]に設定している場合(5Ft単位で設定できます)
・ボタンⒺで5Ft増加し、ボタンⒻで5Ft減少します。
・ボタンⒺまたはボタンⒻを長押しすると、50Ftずつ早送りします。
③ボタンⒷを押すと元の画面に戻ります。
(3)高度補正のしかた
高度補正画面
ボタンⒷ
ⒷⒷⒺ
Ⓕ
長押し
ボタンⒷ
センサー機能について
4
36
(4)登高スピードについて
・登高スピードは1時間あたりに移動する高度差をm/hの単位で表します。
・直前の上昇高度または下降高度を、1時間あたりの高度変化量に換算しています。
・表示は10秒毎に更新されます。
・高度計モードの上段に表示されます。
※登高スピードはなぜ必要なのか?
登山中は、ご自分のペースを把握することが何より重要です。
登高スピードを確認することは予定している時間内で、目標地点までの登山が可能かどうかを推計す
るための大切な指標となります。
一般的に登山のコースタイムは登高スピード300m/hが標準となっていますが、登高スピードは、
山の形や天候、年齢や体力、経験によって様々に変動します。
ご自分の平均的な登高スピードを知ることで、全体の所要時間を計算し、無理のない安全な登山計画
を立てるように心がけましょう。
(5)高度再計測のしかた
・高度計モードの状態では、通常10秒毎に高度を計測します。すぐに高度
を再計測する場合は、ボタンⒻを押してください。
・また、計測開始から12時間経過した後には計測が自動停止しますが、高度計
測を再開する場合もボタンⒻを押してください。
計測自動停止状態
Ⓕ
センサー機能について
4
37

RECON
RECマーク
(点滅)
ボタンⒻ
長押し 更に押し続け
ボタンⒻ
ⒻⒻ
(6)データ記録開始(RECON)のしかた
・高度計モードの状態でボタンⒻを押してください。画面に"HOLd"と表示されるので、その
まま約3秒間長押ししてください。RECON状態となり、"REC"マークが点滅します。
・RECONの状態でも、高度の計測は10秒ごとに行います。
・RECONの状態でも、高度補正を行うことができます→P.36
※最大15回、1回24時間まで記録できます。
※RECON中にモードを切り替えても、データ記録は継続されます。
【ご注意】RECON中に高度補正を行っても、平均登高スピード、積算高度、消費エネルギー
の記録値には影響しません。一度計測された最高高度のマイナス補正、最低高度の
プラス補正は、高度記録値には反映されません。
【ご注意】ロープウェイや自動車等で移動する場合はRECOFFにすることをおすすめします。
RECONにしていても一定速度を超えた場合には平均登高スピード、積算高度およ
び消費エネルギーに反映されないことがあります。
センサー機能について
4
38
(7)記録中の登山データの表示のしかた
・RECONの状態でボタンⒺを押してください。
現在までの平均登高スピード、積算高度、記録開始時の高度および現在までに消費したエネ
ルギーを表示します。
※登高スピード 、積算高度の表示では左側のガイダンス(▲)がアニメーション で上昇・下降を表示します。
ⒺⒺⒺⒺ
Ⓔ
Ⓔ
dSC:descent(下降)
ASC:ascent(上昇)
平均登高スピード(下り) 積算下降高度
平均登高スピード(上り)
現在情報表示
積算上昇高度 記録開始高度・時刻 消費エネルギー
アニメー
ション
交互表示 交互表示
記録中の登山データ表示
※登山データの表示状態で
12秒ボタン操作がない時
現在情報表示状態に自動的
に戻ります。
センサー機能について
4
39
(8)データ記録(REC)機能について
・データ記録中(RECON)に次のデータを記録します。
■記録日付と所要時間
■平均登高スピード(上り/下り)
・データ記録開始(REC ON)から現在までの、上り区間または下り区間の登高スピードの平
均値。
例:上りの場合、図中の区間1、区間3、区間4の登高スピードの平均値。
下りの場合、図中の区間2の登高スピードの平均値。
・休憩中または平地を移動している時は除かれます。
■積算上昇高度/積算下降高度
・上昇または下降した高度の合計値。
例:上昇の場合、図中の区間1、区間3、区間4における上昇高度の合計値。
下降の場合、図中の区間2における下降高度の合計値。
■データ記録開始高度
・データ記録開始(RECON)高度(図中①)とその時刻。
■消費エネルギー
・データ記録開始(RECON)から現在までの消費エネルギー量。
【ご注意】記録途中に体重を変更した場合は、変更後の重量をもとに消費エネルギーが演算さ
れます。
センサー機能について
4
40
■最高高度/最低高度
・データ記録開始(REC ON)から現在までの最高高度(図中③)と最低高度(図中②)、お
よびその到達時刻。
[高度]
[時間]
現在
区間 1区間2 区間 3区間4
①
③
②
RECON
センサー機能について
4
41

(9)データ記録終了(RECOFF)のしかた
・ボタンⒻを長押ししてください。画 面にHOLdと表示されるので、そのまま約3秒間長押し
してください。R ECOFF状態となり、RECマークが消灯します。
・RECONの状態で24時間を経過すると、自動的にRECOFF状態となり高度の計測を停止
します。この時停止音が鳴ります。この状態でボタンⒻを押すと、R ECOFFの状態で、高 度
の計測を再開します。
・一度RECOFFすると、それまでのデータは記録されます。再 びRECONすると次のデータ
となりますので、すでに記録されたデータは高度記録呼び出しモード→P.45でご確認くださ
い。
RECON RECOFF
ボタンⒻ
長押し
24時間経過
ボタンⒻ
ボタンⒻ
Ⓕ
Ⓕ
Ⓕ
更に押し続け
自動停止 再計測
センサー機能について
4
42
(10)消費エネルギーについて
本製品で表示される登山時の消費エネルギーは
①気候や路面状態等の条件が良好な場合、
②ガイドブック等に記載されている「標準コースタイム」に近いタイムで歩いている場合、
(休憩中など停止している場合も、登山中とみなして消費エネルギーを演算します)
③健康状態が優れている場合、
を想定しており、これらの条件が不利になればなるほど実際の消費量は増加します。
登山の途中で補給が必要な最低値としてお考えください。
【ご注意】消費エネルギーについては高度変化を基に算出します。そのため、平坦な場所で
の長時間歩行や長時間の休憩では、誤差が大きくなる場合があります。また、日
常生活におけるウオーキングやスポーツ時の消費エネルギーは測定できません。
※消費エネルギーの演算方法は下記出典に基づいています。
:登山医学JapaneseJournalofMountainMedicineVol.26:115-121,2006
鹿屋体育大学 山本正嘉、他
※消費エネルギーを算出するために、体重の設定が必要となります。→P.60
このとき、体重と荷物を合わせた重量を設定してください。
※記録中に体重を変更した場合は、変更後の重量をもとに消費エネルギーが演算されます。
センサー機能について
4
43
(11)高度計測の仕組み
・本製品は国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準大気の高度と気圧の関係を使っ
て高度を推定する方法を採用しています。
・あらかじめ高度が分かる場所で高度の補正を行い、そこからの気圧変化量を基に高度差を計
測し、現在の高度として表示します。
図の例では、はじめに登山口等で高度を補正します(200m)。そして移動によって生じた高度
差(400m)を 計測し、補正値と合わせることで、移動後の高度(600m)を表示します。
・気圧の変化を高度に換算しているため、同じ場所で高度を計測しても、気 圧が変化すれば高
度の表示も変わります。
【ご注意】以下の条件下では正しい計測が出来ない場合があります。
・気象条件により、大気圧に変化が生じたとき
・気温の変化が大きいとき
・本製品が強い衝撃を受けたとき
200m
(現在高度=補正値+計測値)
補正
600m
標識など
海面
計測
(400m)
海抜
センサー機能について
4
44
高度記録(ALTI-LOG)呼び出しモードの使いかた
高度記録呼び出しモードでは、高度計(ALTI)モードのデータ記録(REC)機能で記録した
データを見ることができます。
※現在記録中のデータは高度計(ALTI)モードで確認できます。→P.39
・データは最大15回、1回24時間まで保存することができます。
・15データ保存された状態で新たにREC機能で記録を行うと、古いデータから順に消去され
ます。
※記録した内容はノートに書くなどして、控 えを残してください。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒶを押して高度記録呼び出しモードに切り替えてください。
上段に「LOG」と表示したのちに、保存されている中で最も新しいログNoを表示します。
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ログNo.(1〜15)
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:気圧・温度計モードへの切替
ボタンⒷ(長押し):高度記録の全消去
ボタンⒸ:時計機能への切替
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:登山データ表示
ボタンⒻ:ログNo送り
センサー機能について
4
45

記録されているデータについて
■記録日付と所要時間
・上 段にログNo、中段に所要時間、下段に計測した日付を表示します。
※15回分記録可能です。16回目以降は古いデータから順に上書きされ、ログNoが一つずつ繰り上が
ります。(例:N o.15→No.14)
■平均登高スピード(上り/ 下り)
・データ記録中の上り区間(登高スピードが上昇を示した区間)または下り区間(登高スピードが
下降を示した区間)での平均値。
例:上りの場合、図中の区間1、区間3および区間4での登高スピード の平均値。
下りの場合、図中の区間2および区間5での登高スピード の平均値。
・休憩中または平地を移動している時は除かれます。
■積算上昇高度/積算下降高度
・データ記録中に上昇、または下降した高度の合計値。
例:上昇の場合、図中の区間1、区間3および区間4における上昇高度の合計値。
下降の場合、図中の区間2および区間5
における下降高度の合計値。
■
データ記録開始高度/データ記録終了高度
・データ記録の開始高度(図中①)と終了高度
(図中④)、およびその時の時刻。
■消費エネルギー
・データ記録中の消費エネルギー量。
■最高高度/最低高度
・データ記録中の最高高度(図中③)と最低高
度(図中②)、およびその時の時刻。
[標高]
[時間]
区間 1区間2 区間 3区間4 区間 5
①④
③
②
RECON RECOFF
センサー機能について
4
46
(2)データを確認する方法
①はじめに確認するログNoを選択します。
②高度記録呼び出しモードに切り替えたときは最も新しいログNoを表示します。ボタンⒻを
押すごとに一つずつ古いデータを表示します。
更に一つ
古いデータ
…
ⒻⒻ
ⒻⒻ Ⓕ
Ⓕ
※15回分のデータが記録された状態で、新 たにデータ記録を行なうと、最 新のデータが
No.15となり、それ以前のデータは自動的に1つずつログNoが繰り上がります。
(例:No.15→No.14)
センサー機能について
4
47
③確認するデータを選択後、ボタンⒺを押してデータの表示を切り替えます。
④ボタンⒺを押すと、次の順に表示を切り替えます。
・SPEED :平均登高スピード(上りと下り)(交互表示)
・TTL :積算上昇高度と積算下降高度(交互表示)
・BASE/FIN:記録開始高度と記録終了高度、その時刻(交互表示)
・KCal :消費エネルギー
・MAX/MIN:最高高度と最低高度、到達時刻(交互表示)
※登高スピードと積算高度表示では3桁を超える表示は右側へ一文字シフトして表示します。
※登高スピード、積算高度の表示では左側のガイダンス(▲)がアニメーションで上昇・下降を表示します。
ログNo.
所要時間 月日
記録開始高度
記録終了高度
最高高度
最低高度
消費エネルギー積算上昇高度
平均登高スピード(上り)
ⒺⒺⒺ Ⓔ Ⓔ Ⓔ
平均登高スピード(下り)
積算下降高度
交互表示交互表示交互表示 交互表示
センサー機能について
4
48
(3)データを消去する方法
全ての高度記録を一括消去することができます。
個別のデータ消去を行うことはできません。
・ボタンⒷを押すと、消 去の確認画面(CLR?)が表示されます。
そのまま4秒間ボタンⒷを押し続けると、確認音が鳴り高度記録消去が完了します。
※高度計モードにおいてデータ記録中(RECON)は、高度記録の消去を行うことができません。
※15データ記録後、次 の記録を行うと、古いデータから順に消去されます。
高度記録表示中
高度記録がすべて消去された状態消去の確認画面
ピー♪(確認音)
Ⓑ
Ⓑ
そのまま
4秒間押続け
センサー機能について
4
49

気圧・温度計(BARO)モードの使いかた
気圧と温度を計測し、表示します。
上段は1時間毎に自動計測した気圧の傾向をグラフで表示します。
中段には気圧、下段には温度を表示します。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒶを押して気圧・温 度計モードに切り替えてください。
上段に「BARO」と表示したのちに、現 在の気圧・温 度と気圧傾向グラフを表示します。
【ご注意】温度計は体温や直射日光の影響を受けます。外気温を測定する場合は、時計を腕か
ら外し、しばらくしてから直射日光の当たらないところで計測してください。
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:方位計モードへの切替
ボタンⒷ:なし
ボタンⒸ:時計機能へ切替
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:なし
ボタンⒻ:気圧・温度計測
※表示例の単位は初期設定の状態です。
センサー機能について
4
50
(2)表示の説明
※温度の計測結果が計測範囲を超えた場合は「−−」と表示されます。
※気圧はどのモードを表示していても計測を行いますが、充 電量が低下し、電池マークが()に なる
と計測を停止します。
※気圧傾向を表すドット は縦1ドット あたり1hPa(0.03inHg)、横1ドットあたり1時間を表します。
横方向に21ドット表示し、過 去20時間分の気圧傾向が分かります。また縦5ドット分の気圧傾向が分
かります。
※高度が変化すると気圧も変化します。上 り下りしながらの気圧計測では、正 しく傾向を計測することは
できません。
山小屋など高度に変化がないところで 計測し、気圧傾向をご利用ください。
気圧傾向グラフ:1時間毎に気圧を自動計測し気圧変化の傾向を
グラフで表示します。
現在気圧:自動計測もしくは手動計測した気圧を表示します。
表示単位:1hpa、0.01inHg
計測範囲:300〜1100hpa、8.85〜32.48inHg
現在温度:表示単位:1℃、1℉
計測範囲:ー10〜60℃、ー14〜140℉
センサー機能について
4
51
(3)気圧・温度の再計測のしかた
・気圧・温 度計モードに切り替えた後、気 圧と温度を計測し計測結果を20秒間表示します。
20秒が経過すると、「−−−−」が 表示されます。
・再 度計測を行うときは、ボタンⒻを押してください。
※再計測による計測結果は、気圧傾向グラフには反映されません。
計測停止状態
Ⓕ
※気圧が下降傾向の時は天気は下り坂( 例1)、上 昇傾向の時は天気が回復傾向( 例2)にあります。
※大きな高度差の生じる移動および急激な天気、温 度変化などによって気圧が大幅に変化すると、過 去
の気圧データがグラフ表示領域からはずれて、表示外となることがあります。(例3)
例2:上昇傾向にあるとき例1:下降傾向にあるとき例3:表示外となる場合
センサー機能について
4
52
方位計(COMP)モードの使いかた
時計の12時位置が向いている方位と角度、および真北の方向を確認することができます。
外周のグラフィックで北を示し、上段に16方位を、中段に方位角を表示します。
地理上の真北を指すための磁気偏角補正機能があります。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒶを押して方位計モードに切り替えてください。上 段にCOMPと表示したのち、方位
計測を開始し20秒間方位を表示します。
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:セットモードへの切替
ボタンⒷ(長押し):磁気偏角補正状態に切替
ボタンⒸ:時刻表示へ切替
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:なし/プラス修正
ボタンⒻ:方位計測/マイナス修正
センサー機能について
4
53

(2)方位の測りかた
・時 計を水平にして、時計の12時側を測りたい方向にむけて、ボタンⒻを押します。
方位計測状態
計測したい方向
Ⓕ
※方位計測は2秒ごとに
20秒間行います。
Ⓕ
(3)方位を計測する際の注意点
強い磁気を発生するものの近くでは正しく方位を計測することができません。
次のようなものからは離れたところでご使用ください。
例)磁気ネックレス等の永久磁石、金属製のドア、高圧線、架線、テレビや冷蔵庫等の電気
製品
また、電車や飛行機、自動車などの乗り物の中では正しく計測することができません。
室内、特に鉄筋の建物内では正しく計測することができません。
北極や南極に近いところでは計測誤差が大きくなる場合があります。
センサー機能について
4
54
(4)表示の説明
NW
315°
0°
WNW
W
WSW
SW
SSW
S
SSE
SE
ESE
E
ENE
NE
NNE
N
NNW
方位計測状態
(北)
計測したい方向
・方位表示は時計の12時方向が向いている方角で
アルファベットの16方位で表します。
(この例は北西(NW)を示しています。)
※磁北や北極、磁南や南極に近いところでは計測誤差が
大きくなります。
・グラフィック(▲▲▲)で北の方角を示します。
・方位角表示は北の方角から時計回りに時計の
12時方向までの角度を示します。
・3段目の表示は現在の時刻を表示します。
方位角表示
(5)磁北と真北について
・地 球には地磁気があり、磁石のN極とS極同様に磁北と磁南があります。
・磁気コンパスは地球の地磁気により磁北、磁南を指し示すことができますが、磁北と地図上
の真北、磁南と真南ではズレがあり、そのズレ量は地域によって異なります。
・磁気コンパスで計測した方位を補正することで、真北や真南に変換することができます。
各地域のズレを磁気偏角と呼び、磁気偏角分を補正することで真北や真南が分かります。
・磁気偏角補正値は地図や国土地理院のHPで知ることができます。
センサー機能について
4
55
(6)磁気偏角補正のしかた
磁気コンパスで計測した磁北を真北と一致させるために、磁気偏角を入力します。
補正値は計測する緯度経度により異なりますので、地図や国土地理院のHPなどに示された磁
気偏角補正値をセットしてください。例えば日本国内でも地域によって 4〜9度 程度の差があ
ります。
※本製品の時刻・カレンダー合わせで選択されている都市の磁気偏角値が予めセットされています。
(ワールドタイムモードで選択した都市とは連動していません)
①方位計測状態もしくは方位計測停止状態からボタンⒷを長押しして磁気偏角補正状態
(DECLIn)に切り替えます。
②ボタンⒺとボタンⒻで磁気偏角補正値を変更します。
ボタンⒷ
長押し
方位計測停止状態
磁気偏角補正状態
ボタンⒷ
Ⓑ
ボタンⒺ:西偏プラス修正
Ⓔ
ボタンⒻ:東偏プラス修正 Ⓕ
時刻設定の都市設定が
東京の例
・
ボタンⒺとボタンⒻを同時に押すと設定都市の初期補正値に戻ります。
※ボタン操作によって補整値を初期値に戻しても上段の表示は「DECLIn」表示のままです。
補正値を修正すると
都市記号はDECLIn
と表示します。
センサー機能について
4
56
No. 表記 都市/山 名 磁気偏角補正値[°] No. 表記 都市/山 名 磁気偏角補正値[°]
1 GMT グリニッジ標準時 023 HKG ホンコン W2
2 LON ロンドン W2 24 BJS 北京 W6
3 PAR パリ W1 25 SEL ソウル W8
4 BER ベルリン E3 26 MtFuji 富士山 W6
5 ATH アテネ E3 27 TYO 東京 W7
6 CAI カイロ E4 28 ADL アデレード E8
7 MtKili キリマンジャロ山 029 MtKos コジオスコ E12
8 JED ジッダ E3 30 SYD シドニー E13
9 THR テヘラン E4 31 NOU ヌーメア E12
10 MOW モスクワ E10 32 WLG ウェリントン E22
11 MtElb エルブルス山 E6 33 HNL ホノルル E10
12 DXB ドバイ E2 34 MtMcK マッキンリー山 E19
13 KBL カブール E3 35 ANC アンカレッジ E19
14 KHI カラチ E1 36 LAX ロサンゼルス E13
15 DEL デリー E1 37 DEN デンバー E9
16 KTM カトマンズ 038 CHI シカゴ W3
17 MtEvK エベレスト山(ネパール側) 039 MtVin ヴィンソン・マシフ山 E40
18 DAC ダッカ W1 40 NYC ニューヨーク W13
19 RGN ヤンゴン W1 41 SCL サンティアゴ E3
20 BKK バンコク W1 42 MtAco アコンカグア山 E2
21 LXA ラサ 043 RIO リオデジャネイロ W22
22 MtEvL
エベレスト山(中国チベット自治区側)
044 PDL アゾレス諸島 W10
※上記の磁気偏角補正値は、理化年表 平成25年版 地218(794)〜地220(796)、地212(798)を参考
に記載しています。
センサー機能について
4
57

(7)磁気キャリブレーション(磁気補正)のしかた
・本製品は強い磁場環境におかれた場合、磁北の検出が不正確になり、正しい方位を表示でき
ない場合があります。その場合は下記の手順で磁気補正を行ってください。
【ご注意】永久磁石や家電製品、携帯電話の近くでは正しくキャリブレーションが出来ないこ
とがあります。キャリブレーションを行うときは、時計を水平に保ってください。
①方位計モードの状態からボタンⒷを長押しして磁気偏角補正状態に切り替えます。
②磁気偏角補正状態からボタンⒸを押して磁気キャリブレーション状態にします。このとき上
段に「CALIB」と表示します。
③ボタンⒻを押してキャリブレーションを開始します。グラフィック(▲▲▲)の方向が常に同
じ向きになるように、本体をゆっくり回します。
①②③
Ⓒ
Ⓕ
センサー機能について
4
58
④グラフィック(▲▲▲)の移動に合わせて、本製品を左周りに一周回転させます。およそ 16
秒かかります。
⑤キャリブレーションが成功すると「PASS」と表示します。ボタンⒸを押すと、磁気偏角補
正状態に戻ります。
⑥また、正しく調整できなかった場合は「 Err」と表示されます。その場合はボタンⒸを押して
磁気偏角補正状態に戻し、再度②から行ってください。
【ご注意】保管場所について
本製品が磁気を帯びた場合、正しい方位を計測できなくなる場合があります。永久
磁石(磁気ネックレスなど)や家電製品(テレビ、パソコン、冷蔵庫など)や携帯電
話などの強い磁気を帯びたものの近くに置かないでください。
Ⓑ
ⒸⒸ
⑤⑥④
センサー機能について
4
59
ボタンⒸ
交互表示
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
ボタンⒶ:高度計モードへの切替
ボタンⒷ(長押し):体重・単位設定状態に切替
/セットモードへ戻る(修正時)
ボタンⒸ:時計機能へ切替/修正項目の選択(修正時)
ボタンⒹ:内部照明の点灯
ボタンⒺ:なし/プラス修正
ボタンⒻ:なし/マイナス修正
体重と単位の設定について
セットモード では、消費エネルギーを計算するために必要な体重と、各センサー機能で計測し
た値を表示する際の単位を設定することができます。
【ご注意】登山前には体重と単位を必ず設定してください。
体重は荷物と合わせた重量を入力してく ださい。消費エネルギーを計算するために必要です。
【ご注意】記録中に体重を変更した場合は、変更後の重量をもとに消費エネルギーが演算され
ます。
(1)ボタンの名称とはたらき
・ボタンⒶを押してセットモードにしてください。
セット(SET)モードの使いかた
(2)設定されている体重の確認のしかた
・セットモードに切り替えた画面には現在設定されている体重が表示されます。
センサー機能について
4
60
(3)体重と単位の合わせかた
①セット モードでボタンⒷを長押しすると「体重と単位合わせ」状態になります。
②ボタンⒸを1回押すごとに修正項目がかわりますので、合わせたい項目を選びます。
③ボタンⒺ、Ⓕを押して、体重のセット、および単位のセットを行います。
出荷時の設定: 体重 60(㎏) ※設定範囲:2 0〜400
単位 (体重)㎏
単位U-1(高度)m
単位U-2(気圧)hPa
単位U-3(温度)℃
単位U-4(消費エネルギー) kcal
体重 ⒸⒸ
単位
(体重)
kg/lb
単位
(高度)
m/ft
単位
(気圧)
hPa/inHg
単位
(温度)
℃/°F
単位
(消費エネルギー)
kcal/kJ
ⒸⒸⒸ
表示例1:体重 表示例2:単位(体重) 表示例3:単位(高度)
Ⓔ
Ⓕ
Ⓒ
センサー機能について
4
61

④設定が終了したら、ボタンⒷを押してください。セットモードに戻ります。いずれの項目から
でも戻ることができます。
操作が2〜3分行われないときは自動で戻ります。
※本説明書の表示例では単位を㎏(体重)、m(高度)、hPa(気圧)、℃(温度)、kcal(消費エネルギー)
に統一しております。
※単位を変更しても体重の自動換算はしません。
〈参考〉
単位の換算式
・1[ ㎏]=1[lb]÷2.2
・1[m]=1[ft]÷3.28084
・1[ hPa]=0.02953×1[inHg]
・1[ ℃]=(1[ °F]−32)÷1.8
・1[ kcal]=1[ kJ]÷4.184
センサー機能について
4
62
●日ごろからこまめにお手入れしてください
・水分や汗、汚れはこまめに柔らかい布でふき取るように心がけてください。
・海水につけた後は、必ず真水でよく洗ってからふき取ってください。
その際、直接蛇口から水をかけることは避け、容器に水をためるなどしてから
洗ってください。
※「非防水」、「日常生活用防水」の場合は、おやめください。
→性能と型式について P.66 防水性能について P.64
お手入れについて
5
ご注意いただきたいこと
63
お買い上げいただいた時計の防水性能を
下記の表でご確認の上ご使用ください。
(「 P.66」を ご覧ください)
裏ぶた表示防水性能
防水性能表示なし 非防水です。
WATERRESISTANT 日常生活用防水です。
WATERRESISTANT
5BAR 日常生活用強化防水で5気圧防水です。
WATERRESISTANT
10(20)BAR 日常生活用強化防水で 10(20)気圧防水です。
防水性能について
5
ご注意いただきたいこと
64
お取扱方法
水滴がかかったり、汗を多くかく場合には、使用しないで下さい。
日常生活での「水がかかる」程度
の環境であれば使用できます。
水泳などのスポーツに使用できます。
空気ボンベを使用しないスキンダイビングに使用できます。
水泳には使用しないで下さい。
警告
5
ご注意いただきたいこと
65

性能と型式について
※上の図は例であり、お買い上げいただいた時計とは異なる場合があります。
型式番号
お客様の時計の
種類を示す番号
防水性能
P.64
を参照してください
時計の裏ぶたで性能と型式の確認ができます
S822-0AA0
MADEINCHINA
A0
5
ご注意いただきたいこと
66
バンドは直接肌に触れ、汗やほこりで汚れます。そのため、お手入れが悪いと
バンドが早く傷んだり、肌のかぶれ・そで口の汚れなどの原因になります。
長くお使いになるためには、こまめなお手入れが必要です。
●金属バンド
・ ステンレスバンドも水や汗・汚れをそのままにしておくと、さびやすくなります。
・ 手入れが悪いと、かぶれやワイシャツのそで口が黄色や金色に汚れる原因になります。
・水や汗・汚 れは、早めに柔らかな布でふき取ってください。
・バンド のすき間の汚れは、水で洗い、柔らかな歯ブラシなどで取り除いてください。
(時計本体は水にぬれないように、台所用ラップなどで保護してください。)
残った水分は柔らかな布でふき取ってください。
・チタンバンドでも、ピン類には強度に優れたステンレスが使用されているものがあり、
ステンレスからさびが発生することがあります。
・さびが進行すると、ピンの飛び出しや抜けが発生し、時計を脱落させてしまうことが
あります。また、逆に中留が外れなくなることがあります。
・万が一、ピンが飛び出している場合は、けがをするおそれがありますので、ただちに
使用をやめて修理をご依頼ください。
バンドについて
5
ご注意いただきたいこと
67
●皮革バンド
・ 水や汗、直射日光に弱く、色落ちや劣化の原因になります。
・
水がかかったときや汗をかいた後は、すぐに乾いた布などで、吸い取るように軽くふいてください。
・直接日光にあたる場所には放置しないでください。
・色の薄いバンドは、汚れが目立ちやすいので、ご使用の際はご注意ください。
・
時計本体が日常生活用強化防水 10(20)気圧防水になっているものでも、アクアフリー
バンド以外の皮革バンドは、水泳・水仕事などでのご使用はお控えく ださい。
●ポリウレタンバンド
・ 光で色があせたり、溶剤や空気中の湿気などにより劣化する性質があります。
・ 特に半透明や白色・淡い色のバンドは、他の色を吸着しやすく、また変色をおこします。
・
汚れたら水で洗い、乾いた布でよくふき取ってください。
(時計本体は水にぬれないように、台所用ラップなどで保護してください。)
・
弾力性がなくなったら取り換えてください。そのまま使い続けるとひび割れが生じバンドが切れやすくなります。
●シリコンバンド
・材料の特性上、バンドに汚れがつきやすく、しみこんだりして、変色を生じることがあります。
汚れた場合は、ぬれた布やウェットクリーニングティッシュ等ですぐにふきとってください。
・
他の材料に比べ、亀裂が生じた場合そこから切れてしまう恐れがあります。先の鋭い刃物などで傷つけない様、ご注意ください。
バンドサイズの
めやすについて
かぶれやアレルギー
について
バンドによるかぶれは、金属や皮革が原因となるアレルギー反応や、汚れ、もしくはバン
ドとのすれなどの不快感が原因となる場合など、いろいろな発生原因があります。
バンドは多少余裕をもたせ、通気性をよくしてご使用ください。
時計をつけた状態で、指一本入る程度が適当です。
5
ご注意いただきたいこと
68
使用電源について
この時計には、一 般の酸化銀電池とは異なる専用の二次電池を使用しています。
二次電池とは、乾電池やボタン電池のような使い捨ての電池とは異なり、充電と
放電をしながら繰り返し使用可能な電池です。
長期的な使用や使用環境により、容量や充電効率が少しずつ低下する場合があります。
また、長期間使用すると、機械部品の磨耗や汚れ、潤滑油の劣化等によって 持続
時間が短くなる場合があります。性能が低下し始めたら修理にお出しください。
■二次電池交換時のご注意
・二次電池は取り出さないでください。
二次電池の交換には専門知識・技能が必要ですので、お買い上げ店にご依頼
ください。
・一般の酸化銀電池が組み込まれると、破裂、発熱、発火などのおそれが
あります。
警告 5
ご注意いただきたいこと
69

※フル充電までの所要時間については「 充電にかかる時間のめやす P.15」を参照してください。
フル充電までの所要時間を超えて充電しても、時計が破損することはありません。
二次電池がフル充電になると、それ以上充電されないように、自動的に過充電
防止機能がはたらきます。
※過充電防止機能
■充電時のご注意
・充電の際、撮影用ライト 、スポットライト 、白熱ライト(球)などに、近づけ
過ぎると、時計が高温になり内部の部品等が損傷を受けるおそれがありますので
おやめください。
・太陽光にて充電する際も、車のダッシュボード 等では、かなりの高温となり故障の
原因となる場合がありますので、おやめください。
・時計が 50℃以上にならないようにしてください。
警告
5
ご注意いただきたいこと
70
・ 修理や点検調整のための分解掃除( オーバーホール)の際は、お買い上げ店、
または弊社お客様相談窓口にご依頼ください。
・ 保証期間内に不具合が生じた場合は、必ず保証書を添えてお買い上げ店へ
お持ちください。
・ 保証内容は保証書に記載したとおりです。
保証書をよくお読みいただき、大切に保管してください。
・ 保証期間終了後については、修理によって機能が維持できる場合には、
ご要望により有料修理させていただきます。
●保証と修理について
アフターサービスについて
・ この時計の補修用性能部品の保有期間は通常 7年を基準としています。 補修用性能
部品とは、時計の機能を維持するために必要な修理用部品です。
・ 修理の際、外観の異なる代替部品を使用させていただくことがありますので、あら
かじめご了承ください。
●補修用性能部品について
5
ご注意いただきたいこと
71
・ 長くご愛用いただくために、3 年〜4年に1度程度の点検調整のための分解掃除
(オーバーホール)をおすすめします。
ご使用状況によっては、漏液により表示消えが生じることがあります。
またパッキンなどの部品の劣化が進み、汗や水分の浸入などで防水性能が損なわれ
る場合があります。
点検調整のための分解掃除( オーバーホール)は、「純正部品」とご指定の上、
お買い上げ店にご依頼ください。その際、パッキンやばね棒の交換もあわせて
ご依頼ください。
・ 点検調整のための分解掃除(オーバーホール)の際には、ムーブメント交換となる
場合もあります。
●点検調整のための分解掃除( オーバーホール)について
5
ご注意いただきたいこと
72
ライト( 内部照明)として使用されているエレクトロルミネッセンス(EL)パネルは、電池
の電圧が低くなると、輝度(明るさ)が 低下します。また、E Lパネルは発光時間の経過と
共に、徐々に輝度が減衰する特性を持って います。
ELパネルの輝度は、点灯時間の累積で約120時間経過すると半減します。使 用中にライ
トが暗くなったときは、まず十分に充電してください。十分に充電しても暗すぎる場合は、
ELパネルの交換となります。お買い上げ店に交換をお申しつけください。有料にて申し受
けます。
この時計の液晶パネルは、7年を過ぎるとコントラストが低下したり、数字が読みにくく な
ります。お買い上げ店に交換をお申しつけください。有料にて申し受けます。
●ライト(EL:エレクトロルミネッセンス)について
●液晶パネルについて 5
ご注意いただきたいこと
73

こんなときは
こんなときには 回答
参照ページ
時計が表示されなくなった 電池残量が少なくなりました。時計に光を当てて充
電してください。 P.14
時計の時刻がずれた
ホーム都市の設定を確認してください。また、サマータイム
がONになっていると、時刻表示は1 時間早くなります。
P.21
アラームが鳴る が点灯している場合、3 つのアラームのいずれか
がON になっています。 P.28
高度の測定方法は
高度は気圧からの変換計算で求めています。そのため、気圧
の変化によって、高度の数値が変化する場合があります。
P.44
正確な高度が計測できない
高度を計測するときは、できるだけ時計の温度を一
定に保ってください。また気圧の変化によって、同じ
場所でも高度の測定結果が異なる場合があります。
P.34
高度記録呼び出しモード
に、見たいデータが無い
最大15 データまで保存することができますが、15 デー
タを過ぎると、古いデータから自動的に消去されます。最
新のデータがNo.15 となり、それ以前のデータはログNo
がひとつずつ繰り上がります。(例:No.15 →No.14)
P.45
ログの日付がずれている 高度記録の日付や時間は、ホーム都市の日時をもと
に記録されます。 P.21
困ったときは
6
74
こんなときには 回答
参照ページ
正確な温度が計測できない 時計を腕に装着している場合、温度計は体温の影響
を受けます。外気温を測定する場合は、時計を腕か
ら外し、しばらくしてから計測してください。
P.50
気圧のグラフィックが
とんでいる消えた
グラフィックは縦方向の表示範囲が限られているた
め、大きな気圧の変動があった場合や、エレベーター
で移動した時などは、部分的にグラフィックが表示
されない場合があります。
また、スリープ状態になると、グラフィックは消去し
ます。
P.18
P.52
正しい方位が
計測できない
電車、飛行機などの乗り物の中や、室内、特に鉄筋コ
ンクリート構造の建物内では正確な計測ができませ
ん。地磁気を乱すもののない屋外でご使用ください。
P.54
方位が変わらない 時計が磁化されてしまった恐れが有ります。磁気
キャリブレーションを行なってください。 P.58
磁気偏角補正値がわからない
より詳しい偏角を知るには
ほとんどの地形図には偏角の情報が記載されていま
す。またインターネットで調べる事もできます。
P.56
困ったときは
6
75
万が一、異常な動きになったときは、システムリセット をすることで正常に機能する様になりま
す。
①ボタンⒶ、Ⓒ、Ⓓ、Ⓕを同時に長押しし、表示が消えたら離します。
②リセットされます。
表示がない状態から復帰すると、時刻・カ レンダーモードの時刻表示になります。
時刻、カレンダーは2014 年1月1日、午前12時00分からカウントを始めます。
正しい時刻で使っていただくためにシステムリセット後は時刻合わせを行ってください。
※復帰後は、ホームタイム は日本時間( 都市コード:TYO)になります。単位は初期値に戻ります。
DA
T
A
ボタンⒸ
ボタンⒷ
ボタンⒶ
ボタンⒹ
ボタンⒺ
ボタンⒻ
システムリセットのしかた
困ったときは
6
76
製品仕様
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