Sony SX-1062 User manual

1996 by Sony Corporation
3-856-362-01 (1)
取扱説明書 2ページ
お買い上げいただきありがとうございます。
警告
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱
いかたを示しています。この取扱説明書をよくお読みのうえ、製品を安
全にお使いください。お読みになったあとは、いつでも見られるところ
に必ず保管してください。
SX-1062
SX-9133
SXA-33
SX-2130
SXA-75
Infrared Conference
System
Operating Instructions Page 26
Before operating the unit, please read this manual thoroughly and retain it for future
reference.

2
ソニー製品は正しく使用すれば事故が起きないよう、安全には充分配慮して設計
されています。しかし、電気製品は、まちがった使いかたをすると、火災や感電な
どにより死亡や大けがなど人身事故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
4〜6ページの注意事項をよくお読みください。製品全般の安全上の注意事項が記
されています。
14ページの「使用上のご注意」もあわせてお読みください。
定期点検をする
長期間、安全にお使いいただくために、定期点検を行うことをおすすめします。点
検の内容や費用については、お買い上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓
口にご相談ください。
故障したら使わない
すぐに、お買い上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
警告表示の意味
この取扱説明書および製品で
は、次のような表示をしていま
す。表示の内容をよく理解して
から本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
警告
注意
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがありま
す。
注意を促す記号
注意
感電
火災
行為を禁止する記号
禁止
分解禁止
行為を指示する記号
/
•煙が出たら
•異常な音、においがした
ら
•内部に水、異物が入った
ら
•製品を落としたり、キャ
ビネットを破損したとき
は
1電源を切る。
2電源コードや接続ケーブルを抜く。
3お買い上げ店またはソニーの業
務用製品ご相談窓口に連絡する。
安全のために
強制
プラグをコン
セントから抜く

3
目次
警告
....................................................................................................................................... 4
注意
....................................................................................................................................... 5
電池についての安全上のご注意 .................................................................................................6
概要 ............................................................................................................................................... 7
システムの特長...................................................................................................................... 7
システムの構成...................................................................................................................... 8
各部の名称と働き ........................................................................................................................9
赤外線送信機SX-1062 ........................................................................................................... 9
赤外線小型輻射機SX-9133 ................................................................................................. 11
赤外線インターフェースユニットSXA-33 ....................................................................... 11
赤外線受信機SX-2130 ......................................................................................................... 12
充電器SXA-75 ...................................................................................................................... 13
準備 ............................................................................................................................................ 14
使用上のご注意.................................................................................................................... 14
システムの接続例................................................................................................................ 15
システムのテスト................................................................................................................ 18
赤外線受信機の準備............................................................................................................ 19
参加者（傍聴者）の操作—赤外線受信機の使いかた ........................................................ 22
トラブル時の対処 ..................................................................................................................... 23
仕様 ............................................................................................................................................ 24
保証書とアフターサービス......................................................................................................25
日
本
語

4
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の原因となります。次の項目を必ずお守りく
ださい。
•設置時に、製品と壁やラック（棚）などの間に、はさみ込んだりしない。
•電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
•重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
•熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
•電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
万一、電源コードが傷んだら、お買い上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓
口に交換をご依頼ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所には設置しない
上記のような場所に設置すると、火災や感電の原因となります。
この取扱説明書に記されている仕様条件以外の環境での使用は、火災や感電の
原因となります。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、電源コードや接続ケーブル
を抜いて、お買い上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓口にご相談くださ
い。
内部を開けない
内部には電圧の高い部分があり、キャビネットや裏ぶたなどを開けたり、改造した
りすると、火災や感電の原因となります。内部の調整や設定、点検、修理は、お
買い上げ店またはソニーの業務用製品ご相談窓口にご依頼ください。
警告
火災 感電
火災 感電
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
禁止
プラグをコン
セントから抜く
禁止
禁止
分解禁止

5
ぬれた手で電源プラグをさわらない
ぬれた手で電源プラグを抜き差しすると、感電の原因となることがあります。
接続の際は電源を切る
電源コードや接続ケーブルを接続するときは、電源を切ってください。感電や故障
の原因となることがあります。
指定された電源コード、接続ケーブルを使う
付属の、あるいは取扱説明書に記されている電源コード、接続ケーブルを使わな
いと、感電や故障の原因となることがあります。
通風孔をふさがない
通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災や故障の原因となることがあります。風
通しをよくするために次の項目をお守りください。
•壁から10cm以上離して設置する。
•密閉された狭い場所に押し込めない。
•毛足の長い敷物（じゅうたんや布団など）の上に設置しない。
•布などで包まない。
•あお向けや横倒し、逆さまにしない。
不安定な場所に設置しない
ぐらついた台の上や傾いたところなどに設置すると、倒れたり落ちたりしてけがの
原 因となることがあります。
また、設置・取り付け場所の強度を充分にお確かめください。
重い製品の運搬は二人以上で
重量のある機器の開梱・運搬は、けがを防ぐため、必ず二人以上で行ってくださ
い。
移動させるときは電源コード、接続ケーブルを抜く
接続したまま移動させると、電源コードや接続ケーブルが傷つき、火災や感電の
原 因となることがあります。
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
禁止
注意
注意
注意
禁止
禁止
注意
注意

6
転倒、移動防止の処置をする
大型の製品をラックに取り付け・取りはずしをするときは、転倒・移動防止の処置
をしないと、倒れたり、動いたりし て、けが の 原 因となることがあります。
安定した姿勢で注意深く作業してください。
また、ラックの設置状況、強度を充分にお確かめください。
製品の上に乗らない、重いものを載せない
倒れたり、落ちたり、壊れたりして、けがの原因となることがあります。
お手入れの際は、電源を切って電源プラグを抜く
電源を接続したままお手入れをすると、感電の原因となることがあります。
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。。
注意
禁止
禁止
プラグをコン
セントから抜く
危険
高温
破裂
ここでは、赤外線受信機内蔵のリチウムイオン電池についての注意事項を記載し
ています。
万一、異常が起きたら
煙が出たら
1機器の電源スイッチを切るか、充電器の電源プラグを抜く。
2ソニーのサービス担当者に連絡する。
下記の注意事項を守らないと、破裂・発火・発熱・液漏れによ
り、死亡や大けがになることがあります。
充電には、本システム専用の充電器を使用する。
充電の仕方については、取扱説明書をよくお読みください。
下記の注意事項を守らないと、破裂・発熱・液漏れにより、死
亡や大けがなどの人身事故になることがあります。
•所定の充電時間を超えても充電が完了しない場合は、充電をやめる。
•電池使用中や充電、保管時に異臭がしたり、発熱・液漏れ・変色・変形などが
あったときは、すぐに使用や充電をやめ、火気から遠ざける。
漏液、発熱、発火、破裂、誤飲などを避けるため、下記の注意事項を必ずお守りください。
電池についての安全上のご注意
警告
破裂 高温

7
概要
システムの特長
赤外線会議システムでは、3 チャンネルまたは 6 チャンネルの音声
を会議場またはその他の場所などに置かれた赤外線輻射機に送
り、会場にいる人は、赤外線受信機でこれを受信し、テレビ画面を
見ながら説明を聞くことが できます。同時通訳システムと組み合わ
せれば、小規模な国際シンポジウムや、多言語によるパネルディス
カッションなどに幅広く対応できます。
本システムを構成する機器はワイドレンジ電源方式（AC90V〜
264V）を採用していますので、世界中どこでも使用できます。
システムは、次の機器で構成されています。
•赤外線送信機SX-1062
—音声信号を75Ω同軸ケーブルで最長200mまで離れている
赤外線小型輻射機まで赤外線インターフェースユニットを介
して送信する装置です。
—音声の送信には、赤外線到達距離が使用チャンネル数に影
響されないPPM（PulsePositionModulation）方式を採用
しています。
—前面の3CH/4GP•6CH/2GPスイッチを切り換えることにより、
2つまたは4つの会場に音声を送信できます。1台の赤外線
送信機で複数台の赤外線送信機として使用できますので、2
つまたは4つの会議システムを構成することができます。
—裏面のRADIATOR端子1つにつき、赤外線インターフェース
ユニットを介して赤外線小型輻射機を最大5台接続できます。
—別売りのラックマウント取り付け金具を使用してラックに搭載
できます。
•赤外線小型輻射機SX-9133
—赤外線インターフェースユニットから送られてきた音声を、赤外
線を使用して会場内の赤外線受信機に送る装置です。
—小型軽量で大出力です。
—電源は同軸ケーブルで音声信号とともに赤外線インター
フェースユニットSXA-33から送られてきます。DC重畳DC駆
動です。
•赤外線インターフェースユニットSXA-33
—赤外線送信機SX-1062と赤外線小型輻射機SX-9133との間
に設置し、赤外線送信機からPPM信号を入力し、会場内の
赤外線小型輻射機にPPM信号と電源を送り出しています。
― 壁面にネジ止めできます。コンパクトで設置場所を選びませ
ん。
•赤外線受信機SX-2130
—赤外線小型輻射機からの音声を受信する装置です。
—リチウムイオンバッテリーを採用しているので、約1000回繰り
返し充電して使用できます。1回の充電で連続22時間使用
できます。
—胸ポケットなどに 簡 単に つ けられるクリップがついています。
また、付属のストラップを使って首にかけても使用できます。
•充電器SXA-75
—赤外線受信機に内蔵するリチウムイオンバッテリーを充電する
充電器です。
—50台の赤外線受信機を5時間で充電できます。
—赤外線受信機が17台以下の場合は、約2時間の急速充電
が可能です。
—充電状態を3個のランプ（HIGH、MED、LOW）で確認でき
ます。

8
各部の名称と働き
システムの構成
国際会議を始め、多言語による国際シンポジウム、講演会などに
幅広く対応できます。また、モニターやVTRなどと組み合わせてガ
イドシステムを構成できます。展示場にいる人は画面を見ながら説
明を聞いていくことが できます。
本会議システムとコントロールコンソール、通訳者ユニットなどを組
み合わせた国際会議での使用例を以下に示します。
会議場
赤外線小型輻射機
SX-9133
赤外線会議システム
充電器SXA-75
コントロールコンソール
議長／参加者ユニット
通訳者ユニット
赤外線輻射機SX-9133
赤外線インターフェースユニット SXA-33
赤外線送信機SX-1062
参加者ユニット
議長ユニット
赤外線受信機SX-2130
赤外線受信機SX-2130
概要

9
各部の名称と働き
前面パネル
赤外線送信機SX-1062
ORG
OVER
3CH/4GP
6CH/2GP
LOW
NORMAL
RESET
POWER
24
ORG 246810 ORG 246810
ORG 24ORG 24ORG 24
TEST
ON
ON
OFF
OFF
AC IN
4 2 ORG4 2 ORG4 2 ORG 4 2 ORG
46810 2 ORG 46810 2 ORG
D
NONE
RADIATOR
AUDIO CHANNEL INPUT
3CH SYSTEM
6CH SYSTEM
3CH SYSTEM
6CH SYSTEM
F
F
C
DC
B
NONE E
E
A
BA
7TEST ON/OFFスイッチ 8TESTスイッチ 9RESETスイッチ
!¡ AUDIO CHANNEL INPUT端子
0RADIATOR端子
!™ AC IN端子
後面パネル
33CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチ
本機が使用できるチャンネル数および本機から送ることができる会
場（またはグループ）数を選択します。
3CH/4GP：3か国語を4つの会場に送るとき。
6CH/2GP：6か国語を2つの会場に送るとき。
6LOWランプ
2POWERスイッチ
33CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチ
4OVERランプ
5NORMALランプ
1POWERランプ
1POWER（電源）ランプ
電源を入れると点灯します。
2POWER（電源）スイッチ
本機の電源を入／切します。

10
各部の名称と働き
4OVER（過入力表示）ランプ
後面パネルのAUDIOCHANNELINPUT端子!¡から入力された
信号のレベルが高すぎる場合に赤色に点灯します。
点灯したときは、入力信号側の機器の音量を、このランプが消灯
するまで下げてください。
5NORMAL（適正入力表示）ランプ
後面パネルのAUDIOCHANNELINPUT端子!¡から適正レベ
ルの信号が入力された場合に緑色に点灯します。
6LOW（入力不足表示）ランプ
後面パネルのAUDIOCHANNELINPUT端子!¡から入力された
信号のレベルが低い場合に緑色に点灯します。
点灯したときは、入力信号側の機器の音量を、このランプが消灯
するまで上げてください。
7TEST ON/OFFスイッチ
システムの動作確認用テストモードを選択します。
TEST ON：システムの動作確認をするときにこの位置にしま
す。
TEST OFF：テストモードが解除されます。通常はこの位置で
使用します。
8TEST（テスト）スイッチ
TESTON/OFFスイッチ 7をTESTONの位置で、本スイッチを
押すとシステムの動作確認用のテスト信号が後面パネルの
RADIATOR端子0から出力されます。テストしたいチャンネルに
相当するスイッチを押してください。外部からの入力信号は切れ、
ランプが点灯し、テスト信号が出力されます。
テスト信号はチャンネルにより周波数が異なります。
9RESET（解除）スイッチ
動作状態にあるTESTスイッチ 8を解除するときに押します。点灯
していたTESTスイッチは消灯し、システムは通常の動作状態にな
ります。または、ONの状態にあったTESTON/OFFスイッチ 7を
OFFにしても通常の動作状態になります。
ご注意
RESETスイッチで動作確認モードを解除した場合は、TESTON/
OFFスイッチ 7の設定はONのままですので、OFFの位置に戻し
てください。
0RADIATOR（パルス信号出力）端子（BNC型）
パルス信号を出力します。赤外線インターフェースユニットのLINE
IN端子と接続します。赤外線インターフェースユニットを介して1つ
の端子に最大5台の赤外線小型輻射機が接続できます。
信号を送ることができる会場の数（使用できる出力端子）は3CH/
4GP•6CH/2GP切り換えスイッチ 3の設定によります。
◆詳しくは、「1台の赤外線送信機で構成できるグループ数について」（16
ページ）をご覧ください。
!¡ AUDIO CHANNEL INPUT（音声チャンネル入力）
端子（ピンジャック）
プログラム信号を入力します。コントロールコンソールSX-M700な
どと組み合わせる場合は、SX-M700の対応するチャンネルのLINE
OUT 端子に接続します。その他、テープレコーダー、マイクミキ
サーなど音声源の機器の音声出力端子へ接続します。
入力する信号のチャンネル数（使用できる入力端子）は3CH/
4GP•6CH/2GP切り換えスイッチ 3の設定によります。
◆詳しくは、「1台の赤外線送信機で構成できるグループ数について」（16
ページ）をご覧ください。
!™AC IN（電源入力）端子
付属の電源コードを使ってAC電源に接続します。
周波数
440Hz
880Hz
1,760Hz
4GP (3CH)
ORG
CH2
CH4
2GP (6CH)
ORG、CH6
CH2、CH8
CH4、CH10

11
赤外線小型輻射機SX-9133
1LINE IN（パルス信号＋DC24V入力）端子（BNC型）
パルス信号およびDC24V電源を入力します。赤外線送信機の
RADIATOR端子と接続します。または、前の赤外線小型輻射機
のLINEOUT端子と接続します。
2LINE OUT（パルス信号＋DC24V出力）端子（BNC型）
パルス信およびDC24V電源を出力します。次の赤外線小型輻
射機のLINEIN端子と接続します。
ご注意
本機が最後で次の赤外線小型輻射機と接続しない場合は、本
端子には接続ケーブルを接続しないでください。正常に動作しな
い場合があります。
3LOW/NORMAL（輻射強度ロー／ノーマル）スイッチ
赤外線送信機から送られてきた音声を会場内の赤外線受信機に
音声を送るときの輻射強度を切り換えます。
LOW：同じチャンネルで異なる信号を送る他会場のグループと
の混信をふせぐため赤外線小型輻射機を低い位置に設置
すると、床に反射して混信する場合があります。このような場
合は、この位置で使用します。
NORMAL：通常はこの位置で使用します。
◆ 混信を防ぐための赤外線小型輻射機間の距離、および赤外線小型輻
射機と赤外線受信機との距離についての詳細は、「赤外線小型輻射機
の設置間隔」（16ページ）をご覧ください。
1LINE IN端子
2LINE OUT端子
3LOW/NORMALスイッチ
赤外線インターフェースユニット
SXA-33
1POWER（電源）スイッチ
本機の電源を入／切します。
2AC IN（電源入力）端子
付属の電源コードを使ってAC 電源に接続します。
3LINE IN（パルス信号入力）端子（BNC型）
パルス信号を入力します。赤外線送信機のRADIATOR端子と接
続します。
4POWER（電源）ランプ
電源を入れると点灯します。
5CHECK（チェック）ランプ
赤外線送信機からの信号が正常でない場合、赤外線インター
フェースユニットの動作が正常でない場合に、赤色に点灯します。
6LINE OUT（パルス信号＋DC24V出力）端子
パルス信号とDC24VのDC電源を出力します。赤外線小型輻射
機のLINEIN端子と接続します。
1POWERスイッチ
2AC IN端子
3LINE IN端子
4POWERランプ
5CHECKランプ
6LINE OUT端子

12
各部の名称と働き
赤外線受信機SX-2130
POWER
CH
INFRA-RED RECEIVER
0
1
2
VOL
CH
1VOLつまみ／電源スイッチ
2POWERランプ
3赤外線受光レンズ
4イヤホン端子
5CH表示窓
6充電端子 6充電端子
7クリップ
8CHスイッチ
1VOL（音量調整）つまみ／電源スイッチ
電源を入れるときはこのつまみを上方向に回します。電源を切るに
はカチッと音がするまで下方向に回します。
上方向に回すと音量は大きくなり、下方向に回すと音量は小さくな
ります。
2POWER（電源）ランプ
電源を入れると点灯します。内蔵のバッテリーが消耗してくると暗く
なり、完全に消耗すると消灯します。バッテリーの充電状態の確認
ができます。
3赤外線受光レンズ
赤外線を受光するレンズです。
音声を受信する場合、赤外線輻射機を見通せる位置で使用して
ください。途中に障害物があると、受信できない場合があります。
4イヤホン端子（ミニジャック）
付属のイヤホンを接続します。モノラル出力です。
5CH（チャンネル）表示窓
CHスイッチ 8で選んだチャンネル番号を表示します。
6充電端子
充電器の充電ポケットに差し込んで充電するための充電用端子で
す。
7クリップ
胸ポケットなどにはさむためのクリップです。付属のストラップを使っ
て首にかけることもできます。
8CH（チャンネル）スイッチ
聞きたいチャンネルを選択します。CH表示窓に現れた数字を見な
がら希望のチャンネルを選びます。「０」は オリジナル音声です。

13
充電器SXA-75
POWER
ON
OFF
CHARGER SXA-75
AC IN
1充電器本体
2充電器蓋
3充電ポケット
4急速充電ポケットマーク
5POWERスイッチ
6POWERランプ
7AC IN端子
8CHARGE TIMERランプ
9OPERATIONランプ
0BATTERY CHECKランプ
!¡ BATTERY CHECKポケット
1充電器本体
50台の赤外線受信機を収納したまま保管できます。
ご注意
赤外線受信機を収納したままで輸送しないでください。収納したま
まで輸送すると充電器の充電端子が破損する場合があります。
2充電器蓋
蓋にはアクセサリーの収納スペースがあり、赤外線受信機用イヤホ
ン50個、電源コードなどを収納できます。
3充電ポケット
赤外線受信機を入れて充電します。一度に50台の赤外線受信機
を5時間で充電することができます。
ご注意
赤外線受信機の受光レンズ（正面）を本機の操作パネルの方向に
向けて差し込んでください。
4急速充電ポケットマーク
黒の急速充電ポケットマーク（●）の付いてるポケットは、急速充
電もできるポケットで、17個あります。充電する赤外線受信機が17
台以下の場合は、このマークのポケットに赤外線受信機を差し込ん
で充電すると、2時間で充電が完了します。

14
各部の名称と働き
5POWER（電源）スイッチ
本機の電源を入／切します。
6POWER（電源）ランプ
電源を入れると点灯します。
7AC IN（AC電源入力）端子
付属の電源コードを使ってAC電源に接続します。
8CHARGE TIMER（充電タイマー）ランプ
充電時間の目安となるランプです。
充電開始から1時間経過するごとに1つずつ緑色のランプが点灯
します。充電開始から5時間たつと5個のランプが点灯します。5時
間を過ぎるとFLOATの赤いランプが点灯します。
9OPERATION（充電表示）ランプ
充電ポケットの動作状態を表示するランプです。
本機は、50個の充電ポケットを17個の充電制御回路で制御してい
ます。パネル上の17個のOPERATIONランプは、この制御回路が
動作し、正常に充電が行われていると緑色に点灯します。ランプ
の枠内の番号は、充電ポケットの番号と対応しています。
0BATTERY CHECK（充電状態確認）ランプ
充電量を確認するためのランプです。充電状態を確認したい赤外
線受信機をBATTERYCHECKポケットに入れると、充電状態によ
り、以下のランプが点灯します。
LOW（赤）：充電器は35%以下です。充電が必要です。
MED
（緑）：充電器は36%〜84%です。あと約5時間使用でき
ます。
HIGH
（緑）：充電器は85%以上です。充電の必要はありません。
!¡ BATTERY CHECK（充電状態確認）ポケット
赤外線受信機を使用する前に赤外線受信機の充電状態、または
充電後の充電状態をチェックするためのポケットです。確認したい
赤外線受信機をポケットに 差し 込 み、BATTERYCHECKランプで
チェックします。
ご注意
赤外線受信機の赤外線受光レンズ（正面）を本機の操作パネルの
方向に向けて差し込んでください。
使用上のご注意
本システムの構成機器の性能を保持するために、「安全のために」
（2ページ）、「
警告
」（4ページ）、「
注意
」（5ページ）、「電
池についての安全上のご注意」（6ページ）と併せてご覧ください。
赤外線について
輻射機から発光している赤外線は、人体には充分安全なレベル
になっていますが、近くで長時間輻射機を見つめないでくださ
い。
キャビネットのクリーニング
キャビネットやパネルの汚れは、乾いた柔らかい布で軽く拭きとりま
す。
汚れがひどいときは、中性洗剤溶液を少し含ませた布で拭きとり、
乾いた布でからぶきしてください。
アルコール、シンナー、ベンジン、殺虫剤など、揮発性の薬品をか
けると、変質したり、塗料がはげたりすることがあります。
照明について
赤外線会議システムの会場には、次の照明をお使いください。
•白熱式ランプ：ハロゲンランプ、クリプトンランプ、その他の白熱
灯
•グロー式低力率型蛍光灯
ご注意
次の照明をお使いになることはお避けください。お使いになります
と、赤外線ノイズを発生します。とくにスライドプロジェクターやビデ
オプロジェクターを使用する会場では、照明を点灯したり、消灯し
たりする瞬間に大きなノイズを発生します。
•インバーター蛍光灯
•高率型（スイッチング方式）蛍光灯
警告
準備

15
システムの接続例
ここでは、本システムをガイドシステムとして使用する場合の接続
例を説明します。この例では、本システムをVTRやモニターと組み
合わせて、音声として2言語を、異なるVTRの映像を4か所に同
時に送信します。会場にいる人は希望する言語で会場内を歩きな
がら説明を聞くことが できます。
ご注意
接続するときは、すべての機器の電源を必ず切ってください。
◆ VTR、モニターなど周辺機器の接続、操作について、詳しくは周辺機
器の取扱説明書をご覧ください。
SX-21301) LINE INLINE INLINE INLINE IN
SX-9133
LINE OUT LINE OUT LINE OUT LINE OUT
LINE IN LINE IN LINE INLINE IN
SXA-33
RADIATOR D RADIATOR B
RADIATOR C RADIATOR A
電源コンセントへ
電源コード（付属）
AC IN
42ORG4 2 ORG4 2 ORG 4 2 ORG
410 682
ORG
410 682
ORG
NONE
RADIATOR
AUDIO CHANNEL INPUT
3CH SYSTEM
6CH SYSTEM
3CH SYSTEM
6CH SYSTEM
F
F
DC
NONE E
E
BA
DC BA
VTR AVTR BVTR CVTR D
AUDIO CHANNEL
INPUT C 2
AUDIO CHANNEL
INPUT C ORG
AUDIO CHANNEL
INPUT B ORG
AUDIO CHANNEL
INPUT A ORG
映像出力端子
映像入力端子
モニターA
モニターB
モニターC
モニターD
Aグループ
Bグループ
Cグループ
Dグループ
AC IN
電源コンセントへ
1) モニター画面の説明を同じチャンネルで聞きます。
例：CH0：日本語、CH2：英語
2) 各VTRのテープを作成するとき、音声チャンネルのLとRは別の言語の音声を録音してください。
例：L：CH0用に日本語で説明を録音する。R：CH2用に英語で録音する。
3) BNC型コネクター付き75Ω同軸ケーブル（3C2V）
AUDIO CHANNEL
INPUT D 2
AUDIO CHANNEL
INPUT B 2
AUDIO
CHANNEL
INPUT A 2
3) 3) 3) 3)
電源コンセントへ 電源コンセントへ 電源コンセントへ
音声出力端子L2)
音声出力端子R2)
SX-1062
AUDIO
CHANNEL
INPUT D ORG

16
準備
使用できる入力端子
AUDIOCHANNELINPUTA
AUDIOCHANNELINPUTB
AUDIOCHANNELINPUTC
AUDIOCHANNELINPUTD
使用できる出力端子
RADIATORA
RADIATORB
RADIATORC
RADIATORD
使用できる出力端子
RADIATORE
RADIATORF
使用できる入力端子
AUDIOCHANNELINPUTE
AUDIOCHANNELINPUTF
SX-9133
4m
3m
赤外線
輻射距離
SX-9133とSX-2130間の距離
1m
2m
3m〜5m
他グループとのSX-9133間の
設置間隔
4m
6m
8m
1台の赤外線送信機で構成できるグループ数につ
いて
赤外線送信機前面の3CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチの設
定により次の2種類のシステムを構成することができます。
•4つのグループ（会場）に分けて各グループに3種類の言語を送
る。
3CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチの設定：3CH/4GP
•2つのグループ（会場）に分けて各グループに6種類の言語を送
る。
3CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチの設定：6CH/2GP
信号の経路は、A/B/C/D/E/Fとグループ分けして裏面の端子に
記述されています。
3CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチの設定により使用できる出
力端子と入力端子の関係を下表に示します。
3CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチの設定：3CH/4GPの場合
3CH/4GP•6CH/2GP切り換えスイッチの設定：6CH/2GPの場合
赤外線小型輻射機SX-9133の設置について
設置するときは、以下の点に留意してください。
•赤外線受信機から本機が見通せる場所。
•赤外線受信機と赤外線小型輻射機間の距離を必要以上とらな
い。
赤外線小型輻射機の赤外線輻射距離を下図に示します。赤外線
受信機をこの範囲内でお使いください。
赤外線小型輻射機の設置間隔について
前ページの図のように各グループで異なる説明を送る場合は、同
じチャンネルで異なる信号を送ることになります。他グループとの
赤外線小型輻射機の設置間隔は、受信する赤外線受信機と赤外
線小型輻射機との距離により違ってきます。
下表に赤外線受信機と赤外線小型輻射機の距離と赤外線輻射機
の設置間隔を示します。この間隔がとれるように赤外線小型輻射
機を設置してください。
上記の表に記されている間隔が確保できない場合
両グループの間に赤外線を遮弊する措置をお取りください。
床からの赤外線の反射で混信を起こす場合は
配置による混信を防ぐために設置の高さを下げたとき、赤外線が
床に反射して混信する場合があります。このような場合は、赤外線
小型輻射機のLOW/NORMALスイッチをLOWの位置でご使用く
ださい。

17
切り欠き
赤外線小型輻射機の接続ケーブルについて
接続ケーブルを赤外線小型輻射機に接続する方法は、接続ケーブ
ルの配線のしかたにより異なります。接続ケーブルは3C-2V同軸
ケーブルをご使用ください。5C-2V同軸ケーブルを使用しますと、
赤外線小型輻射機内で固すぎて容易に曲がりません。
壁より接続ケーブルが出る場合
ケーブルの負担を取り除くために、シャーシーの穴を利用して接続
ケーブルが内部で交差するように接続してください。
接続ケーブルが壁をはっている場合
フードの端の切り欠き部分を折ってケーブルを通して接続してくだ
さい。
SX-1062 SXA-33 SXA-9133 No.11)
SXA-9133 No.2
SXA-9133 No.3
SXA-9133 No.4
3C-2V使用時
32m以内
3C-2V使用時60m以内
5C-2V使用時160m以内 No.1のSXA-9133と最終のSXA-9133（この場合は No.5）の距離は3C-2V使用時8m以内
SXA-9133 No.5
1) 赤外線小型輻射機SX-9133は赤外線送信機のRADIATOR端
子1つにつき最大5台まで接続できます。
赤外線小型輻射機を2台以上使用する場合
会場が広くなるにしたがって設置台数を増やすことができます。1
つのグループで赤外線小型輻射機を5台まで接続できます。複数
台使用する場合は、1台めと最後の赤外線小型輻射機の距離を
8m以内に設置してください。8m以上離して設置しますと、鮮明な
音声が得られなくなります。
赤外線送信機、赤外線インターフェースユニット、赤外線小型輻射
機を接続するときの接続ケーブルの長さを下図に示します。

18
準備
システムのテスト
会議前に以下のテストを行います。
•赤外線送信機に入力される各チャンネルの入力レベル
•赤外線インターフェースユニットに入力される入力信号のチェック
入力レベルの調整
赤外線送信機に入力される信号の入力が適正なレベルになるよう
に、コントロールコンソールやテープレコーダーなどの出力レベルを
調整します。
NORMALランプ（緑）：音声源の出力レベルが適正レベルの
とき点灯します。
OVERランプ（赤）：音声源の出力レベルが高すぎるとき点灯
します。
LOWランプ（緑）：音声源の出力レベルが低いとき点灯します。
LOWランプが点灯する場合
音声源の出力レベルが低すぎます。各チャンネルの音声源の機器
の出力レベルをLOWランプが消灯し、NORMALランプが点灯す
るまで上げていきます。
OVERランプが点灯する場合
音声源の出力レベルが高すぎます。各チャンネルの音声源の機器
の出力レベルを、OVERランプが消灯し、NORMALランプが点灯
するまで下げていきます。
赤外線インターフェースユニットのチェック
赤外線インターフェースユニットのCHECKランプとPOWERランプ
の点灯状態で入力信号および赤外線インターフェースユニットの動
作をチェックします。
POWERスイッチ
点灯
点灯
症状
正常に信号が入力されてい
る。
電源回路、または入力PPM
信号に異常がある場合。
CHECKランプ
消灯
点灯
LINE IN端子に赤外線送信機が接続されていない場合
LINE IN端子に赤外線送信機が接続されている場合
テストの結果、異常が検出された場合は、お買い上げ店、またはソ
ニーの業務用製品ご相談窓口にご相談ください。
CHECKランプ
点灯
消灯
点灯
消灯
POWERランプ
点灯
点灯
消灯
消灯
症状
正常に動作している。
DC5V電源回路、またはパル
ス幅検出回路が正常に動作し
ていない。
DC24V電源回路が正常に動
作していない。
1次側のフューズがとんでいる
など、使用不可能な状態。
SX-1062
OVERランプ
NORMALランプ LOWランプ
ORG
OVER
3CH/4GP
6CH/2GP
RESET
POWER
24
ORG 246810 ORG 246810
ORG 24ORG 24ORG 24
TEST
ON
ON
OFF
OFF
NORMAL
LOW
CHECKランプ POWERランプ
SXA-33

19
赤外線受信機の準備
受信状態をテストするには
1
23
4,8 7
POWER
CH
INFRA-RED RECEIVER
0
1
2
VOL
CH
ORG
OVER
3CH/4GP
6CH/2GP
LOW
NORMAL
RESET
POWER
24
ORG 246810 ORG 246810
ORG 24ORG 24ORG 24
TEST
ON
ON
OFF
OFF
1付属のイヤホンを接続する。
2赤外線受信機、赤外線送信機および赤外線インターフェース
ユニット、その他すべてのシステムの電源スイッチを入れる。
3CHスイッチをテストするチャンネルに合わせる。
4赤外線送信機側のTETON/OFFスイッチを ON にする。
ご注意
3CH/4GP／6CH/2GPスイッチの位置が使用するシステムに
合っているか確認してください。
5赤外線送信機側でテストするチャンネルのTESTスイッチを押す。
赤外線受信機からテスト信号が聞こえます。
オリジナルチャンネルから順に、440Hz、880Hz、1,760Hzの音
階で音声信号が出力されます。
◆詳しくは 10 ページをご覧ください。
会場内の使用範囲内のあらゆる場所で信号が受信できること
をチェックします。
このとき、VOLつまみ／電源スイッチで音量調整の動作を確
認してください。
6手順4、5を繰り返し、残りのチャンネルをテストする。
7テストが完了したら、赤外線送信機のRESETスイッチを押す。
8赤外線送信機側のTESTON/OFFスイッチをOFFにする。
3CH/4GP•6CH/2GP
スイッチ
25

20
準備
テスト結果
受信できない場所がある場合は、赤外線小型輻射機の配置を変え
るか、増設してください。
全チャンネルがよく聞こえない場合は、バッテリーの充電状態を
チェックしてください。
◆ 赤外線小型輻射機の増設については、「赤外線小型輻射機SX-9133の
設置について」（16ページ）をご覧ください。
充電状態のチェックについては、下記の「バッテリーの充電状態を
チェックするには」をご覧ください。
正しく受信できないチャンネルがあった場合は、別の赤外線受信
機でチェックしてください。他の赤外線受信機で聞こえる場合は、
赤外線受信機の故障が考えられます。お買い上げ店にご相談くだ
さい。
バッテリーの充電状態をチェックするには
赤外線受信機を使用する前に、充電器SXA-75でバッテリーの充
電状態をチェックします。
ご注意
赤外線受信機を充電する場合、充電器本体は操作面を上にして
使用してください。
1充電器に電源コードを接続する。
2POWERスイッチを ON にする。
3赤外線受信機のVOLつまみ／電源スイッチが切れていること
を確認し、充電器のBATTERYCHECKポケットに赤外線受
信機の底が当たるまで差し込む。
ご注意
赤外線受信機の受光レンズ（正面）を充電器の操作パネルの
方向に向けて差し込んでください。
4BATTERYCHECKランプで充電状態を確かめる。
LOWが点灯したとき：充電量が35%以下
MEDが点灯したとき：充電量が36%〜84%
HIGHが点灯したとき：充電量が85%以上
バッテリーを充電するには
充電器SXA-75を使って以下のように赤外線受信機のバッテリーを
充電することができます。
•一度に50台の赤外線受信機のバッテリーを充電する。
•充電する赤外線受信機の数が17台以下の場合は、急速充電を
行う。
1充電器に電源コードを接続する。
2赤外線受信機のVOLつまみ／電源スイッチが切れていること
を確認し、充電器の充電ポケットに赤外線受信機の底が当た
るまで差し込 む。
SXA-75
POWER
ON
OFF
CHARGER SXA-75
AC IN
SX-2130
CHARGE
TIMERランプ OPERATION
ランプ
13
2
21
3
4
SXA-75
SX-2130
POWER
ON
OFF
CHARGER SXA-75
AC IN