Lenovo ThinkServer RS110 Quick reference guide

EasyUpdate Solution
デプロイメント・ガイド
日付 : 2008 年 9 月 29 日
ThinkServer Technology および ThinkVantage Technology 資料

第1版第1刷2008.9
© Copyright Lenovo 2008. All rights reserved.

目次
まえがき...............v
第1章概要.............1
EasyUpdate ...............1
Update Retriever .............1
更新処理を管理する ............2
EasyUpdate ..............2
EasyUpdate および Update Retriever ......3
他社製 ................5
第2章 インストール .........7
インストール要件.............7
.Net ................8
インストール・コンポーネント ........8
EasyUpdate の言語 ...........8
Update Retriever の言語 ..........9
インストールの注意点 ...........10
EasyUpdate の標準的なインストール手順とコマン
ド・ライン・パラメーター ........11
EasyUpdate または Update Retriever のインストール 13
アンインストール ............14
第3章構成 ............15
接続構成 ...............15
EasyUpdate の構成 ............16
レジストリーを使用した EasyUpdate の構成 ..16
Active Directory を使用した EasyUpdate の構成 31
start.reg ファイルを使用した EasyUpdate の構成 39
第4章EasyUpdate の作業......43
EasyUpdate について ...........43
エクストラ タブ............43
更新パッケージの処理 ...........43
更新パッケージをダウンロードおよびインストー
ルする ...............44
EasyUpdate の使用 ............45
更新検索のスケジューリング .......46
キーボード・ショートカット .......48
第5章Update Retriever の作業 ...49
Update Retriever について .........49
Update Retriever のセットアップ .......49
Update Retriever の使用 ..........50
Update Retriever を使用した更新の検索 ....50
新規更新の手動による検査 ........50
設定の変更 .............51
新規更新の自動検査の構成 ........51
新規更新の自動検索とダウンロード .....51
ダウンロード履歴の表示 .........52
リポジトリー内の更新の表示 .......52
更新の非表示 .............52
更新のインポート ...........52
更新のスケジューリング .........53
更新パッケージの作成と変更 .......54
キーボード・ショートカット .......57
第6章Mini-EasyUpdate の作業 ...59
Mini-EasyUpdate について .........59
Mini-EasyUpdate のダウンロード .......59
システム要件 .............59
.Net ................60
Mini-EasyUpdate の使用 ..........61
ログ・ファイル ............63
戻り値 ...............64
キーボード・ショートカット .......64
Mini-EasyUpdate の構成 ..........65
XML を使用した Mini-EasyUpdate の構成 ...65
アンインストール ............68
付録 A. コマンド・ライン・パラメーター 69
自動検索 ...............69
コマンド・ライン・スクリプト ........69
検索モード ..............75
通知パラメーター ............76
Map Drive ユーティリティー ........79
コマンド・ライン・インターフェース ....80
MapDrv ユーティリティーの使用 ......80
付録 B. 特記事項 ..........83
商標 .................84
© Copyright Lenovo 2008 iii

iv EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

まえがき
本書は、IT 管理者、または更新を企業の PC にデプロイする担当者を対象としてい
ます。このデプロイメント・ガイドに解説されているプログラムは、ThinkServer™
EasyUpdate、ThinkVantage®Update Retriever、および ThinkServer Mini-EasyUpdate
です。 EasyUpdate は、システムを最新に維持するために役立つソフトウェア・プ
ログラムです。 Update Retriever は、企業規模の更新処理のカスタマイズに使用す
る管理プログラムです。 Mini-EasyUpdate は、EasyUpdate をより小さくしたバージ
ョンであり、インストール・プロセスなしで実行する、独立したインストール・ユ
ーティリティーとして使用されます。
本書は EasyUpdate を1つ以上の PC にインストールするために必要な情報を提供
します。各クライアント PC で同ソフトウェアのライセンスが有効であることが条
件となります。 EasyUpdate には、管理者またはエンド・ユーザーがアプリケーシ
ョンを使用する上で参照できるヘルプがあります。本書で提供される情報は、
ThinkServer および ThinkVantage プログラムをサポートしますが、Lenovo®3000 テ
クノロジーには対応していません。
ThinkServer および ThinkVantage テクノロジーおよび当デプロイメント・ガイド
は、システム管理者が直面するであろう問題を解決するために作成いたしました。
ご提案またはコメントは、Lenovo 認定担当者にご連絡ください。
TCO (Total Cost of Ownership) を軽減することを支援するテクノロジーの詳細につ
いて、および当ガイドの定期的な更新を確認するには、次の Lenovo Web サイトに
アクセスしてください。
http://www.lenovo.com
© Copyright Lenovo 2008 v

vi EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

第1章概要
このデプロイメント・ガイドに解説されているプログラムは、EasyUpdate および
Update Retriever です。更新処理、各プログラムの定義、および各プログラムを要求
どおりに構成する方法について説明します。インストール手順、アプリケーション
構成、および、これらのプログラムを異なる環境で使用する方法のベスト・プラク
ティスについても説明します。 Mini-EasyUpdate について詳しくは、 59 ページの
『第 6章Mini-EasyUpdate の作業』を参照してください。
EasyUpdate
EasyUpdate は、システム上のソフトウェアを最新に維持するために役立つソフトウ
ェア・プログラムです。更新パッケージは Lenovo サーバーに保存されていて、
Lenovo Help Center Web サイトからダウンロード可能です。更新パッケージは、ア
プリケーション、デバイス・ドライバー、BIOS フラッシュ、およびソフトウェア更
新で構成できます。 EasyUpdate がLenovo Help Center Web サイトに接続すると
き、EasyUpdate はご使用のシステムのマシン・タイプ、モデル番号、およびその他
のシステム情報を自動的に認識して、入手可能な更新パッケージがご使用のシステ
ムで必要かどうか判別します。 EasyUpdate が表示するピック・リストから、更新
パッケージを選択しダウンロードおよびインストールすることができます。更新パ
ッケージは手動、または自動でインストールできます。据え置きも可能です。
EasyUpdate を構成して、以下のロケーションの組み合わせから更新パッケージを検
索し、ダウンロードすることができます。
vLenovo Help Center Web サイト
vローカル・システムのリポジトリー・フォルダー
vネットワーク共有リポジトリー・フォルダー
Update Retriever
Update Retriever は、更新パッケージを Lenovo Help Center Web サイトで検索し、
ネットワーク共有フォルダーにダウンロードするソフトウェア・プログラムです。
EasyUpdate は更新パッケージの検索を、Lenovo Help Center Web サイトの代わり
にネットワーク共有フォルダーへと構成を変えることができます。 Update Retriever
を使用すると、以下のことに役立ちます。
v特定の Lenovo システム、言語、およびオペレーティング・システムのための更
新パッケージをダウンロードすること。
v複数のマシン・タイプ用の更新パッケージをダウンロードすること。
v更新パッケージをインポートすること。
Update Retriever はThink システム、Lenovo システム、および OEM システムで実
行可能です。
© Copyright Lenovo 2008 1

更新処理を管理する
更新処理とは、更新パッケージを入手、構成、およびインストールする方法のこと
です。更新処理を実行するには、以下のプログラムを使用します。
v『EasyUpdate』- EasyUpdate のみを使用する場合、EasyUpdate はインターネッ
ト接続を経由して Lenovo Help Center Web サイトに接続します。
v3ページの『EasyUpdate および Update Retriever』- Update Retriever および
EasyUpdate を使用する場合、更新パッケージを Update Retriever から Lenovo
Help Center Web サイトで検索し、ご使用のネットワークにパッケージをダウン
ロードします。
v4ページの『EasyUpdate および Update Retriever におけるカスタマイズされた更
新パッケージ』 - Update Retriever および EasyUpdate を使用する場合、Update
Retriever で更新パッケージを作成または変更し、企業向けに更新内容をカスタマ
イズすることができます。
EasyUpdate
次の図は、EasyUpdate のみを使用した場合の Lenovo Help Center からクライアン
ト・システムへの更新パッケージの経路を示しています。
図 1. EasyUpdate のみを使用した更新処理
2EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

EasyUpdate および Update Retriever
システムが複数ある場合、まず管理者システムが Update Retriever を使用して
Lenovo Help Center からご使用のネットワークのリポジトリー・フォルダーへパッ
ケージをダウンロードします。EasyUpdate が、そのリポジトリー・フォルダーから
更新を取得できます。これによりネットワーク経由で利用可能な更新を、より柔軟
にコントロールすることができます。次の図は、Update Retriever を使用した場合の
Lenovo Help Center からご使用の管理者システムへの更新パッケージの経路を示し
ています。
次の図は、Update Retriever がインストールされた管理者システムから EasyUpdate
がインストールされたクライアント・システムへの更新パッケージが配信される経
路を示しています。
パッケージ保存用リポジトリー・ロケーションの構成方法の詳細については、 15 ペ
ージの『第 3章 構成』を参照してください。
図 2. Update Retriever を使用した更新処理のコントロール
図 3. ローカル・ネットワークでの Update Retriever の使用
第1章概要 3

クライアント・システムへのリポジトリー・フォルダーのデプロイ
LAN 上でネットワーク共有を使用する代わりに、パッケージ保存用として管理者シ
ステムなどのローカル・システムを使用できます。リポジトリー・フォルダーを作
成しておけば、そのフォルダーをクライアント・システムに配信することができま
す。この方法により、指定したマシン上で Update Retriever を使用して更新をリポ
ジトリー・フォルダーにダウンロードし、次に、更新パッケージが入っているフォ
ルダーをクライアント・システムに配信できます。クライアント・システムで
EasyUpdate を実行すると、EasyUpdate はユーザーがデプロイしたフォルダーから更
新を直接取得します。次の図は、管理者システムからクライアント・システムへと
更新パッケージが配信される経路を示しています。
EasyUpdate および Update Retriever におけるカスタマイズされた
更新パッケージ
クライアント・システム用にカスタム更新パッケージを選択する企業の場合は、更
新処理を管理するために EasyUpdate および Update Retriever を使用します。管理
者として Update Retriever を使用して、選択した更新パッケージを Lenovo Help
Center Web サイトからネットワーク共有リポジトリー・フォルダーにダウンロード
できます。次に Update Retriever を使用して、既存のパッケージを編集したり、新
規パッケージをリポジトリー・フォルダーに作成できます。 Update Retriever は、
XML ディスクリプター・ファイルを使って、更新パッケージが関連する場合やイン
ストール方法などを定義します。例えば、XML ディスクリプター・ファイルを作成
して、特定の更新のみをダウンロードし、インストール済みのソフトウェアのバー
ジョンまたはシステム上に検出された既存のハードウェア・デバイスに応じて、ク
ライアント・システムにインストールすることができます。 Update Retriever を使
用してお客様の企業に適した更新パッケージをカスタマイズした後で、その更新パ
ッケージを Update Retriever を使用してネットワーク共有リポジトリー・フォルダ
ーにインポートします。
クライアント・システム上で EasyUpdate を使用して、更新パッケージ用のネット
ワーク共有リポジトリー・フォルダーを検索します。次に、該当するパッケージを
ネットワーク共有リポジトリー・フォルダーからクライアント・システムにダウン
図 4. リポジトリー・フォルダーのクライアント・システムへの配信
4EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

ロードしてインストールできます。次の図は、Update Retriever を使用して更新処理
を管理する場合の Lenovo Help Center、EasyUpdate、および Update Retriever 間の
関係を示しています。
他社製
EasyUpdate および Update Retriever は、他社製システムにも利用できるように設計
されています。他社製システムでは、Lenovo Help Center Web サイトを利用してパ
ッケージをダウンロードしてインストールするように構成することはできません。
EasyUpdate がインストールされた他社製システムを使用する場合は、Update
Retriever を使用して更新パッケージをご使用のネットワーク共有リポジトリーまた
はローカル・システム・リポジトリーにダウンロードし、次に EasyUpdate を使用
してネットワーク内でパッケージを検索します。
図 5. Update Retriever を使用した管理者により管理されるクライアント・システムの更新処
理
第1章概要 5

6EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

第2章 インストール
この章では、EasyUpdate および Update Retriever のインストールについて説明しま
す。この章では、インストール要件、コンポーネント、および考慮事項についても
説明します。 EasyUpdate および Update Retriever は、次の Lenovo サポート Web
サイトからダウンロードすることができます。
http://www.lenovo.com/support/easyupdate
Mini-EasyUpdate のインストールについては、 59 ページの『Mini-EasyUpdate のダウ
ンロード』を参照してください。
インストール要件
EasyUpdate は、以下のオペレーティング・システムでサポートされます。
vMicrosoft®Windows®2000 Server
vMicrosoft Windows 2000 Advanced Server
vMicrosoft Windows Server®2003 Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 Enterprise (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 SBS Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 SBS Premium (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 R2 Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 R2 Enterprise (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Standard、Hyper-V なし (32 ビットおよび 64 ビ
ット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Enterprise (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Enterprise、Hyper-V なし (32 ビットおよび 64
ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 DataCenter (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 DataCenter、Hyper-V なし (32 ビットおよび 64
ビット)
vMicrosoft Windows Web Server 2008 (32 ビットおよび 64 ビット)
Update Retriever は、以下のオペレーティング・システムでサポートされます。
vMicrosoft Windows 2000
vMicrosoft Windows Vista®(32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows XP Professional
vMicrosoft Windows XP Home
vMicrosoft Windows 2000 Server
vMicrosoft Windows 2000 Advanced Server
vMicrosoft Windows Server 2003 Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
© Copyright Lenovo 2008 7

vMicrosoft Windows Server 2003 Enterprise (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 SBS Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 SBS Premium (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 R2 Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2003 R2 Enterprise (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Standard (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Standard、Hyper-V なし (32 ビットおよび 64 ビ
ット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Enterprise (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 Enterprise、Hyper-V なし (32 ビットおよび 64
ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 DataCenter (32 ビットおよび 64 ビット)
vMicrosoft Windows Server 2008 DataCenter、Hyper-V なし (32 ビットおよび 64
ビット)
vMicrosoft Windows Web Server 2008 (32 ビットおよび 64 ビット)
.Net
EasyUpdate は、Microsoft .NET Framework 1.1 のService Pack 1 またはそれ以降を
必要とします (2.0 またはそれ以降を推奨)。Update Retriever には、Microsoft .NET
Framework 2.0 が必要です。互換性のあるバージョンの .NET Framework は、次の
Microsoft Web サイトからダウンロード可能です。
http://update.microsoft.com/windowsupdate
インストール・コンポーネント
このセクションでは、EasyUpdate および Update Retriever のコンポーネントのイン
ストールについて説明します。これらのプログラムは InstallShield を使用してイン
ストールされます。
EasyUpdate の言語
次の表は、EasyUpdate の言語と言語コードを示します。
表 1. EasyUpdate の言語コード
言語 ID LanguageOverride コード
デンマーク語 1030 DA
オランダ語 (標準) 1043 NL
英語 1033 EN
フィンランド語 1035 FI
フランス語 1036 FR
ドイツ語 1031 DE
イタリア語 1040 IT
日本語 1041 JP
韓国語 1042 KO
8EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

表 1. EasyUpdate の言語コード ( 続き )
言語 ID LanguageOverride コード
ノルウェー語 (ブークモール) 1044 NO
ポルトガル語 (ブラジル) 1046 PT
スペイン語 1034 ES
スウェーデン語 1053 SV
中国語 (簡体字) 2052 CHS
中国語 (繁体字) 1028 CHT
EasyUpdate は、翻訳済み言語パックのすべてをインストールします。起動時に、
EasyUpdate はWindows レジストリーの LanguageOverride フィールドで有効な言語
の値をチェックします。LanguageOverride フィールドに有効な値があり、システム
に言語パックが使用可能な場合、LanguageOverride フィールドに指定されている値
によって EasyUpdate 用にロードされる言語が決定されます。 LanguageOverride フ
ィールドのレジストリーの場所は、次のとおりです。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Lenovo¥EasyUpdate¥LanguageOverride
LanguageOverride が空または無効な値が入っている場合、あるいは
LanguageOverride フィールドに指定された言語パックが PC にインストールされて
いない場合、EasyUpdate はオペレーティング・システムの地域設定から言語コード
を読み取ります。 EasyUpdate が地域設定言語を正常にロードできた場合、
EasyUpdate はその言語でそれ以後のセッションを表示します。
地域設定言語に相当する言語パックがシステム上にない場合、EasyUpdate は、イン
ストール時に EasyUpdate インストーラーを使用してエンド・ユーザーが選択した
デフォルトの言語のロードを試みます。 EasyUpdate はデフォルトの言語値を、レ
ジストリーの EasyUpdate の場所にある DefaultLanguage フィールドから読み取りま
す。デフォルトの言語パックがシステムに存在する場合、そのデフォルトの言語が
それ以後のセッションに使用されます。 DefaultLanguage フィールドが空または無
効な値が入っている場合、あるいはデフォルト言語に相当する言語パックはシステ
ム上にない場合、デフォルトの言語は使用されません。
EasyUpdate がDefaultLanguage フィールドに定義された言語パックをロードできな
い場合は、米国英語言語パックのロードを試みます。米国英語言語パックがシステ
ム上にない場合、「EasyUpdate has found a critical problem and must close
(EasyUpdate は重大な問題が見つかったため終了します)」のメッセージが表示され
ます。このエラー・メッセージは英語です。
Update Retriever の言語
Update Retriever はEasyUpdate と同じようにインストールされますが、サポートさ
れている翻訳言語は少なくなります。 Update Retriever は、以下の言語で使用可能
です。
表 2.
言語 ID LanguageOverride コード
英語 1033 EN
フランス語 1036 FR
第2章 インストール 9

表 2. ( 続き )
言語 ID LanguageOverride コード
ドイツ語 1031 DE
日本語 1041 JP
中国語 (簡体字) 2052 CHS
LanguageOverride フィールドのレジストリーの場所は、次のとおりです。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Lenovo¥Update Retriever¥LanguageOverride
インストールの注意点
EasyUpdate および Update Retriever は、独立したアプリケーションとしてインスト
ールされ、すべての構成オプションにデフォルトのプリファレンスが使用されま
す。以下にリストしたシナリオは、次のようにサポートされます。
v新規インストール
EasyUpdate および Update Retriever は、それぞれの該当する構成可能なオプショ
ンにデフォルトのプリファレンスを設定してインストールされます。
vアップグレードまたは上書きインストール (既に現行バージョンがインストール
済み)
インストーラーは EasyUpdate または Update Retriever の旧バージョンを削除
し、新規バージョンをインストールします。ご使用のネットワーク共有リポジト
リー・フォルダーと内容が保存されます。
インストールすると、ショートカットが ThinkServer の以下のスタート メニューの
フォルダーに追加されます。
vEasyUpdate の場合:
Start Menu¥Programs¥ThinkServer
vUpdate Retriever の場合:
Start Menu¥Programs¥ThinkVantage
プリファレンスは、以下の Windows レジストリー・キーの設定として保存されま
す。
vEasyUpdate の場合:
HKLM¥Software¥Lenovo¥EasyUpdate
vUpdate Retriever の場合:
HKLM¥Software¥Lenovo¥Update Retriever
アプリケーション・ファイルがインストールされる、デフォルトのフォルダーは以
下のとおりです。
vEasyUpdate の場合:
%PROGRAMFILES%¥Lenovo¥EasyUpdate
vUpdate Retriever の場合:
%PROGRAMFILES%¥Lenovo¥Update Retriever
10 EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

EasyUpdate の標準的なインストール手順とコマンド・ライン・
パラメーター
EasyUpdate および Update Retriever は、アプリケーションのインストールに共に同
じコマンド・ライン・パラメーターを使用します。次の例は、EasyUpdate または
Update Retriever の非サイレントのコマンド・ライン・インストールを開始します。
c:¥>[EasyUpdate installation file name].exe
サイレントのコマンド・ライン展開をしてからインストールするには、-s パラメー
ターを使用します。展開はデフォルトで Windows のTemp フォルダーに行われま
す。
c:¥>[EasyUpdate installation file name].exe -s
サイレントの展開を特定のフォルダーにしてからインストールするには、次のよう
にします。
c:¥>[EasyUpdate installation file name].exe -s -fc:¥tvt¥tseut
-f に指定した -f パラメーターにより、ファイルは c:¥tvt¥tseut フォルダーに展開さ
れます。
-e パラメーターを使用して、インストール・ファイルの内容を展開することができ
ます。インストール・ファイルに実行可能ファイルを開始させる場合は、-e パラメ
ーターの後にファイル名を指定します (-e[EasyUpdate installation file name])。ファ
イル名を指定しない例については、次の表を参照してください。
表 3. 展開コマンド・スクリプト
製品 展開のコマンド・
ライン例
コメント 展開フォルダーをベ
ースにインストール
を開始するために実
行する展開された
ファイルの例
EasyUpdate EasyUpdate-setup.exe
-fc:¥tvt¥tseufolder -e
Extracts EasyUpdate
to c:¥tvt¥tseufolder
c:¥tvt¥tseufolder¥
UninstallEU.exe
Update Retriever UpdateRetriever-
setup.exe
-fc:¥tvt¥tvurfolder -e
Update Retriever を
c:¥tvt¥tvurfolder に展
開
c:¥tvt¥tvurfolder¥
setup.exe
第2章 インストール 11

パラメーターのリスト
アプリケーションは自己解凍型インストール・ファイルとしてパッケージされま
す。したがって、EasyUpdate インストール・ファイルは実行可能ファイルを指定
し、展開した後で開始します。-a パラメーターを使用すると、-a に続くすべてのパ
ラメーターは、実行可能インストール・ファイルに渡され、展開後に実行を開始す
るように求めます。
c:¥>[EasyUpdate installation file name].exe -s -fc:¥tvt¥tseut -a
[list of parameters]
次の表に、-a [list of parameters] に使用できる値を示します。
表 4. -a のパラメーターのリスト
パラメーター 説明 例
/s このパラメーターはサイレン
ト・モードに使用されます。こ
のパラメーターは、展開後に実
行するインストール・ファイル
に定義された初期化ウィンドウ
が出ないようにします。
[EasyUpdate installation file
name].exe -s -a /s
/v このパラメーターは、コマン
ド・ライン・スイッチとパブリ
ックプロパティーの値をインス
トール・ファイルに組み込まれ
ている MSI ファイルに渡しま
す。このパラメーターは、MSI
ファイルのユーザー・インター
フェースを隠します。サイレン
ト・インストールをする際、他
のパラメーターおよび展開後に
インストール・ファイルが開始
する実行可能ファイルと一緒に
このパラメーターを使うことが
できます。コマンド・ラインを
使用して MSI ファイルに情報
を渡し、インストール・ファイ
ルを実行することができま
す。/v パラメーターの後の、
二重引用符記号で囲まれた
(“ “) すべてのパラメーター
は、MSI ファイルに渡されま
す。
[EasyUpdate installation file
name].exe -s -a /s /v″/qn"
/L このパラメーターは、複数言語
対応のインストール・プログラ
ムに使用する言語を指定し、10
進数の言語 ID (xxxx が言語
ID のコード)が必要です。言
語コードについては、 8ページ
の表 1を参照してください。
[EasyUpdate installation file
name].exe -s -a /s /v″/qn" /L1033
上記コマンド・ラインは英語を使
用した例です。
12 EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド

表 4. -a のパラメーターのリスト ( 続き )
パラメーター 説明 例
/w このパラメーターは、インスト
ール・ファイルに定義された実
行可能ファイルを展開後に強制
的に実行し、インストールが完
了してから終了するように待機
させます。
[EasyUpdate installation file
name].exe -a /w
最初にインストール・ファイルの
内容を展開し、実行可能ファイル
に/w パラメーターを使用する場
合、インストール・ファイルはフ
ァイルの内容の展開先のフォルダ
ーを指定してから、展開後に開始
する実行可能ファイルとしてイン
ストール・ファイルに指定された
実行可能ファイルを開始します。
例えば、 Setup.exe /w
EasyUpdate または Update Retriever のインストール
サイレント・コマンドを使用して EasyUpdate または Update Retriever をインスト
ールするには、次の手順で行います。
1. 次の Lenovo サポート Web サイトから、管理者用の PC にUpdate Retriever を
ダウンロードします。
http://www.lenovo.com/support/easyupdate
2. クライアント・システムに EasyUpdate を次の Lenovo サポート Web サイトか
らダウンロードします。
http://www.lenovo.com/support/easyupdate
3. それぞれのプログラムに対して以下のコマンドをコマンド・プロンプトから入力
して、サイレント・モードで EasyUpdate または Update Retriever をインストー
ルします。
setup.exe -s -a /s /v" /qn" /L1033
次の例はコマンドでの各スペースを表すパイプ・シンボルを使用したインストー
ル・コマンドを示しています。次の各パイプ・シンボルはスペースに置き換えら
れます。
setup.exe│-s│-a│/s│/v"│/qn"│/L1033
L1033 は英語用の言語コードです。他の言語コードの使用については、 8ページ
の『EasyUpdate の言語』 を参照してください。
注:EasyUpdate または Update Retriever をインストールした後で、システムを再
起動し、いずれかのプログラムのスケジューラー機能を設定してください。
EasyUpdate または Update Retriever のスケジューラー機能を使用しない場合、
再起動の必要はありません。
第2章 インストール 13

アンインストール
EasyUpdate および Update Retriever をアンインストールするために、Microsoft
Windows の「プログラムの追加と削除」を使用します。アンインストールが完了す
ると、すべてのプログラム・ファイルと設定が削除されます。
EasyUpdate および Update Retriever をアンインストールするために、コマンド・ラ
インを使用します。各アプリケーションに対する以下のコマンドは、サイレント・
アンインストールを行うために使用されます。
EasyUpdate 用のアンインストール・コマンドは、次のとおりです。
MsiExec.exe /X{743FC604-48CF-4CF8-B99F-9C3F283442FD} /qn
Update Retriever 用のアンインストール・コマンドは、次のとおりです。
MsiExec.exe /X{F25C538D-3F57-4AF4-80DD-B1DD1558F038} /qn
14 EasyUpdate Solution デプロイメント・ガイド