
4 (J)
概要
X-YコントロールユニットBKS-R3210は、S-BUSデータリンクに接続
してスイッチャー(デジタルビデオルーティングスイッチャーDVS-
V6464B、オーディオルーティングスイッチャーDVS-A3232、タイム
コードルーティングスイッチャーDVS-TC3232など)の入力信号
(ソース)を切り換え、指定した出力(デスティネーション)に送り出
します。S-BUSデータリンクの1次局に接続したコントロールターミナ
ルであらかじめ設定した512の入力信号から任意の信号を選択し、
設定された512のデスティネーションの中の指定したデスティネー
ションに送り出すことができます。選択したソースおよびデスディ
ネーション名称は前面の表示部に表示されます。
特長
最大512ソース、512デスティネーションの切り換え可能
本機では、コントロールターミナルであらかじめ登録したソース名称
やデスティネーション名称(種別名称と001〜999の番号で指定、
VTR125など)を使って、任意の入力信号(ソース)を選択し、指
定の出力(デスティネーション)に送り出します。
タイプ・ナンバー選択/ダイレクト選択の2方式に対応
ソース選択時、ソースを種別名称と番号で指定するタイプ・ナン
バー選択方式、ソース選択ボタンを押すだけで選択するダイレクト
選択方式の2つの選択方式に対応しています。タイプ・ナンバー
選択方式では本機1台で、ダイレクト選択方式では子機と組み合
わせて、最大512×512の信号を切り換えることができます。どちら
の方式で選択するかは、あらかじめコントロールターミナルで設定
しておきます。
色分類表示ができる使い易い大型のボタン
前面パネルには大型の自照式ボタンを採用し、操作性の良いデザ
インになっています。選択ボタンは、緑色または橙色の薄い点灯、
明るい点灯により、ボタンの機能、ソースやデスティネーションの現
在の選択状況がひとめでわかります。
ソース選択/デスティネーション選択の両方に使える選択ボ
タン
前面パネル上の選択ボタンはすべて、コントロールターミナルの設
定によりソース選択ボタン/デスティネーション選択ボタンのどちらに
でも使うことが できます。ボタン点灯時の色により現在どちらに設定
されているか、ひとめで識別できます。
キーラベルによるスイッチ名称の表示
各ボタンのキーラベルに、コントロールターミナルで設定したソース
やデスティネーションの名称を記入しておくことが できます。キーラ
ベルは付属の引き抜き治具を使って簡単に交換できますので、設
定の変更にも容易に対応できます。
コントロール範囲の拡張可能 (選択ボタン数の拡張)
複数台のBKS-R1607/R1608/R3209/R3210を組み合わせ、コント
ロールできるソース/ デスティネーション数を拡張することができま
す。最大253台までのコントロールユニットを組み合わせ、あたかも
一台のユニットのように操作できます。また、ひとつのシステムにこ
のような組み合わせのコントロールユニットを最大10組まで組み込
むことが できます( ただし使用できるコントロールユニットの数は、10
組の合計で最大253台です)。
スイッチャーの入力拡張をサポートするルート機能
カスケード接続機能がないデジタルビデオスイッチャーDVS-7000
などでソースを拡張したとき、拡張したスイッチャーのクロスポイン
トを検出し、そこで切り換えたソース名称を表示することができま
す。
8レベル1) のコントロールが可能
コントロールターミナルでの設定、あるいはLEVELボタンにより、最
大8レベル(8種類の信号)のコントロールができます。
レベルごとに異なるソースの選択が可能 (ブレークアウェイ
機能)
各レベルごとに異なるソースを選択/表示できるブレークアウェイ機
能を備えています。
1回の操作で複数のクロスポイントの切り換えができるファ
ントム機能 (サルボ機能)
コントロールターミナルを使ってあらかじめ複数のクロスポイントを選
択してファントム名称を設定しておくと、1つのボタンを押すだけで
ファントム名称に設定したすべてのクロスポイントを切り換えることが
できます。
つまみによる選択が可能
SELECTORつまみを回すだけで、簡単にソース、およびデスティ
ネーションを選択できます。
1) レベル
多種類の信号を同時に扱う場合、それぞれの信号別にルーティングスイッ
チャーが必要になります。たとえば、VTRで記録を行うために必要な信号 には、ビデオ、オーディオ1、オーディオ2、タイムコード、リモートコントロー
ルがあります。これらを総称してレベルと呼びます。
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