Sony BKS-R3210 User manual

X-Y CONTROL UNIT
BKS-R3210
OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition (Revised 1)
Serial No. 10001 and Higher
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災
や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよく
お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。
警告

安全のために
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や感電などにより死
亡や大けがなど人身事故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
2(J)〜3(J)ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめ
します。点検の内容や費用については、本機を購入された販売会社またはソ
ニー株式会社にご相談ください。
故障したら使用を中止する
本機を購入された販売会社またはソニー株式会社にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
警告
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
火災 感電
注意
禁止
分解禁止
強制
アース線を
接続せよ
•異常な音、
におい、煙
が出たら
•内部に水、
異物が入っ
たら
•製品を落と
したり、
キャビネッ
トを破損さ
せたときは
/1電源を切る。
ご注意
本機の電源スイッチは後面パネルにあります。
2電源コードや接続コードを抜く。
3本機を購入された販売会社またはソニー株式会
社に修理を依頼する。
すぐに電源を切り、消火する。
炎が出たら /

1 (J)
目次
日
本
語
警告 .................................................................................2 (J)
注意 .................................................................................3 (J)
概要......................................................................................4 (J)
特長................................................................................... 4(J)
選択方式とボタン機能................................................... 5(J)
システム接続例............................................................... 6(J)
ブレークアウェイ機能について................................... 7(J)
コントロールユニットの複数台使用........................... 8(J)
ルート機能について....................................................... 8(J)
ファントム機能について............................................... 9(J)
各部の名称と働き ............................................................10 (J)
準備................................................................................... 13 (J)
コントロールターミナルでの設定............................. 13(J)
本機の準備..................................................................... 14(J)
ボタンによる設定(セットアップ)............................. 15(J)
操作................................................................................... 17 (J)
エラーメッセージ ............................................................18 (J)
仕様................................................................................... 19 (J)

2 (J)
外装を外さない、改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部の点検等の整備を行う必要がある場合は、必ずサービストレーニングを
受けた技術者にご依頼ください。
指定された電源コード (部品番号 : 1-575-181-11) を使用す
る
指定以外の電源コードを使用すると、火災や感電の原因となります。
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の原因となります。
・電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
・重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
・熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
・電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
万一、電源コードが傷んだら、本機を購入された販売会社またはソニー株式
会社にご相談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置 •使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。
分解禁止
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
感電火災
警告
強制
禁止
禁止

3 (J)
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
注意
禁止
強制
変換プラグ
アース線
アース線を
接続せよ
通風孔をふさがない
通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災や故障の原因となることがありま
す。風通しをよくするために次の項目をお守りください。
•壁から 20cm 以上離して設置する。
•密閉された狭い場所に押し込めない。
•毛足の長い敷物 (じゅうたん・布団など) の上に置かない。
•布などで包まない。
•あおむけや横倒し、逆さまにしない。
安定した場所に設置する
ぐらついた台の上や傾いたところなどに設置すると、製品が落下してけがの
原因となることがあります。
安全アースを接続する
安全アースを接続しないと、感電の原因となることがあります。次の方法で
アースを接続してください。
•電源コンセントが3極の場合
別売りの電源コードセット(1-575-181-11)を使用することで安全アースが
接続されます。
•電源コンセントが2極の場合
別売りの3極→2極変換プラグ(1-750-686-11)を使用し、変換プラグから
出ている緑色のアース線を建物に備えられているアース端子に接続してく
ださい。
安全アースを取り付けることができない場合は、本機を購入された販売会社
またはソニー株式会社にご連絡ください。

4 (J)
概要
X-YコントロールユニットBKS-R3210は、S-BUSデータリンクに接続
してスイッチャー(デジタルビデオルーティングスイッチャーDVS-
V6464B、オーディオルーティングスイッチャーDVS-A3232、タイム
コードルーティングスイッチャーDVS-TC3232など)の入力信号
(ソース)を切り換え、指定した出力(デスティネーション)に送り出
します。S-BUSデータリンクの1次局に接続したコントロールターミナ
ルであらかじめ設定した512の入力信号から任意の信号を選択し、
設定された512のデスティネーションの中の指定したデスティネー
ションに送り出すことができます。選択したソースおよびデスディ
ネーション名称は前面の表示部に表示されます。
特長
最大512ソース、512デスティネーションの切り換え可能
本機では、コントロールターミナルであらかじめ登録したソース名称
やデスティネーション名称(種別名称と001〜999の番号で指定、
VTR125など)を使って、任意の入力信号(ソース)を選択し、指
定の出力(デスティネーション)に送り出します。
タイプ・ナンバー選択/ダイレクト選択の2方式に対応
ソース選択時、ソースを種別名称と番号で指定するタイプ・ナン
バー選択方式、ソース選択ボタンを押すだけで選択するダイレクト
選択方式の2つの選択方式に対応しています。タイプ・ナンバー
選択方式では本機1台で、ダイレクト選択方式では子機と組み合
わせて、最大512×512の信号を切り換えることができます。どちら
の方式で選択するかは、あらかじめコントロールターミナルで設定
しておきます。
色分類表示ができる使い易い大型のボタン
前面パネルには大型の自照式ボタンを採用し、操作性の良いデザ
インになっています。選択ボタンは、緑色または橙色の薄い点灯、
明るい点灯により、ボタンの機能、ソースやデスティネーションの現
在の選択状況がひとめでわかります。
ソース選択/デスティネーション選択の両方に使える選択ボ
タン
前面パネル上の選択ボタンはすべて、コントロールターミナルの設
定によりソース選択ボタン/デスティネーション選択ボタンのどちらに
でも使うことが できます。ボタン点灯時の色により現在どちらに設定
されているか、ひとめで識別できます。
キーラベルによるスイッチ名称の表示
各ボタンのキーラベルに、コントロールターミナルで設定したソース
やデスティネーションの名称を記入しておくことが できます。キーラ
ベルは付属の引き抜き治具を使って簡単に交換できますので、設
定の変更にも容易に対応できます。
コントロール範囲の拡張可能 (選択ボタン数の拡張)
複数台のBKS-R1607/R1608/R3209/R3210を組み合わせ、コント
ロールできるソース/ デスティネーション数を拡張することができま
す。最大253台までのコントロールユニットを組み合わせ、あたかも
一台のユニットのように操作できます。また、ひとつのシステムにこ
のような組み合わせのコントロールユニットを最大10組まで組み込
むことが できます( ただし使用できるコントロールユニットの数は、10
組の合計で最大253台です)。
スイッチャーの入力拡張をサポートするルート機能
カスケード接続機能がないデジタルビデオスイッチャーDVS-7000
などでソースを拡張したとき、拡張したスイッチャーのクロスポイン
トを検出し、そこで切り換えたソース名称を表示することができま
す。
8レベル1) のコントロールが可能
コントロールターミナルでの設定、あるいはLEVELボタンにより、最
大8レベル(8種類の信号)のコントロールができます。
レベルごとに異なるソースの選択が可能 (ブレークアウェイ
機能)
各レベルごとに異なるソースを選択/表示できるブレークアウェイ機
能を備えています。
1回の操作で複数のクロスポイントの切り換えができるファ
ントム機能 (サルボ機能)
コントロールターミナルを使ってあらかじめ複数のクロスポイントを選
択してファントム名称を設定しておくと、1つのボタンを押すだけで
ファントム名称に設定したすべてのクロスポイントを切り換えることが
できます。
つまみによる選択が可能
SELECTORつまみを回すだけで、簡単にソース、およびデスティ
ネーションを選択できます。
1) レベル
多種類の信号を同時に扱う場合、それぞれの信号別にルーティングスイッ
チャーが必要になります。たとえば、VTRで記録を行うために必要な信号 には、ビデオ、オーディオ1、オーディオ2、タイムコード、リモートコントロー
ルがあります。これらを総称してレベルと呼びます。
....................................................................................................................................................................................................................................................................................

5 (J)
選択方式とボタン機能
本機はダイレクト選択方式とタイプ・ナンバー選択方式に対応して
います。どちらの方式にするかはあらかじめコントロールターミナ ル
で設定しておきます。使用する方式により、ソース/デスティネー
ション選択ボタンの機能が異なります。
◆コントロールターミナルでの設定のしかたについて詳しくは、ルーティング
スイッチャーに付属のインストレーションマニュアルをご覧くたさい。
ダイレクト選択方式
ソース(デスティネーション)選択ボタンを押すだけで、ボタンに割
り当てられた入力(出力)信号が選択されます。この方式で本機を
使用するときには、16個の選択ボタンにあらかじめソース名称(デ
スティネーション名称)をコントロールターミナルで割り当てておきま
す。
本機を単体で使用する場合は、16ソース/デスティネーション選択
機として働きます。ソース、デスティネーションはボタン単位で設定
できます。
2台以上のコントロールユニットを使 用 すると、コントロール できる
ソースとデスティネーションを拡張できます。複数のコントロールユ
ニットを組み合わせて使用する場合は、どれか1台が親機に、残り
は子機になります。この 組 み 合 わ せを1ブロックとして、最大10ブ
ロックまで拡張できます。使用できるコントロールユニットの台数は
10ブロック合わせて最大253台です。コントロールできるデスティ
ネーションおよびソースの数は、使用するコントロールユニットの台
数によって決まります 。
タイプ・ナンバー選択方式
種別名称(VTR、FLMなど)と番号(001〜999)でソースやデスティ
ネーションを指定する方式です。ソース/デスティネーション選択ボ
タンには、あらかじめコントロールターミナルで種別名称を設定して
おきます。この方式では、512ソース/512デスティネーション選択機
として働きます。コントロール できるソース/ デ スティネーションを、コ
ントロールターミナル であらかじめ 制 限して おくこともできます。
.....
ケーブル1本でコントロール可能
75Ω同軸ケーブル1本で本機とソニールーティングスイッチャーを
接続し、S-BUSデータリンクを用いてコントロールします。
状態表示機能
現在選択されているソース名称やデスティネーション名称、エラーな
どを表示します。
自己診断機能
電源を入れたときのパネルの点灯テストをはじめ、通信状態の監視
などの自己診断を行います。診断結果は、表示部に表示されます。
電源切り換え不要
電源電圧は、電圧切り換えなしでAC100V〜240Vに対応してい
ます。

6 (J)
システム接続例
S-BUSデータリンクの構成例
:S-BUS
:信号ライン
:RS-232C
:T型ブリッジ(A)
:T型ブリッジ(B)
:75Ω終端器3)
:マトリックスの階 層
ビデオ
ルーディングスィチャー
DVS-V6464B (M)2)
ビデオルーディング
スィチャー
DVS-V3232B (S)2)
オーディオルーティン
グスイッチャー
DVS-A3232 (S)2)
タイムコードルーティ
ングスイッチャー
DVS-TC3232 (S)2)
各種ルーティングス
イッチャー
最大
128 台
BKS-R3210
REMOTE3
REMOTE 1
REMOTE 1
REMOTE 1
概要
2次局のルーティングスイッチャーのREMOTE1コネクターは、複数個のうち1個のみ使用可能です。
1) Windows95/NTのターミナルモードを使用した場合、ファンクションキーは機能しません。
2) (M)(S)は、ルーティングスイッチャーの内部基板上にあるM/Sスイッチの設定を表します。
3)75Ω終端器は、S-BUSデータリンクの最終器に取り付けたT型ブリッジ、および使用しないREMOTE1コネクターに取り付けておきます。
ターミナル
1次局 レベル1
ビデオ
ビデオ
オーディオ
ビデオ
2次局
ソースVTR
レベル2レベル3レベル4レベル8
タイムコード
ビデオ オーディオ タイムコード
レベル1
レベル1
BKS-R3210
BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R3209 BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R1608
BKS-R1607
BKS-R3209
BKS-R3209
デスティネーション
VTR
最大
253台
通信ソフトまたは
Windows3.1をインストー
ルしたコンピューター 1)

7 (J)
SELECTION
S
PROT LOCK TYPE CLR LEVEL DEST LEVEL
12345678
TAKE
1234
9101112 5678
13 14 15 16
BKS-R3210
SELECTION
S
PROT LOCK TYPE CLR LEVEL DEST LEVEL
12345678
TAKE
1234
9101112 5678
13 14 15 16
BKS-R3210
SELECTION
S
PROT LOCK TYPE CLR LEVEL DEST LEVEL
12345678
TAKE
1234
9101112 5678
13 14 15 16
BKS-R3210
SELECTION
S
PROT LOCK TYPE CLR LEVEL DEST LEVEL
12345678
TAKE
1234
9101112 5678
13 14 15 16
BKS-R3210
ブレークアウェイ機能を使った場合の表示:
例:コントロールするレベルごとにソースが異なる。
レベル ソース デスティネーション
LEVEL1 IN11 OUT3
LEVEL2 IN14 OUT3
LEVEL3 IN16 OUT3
a) 複数のLEVELインジケーターが緑色に点灯している場合、緑色
に点灯しているソース選択ボタンは一番若い番号のレベル上の
ソースです。
ブレークアウェイ機能使用時の表示 (シングルレベルモード時)
IN 14
IN 11
OUT 3
OUT 3
OUT 3
IN 16
ブレークアウェイ機能について
ソースを切り換えるとき、レベルごとに異なるソースを選択して切り
換えを行うことが できます。これをブレークアウェイ機能と呼びます。
ブレークアウェイ機能を使用すると、ソース/デスティネーション選択
ボタンと、LEVELボタンの表示方法が基本動作と異なります。表示
方法の例を下図に示します。
ブレークアウェイ機能を使わない場合の表示
例:コントロールするレベルのソースがすべて同じ。
レベル ソース デスティネーション
LEVEL1 IN11 OUT3
LEVEL2 IN11 OUT3
LEVEL3 IN11 OUT3
ソース、デスティネーション、レベルの基本表示
ビデオルー
ティングス
イッチャー
デスティ
ネーション
VTR
他のレベルのソース
(明るい橙色)
ボタン1〜8がレベル選択ボタンとなる
選択されたレベル名称 (LEVEL1)
LEVEL
ボタン
を押す
レベル選択ボタン
選択されたレベル名称 (LEVEL3)
選択されたレベルのソース名称 (IN16)
選択されたレベル (明るい緑色)
コントロール対象のレベル
(明るい橙色)
LEVELボタン (点灯)
レベル
選択ボ
タン3
を押す
TAKE
ボタン
を押す
LEVELボタン (点灯)
選択されたレベルの
ソース (明るい緑色)
他のレベルのソース
(明るい橙色)
選択されたレベルのソース名称 (IN11)
選択されたレベル
(明るい緑色)コントロール
対象のレベル
(明るい橙色)選択されたレベルのソース
(明るい緑色)
ソース
VTR ビデオ: LEVEL 1
オーディオチャンネル
1/2: LEVEL 2
オーディオチャンネル
3/4: LEVEL 3
オーディ
オルーティ
ングスイッ
チャー
オーディオ
ソース
オーディオ
ソース
コントロール対象の
レベル (明るい橙色)
選択されたレベル (明るい緑色)
コントロール対象の
レベル (明るい橙色)
IN 11
IN 11 OUT 3
OUT 3
OUT 3IN 11
ビデオルー
ティングス
イッチャー
ソース
VTR
オーディオチャンネル
3/4: LEVEL 3
オーディオチャンネル
1/2: LEVEL 2
ビデオ: LEVEL 1
オーディ
オルーティ
ングスイッ
チャー
デスティ
ネーション
VTR
選択された
ソース
(明るい緑色)
ソース選択
ボタン
(うすい緑色)
選択された
レベル
(明るい緑色)
選択されたレベル
(明るい緑色) a)
SELECTION
S
PROT LOCK TYPE CLR LEVEL DEST LEVEL
12345678
TAKE
1234
9101112 5678
13 14 15 16
BKS-R3210

8 (J)
概要
コントロールユニットの複数台使用
コントロールユニットを使ってルーティングスイッチャーをコントロール
するときに、BKS-R1607/R1608/R3209/R3210を複数台組み合わ
せ、コントロール できるソース/ デ スティネーション数を拡張すること
ができます。このような複数台のコントロールユニットの組み合わせ
を、ひとつのスイッチングシステムに最大10組まで使用できます。
1組の組み合わせには最大253台までのコントロールユニットを組
み込むことができますが、10組までの組み合わせで使用できる合
計台数も253台が限度です。
複数台使用時は、コントロールターミナルから1台を親機、残りのす
べてのコントロールユニットを子機に設定します。1組の組み合わせ
の中に、2 台の親機を設定することはできません。
◆親機、子機の設定のしかたについて詳しくは、ルーティングスイッチャー
に付属のインストレーションマニュアルをご覧ください。
コントロールユニットの複数台使用例
BKS-R3210
BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R3210
BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R3210
BKS-R3209
BKS-R3209
BKS-R3209
. . . . . . . . .
. . . . . .
. . . . . .
. . . . . .
ルーティングスイッチャー
親機
子機
最大10組、253台
最大253台
ルート機能について
カスケード入力を持たないDVS-7000などのスイッチャーBのソース
にスイッチャーAのデスティネーションを接続してソースを拡張した
場合、通常はスイッチャーBのソースが表示され、拡張スイッチャー
Aで何が選択されたかを表示することはできません。例えば下の図
でスイッチャーAのクロスポイントを切り換えても、ソースとして表示
されるのは、スイッチャーBのIN5になります。実際に選択されてい
るソースを表示するためには、コントロールターミナルでルート設定
を行います。ルート設定されたクロスポイントを切り換えると拡張入
力と判断し、拡張したスイッチャーのソースを検索して表示します。
設定する内容は、スイッチャーA のデスティネーション、スイッチャー
Bのデスティネーション、拡張入力、レベルです。下の図の場合の
設定は、OUT1:OUT2<IN51となります。
ルート設定を行うと切り換えもシンプルにできます。ルート設定され
たスイッチャーAのデスティネーション(OUT1)を含む切り換え要求
を行うと、自動的にスイッチャーB のクロスポイント(IN5-OUT2)の
切り換えも実行します。たとえば、デスティネーション(OUT1)に対
し、ソース(IN1)を選択すればIN5-OUT2の切り換えも同時に実行
されます。
一方、スイッチャー A のデスティネーション (OUT2) に対し、ソース
(IN1) を選択するときには、あらかじめIN1-OUT1とIN5-OUT2を
含んだファントムを設定しておく必要があります。この場合、ルート
設定がされていれば、IN1-OUT2が表示されます。
◆詳しくは、ルーティングスイッチャーに付属のインストレーションマニュアル
を参照してください。
ルート機能
拡張入力
DVS-V6464B
Level1 DVS-7000 Level1
IN 5
OUT 1
OUT 2
IN 1 2 3 4
678
スイッチャー A スイッチャー B

9 (J)
例2
クロスポイントをペアで取る(例えばオーディオの多チャンネル、ビ
デオのキー信号など)
デスティネーションオフセット型ファントムの設定
IN001:DST+0<IN001-1
IN001:DST+1<IN002-1
IN003:DST+0<IN003-1
IN003:DST+1<IN004-1
ファントム機能について
本機は、グローバルファントム、通常のローカルファントム、デスティ
ネーションオフセット型ローカルファントム 機 能 があり、様々な切り換
えに対応します。各ファントムは次のような特徴を備えています。
グローバルファントム
1つのボタンを押すだけで、最大4,096のクロスポイントを切り換え
ることが できます。2台以上のコントロールユニットから共通のファン
トム切り換えを行いたいときに使用します。
ご注意
グローバ ルファントムは切り換えデータを1次局に設定するため、
ルート設定とは連動しません。グローバルファントムを ル ート設 定と
組み合わせて使用し、ルート表示機能を働かせるには、切り換える
全てのクロスポイントをファントムとして設定しておく必要があります。
ローカルファントム
1つのボタンを押すだけで複数のクロスポイントを切り換えたい場合
や、コントロールユニットが制御するデスティネーションとは無関係な
ポイントを切り換えたい場合に使用します。1つのボタンに最大57の
クロスポイントを設定できます。
デスティネーションオフセット型ローカルファントム
デスティネーションオフセット型ローカルファントムでは、ローカルファ
ントム の デスティネーション設定を置換変数(DST+*)にしておき
ます。*はデスティネーション端子番号のオフセット値です。変数
DSTは、ファントム切り換え時に選択されたデスティネーションの端
子番号に自動的に置き換えられます。例えば、デスティネーションが
OUT005で、デスティネーションの端子番号が015、オフセット値が
2(*=2)の場合、017のデスティネーションが切り換わります。
デスティネーションオフセット型ファントムを実行する場合は、まずデ
スティネーションを選択または確認します。
デスティネーションオフセット型ファントムには次のような使いかたが
あります。
例1
あるレベルの複数のソース(例えばビデオソースIN001とIN005)
に、他のレベルのソース(例えばオーディオソースAUD007)を重複
して設定する
各レベルのソース名称 デスティネーション
ソース名 LEVEL 1 LEVEL 2 オフセット型ファントムの設定
IN001 IN001 AUD007 IN001:DST+0<IN001-1
IN001:DST+0<AUD007-2
IN005 IN005 AUD007 IN005:DST+0<IN005-1
IN005:DST+0<AUD007-2

10 (J)
前面
後面
SELECTOR
S
PROT LOCK TYPE CLR LEVEL DEST LEVEL
12345678 TAKE
BKS-R3210
各部の名称と働き
⁄AC IN POWER
REMOTE-1 REMOTE-2
STATION ID
y
ON
OFF
1248163264
128
I
O
12345678
!§ y
(アース) 端子
!¶ STATION IDスイッチ
!• REMOTE-2端子
!£ 〜AC IN端子
!¢ POWERスイッチ
!∞ REMOTE-1端子
1プリセット表示部
2表示部
1プリセット表示部
通常は前回選択した名称が表示されています。
エラーが発生するとエラーの内容を表示します。
SELECTORつまみを回したときは、つまみで選択した内容を表示
します。
2表示部
左8桁にソース名称、右8桁にデスティネーション名称を表示しま
す。
ソース選択時はソース側の表示を明るく点灯します。
デスティネーション選択時はデスティネーション側の表示を明るく点
灯します。
レベル選択時は両方が暗い表示になります。
5PROTボタン/ランプ
6LOCKボタン/ランプ
7TYPEボタン/ランプ
8CLRボタン/ランプ
3ソース/デスティネーション
選択ボタン
4SELECTORつまみ
9TAKEボタン
0LEVELインジケーター
!¡ DESTボタン/ランプ
!™ LEVELボタン/ランプ

11 (J)
5PROT (プロテクト) ボタン/ランプ
このボタンには出力のプロテクトを設定/解除する切り換え機能と、
プロテクトされているかどうかを表示する表示機能があります。
プロテクト表示機能
現在選択しているデスティネーションがプロテクトされているかどう
かを調べ、プロテクトされていると点灯します。ランプが点灯してい
るときは、ソース選択ボタンは働きません。
プロテクト切り換え機能
PROTランプ消灯中にボタンを押すと、現在選択しているデスティ
ネーションがプロテクトされます。プロテクトされているデスティネー
ションに対しては、全てのパネルからソースの切り換えができなくな
ります。
プロテクトを解除するには、PROTボタンを押してランプを消灯しま
す。
ご注意
コントロールターミナルでプロテクトモードをONAIRにすると、プロ
テクトの設定に関係なく切り換えを行います。通常は、プロテクト
モードをNORMALに設定しておいてください。
6LOCK (ロック) ボタン/ランプ
LOCKランプ消灯中に押すと点灯し、パネル上のLOCKボタンを
除くすべてのボタンは働かなくなります。不用意に選択ボタンに
触って切り換えが行われるのを防ぎます。
LOCKランプ点灯中に他のボタンを押すと、プリセット表示部に次
のメッセージを表示します。
ID=xxxV1.00<LOCK>
xxxは本機のステーション番号です。
ランプ点灯中に押すと消灯し、ロックを解除します。
7TYPE (タイプ) ボタン/ランプ
種別名称を選択するときに使用します。ランプは押している間点灯
します。
TYPEボタンを押しながらSELECTORつまみを回すと、種別名称
が順番に表示されます。選択したい種別名称が表示されたら
TYPEボタンを離して、SELECTORつまみを回します、選択した種
別名称のソースまたはデスティネーションのみを順番に表示します。
あらかじめ種別名称により信号を分類しておくと、選択が容易にな
ります。
3ソース/デスティネーション選択ボタン
このボタンは、ソース選択機能とデスティネーション選択機能の2つ
の機能があります。どちらの選択に使うかは、コントロールターミナ
ルまたはセットアップ機能で設定します。
LEVELランプが点灯中は上の8個のボタンはレベル選択ボタンに
なります。詳しくはLEVELボタン/ランプを参照してください。
コントロールターミナル でソース/ デスティネーション名称を設定する
と、ソース(入力)に設定したボタンは薄い緑色、デスティネーショ
ン(出力)に設定したボタンは薄い橙色で点灯します。ボタンを押
して選択すると、同じ色で明るく点灯します。
ご注意
ソースボタンが明るく橙色で点灯する場合がありますが、これは橙
色で点灯しているソースが他のレベルで選択されていることを示し
ています。(ブレークアウェイ状態)
◆ボタンの機能設定について詳しくは、ルーティングスイッチャーに付属の
インストレーションマニュアルを参照してください。
ソース選択機能 (緑色に点灯)
このボタンを押すと、現在選択しているデスティネーションに対し
て、押したボタンに対応するソースへの切り換え要求をS-BUSに出
力します。 (ファントムとして設定されていた場合はファントム切り換
えになります。)
ランプ表示モードが即時点灯モードになっている場合は、押したボ
タンがすぐに明るく緑色に点灯します。状態表示モードになってい
る場合は、切り換えが行われたことを確認してから、明るく緑色に
点灯します。
ご注意
PROTランプが点灯しているときはソースの切り換えはできません。
◆表示モードについては、16 (J) ページをご覧ください。
デスティネーション選択機能 (橙色に点灯)
このボタンを押すと、パネルが選択しているデスティネーションが変
更されます。押したボタンが明るく橙色に点灯します。
4SELECTOR (セレクター) つまみ
回すとDESTランプ消灯中はソースを、点灯中はデスティネーション
を順番にプリセット表示部に表示します。
TYPEボタンを押しながら回すと種別名称を順番にプリセット表示
部に表示します。次にTYPEボタンを離して回すと、その種別名称
を使用した名称だけが順番にプリセット表示部に表示されます。
コントロールターミナルの設定により名称の選択範囲を次のように制
限することができます。
●ソースにシークレットを設定すると、そのソース名は飛ばされます。
●アベイラブルソース/デスティネーションテーブルで、選択の範囲
を限定できます。

12 (J)
初期状態に戻すには、LEVELランプを点灯させてCLRボタンを押
します。
ご注意
レベル選択の方法はコントロールターミナルにより選 択 できます。選
択方法には、選択ボタンを押すたびにレベルがON/OFFするマ
ルチレベルモードと、押すたびに押したレベルのみが選択されるシ
ングルレベルモードがあります。
!£ 〜AC IN (AC電源入力) 端子
指定の電源コードを使ってAC 電源に接続します。
!¢ POWER (電源) スイッチ
電源スイッチを I側にすると電源が入ります。
電源が入ると、ROMチェックサム、RAM書き込みテスト、ランプ 点
灯テストを行い、通信状態に入ります。状態表示モードになってい
ると、前面の表示部には、最新の選択状態が表示されます。
!∞ REMOTE 1 (リモート1) 端子 (BNC型)
S-BUS通信回線に接続します。付属のT型ブリッジと市販の5C-2V
の同軸ケーブルを使って接続してください。
!§ y(アース) 端子
信号用アースです。
!¶ STATION ID (ステーション番号) スイッチ
各コントロールユニットごとに、S-BUS通信回線内のステーション番
号を設定します。2〜254の任意の番号を設定できます。
ご注意
1台のルーティングスイッチャーに接続したコントロールユニットには
同じ番号が存在しないように設定してください。
◆ステーション番号の設定のしかたについては、「準備」の「ステーション番
号の設定」をご覧ください。
!• REMOTE 2 (リモート2) 端子 (D-sub 9ピン)
RS-422の通信回線に接続します。
各部の名称と働き
8CLR (クリア) ボタン/ランプ
各種操作を前の状態に戻します。ランプは押している間点灯しま
す。
DEST、
LEVELランプ消灯時:プリセット表示部に現在選択さ
れているソース名称を表示します。
DESTランプ点灯時:プリセット表示部に現在選択されているデ
スティネーション名称を表示します。
LEVELランプ点灯時:レベル設定はコントロールターミナルで設
定した初期値に戻ります。
9TAKE (テイク) ボタン
このボタンは様々な選択の確定に使います。
●プリセット表示部に表示されているソースで切り換えを実行する。
●プリセット表示部に表示されているデスティネーションを、コント
ロール対象のデスティネーションとして選択する。
●選択したレベルを確定する。
0LEVEL (レベル) インジケーター
現在選択の対象になっているレベルのインジケーターが緑色に、対
象外のレベルのインジケーターが橙色に点灯します。
コントロールターミナルで対象外に設定されているレベルのインジ
ケーターは消灯します。
!¡ DEST (デスティネーション) ボタン/ランプ
DESTランプ消灯中に押すと点灯し、表示部のデスティネーション
名の表示が明るくなります。DESTランプ点灯中は、選択ボタン(タ
イプ・ナンバー選択時) またはSELECTORつまみでデスティネー
ションの変更ができます。
点灯中に押すと消灯します。
!™ LEVEL (レベル) ボタン/ランプ
LEVELランプが消灯中に押すと点灯し、ソース/ デスティネーショ
ン選択ボタンの1〜8はレベル選択ボタンになります。このボタンを
押すと、現在選択されているデスティネーションのコントロールの対
象になっているレベルの選択ボタンが明るく緑 色に点 灯します。コ
ントロールターミナ ルによりコントロール可能になっているそれ以外
のレベルの選択ボタンは明るい橙色で、コントロール対象外になっ
ているレベルは薄い緑色で点灯します。
設定したいレベルの選択ボタンを押すと、対応するレベル名称が
プリセット表示部に表示されます。選択したレベルを確定するには、
TAKEボタンを押します。
確定したレベルは、レベルインジケーターにソース/ デスティネー
ション選択ボタンの1〜8と同じ色で表示されます。(薄い緑色は消
灯になります。)

13 (J)
コントロールターミナルでの設定
本機を使って信号の切り換えを行う前に、あらかじめS-BUSデータ
リンクの1次局に接続したコントロールターミナルで、次のような設
定が必要です。
◆設定方法について詳しくは、ルーティングスイッチャーに付属のインスト
レーションマニュアルをご覧ください。
1ソースの種別名称(VTR、FLM、AUXなど)を設定する。
最大16の名称を設定できます。
2ソース名称(種別名称と001〜999の番号、FLM034など)を設
定する。
登録したソース名称の一覧をソーステーブルと呼びます。
3デスティネーション名称(種別名称と001〜999の番号、
VTR034など)を設定する。
登録したデスティネーション名称の一覧をデスティネーション
テーブルと呼びます。
4ファントム名称を設定する。
登 録したファントム名称の一覧をファントムテーブルと呼びま
す。
5タイプ・ナンバー選択方式、ダイレクト選択方式のどちらで使
用するか設定する。
6ダイレクト選択方式で使用するとき
本機のソース/デスティネーション選択ボタンの割り当てを設定
する。
タイプ・ナンバー選択方式で使用するとき
本機から設定できるデスティネーション名称をデスティネーショ
ンテーブルから選ぶ。
このデスティネーション名称の一覧をアベイラブルデスティネー
ションテーブルと呼びます。このアベイラブルデスティネーショ
ンに対して、本機から選択できるソース名称の範囲を設定でき
ます。これをアベイラブルソースと呼びます。
コントロールするソース/ デスティネーションを制限する必要の
ないときは、この手順は不要です。
準備
7コントロールするレベルを設定する。
8コントロールユニットを複数台使用する場合、親機、子機の設
定をする。
親機の設定
PANELモード:MOTHER(親機)
SETBLOCKNUMBER:使用するブロック番号(1〜10)
子機の設定
PANELモード:DAUGHTER(子機)
MOTHERSTATIONID:親機のステーション番号
ご注意
親機を先に設定してください。
9ルート表示機能を使うときは、ルート設定をする。

14 (J)
1
2
3
VTR 12
VTR 12
本機の準備
本機は、単体でスイッチャーをコントロールすることもできますが、
BKS-R3210を含んだ2台以上、最大253台までのコントロー ル ユ
ニットを組み合わせ、コントロール できるソース/ デ スティネーション
数を拡張することができます。単体で使用する場合と、複数台で
使用する場合で設定のしかたが異なることがあります。設置したシ
ステムに合わせて、以下の設定を行ってください。複数台を組み
合わせる場合、任意の一台を親機に設定し、残りを子機に設定し
ます。
ステーション番号の設定
後面のSTATIONIDスイッチを使って設定します。ONに設定した
スイッチの数値を加えた値が番号になります。例えば、下図のよう
にスイッチ 1、2、8をONに設定すると、ステーション番号は11にな
ります。
ステーション番号: 1+2+8=11
ステーション番号の設定例
キーラベル表示
ソース/デスティネーション選択ボタンのキーラベルにソース名称や
デスティネーション名称を記入しておくと、どのボタンに何が割り当
てられているかがひとめでわかります。
キーラベルの挿入
本機には、ラベルが付属しています。次のようにして、ラベルをボ
タンに 挿 入し てください。
キーラベルの挿入
1付属のラベルに名称を書き込む。
2付属のキートップ引き抜き治具でキートップを外す。
3キーラベルをボタン上に置き、キートップを元通りに取り付ける。
準備
キートップ引き抜き治具
キートップ
キーラベル
キーラベル
1248163264128
STATION ID
ON
OFF
12345678

15 (J)
タイプ・ナンバー選択方式に設定するには
ボタン6、7、8を同時に押しながら電源を入れます。
タイプ・ナンバー選択方式を選んだ場合、ソース選択ボタンには、
次のようにタイプ名称と数字が割り当てられます。
ソース/デスティネーション選択ボタンのタイプ名称と数字
Type0〜TypeFには、あらかじめコントロールターミナルで種別名
称を設定しておきます。例えば、コントロールターミナルでソースタ
イプを「0=VTR」と設定しておくと、Type0の種別名称はVTRに
なります。
この方式でソースを選択するときには、Type0〜TypeFのボタンを
ひとつ押して種別名称を選択し、次に1〜0のボタンを使って番号
を指定し、最後にTAKEボタンを押します。
ダイレクト選択方式にするには
ボタン7、8を同時に押しながら電源を入れます。
ボタンに設定された名称のソースまたはデスティネーションを選択し
ます。
ランプ表示を即時点灯モードにするには
ボタン1、3を同時に押しながら電源を入れます。
ソース選択ボタンを押すと、押したランプが即時点灯します。
ランプ表示を状態表示モードにするには
ボタン1、2、3を同時に押しながら電源を入れます。
ソース選択ボタンを押すと、クロスポイントの切り換えを確認してか
ら、入力の選択状態に従いランプが点灯します。
ボタンによる設定 (セットアップ)
S-BUSシステムでは、基本的には様々な設定を1次局に接続した
コントロールターミナルで行いますが、次の設定は本機単独でも行
えます。設定項目ごとに、本機のソース/デスティネーション選択ボ
タンを以下の組み合わせで同時に押しながら電源を入れてくださ
い。
ソース/デスティネーション選択ボタンの番号
設定を初期化するには
ボタン1、2を同時に押しながら電源を入れます。
コントロールユニットの設定が次のように工場出荷時の状態になり
ます。
1)タイプ・ナンバー選択方式
2) 状態表示モード
3) 単体使用モード
4) シングルレベルモード
5) ファントム部 分 プロテクトモード
ご注意
ボタンは、パネルのランプ点灯チェックが終了するまで押し続けて
ください。
LEVELボタンをマルチレベルモードにするには
ボタン1、6を同時に押しながら電源を入れます。
レベル選択ボタンは、ブレークアウェイ操作時に複数のレベルを同
時に選択できる、マルチレベルモードで動作します。
LEVELボタンをシングルレベルモードにするには
ボタン1、7を同時に押しながら電源を入れます。
レベル選択ボタンは、ブレークアウェイ操作時にそれぞれのレベル
を個別選択できる、シングルレベルモードで動作します。
単体使用モードに設定するには (本機を単体で使用する場合)
ボタン5、8を同時に押しながら電源を入れます。
1234
9101112
5678
13 14 15 16
Type 0
1Type 1
2Type 2
3Type 3
4
Type 8
9Type 9
0Type A Type B
Type 4
5Type 5
6Type 6
7Type 7
8
Type C Type D Type E Type F

16 (J)
16ソース選択モードに設定するには (ダイレクト選択方式)
ボタン1、4(またはボタン5、7)を同時に押しながら電源を入れま
す。
16個のソース/デスティネーション選択ボタンが全て、ソース選択ボ
タンとして働きます。デスティネーションの選択は、DESTボタンを押
して点灯させてから、SELECTORつまみを回します。
8ソース/8デスティネーション選択モードに設定するには
(ダイレクト選択方式)
ボタン5、6を同時に押しながら電源を入れます。
上のボタン1〜8がソース選択ボタン、下のボタン9〜16がデスティ
ネーション選択ボタンとして働きます。
ファントム全プロテクトモードにするには
ボタン9、11を同時に押しながら電源を入れます。
ファントム 切り換え時に、クロスポイントのひとつでもプロテクトがか
かっていると、全てのクロスポイントの切り換えを禁止します。
ファントム部分プロテクトモードにするには
ボタン9、10、11を同時に押しながら電源を入れます。
ファントム切り換え時に、プロテクトがかかっているデスティネーショ
ンがあると、そのデスティネーションを含むクロスポイントの切り換え
だけを禁止し、プロテクトがかかってないデスティネーションのクロ
スポイントを切り換えます。
セットアップ操作一覧表
設定内容 同時押しする
ボタン
設定を初期化する 1、2
LEVELボタンをマルチレベルモードにする 1、6
LEVELボタンをシングルレベルモードにする 1、7
単体使用モードに設定する 5、8
タイプ・ナンバー選択方式に設定する 6、7、8
ダイレクト選択方式にする 7、8
ランプ表示を即時点灯モードにする 1、3
ランプ表示を状態表示モードにする 1、2、3
16ソース選択モードに設定する 1、4(または5、7)
8ソース/8デスティネーション選択モードに設定する 5、6
ファント全プロテクトモードにする 9、11
ファントム 部 分プロテクトモードにする 9、10、11
準備

17 (J)
Yes
Yes
No
No
Yes
Yes
No
No
操作
デスティネーションの選択
レベルの選択
ソースの選択
No
Yes
Yes
No
選択方式は? ダイレクト
SELECTORつまみ
で選択するか?
タイプ・
ナンバー
種別名称で
選択するか?
選択したいデスティネーション名
が表示されるまで
SELECTORつまみを回す。
TYPEボタンを押すのをやめる。
TYPEボタンを押しながら
選択したい種別名称が表示される
までSELECTORつまみを回す。
選択したいデスティ
ネーション選択ボタン
(燈色) を押す。
選択したいデスティネー
ションの種別名称を押す。
選択したいデスティネー
ションの番号を押す。
TAKEボタンを押す。
終了
Yes
No
LEVELボタンを押して点灯する。
レベルを1 次局の
設定値に戻すか?
CLR ボタンを押す。
終了
TAKEボタンを押す。
ソース/デスティネーション選択ボタンの1〜8が
レベル選択ボタンになる。選択したいレベルボ
タンを押して、緑色に点灯させる。
切り換える
デスティネーション
を変更するか?
切り換えるレベルを
変更するか?
デスティネーションの
選択へ
レベルの選択へ
DESTボタンを押して消灯する。
SELECTORつまみ
で選択するか?
種別名称で
選択するか?
選択方式は? ダイレクト
選択したいソース
選択ボタン (緑色) を
押す。
選択したいソースの
種別名称を押す。
選択したいソースの
番号を押す。
TYPEボタンを押しながら
選択したい種別名称が表示される
までSELECTORつまみを回す。
TYPEボタンを押すのをやめる。
選択したいソース名が表示される
までSELECTORつまみを回す。
TAKEボタンを押す。
終了
DESTボタンを押して点灯する。
タイプ・
ナンバー

18 (J)
エラーメッセージ
本機の動作に不具合が発生すると、エラーメッセージをプリセット表
示部に表示します。
エラーメッセージ エラーメッセージの内容 備考
PacErr S-BUS受信エラー 数分間に1回程度なら問題ありません。原因は、電源ノイズやS-BUSリ
モートケーブルの長さが5C-2V相当で500mを越えているなどが考えられま
す。正常と思われる状態で本機を使用しても、症状が変わらない場合は
本機の不良が考えられます。
Reset-P 1次局がリセットした 1次局の電源がONした、またはS-BUSで異常が発見されたときに発生し
ます。
Secret シークレット設定されたソースを選択しようとし た シークレット設定されたソースは1次局以外からは選択できません。
ComErr S-BUS送信エラー S-BUS送信が規定時間内にできなかった場合に発生します。1次局の電
源がオフ、またはケーブルの断線が考えられます。
Protect 切り換えようとし た デ スティネーションに 切り換えようとし た デ スティネーションにプロテクトが か かって いるときは 切り
プロテクトがかかっている。 換えは行えません。
NotFound 名称が見つからない 種別名称+番号で存在しない名称を選択した場合発生します。
LvlErr レベルが全てコントロール対象外 レベルが全てコントロール対象外になっています。
NoDest デスティネーションが設定されていない デスティネーションが設定されていません。選択または、設定を変えてくだ
さい。
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