Sony RCP-750 User manual

REMOTE CONTROL PANEL
RCP-750/751
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災
や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよく
お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition (Revised 1)

ソニー製品は安全に十分に配慮して設計されています。しかし、電気製品は
まちがった使い方をすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事
故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
2(J)〜3(J)ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめ
します。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業
担当者にご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
異常な音、に
おい、煙が出
たら
,1電源を切る。
2ソニーのサービス担当者または営業担当者に修
理を依頼する。
すぐに接続コードを抜き、消火する。
炎が出たら ,
安全のために

1 (J)
目次
日
本
語
警告 .................................................................................................................... 2(J)
注意 .................................................................................................................... 3(J)
概要 ......................................................................................................................... 4(J)
主な特長 .......................................................................................................................... 4(J)
各部の名称と働き .................................................................................................... 5(J)
操作パネル ...................................................................................................................... 5(J)
コネクターパネル ........................................................................................................ 11(J)
コンソールへの取り付け ........................................................................................ 12(J)
メニューの構成と基本操作 .................................................................................... 13(J)
基本操作手順 ................................................................................................................ 13(J)
メニュー画面の基本構成 ............................................................................................ 14(J)
メニュー項目 ................................................................................................................ 18(J)
初期設定 ................................................................................................................ 23(J)
RCP-750/751の動作環境の設定 ................................................................................. 23(J)
時計を合わせる ............................................................................................................ 23(J)
ブザーを設定する ........................................................................................................ 24(J)
LEDの明るさを設定する ............................................................................................ 25(J)
ロータリーエンコーダーの設定を変更する ............................................................ 25(J)
液晶ディスプレイの明るさ/コントラストを設定する.......................................... 25(J)
メモリースティック ............................................................................................... 26(J)
メモリースティックの取り付け ................................................................................ 26(J)
メモリースティックについて .................................................................................... 26(J)
主な仕様 ................................................................................................................ 28(J)

2 (J)
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
外装を外さない、改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部の調整や設定および点検を行う必要がある場合は、必ずサービストレー
ニングを受けた技術者にご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、接続コードを抜いて、ソニーのサービス担
当者または営業担当者にご相談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置•使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。

3 (J)
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
AUX REMOTE端子や CCU/CNU REMOTE端子には指
定以外の機器を接続しない
このオペレーションマニュアルに記載している以外の機器を接続すると、
火災や感電の原因となることがあります。
リモートケーブル(CCAケーブル)を傷つけない
リモートケーブルを傷つけると、火災の原因となることがあります。

4 (J)
リモートコントロールパネルRCP-750/751は、ソニーBVP/HDCシ
リーズのスタジオ/中継用CCDカラービデオカメラの調整機能を、
CCU/HDCUシリーズのカメラコントロールユニットを介してリモート
コントロールするためのコントロールパネルです。
本機は、専用のケーブルでCCU/HDCU(またはCCU/HDCUに
接続したCNUシリーズのカメラコマンドネットワークユニット)に接
続することにより、CCU/HDCU(CNU)から最大200m離して使
用することができます。
RCP-750とRCP-751では、アイリス / マスターブラック調 整 部 の 構
成・形状が異なるだけで、他の機能は共通です。
アイリス / マスターブラック調 整 部 は 、RCP-750ではジョイスティック
(レバー)タイプ、RCP-751ではつまみになっています。
主な特長
カメラの基本的オペレーションに適した操作性
本機は、カメラの基本的オペレーションに必要なコントロール機能を
備えています。操作ボタン、調整つまみなど、機能と使う頻度に応
じてパネル上に配置されています。また、自照式ボタンの点滅や
点灯の状態により、操作状況がわかるようになっています。
さらに、誤操作した場合にカメラの動作やセットアップに重大な影響
を及ぼすボタンの周囲にはガードを付けるなど、様々な機能を簡単
かつ正確に操作できるようになっています。
オートセットアップ機能のコントロール
マイクロコンピューター制御でカメラの各調整項目を自動的に調整
するオートセットアップをコントロールする機能を備えています。各種
のレベルを、同時または個別に自動調整することができます。
シーンファイル機能のコントロール
撮影シーンに合わせて、ペインティングなどの操作により調整した
データを、シーンファイルとして最大5つまでカメラ内に保存してお
き、必要に応じて呼び出して、シーンに合った撮影条件を簡単に
再現することができます。
カメラのECS/シャッター機能をコントロール
CCDカメラのECS(ExtendedClearScan)や電子シャッター機能
のON/OFF、ECS周波数やシャッタースピードの切り換えが可能で
す。
デジタル回線による接続
カメラコントロールユニットと本機との間は、デジタル回線により信
号の受け渡しを行います。1本の接続ケーブル(CCA-5)ですべて
の信号の授受を確実に行うことが できます。本 機には接続ケーブ
ルを介して電源が供給されます。
メモリースティックスロット
シーンファイル、リファレンスファイルなど各種データをメモリースティッ
クに保存し、必要なときに読み出して再現させることができます。
タッチパネルと3.5型LCDにより各種機能に対応
LCDに表示される機能をタッチパネルで選択することにより、各機
能の設定を変更することができます。
他のコントロールパネルとのパラレルコントロー
ルが可能
マスターセットアップ ユニットMSU-700A/750など、他のコントロー
ルパネルとの同時コントロールが可能です。
19インチのラックに4台取り付け可能
19インチのEIA標準ラックに4台並べて取り付けることができます。
概要

5 (J)
操作パネル
IRIS/MB
ACTIVE
AUTO
RELATIVE
COARSE
SENS
OPENCLOSE
RELATIVE
MASTER
BLACK
EXT
IRIS
EXT
IRIS/MB
ACTIVE
AUTO
COARSE
SENS OPEN
CLOSE
RELATIVE
MASTER
BLACK
IRIS
PARA
STANDARD CHAR
ACTER
MASTER SLAVE CAM PW
5600K
PAINT 1 PAINT 2
WHITE
ALARM CALL
REMOTE CONTROL PANEL
BLACK/FLARE
a
PAINT 3 SCENE MAINTE
NANCE FUNCTION
AUTO
KNEE SKIN
DETAIL DTL
GATE BLACK
GAMMA
TEST BARS CLOSE
LEVEL
AUTO SETUP
DETAIL
PANEL
ACTIVE
SKIN DTL
AUTO HUE
START/
BREAK WHITE BLACK
ALARM CALL
REMOTE CONTROL PANEL
BLACK/FLARE
a
PANEL
ACTIVE
各部の名称と働き
1コントロール選択部
2STANDARDボタン
4WHITEつまみ
5BLACK/FLAREつまみ
6カメラナンバー/タリー表示部
7ALARMインジケーター
8CALLボタン
9PANEL ACTIVEボタン
0電源/出力信号選択部
qa AUTO SETUP部
qs メニュー操作部
qd DETAILつまみ
qf MEMORY STICKスロットと
アクセスランプ
アイリス/マスターブラック調整部
(9(J)ページ)
6カメラナンバー/タリー表示部
7ALARMインジケーター
8CALLボタン
9PANEL ACTIVEボタン
アイリス/マスターブラック調整部
(10(J)ページ)
RCP-750
RCP-751
3カメラ/CCU機能
ON/OFFボタン

6 (J)
1コントロール選択部
APARA
(パラレルモード)ボタン
他のコントロールパネルとの同時コントロール状態(パラレルモード)
に設定されていると点灯します。
このボタンが点灯しているときは、PANELACTIVEボタンが消灯し
ている場合でも、アイリス/ マスターブラック調整部を除く本機のす
べてのボタン/調整部が有効です。
ボタンを押して消灯させると、パラレルモードが解除されます。
BMASTER
(マスター)ボタンとSLAVE
(スレーブ)ボタン
マスター/スレーブモードで、複数のカメラのホワイトバランスを同 時
に調整するとき、マスター機、スレーブ機を指定します。
本機でコントロールしているカメラをマスターにするときは MASTER
ボタンを押して点灯させ、スレーブにするときは SLAVEボタンを押
して点灯させます。
どちらのボタンも、もう1度押すと消灯します。
2STANDARD
(標準)ボタン
押すとビデオカメラの各種設定が標準状態になり、ボタンが数秒間
点灯します。
ボタンが点灯している間にもう1度押すと、点灯する前の状態に戻
ります 。
3カメラ/CCU機能ON/OFFボタン
ビデオカメラや CCU/HDCUの機能を、本機からON/OFFするこ
とができます。
5600K:5600Kの電気色温度補正機能
AUTO KNEE(オートニー):オートニー機能。ONでは、画面
の明るさに応じて自動的にニーが働きます。
SKIN DETAIL(スキンディテール):スキントーンディテール
機能
DTL GATE
(ディテールゲート):スキントーンディテールゲー
ト機能。ONでは、スキントーンディテールの調整範囲がPIX
(ピクチャー)モニター上に白く表示されます。
BLACK GAMMA(ブラックガンマ):ブラックガンマ機能
CHARACTER(文字情報):自己診断表示機能
CCU/HDCUのCHARACTEROUTPUT端子に接続したモ
ニターに、CCU/HDCUの自己診断内容を表示します。この
内容は、PIX1OUTPUTのビデオ信号にもミックスされて出力
されます。
表示はボタンを押すたびに次のように切り換わります。
OFF c ON(1ページ)
cON(2ページ)
・・・
cON(nページ)
cOFF
自己診断内容は、このボタンが消灯していても必要に応じて
自動的に表示されます。
右側2個のボタンは機能拡張用です。現在は機能しません。
4WHITE
(ホワイトバランス手動調整)つまみ
ホワイトバランス手動調整用のつまみです。左から順にR、G、B信
号を調整します。
5BLACK/FLARE
(ブラックバランス/フレアバランス手動
調整)つまみとインジケーター
インジケーター消灯時はブラックバランスを、インジケーター点灯時
はフレアバランスを調整します。左から順にR、G、B信号を調整し
ます。
ブラックバランス/フレアバランスの選択はメンテナンスメニューで
行います。
◆「ロータリー エンコーダ ー の 設 定を変更する」(25(J)ページ)をご覧くださ
い。
6カメラナンバー/タリー表示部
本機でコントロールしているカメラのナンバーが、オレンジ色で表示
されます。
カメラにレッドタリー 信 号 が入力されると、背景が赤く点灯し、ナン
バーは黒で表示されます。グリーンタリー信 号 が入力されると背景
が緑に点灯し、ナンバーは黒で表示されます。
レッドタリー 信 号とグリーンタリー信号が同時に入力された場合は、
背景の左半分が赤、右半分が緑に点灯します。
PARA MASTER SLAVE
AB
CHAR
ACTER
5600K AUTO
KNEE SKIN
DETAIL DTL
GATE BLACK
GAMMA
各部の名称と働き

7 (J)
7ALARM
(アラーム)インジケーター
システムに異常が発生し、カメラヘッドやCCU/HDCUで自己診断
機能が動作すると、赤く点灯します。
8CALL
(コール)ボタン
押すとビデオカメラにコール信号が送出され、カメラ側のCALLボ
タンが点灯します。また、カメラのタリーランプとCCU/HDCUの
レッドタリーランプ は、それぞれ点灯していた場合は消灯し、消灯し
ていた場合は点灯します。
カメラ側で CALLボタンが押されると、本機のCALLボタンが点灯
し、ブザーが鳴ります。
9PANEL ACTIVE
(パネルアクティブ)ボタン
押して点灯させると、本機に接続したカメラシステムをコントロール
できる状態(パネルアクティブ状態)になります。このときアイリス/
マスターブラック調整部のIRIS/MBACTIVEボタンも同時に点灯
します。
また、消灯させるとパネルはロックされ、誤動作防止になります。
0電源/出力信号選択部
ACAM PW
(カメラ電源)ボタン
押して点灯させると、ビデオカメラに電源が供給されます。(ボタン
を押してから、カメラが立ち上がって通信可能になるまでの間は、
高速で点滅します。)
もう1度押すと点滅に変わり、カメラへの電源供給が遮断されます。
Bテスト信号出力選択ボタン
押して点灯させると、カメラのテスト信号発生器が作動し、対応す
る信号が出力されます。
TEST(テスト):ビデオ回路チェック用のテスト信号
BARS(カラーバー):カラーバー信号
ご注意
BARSボタンが点灯している場合は、BARSボタンの機能が優先し
ます。TESTを選択するときは、BARSボタンを押して消灯させてく
ださい。
CCLOSE
(アイリスクローズ)ボタン
押して点灯させると、絞りがクローズします。もう1度押すとボタン
は消灯し、クローズが解除されます。
qa AUTO SETUP
(オートセットアップ)部
A自動調整項目選択ボタン
押して点灯させ、自動調整する項目を選択します。
SKIN DTL AUTO HUE
(スキンディテールオートヒュー):
スキントーンディテールオートヒュー
LEVEL
(レベル):ガンマバランス、ニーポイント、マスターブラッ
クレベ ルなど
BSTART/BREAK
(自動調整開始/中止)ボタン
このボタンを押すと、点灯している項目選択ボタンに対応する項目
の自動調整が実行されます。
調整中はボタンが点灯し、調整が完了すると消灯します。
自動調整実行中にこのボタンを押すと、自動調整が中止され、ボ
タンが点滅します。もう1度ボタンを押すと点滅が止まります。
CWHITE
(ホワイトバランス自動調整)ボタン
押すと、ホワイトバランスが自動調整されます。
調整中はボタンが点灯し、調整が完了すると消灯します。
自動調整実行中にもう1度このボタンを押すか、START/BREAK
ボタンを押すと、自動調整が中止され、ボタンが点滅します。もう1
度ボタンを押すと点滅が止まります。
DBLACK
(ブラックバランス自動調整)ボタン
押すと、ブラックバランス、ブラックセットが自動調整されます。
調整中はボタンが点灯し、調整が完了すると消灯します。
自動調整実行中にもう1度このボタンを押すか、START/BREAK
ボタンを押すと、自動調整が中止され、ボタンが点滅します。もう1
度ボタンを押すと点滅が止まります。
ご注意
自動調整中にエラーが発生した場合は、点灯させたボタンが点滅
します。
CAM PW TEST BARS CLOSE
AB C
LEVEL
AUTO SETUP
SKIN DTL
AUTO HUE
START/
BREAK WHITE BLACK
ABDC

8 (J)
qs メニュー操作部
AMODE
(モード選択)ボタン
メニューのモードを選択します。
押して点灯させたボタンに対応するモードのメニューが液晶ディス
プレイに表示されます。
PAINT 1/2/3(ペイント):ペイントメニューを選択します。
ホワイト、ブラック、フレアなどを調整します。
SCENE(シーンファイル):ファイル操作メニューを選択しま
す。
シーンファイルの呼び出し、登録を行います。
MAINTENANCE
(メンテナンス):メンテナンスメニューを選
択します。
CCU/HDCUのH位相、SC位相などの設定や本機の動作環
境の設定を行います。
FUNCTION
(ファンクション):ファンクションメニューを選択
します。
カメラおよびCCU/HDCUの各種機能のON/OFFや設定を
行います。
すべてのボタンを消灯させると、ステータス表示(14(J)ページ)に
なります。
◆それぞれのメニューの項目については、「メニュー項目」(18(J)ページ)
をご覧ください。
BLCD
(液晶ディスプレイ)
/タッチパネル
通常はステータス(14(J)ページ参照)を表示します。
MODEボタンを押すと、選択したモードのメニューが表示され、各
種の設定が可能になります。
C調整つまみ(ロータリーエンコーダー)
タッチパネルで選択した項目を調整します。
qd DETAIL
(ディテール調整)つまみ
ディテールレベルを調整します。
メンテナンスメニューを使用して、HDディテールを調整するか、SD
ディテールを調整するかを選択することができます。
◆「ロータリー エンコーダ ー の 設 定を変更する」(25(J)ページ)をご覧くださ
い。
qf MEMORY STICK
(メモリースティック)スロットとアクセ
スランプ
カメラやCCU/HDCUのリファレンスファイル、シーンファイルなどを
保存するメモリースティックをスロットに 挿 入します。
アクセスランプがメモリースティックの状態を表示します。
消灯:メモリースティックが挿入されていません。
緑点灯:メモリースティックが挿入されています。この状態のと
きはメモリースティックを安全に抜くことが できます。
赤点灯:データの読み出し/書き込み中です。この状態でメモ
リースティックを抜き差しすると、データは保証されません。
全データが消えてしまうこともあります。
◆メモリースティックにつ いては、26(J)ページをご覧ください。
PAINT 1 PAINT 2 PAINT 3 SCENE MAINTE
NANCE FUNCTION
A
B
C
各部の名称と働き

9 (J)
アイリス/マスターブラック調整部(RCP-750)
IRIS/MB
ACTIVE
AUTO
RELATIVE
COARSE
SENS
OPENCLOSE
RELATIVE
MASTER
BLACK
EXT
IRIS
1MASTER BLACK
(マスターブラック)表示部
マスターブラックの 設 定を、+99〜−99の範囲で表示します。
2MASTER BLACK RELATIVE
(マスターブラック相対
値モード)ボタン
IRIS/MBACTIVEボタン点灯時に、このボタンを押して点灯させ
ると、マスターブラックの 調 整が絶対値モードから相対値モードに切
り換わります。
絶対値モードに戻すときは、もう1度ボタンを押して消灯させます。
IRIS/MBACTIVEボタン消灯時は、自動的に相対値モードにな
り、このボタンは機能しません。
3IRIS/MB ACTIVE
(アイリス/マスターブラックアクティ
ブ)ボタン
押して点灯させると、本機で絞りとマスターブラックの調整が行えま
す。
PANELACTIVEボタンを押すと、このボタンも同時に点灯します。
消灯させるとパネルはロックされ、誤動作防止になります。
0IRISレバー
3IRIS/MB ACTIVEボタン
4AUTOボタン
5Fナンバー表示部
6EXTインジケーター
7SENSつまみ
8COARSEつまみ
9マスターブラック調整リング
1MASTER BLACK表示部
2MASTER BLACK
RELATIVEボタン
4AUTOボタン
押して点灯させると、レンズの絞りが入力光に応じて自動的に調整
されます。
ボタン点灯時は、絞りの自動調整の基準値を±1Fの範囲で微調
整することができます。
もう1度押すと消灯し、絞りの手動調整が可能になります。
5Fナンバー表示部
絞りの設定値をFナンバーで表示します。レンズをクローズすると、
「CL」が表示されます。
6EXT
(レンズエクステンダー)インジケーター
レンズエクステンダーを使用しているとき点灯します。
7SENS
(アイリス 調整範囲)つまみ
絶対値モードで絞りの手動調整を行うとき使 用します。相対値モー
ドでは、このつまみは機能しません。
◆「アイリス調 整機能」表(次ページ)を、併せてご覧ください。
qa IRIS RELATIVEボタン

10 (J)
アイリス/マスターブラック調整部(RCP-751)
8COARSE
(アイリス 粗調整)つまみ
絞りの手動調整を行うとき使 用します。
◆「アイリス調 整機能」表(右記)を、併せてご覧ください。
9マスターブラック調整リング
マスターブラックの 手動調整を行います。
0IRIS
(アイリス調整)レバー
AUTOボタン消灯時に動かすと、レンズの絞りを手動で調整できま
す。
AUTOボタン点灯時は、絞りの自動調整の基準値を微調整(±
1F)します。
◆「アイリス調 整機能」表(右記)を、併せてご覧ください。
qa IRIS RELATIVE
(アイリス相対値モード)ボタン
IRIS/MBACTIVEボタン点灯時にこのボタンを押して点灯させる
と、絞りの手動調整のモードが絶対値モードから相対値モードに切
り換わります。
絶対値モードに戻すときは、もう1 度ボタンを押して消灯させます。
IRIS/MBACTIVEボタン消灯時は、自動的に相対値モードにな
り、このボタンは機能しません。
アイリス調整機能
相対値モード 絶対値モード
(
RELATIVE
ボタン点灯
)(
RELATIVE
ボタン消灯
)
IRISレバー OPENからCLOSEまでの SENSつまみとCOARSE
(RCP-750)/ 約1/4の範囲を相対値で つまみで設定した可変範
IRISつまみ 調整します。 囲内で絞りを調整します。
(RCP-751)
COARSE OPENからCLOSEまでの CLOSE側の下限を設定
つまみ 全範囲を相対値で調整し します。
ます。
SENSつまみ 機能しません。 COARSEつまみで設定
したCLOSE側を基準に
して、OPEN側の上限を
設定します。
1MASTER BLACK
(マスターブラック)表示部
マスターブラックの 設 定を、+99〜−99の範囲で表示します。
2MASTER BLACK
(マスターブラック調整)つまみ
マスターブラックの 手動調整を行います。
MASTERBLACK表示部に設定値が表示されます。
各部の名称と働き
EXT
IRIS/MB
ACTIVE
AUTO
COARSE
SENS
OPEN
CLOSE
RELATIVE
MASTER
BLACK
IRIS
0アイリスゲージ
qa AUTOボタン
5Fナンバー表示部
6EXTインジケーター
7SENSつまみ
8COARSEつまみ
9IRISつまみ
1MASTER BLACK表示部
2MASTER BLACKつまみ
3IRIS/MB ACTIVEボタン
4IRIS RELATIVEボタン

11 (J)
3IRIS/MB ACTIVE
(アイリス/マスターブラックアクティ
ブ)ボタン
押して点灯させると、本機で絞りとマスターブラックの調整が行えま
す。
PANELACTIVEボタンを押すと、このボタンも同時に点灯します。
また、消灯させるとパネルはロックされ、誤動作防止になります。
4IRIS RELATIVE
(アイリス相対値モード)ボタン
IRIS/MBACTIVEボタン点灯時にこのボタンを押して点灯させる
と、絞りの手動調整のモードが絶対値モードから相対値モードに切
り換わります。
絶対値モードに戻すときは、もう1度ボタンを押して消灯させます。
IRIS/MBACTIVEボタン消灯時は、自動的に相対値モードにな
り、このボタンは機能しません。
5Fナンバー表示部
絞りの設定値をFナンバーで表示します。レンズをクローズすると、
「CL」が表示されます。
6EXT
(レンズエクステンダー)インジケーター
レンズエクステンダーを使用しているとき点灯します。
7SENS
(アイリス 調整範囲)つまみ
絶対値モードで絞りの手動調整を行うとき使 用します。相対値モー
ドでは、このつまみは機能しません。
◆「アイリス調 整機能」表(前ページ)を、併せてご覧ください。
8COARSE
(アイリス 粗調整)つまみ
絞りの手動調整を行うとき使 用します。
◆「アイリス調 整機能」表(前ページ)を、併せてご覧ください。
9IRIS
(アイリス調整)つまみ
AUTOボタン消灯時は、レンズの絞りを手動調整します。
AUTOボタン点灯時は、絞りの自動調整の基準値を微調整(±
1F)できます。
◆「アイリス調 整機能」表(前ページ)を、併せてご覧ください。
0アイリスゲージ
白いマーカーラインが、アイリス調整つまみのクリック位 置 になりま
す。ゲージを回して使用頻度の高い位置にマーカーラインを合わせ
ておくと、アイリス調整つまみの設定基準として使用できます。
ゲージは360°回転しますので、クリック位置が不要の場合は、マー
カーラインがつまみの回転範囲の外になるように設定してください。
qa AUTOボタン
押して点灯させると、レンズの絞りが入力光に応じて自動的に調整
されます。
ボタン点灯時は、絞りの自動調整の基準値を±1Fの範囲で微調
整することができます。
もう1度押すと消灯し、絞りの手動調整が可能になります。
コネクターパネル
1CCU/CNU REMOTE
(カメラコントロールユニット/
カメラコマンドネットワークユニットリモート)端子(8ピン)
カメラコントロールユニットの RCP/CNU端子、またはカメラコマン
ドネットワークユニットの RCP端子に接続します。
2AUX REMOTE
(補助リモート)端子(8ピン)
RCP-700/701を接続します。
3EXT I/O
(外部I/O)端子(9ピン)
拡張機能を追加したときに、外部機器を制御するための端子で
す。
ご注意
本機を設置するときは、ケーブルの損傷を防ぐため、コネクターパ
ネルの後方に約7cm以上の空間を設けてください。
REMOTE
CCU/CNU AUX EXT I/O
3EXT I/O端子
1CCU/CNU REMOTE端子
2AUX REMOTE端子

12 (J)
コンソールへの取り付け
RCP-750/751は、下図のようにコンソールに取り付けることができ
ます。

13 (J)
RCP-750/751では、メニュー操作により、システム機器の調整など
様々な機能に対応します。
基本操作手順
MODEボタンがすべて消灯しているときは、ディスプレイはステー
タス表示(次ページ参照)になっています。
1メニューを表示させるときは、MODEボタンのいずれかを押し
て点灯させる。
メニュー操作モードになり、押したMODEボタンに対応するメ
ニューがディスプレイに表示されます。
PAINT 1/2/3:ペイントメニュー
◆画面構成については14(J)ページ、メニュー項目については18(J)
ページをご覧ください。
SCENE:シーンファイル操作メニュー
◆画面構成と操作については16(J)ページをご覧ください。
MAINTENANCE:メンテナンスメニュー
◆メニュー項目については21(J)ページ、設定については「初期設
定」(23(J)ページ)をご覧ください。
FUNCTION:ファンクションメニュー
◆画面構成については17(J)ページ、メニュー項目については22(J)
ページをご覧ください。
2操作する項目を選択する。
メニュー画面の項目ボタンを押し、設定・調整画面または操
作エリアを表示させます。
メニューが複数ページある場合は
ペイントメニューやファンクションメニューのようにメニューが複
数ページある場合は、vまたは Vを押して、必要に応じてメ
ニューのページを切り換えます。
◆次ページ「初期画面(ペイントメニュー)」参 照。
サブメニューがある場合は
ボタンを押して設定・調整画面を切り換えます。
◆15(J)ページ「サブメニュー」参照。
3項目を設定・調整する。
•設定・調整項目(パラメーター)に対応するつまみを回して
(またはボタンを押して)、希望の値に調整(希望の設定を選
択)します。
◆15(J)ページ「設定・調整画面」参照。
•メッセージが表示された場合は、メッセージに従って操作し、
[OK]を押します。
設定・調整が終わったら
•引き続き同じメニューの別の項目を設定・調整するときは、その
項目のボタンを押します。
•引き続き別のメニューの設定・調整を行うときは、対応する
MODEボタンを押してメニューを切り換えます。
•メニュー操作モードを解除するときは、点灯しているMODEボタ
ンを押します。
•ファンクションメニューは、現在設定・調整しているメニューを解
除しないで選択することができます。
下記のいずれかの方法でファンクションメニューを解除すると、
ファンクションメニューに切り換える前に表示されていたメニュー
画面に戻ります。
-FUNCTIONボタンを押して消灯させる。
-点灯している(直前に表示されていたメニューの)MODEボタ
ンを押す。
メニューの構成と基本操作
PAINT 1 PAINT 2 PAINT 3 SCENE MAINTE
NANCE FUNCTION
1
2
3

14 (J)
メニューの構成と基本操作
メニュー画面の基本構成
ステータス表示
メニュー操作部のMODEボタン(PAINT1、PAINT2、PAINT3、
MAINTENANCE、FUNCTION、SCENE)を選択しないと(すべ
て消灯)、ディスプレイは下図のようなステータス表示になります。
初期画面(ペイントメニュー)
メニュー操作部のPAINT1(またはPAINT2、PAINT3)ボタンを押
すと、ペイントメニューの初期画面になります。
押すと、メニューのページ(1〜6)が
順次切り換わります。
これらの項目は、ファンクションメ
ニューで設定できます
これらの項目は、操作パネルの
WHITE、BLACK/FLARE、
DETAILの各つまみで調整できます。
DetailおよびBlackは、メンテナンス
メニューでそれぞれSD Detail、
Flareに変更することができます。
設定値をクリアすることができます。
この画面で調整可能な項目の名称が
表示されます。
調整したい項目の部分を押すと、押
した部分の色が変わり、パネルの下
半分が調整画面になります(次ぺ−
ジ参照)。
ページ画面/総ページ数
Shutter
Status
60
M. Gain
0dB
Gamma
0.45
ND
A
ND
1
0
White
00
Detail
0
0
Black
00
Clear
White Black Flare Gamma
1 / 6
ステータス表示では、各項目は状態表示
のみで、設定はファンクションメニュー
や操作パネルのつまみで行います。

15 (J)
設定・調整画面(ペイントメニュー)
ペイントメニューの初期画面で項目を選択すると、画面の下半分が
選択した項目の設定・調整画面になります。
サブメニュー
初期画面で選択した項目内で調整パラメーター等が多い場合、サ
ブメニューが表示されます。
押すと、モニター出力設定画面(次
ページ参照)が上半分に表示されま
す。
初期画面で選択した項目名が表示されま
す。
Clearを押してからこの部分を押すと、
選択した項目の全調整値が標準状態に戻
ります。
選択した項目の調整パラメーターおよ
び調整値が表示されます。
それぞれに対応する位置の調整つまみ
で調整することができます。
Clearを押して調整値を押すと、調整
値が標準状態に戻ります。
Clear
WF/PIX
Select White
White Black Flare Gamma
1 / 6
R
0
G
0
B
ATW
0
Clear
WF/PIX
Select Skin Detail
Detail
1Skin
Detail Sat Black
Gamma
123
2 / 6
Level
0
Phase
0
Width
0
Sat
0
Skin
DTL 1
WF/PIX
Select Skin Detail
123
Level
0
Phase
0
Width
0
Sat
0
Skin
DTL 2
調整に関連するON/OFF機能がある
場合は、この列に表示されます。
サブメニュー
サブメニューで調整パラメーターを切り換えます。
例:初期画面でWhiteを選択したとき
例:初期画面でSkin Detailを選択したとき

16 (J)
メニューの構成と基本操作
モニター出力設定画面(拡張メニュー)
ペイントメニューの設定・調整画面で[WF/PIX Select]を押して点灯
させると、画面上半分にモニター出力設定画面が表示されます。
シーンファイル操作メニュー画面
メニュー操作部のSCENEボタンを押すと、シーンファイル操作メ
ニュー画面になります。
表示を戻したいときは、もう1度
この項目を押してください。
R/G/B:それぞれR信号、G信号、
B信号を選択します。
RGB:R信号、G信号、B信号を組み
合わせて選択できます。
SEQ:WF出力のみ有効で、R、G、
Bの3つの信号の波形をシーケン
シャルモードでモニターすること
ができます。
ENC:エンコードされた信号が出力
されます。
WF/PIX Monitor Select
WF/PIX
Select
RGBRGB SEQ ENC
シーンファイルの登録:
Storeを押して点灯させてから、希
望するシーンファイル番号を選択し
ます。ファイル登録が終了すると
Storeの色が元に戻ります。
シーンファイルの呼び出し:
呼び出したいシーンファイルの番号を選択
して押すと、登録されているファイルが呼
び出されます。
このとき呼び出されているシーンファイル
番号は色が変わります。
同じシーンファイル番号を押すと呼び出さ
れる前の状態に戻ります。
Store
12345
Scene File Recall

17 (J)
ファンクションメニュー画面
メニュー操作部のFUNCTIONボタンを押すと、ファンクションメ
ニュー画面になります。
Operation選択時
SW選択時
ページ番号/総ページ数
押すと、メニューのページが切り換わ
ります。
それぞれ対応する機能をON/OFFします。
Offの表示があるボタンは選択(点灯)時にそ
の機能がOFFになり、それ以外のボタンは選
択(点灯)時に機能がONになります。
Opera-
tion
S-Skin
Knee Low Key
Sat ATW PsF
Sat Mono
Black
Gamma Knee
Aperture Knee
Sat
5600K Auto
Knee Skin
Detail Detail
Gate
SW
1 / 2
それぞれ対応する位置の調整つまみで
調整できます。
v/Vを押して希望するフィルターを選択します。
NDフィルター、CCフィルターの枚数はカメラに依存します。
v/Vを押してガンマ値を選択します。
±0.05ステップで変更できます。
v/Vを押してマスターゲインを選択し
ます。
vを押すたびに値が大きくなり、
Vを押すたびに小さくなります。
Filter Ctrlを押して色を変えると
この画面でフィルターを選択でき
る状態になります。
60 30.00 0dB
1A 0.45
Opera-
tion SW
Filter
Ctrl
Shutter ECS Master
Gain
ND GammaCC

18 (J)
メニューの構成と基本操作
メニュー項目
操作/調整項目欄で●が付いている項目は調整つまみに割り当て
られる項目、それ以外の項目は、メニュー画面上で操作する項目
です。
ペイントメニュー
ペイントメニューは ページ 1 〜 6 で構成されています。
ページ1〜3は、MODEボタンのPAINT1、PAINT2、PAINT3を押
して直接選択することができます。MODEボタンで選択したページ
のv/Vを押すことによって、ページ1 〜 6を順次切り換えることが
できます。
ページ メニュー サブメニュー 操作/調整項目 機能
Paint1 White ●R/G/B ホワイトバランス調整
ATW オートトレースホワイトバランス調整
Black ●R/G/B/Master ブラックバランス調整
Flare ●R/G/B フレアバランス調整
FlareOff フレアON/OFF
Gamma ●R/G/B/Master ガンマ調整
GammaOff ガンマON/OFF
Paint2 Detail1 HDa) ●Level HDディテールレベル調整
●Limiter HDディテールリミッター 調 整
●Crispening HDディテールクリスプ ニング 調 整
●LevelDep HDレベルディペンド調整
DetailOff HDディテール ON/OFF
SDDTLOff SDディテールON/OFF
SDa) ●Level SDディテールレベル調整
●Limiter SDディテールリミッター調 整
●Crispening SDディテールクリスプ ニング調整
●LevelDep SDレベルディペンド調整
DetailOff HDディテール ON/OFF
SDDTLOff SDディテールON/OFF
SkinDetail 1/2/3(項目共通) ●Level スキンディテールレベル調整
●Phase スキンディテール色相調整
●Width スキンディテール色相幅調整
●Saturation スキンディテールサチュレーション調整
SkinDTL# スキンディテール ON/OFF(チャンネル別)
Saturation ●Saturation サチュレーション調整
Saturation サチュレーションON/OFF
BlackGamma RGB ●R/G/B/Master ブラックガンマ調整
Y●Yブラックガンマ調整
a)HDカメラ接続時のみ、HD/SDのサブメニューが表示されます。
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