Hioki 3801 User manual

取扱説明書
ディジタルハイテスタ
3801


目次 1
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目 次
はじめに 1
点検 1
安全について 1
ご使用にあたっての注意 4
第1章 各部の名称と機能 7
第2章 測定方法 13
2.1 電圧測定 13
2.1.1 Vファンクションでの交流電圧測定 14
2.1.2 / V, / mV ファンクションでの
電圧測定 16
2.2 抵抗およびコンダクタンス(1/Ω)測定 19
2.2.1 抵抗測定 19
2.2.2 コンダクタンス(1/Ω)測定 21
2.3 ダイオードチェック 22
2.4 周波数測定 23
2.5 コンデンサ容量測定 25
2.6 電流測定 27
2.6.1 μA測定(400μA, 4000μA)27
2.6.2 mA 測定(40 mA, 400 mA)30
2.6.3 A測定(10 A)32
2.7 温度測定 34
2.8 パルス出力 36
2.9 タイマ+信号出力機能 38
第3章 応用測定 41
3.1 レコーディング機能 41
3.2 データホールド/リフレッシュホールド機能 43
3.2.1 データホールド機能 43
3.2.2 リフレッシュホールド機能 43
3.3 リラティブ(相対値表示)機能 44
3.4 バーグラフ表示 44
3.5 パワーセーブ機能
(オートパワーオフ機能およびスリープ機能) 45
3.6 表示カウント切換え機能 46

目次 2
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3.7 LCD ディスプレイ表示確認機能 46
3.8 バックライト機能 47
3.9 抵抗測定による導通チェック機能 47
3.10 デュアルディスプレイ機能 48
3.11 1msピークホールド機能 48
3.12 RS-232C データ通信機能 50
3.13 電流入力端子誤挿入警告機能 51
3.14 パワーオンオプション 52
第4章 仕様 53
4.1 一般仕様 53
4.2 確度表 55
第5章 保守・サービス 63
5.1 電池およびヒューズの交換方法 63
5.1.1 電池交換 64
5.1.2 ヒューズ交換 65
5.2 本器のクリーニング 66
5.3 サービス 66

1
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はじめに
点検
安全について
警告 この機器は IEC 61010 安全規格に従って、設計され、試
験し、安全な状態で出荷されています。測定方法を間違
えると人身事故や機器の故障につながる可能性があり
ます。取扱説明書を熟読し、十分に内容を理解してから
操作してください。万一事故があっても、弊社製品が原
因である場合以外は責任を負いかねます。
このたびは、HIOKI“3801 ディジタルハイテスタ”をご選定い
ただき、誠にありがとうございます。
この製品を十分にご活用いただき、また末長くご使用いただく
ためにも、取扱説明書はていねいに扱い、いつも手元に置いて
ご使用ください。
本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常または、破
損がないか点検してからご使用ください。万一破損あるいは仕
様どおり動作しない場合は、代理店(お買上店)か最寄りの営
業所にご連絡ください。
○付属品
3851-10 テストリード(赤黒各 1)1
ホルスタ 1
取扱説明書 1
積層形マンガン乾電池(6F22)(本体内蔵、モニタ用) 1
この取扱説明書には、本器を安全に操作し、安全な状態を保つ
のに要する情報や注意事項が記載されています。本器を使用す
る前に、下記の安全に関する事項をよくお読みください。

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・使用者は、機器上に表示されている マークのとこ
ろについて、取扱説明書の マークの該当箇所を参
照し、機器の操作をしてください。
・使用者は、取扱説明書の中の マークのところは必
ず読み注意する必要があることを示します。
この端子には、危険な電圧がかかることを示します。
接地端子を示します。
ヒューズを示します。
直流(DC)を示します。
交流(AC)を示します。
/直流(DC)または交流(AC)を示します。
危険 操作や取扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷につ
ながる危険性が極めて高いことを意味します。
警告 操作や取扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷につ
ながる可能性があることを意味します。
注意 操作や取扱いを誤ると、使用者が傷害を負う場合、ま
たは機器を損傷する可能性があることを意味します。
注記 製品性能および操作上でのアドバイス的なことを意味
します。
○安全記号
○取扱説明書の注意事項には、重要度に応じて以下の表記がされ
ています。

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測定カテゴリ(過電圧カテゴリ)について
本器は CATII(1000V),CATIII(600V)に適合しています。
測定器を安全に使用するため、IEC61010 では測定カテゴリと
して、使用する場所により安全レベルの基準を CATⅠ~CATⅣ
で分類しています。概要は下記のようになります。
CATⅠ:コンセントからトランスなどを経由した機器内の二
次側の電気回路
CATⅡ:コンセントに接続する電源コード付き機器(可搬形工
具・家庭用電気製品など)の一次側電路
CATⅢ:直接分電盤から電気を取り込む機器(固定設備)の一
次側および分電盤からコンセントまでの電路
CATⅣ:建造物への引込み電路、引込み口から電力量メータお
よび一次側電流保護装置(分電盤)までの電路
数値の大きいカテゴリは、より高い瞬時的なエネルギーのある
電気環境を示します。そのため、CATⅢで設計された測定器は、
CATⅡで設計されたものより高い瞬時的なエネルギーに耐え
ることができます。
カテゴリの数値の小さいクラスの測定器で、数値の大きいクラ
スに該当する場所を測定すると重大な事故につながる恐れがあ
りますので、絶対に避けてください。
特に、CATⅠの測定器を CATⅡ、ⅢおよびⅣに該当する場所の
測定に用いないでください。
測定カテゴリは IEC60664 の過電圧カテゴリに対応します。

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ご使用にあたっての注意
危険 ・測定前にファンクションスイッチの位置を確認して
ください。電圧レンジ以外のレンジで電圧を測定す
ると、人身事故や本器の破損になります。スイッチを
切り換えるときは、被測定物からテストリードを外し
てください。
・抵抗測定、導通チェック、ダイオードチェックのファ
ンクションに電圧を入力しないでください。本器を
破損し、人身事故になります。
電気事故を防ぐため、測定回路の電源を切ってから、
測定してください。
警告 ・本器をぬらしたり、ぬれた手で測定しないでくださ
い。感電事故の原因になります。
・電圧を入力したままケースを開放し、本器の調整、修
理はしないでください。もしそれが不可避の場合は、
危険を良く知った技能者の責任で行ってください。
・本器が被測定物に接続していると、端子類は危険な電
圧が加わっていることがあり、ケースを取り外すと生
きた部分が露出します。電池交換等のためにケース
を開く場合は、被測定物からテストリード等を外して
ください。
●本器を安全にご使用いただくために、また機能を十分にご活用
いただくために、下記の注意事項をお守りください。

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注意 ・本器の保護機能が破損している場合は、使用できない
ように廃棄するか、知らないで動作させることのない
ように、表示しておいてください。
・直射日光や高温、多湿、結露するような環境下での保
存、使用はしないでください。変形、絶縁劣化を起こ
し、仕様を満足しなくなります。
・本器は防じん・防水構造となっていません。ほこり
の多い環境や水のかかる環境下で使用しないでくだ
さい。故障の原因になります。
・安全のため、テストリードは付属の 3851-10 を使用し
てください。
・強力な電磁波を発生するもの、または帯電しているも
のの近くで使用しないでください。誤動作の原因と
なります。
警告 ・リード線の被覆が破れたり、金属が露出していない
か、使用する前に確認してください。損傷がある場合
は、感電事故になるので、指定の 3851-10 と交換して
ください。
●使用前の点検
使用前には、保存や輸送による故障がないか、点検と動作確認
をしてから使用してください。故障を確認した場合は、お買上
店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。

6
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第1章 各部の名称と機能
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第1章 各部の名称と機能
②SHIFT/PEAK キー
④REL キー
⑧バックライトキー
⑥DUAL キー
①ファンクション・
スイッチ
③HOLD/MAX・MIN キー
⑤RANGE/dBm-Ωキー
⑦Hz キー
⑨V・Ω・ 端子
⑩COM 端子
⑪μA.mA. .TEMP.
OUT 端子
⑫A端子
⑬LCD ディスプレイ

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第1章 各部の名称と機能
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VACカップリング電圧
/ V DC,AC,AC+DC電圧
/mVDC,AC,AC+DC電圧(~400 mV)
Ω/抵抗、コンダクタンス、
(抵抗値による)導通チェック
/Hz ダイオードチェック、
(電圧による)導通チェック、周波数
コンデンサ容量
/μADC,AC,AC+DC 400μA,4000μA
/mA.A DC,AC,AC+DC 40 mA,400 mA(mA端子使用時),
4 A,10 A(A端子使用時)
TEMP/ 温度、パルス出力
VACV/dBmを切り換えます。
/mVDC/AC/AC+DCを切り換えます。
Ω/抵抗/導通チェック(抵抗値による)を切り換え
ます。
/Hz ダイオードチェック/周波数を切り換えます。
/μADC/AC/AC+DCを切り換えます。
/mA.A DC/AC/AC+DCを切り換えます。
TEMP/ 温度/パルス出力を切り換えます。
・1秒間以上押して、1msピークホールド機能の起動と解除を
行います。
・Ωファンクション時に導通チェック機能の起動と解除を行い
ます。
・デューティ比およびパルス幅測定時に 1秒間以上押すと、ト
リガスロープを+または-に切り換えます。
①ファンクション・スイッチ(ファンクション・SW)
ファンクションの選択、電源の ON/OFF を行います。
②SHIFT/PEAK キー
③HOLD/MAX・MIN キー
・データホールド機能の起動と解除を行います。
・リフレッシュホールド機能の起動を行います(パワーオンオプ
ション、データホールド/リフレッシュホールド機能参照)。

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第1章 各部の名称と機能
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測定項目 第1ディスプレイ 第2ディスプレイ 備考
ACV
ACV Frequency
dBm ACV
dBm Frequency V時のみ
ACV DCV / V, /
mV 時のみ
DCV
DCV Frequency
dBm DCV
DCV ACV
AC+DC V
AC+DC V Frequency
dBm AC+DC V
AC+DC V ACV
AC+DC V DCV
ACA ACA Frequency
ACA DCA
DCA DCA Frequency
DCA ACA
AC+DC A
AC+DC A Frequency
AC+DC A ACA
AC+DC A DCA
TEMP Celsius(℃) Fahrenheit(°F)
Fahrenheit(°F) Celsius(℃)
④REL キー
・リラティブ(相対値表示)機能の起動と解除を行います(リラ
ティブ機能参照)。
⑤RANGE/dBm-Ωキー
・オートレンジ/マニュアルレンジを切り換えます。
・マニュアルレンジ時のレンジを切り換えます。
・電圧測定時に dBm 表示が選択されている場合に基準インピー
ダンスを切り換えます。
⑥DUAL キー
・デュアルディスプレイの各種の組み合わせを避択します。組み
合わせは以下の表の通りです。
・パルス出力ファンクション時はデューティ比を切り換えます。

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第1章 各部の名称と機能
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測定項目 第1ディスプレイ 第2ディスプレイ
ACV
Frequency(Hz) ACV
Duty Cycle(%) ACV
Pulse Width(ms) ACV
DCV
Frequency(Hz) DCV
Duty Cycle(%) DCV
Pulse Width(ms) DCV
AC+DC V
Frequency(Hz) AC+DC V
Duty Cycle(%) AC+DC V
Pulse Width(ms) AC+DC V
ACA
Frequency(Hz) ACA
Duty Cycle(%) ACA
Pulse Width(ms) ACA
DCA
Frequency(Hz) DCA
Duty Cycle(%) DCA
Pulse Width(ms) DCA
AC+DC A
Frequency(Hz) AC+DC A
Duty Cycle(%) AC+DC A
Pulse Width(ms) AC+DC A
⑦Hz キー
・デュアルディスプレイを利用して周波数/デューティ比/パルス
幅測定を切り換えます。デュアルディスプレイの組み合わせは
以下の表の通りです。
・パルス出力ファンクション時には出力周波数を切り換えます。
⑧バックライトキー
・LCD ディスプレイのパックライトの点灯/消灯を切り換えます。
・4000 カウント表示/40000 カウント表示を切り換えます。
⑨V・Ω・ 端子
電圧、抵抗、ダイオードファンクションのときに使用する端子
です。
⑩COM 端子
各ファンクションの共通端子です。(テストリードの黒を接続
します)

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第1章 各部の名称と機能
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バーグラフ スケール表示 21ドットバーグラフ表示(極
性表示付)
パワーセーブ機能動作時に点灯
電池が確度保証電圧(約7.2 V)以下になった
ときに点滅
DC DCV,DCmV,DCμA,DCmA,DCA時に点灯
AC ACV,ACmV,ACμA,ACmA時に点灯
ACDC AC+DC V,AC+DC mV,AC+DC μA,AC+DC mA,AC+DC
A時に点灯
AUTO オートレンジ動作時に点灯
△リラティブ機能動作時に点灯
DH データホールド機能動作時に点灯
MAX AVG
MIN
レコーディング機能動作時に点灯
MAX 最大読取り値表示時に点灯
AVG 平均読取り値表示時に点灯
MIN 最小読取り値表示時に点灯
DH MAX 1msピークホールド機能における最大読取り値
表示時に点灯
DH MIN 1msピークホールド機能における最小読取り値
表示時に点灯
導通チェック時に点灯
ダイオードチェック時に点灯
mμA電流測定時の単位
mV 電圧測定時の単位
MkΩ抵抗測定時の単位
nS コンダクタンスの単位
MkHz 周波数測定時の単位
%デューティ比測定時の単位
ms パルス幅測定時の単位
⑪μA.mA. .TEMP. OUT 端子
μA.mA. .TEMP.パルス出力ファンクションのときに使用
する端子です。
⑫A端子
Aファンクションのときに使用する端子です。
⑬LCD ディスプレイ

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第1章 各部の名称と機能
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RANGE 8 各ファンクションでの測定レンジ
sec レコーディング機能およびタイマ機能動作時
に点灯
OUT パルス出力時に点灯
通信機能動作時に点灯
TRIG
+
-
デューティ比およぴパルス幅測定のためのト
リガスロープの極性
℃°F温度測定時の単位
nμF容量測定時の単位
dBm dBm表示時の単位

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第2章 測定方法
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第2章 測定方法
警告 感電事故を防ぐため下記のことをお守りください。
・端子部は、安全な絶縁距離がとれていません。テスト
リードの接続には注意してください。
・測定端子の差換えをともなうファンクションスイッ
チの切換えは、テストリードを被測定物からを外し、
端子から抜いてください。
危険 ・最大入力電圧は、DC1200 V、AC850 Vrms、または 106
V・Hz です。ただし、 / mV ファンクションの最
大入力電圧は、DC600 V、AC600 Vrms、または 106
V・Hz です。最大入力電圧を超えると本器を破損し人
身事故になるので測定しないでください。
・感電事故を防ぐため、テストリードの先端で電圧のか
かっているラインを短絡しないでください。
注記 トランスや大電流路など強磁界の発生している近く、ま
た無線機など強電界の発生している近くでは、正確な測
定ができない場合があります。
2.1 電圧測定
測定前の準備
テストリードについている保護キャップを外してください。

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第2章 測定方法
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2.1.1 Vファンクションでの交流電圧測定
(1) ファンクション・SW をVにします。赤のテストリード
をV・Ω・ 端子に、黒を COM 端子に接続します。
(2) 被測定回路にテストリードを接続し、表示の値を読みます。
(3) マニュアルレンジ操作の場合、RANGE/dBm-Ωキーを押し
ます(AUTO マークが消えます)。再びオートレンジにする
場合は、RANGE/dBm-Ωキーを 1秒以上押します。
(4) SHIFT/PEAK キーを押すと、dBm 測定機能が起動して
dBm 表示に切り換わります。再び V表示にする場合は、
SHIFT/PEAK キーを押します。
(5) DUAL キーを押すと、デュアルディスプレイモードが設定
されます。DUAL キーを押すごとに以下のように表示が切
り換わります。
第1ディスプレイ 第 2ディスプレイ
ACV Hz
↓ ↓
dBm ACV
↓ ↓
dBm Hz
↓ ↓
ACV 表示なし
(6) Hz キーを押すと、デュアルディスプレイモードによる周波
数(デューティ比、パルス幅)測定機能が設定されます。
Hz キーを押すごとに以下のように表示が切り換わります。
デュアルディスプレイモードを解除する場合は Hz キーを
1秒以上押します。
第1ディスプレイ 第 2ディスプレイ
Hz ACV
↓ ↓
%(デューティ比) ACV
↓ ↓
ms(パルス幅) ACV
周波数およびパルス幅測定時には、RANGE/dBm-Ωキーによる
オートレンジ/マニュアルレンジ切換えが可能です。

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第2章 測定方法
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注記 ・dBm 表示時に、RANGE/dBm-Ωキーを押して基準イ
ンピーダンスを切り換えることができます。キーを
押すごとにインピーダンスが変化していきますので、
希望の値を表示させ、約 4秒間そのままにしてくださ
い。設定したインピーダンスで測定が再開されます。
・設定可能な基準インピーダンスは、4, 8, 16, 32, 50,
75, 93, 110, 125, 135, 150, 200, 250, 300, 500, 600,
800, 900, 1000, 1200Ωの 20 種類です。
・デフォルトの基準インピーダンスは、600 Ωです。
(本体の電源を切るとこの設定に戻ります。)
・デューティ比およびパルス幅測定時に SHIFT/PEAK
キーを 1秒以上押すと、トリガスロープが+または-
に切り換わります(バーグラフの極性表示が切り換わ
ります)。
0~750 VAC
(+)
赤
(-)
黒

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第2章 測定方法
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2.1.2 / V,/ mV ファンクションでの電圧測定
(1) ファンクション・SW を測定する電圧に応じて / V ま
たは / mV にします。赤のテストリードを V・Ω・
端子に、黒を COM 端子に接続します。
(2) 被測定回路にテストリードを接続し、表示の値を読みます。
(3) マニュアルレンジ操作の場合、RANGE/dBm-Ωキーを押し
ます(AUTO マークが消えます)。再びオートレンジにする
場合は、RANGE/dBm-Ωキーを 1秒以上押します。
(4) SHIFT/PEAK キーを押すと、DCV(mV)/ACV(mV)/
(AC+DC)V(mV)測定に順番に切り換わります。
(5) DUAL キーを押すと、デュアルディスプレイモードが設定
されます。DUAL キーを押すごとに以下のように表示が切
り換わります。
・DCV(mV)測定時
第1ディスプレイ 第 2ディスプレイ
DCV(mV) Hz
↓ ↓
dBm DCV(mV)
↓ ↓
DCV(mV) ACV(mV)
↓ ↓
DCV(mV) 表示なし
・ACV(mV)測定時
第1ディスプレイ 第 2ディスプレイ
ACV(mV) Hz
↓ ↓
dBm ACV(mV)
↓ ↓
ACV(mV) DCV(mV)
↓ ↓
ACV(mV) 表示なし
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