Hioki 3802-50 User manual

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ください。
URL http://www.hioki.com/
編集・発行 日置電機株式会社 開発支援課
本書の内容に関しては万全を期していますが、ご不明な点や誤りなどお気づきのことがありまし
たら、本社販売企画課または最寄りの営業所までご連絡ください。
本書は改善のため予告なしに記載事項を変更することがあります。
本書には著作権によって保護される内容が含まれます。本書の内容を弊社に無断で転載、複製、
改変することは禁止されています。
この取扱説明書は再生紙を使用しています。 Printed in Japan
3802-50
ディジタルハイテスタ
2008年12月 発行 改訂2版
取扱説明書
Instruction Manual
DIGITAL HiTESTER
December 2008 Revised edition 2 3802C980-02 08-12H


目次
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2
3
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6
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11
付録
索引
目 次
はじめに ................................................................................... 1
梱包内容の確認 ........................................................................ 1
安全について ............................................................................ 2
ご使用にあたっての注意 .......................................................... 5
1概要 7
1.1 製品概要 ........................................................................ 7
1.2 特長 ................................................................................ 8
1.3 各部の名称と機能 .......................................................... 9
2測定方法 15
2.1 測定前の点検 ............................................................... 16
2.2 電圧測定 ...................................................................... 18
2.3 電流測定 ...................................................................... 20
2.4 抵抗測定 ...................................................................... 22
2.4.1 抵抗測定(Ω).................................................................22
2.4.2 コンダクタンス(1/Ω)測定(nS).................................23
2.5 導通チェック ............................................................... 24
2.6 ダイオードチェック .................................................... 25
2.7 コンデンサ容量測定 .................................................... 26
2.8 周波数測定 ................................................................... 27
2.9 DUTY 比測定 ............................................................... 28
2.10 パルス幅測定 ............................................................... 29
2.11 温度測定 ...................................................................... 30
3付加機能 33
3.1 オートレンジ機能 ........................................................ 33
3.2 マニュアルレンジ機能 ................................................. 34
3.3 ホールド機能 ............................................................... 35
3.3.1 トリガホールド ...............................................................35
3.3.2 リフレッシュホールド ....................................................36
3.3.3 ピークホールド ...............................................................38
3.4 レコーディング機能 .................................................... 39
3.5 相対値(REL)表示機能 ............................................. 40
3.6 電池残量表示機能 ........................................................ 41

目次
ii
3.7 通信機能 ...................................................................... 41
3.8 警告機能 ...................................................................... 43
3.8.1 A 端子誤接続警告 ...........................................................43
3.8.2 過負荷警告 ......................................................................44
4パワーオンオプション 45
4.1 通信のための設定 ........................................................ 47
4.1.1 通信速度の設定(ボーレート).......................................47
4.1.2 パリティチェックの設定 ................................................47
4.1.3 データ長の設定 ...............................................................48
4.1.4 応答の ON/ OFF 設定 ......................................................48
4.1.5 データ出力の ON/ OFF 設定 ...........................................49
4.2 % 換算表示(4-20 mA/ 0-20 mA)の切替 ................... 50
4.3 最小周波数の設定 ........................................................ 51
4.4 ブザー音の設定 ............................................................ 51
4.5 デシベル(dBm/ dBV)の表示切替 ............................. 52
4.6 温度表示の設定 ............................................................ 53
4.7 リフレッシュホールドの設定 ...................................... 54
4.8 オートパワーセーブの設定 .......................................... 55
4.9 表示バックライトの設定 ............................................. 56
4.10 基準インピーダンスの設定 .......................................... 57
4.11 リセット ...................................................................... 58
5仕様 59
5.1 一般仕様 ...................................................................... 59
5.2 確度 ..............................................................................63
6保守・サービス 67
6.1 困ったときは ............................................................... 67
6.2 クリーニング ............................................................... 69
6.3 電池の交換 ................................................................... 69
6.4 ヒューズの交換 ............................................................ 71
6.5 本体ソフトのバージョンの確認方法 ........................... 73

はじめに
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索引
はじめに
このたびは、HIOKI 3802-50 ディジタルハイテスタ をご
選定いただき、誠にありがとうございます。この製品を十分
にご活用いただき、末長くご使用いただくためにも、取扱説
明書はていねいに扱い、いつもお手元に置いてご使用くださ
い。
梱包内容の確認
•本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常または
破損がないか点検してからご使用ください。特に付属品お
よび、パネル面のスイッチ、端子類に注意してください。万
一、破損あるいは仕様どおり動作しない場合は、お買上店
(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
•本器を輸送するときは、最初にお届けした梱包材を使用し、
必ず二重梱包してください。輸送中の破損については保証
しかねます。
オプション □3853 携帯用ケース
□3856-01 通信パッケージ(RS-232C)
□3856-02 通信パッケージ(USB)
□9180 シース形温度プローブ
□9181 表面形温度プローブ
□9182 シース形温度プローブ
□9183 シース形温度プローブ
□9472 シース形温度プローブ
□9473 シース形温度プローブ
□9474 シース形温度プローブ
□9475 シース形温度プローブ
□9476 表面形温度プローブ
□9617 台付クリップ(CE 非対応)
□9618 クリップ形リード(CE 非対応)
□積層形アルカリ乾電池
6LR61(本体内蔵 / 1 個)
□3851-10 テストリード(1個)
□3802-50 ディジタルハイテスタ
(ホルスタ付き / 1 台) □取扱説明書(1冊)
□ストラップ(1個)

2
安全について
安全について
安全記号
この取扱説明書には本器を安全に操作し、安全な状態に保つ
のに要する情報や注意事項が記載されています。本器を使用
する前に下記の安全に関する事項をよくお読みください。
この機器は IEC 61010 安全規格に従って、設計され、試験
し、安全な状態で出荷されています。測定方法を間違えると
人身事故や機器の故障につながる可能性があります。取扱説
明書を熟読し、十分に内容を理解してから操作してくださ
い。万一事故があっても、弊社製品が原因である場合以外は
責任を負いかねます。
使用者は、取扱説明書内の マークのあるとこ
ろは、必ず読み注意する必要があることを示しま
す。
使用者は、機器上に表示されている マークの
ところについて、取扱説明書の マークの該当
箇所を参照し、機器の操作をしてください。
この端子には、危険な電圧がかかることを示しま
す。
二重絶縁または強化絶縁で保護されている機器
を示します。
接地端子を示します。
直流(DC)を示します。
交流(AC)を示します。
直流(DC)または交流(AC)を示します。

安全について
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索引
取扱説明書の注意事項には、重要度に応じて以下の表記がさ
れています。
その他の記号
確度について弊社では測定値の限界誤差を、次に示す rdg.(リーディング)、
dgt.(デジット)に対する値として定義しています。
rdg.(読み値、表示値、指示値)
現在測定中の値、測定器が現在指示している値を表します。
dgt.(デジット)
ディジタル測定器における最小表示単位、つまり最小桁の "1"
を表します。
操作や取扱いを誤ると、使用者が死亡または
重傷につながる危険性が極めて高いことを意
味します。
操作や取扱いを誤ると、使用者が死亡または
重傷につながる可能性があることを意味しま
す。
操作や取扱いを誤ると、使用者が傷害を負う
場合、または機器を損傷する可能性があるこ
とを意味します。
製品性能および操作上でのアドバイス的なこ
とを意味します。
してはいけない行為を示します。
❖参照先を示します。

4
安全について
測定カテゴリ(過電圧カテゴリ)について
本器は CAT III (1000 V)、CAT IV (600 V) に適合しています。
測定器を安全に使用するため、IEC61010 では測定カテゴリと
して、使用する場所により安全レベルの基準を CAT Ⅰ〜 CAT
Ⅳで分類しています。概要は下記のようになります。
数値の大きいカテゴリは、より高い瞬時的なエネルギーのあ
る電気環境を示します。そのため、CAT Ⅲで設計された測定
器は、CAT Ⅱで設計されたものより高い瞬時的なエネルギー
に耐えることができます。
カテゴリの数値の小さいクラスの測定器で、数値の大きいク
ラスに該当する場所を測定すると重大な事故につながる恐れ
がありますので、絶対に避けてください。
特に、CAT Ⅰの測定器を CAT Ⅱ、ⅢおよびⅣに該当する場所
の測定に用いないでください。
測定カテゴリは IEC60664 の過電圧カテゴリに対応します。
CAT I コンセントからトランスなどを経由した機器内
の二次側の電気回路
CAT II コンセントに接続する電源コード付き機器(可
搬形工具・家庭用電気製品など)の一次側電路
CAT III 直接分電盤から電気を取り込む機器(固定設備)
の一次側および分電盤からコンセントまでの電
路
CAT IV 建造物への引込み電路、引込み口から電力量
メータおよび一次過電流保護装置(分電盤)ま
での電路

ご使用にあたっての注意
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索引
ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分に活
用いただくために、下記の注意事項をお守りください。
使用温湿度範囲 :0〜50℃、80%rh以下(結露しないこと)
確度保証温湿度範囲:23 ±5℃、80%rh 以下
使用前には、保存や輸送による故障がないか、点検と動作確
認をしてから使用してください。故障を確認した場合は、お
買上店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
本器の設置について
本器の故障、事故の原因になりますので、以下のような場所には設置しないでく
ださい。
直射日光があたる
場所
高温になる場所
腐食性ガスや爆発性
ガスが発生する場所
水のかかる場所
多湿、結露するよう
な場所
強力な電磁波を発生
する場所
帯電しているものの
近く
ほこりの多い場所 機械的振動の多い
場所
ご使用前の確認
テストリードの被覆が破れたり、金属が露出していないか、
使用する前に確認してください。損傷がある場合は、感電事
故になるので、指定の 3851-10 テストリードと交換してくだ
さい。

6
ご使用にあたっての注意
測定時の注意
感電事故を防ぐため、下記のことをお守りください。
•測定前に必ずファンクションスイッチの位置を確認してく
ださい。
•ファンクションスイッチを切り替えるときは、テストリー
ドを被測定物から外し、測定端子からも抜いてください。
端子部は、安全な絶縁距離がとれていません。感電事故を防
ぐため、端子部には触れないでください。
安全のため、テストリードは付属またはオプションの テスト
リードを使用してください。
本器の取り扱いについて
本器の損傷を防ぐため、運搬および取扱いの際は振動、衝撃
を避けてください。特に、落下などによる衝撃に注意してく
ださい。本器を破損します。
•電池の液漏れによる腐食を防ぐため、長い間使用しない
ときは、電池を抜いて保管してください。
•使用後は必ずファンクションスイッチを OFF にしてくだ
さい。
テストリードの取扱いについて
•断線による故障を防ぐため、ケーブルを折ったり引っ張っ
たりしないでください。
•テストリードの先端はとがっているため危険です。けがの
ないよう、取扱いには十分注意してください。また、使用
しないときは保護用のキャップを取り付けてください。
•ケーブルが溶けると金属部が露出し危険です。発熱部など
に触れないようにしてください。

1.1
製品概要
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概要
本器は電圧(直流 /交流)、電流(直流 /交流)、抵抗、導通、
ダイオード、静電容量、周波数、DUTY 比、パルス幅、温度
測定が可能な多機能高性能ディジタルマルチメータです。ま
た、オプションの 3856-01/02 でパソコンと接続して本器の制
御や測定データの送信を行うことができます。
各種測定が可能です
* DUTY 比
デューティ比 (Duty factor、Duty ratio) とは、パルス幅とパル
ス繰り返し周期との比をいいます。本器ではこの比を 100 分
率(%) で表示します。
概要 1
1.1 製品概要
電圧を測定したい 18 ページ参照
電流を測定したい 20 ページ参照
抵抗を測定したい 22 ページ参照
導通チェックをしたい 24 ページ参照
ダイオードチェックをしたい 25 ページ参照
コンデンサ容量を測定したい 26 ページ参照
周波数を測定したい 27 ページ参照
DUTY 比*を測定したい 28 ページ参照
パルス幅を測定したい 29 ページ参照
温度を測定したい 30 ページ参照
T
t
プラススロープの
パルス幅 マイナススロープの
パルス幅
パルス繰り返し周期 (=tw++ tw-)
0 V tw-
tw+

81.2
特長
高性能ハンディ DMM
最大 51000 カウント表示可能です。真の実効値測定方式によ
り歪波形でも高精度で測定できます。直流電圧測定の基本確
度は± 0.03%rdg. ±10dgt. です。
CE マーキング対応の安全設計
国際安全規格(IEC61010-1 測定カテゴリ CAT Ⅲ1000 V、CAT
Ⅳ600 V)、EMC 関連規格に適合しています。
充実した付加機能
測定の簡単サポートから簡易解析までの充実した付加機能を
備えています。
❖第3章「付加機能」(33 ページ)参照
1.2 特長
リフレッシュ
ホールド機能 測定値を自動的に固定して、テストリー
ドを離しても測定値を保持します。
トリガホールド機能 キーを押す毎に測定値を保持します。
ピークホールド機能 突入などの過渡的な電圧、電流を捉えま
す。
レコーディング機能 測定中の最大値、最小値、平均値、現在
の測定値を切り替えて表示します。
相対値表示機能 基準値からの変動を表示します。
バックライト機能 暗い場所で表示部を明るくします。
(LED タイプ)
通信機能 パソコンと接続してデータを解析でき
ます。(RS-232C/USB、オプション3856-
01/02 が必要です)

10 1.3
各部の名称と機能
表示部 サブ表示部と単位
メイン表示部と単位
バーグラフ
通信制御されているとき点灯します。
DCV 測定、DCA 測定ファンクションのとき点灯します。
ACV 測定、ACA 測定ファンクションのとき点灯します。
AUTO オートレンジのとき点灯します。
/温度測定の熱電対タイプを示します。
選択したタイプが点灯します。
ダイオードチェックファンクションのとき点灯します。
導通チェックファンクションのとき点灯します。
REL 相対値表示機能が ON のとき点灯します。
TRIG トリガホールド機能が ON のとき点灯します。
MAX 最大値を表示しているとき点灯します。
(ピークホールド、レコーディング機能)
MIN 最小値を表示しているとき点灯します。
(ピークホールド、レコーディング機能)
AVG 平均値を表示しているとき点灯します。(レコーディング機能)
%換算表示が 0-20 mA のとき点灯します。
%換算表示が 4-20 mA のとき点灯します。
DUTY 比測定、パルス幅測定ファンクションのとき点灯します。
バッテリマーク(電池消耗警告表示)です。
電池交換時期に点灯します。
APS オートパワーセーブ機能が ON のとき点灯します。
Remote
K
0℃
HOLD
0-2
0
4-2
0

1.3
各部の名称と機能
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概要
キー操作部
SHIFT キーです。
現在の測定値を固定します。(ホールド機能)
長押しすると、レコーディング機能の ON/ OFF
を行います。
相対値を表示します。(相対値表示機能)
長押しすると、ピークホールド機能の ON/ OFF
を行います。
測定レンジを変更します。(マニュアルレンジ)
長押しすると、オートレンジになります。
メイン表示部とサブ表示部に異なる測定値の
組み合わせを表示します。
ピークホールドモード、レコーディングモード
では、再スタートします。
メイン表示部の周波数、DUTY 比、パルス幅を
選択します。
長押しすると終了します。
バックライトの ON/ OFF をします。
長押しすると、電池残量を表示します。
SHIFT
HOLD
REL
RANGE
DUAL
Hz

12 1.3
各部の名称と機能
ファンクションスイッチ
OFF 本器の電源を OFF にします。
V交流電圧測定ファンクションです。
V直流電圧測定ファンクションです。
mV 1000 mV 以下の電圧測定ファンクションです。
SHIFT キーで DC、AC を切り替えます。
Ω抵抗測定ファンクションです。
SHIFT キーで導通チェック、nS 測定ファンクションに切り替
えます。
ダイオードチェックファンクションです。
コンデンサ容量測定ファンクションです。
SHIFT キーで温度測定ファンクションに切り替えます。
μA5100 μA以下の電流測定ファンクションです。
SHIFT キーで DC、AC を切り替えます。
mA.A 電流測定ファンクションです。
SHIFT キーで DC、AC を切り替えます。

1.3
各部の名称と機能
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13
概要
端子部
A端子 電流測定時に使用する端子です。(Aファンクション)
テストリードの赤色を接続します。
μA.mA 端子 電流測定時に使用する端子です。(μA、mA ファンクション)
テストリードの赤色を接続します。
COM 端子 各測定時に共通して使用する端子です。
テストリードの黒色を接続します。
V端子 電圧測定、抵抗測定、ダイオードチェック、コンデンサ容量
測定、温度測定時に使用する端子です。
テストリードの赤色を接続します。
裏面
ネジ
電池カバー
通信ポート

14 1.3
各部の名称と機能
本器は標準付属のホルスタが装着されています。
ホルスタは柔らかい材質のため、外部からの衝撃を吸収して
本器を保護します。
電池またはヒューズは、ホルスタを外してから交換してくだ
さい。また、交換後はホルスタを装着してから使用してくだ
さい。
テストリード
ホルダ
コネクタ
ストラップ
取り付け穴
ホルスタ
スタンド
ストラップ
取り付け穴
ホルスタの通し穴に付属のストラップを通
して本器を携帯できます。
本器を置く場所がない場合など、腰ベルトや
フックなどに掛けて使用できます。
コネクタ オプションの通信ケーブルを接続します。
ホルスタを本器から外すとコネクタも外れ
ます。紛失しないように注意してください。
テストリード
ホルダ
テストリードを固定できます。
一方のテストリードを固定して、本器を持ち
ながら測定することができます。
スタンド スタンドを引き出して、本器を立てて置くこ
とができます。
スタンドを立てたまま、上方向から強い力を加えないでくだ
さい。スタンドを損傷します。

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付録
索引
測定方法
測定方法 2
感電事故を防ぐため、下記のことをお守りください。
•測定前に必ずファンクションスイッチの位置を確認してく
ださい。
•ファンクションスイッチを切り替えるときは、テストリー
ドを被測定物から外し、測定端子からも抜いてください。
•最大入力電圧は DC1000 V、AC1000 Vrms (sin) または
107VHzです。この最大入力電圧を超えると本器を破損し、
人身事故になるので測定しないでください。
•最大入力電流は以下の通りです。
A端子:AC/DC 10 A まで連続、AC/DC 20 A まで 30 秒以内
μA.mA 端子:AC/DC 510 mA
この電流を超えると本器を破損し、人身事故になるので入
力しないでください。
•対地間最大定格電圧は以下のとおりです。
CAT Ⅲ:DC1000 V, AC1000 Vrms (sin) または 107 VHz
CAT Ⅳ:DC600 V, AC600 Vrms (sin) または 107 VHz
大地に対してこの電圧を超える測定はしないでください。
本器を破損し、人身事故になります。
•感電事故を防ぐため、テストリードの先端で電圧のかかっ
ているラインを短絡しないでください。
•テストリードによる測定箇所は、安全のため必ずブレーカ
の二次側で行ってください。
端子部は、安全な絶縁距離がとれていません。感電事故を防
ぐため、端子部には触れないでください。
安全のため、テストリードは付属またはオプションの テスト
リードを使用してください。
テストリードには輸送時に先
ピンを保護するためのキャッ
プが装着されています。ご使
用前に取り外してください。

16 2.1
測定前の点検
使用前には、保存や輸送による故障がないか、点検と動作確
認をしてから使用してください。故障を確認した場合は、お
買上店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
点検
動作確認 動作確認をして異常があった場合は、途中でも点検を中止し、
本器を使用しないでください。
用意するもの
•本器
• 3851-10 テストリード
•ACコンセント(AC100 V 50 Hz/ 60 Hz などの商用電源)
1. ファンクションスイッチを Ωにします。
2. SHIFT キーを押して導通チェックにします。(点灯)
2.1 測定前の点検
•バッテリマーク ()が表示され
ていませんか?
→表示されている場合は、電池を
交換してください。
(69 ページ参照)
•破損、亀裂などはありませんか?
•内部回路は露出していませんか?
→お買上店(代理店)か最寄りの営
業所にご連絡ください。
•金属が露出していませんか?
•断線していませんか?
→お買上店(代理店)か最寄りの
営業所にご連絡ください。
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